JP3982186B2 - ウオームギヤ装置及び当該ウオームギヤ装置を用いた電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

ウオームギヤ装置及び当該ウオームギヤ装置を用いた電動式パワーステアリング装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウオーム歯を有するウオーム軸と、当該ウオーム軸のウオーム歯部と噛合い係合するウオームホイールと、からなるウオームギヤ装置、及びこれを用いた電動パワーステアリング装置に関するものであり、特に、上記噛合い係合部におけるバックラッシュを最適状態に保持するためのバックラッシュ調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電動モータを主体としたパワーアシスト部を有する電動式のパワーステアリング装置においては、ウオームギヤ装置が用いられるようになっている。ところで、このような構成からなる電動式パワーステアリング装置のウオームギヤ装置においては、パワーアシスト時における操舵フィーリング確保の都合上、ウオーム軸とホイールギヤとの間におけるバックラッシュを所定値以下に抑える必要がある。そのための一手法として、例えば特開2000−43739号公報記載のものの如く、ウオーム軸の一端側を微少量移動させることによってウオーム歯部の噛合い係合をタイトな状態にし、これによってバックラッシュを所定値以下に抑えるようにしているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のものにおいては、ウオーム軸の両端部を、共にベアリングにて支持するとともに、このような状態において、一方側をモータ回転軸との間においてスプライン結合させてモータ側からの回転トルクが伝達されるようにし、更に、他方側はウオーム軸の軸線に対して直角な平面内にて特定の方向に微少量変位をさせるようにしているものである。すなわち、この従来のものにおいては、ウオーム軸の一方の端部側であるモータ回転軸との結合部は、モータ回転軸に対して剛体結合された状態となっている。従って、他方側の端部を微少量変位させようとすると、ウオーム軸全体には大きな曲げモーメントが加わることとなり、ウオーム軸は全体的に撓み変形をすることとなる。その結果、ウオーム歯部間において正常な噛合い係合を保持することが難しいと言う問題点を有する。このような問題点を解決するために、一方側の端部であるモータ回転軸との結合部側を、所定のピンジョイント結合構造とし、このピンジョイント結合部を支点にしてウオーム軸全体を揺動運動させることのできるようにしたウオーム軸支持方式を有するウオームギヤ装置及び当該ウオームギヤ装置を用いた電動式パワーステアリング装置を提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明においては、ウオームホイールと、当該ウオームホイールと噛合い係合するものであって、その一方の端部側がモータの回転軸に連結されるとともに、当該モータからの回転トルクが伝達されるように形成されるウオーム軸と、からなるウオームギヤ装置に関して、上記ウオーム軸と上記モータ回転軸との連結部の構造を、一方が球面状の形態からなる外径スプラインからなるようにするとともに、他方が当該外径スプラインと係合する円筒状の内径スプラインからなるようにし、更に、上記モータ回転軸との連結部でない方のウオーム軸の端部側をウオーム軸側ベアリングにて支持するようにし、上記連結部側のウオーム軸の端部側は、上記モータ回転軸を支持するモータ側ベアリングにて上記連結部を介して支持されるようにし、これによって、上記ウオーム軸側ベアリングを、上記ウオーム軸の軸線と直交する平面内にて、所定方向に変位させることのできるようにした構成を採ることとした。
【0005】
このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては、ウオーム軸全体を、上記モータ回転軸との連結部に形成されたスプライン結合部を中心にしてウオームホイールの中心点方向に向かって微少量変位させることができるようになる。すなわち、ボールベアリングにて支持される端部側を微少量移動(変位)させることによって、ウオーム軸のウオーム歯部とウオームホイールのウオーム歯部との間の噛合い係合状態を最適な状態に調整することができるようになる。その結果、ウオーム歯部間におけるバックラッシュを最適な状態に調整することができるようになる。
【0006】
次に、請求項2記載の発明について説明する。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載のものと同じである。すなわち、本発明においては、請求項1記載のウオームギヤ装置に関して、上記ウオーム軸側ベアリングの外側に、当該ウオーム軸側ベアリングを支持するリテーナを設け、このリテーナを介して上記ベアリングを変位させるようにした構成を採ることとした。このような構成を採ることにより、本発明のものにおいても、上記請求項1記載のものと同様、ウオーム歯部間におけるバックラッシュの値が最適な状態に調整されることとなる。これらに加えて、更に、本発明のものにおいては、微少量移動(変位)のための荷重(力)を受ける側のベアリング(ボールベアリング)の支持構造を所定のリテーナを介した状態で行なわせるようにしたので、上記荷重は、直接ボールベアリングに入力されないようになる。従って、ボールベアリングに変形や損傷の生ずるおそれがなくなる。その結果、バックラッシュ調整後において、ボールベアリングの作動が円滑に行なわれるようになる。すなわち、ボールベアリングにおけるボールの転動運動が円滑に行なわれるようになる。
【0007】
次に、請求項3記載の発明について説明する。このものも、その基本的な点は上記請求項1または請求項2記載のものと同じである。すなわち、本発明においては、請求項1または請求項2記載のウオームギヤ装置に関して、上記ウオーム軸側ベアリングの変位を、上記球面状外径スプラインの中心点を支点にして行なわせるようにした構成を採ることとした。このような構成を採ることにより、本発明のものにおいても、上記請求項1または請求項2記載のものと同様、バックラッシュの調整が円滑に行なわれることとなる。すなわち、本発明のものにおいては、ウオーム軸の微少量移動(変位)を、球面状外径スプラインの中心点を支点にした揺動運動にて行なわせることができるようになり、ウオーム軸を撓み変形させることなく、バックラッシュの調整作業を行なうことができるようになる。その結果、バックラッシュの調整作業を円滑に行なうことができるようになる。
【0008】
次に、請求項4記載の発明について説明する。本発明の特徴とするところは、上記請求項1ないし請求項3に記載のウオームギヤ装置をパワーステアリング装置に適用させるようにしたことである。すなわち、本発明においては、電動式のパワーステアリング装置に関して、上記請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のウオームギヤ装置と、当該ウオームギヤ装置を形成するウオーム軸に連結されるモータと、を備えたパワーアシスト部を有する構成からなるようにした。このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては、パワーステアリング装置を形成するウオームギヤ装置部のバックラッシュが常に最適な状態に保持されることとなり、パワーステアリング装置としての操舵フィーリングの快適性を確保することができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1ないし図3を基に説明する。本実施の形態に係るものは、図1に示す如く、モータ4からの動力を受けるウオーム軸1と、当該ウオーム軸1の主要部を成すウオーム歯部11と噛合い係合するものであってステアリングシャフト5に取付けられるウオームホイール2と、上記ウオーム軸1の、その一方の端部を支持するウオーム軸側ベアリングとしてのボールベアリング3と、これらボールベアリング3、並びに、ウオーム軸1及びウオームホイール2からなるウオーム・ホイール機構を収容するハウジング6と、からなるウオームギヤ装置を基礎に形成されるものであって、これらウオームギヤ装置のウオーム軸1のところにモータ(電動モータ)4が連結されることによって形成される電動式のパワーステアリング装置に関するものである。
【0010】
このような電動式パワーステアリング装置を形成するウオームギヤ装置の、その主要部を成すウオーム軸1は、図1に示す如く、間に設けられたウオーム歯部11がウオームホイール2の歯部(ギヤ)21と噛合った状態で、その一方の端部のところがボールベアリング3にて支持されるようになっているものである。そして、このボールベアリング3は、内輪31と、外輪(アウタレース)32と、これら内外輪間に設置されるボール33と、にて形成されるようになっているものである。そして更に、このような構成からなるボールベアリング3を形成する外輪(アウタレース)32は、図1及び図3に示す如く、その全体がリング状のリテーナ7にて保持されるようになっているものである。
【0011】
そして、このリテーナ7は、図3に示す如く、上記ハウジング6に設けられた長穴状のホルダ部61のところに設置されるようになっているものである。このホルダ部61は、ボールベアリング3を保持するリテーナ7の外形円に対して、上下方向にわずかにではあるが隙間の設けられた長穴状に成っているものである。また、このようなリテーナ7の一方の端部側には軸部71が設けられるようになっており(図1参照)、この軸部71はハウジング6の壁面の一部に形成された調整用長穴66のところに係合して、この調整用長穴66内を移動し得るようになっているものである。また、このような軸部71には雄ネジ部711が設けられるようになっており、この雄ネジ部711のところには、図1示す如く、上記軸部71及び当該軸部71の設けられるリテーナ7を固定するためのロックナット9がネジ結合するようになっているものである。そして、上記のようなホルダ部61を形成するハウジング6の下方部のところには、図1及び図3に示す如く、当該ホルダ部61の中心点(O)に向かって往復直線運動する調整機構8が設けられるようになっている。この調整機構8はネジ機構からなるものであり、当該調整機構8を形成するネジを適宜量廻すことによって、その先端部81が中心点(O)の方向に移動し、リテーナ7を微少量(E)移動(変位)させるようになっているものである。
【0012】
これに対して、ウオーム軸1の端部とモータ回転軸41との連結部の構造は、図1に示す如く、モータ側ベアリング(ボールベアリング)43にて支持されたモータ回転軸41の、その更に先端部側へ突出するように形成されたオーバハング部のところに設けられた円筒状の内径スプライン45と、当該内径スプライン45とスプライン係合するものであって、その外形形状が図2に示すような球面状の形態からなり、かつ、上記ウオーム軸1の端部側に形成される外径スプライン15と、からなることを基本とするものである。一般には、ウオーム軸1の連結部側の端部には、ボールベアリング等による支持部が形成され、このようなウオーム軸1とモータ回転軸41とは、オールダム継手あるいはフレキシブルジョイント等を介して連結されるようになっているものであるが、本実施の形態においては、上記ウオーム軸1の連結部側端部の支持は、上記モータ回転軸41側のベアリング43にて兼用させるような構造を採ることとしている。また、継手部分は、球面状の外径スプライン15と円筒状の内径スプライン45とのスプライン係合方式を用いることによって自動調芯機能をもたせるようにしているものである。なお、これとは逆に、ウオーム軸1側に内径スプラインを設けるようにするとともに、モータ回転軸41側に外径スプラインを設けるようにしても良い。
【0013】
次に、このような構成からなる本実施の形態のものについての、その作用、特に、バックラッシュの調整方法(手順)について説明する。まず、図1に示す如く、ウオーム軸1及びウオームホイール2等が、それぞれ所定の位置に設置され、更には、ウオーム軸1とモータ回転軸41とが各スプライン部45、15を介して連結された状態において、ハウジング6に設けられた調整機構8を形成するネジを回転させて、リテーナ7及びボールベアリング3を、ウオームホイール2側へ所定量押し付けるようにする。このような操作をすることによって、リテーナ7とハウジング6のホルダ部61との間には、図3に示すような微少隙間が設けられているので、リテーナ7及びボールベアリング3は、ボールベアリング3及びウオーム軸1の中心(O)が、微少量、すなわち、Eの値だけ上方へ移動(変位)する。この微少変位によって、ウオーム軸1全体は、図1において、外径スプライン15の中心点(O1 )を支点にして揺動運動することとなり、ウオーム軸1のウオーム歯部11とウオームホイール2の歯部21との間の噛合い係合は、最適な状態に保持されることとなる。このような状態において、上記リテーナ7の軸部71の雄ネジ部711にネジ結合するロックナット9を上記ハウジング6の壁面に設けられた調整用長穴66のところにて締め付け、上記リテーナ7並びに軸部71を固定する。これによって、両者間のバックラッシュは最適な状態に保持されることとなる。その結果、本実施の形態のものにおいては、ベアリング3の外輪32には変形荷重が加わるようなことがなくなり、ベアリング3の作動は円滑に行われることとなる。また、ウオーム軸1が撓み変形をしないようになり、本ウオームギヤ装置全体の作動が円滑に行われるようになる。これらによって、これらウオームギヤ装置を基礎に形成される本電動式パワーステアリング装置は、その操舵フィーリングが快適な状態に保持されることとなる。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、ウオームホイールと、当該ウオームホイールと噛合い係合するものであって、その一方の端部側がモータの回転軸に連結されるとともに、当該モータからの回転トルクが伝達されるように形成されるウオーム軸と、からなるウオームギヤ装置に関して、上記ウオーム軸と上記モータ回転軸との連結部の構造を、一方が球面状の形態からなる外径スプラインからなるようにするとともに、他方が当該外径スプラインと係合する円筒状の内径スプラインからなるようにし、更に、上記モータ回転軸との連結部でない方のウオーム軸の端部側をベアリングにて支持するようにし、当該ベアリングを、上記ウオーム軸の軸線と直交する平面内にて、所定方向に変位させることのできるようにした構成を採ることとしたので、ウオーム軸全体を、上記モータ回転軸との連結部に形成されたスプライン結合部を中心にしてウオームホイールの中心点方向に向かって微少量揺動運動させることができるようになり、ボールベアリングにて支持される端部側を微少量移動(変位)させることによって、ウオーム軸のウオーム歯部とウオームホイールのウオーム歯部との間の噛合い係合状態を最適な状態に調整することができるようになった。その結果、簡単な操作にて、ウオーム歯部間におけるバックラッシュを最適な状態に調整することができるようになった。
【0015】
また、上記ボールベアリングの外側に当該ボールベアリングを支持するリテーナを設け、このリテーナを介して上記ボールベアリングを有する側のウオーム軸支持部の微調整を行なわせるようにしたものにおいては、ウオーム歯部間におけるバックラッシュの値が最適な状態に調整されるようになるとともに、これらに加えて、更に、微少量移動(変位)のための荷重(力)が、直接ボールベアリングのアウタレースに入力されることがなくなり、従って、バックラッシュ調整後におけるボールベアリングの作動が円滑に行なわれるようになった。すなわち、ボールベアリングにおけるボールの転動運動が円滑に行なわれるようになり、バックラッシュ調整後においてもウオーム軸の回転運動が円滑に行なわれるようになった。
【0016】
また、上記ウオームギヤ装置を基礎に形成される電動式パワーステアリング装置においては、モータ(電動モータ)側からのパワーアシスト力がステアリング装置に円滑に伝達されるようになり、本電動式パワーステアリング装置における操舵フィーリングの快適性が確保されるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す縦断面図である。
【図2】モータ回転軸との連結部の一部を成す球面状外径スプライン部の全体構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の主要部を成すバックラッシュ調整部側支持部の構成を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 ウオーム軸
11 ウオーム歯部
15 外径スプライン
2 ウオームホイール
21 歯部(ギヤ)
3 ボールベアリング
31 内輪
32 外輪(アウタレース)
33 ボール
4 モータ
41 モータ回転軸
43 モータ側ベアリング(ボールベアリング)
45 内径スプライン
5 ステアリングシャフト
6 ハウジング
61 ホルダ部
66 調整用長穴
7 リテーナ
71 軸部
711 雄ネジ部
8 調整機構(調整ネジ)
81 先端部
9 ロックナット

Claims (4)

  1. ウオームホイールと、当該ウオームホイールと噛合い係合するものであって、その一方の端部側がモータの回転軸に連結されるとともに、当該モータからの回転トルクが伝達されるように形成されるウオーム軸と、からなるウオームギヤ装置において、上記ウオーム軸と上記モータ回転軸との連結部の構造を、一方が球面状の形態からなる外径スプラインからなるようにするとともに、他方が当該外径スプラインと係合する円筒状の内径スプラインからなるようにし、更に、上記モータ回転軸との連結部でない方のウオーム軸の端部側をウオーム軸側ベアリングにて支持するようにし、上記連結部側のウオーム軸の端部側は、上記モータ回転軸を支持するモータ側ベアリングにて上記連結部を介して支持されるようにし、これによって、上記ウオーム軸側ベアリングを、上記ウオーム軸の軸線と直交する平面内にて、所定方向に変位させることのできるようにしたことを特徴とするウオームギヤ装置。
  2. 請求項1記載のウオームギヤ装置において、上記ウオーム軸側ベアリングの外側に、当該ウオーム軸側ベアリングを支持するリテーナを設け、このリテーナを介して上記ベアリングを変位させるようにしたことを特徴とするウオームギヤ装置。
  3. 請求項1または請求項2記載のウオームギヤ装置において、上記ウオーム軸側ベアリングの変位を、上記球面状外径スプラインの中心点を支点にして行なわせるようにしたことを特徴とするウオームギヤ装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のウオームギヤ装置と、当該ウオームギヤ装置を形成するウオーム軸に連結されるモータと、を備えたパワーアシスト部を有する構成からなることを特徴とする電動式パワーステアリング装置。
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