JP2001165246A - 歯車減速装置 - Google Patents

歯車減速装置

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JP2001165246A
JP2001165246A JP34860999A JP34860999A JP2001165246A JP 2001165246 A JP2001165246 A JP 2001165246A JP 34860999 A JP34860999 A JP 34860999A JP 34860999 A JP34860999 A JP 34860999A JP 2001165246 A JP2001165246 A JP 2001165246A
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bearing
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small
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Shogo Kato
昭悟 加藤
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ASANO GEAR CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シンプルな構成でコストアップを抑え、バック
ラッシュを実質的に無くし、歯面間での歯打音の発生や
パワーステアリング用では操舵時の違和感も無くした歯
車減速装置の提供。 【解決手段】歯車減速装置において、大ギヤ2のギヤ軸
1を、軸方向で僅かに摺動可能に第1の軸受5にて軸支
すると共に、該大ギヤ2の後側に、大ギヤ保持用の第2
の軸受6を設け、該第2軸受6を軸方向へ僅かに摺動可
能とし、上記第2の軸受6の後側とケース7後部の内側
前面との間に、押え板8を介して弾性体9を介装させ、
該弾性体9により第2の軸受6を介して大ギヤ2を小ギ
ヤ4側へ押圧して、両歯面間のバックラッシュを無く
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は歯車減速装置、例え
ば自動車の電動式パワーステアリング用歯車減速装置、
その他の電動式モータの歯車減速装置において、バック
ラッシュを無くすことを特徴とするものである。
【0002】
【従来の技術】歯車減速装置、例えば自動車の電動式パ
ワーステアリング用の歯車減速装置では、ギヤとピニオ
ンの歯面間にガタ(バックラッシュ)があると、走行中
にタイヤ側から入ってくる断続的な力により歯面間に歯
打音の発生や、トルク変動があったり、また操舵に違和
感があったりして問題となる。
【0003】そこで、バックラッシュを無くすることが
望まれるが、それを解決する従来技術としては、例えば
次のようなものがあった。その1は、図7で示すもので
あり(ここでは本発明と共通する部分は同一符号を付し
てある)、一方のギヤ軸1に大ギヤ(リング状ギヤ)2
を軸装し、上記ギヤ軸1の軸線と交叉状となる他方のギ
ヤ軸3に小ギヤ(ピニオン)4を設けて、両者2,4を
噛合させてなる歯車減速装置において、上記大ギヤ2の
後部に、該大ギヤ2を間にしてギヤ軸1を軸支する各ア
ンギュラーコンタクトの軸受5,6を設け、該軸受6と
ケース7後部の内側前面10との間に介装したシム17
により、バックラッシュを調節するようにしたものであ
る。
【0004】その2は、図8で示すものであって(ここ
でも本発明と共通する部分は同一符号を付してある)、
大ギヤ(リング状ギヤ)2の歯を二分割して、一方のギ
ヤ部18を合成樹脂製とし、該合成樹脂製のギヤ部18
の背面に皿バネ19を介装して、そのバネ力で小ギヤ
(ピニオン)へ押し付けることにより、バックラッシュ
を無くそうとするものである。
【0005】その3は、特開平6−239248号公報
に記載のものである。これは、「ギヤ部を一側面に有
し、ステアリングシャフト上に軸支される被駆動側の大
ギヤと、この大ギヤのギヤ部の一部に側方から噛合い、
電動モータからの回転駆動力を伝達する小ギヤからなる
軸違い歯車による回転動力伝達用の歯車機構を備えてい
る電動式動力舵取装置において、前記大ギヤにおける前
記小ギヤのギヤ部との噛合い部分に対応する反噛み合い
面の一部に、ころがり接触状態で転接する転動子を有
し、この大ギヤを小ギヤに噛合う方向に押付ける押付け
手段と、前記転動子の大ギヤ側への当接状態を調節可能
な調節手段とを設けた」ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第1の
ものは、大ギヤに対する小ギヤの位置を正確に保持する
ために、シムの選択で軸方向位置を調整しているから、
製造コストが高くつくことになる。またこの組付けは完
全な精度で行う必要があるが、幾らかの誤差が生じるの
で、歯車の回転精度が不十分となり、歯打音等による振
動・騒音が生じ易い。
【0007】また上記第2のものは、樹脂製のギヤを必
要とするので、製造コストが高くついたり、樹脂製のギ
ヤが磨耗して歯打音等の振動・騒音の発生防止の効果が
低下してしまう。
【0008】第3のものは、大ギヤの反噛合い面の一部
にころがり接触する転動子や、その押付け手段および当
接状態調整手段を必要とするため、製造コストが高くな
る、という問題点があった。
【0009】本発明は、上記従来の歯車減速装置のバッ
クラッシュ解消機構がもつ問題点の解決を課題としたも
のである。即ち本発明の目的は、比較的シンプルな構成
で、コストアップを抑えながら、バックラッシュを実質
的に無くして、歯面間での歯打音の発生を防止し、また
パワーステアリング用の歯車減速装置では操舵時の違和
感も無くせるようにした、歯車減速装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る歯車減速装
置は、一方のギヤ軸1に大ギヤ2を軸装し、上記ギヤ軸
1の軸線と交叉状または食い違い状となる他方のギヤ軸
3に小ギヤ4を設けて、両ギヤ2,4を噛合させてなる
歯車減速装置において、上記大ギヤ2のギヤ軸1を、軸
方向へ僅かに摺動可能に第1の軸受5にて軸支するとと
もに、該大ギヤ2の後側に、大ギヤ保持用の第2の軸受
6を設けて、該第2の軸受6を軸方向へ僅かに摺動可能
とし、上記第2の軸受6の後側とケース7後部の内側前
面10との間に、押え板8を介して弾性体9を介装さ
せ、該弾性体9により第2の軸受6を介して大ギヤ2の
歯面を小ギヤ4の歯面に押し当てるようにして、両歯面
間のバックラッシュを無くすようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】上記構成において、大ギヤ2とは
例えばリング状ギヤであり、ハイポイドギヤを含む各種
のカサ歯車であり、また小ギヤ4はそれと噛合するピニ
オンである。しかし小ギヤ4に歯の軸方向断面形状が同
一のもの(例えばインボリュートハスバ歯車やインボリ
ュート平歯車)を用い、これと噛合する大ギヤ2とし
て、小ギヤ4の歯面と共役な歯面をもつものを用いるよ
うにしてもよい(例えば図5,6参照)。上記大ギヤ2
のギヤ軸1と小ギヤ4のギヤ軸3は、軸線が交叉状とな
るものでも、食い違い状となるものでもよい。
【0012】上記第1の軸受5は、大ギヤ2のギヤ軸1
を位置決めせずに軸支するもので、ギヤ軸1は軸方向へ
僅かに摺動可能となる。また第2の軸受6は、大ギヤ2
のギヤ軸1との関係では位置決めできるが、ケース7と
の関係では軸方向へ僅かに摺動可能としてある。
【0013】上記で大ギヤ2のギヤ軸1が軸方向へ僅か
に摺動可能となる寸法、換言すれば大ギヤ2を位置決め
して保持する第2の軸受6が軸方向へ僅かに摺動可能と
なる寸法は、大ギヤ2が小ギヤ4側から反力を受けたと
きに歯当たりが変わらない程度の寸法である。通常は例
えば0.3mm程度以下であればよく、押え板8の移動
量もそれに対応したものとなる。
【0014】そこで、押え板8とケース7後部の内側前
面10との間隙sが上記0.3mm程度以下であるよう
に、該ケース7後部の内側前面10をストッパーとすれ
ばよい。その場合は、弾性体9の後部をケース7後部の
内側前面10に形成した環状凹溝11内へ係合させてお
けばよい(例えば図1,図2参照)。
【0015】しかしケース7後部の内側前面10をスト
ッパーとせず、弾性体9自体を、その伸縮量が上記の
0.3mm以下程度のものを用いて、それ以上に縮まな
いようにしてもよい(例えば図3,図4参照)。弾性体
9としては、上記いずれの場合も例えば皿バネ、波形バ
ネまたはコイル状バネを用いるのがよい。
【0016】なお上記大ギヤ2や小ギヤ4を、一般的に
用いられているカサ歯車やピニオンではなく、小ギヤ4
としてのピニオンを歯形が軸方向に同一のものとし、そ
の歯面と共役な歯形をもつ大ギヤ2を用いたものには、
ピニオンを軸支する第3や第4の軸受12,13の一方
を軸方向に位置が決まるものとし、他方をニードル軸受
の如く軸方向に位置決めなしで、摺動可能なものとする
ことが望ましい(例えば図6参照)。
【0017】上記構成の歯車減速装置によれば、弾性体
9が大ギヤ2の背面を、軸方向の小ギヤ4側へ常時押圧
している。そのため、前者2の歯面と後者4の歯面と
は、例えば小ギヤ4側から反力を受けても歯当たりが変
わらぬ程度で、自動的に常に十分に噛み合うことにな
る。これで、非回転時のバックラッシュを実質的に無く
すことができるし、回転による動力伝達で必要な噛合い
動作が可能となる程度のバックラッシュは維持しなが
ら、歯面間での歯打音の発生は防止され、振動・騒音等
が発生しなくなっている。
【0018】またこれを、パワーステアリング用の歯車
減速装置とした場合には、たとえタイヤ側から断続的な
振動・衝撃が入ってきても、歯面における無用なバック
ラッシュがないから、ここでも歯打音その他の振動・騒
音が抑えられると共に、操舵時の違和感も無くなってい
る。
【0019】なお上記場合に、歯面に過大な荷重が加わ
るときに、ケース7後部の内側前面10をストッパーと
たものでは、押え板8がストッパーで係止されるし、弾
性体9自体が0.3mm以下程度しか伸縮しないもので
あれば、それ以上に縮まず死んだ状態で剛に軸方向荷重
を受けている。そのため、ギヤをしっかりと位置決めで
き、回転精度を維持すると共に、歯面の耐久性を確保し
ている。
【0020】また小ギヤ4として、例えばインボリュー
トハスバ歯車の如く歯の軸方向断面形状が同一のものを
用い、これと噛合する大ギヤ2として、小ギヤ4の歯面
と共役な歯面をもつものを用いたものでは、小ギヤ4の
軸方向の位置決めが不要となって、位置調整作業や位置
調整機構が不要となるし、より一層高精度回転が得られ
て、振動・騒音が発生しなくなる。
【0021】
【実施例】図1ないし図6は、本発明に係る歯車減速装
置の実施例を示すものである。まず図1・図2のものに
ついて説明すると、一方のギヤ軸1に大ギヤとしてのリ
ング状ギヤ2を軸装し、上記ギヤ軸1の軸線に対しここ
では交叉状となる他方のギヤ軸3に小ギヤとしてのピニ
オン4を設けて、両者2,4を噛合させてなる歯車減速
装置である。
【0022】上記のリング状ギヤ2を軸装したギヤ軸1
の一側端寄り部分(図で下側寄り部分)を、ケース7前
部の内周壁との間で第1の軸受6が軸支している。該第
1の軸受5は、ギヤ軸1が軸方向へ僅かな寸法を摺動可
能な状態で軸支しており、ここではニードル軸受を用い
ている。上記で僅かに摺動可能な寸法は、バックラッシ
ュ解消のためにリング状ギヤ2の歯面をピニオン4の歯
面へ押付けるためのもので、ここでは0.2mm程度と
してある。
【0023】上記リング状ギヤ2はカサ歯車で、ここで
はハイポイドギヤを用いており、その後部外周とケース
7後部寄りの内周壁との間に、リングギヤ保持用に第2
の軸受6を設けてある。即ち、リング状ギヤ2の後部外
周に環状凹溝14を形成しておき、該環状凹溝14にイ
ンナーレースを係合固定させ、ケース7後部寄りの内周
壁にアウターレースを係合固定させて第2の軸受6を設
けてあり、ここではアンギュラコンタクト玉軸受を用い
ている。
【0024】上記第2の軸受6のアウターレースも、上
記の如くギヤ軸1が軸方向へ僅かに摺動可能で、それに
伴いリング状ギヤ2も軸方向へ僅かに摺動可能であるこ
とに対応して、軸方向で僅かな寸法を摺動可能としてあ
る。ここでも僅かな寸法は0.2mm程度にしてある。
【0025】そして、上記第2の軸受6のアウターレー
スの後部には、ケース7後部寄りの内側前面10との間
で、押え板8を介して弾性体9を介装させてある。即
ち、弾性体としてここでは環状の皿バネ9を用いてお
り、ケース7後部の内側前面10に形成した環状凹溝1
1内に後部寄りが係合し、前部寄りが突出するように設
けてあり、アウターレースの後面に設けた環状の押え板
8を、大ギヤ2の軸方向へ常時押圧するようにしてあ
る。
【0026】上記ケース7後部の内側前面10と、皿バ
ネ9で前方へ押されている押え板8との間隙sは、上記
リング状ギヤ2のギヤ軸1が軸方向で摺動可能な寸法に
対応するもので、ここでも0.2mm程度にしてある。
これは、押え板8の移動量を規制するもので、該内側前
面10は押え板8のストッパーの役目を果たすことにな
り、皿バネ9が軸方向へ伸縮する寸法も規制している。
【0027】同図1において、3は先端部にピニオン4
を形成したギヤ軸で、第3の軸受12と第4の軸受14
で軸支してあり、ここでの該ギヤ軸3はその軸方向へ摺
動しないものである。
【0028】図3・図4は、上記図1・図2で示したも
のとほぼ同様の構造であるが、弾性体としての皿バネ9
の取付け方が異なるものである。即ち、ケース7後部の
内側前面10と押え板8との間で上記皿バネ9を設けて
あり、内側前面10がストッパーの役目を有していな
い。ここでは、皿バネ9自体が軸方向へ0.2mm程度
しか縮まらぬものを用いており、一定以上の力が加わっ
た場合に、皿バネが死んで剛に軸方向荷重を受けるよう
にしたものである。
【0029】図5は、上記図1・図3で示したものとよ
く似た構造であるが、大ギヤ2と小ギヤ4とが少し異な
るものである。即ち、小ギヤとしてのピニオン4を、歯
の軸方向断面形状が同一のもの、ここではインボリュー
トハスバ歯車を用い、これと噛合する大ギヤとしてのリ
ング状ギヤ2として、上記ピニオン3の歯面と共役な歯
面をもつものを用いたものである。
【0030】図6は、上記図5で示したものの変形であ
り、ピニオン4をもつギヤ軸3を軸支した第3の軸受1
2・第4の軸受14が少し異なるものである。即ち、こ
こでは一方の軸受ここでは第3の軸受12は、ギヤ軸3
を軸方向へ位置を決めて軸支してあるが、他方の軸受こ
こでは第4の軸受13を、ニードル軸受にして軸方向へ
の摺動を可能としたものである。
【0031】
【発明の効果】以上で明らかな如く、本発明に係る歯車
減速装置は、従来のこの種のものと比較して、シンプル
な構成ながら、コストアップを抑えると共に、バックラ
ッシュを実質的に零にして、歯面間での歯打音の発生を
防止し、またパワーステアリング用の歯車減速装置では
操舵時の違和感を無くすことができる。
【0032】即ち、従来の歯車減速装置におけるバック
ラッシュ解消手段としては、軸受とケース間に介装した
シムの選択により調節するものや、大ギヤの歯を二分割
して一方のギヤ部を合成樹脂製とし、その背面に設けた
バネのバネ力で小ギヤへ押し付けるものや、小ギヤと噛
合する大ギヤの反噛み合い面に転動子を設けて、それで
小ギヤ側へ押し付けるもの等があった。しかし、構造上
から製造コストが高くついたり、組付けや調整作業が難
しかったり、樹脂製ギヤが磨耗してその効果が低下し易
かったりした。
【0033】これに対して本発明の歯車減速装置では、
上記の如く大ギヤのギヤ軸を軸方向へ僅かに摺動可能に
軸支し、大ギヤの後部外周に設けた大ギヤ保持用の第2
の軸受の後側に、押え板を介して弾性体を設けて、該弾
性体により第2の軸受を介して大ギヤを小ギヤ側へ押圧
するようにして、バックラッシュを実質的に無くすよう
にしたものである。
【0034】そのため、本発明の歯車減速装置では、弾
性体が大ギヤギヤの背面を、軸方向の小ギヤ側へ常時押
圧しており、自動的に両歯車の歯面が十分に噛み合うこ
とになるから、非回転時のバックラッシュを実質的に無
くすことができる。したがって、回転時に所要の噛合い
動作が可能となる程度のバックラッシュを維持しなが
ら、歯面間での歯打音の発生が防止でき、振動・騒音等
の発生を無くすことができる。
【0035】また、構造が比較的シンプルであると共
に、弾性体の力が常時に作用して、自動的にバックラッ
シュを解消しているので、組付け後の調整作業も殆ど必
要なくなり、長期間にわたり歯打音その他の振動・騒音
の防止効果を持続することができる。
【0036】なお、小ギヤとして例えばインボリュート
ハスバ歯車の如く歯の軸方向断面形状が同一のものを用
い、これと噛合する大ギヤとして小ギヤの歯面と共役な
歯面をもつものを用いれば、小ギヤの軸方向の位置決め
が不要となって、位置調整作業や位置調整機構を不要と
できるし、より一層高精度回転が得られて、振動・騒音
の発生を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歯車減速装置の実施例の縦断正面
図である。
【図2】図1で示したものの一部拡大図である。
【図3】本発明に係る歯車減速装置の他の実施例の縦断
正面図である。
【図4】図3で示したものの一部拡大図である。
【図5】本発明に係る歯車減速装置の別の実施例の縦断
正面図である。
【図6】本発明に係る歯車減速装置のさらに別の実施例
の縦断正面図である。
【図7】従来の歯車減速装置の例を示す縦断正面図であ
る。
【図8】従来の歯車減速装置の他の例を示す縦断正面図
である。
【符号の説明】
1−ギヤ軸 2−大ギヤ,リング状ギヤ 3−ギヤ軸 4−小ギヤ,ピニオン 5−第1の軸受 6−第2の軸受 7−ケース 8−押え板 9−弾性体 10−内側前面 11−環状凹溝 12−第3の軸受 13−第4の軸受 14−環状凹所 15−シム 16−止めネジ s−間隙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方のギヤ軸1に大ギヤ2を軸装し、上記
    ギヤ軸1の軸線と交叉状または食い違い状となる他方の
    ギヤ軸3に小ギヤ4を設けて、両ギヤ2,4を噛合させ
    てなる歯車減速装置において、 上記大ギヤ2のギヤ軸1を、軸方向へ僅かに摺動可能に
    第1の軸受5にて軸支するとともに、該大ギヤ2の後側
    に、大ギヤ保持用の第2の軸受6を設けて、該第2の軸
    受6を軸方向へ僅かに摺動可能とし、 上記第2の軸受6の後側とケース7後部の内側前面10
    との間に、押え板8を介して弾性体9を介装させ、該弾
    性体9により第2の軸受6を介して大ギヤ2の歯面を小
    ギヤ4の歯面に押し当てるようにして、両歯面間のバッ
    クラッシュを無くすようにしたことを特徴とする、歯車
    減速装置。
  2. 【請求項2】大ギヤ2にカサ歯車を用い、小歯車4に上
    記大ギヤ2と噛合するピニオンを用いた、請求項1に記
    載の歯車減速装置。
  3. 【請求項3】小ギヤ4に歯の軸方向断面形状が同一のも
    のを用い、これと噛合する大ギヤ2に、上記小ギヤ4の
    歯面と共役な歯面をもつものを用いた、請求項1に記載
    の歯車減速装置。
  4. 【請求項4】押え板8とケース7後部の内側前面10と
    の間隙sを、0.3mm程度以下にして、該ケース7後
    部の内側前面10を押え板8が後退する際のストッパと
    ーした、請求項1,2または3に記載の歯車減速装置。
  5. 【請求項5】弾性体9自体を、その伸縮量が0.3mm
    以下程度で、それ以上に縮まない構造のものを用いた、
    請求項1,2または3に記載の歯車減速装置。
  6. 【請求項6】小ギヤ4のギヤ軸3を軸支する軸受の一方
    を軸方向に位置が決まるものとし、他方を軸方向に摺動
    可能なものとした、請求項1または3に記載の歯車減速
    装置。
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