JP3980275B2 - シート体の回転ドラムへの着脱装置、シート状感光材料への回転ドラム型露光装置及び方法 - Google Patents

シート体の回転ドラムへの着脱装置、シート状感光材料への回転ドラム型露光装置及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一方向へ回転する回転ドラムへシート体を巻き付け、並びにこの回転ドラムからシート体を離脱させるためのシート体の回転ドラムへの着脱装置及びこの着脱装置を利用したシート状感光材料の回転ドラム型露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、印刷には、アルミニウムの薄板などのシート状に形成した支持体に感光層を形成した感光性印刷版(以下「印刷版」と言う)が用いられる。この印刷版は、露光によって画像が記録された後に、現像処理等が施されて、印刷用の刷版として用いられる。
【0003】
このような印刷版に画像露光を施す画像露光装置には、印刷版を回転ドラムに巻き付けて保持し、回転ドラムを高速回転させながら、印刷版に記録する画像データに応じた光ビームを印刷版に照射することにより、印刷版を走査露光するものがある。
【0004】
ところで、回転ドラムを用いて印刷版を露光する画像露光装置では、印刷版を回転ドラムに巻き付けたときに、回転ドラムの周方向に沿った印刷版の両端の非画像部分を回転ドラムとの間でクランプして固定する固定装置を用いたものがある。このような固定装置は、一般に付勢力によって、印刷版に対向するクランプ部を回転ドラムの周面へ向けて付勢して、クランプ部と回転ドラムとの間で印刷版を挟持するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、印刷版の先端部は、回転ドラムに常時固定されたクランプによってクランプしているため、印刷版の排出時は印刷版の後端部を先頭、すなわち回転ドラムを逆転させる必要があった。この回転ドラムの正転から逆転への切替えのために時間を要し、次の画像の露光までのインタバルを長くとらなければならず、作業効率が悪い、という問題点がある。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、シート体の回転ドラムへの着脱を回転ドラムを一方向へ回転させることで可能とし、作業効率の向上を図ることができるシート体の回転ドラムへの着脱装置を得ることが目的である。
【0007】
また、本発明は、シート状感光材料を回転ドラムに巻き付けた状態で走査露光する場合に、このシート状感光材料の回転ドラムへの着脱を含めて、回転ドラムを常に一方向へ回転させて露光処理を行うことができ、効率よく迅速な露光処理を可能とするシート状感光材料の回転ドラム型露光装置及び方法を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、一方向へ回転する回転ドラムへシート体を巻き付け、並びにこの回転ドラムからシート体を離脱させるためのシート体の回転ドラムへの着脱装置であって、前記シート体の先端部をクランプする先端チャック及び前記先端チャックを回転ドラムの所定位置または回転ドラムから離間された位置に移動可能な移動機構部を備えた先端クランプユニットと、前記シート体の後端部をクランプする後端チャック及び前記後端チャックを回転ドラムの所定位置または回転ドラムから離間された位置に移動可能な移動機構部を備えた後端クランプユニットと、前記先端クランプユニットの移動機構部を制御して、先端チャックを回転ドラムの所定位置へ配置させ前記回転ドラムの接線方向から接近するシート体の先端部を前記先端チャックによってクランプする先端チャック制御手段と、前記回転ドラムの回転によってこの回転ドラムの周面に巻き付けられていくシート体の後端部が回転ドラムの周面に到達した時点で、前記後端クランプユニットの移動機構部を制御して、後端チャックを回転ドラムの所定位置へ配置させ、この後端チャックによってシート体の後端部をクランプする後端チャック制御手段と、前記回転ドラムに巻き付けられたシート体の先端部の先端チャックの解除並びに回転ドラムからの離脱及び後端部の後端チャックの解除並びに回転ドラムからの離脱のタイミングを制御することでシート体を回転ドラムの接線方向へ順次送り出す排出制御手段と、を有している。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、先端クランプユニット及び後端クランプユニットのそれぞれのクランプ(先端チャック及び後端チャック)を共に回転ドラムの所定位置及び回転ドラムから離間された位置に移動可能としたため、まず、シート体を回転ドラムへ巻き付ける場合には、先端チャックを予め回転ドラムの所定位置に配設しておくことで、接線方向から接近してくるシート体の先端部を確実にクランプすることができる。その後、後端部を後端チャックによってクランプすることで、シート体を回転ドラムに巻き付けることができる。
【0010】
なお、回転ドラムでのシート体への処理は、巻き付け時の回転方向と同一方向で行えばよい。
【0011】
次に、シート体を回転ドラムから取り外す場合、回転ドラムを装着時並びにシート体処理時と同一方向へ回転させた状態で、先端チャックによる先端部のクランプを解除する。これでシート体の先端部がフリーとなるが、これを接線方向から送り出そうとすると、先端チャックと干渉する。このため、先端チャックを移動機構部によって回転ドラムから離間させる。これにより、シート体を円滑に回転ドラムの接線方向から送り出すことができる。
【0012】
その後、所定のタイミングで後端チャックによるシート体の後端部のクランプを解除することで、シート体を回転ドラムから離間することができる。
【0013】
すなわち、請求項1に記載の発明では、先端チャックと後端チャックとを回転ドラムから接触・離間可能な構造としたことで、回転ドラムの回転方向を変えずに装着、取り外しが可能となり、作業効率を向上させることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記先端クランプユニットと後端クランプユニットとが接近して配置されていることを特徴としている。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、先端クランプユニットと後端クランプユニットとを接近配置することで、シート体の回転ドラムからの装着位置及び取り外しす位置をほぼ同一の位置とすることができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の発明において、前記先端クランプユニットには、回転ドラムへの先端チャックの装着位置よりも上流側近傍に、シート体の先端部を回転ドラムに接触させるための第1の押さえローラが回転ドラムに対して接触離間可能に配設されていることを特徴としている。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、この第1の押えローラによりシート体が回転ドラムに押えつけられるため、先端チャックによるクランプ作業が容易となる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、前記後端クランプユニットには、回転ドラムへの後端チャックの装着位置よりも下流側近傍に、シート体の後端部を回転ドラムに接触させるための第2の押さえローラが回転ドラムに対して接触離間可能に配設されていることを特徴としている。
【0019】
後端チャックはシート体が回転ドラムに完全に巻きついた時点で行うが、このとき、シート体が例えば自身の腰の強さで巻き付きが悪いようなとき、後端部を第2の押えローラで押えつけておけば、容易に後端部を後端チャックでクランプすることができる。
【0020】
請求項5に記載の発明は、前記請求項4に記載の発明において、前記後端チャックが先端チャックよりも上流側近傍にあり、前記第1の押さえローラと第2の押えローラとが共通とされていることを特徴としている。
【0021】
請求項5に記載の発明によれば、後端チャックが先端チャックよりも上流側近傍となるように相対位置を決めることで、前記第1の押えローラと第2の押えローラとが共通化でき、部品点数を削減することができる。
【0022】
請求項6に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の発明において、前記先端クランプユニットには、回転ドラムへの先端チャックの装着位置よりも下流側近傍に、先端チャックで先端部が解除されたシート体の浮きを抑制する第3の押えローラが設けられていることを特徴としている。
【0023】
請求項6に記載の発明によれば、シート体の回転ドラムからの離脱時に、離脱点を確定することで、その後の案内搬送が容易となる。また、先端チャックとの干渉を確実に防止することができる。
【0024】
請求項7に記載の発明は、シート状の感光材料を回転ドラムに巻き付けた状態でこの回転ドラムを回転させることで主走査を行い、この主走査に伴って光ビームを回転ドラムの軸線方向へ副走査することで、感光材料へ画像を記録する回転ドラム型露光装置であって、前記請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の着脱装置を備えたことを特徴としている。
【0025】
請求項7に記載の発明によれば、前記着脱装置を回転ドラム型露光装置に適用することで、シート上の感光材料のハンドリングを高速に行うことができる。
【0026】
請求項8に記載の発明は、シート状の感光材料を回転ドラムに巻き付けた状態でこの回転ドラムを回転させることで主走査を行い、この主走査に伴って光ビームを回転ドラムの軸線方向へ副走査することで、感光材料へ画像を記録することが可能なシート状感光材料への回転ドラム型露光方法であって、前記シート状感光材料を前記回転ドラムの接線方向から接近させるように搬送し、シート状感光材料の先端部が前記回転ドラムと接する位置に先端チャックを予め位置決めしておき、この先端チャックでクランプし、シート状感光材料の先端部のクランプ後に、回転ドラムを前記接線方向のシート状感光材料の搬送方向と同一の向きに回転させることで、順次シート状感光材料を回転ドラムの周面に巻き付けていき、シート状感光材料の後端部の回転ドラムと接する位置に後端チャックを配置して、その後端チャックでクランプし、前記回転ドラムの回転方向と同一方向の回転方向で前記露光処理を行い、露光処理終了後に最先に先端チャックによるシート状感光材料の先端部のクランプを解除することで、シート状感光材料を徐々に回転ドラムの接線方向に沿って離間させ、その後、所定のタイミングで後端チャックによるシート状感光材料の後端部のクランプを解除する、ことを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に適用した画像露光装置10の概略構成を示している。この画像露光装置10は、シート体として例えばアルミニウム等によって形成した矩形薄板状(例えば肉厚が0.3mm程度)の支持体に感光層を形成した感光性平版印刷版(以下「印刷版12」という)を用い、この印刷版12に画像データに基づいて変調した光ビームを照射して走査露光する。画像露光装置10で画像露光の終了した印刷版12は、図示しない自動現像装置等によって現像処理等が施される。
【0028】
この画像露光装置10には、機枠14内にカセット装填部18、給版搬送部20、記録部22及び排出バッファ部24等が配置されて構成されている。カセット装填部18は、機枠14内の図1紙面右下側に配置されており、それぞれに多数枚の印刷版12を収容している複数のカセット16が、所定角度で傾斜された状態で装填される。
【0029】
画像露光装置10では、縦横の寸法が異なる複数サイズの印刷版12の処理が可能となっており、カセット16には、何れかのサイズの印刷版12が、感光層を上側にし、一端が所定の位置となるように位置決めされて収容されている。また、カセット装填部18には、複数のカセット16が所定間隔で、かつそれぞれに収容している印刷版12の一端が略一定の高さとなるように装填される。
【0030】
給版搬送部20は、カセット装填部18の上方に配置され、記録部22は、カセット装填部に隣接して、装置の中央下部に配置されている。給版搬送部20には、一対の側板26(図1では一方のみを図示)が設けられており、この側板26に反転ユニット28及び枚葉ユニット30が取付けられている。
【0031】
反転ユニット28は、所定の外径寸法の反転ローラ32を備え、この反転ローラ32の周囲に複数の小ローラ(本実施の形態では、一例として小ローラ34A、34B、34C、34Dの4個)が設けられている。小ローラ34A〜34Dは、カセット装填部18側から反転ローラ32の上方を経て記録部22側に跨って配置され、無端の搬送ベルト36が巻き掛けられている。これにより、搬送ベルト36は、小ローラ34Aと小ローラ34Dの間の約半周に亘って反転ローラ32に巻き掛けられている。
【0032】
一方、枚葉ユニット30は、カセット16内の印刷版12の上端部を吸着する複数の吸盤38を備えており、吸盤38を下方移動させてカセット装填部18に装填されているカセット16内の印刷版12の上端部に対向させ、吸盤38によってこの印刷版12を吸着する。また、枚葉ユニット30は、印刷版12を吸着した吸盤38を略上方へ移動させることにより、カセット16から印刷版12を引き出すと共に、引き出した印刷版12の先端を、反転ローラ32と搬送ベルト36の間へ挿入する。なお、図1では、吸盤38の移動位置の概略を二点鎖線で示している。
【0033】
反転ユニット28は、反転ローラ32と搬送ベルト36をカセット16からの印刷版12の引き出し方向(図1の矢印A方向)に回転させる。これにより、印刷版12は、反転ローラ32と搬送ベルト36に挟持されてカセット16から引き出されると共に、反転ローラ32の周面に巻き掛けられることにより、湾曲されながら搬送されて反転される。なお、反転ローラ32の半径寸法は、印刷版12を湾曲させたときに、印刷版12に折れや曲がりを生じさせない寸法(例えば100mm以上)としている。
【0034】
図1に実線及び二点鎖線で示すように、側板26は、印刷版12を取出すカセット16の位置に応じて水平移動する。これにより、枚葉ユニット30の吸盤38は、選択されたカセット16内の印刷版12に対向される。
【0035】
また、側板26には、小ローラ34Dの下方にガイド40が設けられており、反転ローラ32によって反転された印刷版12は、小ローラ34D側で反転ドラム32と搬送ベルト36の間から、このガイド40へ向けて送り出される。また、記録部22の上方には、搬送コンベア42が配置されており、反転ユニット28から送り出された印刷版12は、ガイド40によって搬送コンベア42へ案内される。
【0036】
なお、ガイド40は、常に印刷版12の案内方向を搬送コンベア42へ向けるように、側板26の移動に伴って揺動する。また、記録部22側の小ローラ34Dは、側板26の移動に伴って反転ユニット28からの印刷版12の送出し方向を換えるように移動し、小ローラ34Cは、小ローラ34Dが移動したときに搬送ベルト36に略一定の張力を付与するように移動する。これにより、反転ユニット28から送り出される印刷版12がガイド40によって緩やかに湾曲されるようにしている。
【0037】
搬送コンベア42は、給版搬送部20の下方に隣接したローラ44と、記録部22の上方に隣接したローラ46との間に搬送ベルト48が巻き掛けられ、ローラ46側が下方となるように傾斜されている。搬送コンベア42には、ローラ46に対向してローラ50が配置されており、搬送コンベア42上に送り込まれた印刷版12は、搬送ベルト48上を搬送されてローラ46、50に挟持される。
【0038】
記録部22には、架台52上に回転ドラム54及び記録ヘッド部56が取付けられている。また、回転ドラム54の上方には、パンチャー58が配置されており、搬送コンベア42は、ローラ46、50によって印刷版12を挟持し、印刷版12の先端をパンチャー58の銜え口60に挿入して保持する。パンチャー58は、銜え口60に印刷版12の先端が挿入されると、印刷版12の先端の所定の位置に、位置決め用の切り欠きを穿設する。
【0039】
搬送コンベア42は、印刷版12に切り欠きが穿設されると、搬送ベルト48と共にローラ46、50を逆転駆動して、印刷版12の先端をパンチャー58の銜え口60から引き出す。また、搬送コンベア42には、図示しない揺動手段が設けられており、この揺動手段によってローラ44側を軸にしてローラ46側が記録部22の回転ドラム54に接近するように下方移動される。これにより、搬送ベルト48上の印刷版12は、先端が回転ドラム54の外周面の所定位置に向けられて、搬送ベルト48上を回転ドラム54へ向けて搬送される。
【0040】
回転ドラム54は、図示しない駆動手段によって、図1の反時計周り方向(図1の矢印B方向)の一方向へ回転するようになっている。
【0041】
回転ドラム54には、外周に沿う所定の位置に、先端クランプユニット200が取り付けられている。この先端クランプユニット200は、先端チャック62と、この先端チャック62を回転ドラム54の半径方向に移動させ、回転ドラム54の周面の所定位置及び回転ドラム54から離間された位置の2位置をとり得る移動機構部202を備えている。なお、この先端クランプユニット200の詳細構成については後述する。
【0042】
ここで、回転ドラム54に印刷版12を装着するときには、予め、先端チャック62を回転ドラム54の周面の所定位置へ位置決めしておき(このとき、先端チャック62は移動機構部202から離脱状態となっている。)、搬送コンベア42によって接線方向から送り込まれ回転ドラム54と第1の押えローラとしてのローラ66とにより挟持された状態で、印刷版12(図1の矢印C参照)の先端部が先端チャック62と対応する位置(印刷版装着位置)で回転ドラム54を一旦停止させるか、或いは超低速回転とする。
【0043】
先端チャック62にはカム(図示省略)が設けられており、カムが回動することで、回転ドラム54の周面との間に印刷版12の挿入空間が生じ、その後、印刷版12の先端が先端チャック62と回転ドラム54の間に挿入された状態で、カムを回動させ、印刷版12の先端を先端チャック62と回転ドラム54の周面との間で挟持して保持する。なお、このときに、印刷版12は、パンチャー58によって穿設された切り欠きに、回転ドラム54の周面の所定の位置に突設されている図示しない位置決めピンが入り込むことにより、回転ドラム54に対して位置決めされる。
【0044】
回転ドラム54に印刷版12の先端が固定されると、回転ドラム54は同一方向(図1の矢印B方向)に回転を継続することで、搬送コンベア42から送り込まれる印刷版12は順次回転ドラム54の周面に巻き付けられる(図1の矢印D参照)。
【0045】
先端クランプユニット200の下流近傍には、第1の押えローラとして機能するスクイズローラ66は、回転ドラム54に向けて移動することにより回転ドラム54に巻き付けられる印刷版12を回転ドラム54へ向けて押圧し、印刷版12を回転ドラム54の周面に密着させる。
【0046】
このスクイズローラ66よりも上流側近傍には後端クランプユニット68が設けられている。後端クランプユニット68は、後端チャック74と、この後端チャック74を回転ドラム54の半径方向に移動させ、回転ドラム54の周面の所定位置及び回転ドラム54から離間された位置の2位置をとり得る移動機構部69を備えている。なお、この後端クランプユニット68は、前記先端クランプユニット200と同一構成であり、詳細構成は後述する。
【0047】
この後端クランプユニット68では、前記印刷版12の回転ドラム54への巻き付け中は、移動機構部69によって後端チャック74が回転ドラム54から離間された位置に保持されており、印刷版12との干渉を防止している。
【0048】
ここで、回転ドラム54への巻き付けがほぼ完了し、印刷版12の後端部が後端クランプユニットと回転ドラム54との間に到達した時点で、移動機構部69を作動させ、後端チャック74を回転ドラム54の所定位置に装着する(移動機構部69から離脱)。その後、後端チャック74が、回転ドラム54との間で印刷版12の後端を挟持して保持する。このとき、前記スクイズローラ66は、第2の押えローラとして機能し、印刷版12の後端部の浮きを防止し、確実にクランプすることができるようになっている。
【0049】
記録部22では、印刷版12の先端及び後端を回転ドラム54に保持させるとスクイズローラ66を離間させる。この後、記録部22では、回転ドラム54を同一方向(図1の矢印B方向)に高速回転させながら、この回転ドラム54の回転に同期させて、記録ヘッド部56から画像データに基づいて変調した光ビームを照射する。これにより、印刷版12が画像データに基づいて走査露光される。
【0050】
記録部22では、印刷版12への走査露光が終了すると、印刷版12の先端を保持している先端チャック62が先端クランプユニット200に対向する位置で回転ドラム54を一時停止(或いは超低速回転)すると共に、印刷版12のクランプを解除し、第3の押えローラとして機能するスクイズローラ204によって回転ドラム54との間で印刷版12を挟持する。先端クランプユニット200では、移動機構部202を作動させ、回転ドラム54から先端チャック62を取り外す。これにより、印刷版12の先端部が開放される。
【0051】
その後、回転ドラム54の同一の方向の回転により、スクイズローラ66を起点として、印刷版12は回転ドラム54の接線方向に送り出されていくようになっている。
【0052】
図1に示されるように、接線方向に送り出される印刷版12は、複数のコロローラ206が設けられたガイド板208に案内されて、円弧状の移動軌跡で排出バッファ部24方向へ搬送されるようになっている。
【0053】
また、印刷版12の搬送方向長さ並びに回転ドラム54の回転速度に基づく所定のタイミングで後端チャック74による印刷版12の後端部のクランプを解除すると共に、後端クランプユニット68の移動機構部69により、後端チャック74を回転ドラム54から離脱させるようにしている。これにより、印刷版12は、円滑に排出バッファ部24へ送り出される。
【0054】
排出バッファ部24は、機枠14に形成されている排出口76の内方側に設けられており、排出ローラ78を備えている。この排出ローラ78の周囲には、複数の小ローラ(一例として小ローラ80A、80B、80C、80D、80E)が配置されており、これらの小ローラ80A〜80Eの間に無端の搬送ベルト82が巻き掛けられている。これにより、排出ローラ78には、小ローラ80Aと小ローラ80Eの間の1/2周から3/4周の範囲で搬送ベルト82が巻き掛けられている。
【0055】
小ローラ80Aは、記録部22のスクイズローラ66側へ向けて突設されており、ローラ84が対向して配置されている。記録部22から送出された印刷版12は、小ローラ80Aとローラ84の間へ向けて案内され、小ローラ80Aとローラ84とに挟持される。
【0056】
排出バッファ部24では、排出ローラ78を印刷版12の引き入れ方向(矢印D方向)に回転駆動することにより、小ローラ80Aとローラ84に挟持した印刷版12を記録部22から引き出しながら排出ローラ78と搬送ベルト82の間に案内し、排出ローラ78と搬送ベルト82で挟持して排出ローラ78に巻き掛ける。このとき、排出バッファ部24では、印刷版12の先端部(記録部22で先端チャック62側)を小ローラ80Aとローラ54に挟持することにより、排出ローラ78に巻き掛けた印刷版12を一次的に保持する。
【0057】
一方、図1に二点鎖線で示されるように、排出バッファ部24では、小ローラ80Aとローラ84が排出口76に対向する位置へ移動する。このとき、小ローラ80Aとアイドルローラ84が一体で回動することにより、印刷版12の先端が排出口76へ向けられる。なお、小ローラ80Aの上方の小ローラ80Bは、小ローラ80Aの移動に追従して移動し、搬送ベルト82に一定の張力を付与するようになっている。
【0058】
排出バッファ部24では、印刷版12の先端を排出口76へ向けると、排出ローラ78を、排出口76に隣接して配置している自動現像装置などの処理装置での印刷版12の搬送速度に応じた回転速度で、印刷版12の送出し方向(矢印D方向と反対方向)へ回転駆動する。これにより、印刷版12が排出口76から送り出される。
【0059】
以下に、図2乃至図6に従い、先端クランプユニット200の詳細構成を説明する。なお、後端クランプユニット68については、この先端クランプユニット200と同一の構造(向きが180°異なるのみ)であるため、先端クランプユニット200の構成の説明し、後端クランプユニット68については説明を省略する。
【0060】
図2に示されるように、先端チャック62は、所定長さの帯板状に形成されたクランプ100が設けられており、このクランプ100が回転ドラム54の軸線方向に沿って配置されている。なお、回転ドラム54には、複数のクランプ100が所定の間隔で並べて配置されている。
【0061】
クランプ100には、幅方向の一端側に、回転ドラム54の周面に向けて突設されたクランプ部102が設けられている。クランプ100は、このクランプ部102が回転ドラム54の装着露光方向の上流側に向けられて配置されており、このクランプ部102と回転ドラム54の周面との間で印刷版12の先端を挟持して、印刷版12を回転ドラム54に固定するようになっている。
【0062】
クランプ100には、クランプ部102と反対側の面の複数箇所に、略矩形形状の凹部104が形成されており、図3に示される如く、それぞれの凹部104に、脚106が取付けられている。
【0063】
脚106には、矩形ブロック形状の基部108が設けられている。この基部108からは、脚部110が立設され、脚部110からさらに小径の支軸112が突設されている。
【0064】
クランプ100には、凹部104に貫通孔114が穿設されており、脚106は、支軸112が貫通孔114に挿通されている。脚106は、クランプ100を支軸112の先端に螺合されたネジ116と脚部110とで挟むことにより連結されている。先端チャック62は、脚106の基部108が回転ドラム54の周面よりも内側(後述する溝部210(図5及び図6参照))に挿入され固定されることにより、回転ドラム54に取付けられる。
【0065】
先端チャック62には、脚106の脚部110とクランプ100との間に弾性体によって形成された座板118が挟持されており、ネジ116とクランプ100との間に、座板118と、可撓性部材によって略矩形形状に形成された抑え板120が挟持されている。また、貫通孔114の内径は、支軸112の外径よりも僅かに大きくなっている。
【0066】
これにより、先端チャック62は、クランプ100のクランプ部102と反対側の端部を上下方向)へ向けて力を加えることにより、クランプ部102を上下動させることができる。この上下動の支点ハ、クランプ100のクランプ部とは反対側に設けられた付勢脚124の近傍である。付勢脚124は、脚106のそれぞれに隣接して設けられている。
【0067】
付勢脚124は、回転ドラム54の周面に対向する略円板形状の当て板126を備えており、この当て板126から立設されているシャフト128が、クランプ100の押圧部122に形成されている貫通孔130に挿通されている。
【0068】
シャフト128には、軸線方向に沿った中間部にフランジ部132が形成されている。また、貫通孔130は、回転ドラム54と反対側に拡径部134が形成されており、この拡径部134内にフランジ部132が入りこんで、シャフト128が回転ドラム54側に抜けるのを防止している。
【0069】
付勢脚124には、当て板126とクランプ100の間にコイルばね136が配置されており、このコイルばね136の付勢力によって付勢脚124が回転ドラム54側へ突出されている。また、当て板126とクランプ100のそれぞれには、ガイドリング138が形成され、コイルばね136のずれを防止している。
【0070】
先端チャック62が、脚106の基部108を回転ドラム54の外周部の所定の位置に固定されているときに、当て板126は回転ドラム54の外周面に対して周方向に連続して凹陥された断面逆T字型の溝部210(図5及び図6参照)の底面に当接している。
【0071】
図5及び図6に示される如く、当て板126は、角部がR面取りされた平行四辺形とされており、その高さ寸法Hと溝部210の幅寸法Wとの関係はH<Wとなっている。一方、対向する一対の頂点A−B間の寸法Cと前記幅寸法Wとの関係は、C>Wとなっている。このため、溝部210の幅方向に対して前記高さ方向を合わせることで当て板126は溝部210に挿入、或いは溝部210から取り出し可能となり、前記幅方向にA−B方向を合わせることで当て板126の溝部210への挿入状態が保持されるようになっている。
【0072】
クランプ100は、前記コイルばね136の付勢力によって押圧部122側が回転ドラム54の周面から離間する方向へ付勢されると共に、クランプ部102が回転ドラム54の周面へ向けて付勢される。先端チャック62は、この付勢力によってクランプ部102と回転ドラム54の周面との間で印刷版12を挟持するようになっている。
【0073】
図4に示される如く、ネジ116の上端部には、回転シャフト214が嵌入されている。回転シャフト214は、図示しない駆動手段の駆動力で少なくとも90°の範囲で回動するようになっており、当て板126の高さ方向又はA−B方向を、溝部210の幅方向に選択的に合わせることができる。また、回転シャフト214は、軸線方向に移動可能とされ、保持した先端チャック62を回転ドラム54の周面の所定位置、又は回転ドラム54から離間された位置へ選択的に移動可能としている。
【0074】
ここで、回転シャフト214とネジ116とは、図示しない弾性手段を介して嵌り合っており、通常は、回転シャフト214に嵌合された状態で移動するが、前記当て板126が溝部210に嵌合している状態で回転シャフト214を回転ドラム54から離間する方向へ移動すると、シャフト128との嵌合状態が解除され、回転シャフト214のみが上昇することになる。
【0075】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0076】
画像露光装置10では、印刷版12に露光する画像データが入力され、画像露光を行う印刷版12のサイズ及び露光枚数が設定されて、画像露光の開始が指示されると、印刷版12への画像露光処理を開始する。なお、これらの処理は、画像露光装置10に操作パネルを設け、この操作パネルのスイッチ操作によって指示するものであっても良く、画像露光装置10に画像データを出力する画像処理装置等からの信号によって画像露光装置10の処理開始を指示するものであっても良い。
【0077】
画像露光装置10では、処理の開始が指示されると、指定されたサイズの印刷版12を収容しているカセット16に対応する位置へ反転ユニット28と共に枚葉ユニット30を移動させ、吸盤38によって該当するカセット16内の印刷版12を吸着して取出し、反転ユニット28の反転ローラ32と搬送ベルト36の間へ送り込む。これにより、印刷版12は、反転ローラ32と搬送ベルト36に挟持搬送され、搬送コンベア42へ送られる。
【0078】
搬送コンベア42は、この印刷版12の先端をパンチャー58の銜え口60に挿入し、パンチャー58は、この印刷版12の所定の位置に位置決め用の切り欠きを穿設する。搬送コンベア42は、印刷版12に切り欠きが穿設されると、この印刷版12をパンチャー58の銜え口60から引き出して、回転ドラム54の周面へ向けて送り出す(図7(A)参照)。
【0079】
記録部22では、この印刷版12の先端をスクイズローラ66によってスクイズしながら先端チャック62によって回転ドラム54に保持させると(図7(B)参照)、スクイズローラ66によってスクイズしながら印刷版12を回転ドラム54に巻き付け(図7(C)参照)、印刷版12の後端を後端チャック74によって回転ドラム54に保持させる(図7(D)参照)。
【0080】
この後、記録部22では、回転ドラム54を同一方向に高速回転しながら記録ヘッド部56から画像データに基づいた光ビームを印刷版12に照射して、印刷版12を走査露光する。印刷版12の走査露光が終了すると、先端チャック62による印刷版12のクランプを解除すると共に回転ドラム54から取外して(図7(E)参照)、印刷版12を排出バッファ部24へ送り出し(図7(F)参照)、所定のタイミング(図7(G)参照)で後端チャック74による印刷版12のクランプを解除すると共に回転ドラム54から取外す(図7(H)参照)。
【0081】
排出バッファ部24では、印刷版12を小ローラ80Aとローラ84によって挟持搬送して排出ローラ78に巻き掛けた後、小ローラ80Aとローラ84を排出口76に対向させて、排出口76から所定の搬送速度で送り出す。
【0082】
本実施の形態によれば、先端クランプユニット200に設けられた先端チャック62及び後端クランプユニット68に設けられた後端チャック74を、共に回転ドラム54から離間できる構造としたため、回転ドラム54への印刷版12の装着のための回転方向、露光時の回転方向、及び印刷版12の回転ドラムからの離脱のための回転方向を全て同一方向とすることができ、回転ドラム54の回転方向の転換等、作業効率に大きな影響を及ぼす動作をなくすことができ、迅速な画像露光を行うことができる。
【0083】
また、それぞれスクイズローラ66を配設(本実施の形態では、先端クランプユニット200用と、後端クランプユニット68用とが共通)することで、先端部及び後端部の回転ドラム54からの浮きを防止することができ、円滑なクランプ動作が可能となる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したよう如く請求項1乃至請求項6に記載の発明によれば、シート体の回転ドラムへの着脱を回転ドラムを一方向へ回転させることで可能とし、作業効率の向上を図ることができるという優れた効果を有する。・
また、請求項7に記載の発明によれば、シート状感光材料を回転ドラムに巻き付けた状態で走査露光する場合に、このシート状感光材料の回転ドラムへの着脱を含めて、回転ドラムを常に一方向へ回転させて露光処理を行うことができ、効率よく迅速な露光処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像露光装置を示す概略構成図である。
【図2】回転ドラム上の先端(後端)チャックの斜視図である。
【図3】先端(後端)チャックの断面図である。
【図4】先端(後端)チャックの回転ドラムへの支持部の拡大斜視図である。
【図5】(A)は先端(後端)チャックの回転ドラムへの支持部の平面図、(B)は、図5のVB−VB線断面図である。
【図6】(A)は先端(後端)チャックの回転ドラムへの支持部の平面図、(B)は、図5のVIB−VIB線断面図である。
【図7】印刷版の回転ドラムへの巻き取り、露光、巻き出しまでの手順を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 画像露光装置
12 印刷版(シート体、感光材料)
18 カセット装填部
20 給版搬送部
22 記録部
24 排出バッファ部
52 架台
54 回転ドラム
56 記録ヘッド部
62 先端チャック
66 スクイズローラ(第1の押えローラ、第2の押えローラ)
68 後端クランプユニット
69 移動機構部
74 後端チャック
126 当て板
128 シャフト
200 先端クランプユニット
206 スクイズローラ(第3の押えローラ)
210 溝部

Claims (8)

  1. 一方向へ回転する回転ドラムへシート体を巻き付け、並びにこの回転ドラムからシート体を離脱させるためのシート体の回転ドラムへの着脱装置であって、
    前記シート体の先端部をクランプする先端チャック及び前記先端チャックを回転ドラムの所定位置または回転ドラムから離間された位置に移動可能な移動機構部を備えた先端クランプユニットと、
    前記シート体の後端部をクランプする後端チャック及び前記後端チャックを回転ドラムの所定位置または回転ドラムから離間された位置に移動可能な移動機構部を備えた後端クランプユニットと、
    前記先端クランプユニットの移動機構部を制御して、先端チャックを回転ドラムの所定位置へ配置させ前記回転ドラムの接線方向から接近するシート体の先端部を前記先端チャックによってクランプする先端チャック制御手段と、
    前記回転ドラムの回転によってこの回転ドラムの周面に巻き付けられていくシート体の後端部が回転ドラムの周面に到達した時点で、前記後端クランプユニットの移動機構部を制御して、後端チャックを回転ドラムの所定位置へ配置させ、この後端チャックによってシート体の後端部をクランプする後端チャック制御手段と、
    前記回転ドラムに巻き付けられたシート体の先端部の先端チャックの解除並びに回転ドラムからの離脱及び後端部の後端チャックの解除並びに回転ドラムからの離脱のタイミングを制御することでシート体を回転ドラムの接線方向へ順次送り出す排出制御手段と、
    を有するシート体の回転ドラムへの着脱装置。
  2. 前記先端クランプユニットと後端クランプユニットとが接近して配置されていることを特徴とする請求項1記載のシート体の回転ドラムへの着脱装置。
  3. 前記先端クランプユニットには、回転ドラムへの先端チャックの装着位置よりも上流側近傍に、シート体の先端部を回転ドラムに接触させるための第1の押さえローラが回転ドラムに対して接触離間可能に配設されていることを特徴とする請求項2記載のシート体の回転ドラムへの着脱装置。
  4. 前記後端クランプユニットには、回転ドラムへの後端チャックの装着位置よりも下流側近傍に、シート体の後端部を回転ドラムに接触させるための第2の押さえローラが回転ドラムに対して接触離間可能に配設されていることを特徴とする請求項2又は請求項3の何れか1項記載のシート体の回転ドラムへの着脱装置。
  5. 前記後端チャックが先端チャックよりも上流側近傍にあり、前記第1の押さえローラと第2の押えローラとが共通とされていることを特徴とする請求項4記載のシート体の回転ドラムへの着脱装置。
  6. 前記先端クランプユニットには、回転ドラムへの先端チャックの装着位置よりも下流側近傍に、先端チャックで先端部が解除されたシート体の浮きを抑制する第3の押えローラが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記載のシート体の回転ドラムへの着脱装置。
  7. シート状の感光材料を回転ドラムに巻き付けた状態でこの回転ドラムを回転させることで主走査を行い、この主走査に伴って光ビームを回転ドラムの軸線方向へ副走査することで、感光材料へ画像を記録する回転ドラム型露光装置であって、
    前記請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の着脱装置を備えたことを特徴とするシート状感光材料への回転ドラム型露光装置。
  8. シート状の感光材料を回転ドラムに巻き付けた状態でこの回転ドラムを回転させることで主走査を行い、この主走査に伴って光ビームを回転ドラムの軸線方向へ副走査することで、感光材料へ画像を記録することが可能なシート状感光材料への回転ドラム型露光方法であって、
    前記シート状感光材料を前記回転ドラムの接線方向から接近させるように搬送し、
    シート状感光材料の先端部が前記回転ドラムと接する位置に先端チャックを予め位置決めしておき、この先端チャックでクランプし、
    シート状感光材料の先端部のクランプ後に、回転ドラムを前記接線方向のシート状感光材料の搬送方向と同一の向きに回転させることで、順次シート状感光材料を回転ドラムの周面に巻き付けていき、
    シート状感光材料の後端部の回転ドラムと接する位置に後端チャックを配置して、この後端チャックでクランプし、
    前記回転ドラムの回転方向と同一方向の回転方向で前記露光処理を行い、
    露光処理終了後に最先に先端チャックによるシート状感光材料の先端部のクランプを解除することで、シート状感光材料を徐々に回転ドラムの接線方向に沿って離間させ、
    その後、所定のタイミングで後端チャックによるシート状感光材料の後端部のクランプを解除する、
    ことを特徴としたシート状感光材料の回転ドラム型露光方法。
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