JP3979625B2 - 注出容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、スクイズ変形自在な外部容体内に、萎み変形自在な内部容体を剥離可能に積層し、外気を吸引することなく内容物の注出使用を容易にした、合成樹脂製の注出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
実開昭57−44063号公報および実平開7−22951号公報には、内部容体、および内部容体を収納した外部容体からなる、スクイズタイプの注出容器についての記載がある。
【0003】
実開昭57−44063号公報に記載の注出容器は、容器本体の底部に通気孔を設けることにより、容器本体のスクイズにより、内部のマヨネーズを注出した後、外部容体と内部容体との間に外部の空気が導入され、内部容体は変形したままの形状を保持し、かつ容器本体はその復元力により、元の形状に復帰するようにしたものである。
【0004】
実平開7−22951号公報は、外部容体と内部容体とを結合固定して、内部容体からの内容物の通過は許すが、外気の内部容体内への侵入は阻止する第一の逆止弁と、外部容体と内部容体との間への外気の通過は許すが、外部容体と内部容体との間に侵入した外気の排出は阻止する第二の逆止弁とを設けて構成されている。
【0005】
また、容器本体の全高さ範囲にわたって外部容体と内部容体とを接着固定する縦帯状の接着帯を一対設けることにより、内部容体の萎み変形を、高さ方向の縮小を生じることがない一定の形態に規制して流動通路を確保し、注出操作をスムーズにする方法も一般的に用いられている。
【0006】
このような接着帯の機能を発揮するためには、胴部の中心軸に対し軸対称の位置に一対の接着帯を配置する方法が簡単で効果的であるが、その幅寸法、配置位置を適正に設定する必要がある。
【0007】
接着帯の幅は、内容物の減量、内部容体内の減圧により、接着帯以外の内部容帯の萎み変形が進展した状態においても、内部容体の全高さ範囲にわたって内容物が流動する連通した通路を確保できる程度に、使い残しの内容物が多くならないような範囲に設定する。
【0008】
また、その意匠性から、胴部の平断面形状が円形でなく、略扁平状の容器も多く使用されているが、この場合には、どの部分に接着帯を位置させるかも重要なポイントであり、仮想される長軸方向の位置に、胴部中心軸に関して対称に、一対の接着帯を設置することにより、接着帯により左右対称に2分された内部容体の非接着部分の萎み変形が、略対称的に進行し、これにより安定した注出操作を確保することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、胴部の平断面形状が円形でなく、略扁平状の容器において、上記した位置に接着帯を形成しても、内容物の流動通路を確保するために接着帯の幅を設定すると、内部容体の減容変形がかなり進行した状態では、変形できる部分がなくなり、ついにはスクイズ操作による圧力が、接着帯の端部で支えられてしまう状態となり、かなりの量の内容物を残しながら、それ以上の注出がし難くなると言う問題がある。
【0010】
そこで、本発明は上記した従来技術における問題点を解消すべく発明されたもので、胴部が略扁平な形状をしたスクイズタイプで、注出操作を最後までスムーズにでき、内容物の残量を少なくすることができる注出容器を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決する本発明の手段の内、請求項1記載の発明の手段は、剥離可能に積層された、スクイズ変形可能で、復元自在な可撓性を有する外部容体を形成する外殻層と、内容物をその内部に収容し、内圧の減少により、内方に萎み変形自在に、減容変形する内部容体を形成する内層とから構成され、平断面形状が、互いに直交し、それぞれが左右対称軸である仮想される長軸と短軸を有する形状の胴部を有する、ブロー成形された壜体状の容器本体を有すること、開口部を有し、容器本体の口部に嵌着される注出キャップ体を有すること、
容器本体の胴部の長軸方向の位置に、この胴部の中心軸に関して軸対称に、幅方向の寸法が長軸を境にして左右異なるように、外殻層と内層とを容器本体の略全高さ範囲にわたり接着した一対の縦帯状の接着帯を形成すること、
注出キャップ体の開口部に、内部容体への内容物の逆流および外部空気の流入を防ぐ機能を有した第1逆止機能部を設けること、
外部容体に、外殻層と内層との層間に外部空気を導入するための外気導入部を開設し、この外気導入部を、スクイズ時に層間の空気を密封する機能を有する第2逆止機能部に連通させて構成したこと、
にある。
【0012】
請求項1記載の発明にあっては、容器本体のスクイズにより、内容物を注出した後、スクイズを止め、胴部に対する押圧を解除すると、外部容体が弾性回復力により元の形に復元し始め、注出キャップ体に設けた第1逆止機能部の機能により、内容物の注出が止まると共に、内部容体への内容物の逆流および外気の流入が阻止され、内部容体は減容変形した状態を保持したままであるので、外気導入部から、外殻層と内層の間の層間に、外部空気が導入され、外部容体が元の形状に復元される。
【0013】
外部容体が元の形状に復元した状態から、再度スクイズすると、第2逆止機能部により層間の空気が密封されているので、この層間の空気が加圧されて、内部容体に圧力が加えられ、内容物が注出される。
【0014】
第1逆止機能部により、内部容体内への外気の流入がないので、内部容体内に空気溜りができず、このため内容物が常に開口部に臨んで位置することになるので、注出容器をどのような姿勢で使用しても、内容物を簡単にすばやく注出することができ、また空気による内容物の分解、酸化劣化等の問題も未然に防ぐことができる。
【0015】
縦帯状の接着帯の形成によって、長軸に関して左右対称に一対の接着されていない内層部分(以下、内層非接着部と記す)ができるが、スクイズ操作による内容物の注出の進行に従って、内層非接着部の変形の進行をみると、まず左右の内層非接着部の中央部が陥没状に変形し、この変形が進行して、略長軸上で突き当たり状に接触し、この接触幅が中央から接着帯が位置する部分に広がるように萎み変形が進行する。
【0016】
さらに内容物の注出が進み、萎み変形が進むと、内層非接着部の寸法的な限界により、変形可能な部分がほとんどなくなり、長軸を境とした接着帯の幅方向の寸法を左右同じにした場合には、この接着帯の幅方向の端部(以下、接着端部と記す)が、萎み変形しようとする内部容体を支えて、その萎み変形をし難くするため、外部容体を押圧しても、内容物を注出し難くなる。
【0017】
しかしながら、接着帯の幅方向の寸法が、長軸に関して左右異なる値となっているので、同じように萎み変形しても、接着帯の幅寸法の小さい側部分の内部容体部分が、萎み変形に対して余裕のある状態となり、接着端部が内部容体の萎み変形の進行の邪魔をすると云うことはない。
【0018】
すなわち、長軸に関して、接着帯の幅方向の寸法が大きな側の接着端部近傍では、内層非接着部の寸法的な限界により、変形可能な部分がほとんどなくなり、スクイズ操作による圧力を支える状態となるが、幅寸法の小さい反対側の接着端部近傍では、内層非接着部の寸法的な余裕がまだ充分にあり、この幅寸法の小さい接着帯側の内層非接着部が萎み変形できなくなるまで、内容物の注出が可能となり、その分、残存内容物の量が大幅に少なくなる。
【0019】
請求項2の発明の手段は、請求項1記載の発明おける胴部の平断面形状を、楕円状とすること、にある。
【0020】
平断面形状が、互いに直交し、それぞれが左右対称軸である仮想される長軸と短軸を有する形状としては、たとえば楕円、長円、扁平ひし形等があるが、楕円形状ではその径が長軸方向から短軸方向まで漸減的に屈曲点をもつことなく変化しているので、内層非接着部の萎み変形をより安定的に進展させることが可能となるとともに、ブロー成形がし易いことになる。
【0021】
請求項3記載の発明の手段は、請求項1または2記載の発明における、長軸を境とした、接着帯の左右の幅の寸法の比を、10:1〜10:6とすること、にある。
【0022】
請求項3の上記構成により、もっとも効率的に注出操作を実施でき、残量を少なくすることができ、10:6以上すなわち左右対称の状態に近づけると、非対称にした効果が顕著には発揮されず、また10:1以下にすると内層非接着部の萎み変形が安定して進展しなくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
図1ないし図7は本発明による注出容器の一実施例を示すもので、
容器本体1は、低密度ポリエチレン製樹脂からなる外殻層5と、低密度ポリエチレン製樹脂との相溶性がないナイロン製樹脂からなる内層6と、低密度ポリエチレン製樹脂およびナイロン製樹脂に対して、充分な接着性を発揮する接着性樹脂からなる接着帯9と、から構成される。
【0024】
容器本体1は、底部4と、この底部4に連設して、平断面形状が楕円状の胴部2と、この胴部2の上端に起立連設した円筒状の口部3と、から成る、全体形状が壜体状のものである。
【0025】
容器本体1の高さは160mm、胴部2の平断面形状は楕円状で、その長径は70mm、短径は40mmである(図2参照)。
【0026】
容器本体1を構成する外郭層5と内層6は、接着帯9で接着固定されている部分を除いて、剥離可能に積層しており、外殻層5は、充分な機械的強度とスクイズ変形性と、復元自在な可撓性とを有する外部容体12を形成し、内層6は、充分に萎み変形を発揮できる薄肉の内部容体13を、外部容体12の内側に形成している。
【0027】
図2に、胴部2の平断面図を示すが、外殻層5と内層6とを接着固定する接着帯9を、胴部2の楕円状平断面の仮想される長軸10方向の位置に、この胴部2の中心軸に関して軸対称に、幅方向の長軸10を境とした左右の寸法W1,W2が異なるように、容器本体1の全高さ範囲にわたり形成しているが、本実施例では、接着帯9の全幅は14mmで、左右の寸法の比(W1:W2)は10:4である。
【0028】
この容器本体1のブロー成形は、図4および図5に示すように、外筒17と、この外筒17の内側に位置する内筒16と、外筒17と内筒16の間に、中心軸に関して軸対称の位置に一対の縦帯状の接着体9とを、共押し出しして、パリソン15を成形し、このパリソン15をブロー成形金型で容器本体1に成形する。
【0029】
円筒状である口部3の外周面には、螺条が刻設されており、また外気導入部8の一部である、外気導入孔8aを、胴部2の中心軸に対し、接着帯9から90°の位置に軸対称に一対開設している(図3参照)。
【0030】
注出キャップ体20は、中央部に開口部23を設けた頂壁を有し、内周面に容器本体1の口部3と螺合するための螺条を刻設した、有頂円筒体のキャップ本体21と、このキャップ本体21の頂壁上面に、開口部23の開口縁部に起立連設した注出筒27とを有し、この注出筒27の先端の注出口22から内容物が外部に注出され、この注出口22をカバーキャップ29で蓋をしている。
【0031】
注出キャップ体20は、螺合により容器本体1の口部3に組付けられ、キャップ本体21の頂壁の下面に垂下設したシール筒片28と、内周面下端に付属設したシール部24とが、それぞれ容器本体1の口部3の内周面上端と外周面下端に密着して、容器本体1との組付きをシールする。
【0032】
注出キャップ体20は、キャップ本体21の開口部23に、第1逆止弁25aを有する第1逆止機能部25を設置して、常時は開口部23を閉鎖して、外部の空気の侵入を止める逆止機能と、容器本体1をスクイズして内容物7を注出する際には、内部容体13の内圧により開き、開口部23を開放する機能とを発揮する。
【0033】
また、注出キャップ体20には、キャップ本体21の筒壁に、口部3に設けた外気導入孔8aの位置に合せた2箇所に、第2逆止弁26aを有する第2逆止機能部26が付設されており、外部容体12と内部容体13の間の空気の圧力が外気より低い場合は、開いて外気導入孔8aを通して外殻層5と内層6の層間6dに空気を導入する機能と、逆に外部容体12と内部容体13の間の空気の圧力が外気圧と等しい以上となると、閉じて、空気を外部に逃がさない逆止機能とを有する。
【0034】
次に、上記実施例による注出容器の使用状態について、図面を参照しながら説明する。
容器本体1の胴部2をスクイズすると、第2逆止弁26aが閉状態を維持し、内部容体13内の圧力が上昇して、閉状態にある第1逆止弁25aを開き、内容物7を注出キャップ体20の先端の注出口22より外部に注出し、内部容体13は、注出した内容物7量だけ減容変形する。
【0035】
その後、容器本体1の胴部2に対する押圧を解除すると、外部容体12は弾性回復力により、元の形に復元し始め、外部容体12と内部容体13の間の空気が減圧され、その結果、内部容体13の内圧が外気圧に戻り、第1逆止弁25aが閉じ内容物7の注出が止まり、内部容体13は萎んだ形状を保持しつつ、第2逆止弁26aが開いて、外気導入孔8aを通して、外殻層5と内層6との層間6dに外部の空気が吸引され、外部容体12は元の形状に復元し、外部容体12と内部容体13の間の空気の圧力が外部と等しくなると第2逆止弁26aは閉じる。この際、外殻層5と内層6との剥離が進行する。
【0036】
再度、容器本体1をスクイズすると、第2逆止弁26aは閉じたままなので、スクイズによる圧力が、外部容体12と内部容体13との間の空気を介して、内部容体13に伝達され、内部容体13の内圧が上昇して、第1逆止弁25aが開いて、内容物7が注出口22より注出され、その注出された量分、内部容体13がさらに減容変形する。
【0037】
容器本体1の胴部2に対する押圧を解除した場合は、前記と同様であり、上述の如く注出作業を繰り返すことにより、内容物7の注出を繰り返し、最終的には幾分かの内容物が残るが、ほぼ全量を注出できる。
【0038】
図6は、本実施例の注出容器で、内容物7が減少し、内部容体13が萎み変形した状態を、部分縦断面図で示した説明図である。高さ全範囲にわたって接着帯9で接着されているため、内部容体13の高さ方向への縮小変形が無く、また内容物7はその重量により下部に偏在して、萎み変形が上部に集中している。
【0039】
図7は、本実施例の注出容器の、胴部2の平断面図で、内部容体13(内層6)の変形の推移を示した説明図である。
【0040】
また、図8は、接着帯9の幅方向の寸法を楕円長軸10に対して左右対称に設置した、すなわちW1=W2である比較例を示しており、図7と同様、胴部2の平断面図で、内部容体13(内層6)の変形の推移を示した説明図である。(他の構成は本発明の一実施例と同様である。)
【0041】
まず、接着帯9で左右に2分された内層6の内層非接着部6a、6bの中央部6a1、6b1が扁平方向に変形し、この変形が進行して、略長軸10上で突き当たり状に接触変形して接触部6cを形成し、さらに内部容体13の減容化が進むと、接触部6cが長軸10に沿って、その幅を増大させ、その側端を接着帯9に接近させながら、内部容体13の萎み変形を進行させる。
【0042】
さらに、内容物7の注出が進み、内部容体13の萎み変形が進むと、内層非接着部6a、6bの寸法的な限界により、変形可能な部分がほとんどなくなり、比較例では4箇所の接着端部9a1、9a2、9b1、9b2で、スクイズ操作による圧力を支える状態になり、外部容体12を手で抑えても、内容物7を注出し難くなる(図8参照)。
【0043】
一方、本発明の一実施例のように、接着帯9を非対称に配置した場合には、変形が進行するに従って、特に、接着帯9の接着帯端部9a1、9a2、9b1、9b2近傍における内層非接着部6a、6bの左右の非対称性が顕著になる。
【0044】
すなわち、接着帯9の幅方向の寸法が大きな側(W1側)の接着端部9a1、9b2近傍では、内層非接着部6a、6bの寸法的な限界により、変形可能な部分がほとんどなくなり、スクイズ操作による圧力を支えてしまう状態になるが、反対の寸法が小さな側(W2側)の接着端部9a2、9b1近傍では、内層非接着部6a、6bの寸法的な余裕がまだ充分あり、この非対称性のためスクイズ操作による減容変形がさらに進行し、その結果として内容物の残存をより少なくすることが可能となる(図7参照)。
【0045】
なお、接着帯9の幅を適正に設定することより、内容物7を限界まで注出する状態まで、流動通路7aが容器の全高さ方向にわたって確保される。
【0046】
【発明の効果】
本発明は、上記した構成としたので、以下に示す効果を奏する。
略扁平状の胴部を有するスクイズタイプの注出容器において、内部容体の高さ方向の萎み変形の形態を規制し、内容物の注出通路を確保するための、接着帯を胴部中心軸に関して、仮想される長軸方向の位置に一対、幅方向の寸法が長軸を境として左右異なるように設置したことにより、本発明の注出容器は、注出操作が最後までスムーズで、内容物をほとんど残存させることなく、注出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注出容器の一実施例を示す、半縦断側面図。
【図2】図1に示した一実施例の、A−A線に沿っての平断面図。
【図3】図1に示した一実施例の要部拡大半縦断側面図。
【図4】本発明の容器本体にブロー成形される、パリソンの一実施例を示す正面図。
【図5】図4に示したパリソンの実施例の、B−B線に沿っての平断面図。
【図6】本発明の注出容器の一実施例において、内部容体が萎み変形した状態を部分縦断側面図で示した説明図。
【図7】本発明の注出容器の一実施例において、図2に示した平断面図で、内部容体の変形の推移を示した説明図。
【図8】本発明の注出容器の比較例において、図7同様、内部容体の変形の推移を示した説明図
【符号の説明】
1 ; 容器本体
2 : 胴部
3 ; 口部
4 ; 底部
5 ; 外殻層
6 ; 内層
6a ; 内層非接着部
6a1; 中央部
6b ; 内層非接着部
6b1; 中央部
6c ; 接触部
6d ; 層間
7 ; 内容物
7a ; 流動通路
8 ; 外気導入部
8a ; 外気導入孔
9 ; 接着帯
9a1; 接着端部
9a2; 接着端部
9b1; 接着端部
9b2; 接着端部
10 ; 長軸
11 ; 短軸
12 ; 外部容体
13 ; 内部容体
15 ; パリソン
16 ; 内筒
17 ; 外筒
20 ; 注出キャップ体
21 ; キャップ本体
22 ; 注出口
23 ; 開口部
24 ; シール部
25 ; 第1逆止機能部
25a; 第1逆止弁
26 ; 第2逆止機能部
26a; 第2逆止弁
27 ; 注出筒
28 ; シール筒片
29 ; カバーキャップ

Claims (3)

  1. 剥離可能に積層された、スクイズ変形可能で、復元自在な可撓性を有する外部容体(12)を形成する外殻層(5)と、内容物(7)を内部に収容し、内圧の減少により、内方に萎み変形自在に、減容変形する内部容体(13)を形成する内層(6)とから構成され、平断面が、互いに直交し、それぞれが左右対称軸である仮想される長軸(10)と短軸(11)を有する形状の胴部(2)を有するブロー成形された壜体状の容器本体(1)と、開口部(23)を有し、容器本体(1)の口部(3)に嵌着される注出キャップ体(20)とからなり、前記胴部(2)の長軸(10)方向の位置に、該胴部(2)の中心軸に関して軸対称に、幅方向の寸法が長軸(10)を境にして左右異なるように、前記外殻層(5)と内層(6)とを容器本体(1)の略全高さ範囲にわたり接着した一対の縦帯状の接着帯(9)を形成し、前記注出キャップ体(20)の開口部(23)に、前記内部容体(13)への内容物(7)の逆流および外部空気の流入を防ぐ機能を有した第1逆止機能部(25)を設け、前記外部容体(12)に、前記外殻層(5)と内層(6)との層間(6d)に外部空気を導入するための外気導入部(8)を開設し、該外気導入部(8)を、スクイズ時に層間(6d)の空気を密封する機能を有する第2逆止機能部(26)に連通させて構成した注出容器。
  2. 胴部(2)の平断面形状を楕円状とした、請求項1記載の注出容器。
  3. 接着帯(9)の長軸(10)を境とした左右の異なる幅の寸法(W1,W2)の比を10:1〜10:6とした、請求項1または2記載の注出容器。
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