JP3972700B2 - 車両のフードヒンジ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両のフードヒンジ構造に係り、特に、自動車等の車両の構造部材にヒンジを介してフードを取り付けるための車両のフードヒンジ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両の構造部材にヒンジを介してフードを取り付けるための車両のフードヒンジ構造においては、その一例が特開平2001−270468号に示されている。
【0003】
図14に示される如く、このフードヒンジ106は、ヒンジアーム100とベースプレート102と支持体104とによって構成されており、ヒンジアーム100と支持体104は、第1のヒンジピン108によって相対回動可能に支持されている。また、フード116に衝突体が衝突した際の下方への変形荷重を低減するため、支持体104とベースプレート102は、過大な荷重が係らない時には、第2のヒンジピン110と、支持体104の突起112及びベースプレート102の孔114によるロック機構と、によって固定されている。この結果、フード116に取付けられたヒンジアーム100の近傍に過大な衝撃荷重が作用した場合には、楔体120を介して、ベースプレート102の孔114に嵌合された支持体104の突起112が外れ、第2のヒンジピン110を支点として支持体104とともに、ヒンジアーム100が二点鎖線で示すように下方に回動するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この車両のフードヒンジ構造においては、支持体104とベースプレート102が、支持体104の突起112とベース体102の孔114との嵌合によってロック状態に保持されている。この結果、支持体104の車幅方向(左右方向)及び車両上方への強度及び剛性が充分に確保されていない。このため、フード116が振動し易く、NV性能が低下する。また、ダンパーステーを備えている場合には、フード116の浮き上がりによる外観品質の低下等の不具合がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、フードの車幅方向及び車両上方への強度低下及び剛性低下を抑制すると共にフードの車両下方への変形荷重を低減できる車両のフードヒンジ構造を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、フードへ取付けられるフードヒンジアームと、
車体へ取付けられるベースプレートと、
前記フードヒージアームを回動可能に前記ベースプレートに軸支する連結手段と、
を少なくとも有する車両のフードヒンジ構造において、
前記ベースプレートを車体へ回転可能に支持する支持手段と、
前記ベースプレートを車体に対して車幅方向及び車両上方に所定値以上の強度及び剛性で固定すると共に、車両下方には前記強度及び剛性より低い強度及び剛性で固定するロック手段と、
を有し、前記ロック手段は、車体側に固定されたカラーと、前記ベースプレートに形成され前記カラーにかしめられると共に、車両下方の荷重に対して脆弱部が形成されたロック部と、から成ることを特徴とする。
【0007】
従って、車体側に固定されたカラーと、このカラーにかしめられベースプレートに形成されると共に、車両下方の荷重に対して脆弱部が形成されたロック部とから成るロック手段により、ベースプレートが車体に対して車幅方向及び車両上方に所定値以上の剛性及び強度で固定されているため、フードからベースプレートに作用する車幅方向及び車両上方の荷重に対しては、強度低下及び剛性低下を抑制できる。このため、フードが振動し難く、NV性能の低下を抑制できる。また、ダンパーステーを備えている場合には、フードの浮き上がりによる外観品質の低下等の不具合も防止できる。
【0008】
一方、フードからベースプレートに作用する車両下方の荷重に対しては、ロック部の脆弱部が変形し、ベースプレートを車体へ回転可能に支持する支持手段を中心にして、ベースプレートが車体に対して容易に下方へ移動する。この結果、フードの車両下方への変形荷重を低減できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明における車両のフードヒンジ構造の第1実施形態を図1〜図9に従って説明する。
【0013】
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示す。
【0014】
図1に示される如く、自動車車体10の前部に形成されたエンジンルーム12を覆うフード14は、その後端部における車幅方向両端部近傍14Aが、それぞれ車体前部の骨格部材である左右のエプロンアッパメンバ16にフードヒンジ18を介して取り付けられている。また、フードヒンジ18は、フードヒンジアーム20とベースプレート22を有している。
【0015】
フードヒンジアーム20には、車幅方向内側へ向けてフード取付部20Aが形成されており、このフード取付部20Aには前後一対の取付孔24、26が形成されている。
【0016】
図2に示される如く、フードヒンジアーム20の取付孔24、26には、ボルト29がそれぞれ車両下方側から挿入されており、フード14のインナパネル15の上面15Aにはリインフォースメント17が車両前後方向に沿って溶接されている。また、リインフォースメント17に固定されたナット19とボルト29とによって、フード14がフードヒンジアーム20のフード取付部20Aに取り付けられている。
【0017】
図1に示される如く、ベースプレート22は側面視で三角形状となっており、フードヒンジアーム20の後端部20Bは、ベースプレート22の後端上部22Aに、車幅方向に沿って配置された連結手段としてのピン28によって上下方向へ回転可能に軸支されている。
【0018】
ベースプレート22における下部は取付部22Bとなっており、取付部22Bの前端部22Cは、支持手段としてのボルト30によって、エプロンアッパメンバ16の縦壁部16Aに取付けられている。
【0019】
図3に示される如く、ボルト30は、ベースプレート22の前端部22Cに形成された孔33にかしめられた支持手段としてのカラー31を通り、エプロンアッパメンバ16の縦壁部16Aに固定されたウエルドナット32に螺合している。従って、ベースプレート22は、ボルト30を中心に車両上下方向に回転可能となっている。
【0020】
図4に示される如く、ベースプレート22における取付部22Bの後部22Dには、ロック手段としてのロック部22Eが形成されている。このロック部22Eは、上側前方に開口部35を有する丸孔状の切欠となっており、上方側の外周部は、車両後方から円弧状に突出形成された脆弱部としての凸部22Fで構成されている。従って、凸部22Fは、車体に対して車両下方に作用する荷重により、上方へ比較的容易に変形可能となっている。
【0021】
図1に示される如く、ベースプレート22におけるロック部22Eは、ロック手段を構成するボルト40によって、エプロンアッパメンバ16の縦壁部16Aに取付けられている。
【0022】
図5に示される如く、ボルト40は、ベースプレート22のロック部22Eにかしめられたロック手段を構成するカラー42を通り、エプロンアッパメンバ16の縦壁部16Aに固定されたウエルドナット44に螺合している。
【0023】
従って、ベースプレート22のロック部22Eは、ボルト40によりカラー42を介してエプロンアッパメンバ16に対して車幅方向及び車両上方に所定値以上の強度T1で固定されており、車両下方には強度T1より弱い強度、即ち、凸部22Fの変形強度T2(T1>T2)で固定されている。
【0024】
従って、図6に示される如く、衝突体がフード14に当接し、フードヒンジアーム20にフード14から所定値以上の荷重が作用すると、ベースプレート22におけるロック部22Eの凸部22Fが、車両上方へ変形し、ベースプレート22が前端部22Cのボルト30を中心に下方(図6の矢印A方向)へ回転し、フード14が下方へ移動するようになっている。
【0025】
なお、ベースプレート22における凸部22Fの上方には、車幅方向内側へ屈曲した逃げ部22Gが形成されており、ロック部22Eから外れたボルト40及びカラー42とベースプレート22とが干渉しないようになっている。
【0026】
図7に示される如く、フード14とフェンダパネル50との境界52の下方には、エプロンアッパメンバ16が配設されており、エプロンアッパメンバ16は、エプロンアッパメンバ16の上部を構成するエプロンアッパメンバアッパ56とエプロンアッパメンバ16の下部を構成するエプロンアッパメンバロア58とで構成されている。
【0027】
エプロンアッパメンバアッパ56は断面逆L字形状となっており、エプロンアッパメンバロア58は断面L字状となっている。エプロンアッパメンバアッパ56の上壁部56Aの車幅方向外側端部56Bには、エプロンアッパメンバロア58の縦壁部58Aの上端部に車幅方向外側に向かって形成されたフランジ58Bが溶着されており、エプロンアッパメンバアッパ56の縦壁部56Cの車両下端部56Dには、エプロンアッパメンバロア58の横壁部58Cの車幅方向内側端部に車両下方に向かって形成されたフランジ58Dが溶着されている。
【0028】
従って、エプロンアッパメンバ16は、エプロンアッパメンバアッパ56とエプロンアッパメンバロア58とで車両前後方向に延びる閉断面部60を形成している。
【0029】
フード14の車幅方向外側縁部に車幅方向において対向しているフェンダパネル50の車幅方向内側上端部50Aは、フェンダパネル50のフード14との見切り部となっており、車幅方向内側上端部50Aの下方は縦壁部50Bとなっている。この縦壁部50Bの下端部には車幅方向内側に向ってフランジ50Cが形成されており、このフランジ50Cがエプロンアッパメンバアッパ56の上壁部56Aの上面に溶着されたブラケット62の上壁部62Aにボルト64とウエルドナット66とによって固定されている。なお、ブラケット62の車両前方から見た断面形状は、上方側が車幅方向内側となるように傾斜した平行四辺形となっており、上方からの荷重によって下方へ潰れ易い構成となっている。
【0030】
従って、衝突体が衝突し、フード14が下方へ移動した場合には、フード14の車幅方向両端部14Bがフェンダパネル50と干渉して、ブラケット62を下方へ押圧するため、フェンダパネル50とブラケット62が反力を発生するようになっている。
【0031】
図8に示される如く、フード14の後端縁部14Cは、カウル70の前壁部70Aの上端部に車両前方に向けて形成されたフランジ70Bに嵌着されたシールゴム72に車両上方から当接している。
【0032】
従って、衝突体が衝突し、フード14が下方へ移動した場合には、フード14の後端縁部14Cがシールゴム72を介してカウル70のフランジ70Bを下方へ押圧するため、カウル70が反力を発生するようになっている。
【0033】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0034】
本実施形態では、エプロンアッパメンバ16にボルト40によって固定されたカラー42に、フードヒンジ18のベースプレート22のロック部22Eがかしめられている。即ち、ベースプレート22のロック部22Eは、ボルト40によりカラー42を介してエプロンアッパメンバ16に対して車幅方向及び車両上方に所定値以上の強度T1で固定されている。この結果、フード14からベースプレート22に作用する車幅方向及び車両上方の荷重に対しては、強度低下及び剛性低下を抑制できる。このため、フード14が振動し難く、NV性能の低下を抑制できる。また、フード14がダンパーステーを備えている場合には、フード14の浮き上がりによる外観品質の低下等の不具合も防止できる。
【0035】
一方、ベースプレート22のロック部22Eは、カラー42を介してエプロンアッパメンバ16に対して車両下方には、車幅方向及び車両上方への強度T1より弱い強度、即ち、凸部22Fの変形強度T2(T1>T2)で固定されている。この結果、フード14からベースプレート22に作用する車両下方の荷重に対しては、ロック部22Eの車両上方に設けた凸部22Fが容易に変形し、図6に示される如く、ベースプレート22が、ボルト30を中心に車体に対して容易に下方(図6の矢印A方向)へ移動する。
【0036】
このため、本実施形態では、図9のグラフに示される如く、フードヒンジ18単品での変形荷重TF(ストロークSに対する荷重Tの変化)は、ロック部22Eがカラー42から外れた後は殆ど発生しない。従って、フェンダパネル50、ブラケット62、カウル70等の周辺部品の反力を含む、本実施形態の変形荷重TSは、ロック部22Eがカラー42から外れた後は略一定の低い値となるため、フード14の車両下方への変形荷重を低減できる。
【0037】
即ち、本実施形態では、衝突直後に衝突体へのフードヒンジ18による反力を極めて低くすることができ、衝突体への衝撃を緩和することができる。また、このときの反力は、フード14と、フェンダパネル50、ブラケット62、カウル70等の周辺部品との干渉により適正に発生させることが可能である。一方、フード14と、フェンダパネル50、ブラケット62、カウル70等の周辺部品との干渉により発生する反力が一定の荷重にならない場合には、全体的に均一の反力となるような反力をフードヒンジ18自体で発生させることができる。
【0038】
更に、本実施形態では、ベースプレート22に形成した逃げ部22Gにより、ロック部22Eから外れたボルト40及びカラー42とベースプレート22とが干渉しないため、フード14の車両下方へのストロークを大きくとれる。
【0039】
なお、本実施形態では、ベースプレート22のロック部22Eに形成した脆弱部としての凸部22Fによって、ベースプレート22のロック部22Eを、車両下方には、車幅方向及び車両上方への強度より弱い強度で固定したが、脆弱部は凸部22Fに限定されず、他の構成としても良い。例えば、凸部22Fを無くし、図10に示される如く、ベースプレート22の開口部35を上側後方に広げると共に、図11に示される如く、ベースプレート22の後部22Dに形成した段差部76に、カラー42の下部42Aを係合させ、この係合力を調整することで、ベースプレート22のロック部22Eを車体に対して、車両下方には、車幅方向及び車両上方への強度及び剛性より弱い強度及び剛性で固定する構成としても良い。
【0040】
次に、本発明の車両のフードヒンジ構造の第2実施形態を図12及び図13に従って説明する。
【0041】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】
図12に示される如く、本実施形態では、ベースプレート22の後端下部22Hに、ロック部22Eが形成されており、このロック部22Eは、上方に開口部80を有するU字状の切欠となっている。また、ロック部22Eの車両前側には、上方に円弧状に延設された鋸刃状部82が形成されており、鋸刃状部82は、上方へ比較的容易に変形可能となっている。
【0043】
なお、ベースプレート22におけるロック部22Eは、第1実施形態と同様にボルト40及びカラー42を介して、エプロンアッパメンバ16に対して車幅方向及び車両上方に所定値以上の強度T1で固定されており、車両下方には強度T1より弱い、鋸刃状部82の変形強度T3(T1>T3)で固定されている。
【0044】
従って、図13に示される如く、衝突体がフード14に当接し、フードヒンジアーム20にフード14から所定値以上の荷重が作用すると、ベースプレート22におけるロック部22Eの鋸刃状部82が、車両上方へ変形し、ベースプレート22が前端部22Cのボルト30を中心に下方(図13の矢印B方向)へ回転し、フード14が下方へ移動するようになっている。
【0045】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0046】
本実施形態では、第1実施形態と同様に、エプロンアッパメンバ16にボルト40によって固定されたカラー42に、フードヒンジ18のベースプレート22のロック部22Eがかしめられている。即ち、ベースプレート22のロック部22Eは、カラー42を介してエプロンアッパメンバ16に対して車幅方向及び車両上方に所定値以上の強度T1で固定されている。この結果、フード14からベースプレート22に作用する車幅方向及び車両上方の荷重に対しては、強度低下及び剛性低下を抑制できる。このため、フード14が振動し難く、NV性能の低下を抑制できる。また、フード14がダンパーステーを備えている場合には、フード14の浮き上がりによる外観品質の低下等の不具合も防止できる。
【0047】
一方、ベースプレート22のロック部22Eは、ボルト40によりカラー42を介してエプロンアッパメンバ16に対して車両下方には、車幅方向及び車両上方への強度T1より弱い、鋸刃状部82の変形強度T3(T1>T3)で固定されている。この結果、フード14からベースプレート22に作用する車両下方の荷重に対しては、ロック部22Eの車両上方に設けた鋸刃状部82が容易に変形し、図13に示される如く、ベースプレート22が車体に対して容易に下方(図13の矢印B方向)へ移動する。
【0048】
このため、本実施形態では、第1実施形態と同様にフードヒンジ18単品での変形荷重は、ロック部22Eがカラー42から外れた後は殆ど発生しない。従って、フェンダパネル50、ブラケット62、カウル70等の周辺部品の反力を含む、本実施形態の変形荷重は、ロック部22Eがカラー42から外れた後は略一定の低い値となるため、フード14の車両下方への変形荷重を低減できる。
【0049】
即ち、本実施形態では、衝突直後に衝突体へのフードヒンジ18による反力を極めて低くすることができ、衝突体への衝撃を緩和することができる。また、このときの反力は、フード14と、フェンダパネル50、ブラケット62、カウル70等の周辺部品との干渉により適正に発生させることが可能である。一方、フード14と、フェンダパネル50、ブラケット62、カウル70等の周辺部品との干渉により発生する反力が一定の荷重にならない場合には、全体的に均一の反力となるような反力をフードヒンジ18自体で発生させることができる。
【0050】
また、本実施形態では、カラー42との相対移動によって、鋸刃状部82が下方から順に変形するため、フード14の車両下方への変形荷重を効果的に低減できる。
【0051】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
【0052】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、フードへ取付けられるフードヒンジアームと、車体へ取付けられるベースプレートと、前記フードヒージアームを回動可能に前記ベースプレートに軸支する連結手段と、を少なくとも有する車両のフードヒンジ構造において、前記ベースプレートを車体へ回転可能に支持する支持手段と、前記ベースプレートを車体に対して車幅方向及び車両上方に所定値以上の強度及び剛性で固定すると共に、車両下方には前記強度及び剛性より低い強度及び剛性で固定するロック手段と、を有し、ロック手段は、車体側に固定されたカラーと、ベースプレートに形成されカラーにかしめられると共に、車両下方の荷重に対して脆弱部が形成されたロック部と、から成るため、フードの車幅方向及び車両上方への強度低下及び剛性低下を抑制すると共にフードの車両下方への変形荷重を低減できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両のフードヒンジ構造を示す車両斜め前方内側から見た斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る車両のフードヒンジ構造を示すフードを断面とした側面図である。
【図3】図2の3−3線に沿った拡大断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る車両のフードヒンジ構造のベースプレートを示す車両斜め前方内側から見た斜視図である。
【図5】図2の5−5線に沿った拡大断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る車両のフードヒンジ構造の変形状態を示すフードを断面とした側面図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る車両のフードヒンジ構造が適用されたフード前部を示す車両前方から見た断面図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係る車両のフードヒンジ構造が適用されたフード後部を示す側断面図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係る車両のフードヒンジ構造におけるストロークと荷重との関係を示すグラフである。
【図10】本発明の第1実施形態の変形例に係る車両のフードヒンジ構造のベースプレートを示す側面図である。
【図11】図10の11−11線に沿った拡大断面図である。
【図12】本発明の第2実施形態に係る車両のフードヒンジ構造を示すフードを断面とした側面図である。
【図13】本発明の第2実施形態に係る車両のフードヒンジ構造の変形状態を示すフードを断面とした側面図である。
【図14】従来例に係る車両のフードヒンジ構造を示す側面図である。
【符号の説明】
14 フード
16 エプロンアッパメンバ
18 フードヒンジ
20 フードヒンジアーム
22 ベースプレート
22E ベースプレートのロック部(ロック手段)
22F ベースプレートの凸部(脆弱部)
28 ピン(連結手段)
30 ボルト(支持手段)
31 カラー(支持手段)
35 開口部
40 ボルト(ロック手段)
42 カラー(ロック手段)
76 ベースプレートの段差部
82 ベースプレートの鋸刃状部

Claims (1)

  1. フードへ取付けられるフードヒンジアームと、
    車体へ取付けられるベースプレートと、
    前記フードヒージアームを回動可能に前記ベースプレートに軸支する連結手段と、
    を少なくとも有する車両のフードヒンジ構造において、
    前記ベースプレートを車体へ回転可能に支持する支持手段と、
    前記ベースプレートを車体に対して車幅方向及び車両上方に所定値以上の強度及び剛性で固定すると共に、車両下方には前記強度及び剛性より低い強度及び剛性で固定するロック手段と、
    を有し、前記ロック手段は、車体側に固定されたカラーと、前記ベースプレートに形成され前記カラーにかしめられると共に、車両下方の荷重に対して脆弱部が形成されたロック部と、から成ることを特徴とする車両のフードヒンジ構造。
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