JP3972566B2 - 船外機のスロットル構造 - Google Patents

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船外機のスロットル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンには、その出力調整をスロットルボディまたはキャブレタ内のスロットルバルブを開閉操作して流入空気量を増減させることによって行うものがある。スロットルバルブの開閉操作は通常ケーブルやロッドを介して遠隔操作によって行われる。
【0003】
図8は例えば船外機に用いられているキャブレタの一例である。図8に示すように、キャブレタ1内の吸気通路2にはスロットルバルブ3がスロットルシャフト4によって回動自在に軸支され、キャブレタ1外に突出したスロットルシャフト4端部にスロットルシャフトプレート5が回動一体に取付けられる。そして、このスロットルシャフトプレート5にスロットルケーブル6の一端が接続され、スロットルケーブルが引き操作されることによりスロットルバルブ3が開操作される。
【0004】
また、スロットルシャフト4にはリターンスプリング7が設けられており、スロットルケーブル6の引き操作を緩めるとこのリターンスプリング7によってスロットルバルブ3が閉操作される。
【0005】
図9は例えば船外機に用いられているキャブレタの他の例である。図9に示すように、キャブレタ11内の吸気通路12にはスロットルバルブ13がスロットルシャフト14によって回動自在に軸支され、キャブレタ11外に突出したスロットルシャフト14端部にスロットルシャフトプレート15が取付けられる。一方、キャブレタ11とは別体にスロットルドラム16が設けられ、このスロットルドラム16とスロットルシャフトプレート15とがロッド17によって作動連結される。そして、このスロットルドラム16にメインスロットルケーブル18およびサブスロットルケーブル19のそれぞれの一端が接続され、メインスロットルケーブル18が引き操作されることによりスロットルバルブ13が開操作されると共に、サブスロットルケーブル19が引き操作されることによりスロットルバルブ13が閉操作される。なお、この開閉方式は一般に強制開閉方式と呼ばれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、リターンスプリングを用いてスロットルバルブを閉操作させる方式の場合、塩害等によってスロットルシャフトが固着した場合、スロットルバルブの開閉操作が重くなって操作性が悪い。
【0007】
また、強制開閉方式の場合、構造が複雑で部品点数も多く、調整個所も多くて好ましくない。
【0008】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、簡単な構造でスロットルバルブの開閉操作を容易にした船外機のスロットル構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る船外機のスロットル構造は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、エンジンの前方にティラーハンドルを前方に向かって延設し、その先端にエンジン出力調整用のスロットルグリップをその周方向に回動自在に設けると共に、上記エンジン内にキャブレタを備え、このキャブレタに設けられたスロットルバルブを上記スロットルグリップから延びるスロットルケーブルを用いて開閉操作する船外機において、上記スロットルグリップの端部にスロットルドラムを回動一体に設け、このスロットルドラムにその中心を挟んでメインスロットルケーブルおよびサブスロットルケーブルのそれぞれの一端を接続する一方、上記スロットルバルブはリターンスプリングを備えたスロットルシャフトによって上記キャブレタに回動自在に軸支され、このキャブレタ外に突出したスロットルシャフト端部にスロットルシャフトプレートを回動一体に取付けると共に、このスロットルシャフトプレートは上記スロットルシャフトを中心に両側に延び、その両端部に上記メインスロットルケーブルおよびサブスロットルケーブルのそれぞれの末端を接続する一方、上記サブスロットルケーブルの末端が接続される側の上記スロットルシャフトプレート端部には係合孔が形成され、この係合孔に上記サブスロットルケーブルの末端に設けられたエンドピンが係合可能に配置されると共に、この係合孔は、上記メインスロットルケーブルおよび上記リターンスプリングが支障なく作動して上記スロットルバルブがスムーズに開閉される状態において、上記スロットルシャフトプレートがどの位置にあっても上記サブスロットルケーブル末端のエンドピンが係止しないよう、その位置および形状を設定する一方、スロットルバルブの開閉がスムーズに行われない場合、スロットルグリップを閉操作することによりサブスロットルケーブルが引かれてその末端のエンドピンがスロットルシャフトプレートの係合孔に係止し、スロットルバルブを強制的に閉じるように設定したものである。
【0010】
また、上述した課題を解決するために、請求項2に記載したように、上記キャブレタの上記スロットルバルブ上流にはチョークバルブがチョークシャフトによって回動自在に軸支され、上記キャブレタ外に突出した上記チョークシャフト端部にチョークシャフトプレートが回動一体に取付けられると共に、上記キャブレタにはチョーク使用時に上記スロットルバルブの位置を規制する規制手段が設けられ、この規制手段は上記スロットルシャフトプレートに一体に突設された突起部と上記チョークシャフトプレートに延設されたストッパ部とから構成され、チョークを使用した状態の上記チョークシャフトプレートのストッパ部に上記スロットルシャフトプレートの突起部が当接した状態で上記スロットルバルブがエンジン始動時の開度に位置するように設定したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、本発明に係る船外機の一例を示す右側面図である。図1に示すように、この船外機21はその最上部に箱状のエンジンカバー22を有し、その内部にバーティカル型(縦形)エンジン23が収納される。エンジン23の前下部(図における右側)からはティラーハンドル24が前方に向かって延び、その先端にエンジン出力調整用のスロットルグリップ25が設けられる。
【0014】
また、エンジンカバー22の下部にはドライブシャフトハウジング26が設けられ、このドライブシャフトハウジング26の下部にギヤケース27が設けられる。ギヤケース27の内部にはプロペラシャフト28が軸支され、その後端にプロペラ29が設けられる。
【0015】
エンジン23内にはクランクシャフト30がほぼ鉛直方向を向くよう縦置き(バーティカル)に設けられる。ドライブシャフトハウジング26内にはクランクシャフト30下端に連結されたドライブシャフト31が下方に向かって延び、ドライブシャフト31の下端がベベルギヤ32を介してプロペラシャフト28に連結される。エンジン23の出力、すなわちクランクシャフト30の回転はドライブシャフト31およびベベルギヤ32を経てプロペラシャフト28に伝達され、プロペラ29を回転させる。
【0016】
ドライブシャフトハウジング26の上部はクランプブラケット33の回転支持部33aに回転自在に支持されると共に、このクランプブラケット33は船舶34のトランサム34aに固定される。すなわち、船外機21は船舶34に対しほぼ360°に亘って回転可能に設けられ、ティラーハンドル24を水平方向に振ることにより船外機21全体の向きを変えて船舶34の操舵を行うことができるように構成される。
【0017】
一方、本実施形態に用いられるエンジン23は例えば4サイクル単気筒エンジンであり、エンジン23は船外機21の前側(図1における右側)に配置される上下に分割式のクランクケース35と、このクランクケース35の後側(図1における左側)に配置され、クランクケース35の上側部分と一体に形成されるシリンダブロック36と、このシリンダブロック36の後側(図1における左側)に配置されるシリンダヘッド37とから構成される。そして、このエンジン23は、ドライブシャフトハウジング26の上端部に設けられたエクステンションケース38上に固定される。なお、クランクシャフト30の上端には発電用のフライホイール・マグネト装置39と、ロープ・リコイル式のエンジン始動装置40が設けられる。
【0018】
図2はエンジン23の平面図である。図2に示すように、シリンダブロック36の上部には吸気装置を構成するキャブレタ41が配置され、その下流側がインレットパイプ42を介してシリンダヘッド37の上面に開口する吸気ポート(図示せず)に接続されると共に、キャブレタ41の上流側にはサイレンサ43が接続される。
【0019】
図3は、図1のIII−III線に沿う断面図であり、前記ティラーハンドル24の構造を示す図である。図3に示すように、ティラーハンドル24の自由端にはスロットルグリップ25がその周方向に回動自在に取付けられる。スロットルグリップ25からはこのスロットルグリップ25と回動一体に設けられたスロットルロッド44がティラーハンドル24内に延び、その端部にスロットルドラム45が回動一体に設けられる。
【0020】
このスロットルドラム45には、詳細には図示しないが、その中心を挟んでメインスロットルケーブル46およびサブスロットルケーブル47のそれぞれの一端が接続され、スロットルグリップ25を回動操作することによりいずれか一方のケーブルが引き操作される。そして、図2に示すように、メインスロットルケーブル46およびサブスロットルケーブル47はエンジンカバー21内に導かれ、キャブレタ41に向かって延設される。なお、メインスロットルケーブル46およびサブスロットルケーブル47はキャブレタ41の近傍にてケーブルホルダ48によって保持される。
【0021】
図4は、キャブレタ41の拡大平面図であり、図5は図4のV矢視図である。図4および図5に示すように、キャブレタ41内の吸気通路49にはこの吸気通路49内の流入空気量を増減させてエンジン23の出力を調整するスロットルバルブ50がスロットルシャフト51によって回動自在に軸支され、キャブレタ41外に突出したスロットルシャフト51端部にスロットルシャフトプレート52が回動一体に取付けられる。また、スロットルシャフト51にはリターンスプリング53が設けられる。なお、図4においてはスロットルバルブ50が閉じられた(全閉)状態を示す。また、図6はスロットルバルブ50が開けられた(全開)状態を示す。
【0022】
さらに、スロットルバルブ50の上流にはエンジン23始動時の吸気通路49内の流入空気量を調整して一時的に空燃比を濃くするチョークバルブ54がチョークシャフト55によって回動自在に軸支され、キャブレタ41外に突出したチョークシャフト55端部にチョークシャフトプレート56が回動一体に取付けられる。そして、図2に示すように、船外機21外に設けられたチョークノブ57がチョークロッド58を介してチョークシャフトプレート56に作動連結される。
【0023】
スロットルシャフトプレート52はスロットルシャフト51を中心に例えばキャブレタ41の幅方向両側に延び、その一方の端部にメインスロットルケーブル46の末端が接続される。そして、スロットルグリップ25が開操作されてメインスロットルケーブル46が引かれることによりスロットルバルブ50が開く。また、スロットルシャフト51にはリターンスプリング53が設けられているので、スロットルグリップ25の開操作が緩められるとこのリターンスプリング53によってスロットルバルブ50が自動的に閉じられる。
【0024】
ところで、このキャブレタ41にはチョーク使用時にスロットルバルブ50の位置を規制する規制手段が設けられる。具体的には、図7に示すように、スロットルシャフトプレート52に位置設定用の突起部59が一体に突設されると共に、チョークシャフトプレート56には位置規制用のストッパ部60が延設される。そして、チョークを使用した状態のチョークシャフトプレート56のストッパ部60にスロットルシャフトプレート52の突起部59が当接した状態でスロットルバルブ50がエンジン23始動時の開度に位置するように設定される。
【0025】
一方、スロットルシャフトプレート52の、スロットルシャフト51を挟んでメインスロットルケーブル46取り付け部の反対側端部には係合孔61が形成され、この係合孔61にサブスロットルケーブル47の末端に設けられたエンドピン62が係合可能に配置される。この係合孔61は、メインスロットルケーブル46およびリターンスプリング53が支障なく作動してスロットルバルブ50がスムーズに開閉される状態において、スロットルシャフトプレート52がどの位置にあってもサブスロットルケーブル47末端のエンドピン62が係止しないよう、その位置および形状が、例えば円弧状の長孔に設定される。すなわち、スロットルバルブ50がスムーズに開閉される限りスロットルグリップ25の操作によって進退するサブスロットルケーブル47はスロットルバルブ50の開閉操作を干渉しない。
【0026】
但し、海水中の塩分が付着するなどの何等かの理由でメインスロットルケーブル46およびリターンスプリング53の作動が重くなってスロットルバルブ50の開閉がスムーズに行われない場合、スロットルグリップ25を強制的に閉操作することによりサブスロットルケーブル47が引かれてその末端のエンドピン62がスロットルシャフト51の係合孔61に係止し、スロットルバルブ50を強制的に閉じるように設定される(図7参照)。このとき、スロットルバルブ50はエンジン23始動時(チョーク使用時)の開度を限度に閉じることが可能に設定され、スロットルグリップ25を強制的に閉操作してもエンジン23が停止することはない。
【0027】
この設定方法としては、例えば図7に示すように、スロットルシャフトプレート52の突起部59をチョーク使用時のチョークシャフトプレート56のストッパ部60に当接させた状態でサブスロットルケーブル47の長さを調整することにより可能になる。
【0028】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0029】
二本のスロットルケーブルを用いてスロットルバルブ50の開閉操作を行うようにし、そのうちの一本を強制閉操作用にのみ用いたことにより、従来の強制開閉方式のスロットルバルブ50開閉方式より構造が簡素化し、部品点数や組付け工程数を削減できると共に、何等かの理由でメインスロットルケーブル46およびリターンスプリング53の作動が重くなっても確実にスロットルバルブ50を閉じることができる。
【0030】
また、通常はスロットルグリップ25の操作によって進退するサブスロットルケーブル47がスロットルバルブ50の開閉操作を干渉しないように構成したことにより、スロットルバルブ50の開閉が軽いフィーリングでスムーズに行える。
【0031】
さらに、チョーク使用時のスロットルバルブ50の位置規制手段を設けると共に、スロットルバルブ50を強制的に閉じる場合、スロットルバルブ50をエンジン23始動時(チョーク使用時)の開度を限度に閉じるように設定したことにより、サブスロットルケーブル47の長さ調整が容易に行われる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る船外機のスロットル構造によれば、エンジンの前方にティラーハンドルを前方に向かって延設し、その先端にエンジン出力調整用のスロットルグリップをその周方向に回動自在に設けると共に、上記エンジン内にキャブレタを備え、このキャブレタに設けられたスロットルバルブを上記スロットルグリップから延びるスロットルケーブルを用いて開閉操作する船外機において、上記スロットルグリップの端部にスロットルドラムを回動一体に設け、このスロットルドラムにその中心を挟んでメインスロットルケーブルおよびサブスロットルケーブルのそれぞれの一端を接続する一方、上記スロットルバルブはリターンスプリングを備えたスロットルシャフトによって上記キャブレタに回動自在に軸支され、このキャブレタ外に突出したスロットルシャフト端部にスロットルシャフトプレートを回動一体に取付けると共に、このスロットルシャフトプレートは上記スロットルシャフトを中心に両側に延び、その両端部に上記メインスロットルケーブルおよびサブスロットルケーブルのそれぞれの末端を接続したため、構造が簡素化し、部品点数や組付け工程数を削減できると共に、確実にスロットルバルブを閉じることが可能になる。
【0033】
また、上記サブスロットルケーブルの末端が接続される側の上記スロットルシャフトプレート端部には係合孔が形成され、この係合孔に上記サブスロットルケーブルの末端に設けられたエンドピンが係合可能に配置されると共に、この係合孔は、上記メインスロットルケーブルおよび上記リターンスプリングが支障なく作動して上記スロットルバルブがスムーズに開閉される状態において、上記スロットルシャフトプレートがどの位置にあっても上記サブスロットルケーブル末端のエンドピンが係止しないよう、その位置および形状を設定する一方、スロットルバルブの開閉がスムーズに行われない場合、スロットルグリップを閉操作することによりサブスロットルケーブルが引かれてその末端のエンドピンがスロットルシャフトプレートの係合孔に係止し、スロットルバルブを強制的に閉じるように設定したため、スロットルバルブの操作性が向上すると共に、スロットルバルブの開閉も確実になる。
【0034】
さらに、上記キャブレタの上記スロットルバルブ上流にはチョークバルブがチョークシャフトによって回動自在に軸支され、上記キャブレタ外に突出した上記チョークシャフト端部にチョークシャフトプレートが回動一体に取付けられると共に、上記キャブレタにはチョーク使用時に上記スロットルバルブの位置を規制する規制手段が設けられ、この規制手段は上記スロットルシャフトプレートに一体に突設された突起部と上記チョークシャフトプレートに延設されたストッパ部とから構成され、チョークを使用した状態の上記チョークシャフトプレートのストッパ部に上記スロットルシャフトプレートの突起部が当接した状態で上記スロットルバルブがエンジン始動時の開度に位置するように設定したため、スロットルバルブを強制的に閉じる場合、スロットルバルブをエンジン始動時の開度を限度に閉じるように設定すればサブスロットルケーブルの長さ調整が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機のスロットル構造の一実施形態を示す船外機の右側面図。
【図2】エンジンの平面図。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図。
【図4】(スロットルバルブが閉じられた状態の)キャブレタの拡大平面図。
【図5】図4のV矢視図。
【図6】(スロットルバルブが開かれた状態の)キャブレタの拡大平面図。
【図7】(チョークが使用された状態の)キャブレタの拡大平面図。
【図8】従来の船外機に用いられているキャブレタの一例を示す図。
【図9】従来の船外機に用いられているキャブレタの他の例を示す図。
【符号の説明】
21 船外機
23 エンジン
24 ティラーハンドル
25 スロットルグリップ
41 キャブレタ
45 スロットルドラム
46 メインスロットルケーブル
47 サブスロットルケーブル
50 スロットルバルブ
51 スロットルシャフト
52 スロットルシャフトプレート
53 リターンスプリング
54 チョークバルブ
55 チョークシャフト
56 チョークシャフトプレート
59 突起部
60 ストッパ部
61 係合孔
62 エンドピン

Claims (2)

  1. エンジンの前方にティラーハンドルを前方に向かって延設し、その先端にエンジン出力調整用のスロットルグリップをその周方向に回動自在に設けると共に、上記エンジン内にキャブレタを備え、このキャブレタに設けられたスロットルバルブを上記スロットルグリップから延びるスロットルケーブルを用いて開閉操作する船外機において、上記スロットルグリップの端部にスロットルドラムを回動一体に設け、このスロットルドラムにその中心を挟んでメインスロットルケーブルおよびサブスロットルケーブルのそれぞれの一端を接続する一方、上記スロットルバルブはリターンスプリングを備えたスロットルシャフトによって上記キャブレタに回動自在に軸支され、このキャブレタ外に突出したスロットルシャフト端部にスロットルシャフトプレートを回動一体に取付けると共に、このスロットルシャフトプレートは上記スロットルシャフトを中心に両側に延び、その両端部に上記メインスロットルケーブルおよびサブスロットルケーブルのそれぞれの末端を接続する一方、上記サブスロットルケーブルの末端が接続される側の上記スロットルシャフトプレート端部には係合孔が形成され、この係合孔に上記サブスロットルケーブルの末端に設けられたエンドピンが係合可能に配置されると共に、この係合孔は、上記メインスロットルケーブルおよび上記リターンスプリングが支障なく作動して上記スロットルバルブがスムーズに開閉される状態において、上記スロットルシャフトプレートがどの位置にあっても上記サブスロットルケーブル末端のエンドピンが係止しないよう、その位置および形状を設定する一方、スロットルバルブの開閉がスムーズに行われない場合、スロットルグリップを閉操作することによりサブスロットルケーブルが引かれてその末端のエンドピンがスロットルシャフトプレートの係合孔に係止し、スロットルバルブを強制的に閉じるように設定したことを特徴とする船外機のスロットル構造。
  2. 上記キャブレタの上記スロットルバルブ上流にはチョークバルブがチョークシャフトによって回動自在に軸支され、上記キャブレタ外に突出した上記チョークシャフト端部にチョークシャフトプレートが回動一体に取付けられると共に、上記キャブレタにはチョーク使用時に上記スロットルバルブの位置を規制する規制手段が設けられ、この規制手段は上記スロットルシャフトプレートに一体に突設された突起部と上記チョークシャフトプレートに延設されたストッパ部とから構成され、チョークを使用した状態の上記チョークシャフトプレートのストッパ部に上記スロットルシャフトプレートの突起部が当接した状態で上記スロットルバルブがエンジン始動時の開度に位置するように設定した請求項1記載の船外機のスロットル構造。
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