JP3971446B1 - 返しを有する固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 組み立てと分解が容易な固定具であって、基盤上に素材を確実に接合でき振動によってゆるみが生じない精密機械にも採用できる小さな固定具を廉価に提供すること。
【解決手段】 硬質弾性体によって一体に形成され、本体胴部と該本体胴部の下端に設けた複数の係着部と該本体胴部の上端に複数の頭部押さえ部を設け、本体胴部の上端中央部及び下端中央部を切り欠くことでX字状かH字状又ははしご状に構成して、該本体胴部の上端部と下端部に横方向への弾性を持たせ、打ち込み方向へ加圧すると本体下端が撓んで本体胴部の中心軸に向かって曲折しすぼまることで前記孔をすり抜けて当該穴に嵌合し、当該孔の外で前記本体下端が外に向かって拡張することで基盤裏側に係着し、該基盤と前記被取り付け物を挟持し、更に打ち込み方向へ加圧すると該本体胴部の上端が該本体胴部の中心軸に向かって曲折しすぼまることで前記孔をすり抜け離脱する固定具を供する。
【選択図】 図1

Description

本願発明は特願2006−060798記載発明の改良発明であり、一部特許3746781号発明の改良発明である。従来のネジやピンに替わる固定具であって、基盤と被取り付け物の双方を貫通する孔に打ち込んで上下から前記双方を挟持することで基盤上に物を取り付けるための汎用的な固定具に関するものである。固定と分解が容易にできると共に製造も容易であって資源の有効活用とコストの軽減に寄与できる固定具である。
従来より、振動を有する器物に部品等を接合する場合に振動によってゆるみが生じないための様々なネジ、鋲等が発明考案されてきた。振動に伴ってネジをゆるませないための一例に、雄ネジの一部を切り欠いて雌ねじに食い込ませ逆回転を防ごうとするもの、一つは雄ネジに二重の山を形成して弾力を持たせ、雌ネジとの密着性を高めることで逆回転を防ごうとするもの、ゴム等の弾性物質をナット側に使用することでゆるみを防ぐもの等が挙げられる。しかしながら、ネジである以上逆方向の回転を完全に防ぐことには無理があることや、コストが高くなるという問題を有しており、十分な効果を上げてこなかった。また、近年、環境保護の視点から省資源やそのための機器類のリサイクルの重要性が叫ばれるようになった。しかしながら、分解するには多くの労力が必要であることから、部品そのものを再利用するのではなく一旦破壊され、原材料として使用されることが多かった。組み立てや分解が容易であってかつ、ゆるみの生じない汎用固定具の開発が望まれている。
特許3746781号広報 特許3746781号報は上記課題を解決するために開発された技術であり、振動を有する器物における固定に有効である。しかし、当該発明の固定部が「固定部が本体胴部から分岐し、斜め上方に向かい、曲折して下方に向かう構成であって、該固定部の腕部が本体胴部の延長線に沿うように変形する」ものであることから、該固定部を被取り付け物よりも上に大きく突起させざるを得ない。又曲折した固定部が一定の厚みを有していた場合、分解時に該固定部を直線状には延ばすことは不可能であって、該固定部が「本体胴部が(下に向かって加圧され)延長線に沿うように変形する」際に曲折したことによって通過に必要な穴の幅大きくなり、基盤と被取り付け物をすり抜けて離脱し該基盤と被取り付け物を分解可能にするという機能を発揮しにくくなる。斜め上方に向かい、固定部が横方向に曲折した場合や斜め上方に向かい、曲折して下方に向かう固定部が一定の厚みを有していても、基盤と被取り付け物をすり抜けて離脱し容易に分解できる固定具が望まれる。
組み立てと分解が容易な固定具であって、基盤上に素材を確実に接合でき、振動によってゆるみが生じないで、精密機械にも採用できる小さな固定具を廉価に提供すること。
硬質弾性体によって一体に形成され、本体胴部と、該本体胴部の下端に設けた複数の係着部と、該本体胴部の上端に設けた複数の頭部押さえ部とよりなり、棒又は厚みのある板であって加圧部の上部に窓を有する打ち込み具によって打ち込まれ、基盤上に被取り付け物を載せ、該基盤及び被取り付け物の双方を上下に貫通する孔を設け、該孔に打ち込んで前記係着部と頭部押さえ部とによって双方を合わせて挟持し固定する固定具であって、該本体胴部の上端中央部及び下端中央部を切り欠くことでX字状かH字状又ははしご状に構成して、該本体胴部の上端部と下端部に横方向への弾性を持たせ、打ち込み方向へ加圧すると本体下端が撓んで本体胴部の中心軸に向かって曲折しすぼまることで前記孔をすり抜けて当該穴に嵌合し当該孔の外で前記本体下端が外に向かって拡張することで前記基盤裏側に係着して該基盤と前記被取り付け物を挟持し、更に打ち込み方向へ加圧すると該本体胴部の上端が該本体胴部の中心軸に向かって曲折し頭部押さえ部の内側端部は打ち込み具の窓内に逃げることですぼまり、前記孔をすり抜け離脱することを可能にする構成であることを特徴とする固定具を供する。
硬質弾性体によって一体に形成され、本体胴部と、該本体胴部の下端に設けた複数の係着部と、該本体胴部の上端に設けた複数の頭部押さえ部とよりなり、棒又は厚みのある板であって加圧部の上部に窓を有する打ち込み具によって打ち込まれ、基盤上に被取り付け物を載せ、該基盤及び被取り付け物の双方を上下に貫通する孔を設け、該孔に打ち込んで前記係着部と頭部押さえ部とによって双方を合わせて挟持し固定する固定具であって、該本体胴部の上端中央部及び下端中央部を切り欠くことでX字状かH字状又ははしご状に構成して、該本体胴部の上端部と下端部に横方向への弾性を持たせ、打ち込み方向へ加圧すると本体下端が撓んで本体胴部の中心軸に向かって曲折しすぼまることで前記孔をすり抜けて当該穴に嵌合し当該孔の外で前記本体下端が外に向かって拡張することで前記基盤裏側に係着して該基盤と前記被取り付け物を挟持し、更に打ち込み方向へ加圧すると該本体胴部の上端が該本体胴部の中心軸に向かって曲折し頭部押さえ部の内側端部は打ち込み具の窓内に逃げることですぼまり、前記孔をすり抜け離脱することを可能にする構成であることを特徴とする固定具であるため,次の効果を奏する。
機器類の組み立てと分解が容易で部品の再利用に貢献できる固定具であって、構成が単純であって小さなものが製造し易く精密機械等にも採用できる固定具が容易に製造でき、廉価に提供できる。
本願発明は、その一部が特許3746781号の改良発明でもあり、振動の激しい取り付け対象物において特に効果を発揮するゆるみの生じない固定具であるとともに、組み立てと分解が容易であって従来の釘やネジに替わる汎用的な固定具に関するものである。なお、本願中の板状とは全体として平面のように見えることを意味し簀の子状に隙間を有して物が連続し並んだ状態を含むものとする。
図1は実施例1の斜視図である。硬質弾性体によって一体に形成された本体胴部1は、該本体胴部1の上部並びに下部を切り欠くことで、全体の形状がX字状かH字状又ははしご状を呈する。又、当該切り欠くことで本体胴部1の上部は腕状を呈し、同下部は脚状を呈する。当該切り欠き部は、当該切り欠きによって生じた腕状体11(1)と脚状体12(1)が本体胴部1の中心軸に向かって撓むことを可能にするだけの幅を有するものとする。前記腕状体11(1)並びに脚状体12(1)の数は任意の複数であるが通常8以内である。当該複数の腕状体11(1)及び複数の脚状体12(1)は本体胴部1上の上下の任意の位置、本図では上下の中央部において連結部13(1)を構成し左右それぞれの腕状体11(1)及び複数の脚状体12(1)が連結される。連結部13(1)の上面を打ち込み面14とする。
腕状体11(1)の上部、並びに、脚状体12(1)の下部の外側側面を本体胴部全体の中で外側にせり出す様に形成し押圧部2を形成する。腕状体11(1)の上端を外に向かって曲折し、複数の腕状体11(1)それぞれに頭部押さえ部3を構成する。頭部押さえ部3の下面が被取り付け物を押さえつけて被取り付け物を基盤上に取り付けるための被取り付け物圧着面31となる。本体胴部1の下端すなわち脚状体12(1)の下端を外に向かって曲折し複数の係着部4を構成する。該係着部4の上面が基盤を上に向かって押さえつける係着面41となる。該係着面41の付け根42と係着面41の先端43を結ぶ線が本体胴部1の中心線と交差してなす角を90度以内とする。前記腕状体11(1)と被取り付け物圧着面31の接点並び脚状体12(1)と係着面41の接点をなめらかな形状に削り取り、ひずみ解消部15とする。脚状体12(1)の先端を鋭角にして本体胴部1全体として下端が細くなるように傾斜させて案内角とし、係着部4の下面を基盤に開けた孔に本願固定具を導くための案内部5とする。
図2は実施例1の第1作用図である。本図における固定具は、図1記載の本固定具の角部を少なくしてなめらかな形状に成形したものであり、構成及び機能は図1記載のものと基本的に同様である。設置対象物6である基盤61の上に被取り付け物62を載置し、当該基盤61と被取り付け物62を共に貫通する孔63を設ける。該孔63の縁に本固定具のの案内部5を宛い、前記打ち込み面14に打ち込み具7を宛い矢印A81の方向に加圧して本固定具を該孔63の中に打ち込む。当該打ち込み具7は少なくとも直接打ち込みに使用する部分の形状が棒又は厚みのある板であって打ち込みに使用する加圧部71とその上部に窓72を有する。該加圧部71は該打ち込み具7の下端を上に向かって切り込んだ位置に設けられ、その下面を加圧面711とする。該切り込みは下に広く側面を傾斜させ、打ち込み具の案内部73を構成する。孔63の縁に本固定具の固定具の案内部5を宛い、前記打ち込み面14に打ち込み具7を宛い打ち込み方向すなわち矢印A81の方向に加圧すると案内部5が孔63の縁を滑動し、脚部12が内側にすぼまって孔63内に滑り込む。以降作用については第2作用図である図3で説明する。
図3は実施例1の第2作用図であり、図Aないし図Fは本願固定具が、打ち込み具7によって下に向かって押し込まれることで、基盤61と被取り付け物62を共に貫通する孔63に挿嵌され、頭部押さえ部3と係着部4によって基盤61と被取り付け物62を上下から挟持して基盤61上に被取り付け物62を固定し、次いで、本願固定具は打ち込み具7によって更に下に向かって加圧されることで前記孔63をすり抜け離脱し、前記基盤61と被取り付け物62が分解される過程を示したものである。図Aは本固定具の取り付け前の状態であり、孔63の縁に本固定具の案内部5を宛い、連結部13の上面の打ち込み面14に打ち込み具7の先端に設けた加圧部71の下面の加圧面711を合わせた状態を示している。打ち込み具7を打ち込み方向すなわち矢印A81の方向に加圧すると孔63の縁を案内部5が滑動し、脚状体12(1)は左右から中央に向かってすなわち矢印B82方向にすぼまり孔63の中に滑り込む。
図Bは脚状体12(1)が孔63の中に滑り込んだ状態を示している。これを更に下に向かって加圧すると脚状体12(1)の先端に設けた係着部4が孔63から押し出され、外に向かって開く。腕状体11(1)が孔63の中に押し込まれ、頭部押さえ部3の端部外側が上に向かってそり上がり腕状体11(1)と共に本固定具の中心軸に向かっていどうし、本体の上部がすぼまるように変形する。図Cは当該頭部押さえ部3の外側が上に向かってそり上がった状態を示しており頭部押さえ部3の内側端部は打ち込み具7の窓72内に逃げることで前記すぼまる様に変形することを可能にする。次いで図Dに示すように、係着部4が孔63の外で開いた後に、次いで前記すぼまる様に変形した頭部押さえ部3の形状が復元され、本体胴部1の全体は上に向かってすなわち矢印C83の方向に引き戻される。打ち込み具7は取り去る。
これによって頭部押さえ部3と係着部4によって基盤61と被取り付け物62は上下から挟持され、被取り付け物62は基盤61上に固定される。腕状体11(1)と脚状体12(1)の外側に設けた押圧部2が基盤61と被取り付け物62の孔63の壁面を加圧し、前記両者の位置関係を安定させる。図Eに示すように加圧部71を連結部13の上面の打ち込み面14に宛い、再度打ち込み方向すなわち矢印A81の方向に加圧すると頭部押さえ部3の外側端部が上に向かってそり上がっり腕状体11(1)とともに本固定具の中心軸に向かってすぼまるように様に変形し、孔63の内部に滑り込む。更に加圧することにより、本願固定具は前記孔63をすり抜けて離脱し、前記基盤61と被取り付け物62は分解される。以上の構成と作用を有する固定具であるため、構成が単純であり製造が容易であると共に製造コストが廉価である。又構成が単純であることから小さなものが製造し易く精密機械等にも採用できる。機器類の組み立てと分解が容易で部品の再利用に貢献できる固定具といえる。
図4は実施例2の斜視図である。本実施例は特許第3746781号の改良発明である。実施例1と本実施例の相違点は、腕状体11(1)の形状が先端で湾曲している点であり、腕状体11(1)の弾力が柔らかなものになると同時に、本体胴部1を孔63内に打ち込んだ際の本体胴部1を引き戻す幅が大きくなる。同様に係着部4の長さも全体の大きさに対し長くとってあり、実施例1と比較して、基盤61と被取り付け物62を挟持して押さえつける弾性に柔軟性が生じる。振動を吸収したい場合や、柔らかく押さえつける必要のある場合や、基盤61と被取り付け物の厚さを合わせた厚さが比較的小さな数値の場合に効果的な形状である。
図5は実施例3の斜視図である。実施例1と本実施例の相違点は、固定具全体の中で腕状体11(1)と脚状体12(1)の長さの割合が短いことである。図Aでは本体胴部1に連結部13(1)が2個所設けてあり、図Bでは連結部13(1)が矩形であって一定の面積を持たせたことで腕状体11(1)と脚状体12(1)の長さを調節したものである。連結部13(1)の設定の仕方によりにより腕状体11(1)と脚状体12(1)の長さが決定され、このことにより横方向への弾力すなわち押圧部2の圧力を調整できる。しなやかな弾性が必要で有れば腕状体11(1)と脚状体12(1)を長くし、強い弾性が求められるれば腕状体11(1)と脚状体12(1)を短くすることで求められる特性を生み出すことができる。図Bでは孔B631(63)の形が十字型をしているが、一方の直線部分の孔は本体胴部1を挿嵌するのに適した形状であり、これに直交する横方向の孔は図2における打ち込み具7によって打ち込むためのものである。孔が直線的であった場合必ずしも本図のように十字型を必要とせず、該孔は本体胴部1が挿入可能な幅を有しているだけで足りる。打ち込み具7は連結部13の上面の打ち込み面14に宛い下方向に向かって打ち込み可能で有れば、断面形状の如何に関わらず棒状体の全てが使用可能である。
図6実施例4の斜視図である。図4に示した実施例2のを腕状体11(1)と脚状体12(1)の数を増やしたものである。図では腕状体11(1)と脚状体12(1)の数をそれぞれ4としているがこの数は3ないし8程度の範囲が現実的な数であって自由に設定できる。腕状体11(1)と脚状体12(1)の数を揃える必要はなくその数も無制限に設定可能である。腕状体11(1)と脚状体12(1)の数を増やすことで横方向への押圧方向すなわち押圧部2の圧力の方向を本固定具の中心軸からみて放射状に配することができ、水平方向の振動に対し、四方均等な制止力を得ることができる。本実施例は一つの固定具で上記効果を得るものであるが、実施例2の固定具であっても被取り付け物のそれぞれに対し該実施例2の固定具の複数をそれぞれ取り付け角を変えて用いることで、水平方向の振動に対し、四方均等な制止力を得ることができる。
図7は実施例5の斜視図である。図1と2に示したX字状の本体胴部1を有する実施例1を整列させ、把持具9によって挟持し、一つの集合体としたものである。把持具9は平行する棒状体を挟持部91とし挟持基部92よって固定したものである。該挟持部91である二本の棒状体間にX字状の本体胴部1の側面を挟み込むように固定具の一定数を挿嵌し整列させて一つの集合体とする。把持具9は二本の平行する棒の他、一方の側壁を切り欠いた箱形であったり固定具の本体胴部1に穴を開けて一本の棒を差し込むものであったりすることが可能である。また、該本体胴部1の側面16や前記整列した状態の全体に薄い合成樹脂皮膜を貼設したり塗料を塗布することで前後の固定具どうしを分離容易に接合して棒状にすることによっても本実施例と同一の効果を得ることができる。
使用に当たっては矢印D84の示す方向すなわち挟持基部92から離れるように固定具を押しだし、打ち込み具7によって矢印E85の方向すなわち打ち込み個所に向かって打ち出す。本図では打ち込み具7には突起部74を設け、本願固定具の連結部3に設けた凹部131に宛って位置を決定しているが該突起部74や該凹部131は必ずしも必要ではない。固定具の複数を集合体とすることにより本願固定具は機械装置により連続打ち込みが可能となり、機械類の組み立てに寄与できる。本願固定具は家電製品や自動車など部品の分解と再組み立ての必要な個所、及び、車両や携帯電話等振動によるゆるみを避けたい場所の固定用具として使用される。本願固定具はネジや釘に替わる汎用的な固定具であるため、建築物や一般的な機械類等の固定に関する全ての場所で使用可能である。
図8は本固定具の製造工程の一例を示す工程図である。本工程図では一つの系列(A系列)において、針金や金属の帯等を裁断して細く短かい棒状材101にして、櫛状に並べる工程と、これをプレス機102でプレスして、本願固定具を分割した103形状に成形する工程を経、他の一つの系列(B系列)においても、針金や金属の帯等の裁断して細く短かい棒状材101にして、櫛状に並べる工程と、これをプレスして、本願固定具を分割した形状103に成形する工程を経た後に、前記複数の系列(Aの系列とBの系列)で製造されたそれぞれの本願固定具を分割した形状103である部品を合わせ、、溶接機104により圧着放電し溶接する工程を示したものである。この、後間隔を詰めてプラスチック薄膜を貼り付けて棒状の連続体105に形成される。この製作工程の他、a針金や金属の帯等のを連続したままの状態で半身に分割したした形状にプレス成形する工程、b分割した左右の部品を合わせ溶接する工程、c細く裁断する工程、できたd固定具を連続させ棒状に並べる工程、eプラスチック薄膜を貼り付ける事や塗料を塗布すること等により棒状にする工程を経る工程や、部品の一つ一つを成型しながら次々と溶接しこれを並べて後に一体化する工程を経る工程等、複数の異なる製作工程によって製造が可能である。
実施例1の斜視図である。 実施例1の第1作用図である。 実施例1の第2作用図である。 実施例2の斜視図である。 実施例3の斜視図である。 実施例4の斜視図である。 実施例5の斜視図である。 製造工程図である。
符号の説明
1 本体胴部
101 棒状材
102 プレス機
103 分割した形状
104 溶接機
105 連続体
11 腕状体
12 脚状体
13 連結部
131 凹部
14 打ち込み面
15 ひずみ解消部
2 押圧部
3 頭部押さえ部
31 被取り付け物圧着面
4 係着部
41 係着面
42 係着面の付け根
43 係着面の先端
5 案内部
6 設置対象物
61 基盤
62 被取り付け物
63 孔
7 打ち込み具
71 加圧部
711 加圧面
72 窓
73 打ち込み具の案内部
74 突起部
81 矢印A
82 矢印B
83 矢印C
84 矢印D
85 矢印E
9 把持具
91 挟持部
92 挟持基部

Claims (1)


  1. 硬質弾性体によって一体に形成され、本体胴部と、該本体胴部の下端に設けた複数の係着部と、該本体胴部の上端に設けた複数の頭部押さえ部とよりなり、棒又は厚みのある板であって加圧部の上部に窓を有する打ち込み具によって打ち込まれ、基盤上に被取り付け物を載せ、該基盤及び被取り付け物の双方を上下に貫通する孔を設け、該孔に打ち込んで前記係着部と頭部押さえ部とによって双方を合わせて挟持し固定する固定具であって、該本体胴部の上端中央部及び下端中央部を切り欠くことでX字状かH字状又ははしご状に構成して、該本体胴部の上端部と下端部に横方向への弾性を持たせ、打ち込み方向へ加圧すると本体下端が撓んで本体胴部の中心軸に向かって曲折しすぼまることで前記孔をすり抜けて当該穴に嵌合し当該孔の外で前記本体下端が外に向かって拡張することで前記基盤裏側に係着して該基盤と前記被取り付け物を挟持し、更に打ち込み方向へ加圧すると該本体胴部の上端が該本体胴部の中心軸に向かって曲折し頭部押さえ部の内側端部が打ち込み具の窓内に逃げることですぼまり、前記孔をすり抜け離脱することを可能にする構成であることを特徴とする固定具。
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