JP3968827B2 - 自動車のルーフ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のルーフ構造に係り、特にサンルーフを有しない自動車(以下、サンルーフ無し車という)と、サンルーフを備えた自動車(以下、サンルーフ付き車という)との仕様の違いに伴う不具合を解消する上で有効なルーフ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、サンルーフ無し車と、サンルーフ付き車を生産するに当たり、コスト低減のために、ルーフパネルの共通化を図っている。つまり、サンルーフ付き車を生産する場合には、サンルーフ無し車用として成形されたルーフパネルに後工程でサンルーフ開口部の追加加工を行い、これをサンルーフ付き車用のルーフパネルとするものである。
【0003】
図7はサンルーフ無し車のルーフ平面図であり、図8は図7のE−E線断面図である。また、図9はサンルーフ付き車のルーフ平面図であり、図10は図9のF−F線断面図である。なお、図中の矢印FRは車両前方を示している。ルーフの左右両サイドは、ルーフパネル21のフランジ21a、ルーフサイドパネル22のフランジ22a、ルーフサイドレールインナ23及びルーフサイドレールアウタ24のフランジ23a,24aが4枚重ねでスポット溶接によって結合される構造となっている。
【0004】
そして、サンルーフ無し車の場合は、図7に示すように、ルーフパネル21の面剛性を上げるために、そのルーフパネル21の室内面側に左右(車幅)方向に延在する複数のルーフリインホースが配置され、図7ではそのうちの車両前側2個の第1及び第2のルーフリインホース25,26が示されている。そして、ルーフリインホース25、26はその両端部が、図8に示す如く、ルーフパネル21とルーフサイドパネル22のフランジ21a,22a間に挟着される構造となっている。このため、ルーフパネル21のフランジ21aには、ルーフリインホース25,26との対応部をそれぞれ一般部よりもルーフリインホース25,26の板厚分だけ上側に膨出することによってルーフリインホース25,26の端末差込用の取付溝27を成形した構造としている。
【0005】
一方、サンルーフ付きの場合は、図9に示すように、ルーフパネル21の室内面側には、第1及び第2のルーフリインホース25,26に代わって、サンルーフハウジングアッセンブリ(図示省略)を取り付けるためのサンルーフハウジングリテーナ28がサンルーフ開口部29を取り囲むように取り付けられ、そのサンルーフハウジングリテーナ28は、左右両端部において図10に示すように、サンルーフブラケット30を介して支持されている。なお、サンルーフブラケット30の場合、強度の関係でルーフリインホース25,26よりも板厚の厚いものが用いられ、その端部がサンルーフハウジングリテーナ28とルーフサイドレールインナ23に対してそれぞれボルト・ナット31,32によって締結される構造となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のようなルーフパネル21の共通化を前提とした従来のルーフ構造の場合、サンルーフ付き車を構成する場合には、図10に示すように、サンルーフ無し車で用いられる第1及び第2のルーフリインホース25,26が差し込まれる取付溝27がそのまま隙間として残留する。その結果、塗装ラインでルーフパネル21とルーフサイドパネル22との合わせフランジ端末にシーラ33を塗布する場合に、ルーフパネル21のフランジ21aのうち、取付溝27に対応する部位がルーフサイドパネル22のフランジ22a上面から浮き上がっているために、シーラ33が塗布し難く、シーラ切れを生ずる虞があり、シールの信頼性に劣るという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、上述の問題点に鑑み、サンルーフ無し車とサンルーフ付き車を共通のルーフパネルを用いて構成する場合において、ルーフリインホースの有無に関係なく、シーラ切れのない良好なシール性を得ることができる自動車のルーフ構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成したものである。即ち、請求項1の発明は、サンルーフの有無にかかわらず共通化したルーフパネルのフランジをルーフサイドパネルのフランジに重ねて結合するルーフ構造において、前記ルーフパネルのフランジには、ルーフパネルの内面に沿って横架状に配置されるルーフリインホースの端末を差し込み可能な取付溝を成形するとともに、その取付溝における前記ルーフリインホース差し込み方向の先端部に、ルーフリインホースの有無にかかわらずルーフサイドパネルのフランジに密着する段差部を設けてルーフサイドパネルのフランジに密着するようにしたことを特徴とする。
【0009】
上記のように構成された請求項1の発明によれば、ルーフパネルのフランジをルーフサイドパネルのフランジに重ねて結合するときに、ルーフリインホースの有無に関係なく、ルーフリインホース差込用の取付溝の先端部に設けた段差部が他のフランジと同様にルーフサイドパネルのフランジに密着される。このため、塗装ラインでルーフパネルとルーフサイドパネルの合わせフランジ端末にシーラが塗布し易くなり、シーラ切れのない良好なシール性を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。図1はサンルーフ無し車のルーフ平面図であり、図2は図1のA−A線断面図、図3は図2のB−B線断面図である。また、図4はサンルーフ付き車のルーフ平面図であり、図5は図4のC−C線断面図、図6は図5のD−D線断面図である。なお、図中の矢印FRは車両前方を示している。また、ルーフは左右対称に構成されるが、図1及び図4ではルーフの右前側を示している。
【0011】
ルーフの左右両サイドに関する一般部位の端末結合構造は、ルーフパネル1のフランジ1a、ルーフサイドパネル2のフランジ2a、ルーフサイドレールインナ3及びルーフサイドレールアウタ4のフランジ3a,4aが4枚重ねでスポット溶接によって結合されるが、この点については、サンルーフの有無に関係なく同様の構成となっている。
【0012】
上記結合構造において、サンルーフ無し車の場合は、図1に示すように、ルーフパネル1の面剛性を上げるために、そのルーフパネル1の室内面側には、左右(車幅)方向に延在する複数の帯状のルーフリインホースが横架状に配置され、図1ではそのうちの車両前側2個の第1及び第2のルーフリインホース5,6が示されている。そして、ルーフリインホース5,6の両端部は、図2及び図3に示すように、それぞれルーフパネル1とルーフサイドパネル2のフランジ1a,2a間に差し込んだ状態で結合される構造となっている。
このために、ルーフパネル1のフランジ1aには、図3に示すように、ルーフリインホース5,6との対応部を一般部よりもルーフリインホース5,6の板厚分だけ上側に膨出することによって、ルーフリインホース5,6の端末差込用の取付溝7を形成してある。
【0013】
そして、本実施の形態においては、上記取付溝7の一端、つまり第1のルーフリインホース5の差し込み方向の先端部には、該ルーフリインホース5の板厚相当分の段差部1bを設けることによって取付溝7の先端部を潰した構成としている。この場合、ルーフパネル1のフランジ1aにルーフリインホース5との結合代として従来と同様の寸法を確保するには、ルーフパネル1のフランジ1aを前後方向の全長にわたって横方向に延長し、そして取付溝7に対応する部位の延長端部にルーフリインホース5の板厚相当分の段差部1bを設けるように構成される。
【0014】
一方、サンルーフ付き車の場合は、図4に示すように、ルーフパネル1の室内面側には、第1及び第2のルーフリインホース5,6に代わって、サンルーフハウジングアッセンブリ(図示省略)を吊下げ状に取り付けるためのサンルーフハウジングリテーナ8がサンルーフ開口部9の全体を取り囲むように配置される。サンルーフハウジングリテーナ8は、図5に示すように、その内周縁がサンルーフ開口部9の開口縁9aにスポット溶接で結合され、その外周縁が左右両端部において、サンルーフブラケット10を介して支持されている。
【0015】
サンルーフブラケット10は、強度の関係でルーフリインホース5,6よりも板厚の厚いものが用いられ、その一端がサンルーフハウジングリテーナ8の外端部に溶着されたボルト11に室内側からナット12によって締結され、他端がルーフサイドレールインナ3に溶着されたナット13に室内側からボルト14によって締結される。
【0016】
そのため、サンルーフ付きの場合は、ルーフパネル1のフランジ1aには、図示の如く、ルーフリインホース5の端末差込用の取付溝7がそのまま残留されるが、本実施の形態においては、取付溝7の端部にルーフリインホース5の板厚相当分の段差部1bを設けて溝端を潰した構成としてあるため、ルーフパネル1のフランジ1aの結合時に段差部1bが他の一般部と同様にルーフサイドパネル2のフランジ2a上面に密着される。
このため、塗装ラインにおいて、ルーフパネル1とルーフサイドパネル2のフランジ1a,2aの合わせ端末にシーラ15を塗布する場合、2枚のパネル合わせの形態でかつ密着状態でシーラ15を塗布できるため、シーラ15の塗布がし易くなり、シーラ切れのない良好なシール性を得ることが可能となる。
【0017】
なお、サンルーフ無しの場合もシーラ15はサンルーフ付きの場合と全く同様に行われるので、そのシール性が損なわれるといった問題は発生しない。むしろルーフリインホース5が差し込まれる部位も他の一般部と同じ2枚のパネル合わせの形態でのシーラ塗布となるため、ルーフリインホース5が差し込まれる部位では3枚合わせでシーラ15を塗布していた従来に比べてシーラ15の塗布がより適正化される。
【0018】
なお、本実施の形態は、ルーフリインホースのうち、第1のルーフリインホース5を対象にして説明したが、第2のルーフリインホース6を含むその他のルーフリインホースに関して適用できることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、サンルーフ無し車とサンルーフ付き車のルーフを共通のルーフパネルを用いて構成する場合において、ルーフリインホースの有無に関係なく、ルーフパネルとルーフサイドパネルの合わせフランジ端末に対するシーラ塗布を2枚のパネル合わせの形態でかつ密着状態で行い得るので、シーラが塗布し易くなり、シーラ切れのない良好なシール性を確保して水漏れ防止に対する信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るサンルーフ無し車のルーフ平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】実施の形態に係るサンルーフ付き車のルーフ平面図である。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【図6】図5のD−D線断面図である。
【図7】従来のサンルーフ無し車のルーフ平面図である。
【図8】図7のE−E線断面図である。
【図9】従来のサンルーフ付き車のルーフ平面図である。
【図10】図9のF−F線断面図である。
【符号の説明】
1…ルーフパネル
1a…フランジ
1b…段差部
2…ルーフサイドパネル
2a…フランジ
5,6…ルーフリインホース
7…取付溝
8…サンルーフハウジングリテーナ
9…サンルーフ開口部
10…サンルーフブラケット

Claims (1)

  1. サンルーフの有無にかかわらず共通化したルーフパネルのフランジをルーフサイドパネルのフランジに重ねて結合するルーフ構造において、
    前記ルーフパネルのフランジには、ルーフパネルの内面に沿って横架状に配置されるルーフリインホースの端末を差し込み可能な取付溝を成形するとともに、その取付溝における前記ルーフリインホース差し込み方向の先端部に、ルーフリインホースの有無にかかわらず前記ルーフサイドパネルのフランジに密着する段差部を設けることにより、サンルーフの有無にかかわらず前記段差部が前記ルーフサイドパネルのフランジに密着するようにした自動車のルーフ構造。
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