JP3968350B2 - X線回折装置及び方法 - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、高分解能回折計用のX線回折装置及び高分解能X線回折方法に関する。
高性能薄層材料、特に実質的に単一結晶の薄層材料の分析は、これら材料の層厚及び成分の同定に有用である。この手法は、例えば、半導体工学に使用し得る。
かかる材料分析の実行に関して、高分解能X線回折は良好に構築された技術である。
長い間、X線回折計は、所定の手順にて、完全、略完全、及び高度に不完全な材料に関して使用されてきた。
初期の高分解能回折計は、図1に示したようなダブルクリスタル回折計である。X線源101は、X線をコリメーティング結晶103に伝送し、コリメーティング結晶103は、軸107の周囲で回転し得るサンプル105上に投射する。サンプルは、その後回転され、この回転の角度の関数として、検出器に到達したX線の強度を測定する。この構造は、未だ、幅広く使用されており、完全及び略完全なサンプルに特に良好な結果を与える。
しかしながら、ダブルクリスタル回折計は、種々の問題を有する。第1に、コリメーティング結晶103のブラッグ角は、サンプル105のブラッグ角に適合する必要がある点である。コリメーティング結晶及びサンプル結晶の適合性は、非常に重要で、その分解能は、この結晶により固定される。従って、個々の新規のサンプル材料に関して、異なるコリメーティング結晶103が必要となる。
第2に、ダブルクリスタル回折計におけるX線は、サンプルの大領域及び不明確な領域に到達する点である。この不明確な領域に関して分析されるので、非結晶材料又は欠陥を有する材料に関して、X線回折計は良好な結果を与えない。
第3に、ダブルクリスタル回折計では、複数の異なる波長が検出器に同時に回折される点である。これは、サンプル105が傾斜されている場合、結果の正確性及び分解能を低下させてしまう。
第4に、不完全なサンプルから検出器に到達する照射の大きなバックグラウンドレベルが存在し、これは、複数の分析に問題を生じさせる。
さらに、このダブルクリスタル回折計は、アライメントに非常に感受的であって、たった0.2°の傾斜角度にて有意な変化が観察され得る。このことは、ダブルクリスタル回折計の設定を困難としてしまう。
これら問題の幾つかを解決する複数の提言がなされている。
Bartelsは、結晶を変化させるこの不便さを除いた回折計について、“Characterization of Thin Layers on Perfect Crystals with a Multipurpose High Resolution X−ray Diffractometer“のタイトルにて、Journal Vacuum Science and Technology Bの第1巻、338頁(1983)において述べている。Bartelsは、ダブルクリスタル回折計のコリメーティング結晶を、非常に狭い角ダイバージェンスを有する良好な単色光分光器を提供する2チャネルカット単色光分光器と取り替えた。しかしながら、このダブルクリスタル回折計への変更では、ダブルクリスタル回折計の種々の問題を解決しない。特に、Bartelsの回折計は、全てのサンプルに関して、完全な回折パターンを解析するのには使用し得ない。
先行技術におけるその他の設計では、トリプルクリスタル回折計があり、傾斜したサンプルに関する問題を克服し且つ有意に向上された回折プロファイルをもたらす。このことを図2に示す。トリプルクリスタル回折計がダブルクリスタル回折計と異なる点は、サンプル105と検出器109との間に挿入された追加分析結晶104を有する点である。各結晶は、独立して回転可能である。この分析器は、非常に狭い角度許容性を有する検出器として機能する。
しかしながら、3つ全ての結晶が同一の散乱角を有する位置とは別に、検出器において記録される強度プロファイルは急速に拡大する。さらに、アライメントは非常に困難で、この構成は、いくつかの研究グループでのみ使用されているにすぎない。さらに、新規のサンプルのそれぞれは、新規のコリメーティング結晶を必要とする。
この技術における市販の機器における現在の状況は、多重結晶回折計であって、トリプルクリスタル回折計のコリメーティング結晶は、多重結晶コリメーティング構造に置き換えられており、この分析器は、サンプルの軸の周囲で回転するチャネルカット結晶を有する。
先行技術における高分解能システムは、非常に複雑で、設定が困難であり、特に、データの記録に多くの時間を要する。なぜなら、データを収集するため、サンプルを固定する必要があるためであり、つまり、角度位置を調節する必要があるためである。このことは、測定値を得るのにかかる時間を短くするという利点がある。もちろん、このような速度の上昇は、種々の応用例においても価値を有するが、製造現場において特に有益性を有する。
市販の回折計は、特に品質コントロールに使用されてもよい。実用例において、伝統的に使用されていたダブルクリスタル回折計があるが、回折計の3軸に関する非常に困難なアライメントは通常排除される。多重結晶回折計は、優秀な研究機器であるが、製造ラインコントロールに関してより簡便なダブルクリスタル回折計と置き換えられていない。上述したダブルクリスタル回折計における欠点からすると、これら欠点を解決する定期的に使用するのに適した代替的なX線回折計に対する要求がある。
本発明の第1の態様によると、高分解能のX線回折用のX線機器を提供し、これは、:所定の法線方向(normal direction)に通常実質的に指向された前面を有するサンプルを保持するサンプルステージ;上記の法線方向に対して0〜60°の範囲の角度にて、サンプルステージ上の所定の標的位置にX線コリメートビームを生成する手段であって、このビームは、サンプルステージにおいて、0.01〜0.20°の角ダイバージェンスを有する、手段;及びサンプルにより上記の法線方向に対して所定の角度範囲にて散乱されたX線を検出する、サンプルステージに横方向に配置されたX線検出器であって、上記の所定の角度範囲は、80〜90°である、X線検出器;を有する。
本発明のこの手法は、コリメートされたX線ビームを発生する手段、サンプルステージ及び位置感受的検出器を使用する。測定値を得るため、ステージ上にサンプルを載置する。これら部材の構成及び反射性の選択は、データ収集中、移動の必要がないか、或いは大きい検出角度に関して検出器が若干の移動を必要とするように配置されてもよい。しかしながら、以下に説明するように、簡単な構成であるが、高分解能の結果を取得し得る。
ダブルクリスタル又は多重結晶回折計などの先行技術における機器は、種々の方法により、X線の波長の散乱(wavelength dispersion)を克服している。補完手段を用いないと、この波長の散乱は、測定されるピークを広げ、必要とされる高い分解能を破綻させる。例えば、多重結晶回折計は、必要とされる単一の波長を分離することにより動作する。逆に、本発明による装置は、幾何学的な配置により、散乱を克服する。
角度に対するX線の強度のプロファイルを生成するため一定の範囲の角度にて散乱されたX線を測定するため、ダブルクリスタル回折計及び多重結晶回折計では、サンプルを回転させる。
同時に一定の範囲の角度を測定することにより高い分解能の回折を達成することが不可能であることは、最初に想到され得る。一度に検出器に進入する一定の範囲の角度にて平行して回折測定を実行するために必要なのは、サンプルの検査に使用されるビームが一致しない角度の範囲を有する必要があることである。これは、分解能を簡単に減弱させ得る。
しかしながら、本発明の配置を使用することにより、幾何学性を通じて、走査又は角度の広がりを達成する。これは、有意な有益性を有し、同時、つまり、連続的ではなく平行して異なる角度にてサンプルにより回折されたX線を測定するのに、X線検出器の感受的な位置を使用し得る。従って、本発明を使用すると、サンプルから測定値を得る工程が大幅にスピードアップ可能となる。従って、常套的な高分解能回折計では、比較可能なデータとして、1〜10分かかっていたのが、典型的な半導体層構造から1〜10秒で使用可能なデータが収集可能となる。
上記の法線方向から80〜90°の範囲に収まる所定の角度範囲にて散乱されたX線を測定するため、X線検出器を配置する。言い換えれば、このX線検出器は、サンプルの表面に略平行な方向に放射された、サンプルにより回折されたX線を測定する。
このことは、検出器において見た際、限定されたサンプルの照射領域により内在された角度ができる限り小さくなることを確実にし、これにより、分解能が増加する。理解されるであろうように、回折ビームが表面にさらに平行になるにつれ、検出器から見た投射領域はより小さくなり、従って、検出器の分解能がより高くなる。従って、85〜90°の範囲で回折されたX線を測定するように検出器を配置することが好ましく、さらに好ましくは、88〜90°に配置することである。
本発明のさらなる特徴は、法線方向からサンプル平面に遠すぎず、コリメートビームを発生するようにコリメートX線ビームを発生する手段を配置する点である。以下に説明するように、この配置は、波長の変化及びビームの広がりが回折計の過剰な低減に繋がらないのに有用である。好ましいビーム角度は、サンプルの法線に対して40°以下である。
好ましくは、X線検出器は、X線検出器から所定の標的位置までの0.002倍以下の法線における線形分解能を有する。さらに好ましいのは、この線形分解能は、X線検出器から所定の標的位置までの距離の0.001倍以下であり、さらに好ましくは、0.0005倍である。
コリメートX線ビームを発生する手段は、好ましくはX線源及びこのX線源とサンプルステージとの間のスリットであって、過度な困難性及び高価でなく適切なビームを提供し得る。事実、サンプルに一つのX線波長のみが照射されるように高価な単色光検出器を選ぶ必要がないという特別な利点を有する。
好ましくは、このX線源は、法線、投射ビーム及び散乱X線を含む平面におけるビームの法線方向に0.2mm以下の寸法を有する。
好ましくは、X線検出器は、法線方向に沿った、つまり、法線方向に対して所定の角度範囲の距離の関数として、サンプルにより回折された平行なX線を検出するため、法線方向に平行な方向に延びる長手X線検出器である。これにより、一定の角度範囲以上で平行な測定を行い得る。代替配置として、X線検出器の前面にスリットを設けてもよく、スリットは一定の角度範囲を走査するように移動可能であってもよい。
利便性を考慮すると、位置感受的なX線検出器は、固体検出器(Solid state detector)である。
他の態様において、本発明は、実質的に単一の結晶薄層を有するサンプルの高分解能X線回折用X線装置に関し、この装置は:所定の法線方向に通常実質的に配列された前面を有しサンプルを保持するサンプルステージ;サンプルステージにX線を照射するX線源;X線源とサンプルステージとの間に配置されたスリットであって、X線源とスリットは、上記の法線方向に対して0〜60°の角度にてサンプルステージ上の所定の標的位置にコリメートX線ビームを照射するように寸法付けされ且つ配置されている、スリット;並びにサンプルステージの横方向に配置されX線検出器の長さに沿い上記の法線方向に対して80°以上の所定の角度にて、距離の関数としてサンプルにより回折されたX線を検出する長手X線検出器;を有する。
本発明の更なる態様によると、所定のタイプのサンプルを高分解能にてX線回折するためのX線装置を提供し、この装置は:所定の法線方向に通常実質的に配置され全面を有しサンプルを保持するサンプルステージ;上記の法線方向に対して0〜60°の角度にて、サンプルステージ上の所定の標的位置にコリメートX線ビームを生成する手段;及び法線方向に沿った距離の関数として上記の法線方向に対して80°以上の角度、法線方向に対して所定の角度範囲にてサンプルにより回折されたX線を検出する、サンプルステージに横方向に配置されたX線検出器;を有し、法線方向におけるX線検出器の線形分解能及びコリメートビームを生成する上記の手段は、所定の材料の実質的に単一結晶サンプルにて、少なくとも0.1°の角分解能を達成するように選択されることを特徴とする。
また、本発明は、サンプルステージ上に配置された実質的に単一な結晶薄層サンプルを測定し且つ位置感受的X線検出器上にコリメートX線ビームを回折するように配置されたX線装置の使用に関する。この薄層は、好ましくは半導体層である。
また、本発明は、高分解能X線回折方法にも関し、X線ビームを発生するX線源とスリットとを設けるステップ;前面を有するサンプルステージとサンプルステージに横方向に配置され上記の前面に対して実質的に法線方向に沿って長手方向に延びる長手X線検出器とを設けるステップ;平面状に延びる実質的に単一な結晶の薄層を有するサンプルを、X線源からスリットを介して上記の平面に実質的に沿った方向に向かってX線検出器に回折するように、配置されたサンプルステージの前面上に取り付けるステップ;上記の平面に対する法線に対して0〜60°の角度にてX線ビームをスリットを介してサンプルに投射するステップ;並びにX線検出器で、サンプルの長さに沿った位置の関数としてサンプルにより回折されたX線を測定するステップ;を有する。
好ましくは、サンプルにより回折されたX線を測定するステップは、検出器に沿った複数の異なる位置において同時に検出器上に投射したX線の強度を記録するステップを有する。
単なる例として、図面の説明と共に、本発明に関する実施例を以下に述べる。
図3を参照すると、X線回折装置は、種々の部材を保持するX線筐体2を有する。X線がスリット6を介してサンプルステージ8に放射するようにX線源4が配置されている。長手位置感受的検出器10は、サンプルステージの前面12に対する法線に沿ってサンプルステージの横方向に延びる。
種々の適当なX線源4を使用してもよい、例えば、カソードタイプのX線装置又はシンクロトロンなどが挙げられる。特定の実施例において、X線源4は、CuKαX線を発生する。
コリメーター6は、X線ビーム11をサンプルステージの標的位置15に投射するようにX線源4の前面に配置される。ビーム11は、サンプルステージ8の法線方向14に対して0〜60°の角度である。
使用時、サンプルステージ8上にサンプル16を配置する。サンプルは、その前面12に薄膜18を有する。従って、X線源4及びスリット6は、X線ビームがサンプル16の前面12上の薄膜18に当たるように配置される。この投射ビームは、法線方向14に対して角度αで投射し、αは、α=90°−ωで与えられる値であって、ωは、常套的に規定される投射角度である。
投射ビーム11は、検出器10に対して薄膜18から散乱又は回折される。投射ビーム11は、サンプルの前面上の薄膜18の平面に略平行な角度で法線に対して角度α’に出現するように、一定の散乱角29で回折される。下に存在する基盤及び薄膜18の限定的な厚みに対するこの薄膜の種類に起因して、散乱ビーム20は、法線14に対して角度α’の範囲で放射される。測定される角度α’の範囲は、例えば、85〜90°であってもよい。位置感受的X線検出器10は、長さに沿った複数の位置において、同時にX線強度を測定し得るし、この情報をデータ収集及び記録装置22に出力し得る。
散乱ビーム20は薄膜18に平行な平面により単純に散乱されて得られる角度ではないことに留意すべきである。なぜなら、角度αは60°未満であり、好ましくは40°未満であって、角度α’は、80°よりも大きく、好ましくは85°よりも大きいためである。従って、測定されるX線は、薄膜18に平行ではないが薄膜に対して増加する結晶平面により薄膜18から散乱されるものである。
この理由は、逆格子空間において示す薄膜18の散乱に関する図3の構成の図である図4及び図5を参照して以下に示す。
ベクトルκ40は、入射ビームを示す。ベクトルκ’42は、法線方向14に対して約89°で散乱されたX線を示す。ベクトルκ’’44は、ここでは、法線方向14に対して若干異なる角度85°で散乱されたX線を示す。常套的な散乱理論にて知られているように、方向K’に放射されたX線の強度は、K’−kにて与えられる位置のK−スペースにおけるサンプル情報として与えられる。従って、ベクトルκ’42の方向に散乱されたX線の強度は、K’−kである放射ベクトル48におけるK−スペースにおける強度で与えられ、ベクトルκ’’44の方向に散乱された放射の強度は、K’’−kで与えられる放射ベクトル50のk−スペースにおける強度で与えられる。従って、法線方向14から85〜89°の角度で散乱されたX線を検出する検出器10は、法線方向14に平行なk−スペースにおけるライン52に沿った情報をサンプリングすることがこの図面から分かる。
実質的に単一の結晶であるサンプルに関して、このサンプルは、サンプルの平面に沿った方向で正確に結晶状であって、従って、この平面において、良好な2次元アレイを形成していることに留意すべきである。逆に、薄膜の限定された厚み及びその厚みに関して潜在的な不正確性及び変化性は、法線方向14に平行な方向で変化するk−スペースにおける各逆格子の周囲のサンプル情報を発生させる。k−スペースにおけるこの変化は、薄膜の質に関する情報を与える。従って、k−スペースにおけるサンプル情報は、薄膜に対して、薄膜に平行に若干広がるのではなく、法線方向14に実質的に平行な方向において広がる逆結晶格子の位置を示す。
X線検出器は、その長さ、つまり、法線方向14に平行な線に沿って散乱されたX線放射の強度を検出し、このようにして、k−スペースにおけるライン52に略平行に走査し、且つ、このようにして、薄膜の質に関する情報を測定する。
この幾何学的配置は、さらに有意な有益性を有し、これを、図5を参照して以下に述べる。入射ビームの波長の変化は、図5aの楕円54にて概略的に示すように走査されるk−スペースにおける不確定な領域を発生させる。しかしながら、k−スペースにおける各逆格子の周囲における散乱の分布がサンプル表面に対する法線であるライン52に沿って効果的に存在しているので、波長の広がり及びk−スペースのサンプリングされた領域に対応する広がりは、有意なスメアリングを発生させない。なぜなら、この広がり54は、ライン52に平行に近接していないためである。
さらに詳細に説明すると、図5aは、入力ビームの公称ベクトルκ40及び出力であるベクトルκ’42を示す。これは、上述したようにベクトル48で示すkスペースにおける位置を走査する。また、図5bは、短波長に対応する破線で示す入力kベクトル60を示す。具体例として、ベクトル40は、CuKαダブレットの一つの線に対応していてもよく、且つ、ベクトル60は、CuKαダブレットの他のラインに対応していてもよい。短い投射波長は、ベクトルκ’42と同様の方向に放射されるベクトル62で示される散乱ビームを発生する。ベクトルに加えることにより、この散乱は、ベクトル64により与えられるk−スペースにおける位置を検査する。
従って、楕円54は、投射ビームの波長における変化により生じるk−スペースの検査領域における変化を概略的に示す。図5aの楕円は、この図を明確にするのに使用されており、楕円の変形パターンを示唆することを意図していない。
しかしながら、ベクトル64は、追加のサンプル情報にて、k−スペースの領域を検査しない。なぜなら、このサンプル情報は、法線方向14に実質的に沿った線54で与えられるためである。
従って、この波長における変化は、法線方向14に平行なライン52に沿って検査された位置における不確定性を生じない。この不確定性は、法線方向14に対する異なる方向に沿っているためである。従って、波長の不確定性は、測定されるデータにおける有意な広がりを生じない。
同様に、図5bは、散乱ビーム68と同様の方向に散乱されない、公称ビーム40に対して異なる角度でのダイバージェントビーム66の効果を示す。k−スペースの検査領域における不確定性は、楕円56で示す。再び記するが、この不確定性は、法線52に沿った不確定性をもたらさない。新規の放射ベクトル70は、サンプル情報を含む領域52の外側の検査位置をもたらす。従って、標準的なダイバージェンスは、測定データにおける過度な広がりを生じない。
ビームダイバージェンスに由来する不確定性56は、0の波長変化量から不確定性54へと増加される。これらダイバージェンスの2つのソースを分離して述べていたが、完全な装置及びサンプルは、測定データにおける単一の広がりにて単一の装置として動作することを留意すべきである。
使用する幾何学性に関する第3の重要なポイントは、散乱ベクトル42、44がサンプルの平面に対して小さい角度を有する、つまり、サンプルの平面に対して法線から90°に近い角度を有するので、サンプル表面上の限定領域に包含される角度が検出器において非常に小さい、という点である。逆に、この検出器がサンプルの上方に直接取り付けられる場合、検出器の長さと放射されるX線の角度α’に沿って測定される位置との間の一つに対応しない。
従って、使用する幾何学的配置は、全く予期せず、単色光分光器や、ダブルクリスタル回折計又は多重結晶回折計などの複雑な配置を用いることなく、高分解能回折が実行可能となる。この意味において、「高分解能」とは、層の末端から約0.1μmの厚みを観察し得る回折計を参照する。
さらに、検出器10は、平行してデータを記録してもよく、従って、大きな走査角度を除いてサンプルを動かす必要なく、同時に複数の散乱角に対応する散乱情報を測定し得る。従って、従前よりもおそらく50倍以上速く利用可能なデータを収集し得る。
本発明者は、提案する幾何学性を使用して、高分解能に関して十分非ダイバージェントなビームを得るように、適切なソース4及びスリット6のサイズを選択し得ることを見出した。好適実施例に関してこれらサイズの適切な値の範囲を確実にするため計算を実行する。この好適実施例は、CuKαソースを使用してSi及びGaAs層を検査するのに適切である。
関連するパラメーターは、ソース4及びスリット6により発生するX線の投射ビームのサンプル16におけるダイバージェンスである。いくらかの程度にてトレードオフの関係がある。このダイバージェンスは、0.06°未満に低下されるので、分解能において若干の向上があるものの、検査される強度が一定量減少し且つ情報の範囲がいくらか制限される。ダイバージェンスが0.06°より大きく増加すると、波長帯域が有意に増加する。例えば、X線源がCuKαダブレットを放射すると、CuKα2成分が発生し始め、約0.25°のダイバージェンスが非常に明確になる。0.06°のダイバージェンスの角度は、光学的に算出される。従って、この好適実施例では、サンプルにおけるX線の角ダイバージェンスは、約0.01〜0.20°であり、好ましくは、0.02〜0.10°であり、さらに好ましくは0.03〜0.06°である。
X線源は、200μm未満、好ましくは40μm未満の散乱平面(つまり、図6の平面)におけるビーム方向に垂直な寸法を好ましく有する。提案する幾何学的配向性において、散乱平面の外側の寸法は、1cm以上大きくてもよい。先行技術の手法において、いわゆるSollerスリットは、散乱平面の0.2°以内で平行なビームのみを通過させる平行なスリットのシリーズを必要とする。本発明の有意な利点は、これが必要ないという点である。
本発明の配置は、サンプルの位置の変化に感受的でない。法線14の周囲でサンプルの回転によりその信号は減弱しないが、最適値から±5°の回転で、約10ファクターでその強度が減弱する。従って、サンプルの配向に関して過度に正確である必要はなく、このことにより、この回折計を介してサンプルの出力が増加する。
また、サンプルを傾斜してもほとんど影響を受けない。サンプルをその表面に平行で散乱平面において軸に周囲で傾斜させると、1°の傾斜角で変化するが、ほとんど影響を受けない。
投射角αは、必要とするCuKα波長を分離すべく種々の調節をする必要がない。従って、投射角αは、0.01°の正確性で好ましく設定されるべきであるが、0.03°であっても、動作可能な高分解能プロファイルを与える。
法線軸に沿ったサンプル位置における変化もまた、臨界的ではない。±0.5mmでの動きは、プロファイルの質にほとんど影響を及ぼさない。
サンプルの前面に平行ではない散乱平面から回折するのに、サンプルを配向する必要があることは理解されるであろう。特に、上記の最適な平面は、その表面に対して出来る限り法線に近い投射ビームとその表面に平行で出来る限り近接した出口ビームとを有する。この理由は、不確定性54が放射方向にほとんど沿っている点であり、この不確定性は、法線方向14に平行なk−スペース52の領域に存在するサンプル情報に平行に存在しないことが必要である。しかしながら、α=α’である場合、ベクトル48は、軸14に沿って存在し、従って、高分解能は消失する。代わりに、全てが完全にコリメートされていない異なる波長のX線により発生するスメアリング及び不確定性により、回折空間の領域を検査し、且つ、これは、複数の位置において有意な散乱強度を有し且つ従って測定信号のスメアリングを発生する。
従って、常套的に、004散乱平面を使用してもよいが、本発明の散乱は、上述の例に用いた113反射などの異なる散乱平面を用いるべきである。この113は、投射ビームが近法線であってもよくCuKα波長のX線を用いて市販で重要なSi及びGaAs材料に関する表面に略平行な出口ビームであってもよい状況を満足する反射性を有する。
特定の実行例において、回折計は、以下の寸法を有する。サンプルLに対するスリットの距離が320mmであり、投射角度のダイバージェンスΔωが0.06°である。このダイバージェンスは、平行なソース及びスリットにて達成される。サンプルLからの検出器の距離は240mmである。113反射を用いると、この図の示す角度は、28にて示され、GaAsに関しては53.75°であり、Siに関しては56.12°である。ωは、GaAsに関して52.1°であり、Siに関しては53.3°である。検出器のスリット幅は、70μmである。
本発明者は、以下で示すように、この装置の角分解能2θresolutionを算出した:
2θresolution〜{L[tan(Δω)/sin(ω)]sin(2θ−ω)/2+D/2}/L
特定の実行例にこれを当てはめると、GaAs及びSiサンプルの両者に関して、約0.01°の角分解能を与える。これは、データ収集に関してより適切である。0.01°の角分解能は、1μmの膜厚に対応する増加を与える。従って、この装置は、約0.3μm以上の厚みと同定可能であって、従って、高分解能となる。
図6及び図7は、本発明の有益性を示す測定結果である。図7は、本発明による装置にて20秒間の静止的な走査にて測定した113反射の散乱強度を示す。
図8は、多重結晶X線回折計にて10秒間走査して測定した同一のサンプルに関する004反射の散乱強度を示す。これらから分かることは、本発明による装置を用いると、同様の質の結果が非常に速い速度にて得られるということである。
図6は、本発明による装置が0.1°よりも有意に良好な分解能2θresolutionが可能であることを示す。
本発明による装置は、より速くより簡便で、設定が容易で、安価である。
本発明の配置は、常套的な高分解能回折計又はダブルクリスタル回折計装置では達成できないことは理解されるであろう。このことの理由は、所定の投射角度に由来する先行技術におけるかかる回折計のデータは、他の投射角に由来するデータと同時に検出器に到達するためであって、従って、この状況を解決する多重結晶回折計に使用される分析器を使用することが必要であるためである。
本発明における開示により、当業者には他の改変及び変法は明らかである。かかる改変及び変法は、設計、製造方法及び回折計の使用において既に知られており且つ本願に述べた特徴に加えるか置き換えてもよい等価物及びその他の特徴を包含し得る。本願に添付の請求項は、特定の特徴の組み合わせにて本願において定式化されているが、本願に開示の範囲は、本発明と同様の種々の技術的問題を解決し或いは解決せずとも、本願において明示的、暗黙的又は一般則の組み合わせのいずれかで、種々の新規の特徴又は種々の新規な組み合わせをも包含することを理解されるべきである。本願出願人が通知するのは、本願審査過程又は本願に由来する種々のさらなる出願において、かかる種々の特徴及び/又はかかる特徴の組み合わせに対して、新規の請求項を定式化してもよいということである。
特に、説明した実施例において検出器が、平行して異なる複数の投射位置において投射されるX線を検出可能であるが、例えば、X線検出器の前面に可動な狭いスリットを設けることにより、異なる複数の投射位置において連続して上記の検出を行う配置を提供することも可能である。
常套的なダブルクリスタル回折計を示す。 常套的なトリプルアクセス回折計を示す。 本発明の実施例に関する概略図を示す。 逆格子空間における回折を示す。 測定結果に及ぼす当社ビーム偏位の種々の形態の効果を示す。 本発明による回折計から得た結果を示す。 比較として、先行技術における高分解能回折計から得た結果を示す。

Claims (11)

  1. サンプルを含む単結晶の薄層の高分解能X線回折のためのX線装置であって
    所定の法線方向に対して垂直に向けられた前面に、単結晶の薄層を有し、且つ、k空間内で前記法線と平行な方向に広がる逆格子点を有する前記サンプルを保持するための、サンプルステージと、
    前記法線方向に対して0°から60°の間の角度で、前記サンプルステージ上の所定の標的位置に、前記サンプルステージで0.01°から0.20°の範囲の角ダイバージェンスを有するX線の平行ビームを発生するための手段と、
    前記サンプルによって前記法線方向に対する所定範囲の角度に散乱されるX線を検出するために、前記サンプルステージの横方向に配置されたX線検出器とを含み、前記所定範囲の角度は、80°から90°の範囲内にあり、
    記X線の平行ビームを発生するための手段は、X線源と、該X線源と前記サンプルステージとの間スリットとを含み、
    前記X線の平行ビームを発生するための手段は、前記サンプル上に入射する異なる波長のX線を有する平行ビームを発生する、
    X線装置。
  2. 前記X線検出器は、前記X線検出器から前記所定の標的位置までの距離の0.002倍未満の法線方向における線形分解能を有する請求項に記載のX線装置。
  3. 前記X線源は、前記法線、前記サンプル上に入射する前記平行ビーム及び前記サンプルによって散乱される前記X線を有する平面において前記平行ビームに対して法線方向に0.2mm以下の寸法を有する請求項1又は2に記載のX線装置。
  4. 前記サンプルによって回折されるX線を、前記法線方向に沿う、故に、前記法線方向に対する所定範囲の角度に亘る距離の関数として並行して検出するために、前記X線検出器は、前記法線方向と平行な方向に延びる細長いX線検出器である上記請求項のうちいずれか1項に記載のX線装置。
  5. 記X線検出器は、固体検出器である上記請求項のうちいずれか1項に記載のX線装置。
  6. 記単結晶の薄層は、半導体層である上記請求項のうちいずれか1項に記載のX線装置。
  7. 前記サンプルを測定するために、前記サンプルは、前記サンプルステージ上に取り付けられ、且つ、前記X線の平行ビームを前記X線検出器上に回折するよう向けられる、上記請求項のうちいずれか1項に記載のX線装置の使用。
  8. 高分解能X線回折の方法であって、
    サンプルステージと、該サンプルステージの横方向に配置されX線検出器を設けるステップと、
    平面に延びる単結晶の薄層材料を有し、且つ、k空間内で前記法線と平行な方向に広がる逆格子点を有するサンプルを前記サンプルステージ上に取り付けるステップと、
    異なる波長のX線を有するX線の平行ビームを、前記平面に対する前記法線に対して0°から60°の角度で前記サンプル上に向けるステップと、
    前記サンプルによって前記平面に対する前記法線に対して80°から90°の範囲内の角度の範囲に回折される前記X線を、前記X線検出器を用いて測定するステップとを含む、
    方法。
  9. 前記サンプル上に入射する前記平行ビームは、0.01°から0.20°の範囲内の角ダイバージェンスを有する請求項に記載の方法。
  10. 前記サンプル上に入射する前記平行ビームは、前記平面の前記法線に対して0°から40°方向にある請求項8又は9に記載の方法。
  11. 記サンプルによって回折される前記X線を測定するステップは、前記検出器上に入射するX線の強度を、前記検出器の長さに沿う多数の場所で同時に記録するステップを含む請求項8乃至10のうちいずれか1項に記載の方法。
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