JP3967326B2 - 位置検出方法及び位置検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、位置検出方法及び位置検出装置に関し、特に位置合わせ用のアライメントマークを対象物の表面に対して斜めの方向から観測し、マークの位置を検出する位置検出方法及び位置検出装置に関する。
下記特許文献1に開示されたアライメントマークの位置検出方法について説明する。近接露光用のマスクにアライメントマークが形成されている。このアライメントマークは、第1の方向に配列した複数のエッジを有する。このアライメントマークを、マスクの法線方向から第1の方向に傾いた光軸を有する観測装置で観測し、受像面上にアライメントマークの像を形成する。
受像面上には、アライメントマークのエッジに対応して複数の明るい点が形成される。光軸が傾いているため、複数のエッジのうち被写界深度内に位置するエッジにピントが合う。ピントが合っているエッジの像を検出することにより、第1の方向に直交する第2の方向に関して、アライメントマークの位置を検出することができる。
特許第3101582号公報
近接露光を行なう際には、通常、マスクを固定し、ウエハを移動させて、両者の位置合わせを行う。マスクとウエハとのアライメントマークの像を観測するために、マスクに形成されたアライメントマークの像を、受像面上(画面)のある特定の位置に配置しておくことが好ましい。マスクを露光装置に取り付けた初期状態では、必ずしもアライメントマークの像が画面内の好ましい位置に配置されない。このため、像の位置を検出して、像が所定の位置に配置されるように、観測装置を移動させる必要がある。
また、露光中に観測装置の温度変化等により、マスクのアライメントマークの像が画面内で移動したり、最もピントの合っている位置が移動したりすることがある。受光した光の検出感度は、画素ごとに一定ではなく、ある範囲でばらついている。このため、像の位置が移動すると、画像信号の波形が変化して、高精度の位置検出を行うことが困難になる。
本発明の目的は、アライメントマークの像の移動に起因する位置検出精度の低下を防止できる位置検出方法及び位置検出装置を提供することである。
本発明の一観点によると、
(a)対象物の表面にXY直交座標系を定義した時、該対象物に形成されたアライメントマークを、該対象物の表面の法線方向からY軸方向に傾いた光軸を有する観測装置で観測し、該アライメントマークの像を受像面上に形成する工程と、
(b)該受像面上に、X軸に対応する方向をu軸、該u軸に直交する方向をv軸とするuv直交座標系を定義した時、アライメントマークの像の、v軸方向に関する位置を検出する工程と、
(c)受像面上の像が、v軸方向に関して観測基準位置に移動するように、前記観測装置をY軸方向に移動させる工程と
(d)受像面上に形成された像の、v軸方向に関して最もピントの合っている位置を検出する工程と、
(e)最もピントの合っている位置が、受像面上のv軸方向に関する観測基準位置内に納まるように、前記観測装置をその光軸方向に移動させる工程と
を有する位置検出方法が提供される。
本発明の他の観点によると、
アライメントマークが形成された対象物を保持する保持台と、
前記保持台に保持された対象物の表面に、XY直交座標系を定義した時、該対象物の表面の法線方向からY軸方向に傾いた光軸を有し、受像面上にアライメントマークの像を写す観測装置と、
前記観測装置を、XY面内に平行な方向、及び光軸に平行な方向に移動可能に支持する支持機構と、
前記観測装置の受像面上に、X軸に対応する方向をu軸、該u軸に直交する方向をv軸とするuv直交座標系を定義した時、アライメントマークの像の、v軸方向に関する位置を検出し、v軸方向に関して、像が観測基準位置に移動するように、前記支持機構を制御して前記観測装置をY軸方向に移動させる制御装置と
を有し、
前記制御装置は、さらに、前記受像面上に形成された像の、v軸方向に関して最もピントの合っている位置を検出し、最もピントの合っている位置が、受像面上のv軸方向に関して観測基準位置内に納まるように、前記支持機構を制御して、前記観測装置をその光軸方向に移動させる位置検出装置が提供される。
アライメントマークの像が、v軸方向に関して観測基準位置に配置される。このため、画素ごとの感度のばらつきの影響を軽減し、安定して像の画像信号を得ることができる。これにより、像が画面内を移動することによる位置検出精度の低下を防止することができる。
図1に、本発明の実施例による近接露光装置の概略図を示す。実施例による位置合わせ装置はウエハ/マスク保持部10、観測装置20、及び制御装置30を含んで構成されている。
ウエハ/マスク保持部10は、ウエハ保持台15、マスク保持台16、移動機構17及び18を含んで構成されている。位置合わせ時には、ウエハ保持台15の上面にウエハ11を保持し、マスク保持台16の下面にマスク12を保持する。ウエハ11とマスク12とは、ウエハ11の被露光面とマスク12のウエハ側の面との間に一定の間隙(プロキシミティギャップ)が形成されるようにほぼ平行に配置される。電子ビーム近接露光を行う場合には、マスク12としてステンシルタイプのものが用いられる。マスクメンブレンに設けられた開口部により、転写パターン及びアライメントマークが形成されている。
移動機構17は、基準ベース1に固定され、ウエハ11とマスク12との被露光面内に関する相対位置が変化するように、ウエハ保持台15を移動させることができる。移動機構18は、ウエハ11とマスク12との間隔が変化するように、ウエハ保持台15を移動させることができる。紙面の裏から表に向かってX軸、左から右に向かってY軸、被露光面の法線方向にZ軸をとると、移動機構17は、ウエハ11とマスク12の、X軸方向、Y軸方向、Z軸の回りの回転方向(θ方向)に関する相対位置を調整し、移動機構18は、Z軸方向、X軸及びY軸の回りの回転(あおり)方向(θ及びθ方向)の相対位置を調整する。
露光用ビーム源43から電子ビーム42が出射される。電子ビーム42は、マスク12を介してウエハ11に照射される。
観測装置20は、レンズ22、ビームスプリッタ23、光ファイバ24、及び受像素子29を含んで構成される。観測装置20の光軸25は、マスク12の表面の法線方向からY軸の正の向きに傾いている。通常、マスク12に4つのアライメントマークが形成されており、アライメントマークごとに観測装置が設置される。図1では、4つの観測装置のうち1つのみを代表して示している。他の1つの観測装置の光軸は、観測装置20の光軸25の傾斜方向とは反対向き(Y軸の負の向き)に傾いている。残りの2つの観測装置の光軸は、それぞれマスク12の表面の法線方向からX軸の正の向き及び負の向きに傾いている。
観測装置20は、X方向ステージ21X、Y方向ステージ21Y、及び光軸方向ステージ21Aにより基準ベース1に支持されている。X方向ステージ21X、Y方向ステージ21Y、及び光軸方向ステージ21Aは、それぞれ観測装置20をX軸方向、Y軸方向、及び光軸25に平行な方向に移動させる。これらのステージは、制御装置30により制御される。
光ファイバ24から出射した照明光がビームスプリッタ23で反射して光軸25に沿った光線束とされ、レンズ22を通して被露光面に斜めから入射する。
ウエハ11及びマスク12に設けられたアライメントマークのエッジ(散乱箇所)で照明光が散乱される。散乱光のうちレンズ22に入射する光が、レンズ22で収束され、その一部がビームスプリッタ23を透過して受像素子29の受像面上に到達し、アライメントマークの像が形成される。受像面上への結像倍率は、例えば60〜100倍である。
受像素子29の受像面に、受光画素が行列状に配置されている。各画素は、当該画素に照射された光の強度に応じて画素対応の画像信号を生成する。この画像信号は制御装置30に入力される。
制御装置30は、画像処理を行い、マスク12のアライメントマークの像とウエハ11のアライメントマークの像との相対位置情報を得る。
図2(A)は、ウエハ上のアライメントマーク及びマスク上のアライメントマークの相対位置関係を示す平面図である。例えば、長方形パターンをX軸方向に3個、Y軸方向に14個、行列状に配列して各ウエハ上のアライメントマーク13A及び13Bが構成されている。アライメントマーク13A及び13Bで1つのアライメントマークが構成される。同様の長方形パターンをX軸方向に3個、Y軸方向に5個、行列状に配置してマスク上の1つのアライメントマーク14が構成されている。位置合わせが完了した状態では、マスク上のアライメントマーク14は、X軸方向に関してウエハ上のアライメントマーク13Aと13Bとのほぼ中央に配置される。
図2(B)は、図2(A)の一点鎖線B2−B2における断面図を示す。ウエハ上のアライメントマーク13A及び13Bは、例えば被露光面上に形成したSiN膜、ポリシリコン膜等をパターニングして形成される。ウエハ11の被露光面上にレジスト膜11Rが形成されている。マスク上のアライメントマーク14は、例えばSiC等からなるマスクメンブレンに形成された開口により構成される
図3は、エッジからの散乱光による受像面29上の像のスケッチである。図3の横方向(u軸方向)が図2(A)のX軸方向に相当し、縦方向(v軸方向)が図2(A)のY軸方向に相当する。ウエハ上のアライメントマーク13A及び13Bからの散乱光による像40A及び40Bがu軸方向に離れて現れ、その間にマスク上のアライメントマーク14からの散乱光による像41が現れる。像40A及び40Bと、像41とは、v軸方向に関して相互に異なる位置に現れる。
図2(A)に示したように、マスク12のアライメントマーク14は、長方形パターンが5行3列に配置されている。各長方形パターンの手前のエッジと奥側のエッジで照明光が散乱されるため、アライメントマーク14の像41は、10行3列の明るい点で構成される。ただし、ピントがずれた位置においては、これらの点がぼけて隣の点に連続する場合がある。
像40A、40B及び41のu軸方向の位置を検出することにより、図2(A)に示したウエハ上のアライメントマーク13A、13Bと、マスク上のアライメントマーク14とのX軸方向の位置情報を得ることができる。
画面内にマスク上のアライメントマークの像41を配置するべき観測基準位置Qが画定されている。1枚のマスク12を用いて複数枚のウエハ11が順番に露光される。この時、マスク12の位置は固定され、ウエハ11を交換するたびに、マスク12に対してウエハ11の位置合わせが行われる。マスク12のアライメントマークの像41が観測基準位置Qに配置されるように、観測装置20の位置を調節する。さらに、像41の最もピントの合っている位置(合焦位置)が、v軸方向に関して観測基準位置Qの内部に納まるように、好ましくはほぼ中央に位置するように、観測装置20の位置が調節される。
例えば、観測装置20をX軸の正の方向に移動させると、像41が画面内でu軸の負の方向に移動する。観測装置20をY軸の正の方向に移動させると、像41が画面内でv軸の負の方向に移動する。観測装置20を光軸25に沿ってマスク12に近づけると、像41の合焦位置がv軸の負の方向に移動する。光軸25に沿って移動させた場合は、像41自体の位置は変化せず、合焦位置のみが移動する。
次に、図4〜図6を参照して、本発明の実施例による位置検出方法について説明する。なお、必要に応じて図3を参照することとする。
図4は、実施例による位置検出方法のフローチャートを示す。まず、ステップS1において、マスク(対象物)12のアライメントマークの像41のu軸方向に関する位置を検出する。以下、像41のu軸方向に関する位置の検出方法の一例を説明する。
画面のu座標ごとに、v軸方向に光強度を積算し、u軸方向に関する光強度分布の波形を得る。像41が、3列の明るい点で構成されているため、光強度分布の波形は、図5(A)に示すように3つの山を有する。図5(B)に、参照波形を示す。参照波形は、例えば、像41の明るい点のu軸方向のピッチと同じピッチを持った3つの山を有する矩形波である。図5(A)に示す光強度分布の波形と、図5(B)に示す参照波形との相関演算を行うことにより、像41のu軸方向に関する位置を検出することができる。
図5(B)に示した参照波形は、図2(A)に示したマスク上のアライメントマーク14の形状(平面パターン)に基づいて、すなわち設計情報に基づいて自動的に生成することが可能である。参照波形を、マスク上のアライメントマーク14を実際に観測して得られた画像信号に基づいて生成するのではなく、設計情報に基づいて生成することが可能なため、参照波形生成の自動化を容易に実現することができる。なお、参照波形として矩形波以外に、三角波や正弦波等を用いることも可能である。
アライメントマークは、通常2次元の設計情報により定義される。この設計情報は、例えば、X軸方向に関する位置及び寸法、Y軸方向に関する位置及び寸法を含む。X軸方向に関する位置を検出する場合には、設計情報のうちX軸方向に関する情報のみに基づいて参照波形を生成することができる。
ステップS2に進み、像41が現われている範囲Pを特定する。アライメントマークの大きさ及び結像倍率から、像41のu軸方向の寸法がわかる。例えば、ステップS1で検出された位置と、像41の寸法とから、範囲Pを特定することができる。
ステップS3に進み、v座標ごとにu軸方向に光強度を積算する。このとき、積算の対象となるu座標は、ステップS2で特定された範囲P内に限定する。この積算により、図5(C)に実線で示すように、v軸方向に関する光強度分布の波形が得られる。積算の対象となるu座標を制限することにより、像41が現れていない領域に現れる予期せぬ像や、バックグラウンドの影響を軽減することができる。
ステップS4に進み、ステップS3で得られた波形にローパスフィルタを適用する。図5(C)に破線で示すように、波形が平滑化される。
ステップS5に進み、v軸方向に関して像41の位置を検出する。以下、像41の位置の検出方法について説明する。図5(C)に示すように、平滑化した波形の最大値の約半分程度の位置にしきい値Itを設定しておく。平滑化された波形がしきい値Itと交差する点のv座標v及びvを求める。像41は、v座標vとvとの間に位置すると考えられる。
ステップS6に進み、像41の合焦位置のv座標を検出する。例えば、図5(C)に示した平滑化前の波形の空間周波数の最も高い位置を、合焦位置とすることができる。または、平滑化した後の波形を微分し、微分値が0となる位置を合焦位置としてもよい。
ステップS7に進み、像41が、u軸方向に関して観測基準位置Qに配置されるように、観測装置20をX軸方向に移動させる。より具体的には、ステップS1で検出された像41の位置と、観測基準位置Qとのu軸方向のずれに対応する距離だけ観測装置20をX軸方向に移動させればよい。ここで、「対応する距離」は、結像倍率を考慮して、受像面上における長さを、物空間における長さに換算した距離であることを意味する。
像41が、v軸方向に関して観測基準位置Qに配置されるように、観測装置20をY軸方向に移動させる。ステップS5で検出された像41と、観測基準位置Qとの、v軸方向に関するずれがLvであり、光軸25とマスク12の表面の法線とのなす角がθである場合、観測装置20をY軸方向にLv/cosθに対応する距離だけ移動させればよい。
ステップS8に進み、像41の合焦位置が観測基準位置Qの内部に納まるように、好ましくはほぼ中央に位置するように、観測装置20を光軸25に平行な方向に移動させる。
図6を参照して、観測装置20の移動距離について説明する。マスク12の表面の法線と、観測装置20の光軸25とのなす角をθとする。受像装置29の受像面と共役な関係を有する面を物面CPとする。物面CP上の点が受像面上に合焦する。このため、マスク12に形成されたアライメントマークのうち、物面CPと交わる位置Mの点が、受像面上の合焦位置に対応する。
観測装置20を距離Lだけマスク12に近づけると、受像面と共役な関係にある面も距離Lだけ移動し、物面CPの位置に来る。このとき、アライメントマークのうち、物面CPと交わる位置Mの点が、受像面上の合焦位置に対応することになる。受像面上における合焦位置のv軸方向の移動距離に対応する物空間内の距離Lvは、L/tanθと表される。
ステップS6で検出された合焦位置と、観測基準位置Qとのv軸方向のずれから、観測装置20を移動させるべき距離Lを求めることができる。
このようにして、像41を観測基準位置Qに移動させ、かつ合焦位置を観測基準位置Q内に配置させることができる。
マスク12と観測装置20との位置を固定した状態で、ウエハ11をウエハ保持台15に載置し、ウエハ11とマスク12との位置合わせ、及び露光を行う。ウエハ11を交換しても、マスク12と観測装置20との相対位置は変化しない。
ウエハの露光を続けると、観測装置20の温度変化等により、マスク12に形成されたアライメントマークの像41が画面内で移動する場合がある。ウエハ11の位置合わせを行うときに、マスク12のアライメントマークの像41の位置も検出されるため、ウエハ11の位置合わせ処理中に像41の位置の変動を監視することができる。像41の位置の変動量が許容値を超えたときに、観測装置20を移動させて、像41の位置を元に戻すことにより、像41の位置をほぼ観測基準位置Qに固定することができる。
像41の位置がほぼ固定されるため、検出される波形が画素ごとの検出感度のばらつきの影響を受けにくくなる。これにより、マスクとウエハとの位置合わせ精度を高めることができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
本願発明は、紫外線近接露光、X線近接露光、電子ビーム近接露光等の露光装置に適用することができる。また、対象物の表面に対して斜めの光軸を有する観測装置を用いて、対象物表面のマークを検出する際に、マークの像を画面内の特定の位置に配置する必要がある場合に、本願発明を利用することができる。
実施例による露光装置の概略図である。 ウエハ及びマスクに形成されたアライメントマークの平面図である。 アライメントマークが形成された位置のウエハ及びマスクの断面図である。 アライメントマークの像をスケッチした図である。 実施例による位置検出方法のフローチャートである。 アライメントマークの像のu軸方向に関する光強度分布を示すグラフである。 アライメントマークの像のu軸方向の位置を検出ための参照波形のグラフである。 アライメントマークの像のv軸方向に関する光強度分布、及びそれを平滑化した波形を示すグラフである。 物空間内のピントの合っている位置の移動距離と、観測装置の光軸方向の移動距離との関係を説明するための線図である。
符号の説明
1 基準ベース
10 ウエハ/マスク保持部
11 ウエハ
12 マスク
13A、13B、14 アライメントマーク
15 ウエハ保持台
16 マスク保持台
17、18 移動機構
20 観測装置
21X、21Y、21A 移動機構
22 レンズ
23 ビームスプリッタ
24 光ファイバ
25 光軸
29 受像面
30 制御装置
40A、40B、41 アライメントマークの像
42 電子ビーム
43 ビーム源

Claims (10)

  1. (a)対象物の表面にXY直交座標系を定義した時、該対象物に形成されたアライメントマークを、該対象物の表面の法線方向からY軸方向に傾いた光軸を有する観測装置で観測し、該アライメントマークの像を受像面上に形成する工程と、
    (b)該受像面上に、X軸に対応する方向をu軸、該u軸に直交する方向をv軸とするuv直交座標系を定義した時、アライメントマークの像の、v軸方向に関する位置を検出する工程と、
    (c)受像面上の像が、v軸方向に関して観測基準位置に移動するように、前記観測装置をY軸方向に移動させる工程と
    (d)受像面上に形成された像の、v軸方向に関して最もピントの合っている位置を検出する工程と、
    (e)最もピントの合っている位置が、受像面上のv軸方向に関する観測基準位置内に納まるように、前記観測装置をその光軸方向に移動させる工程と
    を有する位置検出方法。
  2. 前記工程bが、
    (b1)受像面における光強度を、v軸上の座標毎にu軸方向に積算し、v軸方向に関する光強度分布を得る工程と、
    (b2)前記工程b1で得られた光強度分布にローパスフィルタを適用して滑らかな波形とし、該波形から像のv軸方向に関する位置を検出する工程と
    を含む請求項1に記載の位置検出方法。
  3. 前記工程b1が、u軸方向に関して像が分布する範囲を限定し、限定された範囲内で光強度をu軸方向に積算する請求項2に記載の位置検出方法。
  4. さらに、(f)受像面上に形成された像のu軸方向に関する位置を検出する工程と、
    (g)像が、u軸方向に関して観測基準位置に移動するように、前記観測装置をX軸方向に移動させる工程と
    を含む請求項1〜のいずれかに記載の位置検出方法。
  5. 前記対象物が、転写すべきパターンが形成されたマスクであり、前記工程gの後、さらに、前記マスクと前記観測装置との相対位置関係を保持したまま、前記マスクからプロキシミティギャップを隔てて近接配置されたウエハのアライメントマークと、前記マスクのアライメントマークとの像を受像面上に形成し、両者の相対位置を検出する工程を有する請求項に記載の位置検出方法。
  6. 前記アライメントマークは、Y軸方向に配列した複数の散乱箇所を含む請求項1〜のいずれかに記載の位置検出方法。
  7. アライメントマークが形成された対象物を保持する保持台と、
    前記保持台に保持された対象物の表面に、XY直交座標系を定義した時、該対象物の表面の法線方向からY軸方向に傾いた光軸を有し、受像面上にアライメントマークの像を写す観測装置と、
    前記観測装置を、XY面内に平行な方向、及び光軸に平行な方向に移動可能に支持する支持機構と、
    前記観測装置の受像面上に、X軸に対応する方向をu軸、該u軸に直交する方向をv軸とするuv直交座標系を定義した時、アライメントマークの像の、v軸方向に関する位置を検出し、v軸方向に関して、像が観測基準位置に移動するように、前記支持機構を制御して前記観測装置をY軸方向に移動させる制御装置と
    を有し、
    前記制御装置は、さらに、前記受像面上に形成された像の、v軸方向に関して最もピントの合っている位置を検出し、最もピントの合っている位置が、受像面上のv軸方向に関して観測基準位置内に納まるように、前記支持機構を制御して、前記観測装置をその光軸方向に移動させる位置検出装置。
  8. 前記制御装置が、さらに、前記受像面上に形成された像のu軸方向に関する位置を検出し、像が、u軸方向に関する観測基準位置に移動するように、前記支持機構を制御して、前記観測装置をX軸方向に移動させる請求項に記載の位置検出装置。
  9. 前記工程gが、さらに、
    前記アライメントマークの形状に基づいて参照波形を生成する工程と、
    前記受像面上に形成されたアライメントマークの像から得られた観測波形と、前記参照波形との相関演算を行い、前記アライメントマークの像のu軸方向に関する位置を特定する工程と
    含む請求項4に記載の位置検出方法。
  10. 前記アライメントマークは、相互に直交するX軸方向及びY軸方向に関する位置及び寸法を含む設計情報により定義され、
    前記参照波形を生成する工程において、前記X軸方向に関する設計情報に基づいて前記参照波形を生成し、
    前記アライメントマークの位置を特定する工程が、
    前記アライメントマークの像の前記u軸方向に関する光強度分布に基づいて前記観測波形を得る工程と、
    前記参照波形と前記観測波形との相関演算を行う工程と、
    相関演算の結果に基づいて、前記アライメントマークの像の前記u軸方向に関する位置を特定する工程と
    を含む請求項に記載の位置検出方法。
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