JP4005572B2 - 合焦位置検出方法、露光装置及び間隔測定方法 - Google Patents

合焦位置検出方法、露光装置及び間隔測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、合焦位置検出方法及び露光装置に関し、特にアライメントマークを斜めから観測し、ピントの最も合っている位置を検出する合焦位置検出方法、及び合焦位置を検出する露光装置に関する。
下記特許文献1に、近接露光に適用されるマスクとウエハとの間隔の測定方法が開示されている。マスク及びウエハに形成されたアライメントマークを、斜めの光軸を有する観測装置で観測する。アライメントマークは、観測装置の光軸とマスク表面の法線とを含む平面に平行な方向に配列した複数の散乱箇所を有する。これらの散乱箇所で散乱された散乱光により、観測装置の受光受像面に像が形成される。これらの像は、散乱箇所の配列方向に対応して、複数の明るい点が配列したパターンを有する。
斜めから観測しているため、像を構成する複数の明るい点のうち、被写界深度内に位置する散乱箇所に対応する点が明瞭に現れ、ピントの合っている位置(合焦位置)から離れるに従って、明るい点がぼけてくる。マスク上のアライメントマークの像の最もピントの合っている位置と、ウエハ上のアライメントマークの像の最もピントの合っている位置との距離から、マスクとウエハとの間隔を求めることできる。2つの像の最もピントの合っている位置の間の距離を求める方法として、パターンマッチングが挙げられている。
特許第3333759号公報
マスクと観測装置との相対位置を固定し、マスクとウエハとの間隔を変化させると、マスク上のアライメントマークの像のパターンは変化しないが、ウエハ上のアライメントマークの像のパターンが変化する。このため、パターンマッチングによって、2つの像の最もピントの合っている位置の間の距離を測定する方法では、アライメントマークの形状変化に起因する像のパターンが変化や、背景の明るさの不均一さによってパターン間の相関値が低下しすることによる測定誤差が発生してしまう。
本発明の目的は、像のパターン変化や背景の明るさの影響を受けにくく、2つの対象物の間隔の測定精度を高めることができる間隔測定方法、及びその方法に利用される合焦位置検出方法を提供することである。さらに、本発明の他の目的は、2つの対象物の間隔の測定精度を高めた露光装置を提供することである。
本発明の一観点によると、(a)対象物の表面にXY直交座標系を定義した時、該対象物に、Y軸方向に配列した複数の散乱箇所を含むアライメントマークが形成されており、該対象物の表面の法線方向からY軸方向に傾いた光軸を有する観測装置で該アライメントマークを観測し、像を受光受像面上に形成する工程と、(b)前記受光受像面上の、物体空間のX軸に対応する方向をu軸とするuv直交座標系を定義した時、受光受像面上の光強度を、v座標ごとにu軸方向に積算して、v軸方向に関する光強度分布を示す第1の波形を得る工程と、(c)前記第1の波形にハイパスフィルタを適用して、または該第1の波形を微分して、第2の波形を得る工程と、(d)前記第2の波形に基づいて、最もピントのあっているv軸上の位置を検出する工程とを有する合焦位置検出方法が提供される。
本発明の他の観点によると、転写すべきパターン及びアライメントマークが形成されたマスクを保持するマスク保持台と、前記マスク保持台に保持されたマスクからプロキシミティギャップを隔ててウエハが配置されるように、ウエハを保持するウエハ保持台と、前記マスク保持台に保持されたマスクを介して、前記ウエハ保持台に保持されたウエハを露光する露光用ビーム源と、前記マスクの表面にXY直交座標系を定義した時、該マスクの表面の法線方向からY軸方向に傾いた光軸を有し、該マスクに形成されたアライメントマークを観測し、受光受像面上に像を形成する観測装置と、制御装置とを有し、該制御装置は、前記受光受像面上の、物体空間のX軸に対応する方向をu軸とするuv直交座標系を定義した時、受光受像面上の光強度を、v座標ごとにu軸方向に積算して、v軸方向に関する光強度分布を示す第1の波形を得る工程と、前記第1の波形にハイパスフィルタを適用して、または該第1の波形を微分して、第2の波形を得る工程と、前記第2の波形に基づいて、最もピントのあっているv軸上の位置を検出する工程とを実行する露光装置が提供される。
本発明のさらに他の観点によると、(a)第1の対象物の表面にXY直交座標系を定義した時、該第1の対象物に、Y軸方向に配列した複数の散乱箇所を含む第1のアライメントマークが形成されており、該第1の対象物からかある間隙を隔てて配置された第2の対象物に、Y軸方向に配列した複数の散乱箇所を含む第2のアライメントマークが形成されており、該第1の対象物の表面の法線方向からY軸方向に傾いた光軸を有する観測装置で該第1及び第2のアライメントマークを観測し、像を受光受像面上に形成する工程と、(b)前記受光受像面上の、物体空間のX軸に対応する方向をu軸とするuv直交座標系を定義した時、前記第1のアライメントマークの像を含む領域の光強度を、v座標ごとにu軸方向に積算して、v軸方向に関する光強度分布を示す第1の波形を得る工程と、(c)前記第1の波形にハイパスフィルタを適用して、または該第1の波形を微分して、第2の波形を得る工程と、(d)前記第2の波形に基づいて、最もピントのあっているv軸上の位置を検出する工程と、(e)前記第2のアライメントマークの像を含む領域の光強度を、v座標ごとにu軸方向に積算して、v軸方向に関する光強度分布を示す第3の波形を得る工程と、(f)前記第3の波形にハイパスフィルタを適用して、または該第3の波形を微分して、第4の波形を得る工程と、(g)前記第4の波形に基づいて、最もピントのあっているv軸上の位置を検出する工程と、(h)前記工程dで求められた最もピントの合っている位置と、前記工程gで求められた最もピントの合っている位置とのv軸方向の距離から、前記第1の対象物と第2の対象物との間隔を求める工程とを有する間隔測定方法が提供される。
第1の波形にハイパスフィルタを適用するか、または第1の波形を微分することにより、第1の波形に重畳されている空間周波数の低い成分を除去することができる。これにより、アライメントマーク以外の要因に起因するバックグラウンドの明るさの不均一さの影響を排除することができる。バックグラウンドの影響を排除してアライメントマークに起因する像を観測することにより、そのピントの最も合っている位置の検出精度を高めることができる。ピントの最も合っている位置を高精度に検出できるため、第1の対象物と第2の対象物との間隔の測定精度を高めることができる。
図1に、本発明の実施例による近接露光装置の概略図を示す。実施例による位置合わせ装置はウエハ/マスク保持部10、観測装置20、及び制御装置30を含んで構成されている。
ウエハ/マスク保持部10は、ウエハ保持台15、マスク保持台16、移動機構17及び18を含んで構成されている。位置合わせ時には、ウエハ保持台15の上面にウエハ11を保持し、マスク保持台16の下面にマスク12を保持する。ウエハ11とマスク12とは、ウエハ11の被露光面とマスク12のウエハ側の面との間に一定の間隙(プロキシミティギャップ)が形成されるようにほぼ平行に配置される。電子ビーム近接露光を行う場合には、マスク12としてステンシルタイプのものが用いられる。マスクメンブレンに設けられた開口部により、転写パターン及びアライメントマークが形成されている。
移動機構17は、基準ベース1に固定され、ウエハ11とマスク12との被露光面内に関する相対位置が変化するように、ウエハ保持台15を移動させることができる。移動機構18は、ウエハ11とマスク12との間隔が変化するように、ウエハ保持台15を移動させることができる。紙面の裏から表に向かってX軸、左から右に向かってY軸、被露光面の法線方向にZ軸をとると、移動機構17は、ウエハ11とマスク12の、X軸方向、Y軸方向、Z軸の回りの回転方向(θ方向)に関する相対位置を調整し、移動機構18は、Z軸方向、X軸及びY軸の回りの回転(あおり)方向(θ及びθ方向)の相対位置を調整する。
露光用ビーム源43から電子ビーム42が出射される。電子ビーム42は、マスク12を介してウエハ11に照射される。
観測装置20は、レンズ22、ビームスプリッタ23、光ファイバ24、及び受光受像素子29を含んで構成される。観測装置20の光軸25は、マスク12の表面の法線方向からY軸の正の向きに傾いている。通常、マスク12に4つのアライメントマークが形成されており、アライメントマークごとに観測装置が設置される。図1では、4つの観測装置のうち1つのみを代表して示している。他の1つの観測装置の光軸は、観測装置20の光軸25の傾斜方向とは反対向き(Y軸の負の向き)に傾いている。残りの2つの観測装置の光軸は、それぞれマスク12の表面の法線方向からX軸の正の向き及び負の向きに傾いている。
観測装置20は、X方向ステージ21X、Y方向ステージ21Y、及び光軸方向ステージ21Aにより基準ベース1に支持されている。X方向ステージ21X、Y方向ステージ21Y、及び光軸方向ステージ21Aは、それぞれ観測装置20をX軸方向、Y軸方向、及び光軸25に平行な方向に移動させる。これらのステージは、制御装置30により制御される。
光ファイバ24から出射した照明光がビームスプリッタ23で反射して光軸25に沿った光線束とされ、レンズ22を通して被露光面に斜めから入射する。
ウエハ11及びマスク12に設けられたアライメントマークのエッジ(散乱箇所)で照明光が散乱される。散乱光のうちレンズ22に入射する光が、レンズ22で収束され、その一部がビームスプリッタ23を透過して受光受像素子29の受光受像面上に到達し、アライメントマークの像が形成される。受光受像面上への結像倍率は、例えば60〜100倍である。
受光受像素子29の受光受像面に、受光画素が行列状に配置されている。各画素は、当該画素に照射された光の強度に応じて画素対応の画像信号を生成する。この画像信号は制御装置30に入力される。
制御装置30は、画像処理を行い、マスク12のアライメントマークの像とウエハ11のアライメントマークの像との相対位置情報を得る。
図2(A)は、ウエハ上のアライメントマーク及びマスク上のアライメントマークの相対位置関係を示す平面図である。例えば、長方形パターンをX軸方向に3個、Y軸方向に14個、行列状に配列して各ウエハ上のアライメントマーク13A及び13Bが構成されている。アライメントマーク13A及び13Bで1つのアライメントマークが構成される。同様の長方形パターンをX軸方向に3個、Y軸方向に5個、行列状に配置してマスク上の1つのアライメントマーク14が構成されている。このように、アライメントマークは、少なくともY軸方向に等間隔で配列した複数の散乱箇所を含む。位置合わせが完了した状態では、マスク上のアライメントマーク14は、X軸方向に関してウエハ上のアライメントマーク13Aと13Bとのほぼ中央に配置される。
図2(B)は、図2(A)の一点鎖線B2−B2における断面図を示す。ウエハ上のアライメントマーク13A及び13Bは、例えば被露光面上に形成したSiN膜、ポリシリコン膜等をパターニングして形成される。ウエハ11の被露光面上にレジスト膜11Rが形成されている。マスク上のアライメントマーク14は、例えばSiC等からなるマスクメンブレンに形成された開口により構成される
図3は、エッジからの散乱光による受光受像面29上の像のスケッチである。図3の横方向(u軸方向)が図2(A)のX軸方向に相当し、縦方向(v軸方向)が図2(A)のY軸方向に相当する。ウエハ上のアライメントマーク13A及び13Bからの散乱光による像40A及び40Bがu軸方向に離れて現れ、その間にマスク上のアライメントマーク14からの散乱光による像41が現れる。像40A及び40Bと、像41とは、v軸方向に関して相互に異なる位置に現れる。
図2(A)に示したように、マスク12のアライメントマーク14は、長方形パターンが5行3列に配置されている。各長方形パターンの手前のエッジと奥側のエッジで照明光が散乱されるため、アライメントマーク14の像41は、10行3列の明るい点で構成される。ただし、ピントがずれた位置においては、これらの点がぼけて隣の点に連続する場合や、ほとんど点として観測されない場合がある。
像40A、40B及び41のu軸方向の位置を検出することにより、図2(A)に示したウエハ上のアライメントマーク13A、13Bと、マスク上のアライメントマーク14とのX軸方向の位置情報を得ることができる。
次に、図4〜図7を参照して、本発明の実施例による合焦位置検出方法について説明する。以下、マスク上のアライメントマークの像41の合焦位置の検出方法について説明するが、ウエハ上のアライメントマークの像40A及び40Bの合焦位置も同様の方法で検出することができる。
ステップS1において、観測装置20で得られた2次元画像信号の強度(光強度に対応)、v座標ごとにu軸方向に積算し、1次元画像信号を得る。この積算により、図5(A)に示すように、v軸方向に関する信号波形が得られる。図5(A)の縦軸は信号の強度を表す。像41を構成する複数の明るい点に対応した振動波形Aが現れる。実際には、像41が現れている領域以外の領域の明るさに起因するバックグラウンド波形Bに、この振動波形Aが重畳された波形が観測される。バックグラウンドの明るさは均一ではないため、バックグラウンド波形Bは、振動波形Aに比べて緩やかな傾きをもった形状を示す。
ステップS2に進み、ステップS1で観測された波形にハイパスフィルタを適用する。空間周波数の低いバックグラウンド成分が除去され、像41に起因する空間周波数の高い波形が取り出される。図5(B)に、ハイパスフィルタを通過した後の波形を示す。なお、ハイパスフィルタを適用する代わりに、観測された波形を微分してもよい。
像41は、図3に示したように、アライメントマークの散乱箇所に対応して配列した複数の明るい点で構成される。最もピントのあっている位置では、明るい点が明確に現れ、その位置から離れるに従って、ぼけた点になる。ステップS1で観測された振動波形は、この明るい点のピッチに対応する空間周波数を持つ。ステップS2で適用するハイパスフィルタとして、この振動波形の空間周波数以上の周波数成分を通過させるものを用いる必要がある。また、この空間周波数よりも低い空間周波数成分を除去するハイパスフィルタを用いることが好ましい。
ステップS3に進み、ステップS2で得られた波形の各点の強度(縦軸の値)の絶対値をとる。図5(C)に、絶対値をとった後の波形を示す。図5(B)の波形の負の部分が正の部分に折り返された波形が得られる。なお、絶対値をとる代わりに、ステップS2で得られた波形の各点の強度を二乗してもよい。
ステップS4に進み、ステップS3で得られた波形の平滑化を行う。平滑化された波形を、図5(C)に破線で示す。例えば、絶対値をとった波形にローパスフィルタを適用することにより、平滑化を行うことができる。このローパスフィルタとして、例えば像41の明るい点のピッチに対応する空間周波数以上の成分を除去する特性を有するものを用いる。
ステップS5に進み、ステップS4で平滑化された波形の最大値を求める。この最大値を与えるv座標が、最もピントの合っている位置と考えられる。最大値を求めるためには、例えば平滑化された波形を微分し、微分結果が0になる位置を求めればよい。なお、適宜補間演算を行って、位置精度を高めることが好ましい。
図5(C)に示した平滑化前の波形、または平滑化後の波形と、ガウス分布波形との相関層間演算を行うことにより、合焦位置を検出することもできる。相関係数が最大になる位置におけるガウス分布波形の中心のv座標を合焦位置と考えることができる。
上記方法と同様に、図3に示したウエハ上のアライメントマークの像40A及び40Bの最もピントの合っている位置を検出することができる。図3に示すように、マスク上のアライメントマークの像41の最もピントの合っている位置と、ウエハ上のアライメントマークの像40A及び40Bの最もピントの合っている位置とのv軸方向の距離間隔をWとする。
次に、図6を参照して、ウエハとマスクとの間隔を求める方法について説明する。マスク12とウエハ11とが、間隔δを隔てて平行に配置されている。観測装置20の光軸25と、マスク12の表面の法線とのなす角をθとする。観測装置20の受光受像面29と共役な関係にある面を物面27とする。すなわち、物面27上の位置が、最もピントの合っている位置に対応する。物面27とウエハ11の表面との交線をP、物面27とマスク12の表面との交線をPとする。交線PとPとの間隔が、図3に示した最もピントの合っている位置の間の距離Wに対応する。受光受像面上における距離Wが求まると、物体空間内の対応する距離Wが求まる。マスク12とウエハ11との間隔δは、
(数1)
δ=W×sinθ
と表される。
図1において、マスク12とウエハ11との間隔が測定されると、両者の間隔が目標値に近づくように移動機構18を制御する。
上記実施例による方法では、図4に示したステップS2において、得られた波形のうち空間周波数の低い成分を除去する、バックグラウンドの明るさの変化による影響を軽減し、ピントの合っている位置をより正確に検出することができる。ピントの合っている位置の検出精度を高めることにより、マスク12とウエハ11との間隔を、より高精度に求めることができる。
ウエハ11をウエハ保持台15に載置した後に、マスク12とウエハ11との間隔を調整しても、通常ウエハ11の表面にうねりがあるため、ウエハ上の各ダイとマスクとの間隔はダイごとにばらつく。ダイバイダイアライメントを行う際に、ダイごとに間隔の測定及び調整を行うことにより、アライメント精度を高めることができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
本願発明の合焦位置検出方法は、電子ビーム近接露光方法に限らず、X線近接露光方法や紫外線近接露光方法等の他の近接露光方法に適用することができる。さらに、アライメントマークを斜めから観測する場合に、合焦位置を検出する必要のある種々の用途に適用することができる。
本発明の実施例による露光装置の概略図である。 ウエハ上のアライメントマークとマスク上のアライメントマークとの平面図である。 マスク及びウエハの、アライメントマークが形成されている部分の断面図である。 アライメントマークの像をスケッチした図である。 実施例による合焦位置検出方法を示すフローチャートである。 マスク上のアライメントマークの像の光強度を、v軸方向に積算して得られた波形を示すグラフである。 図5(A)の波形にハイパスフィルタを適用して得られた波形を示すグラフである。 図5(B)の波形の縦軸の各値の絶対値をとって得られた波形を示すグラフ、及びその波形にローパスフィルタを適用して得られた波形を示すグラフである。 マスクとウエハとの間隔を求める方法を説明するための線図である。
符号の説明
1 基準ベース
10 ウエハ/マスク保持部
11 ウエハ
11R レジスト膜
12 マスク
13A、13B ウエハ上のアライメントマーク
14 マスク上のアライメントマーク
15 ウエハ保持台
16 マスク保持台
17、18 移動機構
20 観測装置
21X X方向ステージ
21Y Y方向ステージ
21A 光軸方向ステージ
22 レンズ
23 ビームスプリッタ
24 光ファイバ
25 光軸
27 物面
30 制御装置
40A、40B ウエハ上のアライメントマークの像
41 マスク上のアライメントマークの像
42 電子ビーム
43 露光用ビーム源

Claims (9)

  1. (a)対象物の表面にXY直交座標系を定義した時、該対象物に、Y軸方向に配列した複数の散乱箇所を含むアライメントマークが形成されており、該対象物の表面の法線方向からY軸方向に傾いた光軸を有する観測装置で該アライメントマークを観測し、像を受光受像面上に形成する工程と、
    (b)前記受光受像面上の、物体空間のX軸に対応する方向をu軸とするuv直交座標系を定義した時、受光受像面上の光強度を、v座標ごとにu軸方向に積算して、v軸方向に関する光強度分布を示す第1の波形を得る工程と、
    (c)前記第1の波形にハイパスフィルタを適用して、または該第1の波形を微分して、第2の波形を得る工程と、
    (d)前記第2の波形に基づいて、最もピントのあっているv軸上の位置を検出する工程と
    を有する合焦位置検出方法。
  2. 前記工程aにおいて得られる像が、アライメントマークの散乱箇所に対応して、受光受像面上のv軸方向に第1のピッチで並んだ明るい点を含み、
    前記工程cにおいて、少なくとも前記第1のピッチに対応する空間周波数以上の周波数成分を取り出す請求項1に記載の合焦位置検出方法。
  3. 前記工程dが、
    (d1)前記第2の波形の各点の値の絶対値をとるか、または各点の値を二乗した第3の波形を得る工程と、
    (d2)前記第3の波形に基づいて、最もピントの合っている位置を検出する工程と
    を含む請求項1または2に記載の合焦位置検出方法。
  4. 前記工程d2が、
    前記第3の波形と、ガウス分布波形との相関演算を行う工程と、
    相関層間演算結果に基づいて、最もピントの合っている位置を検出する工程と
    を含む請求項3に記載の合焦位置検出方法。
  5. 前記工程d2が、
    前記第3の波形を微分し、微分結果が0になる位置を最もピントがあっている位置とする工程を含む請求項3に記載の合焦位置検出方法。
  6. 転写すべきパターン及びアライメントマークが形成されたマスクを保持するマスク保持台と、
    前記マスク保持台に保持されたマスクからプロキシミティギャップを隔ててウエハが配置されるように、ウエハを保持するウエハ保持台と、
    前記マスク保持台に保持されたマスクを介して、前記ウエハ保持台に保持されたウエハを露光する露光用ビーム源と、
    前記マスクの表面にXY直交座標系を定義した時、該マスクの表面の法線方向からY軸方向に傾いた光軸を有し、該マスクに形成されたアライメントマークを観測し、受光受像面上に像を形成する観測装置と、
    制御装置と
    を有し、該制御装置は、
    前記受光受像面上の、物体空間のX軸に対応する方向をu軸とするuv直交座標系を定義した時、受光受像面上の光強度を、v座標ごとにu軸方向に積算して、v軸方向に関する光強度分布を示す第1の波形を得る工程と、
    前記第1の波形にハイパスフィルタを適用して、または該第1の波形を微分して、第2の波形を得る工程と、
    前記第2の波形に基づいて、最もピントのあっているv軸上の位置を検出する工程と
    を実行する露光装置。
  7. さらに、前記マスク保持台に保持されたマスクと、前記ウエハ保持台に保持されたウエハとの間隔が変化するように、前記マスク保持台またはウエハ保持台を移動させる移動機構を有し、
    前記観測装置は、前記マスクに形成されたアライメントマークを観測すると共に、前記ウエハ保持台に保持されたウエハに形成されたアライメントマークを観測して、前記受光受像面上に像を形成し、
    前記制御装置は、さらに、マスクのアライメントマークの像の最もピントの合っている位置と、ウエハのアライメントマークの最もピントの合っている位置との相対関係から、マスクとウエハとの間隔を求める工程を実行する請求項6に記載の露光装置。
  8. 前記制御装置は、求められたマスクとウエハとの間隔に基づいて、両者の間隔が目標値に近づくように前記移動機構を制御する請求項7に記載の露光装置。
  9. (a)第1の対象物の表面にXY直交座標系を定義した時、該第1の対象物に、Y軸方向に配列した複数の散乱箇所を含む第1のアライメントマークが形成されており、該第1の対象物からかある間隙を隔てて配置された第2の対象物に、Y軸方向に配列した複数の散乱箇所を含む第2のアライメントマークが形成されており、該第1の対象物の表面の法線方向からY軸方向に傾いた光軸を有する観測装置で該第1及び第2のアライメントマークを観測し、像を受光受像面上に形成する工程と、
    (b)前記受光受像面上の、物体空間のX軸に対応する方向をu軸とするuv直交座標系を定義した時、前記第1のアライメントマークの像を含む領域の光強度を、v座標ごとにu軸方向に積算して、v軸方向に関する光強度分布を示す第1の波形を得る工程と、
    (c)前記第1の波形にハイパスフィルタを適用して、または該第1の波形を微分して、第2の波形を得る工程と、
    (d)前記第2の波形に基づいて、最もピントのあっているv軸上の位置を検出する工程と、
    (e)前記第2のアライメントマークの像を含む領域の光強度を、v座標ごとにu軸方向に積算して、v軸方向に関する光強度分布を示す第3の波形を得る工程と、
    (f)前記第3の波形にハイパスフィルタを適用して、または該第3の波形を微分して、第4の波形を得る工程と、
    (g)前記第4の波形に基づいて、最もピントのあっているv軸上の位置を検出する工程と、
    (h)前記工程dで求められた最もピントの合っている位置と、前記工程gで求められた最もピントの合っている位置とのv軸方向の距離から、前記第1の対象物と第2の対象物との間隔を求める工程と
    を有する間隔測定方法。
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