JP3964325B2 - 通話システムおよび通信機 - Google Patents

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Description

この発明は入力音声信号に基づいて音声を再生する音声再生システム、音声に応じた出力音声信号を生成する音声信号生成システム、および、これらを兼ね備えた通話システムに係り、特に、携帯電話端末などの携帯端末に好適に利用することができる音声再生システム、音声信号生成システム、通話システムおよび通信機に関するものである。
図1は特許文献1に開示された従来の通話システムを示すシステム構成図である。図において、49は無線部、50は無線制御部、51は音声コーデック、52はマイクロホンおよびスピーカを備えるハンドセット、53はラウドスピーカ、54はハンドフリーマイクロホンである。また、55は音声コーデック51から出力される入力音声信号の出力先をスピーカとラウドスピーカ53との間で切り替える入力切替スイッチ、56は音声コーデック51に入力される出力音声信号の入力元をマイクロホンとハンドフリーマイクロホン54との間で切り替える出力切替スイッチ、57はラウドスピーカ53に供給される入力音声信号をフィルタリングする適応フィルタ、58はハンドフリーマイクロホン54から出力される出力音声信号からこの適応フィルタ57の出力を減算する加算器、59は残留エコー平滑化部、60は速度、雑音などを検出する各種のセンサ、61はこれらセンサ60の検出値や残留エコー平滑化部59の出力に応じた制御値を記憶する制御パターンメモリ、62はこれら検出値や残留エコー平滑化部59の出力に基づいて制御パターンメモリ61を検索して所定の制御値を出力する制御部、63はこの制御値に基づいて入力音声信号に基づく出力レベルを変化させる音量調整部、64はこの制御値に基づいて入力音声信号に基づく音声の周波数特性を変化させる周波数特性調整部である。
次に動作について説明する。
無線部49において受信電波に基づいて生成された符号化入力音声信号は、無線制御部50を介して音声コーデック51においてデコードされる。そして、入力切替スイッチ55の出力先がハンドセット52となっている場合にはこのデコードされた入力音声信号に基づいてスピーカから音声が再生され、ラウドスピーカ53となっている場合には当該ラウドスピーカ53から音声が再生される。
また、出力切替スイッチ56の入力元がハンドセット52となっている場合には、マイクロホンから音声コーデック51へ出力音声信号が入力され、出力切替スイッチ56の入力元がハンドフリーマイクロホン54となっている場合には、ハンドフリーマイクロホン54から音声コーデック51へ出力音声信号が入力される。そして、音声コーデック51はこれらの出力音声信号をコーディングして符号化出力音声信号を生成し、この符号化出力音声信号に基づく電波が無線制御部50の制御の下無線部49から出力される。
そして、これらの動作がなされる一方で、ラウドスピーカ53から音声を出力する場合、ラウドスピーカ53に入力される入力音声信号を適応フィルタ57でフィルタリングし、ハンドフリーマイクロホン54の出力からその適応フィルタ57の出力を加算器58で減算する。これにより、ラウドスピーカ53からハンドフリーマイクロホン54に回り込んだエコー成分を除去し、出力音声信号の品質を向上させることができる。
また、残留エコー平滑化部59は、このハンドセット52あるいはハンドフリーセットにかかわらず、出力音声信号に含まれるエコー成分を平滑化して制御部62へ出力する。この制御部62は、この残留エコーおよび各種のセンサ60の検出値に基づいて制御パターンメモリ61を検索し、音量調整部63および周波数特性調整部54はこの検索結果である制御値に基づいて入力音声信号に基づく音声の出力レベルおよび周波数特性を調整する(例えば特許文献1参照)。
特開平7−321729号公報(第5頁〜第7頁、図1)
従来の通話システムは以上のように構成されているので、例えば周囲の雑音レベルが増加すればそれを各種のセンサ60で検出し、これに基づいて音声の出力レベルおよび周波数特性を調整することができる。従って、利用者が利用状況に応じて一々ラウドスピーカ53などの音量やハンドフリーマイクロホン54などの感度を調整する必要が無くなり便利である。しかしながら、この従来の通話システムを携帯電話端末などの携帯端末にそのまま利用したとしても音声は必ずしも聞き取り易くはならないなどの課題があった。
具体的に説明する。上記従来の通話システムは車両向けであり、その他の一般的な通話システムと同様にラウドスピーカ53などやハンドフリーマイクロホン54などと利用者との距離は利用者や利用状況によらず約一定と仮定することができる。従って、これに合わせて基本的な出力や感度の標準値を決めて作り込むことができ、その上で雑音に応じた制御を行うことができる。もっとも携帯電話端末などの携帯端末などにおいても、ある程度の範囲に距離は特定されそれに合わせた作り込みは可能であるが、低容量バッテリーなどで駆動されることもあり、基本的にはスピーカの音量やマイクロホンの感度はできるだけ低く抑えて低消費電力化を図るようになっている。従って、上記車両向けの通話システムのように標準的な利用者が標準的な利用状況(距離)で使用する状態を想定した作り込みはできず、これに加えて単に雑音に応じた制御を行ったとしても音声を必ずしも聞き取り易くすることはできない。
特に、最近製作されつつあるテレビ電話機能を備える携帯端末においては、上記スピーカやマイクロホンと利用者との距離の変動の範囲は通話機能のみを備える携帯電話に比べてもとても広くなるので、上記標準値を設定することは実質的に不可能である。つまり、このようなテレビ電話機能を備える携帯端末では、通常の耳に当てた通常の電話時とテレビ電話時とでは例えば耳とスピーカとの距離が全く異なるので、その一方を標準とする作り込みは明らかにその他方においてはとても聞き難いものとなってしまう。
更に、上記低消費電力化を優先するために携帯端末においては、マイクロホンとスピーカとが近接しており、単にこれらの音量レベルや感度レベルを向上させてしまったのでは、スピーカの音がマイクロホンに回り込んでエコーがかかってしまい、非常に聞き難いものとなってしまう。
その結果、携帯電話端末などの携帯端末においては、単に雑音の程度に応じて音量レベルや周波数特性を制御するだけでは利用者に対して良好な音場を生成することができず、音声は必ずしも聞き取り易くならなかった。
逆に、車両においても多種多様な周囲の雑音状況が生じ得るが、開放空間において利用される携帯端末においてはそれよりも更に多種多様で且つ悪条件の雑音状況が生じ得る。そして、このような全ての状況に応じて音量制御を行うためには、上記従来の通話システムよりも更に多種多様なセンサを逐次追加し、これに基づいてスピーカの音量やマイクロホンの感度を制御する方法も考えられるが、このような方針では構成が複雑化するばかりか、装置の大型化や消費電力の増加などを招いてしまい、とても利用に耐えるものとすることができない。
なお、以上の説明では携帯端末を例に説明をしたが、固定設置電話機などにおいても、周囲の雑音、騒音が大きい環境下またその変動が激しい環境下で使用される場合や、スピーカからマイクロホンへの音の回り込みが生じ易い状況下で使用される場合においては、同様の問題が生じる。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、装置の基本的な消費電力の低減化を図りつつも簡易な構成にて多種多様な状況における音声の聞き取り易さを向上させ、携帯電話端末などに利用した場合であっても、特にテレビ電話機能を備える携帯端末に利用した場合であったとしても、聞き取り易い音場を形成することができる音声再生システム、音声信号生成システム、通話システムおよび通信機を得ることを目的とする。
この発明に係る通話システムは、入力音声信号が入力される音声入力手段と、この音声入力手段の出力に基づいて音声を再生する音声再生手段と、音声に応じた出力音声信号を生成する音声信号生成手段と、この出力音声信号を外部に出力する音声信号出力手段とを備える通話システムにおいて、上記音声入力手段から音声再生手段までの入力音声信号の伝送経路に配設され、音声再生手段から出力される音声の音量レベルが変化するように制御を行う入力音量レベル調整手段と、上記音声入力手段から音声再生手段までの入力音声信号の伝送経路に配設され、音声再生手段から出力される音声の周波数特性が変化するように制御を行う入力周波数特性調整手段と、上記音声信号生成手段から音声信号出力手段までの出力音声信号の伝送経路に配設され、当該出力音声信号に基づいて再生される音声の音量レベルが変化するように制御を行う出力音量レベル調整手段、および、上記音声信号生成手段から音声信号出力手段までの出力音声信号の伝送経路に配設され、当該出力音声信号に基づいて再生される音声の周波数特性が変化するように制御を行う出力周波数特性調整手段のうちから選択された少なくとも1つの手段を設けるとともに更に、利用者までの距離を測定する距離検出手段と、当該距離検出手段により測定された利用者までの距離情報に基づいて上記選択された手段に対して制御信号を出力する制御手段と、撮像画像に応じた出力画像信号を生成する画像信号生成手段と、この出力画像信号を外部に出力する画像信号出力手段と、上記画像信号生成手段から画像信号出力手段までの出力画像信号の伝送経路に配設され、当該出力画像信号に基づいて再生される画像を変化させるための情報を付加する情報付加手段と、この出力画像信号と出力音声信号とを合成する合成手段とを設け、制御手段は、利用者までの距離情報に基づいて上記情報付加手段に対して画像切出しのための付加情報を出力するものである。
この発明に係る通話システムは、画像信号生成手段が利用者を撮像している状態であるか否かを検出する使用状態検出手段を設け、情報付加手段は、この使用状態検出手段の検出内容に応じて出力画像信号に付加する付加情報を変えるものである。
この発明に係る通話システムは、入力音声信号が入力される音声入力手段と、この音声入力手段の出力に基づいて音声を再生する音声再生手段と、音声に応じた出力音声信号を生成する音声信号生成手段と、この出力音声信号を外部に出力する音声信号出力手段とを備える通話システムにおいて、上記音声入力手段から音声再生手段までの入力音声信号の伝送経路に配設され、音声再生手段から出力される音声の音量レベルが変化するように制御を行う入力音量レベル調整手段と、上記音声入力手段から音声再生手段までの入力音声信号の伝送経路に配設され、音声再生手段から出力される音声の周波数特性が変化するように制御を行う入力周波数特性調整手段と、上記音声信号生成手段から音声信号出力手段までの出力音声信号の伝送経路に配設され、当該出力音声信号に基づいて再生される音声の音量レベルが変化するように制御を行う出力音量レベル調整手段、および、上記音声信号生成手段から音声信号出力手段までの出力音声信号の伝送経路に配設され、当該出力音声信号に基づいて再生される音声の周波数特性が変化するように制御を行う出力周波数特性調整手段のうちから選択された少なくとも1つの手段を設けるとともに更に、利用者までの距離を測定する距離検出手段と、当該距離検出手段により測定された利用者までの距離情報に基づいて上記選択された手段に対して制御信号を出力する制御手段と、入力信号を入力音声信号と入力画像信号に分離する分離手段と、当該入力画像信号に基づいて画像を表示する表示手段と、上記分離手段から表示手段までの入力画像信号の伝送経路に配設され、入力画像信号に利用者までの距離情報に基づく付加情報が付加されている場合には、それに応じて入力画像信号そのものにより生成される画像から一部の画像を切出して表示手段に表示させる表示画像調整手段とを設けたものである。
この発明に係る通話システムは、撮像画像に応じた出力画像信号を生成する画像信号生成手段と、この出力画像信号を外部に出力する画像信号出力手段と、上記画像信号生成手段から画像信号出力手段までの出力画像信号の伝送経路に配設され、当該出力画像信号に基づいて再生される画像を変化させるための情報を付加する情報付加手段と、この出力画像信号と出力音声信号とを合成する合成手段とを設け、表示手段が、当該出力画像信号および/または入力画像信号を表示し、表示画像調整手段が、表示手段が出力画像信号に基づく画像を表示する場合には、距離検出手段により測定された利用者までの距離情報に応じて当該画像から一部の画像を切出して表示手段に表示させるものである。
この発明に係る通信機は、マイクロホン(16)、スピーカ(21,27)、画像を表示する表示器(39)、およびマイクロホンにより生成された音声信号を送信し、スピーカで再生される音声信号を受信する通信部(13)を含む通信機において、この通信機および利用者間の距離を測定する距離検出手段(4,23)と、画像を撮像し画像信号を生成する画像信号生成手段(3,38)と、前記画像信号に前記距離検出手段で測定された距離に基づく画像切出しのための距離情報を付加する情報付加手段(46)を備え、前記通信部は前記情報付加手段で画像切出しのための距離情報を付加された画像信号を送信するものである。
この発明に係る通信機は、前記距離情報を付加された情報付き画像信号を入力し、当該距離情報に基づき画像サイズを調整する画像調整手段(47)をさらに備え、前記表示器が、前記画像調整手段で調整された調整画像信号に基づき画像を表示するものである。
この発明に係る通信機は、前記通信部は距離情報を付加された情報付き画像信号を受信し、前記画像調整手段へ出力するものである。
この発明に係る通信機は、前記画像信号生成手段は撮像方向が切り替え可能であり、この画像信号生成手段の撮像方向に基づき、前記画像信号に前記距離情報を付加するように前記情報付加手段を制御する制御手段(42)を備えるものである。
この発明に係る通信機は、前記表示器は前記画像信号生成手段で撮像された画像を表示し、前記制御手段は前記画像信号生成手段の撮像方向が前記表示器の表示方向と同じである場合に、前記画像信号に前記距離情報を付加するように前記情報付加手段を制御するものである。
この発明に係る通信機は、前記距離検出手段と、前記マイクロホン用開口部(7)と、前記スピーカ用開口部(5)と、前記画像信号生成手段が当該通信機本体(1)の表面に設けられ、前記距離検出手段が、前記マイクロホン用開口部、前記スピーカ用開口部、前記画像信号生成手段のいずれかの近傍に配置されているものである。
この発明によれば、入力音声信号が入力される音声入力手段と、この音声入力手段の出力に基づいて音声を再生する音声再生手段とを備える音声再生システムにおいて、上記音声入力手段から音声再生手段までの入力音声信号の伝送経路に配設され、音声再生手段から出力される音声の音量レベルが変化するように制御を行う入力音量レベル調整手段、および/または、上記音声入力手段から音声再生手段までの入力音声信号の伝送経路に配設され、音声再生手段から出力される音声の周波数特性が変化するように制御を行う入力周波数特性調整手段を設けるとともに更に、上記音声を可聴する利用者までの距離を測定する距離検出手段と、当該距離検出手段により測定された利用者までの距離情報に基づいて上記入力音量レベル調整手段および/または入力周波数特性調整手段に対して制御信号を出力する制御手段とを設けたので、スピーカなどの音声入力手段と利用者との距離が大きく変化したとしても例えば距離が大きくなるほどに音量レベルを上げるなどの制御を行うことができ、それぞれの距離に応じて最適な聞き取り易い音量/音質にて音声を再生することができる。従って、携帯電話端末などの携帯端末などのように、ある程度の範囲にてスピーカと利用者との距離が変化する場合であったとしても、当該距離が短い場合にはスピーカの音量をできるだけ低く抑えつつ、当該距離が長くなればそれに応じてこのスピーカの音量を向上させて、低消費電力化と音声の聞き取り易さとを両立させることができ、ひいては利用者に対して良好な音場を生成することができる効果がある。
この発明によれば、音声に応じた出力音声信号を生成する音声信号生成手段と、この出力音声信号を外部に出力する音声信号出力手段とを備える音声信号生成システムにおいて、上記音声信号生成手段から音声信号出力手段までの出力音声信号の伝送経路に配設され、当該出力音声信号に基づいて再生される音声の音量レベルが変化するように制御を行う出力音量レベル調整手段、および/または、上記音声信号生成手段から音声信号出力手段までの出力音声信号の伝送経路に配設され、当該出力音声信号に基づいて再生される音声の周波数特性が変化するように制御を行う出力周波数特性調整手段を設けるとともに更に、上記音声を発した利用者までの距離を測定する距離検出手段と、当該距離検出手段により測定された利用者までの距離情報に基づいて上記出力音量レベル調整手段および/または出力周波数特性調整手段に対して制御信号を出力する制御手段とを設けたので、マイクロホンなどの音声信号生成手段と利用者との距離が大きく変化したとしても例えば距離が大きくなるほどに再生時の音量レベルを上げるようにマイクロホンの感度レベルを上げるなどの制御を行うことができ、それぞれの距離に応じて再生時に聞き取り易い音量/音質にて音声信号を生成することができる。従って、携帯電話端末などの携帯端末などのように、ある程度の範囲にてマイクロホンと利用者との距離が変化する場合であったとしても、当該距離が短い場合にはマイクロホンの感度をできるだけ低く抑えつつ、当該距離が長くなればそれに応じてこのマイクロホンの感度を向上させて、低消費電力化と音声信号の再生時の聞き取り易さとを両立させることができ、ひいては再生した利用者に対して良好な音場を生成することができる効果がある。
この発明によれば、上記音声再生システムと上記音声信号生成システムとを兼ね備えるようにしたので、以上の全ての効果を奏することができ、それら通話システム同士の間では特に良好な音場を生成することができる効果がある。特に、出力音声信号に基づいて雑音を測定する雑音検出手段を設け、制御手段が利用者までの距離情報とともにこの雑音検出手段により測定された雑音情報に基づいて上記選択された手段に対して制御信号を出力すれば、テレビ電話機能を備える携帯端末に利用した場合であったとしても、非常に優れた聞き取り易い音場を形成することができる効果がある。
この発明によれば、撮像画像に応じた出力画像信号を生成する画像信号生成手段と、この出力画像信号を外部に出力する画像信号出力手段と、上記画像信号生成手段から画像信号出力手段までの出力画像信号の伝送経路に配設され、当該出力画像信号に基づいて再生される画像を変化させるための情報を付加する情報付加手段と、この出力画像信号と出力音声信号とを合成する合成手段とを設け、制御手段が、利用者までの距離情報に基づいて上記情報付加手段に対して画像切出しのための付加情報を出力するようにしたので、再生時にはこの付加情報を用いて画像の必要な部分を拡大して表示することができる。従って、テレビ電話機能を備える携帯端末に利用した場合であったとしても、表示手段の画面を効率良く利用して必要なものを大きく表示させることができると共に、距離に応じて切出しサイズを制御して所望のものを安定した大きさにて表示させることができるので、画像の見易さを格段に向上させることができる。
この発明によれば、画像信号生成手段が利用者を撮像している状態であるか否かを検出する使用状態検出手段を設け、情報付加手段は、この使用状態検出手段の検出内容に応じて出力画像信号に付加する付加情報を変えるようにしたので、利用者を撮像する場合には画像の一部を切出して表示したい画像を拡大して安定表示させることができるとともに、それ以外の例えば周囲の風景を撮像する場合には切出しをしないで広角に表示することができ、一々切替設定などをすることなく利用状況に応じて自動的に最適な撮像が可能となり、利便性を向上させることができる効果がある。
この発明によれば、入力信号を入力音声信号と入力画像信号に分離する分離手段と、当該入力画像信号に基づいて画像を表示する表示手段と、上記分離手段から表示手段までの入力画像信号の伝送経路に配設され、入力画像信号に利用者までの距離情報に基づく付加情報が付加されている場合には、それに応じて入力画像信号そのものにより生成される画像から一部の画像を切出して表示手段に表示させる表示画像調整手段とを設けたので、入力画像信号に基づく画像から画像の必要な部分を拡大して表示手段に表示することができる。従って、テレビ電話機能を備える携帯端末に利用した場合であったとしても、表示手段の画面を効率良く利用して必要なものを大きく表示させることができると共に、距離に応じて切出しサイズを制御して所望のものを安定した大きさにて表示させることができるので、画像の見易さを格段に向上させることができる。
この発明によれば、撮像画像に応じた出力画像信号を生成する画像信号生成手段と、この出力画像信号を外部に出力する画像信号出力手段と、上記画像信号生成手段から画像信号出力手段までの出力画像信号の伝送経路に配設され、当該出力画像信号に基づいて再生される画像を変化させるための情報を付加する情報付加手段と、この出力画像信号と出力音声信号とを合成する合成手段とを設け、表示手段が、当該出力画像信号および/または入力画像信号を表示し、表示画像調整手段が、表示手段が出力画像信号に基づく画像を表示する場合には、距離検出手段により測定された利用者までの距離情報に応じて当該画像から一部の画像を切出して表示手段に表示させるようにしたので、相手の表示手段に表示しているものと同様の切出し画像を自分の表示手段に表示させて確認することができ、これに応じて撮像の仕方などを容易に調整することができ、必要なことを効率良く相手に伝えることができる効果がある。
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図2はこの発明の実施の形態1による携帯電話端末を示す正面図である。図において、1は内部に通話システムが組み込まれた携帯用ハウジング、2はアンテナ、3は携帯用ハウジング1上部においてその正面から背面までに回転可能に設けられたカメラユニット、4はカメラユニット3の近傍に配設された距離センサ(距離検出手段)、5は携帯用ハウジング1上部に開設されたスピーカ用開口部、6は携帯用ハウジング1中央部に配設された液晶表示デバイス、7は携帯用ハウジング1下部に開設されたマイクロホン用開口部、8は携帯用ハウジング1下端を中心にして回転可能に配設され、携帯用ハウジング1下部に設けられた図示外のテンキーなどを被覆するフリップ部材、9は通話キー、10は通話履歴表示キー、11は通話遮断キー、12は表示切替キーである。
図3はこの発明の実施の形態1による通話システムの構成を示すブロック図である。図において、13はアンテナ2を備え、当該アンテナ2で受信した電波に基づいて符号化受信信号を生成したり、入力された符号化出力送信信号に基づいて電波を送信する無線部、14は上記符号化受信信号や符号化送信信号をバッファリングするとともにこの無線部13による送受信を例えば時分割多重方式などで制御する無線制御部、15は上記符号化受信信号が無線制御部14から直接符号化入力音声信号として入力され、この符号化入力音声信号をデコードして音声エンベロープをサンプリングした状態のデジタル入力音声信号を出力し、且つ、デジタル出力音声信号をコーディングして符号化出力音声信号として無線制御部14へ直接出力する音声コーデック(音声入力手段、音声信号出力手段)である。
また、16はマイクロホン用開口部7の内側に配設され、音声に応じたエンベロープを備えるアナログ出力音声信号を生成するマイクロホン(音声信号生成手段)、17はこのアナログ出力音声信号を増幅する出力アンプ、18は増幅されたアナログ出力音声信号をサンプリングしてデジタル出力音声信号を生成し、これを音声コーデック15へ出力するADコンバータ、19は音声コーデック15から出力されたデジタル入力音声信号に基づいて所定の音声エンベロープのアナログ入力音声信号を出力するDAコンバータ、20はこのアナログ入力音声信号を増幅する入力アンプ、21はスピーカ用開口部5の内側に配設され、増幅されたアナログ入力音声信号に応じた音声を出力するスピーカ(音声再生手段)である。
22はADコンバータ18と音声コーデック15との間のデジタル出力音声信号経路に配設され、この信号に含まれる雑音成分の雑音レベルを検出する雑音検出器(雑音検出手段)、23は上記距離センサ4の出力信号に基づき計測した距離に応じた距離信号を出力する距離検出器(距離検出手段)、24はこの距離信号と上記雑音レベルとに応じた制御値を演算して出力する制御器(制御手段)、25は音声コーデック15とDAコンバータ19との間のデジタル入力音声信号経路に配設され、この信号に対して所定の変換処理をすることにより再生される音声の音量レベルを調整する受信音量調整器(入力音量レベル調整手段)、26は音声コーデック15とDAコンバータ19との間のデジタル入力音声信号経路に配設され、この信号に対して所定の変換処理をすることにより再生される音声の周波数特性を調整する受信周波数特性調整器(入力周波数特性調整手段)である。なお、上記デジタル入力音声信号経路における受信音量調整器25と受信周波数特性調整器26との配設順は同図と逆であってもよい。
次に動作について説明する。
まず、送話動作について説明する。無線部13および無線制御部14が図示外の基地局を介して図示外の相手の電話端末との間に所定の無線回線を確立した状態において、この携帯電話端末の利用者がマイクロホン用開口部7の近くにて発声すると、マイクロホン16の図示外の振動板がこの音に応じて振動し、音声に応じたエンベロープを備えるアナログ出力音声信号が生成される。このアナログ出力音声信号は出力アンプ17にて増幅された後、ADコンバータ18にてサンプリングされてデジタル出力音声信号に変換され、更に音声コーデック15にてコーディングされて符号化出力音声信号に変換される。無線制御部14はこの連続して入力される符号化出力音声信号をバッファリングし、時分割多重方式などの通信方式に従ったタイミングにおいて無線部13へ符号化出力送信信号として出力し、この無線部13はこの符号化出力送信信号に基づいてアンテナ2から電波を送信する。そして、この電波は上記基地局で受信された後、相手の電話端末に伝送され、この相手の電話端末において音声に再生される。
次に、受話動作について説明する。無線部13がアンテナ2で受信した電波に基づいて符号化受信信号を生成すると、無線制御部14はこの符号化受信信号をバッファリングするとともに断続的に受信する符号化受信信号を連続させて出力する。この符号化受信信号は音声コーデック15に符号化入力音声信号として直接入力され、この音声コーデック15においてデコードされてデジタル入力音声信号に変換され、更にDAコンバータ19においてアナログ入力音声信号に変換され、入力アンプ20にて増幅された後スピーカ21から音声として出力される。
また、雑音検出器22はデジタル出力音声信号に含まれる雑音レベルを検出し、距離検出器23は距離センサ4の出力信号に基づき計測した距離に応じた距離信号を出力し、制御器24はこの雑音レベルおよび距離信号に応じた制御値を演算して出力する。従って、デジタル入力音声信号は受信音量調整器25によって再生音量レベルが調整され、受信周波数特性調整器26によって再生音声周波数特性が調整される。なお、この調整方法としては、例えば、雑音レベルが高ければ高いほど再生音量レベルが高くなるように調整し、距離が遠ければ遠いほど再生音量レベルが高くなるように調整し、雑音レベルが高ければ高いほど高周波ノイズを抑制するように調整し、距離が遠ければ遠いほど減衰し易い高周波を増強するように調整すれば良い。
従って、通常の通話時などのようにスピーカ21と利用者との距離が近い場合には、制御器24はこの利用者の頭部までの距離に基づいて距離が近いと判定し、これに基づいて再生音量レベルを抑えつつ、周囲のノイズレベルに基づいて出力レベルおよび/または周波数特性を調整し、逆に、カメラ3で自分を撮像しながら通話するような場合には、利用者と携帯電話端末とは離れているので、制御器24は基本的な出力レベルを上げながら、距離変動や周囲のノイズレベルに基づいて出力レベルおよび/または周波数特性を調整することができ、いずれの通話状態においても聞き取り易くすることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、入力音声信号が入力される音声コーデック15と、この音声コーデック15の出力に基づいて音声を再生するスピーカ21とを備える携帯電話端末において、音声を可聴する利用者までの距離を測定する距離センサ4と、当該距離センサ4により測定された利用者までの距離情報に基づいて制御値を演算する制御器24と、音声コーデック15とDAコンバータ19との間に配設され、上記制御値に基づいて音量レベルを変化させるようにデジタル入力音声信号を調整する受信音量調整器25と、音声コーデック15とDAコンバータ19との間に配設され、上記制御値に基づいて周波数特性を変化させるようにデジタル入力音声信号を調整する受信周波数特性調整器26とを設けたので、スピーカ21と利用者との距離が大きく変化したとしてもそれぞれの距離に応じて最適な聞き取り易い音量/音質にて音声を再生することができる。
従って、携帯電話端末などの携帯端末などのように、ある程度の範囲にてスピーカ21と利用者との距離が変化する場合であったとしても、当該距離が短い場合にはスピーカ21の音量をできるだけ低く抑えつつ、当該距離が長くなればそれに応じてこのスピーカ21の音量を向上させて、低消費電力化と音声の聞き取り易さとを両立させることができ、ひいては利用者に対して良好な音場を生成することができる効果がある。
この実施の形態1によれば、デジタル出力音声信号に基づいて周囲の雑音レベルを検出する雑音検出器22を設け、制御器24は距離信号とともにこの雑音レベルを併せて用いて制御値を演算するので、周囲の雑音状況が変化すればそれに応じてもスピーカ21の音量レベルおよび周波数特性を制御することができる。従って、距離に応じたスピーカ21の音量レベルおよび周波数特性の制御と相俟って、装置の基本的な消費電力の低減化を図りつつも簡易な構成にて多種多様な状況における音声の聞き取り易さを向上させることができ、携帯電話端末などに利用した場合であっても、特にテレビ電話機能を備える携帯端末に利用した場合であったとしても、聞き取り易い音場を形成することができる効果がある。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2による通話システムの構成を示すブロック図である。図において、27は音声を拡散するラウドスピーカ(音声再生手段)、28はこのラウドスピーカ27へ音声信号を出力する第二入力アンプ、29はDAコンバータ19と入力アンプ20との間のアナログ入力音声信号経路に配設され、DAコンバータ19の接続先を入力アンプ20と第二入力アンプ28との間で切り替えるスイッチ、30は音声コーデック15と受信音量調整器25との間のデジタル入力音声信号および雑音検出器22と音声コーデック15との間のデジタル出力音声信号が入力され、例えば無音声且つ無雑音時には該位置でのデジタル出力音声信号が無くなるようにフィルタリング係数を適応させるとともに、このフィルタリング係数を用いてデジタル入力音声信号をフィルタリングして出力する適応フィルタ(フィルタ)、31は雑音検出器22から出力された信号からこの適応フィルタ30の出力信号を減算する加算器である。これ以外の構成は実施の形態1と同様であり説明を省略する。
次に動作について説明する。
DAコンバータ19の接続先を第二入力アンプ28とするようにスイッチ29を切り替えた状態で、DAコンバータ19からアナログ入力音声信号が出力されると、このアナログ入力音声信号は第二入力アンプ28で増幅され、これに基づいてラウドスピーカ27が音声を拡声出力する。
この他方で、適応フィルタ30はデジタル入力音声信号およびデジタル出力音声信号に基づいて無音声且つ無雑音時には該位置でのデジタル出力音声信号が無くなるようにフィルタリング係数を適応させるとともに、このフィルタリング係数を用いてデジタル入力音声信号をフィルタリングして出力し、加算器31は雑音検出器22の出力信号からこの適応フィルタ30の出力信号を減算する。
なお、適応フィルタ30の出力信号を減算した後のデジタル出力音声信号が無音声且つ無雑音時には無くなるようにフィルタリング係数を適応させることは、デジタル入力音声信号に基づいて適応フィルタ30を介して加算器31に入力される信号と、マイクロホン16から加算器31に入力される信号とが同一(位相は逆)となることを意味し、このことはつまり適応フィルタ30のフィルタ係数をラウドスピーカ27からマイクロホン16までの音声の伝送特性と等価な特性とすることに相当する。これ以外の動作は実施の形態1と同様であり説明を省略する。
以上のように、この実施の形態2によれば、デジタル入力音声信号が入力され、ラウドスピーカ27からマイクロホン16までの音声の伝送特性と等価な特性を有する適応フィルタ30と、デジタル出力音声信号に含まれる上記デジタル入力音声信号成分を除去するように当該適応フィルタ30の出力をデジタル出力音声信号に加算する加算器31とを設けたので、音量レベルや感度レベルを向上させた際のラウドスピーカ27からマイクロホン16への音の回り込み、つまりエコーを効果的に抑制することができ、低消費電力向けのマイクロホンやスピーカを利用したテレビ電話機能を備える携帯端末に利用しているにもかかわらず、非常に優れた聞き取り易い音場を形成することができる効果がある。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3による通話システムの構成を示すブロック図である。図において、32は加算器31と音声コーデック15との間のデジタル出力音声信号経路に配設され、デジタル的に透過周波数特性を変化させることでデジタル出力音声信号に含まれる雑音信号成分を除去する雑音抑圧器(出力周波数特性調整手段)、33は雑音抑圧器32と音声コーデック15との間のデジタル出力音声信号経路に配設され、デジタル的に信号処理することによりデジタル出力音声信号に基づいて再生される音声の出力レベルを調整する送信音量調整器(出力音量レベル調整手段)、34は受信音量調整器25や受信周波数特性調整器26などとともにこれら雑音抑圧器32や送信音量調整器33に対しても制御値を出力する制御器(制御手段)である。これ以外の構成は実施の形態2と同様であり説明を省略する。
次に動作について説明する。
制御器34が距離信号および雑音レベルに基づいて所定の値の制御値を出力すると、雑音抑圧器32はデジタル的に透過周波数特性を変化させ、デジタル出力音声信号に含まれる雑音信号成分を除去する。また、送信音量調整器33もこの制御値に基づいてデジタル的に信号処理を行い、デジタル出力音声信号に基づいて再生される音声の出力レベルを調整する。
なお、この調整方法としては、例えば、雑音レベルが高ければ高いほど再生音量レベルが高くなるように調整し、距離が遠ければ遠いほど再生音量レベルが高くなるように調整し、雑音レベルが高ければ高いほど高周波ノイズを抑制するように調整し、距離が遠ければ遠いほど減衰し易い高周波を増強するように調整すれば良い。
従って、通常の通話時などのようにスピーカ21と利用者との距離が近い場合には、制御器34はこの利用者の頭部までの距離に基づいて距離が近いと判定し、これに基づいて再生音量レベルを抑えつつ、周囲のノイズレベルに基づいて出力レベルおよび/または周波数特性を調整し、逆に、カメラ3で自分を撮像しながら通話するような場合には、利用者と携帯電話端末とは離れているので、制御器34は基本的な出力レベルを上げながら、距離変動や周囲のノイズレベルに基づいて出力レベルおよび/または周波数特性を調整することができ、いずれの通話状態においても聞き取り易くすることができる。
以上のように、この実施の形態3によれば、音声に応じたアナログ出力音声信号を生成するマイクロホン16と、このアナログ出力音声信号を外部に出力する音声コーデック15とを備える携帯電話端末において、音声を可聴する利用者までの距離を測定する距離センサ4と、当該距離センサ4により測定された利用者までの距離情報に基づいて制御値を演算する制御器34と、音声コーデック15と加算器31との間に配設され、上記制御値に基づいて音量レベルを変化させるようにデジタル出力音声信号を調整する送信音量調整器33と、音声コーデック15と加算器31との間に配設され、上記制御値に基づいて周波数特性を変化させるようにデジタル出力音声信号を調整する雑音抑圧器32とを設けたので、マイクロホン16と利用者との距離が大きく変化したとしても例えば距離が大きくなるほどに再生時の音量レベルを上げるように送信音量調整器33を制御させるので、それぞれの距離に応じて再生時に聞き取り易い音量/音質にて音声信号を生成することができる。
従って、携帯電話端末のようにある程度の範囲にてマイクロホン16と利用者との距離が変化する場合であったとしても、当該距離が短い場合にはマイクロホン16の感度をできるだけ低く抑えつつ、当該距離が長くなればそれに応じてこのマイクロホン16の感度を向上させて、低消費電力化と音声信号の再生時の聞き取り易さとを両立させることができ、ひいてはテレビ電話機能を備える携帯端末に利用した場合であったとしても、再生した利用者に対して良好な音場を生成することができる効果がある。
なお、図6に例示するように、送信音量調整器33と雑音抑圧器32とのうちの一方を設けるだけでも雑音を抑制して聞き取り易さを向上させることができる。
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4による通話システムの構成を示すブロック図である。図において、35は利用者までの距離および雑音レベルを複数のレベルに分割し、各レベル毎に設定値を記憶する制御メモリ(記憶手段)、36は距離信号と上記雑音レベルとを用いてこの制御メモリ35を検索し、その検索結果の値を制御値として出力する制御器(制御手段)である。これ以外の構成は実施の形態3と同様であり説明を省略する。
次に動作について説明する。
距離検出器23から距離信号が出力されるとともに雑音検出器22から雑音レベルが出力されると、制御器36はこれらを用いて制御メモリ35を検索し、その距離および雑音レベルが含まれるレベルを抽出し、そのレベルの値を制御値として出力する。これ以外の動作は実施の形態3と同様であり説明を省略する。
以上のように、この実施の形態4によれば、スピーカ21、ラウドスピーカ27およびマイクロホン16から無線部13までの通話システム全体を携帯用ハウジング1内に格納するとともに、制御器36は距離信号および雑音レベルに基づいて制御メモリ35を検索し、その検索結果を制御値として出力するので、制御器36が一々距離信号および雑音レベルに基づいて制御値を演算して求める場合に比べてその処理負荷を軽減して低電力化を図りつつも、聞き取り易さを維持できる値を即座に出力することができ、十分に実用に耐えうる携帯端末とすることができる効果がある。
実施の形態5.
図8はこの発明の実施の形態5による通話システムの構成を示すブロック図である。図において、37は無線制御部14からの符号化受信信号が入力され、これをバッファリングするとともにデジタル入力音声信号とデジタル入力画像信号とに分割して出力する分離器(分離手段)、38はカメラユニット3にマウントされたカメラ(画像信号生成手段)、39は液晶表示デバイス6を用いて画像を表示する表示器(表示手段)、40はカメラ38から出力される撮像画像やデジタル入力画像信号を表示器39へ出力したり、撮像画像を処理してデジタル出力画像信号を出力する画像処理器(画像信号出力手段、表示画像調整手段)、41はデジタル出力画像信号とデジタル出力音声信号とをバッファリングするとともにこれらを合成して無線制御部14へ符号化送信信号として出力する複合器(合成手段)である。なお、上記デジタル入力音声信号は音声コーデック15に入力され、上記デジタル出力音声信号はこの音声コーデック15から出力される。
また、42は制御メモリ35を検索することで制御値を出力するとともに距離検出器23から入力された距離情報を出力する制御器(制御手段)、43はカメラユニット3の姿勢に応じてその動作が切り替わり、カメラユニット3が正面を向いている場合には第一の信号経路へ画像信号を出力し、カメラユニット3が背面を向いている場合には第二の信号経路へ画像信号を出力する第二スイッチ(使用状態検出手段)、44はこの第一の信号経路、45は第二の信号経路、46は第一の信号経路44および第二の信号経路45が接続され、第一の信号経路44から撮像画像が入力された場合には制御器42から出力された距離情報を付加して画像処理器40へ出力し、第二の信号経路45から撮像画像が入力された場合にはそのまま画像処理器40へ出力する距離情報付加器(情報付加手段)、47は画像処理器40から撮像画像に基づく画像信号が入力されている場合には制御器42から出力された距離情報に応じて画像を切出すとともに撮像画像と同じサイズに拡大して表示器39へ出力し、それ以外の場合には画像信号をそのまま表示器39へ出力する画像焦点調整器(表示画像調整手段)である。これ以外の構成は実施の形態4と同様であり説明を省略する。
次に動作について説明する。
無線制御部14からデジタル入力音声信号とデジタル入力画像信号とが複合された符号化受信信号が出力されると、分離器37はこれをバッファリングするとともに分離し、デジタル入力音声信号を音声コーデック15へ、デジタル入力画像信号を画像処理器40へ出力する。画像処理器40はデジタル入力画像信号を表示器39へ出力し、表示器39はこれを液晶表示デバイス6へ表示する。
また、カメラユニット3が正面を向いた状態でカメラ38から撮像信号が出力されると、第二スイッチ43はこれを第一の信号経路44へ出力し、距離情報付加器46はこの撮像画像に制御器42から出力された距離情報を付加して画像処理器40へ出力し、複合器41はこのデジタル出力画像信号と音声コーデック15からのデジタル出力音声信号とをバッファリングするとともに合成して無線制御部14へ符号化送信信号として出力し、この符号化送信信号は無線制御部14の制御の下無線部13から電波として送信される。そして、図示外の相手の電話端末において音声および映像として複合される。
同様に、カメラユニット3が背面を向いた状態でカメラ38から撮像信号が出力されると、第二スイッチ43はこれを第二の信号経路45へ出力し、距離情報付加器46はこの撮像画像をそのまま画像処理器40へ出力し、同様に無線部13から電波として送信される。
更に、画像処理器40はその設定に応じて距離情報付加器46から入力された撮像画像を画像焦点調整器47へ出力する。画像焦点調整器47は第一の信号経路44を経由して撮像画像が入力された場合には、制御器42から出力された距離情報に応じて画像を切出すとともに撮像画像と同じサイズに拡大して表示器39へ出力し、表示器39はこの切出し拡大された画像を液晶表示デバイス6へ表示する。これ以外の動作は実施の形態4と同様であり説明を省略する。
以上のように、この実施の形態5によれば、撮像画像を出力するカメラ38と、この撮像画像に応じたデジタル出力画像信号を生成する画像処理器40と、このデジタル出力画像信号を電波として送信する無線部13と、カメラ38から画像処理部40までの撮像画像の信号経路に設けられ、当該撮像画像から所定の範囲の画像を切出すための距離情報を付加する距離情報付加器46と、デジタル出力画像信号とデジタル出力音声信号とを複合する複合器41とを設け、制御器42は、距離センサ4の出力に基づいて距離情報を上記距離情報付加器46へ距離情報を出力するので、再生時にはこの距離情報を用いて画像の必要な部分を切出し且つ拡大して表示することができる。従って、テレビ電話機能を備える携帯端末に利用しているにもかかわらず、液晶表示デバイス6の画面を効率良く利用して必要なもの(利用者)を大きく表示させることができると共に、距離に応じて切出しサイズを制御して所望のもの(利用者)を安定した大きさにて表示させることができるので、画像の見易さを格段に向上させることができる。
この実施の形態5によれば、カメラユニット3の姿勢に応じて切り替わる第二スイッチ43を設け、距離情報付加器46はこの第二スイッチ43の状態に応じて距離情報の付加/無付加を切り替えるので、カメラユニット3が正面を向いて利用者を撮像する場合には画像の一部を切出して表示したい画像を拡大して安定表示させることができるとともに、カメラユニット3が背面を向いて例えば周囲の風景を撮像する場合には切出しをしないで広角に表示することができ、一々切替設定などをすることなく利用状況に応じて自動的に最適な撮像が可能となり、利便性を向上させることができる効果がある。
この実施の形態5によれば、画像処理器40から出力された撮像画像を、画像焦点調整器47が距離情報に応じて画像を切出し且つ拡大して表示器39へ出力するので、相手の電話端末に表示しているものと同様の切出し画像を自分の液晶表示デバイス6に表示させて確認することができ、これに応じて撮像の仕方などを容易に調整することができ、必要なことを効率良く相手に伝えることができる効果がある。
なお、図9に示すような通話システムであっても、画像処理器40から出力された撮像画像を、画像焦点調整器47が距離情報に応じて画像を切出し且つ拡大して表示器39へ出力するので、切出し画像を自分の液晶表示デバイス6に表示させて確認することができ、これに応じて撮像の仕方などを容易に調整することができ、必要なことを効率良く相手に伝えることができる効果がある。
実施の形態6.
図10はこの発明の実施の形態6による通話システムの構成を示すブロック図である。図において、48は分離器37と画像処理器40との間のデジタル入力画像信号経路に配設され、距離情報が付加されたデジタル入力画像信号が入力された場合にはその距離に応じて画像を切出すと共に撮像画像と同じサイズに拡大して画像処理部40へ出力し、それ以外の場合には画像信号をそのまま画像処理部40へ出力する分析器(表示画像調整手段)である。これ以外の構成は実施の形態5と同様であり説明を省略する。
次に動作について説明する。
分離器37からデジタル入力画像信号が出力されると、分析器48は当該信号をチェックし、距離情報が付加されていればその距離に応じて画像を切出すと共に撮像画像と同じサイズに拡大して画像処理部40へ出力し、距離情報が付加されていなければデジタル入力画像信号をそのまま画像処理部40へ出力する。これ以外の動作は実施の形態5と同様であり説明を省略する。
以上のように、この実施の形態6によれば、距離情報が付加されたデジタル入力画像信号が入力されれば、分析器48で切出し且つ拡大して画像処理部40へ出力するので、テレビ電話機能を備える携帯端末に利用しているにもかかわらず、液晶表示デバイス6の画面を効率良く利用して必要なもの(利用者)を大きく表示することができると共に、距離に応じて切出しサイズを制御して所望のもの(利用者)を安定した大きさにて表示することができるので、相手から送られてきた画像の見易さを格段に向上させることができる。
なお、以上の実施の形態では、距離センサ4がカメラユニット3の近傍に配設された例で説明したが、これらの実施の形態に係る携帯電話端末においては通常の音声のみによる通話状態と、カメラ38を用いた通話状態とを少なくとも区別することができればよく、他にも例えば、マイク用開口部7やスピーカ用開口部5の近傍、あるいはこれら開口部5,7の間などの位置に配設されていれば同様の効果を得ることができる。特に、以上の実施の形態ではこの距離センサ4の検出距離に基づいて撮像画像の切出し処理を実施しているので、なるべくカメラ38と利用者との距離を精度良く測定できるようにカメラユニット3の近傍に距離センサ4を配設している。
また、以上の実施の形態では、携帯電話端末に利用した例で説明したが、このほかにも例えばテレビ会議システム、監視システムなどにおいても本願発明は好適に適用することができる。この場合、距離センサ4はカメラ38、マイクロホン16あるいは液晶表示デバイス6などと一体に設けられても良いが、別体であっても構わない。
以上のように、この発明に係る音声再生システム、音声信号生成システム、通話システムおよび通信機は、マイクロホンおよび/またはスピーカと利用者との距離に応じて音声の出力レベルおよび/または周波数特性を制御するので、これを利用した携帯電話端末、テレビ会議システム、監視システムなどにおいて最適な音場を生成することができる効果がある。
特許文献1に開示された従来の通話システムを示すシステム構成図である。 この発明の実施の形態1による携帯電話端末を示す正面図である。 この発明の実施の形態1による通話システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2による通話システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3による通話システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3による通話システムの変形例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4による通話システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5による通話システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5による通話システムの変形例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6による通話システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 携帯用ハウジング、2 アンテナ、3 カメラユニット、4 距離センサ(距離検出手段)、5 スピーカ用開口部、6 液晶表示デバイス、7 マイクロホン用開口部、8 フリップ部材、9 通話キー、10 通話履歴表示キー、11 通話遮断キー、12 表示切替キー、13 無線部、14 無線制御部、15 音声コーデック(音声入力手段、音声信号出力手段)、16 マイクロホン(音声信号生成手段)、17 出力アンプ、18 ADコンバータ、19 DAコンバータ、20 入力アンプ、21 スピーカ(音声再生手段)、22 雑音検出器(雑音検出手段)、23 距離検出器(距離検出手段)、24 制御器(制御手段)、25 受信音量調整器(入力音量レベル調整手段)、26 受信周波数特性調整器(入力周波数特性調整手段)、27 ラウドスピーカ(音声再生手段)、28 第二入力アンプ、29 スイッチ、30 適応フィルタ(フィルタ)、31 加算器、32 雑音抑制器(出力周波数特性調整手段)、33 送信音量調整器(出力音量レベル調整手段)、34 制御器(制御手段)、35 制御メモリ(記憶手段)、36 制御器(制御手段)、37 分離器(分離手段)、38 カメラ(画像信号生成手段)、39 表示器(表示手段)、40 画像処理器(画像信号出力手段、表示画像調整手段)、41 複合器(合成手段)、 42制御器(制御手段)、43 第二スイッチ(使用状態検出手段)、44 第一の信号経路、45 第二の信号経路、46 距離情報付加器(情報付加手段)、47 画像焦点調整器(表示画像調整手段)、48 分析器(表示画像調整手段)。

Claims (10)

  1. 入力音声信号が入力される音声入力手段と、この音声入力手段の出力に基づいて音声を再生する音声再生手段と、音声に応じた出力音声信号を生成する音声信号生成手段と、この出力音声信号を外部に出力する音声信号出力手段とを備える通話システムにおいて、
    上記音声入力手段から音声再生手段までの入力音声信号の伝送経路に配設され、音声再生手段から出力される音声の音量レベルが変化するように制御を行う入力音量レベル調整手段、
    上記音声入力手段から音声再生手段までの入力音声信号の伝送経路に配設され、音声再生手段から出力される音声の周波数特性が変化するように制御を行う入力周波数特性調整手段、
    上記音声信号生成手段から音声信号出力手段までの出力音声信号の伝送経路に配設され、当該出力音声信号に基づいて再生される音声の音量レベルが変化するように制御を行う出力音量レベル調整手段、および、
    上記音声信号生成手段から音声信号出力手段までの出力音声信号の伝送経路に配設され、当該出力音声信号に基づいて再生される音声の周波数特性が変化するように制御を行う出力周波数特性調整手段のうちから選択された少なくとも1つの手段を設けるとともに更に、
    利用者までの距離を測定する距離検出手段と、
    当該距離検出手段により測定された利用者までの距離情報に基づいて上記選択された手段に対して制御信号を出力する制御手段と、
    撮像画像に応じた出力画像信号を生成する画像信号生成手段と、
    この出力画像信号を外部に出力する画像信号出力手段と、
    上記画像信号生成手段から画像信号出力手段までの出力画像信号の伝送経路に配設され、当該出力画像信号に基づいて再生される画像を変化させるための情報を付加する情報付加手段と、
    この出力画像信号と出力音声信号とを合成する合成手段とを設け、
    制御手段は、利用者までの距離情報に基づいて上記情報付加手段に対して画像切出しのための付加情報を出力することを特徴とする通話システム。
  2. 画像信号生成手段が利用者を撮像している状態であるか否かを検出する使用状態検出手段を設け、
    情報付加手段は、この使用状態検出手段の検出内容に応じて出力画像信号に付加する付加情報を変えることを特徴とする請求項1記載の通話システム。
  3. 入力音声信号が入力される音声入力手段と、この音声入力手段の出力に基づいて音声を再生する音声再生手段と、音声に応じた出力音声信号を生成する音声信号生成手段と、この出力音声信号を外部に出力する音声信号出力手段とを備える通話システムにおいて、
    上記音声入力手段から音声再生手段までの入力音声信号の伝送経路に配設され、音声再生手段から出力される音声の音量レベルが変化するように制御を行う入力音量レベル調整手段、
    上記音声入力手段から音声再生手段までの入力音声信号の伝送経路に配設され、音声再生手段から出力される音声の周波数特性が変化するように制御を行う入力周波数特性調整手段、
    上記音声信号生成手段から音声信号出力手段までの出力音声信号の伝送経路に配設され、当該出力音声信号に基づいて再生される音声の音量レベルが変化するように制御を行う出力音量レベル調整手段、および、
    上記音声信号生成手段から音声信号出力手段までの出力音声信号の伝送経路に配設され、当該出力音声信号に基づいて再生される音声の周波数特性が変化するように制御を行う出力周波数特性調整手段のうちから選択された少なくとも1つの手段を設けるとともに更に、
    利用者までの距離を測定する距離検出手段と、
    当該距離検出手段により測定された利用者までの距離情報に基づいて上記選択された手段に対して制御信号を出力する制御手段と、
    入力信号を入力音声信号と入力画像信号に分離する分離手段と、
    当該入力画像信号に基づいて画像を表示する表示手段と、
    上記分離手段から表示手段までの入力画像信号の伝送経路に配設され、入力画像信号に利用者までの距離情報に基づく付加情報が付加されている場合には、それに応じて入力画像信号そのものにより生成される画像から一部の画像を切出して表示手段に表示させる表示画像調整手段とを設けたことを特徴とする通話システム。
  4. 撮像画像に応じた出力画像信号を生成する画像信号生成手段と、
    この出力画像信号を外部に出力する画像信号出力手段と、
    上記画像信号生成手段から画像信号出力手段までの出力画像信号の伝送経路に配設され、当該出力画像信号に基づいて再生される画像を変化させるための情報を付加する情報付加手段と、
    この出力画像信号と出力音声信号とを合成する合成手段とを設け、
    表示手段は、当該出力画像信号および/または入力画像信号を表示し、
    表示画像調整手段は、表示手段が出力画像信号に基づく画像を表示する場合には、距離検出手段により測定された利用者までの距離情報に応じて当該画像から一部の画像を切出して表示手段に表示させることを特徴とする請求項3記載の通話システム。
  5. マイクロホン(16)、スピーカ(21,27)、画像を表示する表示器(39)、およびマイクロホンにより生成された音声信号を送信し、スピーカで再生される音声信号を受信する通信部(13)を含む通信機において、
    この通信機および利用者間の距離を測定する距離検出手段(4,23)、
    画像を撮像し画像信号を生成する画像信号生成手段(3,38)、
    前記画像信号に前記距離検出手段で測定された距離に基づく画像切出しのための距離情報を付加する情報付加手段(46)を備え、
    前記通信部は前記情報付加手段で画像切出しのための距離情報を付加された画像信号を送信することを特徴とする通信機。
  6. 前記距離情報を付加された情報付き画像信号を入力し、当該距離情報に基づき画像サイズを調整する画像調整手段(47)をさらに備え、
    前記表示器は、前記画像調整手段で調整された調整画像信号に基づき画像を表示することを特徴とする請求項5記載の通信機。
  7. 前記通信部は距離情報を付加された情報付き画像信号を受信し、前記画像調整手段へ出力することを特徴とする請求項6記載の通信機。
  8. 前記画像信号生成手段は撮像方向が切り替え可能であり、この画像信号生成手段の撮像方向に基づき、前記画像信号に前記距離情報を付加するように前記情報付加手段を制御する制御手段(42)をさらに備えることを特徴とする請求項5記載の通信機。
  9. 前記表示器は前記画像信号生成手段で撮像された画像を表示し、
    前記制御手段は前記画像信号生成手段の撮像方向が前記表示器の表示方向と同じである場合に、前記画像信号に前記距離情報を付加するように前記情報付加手段を制御することを特徴とする請求項8記載の通信機。
  10. 前記距離検出手段、前記マイクロホン用開口部(7)、前記スピーカ用開口部(5)、前記画像信号生成手段は当該通信機本体(1)の表面に設けられ、前記距離検出手段は、前記マイクロホン用開口部、前記スピーカ用開口部、前記画像信号生成手段のいずれかの近傍に配置されていることを特徴とする請求項5記載の通信機。
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