JP3962000B2 - ガラス固定グロメット - Google Patents

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Description

本発明は、ウインドウガラスを取付け物に取り付ける際に用いるガラス固定グロメットに関する。
ウインドウガラスを取付け物に取り付ける際、例えば、自動車のウインドガラスをウインドガラス昇降機構に連結する際には、特許文献1に示すように、一般にガラス固定グロメットが用いられている。このガラス固定グロメットとしては、孔を有するウインドガラス周縁部の一方の面に沿わせるための第1支持板と、該ウインドガラス周縁部の他方の面に前記第1支持板に対向した状態で沿わせるための第2支持板とが備えられ、前記第1支持板に、互いに嵌合可能な内、外筒のうちの一方の筒体が設けられ、前記第2支持板に、前記内、外筒のうちの他方の筒体が設けられ、前記第1,第2支持板を対向させて前記ウインドガラス周縁部を挟持するとき、該ウインドガラス周縁部の孔内において、前記両筒体が嵌合状態とされ、該両筒体の嵌合状態において、前記ウインドガラス周縁部を挟持する前記第1,第2支持板を、昇降機構(取付け物)に連結するための留め具が、該嵌合状態の両筒体内に通されて前記第1,第2支持板間を跨るようにされることになっている。
これにより、ウインドガラスにガラス固定グロメットが取り付けられる一方、そのガラス固定グロメットが留め具を介して昇降機構に連結されることになり、昇降機構の作動によりウインドガラスが昇降動し、ウインド開口が開閉されることになる。
特許第3285987号公報
しかし、上記ガラス固定グロメットにおいては、留め具としてタッピングネジが用いられ、そのタッピングネジが第2支持板自体に直接、ねじ込まれることになっており、そのねじ込みが緩んで、取付け物である昇降機構に対する取付けが不安定となるおそれがあるばかりか、そのガラス固定グロメットを再度、使用することが困難となっている。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、取付け物に対する取付けを長期にわたって安定した状態で維持できると共に、再使用することができるガラス固定グロメットを提供することにある。
前記技術的課題を達成するために本発明(請求項1に係る発明)にあっては、
孔を有するウインドガラス周縁部の一方の面に沿わせるための第1支持板と、該ウインドガラス周縁部の他方の面に前記第1支持板に対向した状態で沿わせるための第2支持板とが備えられ、前記第1支持板に、互いに嵌合可能な内、外筒のうちの一方の筒体が設けられ、前記第2支持板に、前記内、外筒のうちの他方の筒体が設けられ、前記第1,第2支持板を対向させて前記ウインドガラス周縁部を挟持するとき、該ウインドガラス周縁部の孔内において、前記両筒体が嵌合状態とされ、該両筒体の嵌合状態において、前記ウインドガラス周縁部を挟持する前記第1,第2支持板を取付け物に取付けるとき、取付け物に連結するための留め具が、該嵌合状態の両筒体内に通されて前記第1,第2支持板間を跨るようにされるガラス固定グロメットにおいて、
前記第1支持板に、前記一方の筒体内にボルトを挿入するためのボルト入口孔が形成されていると共に、前記第2支持板に、前記ボルトを前記他方の筒体内から外部に突出させるためのボルト出口孔が形成され、
前記第2支持板に、前記ボルトを螺合可能とするナット部材が、該ナット部材の雌ねじ孔が該第2支持板の前記ボルト出口孔に臨むようにして保持され、
前記外筒が、筒体壁の一部において、可動片をもって形成され、
前記可動片の内面が、前記外筒が設けられる支持板側に向かうに従って前記内筒の進入領域に入るように傾斜されている構成としてある。
前記技術的課題を達成するために本発明(請求項2に係る発明)にあっては、
孔を有するウインドガラス周縁部の一方の面に沿わせるための第1支持板と、該ウインドガラス周縁部の他方の面に前記第1支持板に対向した状態で沿わせるための第2支持板とが備えられ、前記第1支持板に、互いに嵌合可能な内、外筒のうちの一方の筒体が設けられ、前記第2支持板に、前記内、外筒のうちの他方の筒体が設けられ、前記第1,第2支持板を対向させて前記ウインドガラス周縁部を挟持するとき、該ウインドガラス周縁部の孔内において、前記両筒体が嵌合状態とされ、該両筒体の嵌合状態において、前記ウインドガラス周縁部を挟持する前記第1,第2支持板を取付け物に取付けるとき、取付け物に連結するための留め具が、該嵌合状態の両筒体内に通されて前記第1,第2支持板間を跨るようにされるガラス固定グロメットにおいて、
前記第1支持板に、前記一方の筒体内にボルトを挿入するためのボルト入口孔が形成されていると共に、前記第2支持板に、前記ボルトを前記他方の筒体内から外部に突出させるためのボルト出口孔が形成され、
前記第2支持板に、前記ボルトを螺合可能とするナット部材が、該ナット部材の雌ねじ孔が該第2支持板の前記ボルト出口孔に臨むようにして保持され、
前記第1,第2支持板の少なくともいずれかに、前記ウインドガラスを挟持する状態において、該ウインドガラスの孔周縁部と非接触状態とするための凹部が形成されている構成としてある。
前記技術的課題を達成するために本発明(請求項3に係る発明)にあっては、
孔を有するウインドガラス周縁部の一方の面に沿わせるための第1支持板と、該ウインドガラス周縁部の他方の面に前記第1支持板に対向した状態で沿わせるための第2支持板とが備えられ、前記第1支持板に、互いに嵌合可能な内、外筒のうちの一方の筒体が設けられ、前記第2支持板に、前記内、外筒のうちの他方の筒体が設けられ、前記第1,第2支持板を対向させて前記ウインドガラス周縁部を挟持するとき、該ウインドガラス周縁部の孔内において、前記両筒体が嵌合状態とされ、該両筒体の嵌合状態において、前記ウインドガラス周縁部を挟持する前記第1,第2支持板を取付け物に取付けるとき、取付け物に連結するための留め具が、該嵌合状態の両筒体内に通されて前記第1,第2支持板間を跨るようにされるガラス固定グロメットにおいて、
前記第1支持板に、前記一方の筒体内にボルトを挿入するためのボルト入口孔が形成されていると共に、前記第2支持板に、前記ボルトを前記他方の筒体内から外部に突出させるためのボルト出口孔が形成され、
前記第2支持板に、前記ボルトを螺合可能とするナット部材が、該ナット部材の雌ねじ孔が該第2支持板の前記ボルト出口孔に臨むようにして保持され、
前記第1,第2支持板が、連結板を介して回動可能に連結され、
前記第1,第2支持板の少なくともいずれか一方に、内側において、前記ウインドガラスに当接する弾性片が設けられている構成としてある。
前記技術的課題を達成するために本発明(請求項4に係る発明)にあっては、
孔を有するウインドガラス周縁部の一方の面に沿わせるための第1支持板と、該ウインドガラス周縁部の他方の面に前記第1支持板に対向した状態で沿わせるための第2支持板とが備えられ、前記第1支持板に、互いに嵌合可能な内、外筒のうちの一方の筒体が設けられ、前記第2支持板に、前記内、外筒のうちの他方の筒体が設けられ、前記第1,第2支持板を対向させて前記ウインドガラス周縁部を挟持するとき、該ウインドガラス周縁部の孔内において、前記両筒体が嵌合状態とされ、該両筒体の嵌合状態において、前記ウインドガラス周縁部を挟持する前記第1,第2支持板を取付け物に取付けるとき、取付け物に連結するための留め具が、該嵌合状態の両筒体内に通されて前記第1,第2支持板間を跨るようにされるガラス固定グロメットにおいて、
前記第1支持板に、前記一方の筒体内にボルトを挿入するためのボルト入口孔が形成されていると共に、前記第2支持板に、前記ボルトを前記他方の筒体内から外部に突出させるためのボルト出口孔が形成され、
前記第2支持板に、前記ボルトを螺合可能とするナット部材が、該ナット部材の雌ねじ孔が該第2支持板の前記ボルト出口孔に臨むようにして保持され、
前記第1,第2支持板が、連結板を介して回動可能に連結され、
前記ナット部材が、前記第2支持板に対して姿勢変更可能に保持され、
前記第1,第2支持板に、前記一方の筒体と前記他方の筒体とが嵌合する状態において互いに係合して該第1,第2支持板の離間を規制する係合片がそれぞれ形成され、
前記第1,第2支持板における両係合片が、前記一方の筒体と前記他方の筒体とが嵌合する状態であって該第1,第2支持板が平行である状態において、係合するように設定されている構成としてある。
前記技術的課題を達成するために本発明(請求項5に係る発明)にあっては、
孔を有するウインドガラス周縁部の一方の面に沿わせるための第1支持板と、該ウインドガラス周縁部の他方の面に前記第1支持板に対向した状態で沿わせるための第2支持板とが備えられ、前記第1支持板に、互いに嵌合可能な内、外筒のうちの一方の筒体が設けられ、前記第2支持板に、前記内、外筒のうちの他方の筒体が設けられ、前記第1,第2支持板を対向させて前記ウインドガラス周縁部を挟持するとき、該ウインドガラス周縁部の孔内において、前記両筒体が嵌合状態とされ、該両筒体の嵌合状態において、前記ウインドガラス周縁部を挟持する前記第1,第2支持板を取付け物に取付けるとき、取付け物に連結するための留め具が、該嵌合状態の両筒体内に通されて前記第1,第2支持板間を跨るようにされるガラス固定グロメットにおいて、
前記第1支持板に、前記一方の筒体内にボルトを挿入するためのボルト入口孔が形成されていると共に、前記第2支持板に、前記ボルトを前記他方の筒体内から外部に突出させるためのボルト出口孔が形成され、
前記第2支持板に、前記ボルトを螺合可能とするナット部材が、該ナット部材の雌ねじ孔が該第2支持板の前記ボルト出口孔に臨むようにして保持され、
前記第1,第2支持板が、連結板を介して回動可能に連結され、
前記ナット部材が、前記第2支持板に対して姿勢変更可能に保持され、
前記第1,第2支持板に、前記一方の筒体と前記他方の筒体とが嵌合する状態において互いに係合して該第1,第2支持板の離間を規制する係合片がそれぞれ形成され、
前記第2支持板が、内板と、該内板に対向して配設されて収納空間を形成する外板とを備えた二重構造とされ、
前記収納空間に前記ナット部材が収納され、
前記ナット部材と前記外板との間に変形可能な支持部材が介在され、
前記ナット部材が、環状板部と、該環状板部の中央孔周縁部に接続され内周面に雌ねじが形成されている筒部とからなり、
前記環状板部が前記収納空間に収納され、
前記筒部が前記外板を遊嵌状態をもって貫通している構成としてある。この請求項5の好ましい態様としては、請求項6の記載の通りとなる。
請求項1に記載された発明によれば、第1支持板に、一方の筒体内にボルトを挿入するためのボルト入口孔が形成されていると共に、第2支持板に、ボルトを他方の筒体内から外部に突出させるためのボルト出口孔が形成され、第2支持板にナット部材が、該ナット部材の雌ねじ孔が該第2支持板のボルト出口孔に臨むようにして保持されていることから、取付け物に連結するための留め具としてボルトを用意し、そのボルトをナット部材にボルト入口孔、ボルト出口孔を介して螺合すれば、第1,第2支持板をもってウインドガラス周縁部の挟持状態を保持できると共にそのウインドガラスを取付け物に的確に連結できることになり、その際、ボルトとナット部材との螺合関係により、タッピングネジを直接、第2支持板にねじ込む場合に比して、締め付けトルクを高めることができることになる。このため、当該グロメットを用いることにより、取付け物に対する取付けを長期にわたって安定した状態で維持できることになる。
また、ボルトとナット部材との着脱可能な関係を利用できることから、タッピングネジの場合と異なり、当該ガラス固定グロメットを何度も再使用することができることになる。
さらに、外筒が、筒体壁の一部において、可動片をもって形成され、可動片の内面が、外筒が設けられる支持板側に向かうに従って内筒の進入領域に入るように傾斜されていることから、ウインドガラスの孔にばらつきがあるか否かにかかわらず、内、外筒の嵌合により該両者がウインドガラスの孔に的確に嵌合され、ウインドガラスに対する当該ガラス固定グロメットの一体化を高めることができることになる。
請求項に記載された発明によれば、第1,第2支持板の少なくともいずれかに、ウインドガラス周縁部を挟持する状態において、該ウインドガラスの孔周縁部と非接触状態とするための凹部が形成されていることから、ウインドガラスを第1,第2支持板により挟持するに際して、そのウインドガラスの孔周縁部に第1,第2支持板による力が直接、作用することを防止して、ウインドガラスが破損することを防止できることになる。
請求項に記載された発明によれば、第1,第2支持板の少なくともいずれか一方に、内側において、前記ウインドガラスに当接する弾性片が設けられていることから、ウインドガラスの板厚が第1,第2支持板間の距離(連結板の距離)よりも短く、第2支持板が平行状態より第1支持板側に傾いた状態で第1支持板と協働してウインドガラスを挟持する場合であっても、弾性片による緩衝性を利用して、ウインドガラスを第1,第2支持板により的確に挟持できることになる。
請求項4に記載された発明によれば、第1支持板に、一方の筒体内にボルトを挿入するためのボルト入口孔が形成されていると共に、第2支持板に、ボルトを他方の筒体内から外部に突出させるためのボルト出口孔が形成され、第2支持板にナット部材が、該ナット部材の雌ねじ孔が該第2支持板のボルト出口孔に臨むようにして保持されていることから、取付け物に連結するための留め具としてボルトを用意し、そのボルトをナット部材にボルト入口孔、ボルト出口孔を介して螺合すれば、第1,第2支持板をもってウインドガラス周縁部の挟持状態を保持できると共にそのウインドガラスを取付け物に的確に連結できることになり、その際、ボルトとナット部材との螺合関係により、タッピングネジを直接、第2支持板にねじ込む場合に比して、締め付けトルクを高めることができることになる。このため、当該グロメットを用いることにより、取付け物に対する取付けを長期にわたって安定した状態で維持できることになる。
また、ボルトとナット部材との着脱可能な関係を利用できることから、タッピングネジの場合と異なり、当該ガラス固定グロメットを何度も再使用することができることになる。
さらに、第1,第2支持板が連結板を介して回動可能に連結されていることから、第1,第2支持板を相対的に回動させて、連結板の長さだけ離間した状態で、該第1,第2支持板を対向させた状態にすることができ、第1,第2支持板を連結板を介して連結する場合でも、その第1,第2支持板間にウインドガラス周縁部を収納できる間隙を確保できることになる。
しかもこの場合、ナット部材が、第2支持板に対して姿勢変更可能に保持されていることから、第1,第2支持板がウインドガラス周縁部を挟持するに際して、ウインドガラスの板厚に基づき平行にならない場合であっても、第2支持板部に対するナット部材の姿勢変更に基づき、ナット部材の雌ねじ孔の軸心とボルトの進入軸心とを合致させた状態を維持し、該ナット部材にボルトを円滑に螺合させることができることになる。このため、第1,第2支持板によりウインドガラスを挟持する場合において、板厚の異なるウインドガラスに対しても柔軟に対応することができることになる。
さらにまた、第1,第2支持板に、一方の筒体と他方の筒体とが嵌合する状態において、互いに係合して、該第1,第2支持板の離間を規制する係合片がそれぞれ形成されていることから、両係合片の係合時に、ナット部材の雌ねじ孔の軸心がボルトの進入軸心に対して傾いていても、ナット部材に対するボルトの螺合し始めにおいて、その際のボルトの押圧力によりナット部材の姿勢を螺合の観点から所望のものに変更できることになり、ナット部材の雌ねじ孔に対するボルトの押圧力付与当初から螺合し終えるまで一貫して、ボルトとナット部材との螺合関係を円滑に行うことができることになる。
加えて、第1,第2支持板における両係合片が、一方の筒体と他方の筒体とが嵌合する状態であって第1,第2支持板が平行である状態において、係合するように設定されていることから、その係合状態において、ナット部材に対してボルトを螺合し始めるときには、ボルトがナット部材を押しさえすれば、第1,第2支持板が平行状態となることになり、この後、その状態でボルトをナット部材に円滑に螺合させ始めることができることになる。
勿論この場合も、ウインドガラスの板厚が第1,第2支持板間の距離(連結板の距離)よりも短く、第2支持板が平行状態より第1支持板側に傾いた状態で該第1支持板と協働してウインドガラスを挟持する場合であっても、変形可能な支持部材が、ナット部材に対するボルトの押圧力によって変形して、ナット部材の姿勢を所望のものに維持できることになり、ボルトをナット部材に的確に螺合できることになる。
請求項5に記載された発明によれば、第1支持板に、一方の筒体内にボルトを挿入するためのボルト入口孔が形成されていると共に、第2支持板に、ボルトを他方の筒体内から外部に突出させるためのボルト出口孔が形成され、第2支持板にナット部材が、該ナット部材の雌ねじ孔が該第2支持板のボルト出口孔に臨むようにして保持されていることから、取付け物に連結するための留め具としてボルトを用意し、そのボルトをナット部材にボルト入口孔、ボルト出口孔を介して螺合すれば、第1,第2支持板をもってウインドガラス周縁部の挟持状態を保持できると共にそのウインドガラスを取付け物に的確に連結できることになり、その際、ボルトとナット部材との螺合関係により、タッピングネジを直接、第2支持板にねじ込む場合に比して、締め付けトルクを高めることができることになる。このため、当該グロメットを用いることにより、取付け物に対する取付けを長期にわたって安定した状態で維持できることになる。
また、ボルトとナット部材との着脱可能な関係を利用できることから、タッピングネジの場合と異なり、当該ガラス固定グロメットを何度も再使用することができることになる。
さらに、第1,第2支持板が連結板を介して回動可能に連結されていることから、第1,第2支持板を相対的に回動させて、連結板の長さだけ離間した状態で、該第1,第2支持板を対向させた状態にすることができ、第1,第2支持板を連結板を介して連結する場合でも、その第1,第2支持板間にウインドガラス周縁部を収納できる間隙を確保できることになる。
しかもこの場合、ナット部材が、第2支持板に対して姿勢変更可能に保持されていることから、第1,第2支持板がウインドガラス周縁部を挟持するに際して、ウインドガラスの板厚に基づき平行にならない場合であっても、第2支持板部に対するナット部材の姿勢変更に基づき、ナット部材の雌ねじ孔の軸心とボルトの進入軸心とを合致させた状態を維持し、該ナット部材にボルトを円滑に螺合させることができることになる。このため、第1,第2支持板によりウインドガラスを挟持する場合において、板厚の異なるウインドガラスに対しても柔軟に対応することができることになる。
さらにまた、第1,第2支持板に、一方の筒体と他方の筒体とが嵌合する状態において、互いに係合して、該第1,第2支持板の離間を規制する係合片がそれぞれ形成されていることから、両係合片の係合時に、ナット部材の雌ねじ孔の軸心がボルトの進入軸心に対して傾いていても、ナット部材に対するボルトの螺合し始めにおいて、その際のボルトの押圧力によりナット部材の姿勢を螺合の観点から所望のものに変更できることになり、ナット部材の雌ねじ孔に対するボルトの押圧力付与当初から螺合し終えるまで一貫して、ボルトとナット部材との螺合関係を円滑に行うことができることになる。
加えて、第2支持板が、内板と、該内板に対向して配設されて収納空間を形成する外板とを備えた二重構造とされ、収納空間にナット部材が収納され、ナット部材と外板との間に変形可能な支持部材が介在されていることから、変形可能な支持部材を利用して、ナット部材を収納空間に的確且つ簡単にに保持できると共に、ウインドガラスの板厚が本来のものよりも薄く、第2支持板が平行状態より第1支持板側に傾いた状態で該第1支持板と協働してウインドガラス周縁部を挟持する場合であっても、変形可能な支持部材を、ナット部材に対するボルトの押圧力によって変形させて、ナット部材の姿勢を所望のものに維持できることになり、ボルトをナット部材に的確に螺合できることになる。
加えてまた、ナット部材が、環状板部と、該環状板部の中央孔周縁部に接続され内周面に雌ねじが形成されている筒部とからなり、環状板部が収納空間に収納され、筒部が外板を遊嵌状態をもって貫通していることから、環状板部と変形可能な支持部材とをもって、ナット部材を収納空間に具体的且つ的確に保持できると共に、ボルトをナット部材に螺合するに際して、ナット部材を螺合の観点から所望の姿勢に維持することができ、さらには、ボルトとナットとの螺合距離を筒部をもって十分に確保できることになる。
請求項6に記載された発明によれば、内板と外板との間に、ナット部材の環状板部を収納空間内に挿入するための挿入口が形成されていると共に、外板に、収納空間内への環状板部の挿入に伴ってナット部材の筒部の移動を許容するための切り欠きが形成されていることから、ナット部材の環状板部をスライドさせることにより収納空間内に収納できることになり、収納空間へのナット部材の収納を簡単に行うことができることになる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1において、符号1は、自動車のサイドドアであり、そのサイドドア1にはウインドガラス2が設けられている。このウインドガラス2の下部には、その前後2個所において、本実施形態に係るガラス固定用グロメット3を介して取付け物であるキャリアプレート4がそれぞれ取付けられ、その両キャリアプレート4は、昇降機構の一部を構成する昇降台5(以下、符号5を昇降機構を示すものとして使用する)に連結されている。これにより、ウインドガラス2は、昇降機構5により上下方向に昇降動できることになっている。
前記ガラス固定用グロメット3は、本実施形態においては、図2に示すように、その本体を構成すべく、第1支持板としての第1支持板部6と、連結板としての連結板部7と、第2支持板としての第2支持板部8とを有している。これらは、合成樹脂を用いて、同一幅をもって連続的に一体成形されており、第1支持板部6と連結板部7とは、その両者の連結部分を薄肉にすることにより回動可能に一体化され、連結板部7と第2支持板部8とは、その連結板部7の板面が第2支持板部8の板面に対して起立した状態で一体化されている。
前記第1支持板部6は、図2〜図8に示すように、長方形状の板片を構成している。この第1支持板部6の長手方向(図3中、左右方向)の長さは、取付け対象物であるウインドガラス2の下部を挟持する観点から決定され、ウインドガラス2の下部に形成されている孔(取付け孔)12からそのウインドガラス2の下縁までの距離以上の距離が確保されている(図9参照)。
この第1支持板部6には、その長手方向一端側において、折曲部9、外筒(一方の筒体)10、環状の凹所11が設けられている。折曲部9は、第1支持板部6の長手方向一端部において外側に直角に折れ曲がった状態で連なっており、この折曲部9は、当該グロメット3の使用時において、前記キャリアプレート4の上端面を受け止めることになっている。
外筒10は、円筒形状をもって第1支持板部6の内面から突出した状態で該第1支持板部6に一体的に設けられている。この外筒10は、その位置が当該グロメット3をウインドガラス2に取付けるために用いられる該ウインドガラス2下部の孔12を考慮して決定されていると共に、その大きさは、そのウインドガラス2下部の孔12に嵌合できるものに設定されている。この外筒10は、その突出端面が外部に開口しているだけでなく、その基端側においても、第1支持板部6に形成されるボルト入口孔13を介して外部に開口されており、外筒10には、ボルト入口孔13から、前記キャリアプレート4に取付けるためのボルト16が挿入できることになっている(図9参照)。
また、この外筒10は、その筒体壁の一部が、係合片14、可動片15を用いて形成されている。係合片14は、第1支持板部6の長手方向一端側において位置され、その係合片14の上部には係止部14aが設けられている(図6参照)。可動片15は、第1支持板部6の幅方向両側に対称に配置されており、その各可動片15は、外筒10の突出端側においてのみ該外筒10の他の構成部と一体的に連なり、その各可動片15は、外筒10の基端側においては自由端となって拡縮可能となっている。この各可動片15の内面は、第1支持板部6に向かうに従って外筒10の径方向内方に向かうように傾斜されている(図3,図7参照)。
環状の凹所11は、前記外筒10の周囲において、第1支持板部6を薄肉にすることにより形成されており、この環状の凹所11は、外筒10をウインドガラス2の孔12に嵌合したとき、その環状の凹所11において、第1支持板部6をその孔12周縁部から離間させて、該第1支持板部6から孔12周縁部に力が直接作用しないようにする役割を担っている(図9参照)。
前記連結板部7は、図2〜図6、図9に示すように、前記第1支持板部6の長手方向他端側に対して一体的に連なっている。このため、この連結板部7は、第1支持板部6に対して回動することにより、第2支持板部8をも回動させて、第1,第2支持板部6,8を対向した状態とすると共に、その第1,第2支持板部6,8間にウインドガラス2下部を収納するための一定の間隔を確保する役割を担うことになっている。この間隔は、ウインドガラス2の板厚を考慮して適宜決定される。
前記第2支持板部8は、図2、図3、図5に示すように、ウインドガラス2の下部を挟持できるようにすべく、前記第1支持板部6に対応して、長方形状に形成されている。この第2支持板部8は、図2〜図6、図9に示すように、内板としての内板部17と、その内板部17に対向して配置される外板としての外板部18とを有しており、その両者17,18間には収納空間19が形成されている。
第2支持板部8の内板部17は、その長手方向一端部が前記連結板部7に略直角に連なっている。この内板部17の内面には、図2〜図4、図6、図9に示すように、内筒(他方の筒体)20と、係合片21と、環状の凹所22とが設けられている。内筒20は、その位置、大きさが、第2支持板部8を第1支持板部6に対して回動させて第1,第2支持板部6,8を対向させたとき、第1支持板部6の外筒10に嵌合されるように設定されており、これに伴い、その外筒10と内筒20との嵌合状態において、外筒10の可動片5を内筒20が押し開くことになっている(図10参照)。この内筒20は、その突出端面側が外部に開口するだけででなく、基端側においても、内板部17に形成されるボルト出口孔23を介して収納空間21内に開口されており、外筒10と内筒20とが嵌合状態にあるときに、前述のボルト16を、内筒20、外筒10等の内部空間を利用して第1支持板部6及び内板部17を貫通させることにより収納空間19にまで至らせることができることになっている。
第2支持板部8の係合片21は、図2〜図4、図6、図9に示すように、内筒20の他の構成部よりも第2支持板部8の長手方向他端側に配置されて、該内筒20の筒体壁の一部を構成するように形成されている。この係合片21も、先端部に係止部21aを有しており、外筒10と内筒20とが嵌合して第1,第2支持板部6,8が対向したとき、その第1,第2支持板部6,8における係合片14,21(係止部14a,21a)が係合することになっている。本実施形態においては、第1,第2支持板部6,8が対向する状態のうち、特に、第1,第2支持板部6,8が平行になる状態で両係合片14,21が互いに係合するように設定されている。
第2支持板部8における環状の凹所22は、図3,図9に示すように、前記内筒20の周囲において、第2支持板部8を薄肉にすることにより形成されており、この環状の凹所22は、ウインドガラス2の孔12内において、外筒10に内筒20を嵌合したとき、第2支持板部8をその孔12周縁部から離間させて、該第2支持板部8から孔12周縁部に力が直接作用しないようにする役割を担っている。本実施形態においては、第2支持板部8内面に、環状の凹所22に加えて、その環状の凹所22に連なる直線状の凹所24が形成されており、その直線状の凹所24は、第2支持板部8の長手方向他端側に延びることになっている。
第2支持板部8における外板部18は、側壁部27、底壁部28と協働して、前記内板部17との間に前記収納空間19を偏平状(袋状)に形成すると共に、その第2支持板部8の長手方向他端側において、該収納空間19を外部に開放する挿入口30を形成している。この外板部18には、前記ボルト出口孔23に対向して、遊嵌孔25が形成されていると共に、その遊嵌孔25の一部が外板部18の長手方向他端側に対して開放されるように切り欠き26が形成されている。
前記外板部18には、図3〜図6、図8〜図11に示すように、前記収納空間19内において、支持部材としての一対の支持部29が一体成形されている。この一対の支持部29は、遊嵌孔25を間に挟むようにして、外板部18の幅方向両側に突設した状態で配置され、その各支持部29は、外板部18の長手方向に延ばされている。この各支持部29は、一定幅の基礎部29aと、その基礎部29a上面において幅をさらに縮小した先端突部29bとからなり、これらは、その形状、一体成形の下、外板部18等と同じ合成樹脂が使用されていること等に基づき、圧縮等の変形が可能となっている。
前記収納空間19内には、図5、図6、図8〜図10に示すように、ナット部材31が収納されている。このナット部材31は、図12、図13に示すように、環状板部32と、その環状板部32の中央円孔32a周縁部に接続される筒部33とからなり、それらは、前記一対の支持部29より強い剛性材料(合成樹脂、金属等)もって一体的形成されている。環状板部32は、本実施形態においては、その外形が正方形状の板片に形成されており、その環状板部32は、収納空間19において、側壁部27,底壁部28により回転が規制された状態(回り止め状態)で、内板部17と一対の支持部29とにより挟持されている。この場合、環状板部32は、そのセットにおいて、前記挿入口30から内板部17と一対の支持部29との間に押し込まれることになるが、その際、一対の支持部29が圧縮されて、その反発力が環状板部32を内板部17に押し付けることになり、環状板部32は収納空間19において的確に保持されることになっている。筒部33は、前記ボルト16との螺合距離を十分に確保する観点から、筒部33の軸心方向全長に亘って、その内周面にボルト16が螺合可能な雌ねじを形成しており、その筒部33内は雌ねじ孔34を構成している。この筒部33は、環状板部32の中央円孔32aが内板部17のボルト出口孔23に臨むようにセットされたとき、遊嵌孔25に遊嵌される状態となっており、そのセットに際しては、収納空間への環状板部32の挿入に伴い、筒部33は、切り欠き26を通って干渉することなく遊嵌孔25に至ることになっている。
このようなガラス固定用グロメット3を用いて、ウインドガラス2をキャリアプレート4に取付けるには、次のようにして行われる。
先ず、ウインドガラス2の下部に当該グロメット3が仮止めされる。この仮止めにおいては、ウインドガラス2下部を、その下側から第1,第2支持板部により挟み、外筒10及び内筒20をウインドガラス2の孔12内に押し込み、その外筒10と内筒20とを嵌合する。これにより、嵌合程度が進み、第1,第2支持板部6,8が平行になると、第1,第2支持板部6,8における係合片14,21が係合し、その係合関係により第1,第2支持板部6,8が離間すること(第1,第2支持板部6,8開くこと)が規制されることになり、当該グロメット3はウインドガラス2の下部に仮止めされたことになる(図9参照)。
このとき、内筒20が外筒10内に嵌合されることによって、図10に示すように、一対の可動片15が外筒10の径方向外方に押し開かれ、その一対の可動片15はウインドガラス2の孔12内周面に当接することになる。これにより、ウインドガラス2の孔12にばらつきがあるとしても、その孔12の中心に、内、外筒20,10の軸心が位置決められることになる。
次に、取付け物であるキャリアプレート4の挿通孔35にボルト16を挿通させた後、そのボルト16をさらに、ボルト入口孔13から嵌合状態の内、外筒20,10内に挿入し、そのボルト16の先端部をボルト出口孔23を経てナット部材31の雌ねじ孔34に押し当てる。そしてこの後、ボルト16を回転させてボルト16を雌ねじ孔34に螺合する。
この場合、ナット部材31の雌ねじ孔34にボルト16を螺合させ始めるとき、ボルト16がナット部材31を第1支持板部6から離間する方向に押すことになるが、その押圧力は、第1,第2支持板部6,8の係合片14,21が互いに係合して受け止めることになり、ボルト16の進入軸心方向と雌ねじ孔34の軸心方向とは、方向が一致した状態となる。このため、ナット部材31にボルト16を螺合させ始めようとするとき、その移行を、円滑に行うことができることになる。
ナット部材31に対してボルト16を螺合すると、ナット部材31の移動に基づき第2支持板部8がウインドガラス2に近づき、第1,第2支持板部6,8はウインドガラス2下部を挟持することになり、その第1,第2支持板部6,8により挟持されたウインドガラス2下部はキャリアプレート4に取付けられることになる。この作業は、ボルト16の締め付け力が所定の締め付け力になるまで行われる。
この場合、ナット部材31に対してボルト16を螺合することに伴って、嵌合状態の内、外筒20,10にボルト16が挿通され、そのボルト16により内筒20の縮径が規制されることになる。このため、内筒20により径方向外方に押し出された外筒10の一対の可動片15は、ウインドガラス2の孔12内周に当接した状態で維持され、ウインドガラス2に対する当該グロメット3の一体化は高められる。
したがって、当該グロメット3を用いる場合には、該グロメット3に設けられるナット部材31に対して、そのナット部材31に螺合可能なボルト16をを用いることが可能となり、締め付け力は、タッピングスクリュを第2支持板部等に直接、ねじ込む場合に比べて高めることができることになる。このため、当該グロメット3を用いた場合には、キャリアプレート4に対する取付けを、緩みを生じさせることなく長期にわたって安定した状態を維持できることになる。
勿論、当該グロメット3において、ナット部材31を設けて、そのナット部材31に対してボルト16を用いることを可能としたことから、ナット部材31とボルト16との着脱可能な関係を利用して、作業のやり直しや、当該グロメット3を再使用することができることになる。
また、当該グロメット3においては、ウインドガラス2の板厚が所定のものとされて、第1,第2支持板部6,8の最終的挟持状態が平行になる場合だけでなく、ウインドガラス2の板厚が、誤差、種類の違い等により、当該グロメット3が予定しているものに比べて薄いものに対しても考慮がなされている。 すなわち、上記場合(ウインドガラス2の板厚が本来のものよりも薄い場合)において、第2支持板部8に、ある程度の撓み性等が期待できる場合には、ナット部材31が第2支持板部8に単に固定されていても、ナット部材31にボルト16を螺合して第1,第2支持板部6,8によりウインドガラス2下部を挟持することができるが、第2支持板部8に撓み性等が期待できない場合において、ナット部材31が第2支持板部8に単に固定されているときには、ボルト16をナット部材31に螺合させて、第1,第2支持板部6,8によりウインドガラス2下部を挟持しようとすると、図14に示すように、第2支持板部の回動点から遠い位置の第2支持板部8部分ほど、その移動円弧長さが長くなろうとすることから、第2支持板部8の回動に伴い、該第2支持板部8が第1支持板部6側に倒れようとする。これにより、ナット部材31の雌ねじ孔34の軸心L1方向がボルト16の進入軸心L2方向に対して傾いて、ナット部材31に対してボルト16を螺合させにくくなったり困難となったりするおそれがある。
これに対し、当該グロメット3においては、ナット部材31の環状板部32を内板部17と一対の支持部29とで挟持する構成となっている。このため、ボルト16をナット部材31に螺合させて第2支持板部8をウインドガラス2側に回動させるときには、図15に示すように、主として、第2支持板部8のうち、回動に基づく移動円弧長さが短くなる部分(図15中、第2支持板部8の下側部分)に対して環状板部32が押圧力を付与することになり、第2支持板部8のうち、回動に基づく移動円弧長さが長くなる部分(図15中、上側部分)に対しては環状板部32は追従しないことになっている。これにより、第2支持板部8に撓み性等が期待できない場合(剛性がある程度ある場合)において、ウインドガラス2の板厚が予定しているものよりも薄いときであっても、当該グロメット3を用いれば、ボルト16をナット部材31に螺合させることにより、第1,第2支持板部6,8をもってウインドガラス2下部の挟持を的確に行うことができることになる。
図16〜図19は他の実施形態を示す。この実施形態において、前記実施形態と同一構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
この実施形態においては、内板部17に、その内側に向かって突出する複数の弾性片40が設けられている。この各弾性片40は、撓みを利用してばね性を確保するもので、本実施形態においては4つが用意されて、それらは、長方形状の内板部17の各角部付近に配置されている。
また、内板部17の外側面には、その長手方向に一定間隔をあけて一対の保持レール41が設けられ、その一対の保持レール41にナット部材31の環状板部32がスライド可能に保持できることになっている。
一方、本実施形態においては、側壁部27が1つだけ設けられ、その側壁部27を利用して外板部18が片持ち状に設けられている。この外板部18は、筒部33の位置決めを行う位置決め孔42を有し、その位置決め孔42は切り欠き26を介して外板部18の幅方向一方側外方に開放されている。さらに、外板部18には、切り欠き26の入口付近において可動の規制片43が設けられており、この規制片43は、筒部33の進入時には撓んでその進入を許容する一方、一旦、位置決め孔42に筒部33が収まると、その筒部33が幅方向一方側外方へ移動することを規制する機能を発揮することになっている。
このため、本実施形態においては、外板部18の幅方向一方側から、ナット部材31の環状板部32を一対の保持レール41に嵌め込むと共に筒部33を切り欠き26内に入れて、それらを内板部17の幅方向他方側にスライドさせれば、自ずと、内板部17のボルト出口孔23に対するナット部材31の雌ねじ孔34の位置決めと、内板部17に対するナット部材31の保持とが行われることになる。
このようなグロメット3を用いてウインドガラス2の取付けを行っても、基本的に前記実施形態と同様に機能するだけでなく、ウインドガラス2の板厚が、誤差、種類の違い等により本来のものよりも薄い場合には、各弾性片40がウインドガラス2に当接して、がたつきを防止すると共に適度な挟持力をもって第1,第2支持板部6,8がウインドガラス2下部を挟持することになる。
尚、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましい或いは利点として記載されたものに対応したものを提供することをも含むものである。
実施形態に係るグロメットを自動車ドアに用いた例を示す説明図。 実施形態に係るグロメットを示す斜視図。 実施形態に係るグロメットを示す平面図。 実施形態に係るグロメットを示す正面図。 実施形態に係るグロメットを示す底面図。 図3のA−A線拡大断面図。 図3のB−B線拡大断面図。 図3のC−C線拡大断面図。 実施形態に係るグロメットを用いて、キャリアプレートとウインドガラスを取付けた状態を示す縦断面図。 図9のD−D線拡大断面図。 図10の部分拡大図。 実施形態に係るナット部材を示す正面図。 図12の平面図。 ウインドガラスが薄く、第2支持板部にナット部材を固定した場合の作動を説明する説明図。 ウインドガラスが薄い場合における実施形態の作動を説明する説明図。 他の実施形態に係るグロメットを示す平面図。 他の実施形態に係るグロメットを示す正面図。 他の実施形態に係るグロメットを示す底面図。 他の実施形態に係るグロメットを用いて、キャリアプレートとウインドガラスを取付けた状態を示す縦断面図。
符号の説明
2 ウインドガラス
3 ガラス固定用グロメット
4 キャリアプレート
5 昇降台(昇降機構)
6 第1支持板部
7 連結板部
8 第2支持板部
10 外筒
11 環状の凹所
12 ウインドウガラス下部の孔
13 ボルト入口孔
14 係合片
15 可動片
16 ボルト
17 内板部
18 外板部
19 収納空間
20 内筒
21 係合片
23 ボルト出口孔
29 一対の支持部
30 挿入口
31 ナット部材
32 環状板部
33 筒部
40 弾性片

Claims (6)

  1. 孔を有するウインドガラス周縁部の一方の面に沿わせるための第1支持板と、該ウインドガラス周縁部の他方の面に前記第1支持板に対向した状態で沿わせるための第2支持板とが備えられ、前記第1支持板に、互いに嵌合可能な内、外筒のうちの一方の筒体が設けられ、前記第2支持板に、前記内、外筒のうちの他方の筒体が設けられ、前記第1,第2支持板を対向させて前記ウインドガラス周縁部を挟持するとき、該ウインドガラス周縁部の孔内において、前記両筒体が嵌合状態とされ、該両筒体の嵌合状態において、前記ウインドガラス周縁部を挟持する前記第1,第2支持板を取付け物に取付けるとき、取付け物に連結するための留め具が、該嵌合状態の両筒体内に通されて前記第1,第2支持板間を跨るようにされるガラス固定グロメットにおいて、
    前記第1支持板に、前記一方の筒体内にボルトを挿入するためのボルト入口孔が形成されていると共に、前記第2支持板に、前記ボルトを前記他方の筒体内から外部に突出させるためのボルト出口孔が形成され、
    前記第2支持板に、前記ボルトを螺合可能とするナット部材が、該ナット部材の雌ねじ孔が該第2支持板の前記ボルト出口孔に臨むようにして保持され、
    前記外筒が、筒体壁の一部において、可動片をもって形成され、
    前記可動片の内面が、前記外筒が設けられる支持板側に向かうに従って前記内筒の進入領域に入るように傾斜されている、
    ことを特徴とするガラス固定グロメット。
  2. 孔を有するウインドガラス周縁部の一方の面に沿わせるための第1支持板と、該ウインドガラス周縁部の他方の面に前記第1支持板に対向した状態で沿わせるための第2支持板とが備えられ、前記第1支持板に、互いに嵌合可能な内、外筒のうちの一方の筒体が設けられ、前記第2支持板に、前記内、外筒のうちの他方の筒体が設けられ、前記第1,第2支持板を対向させて前記ウインドガラス周縁部を挟持するとき、該ウインドガラス周縁部の孔内において、前記両筒体が嵌合状態とされ、該両筒体の嵌合状態において、前記ウインドガラス周縁部を挟持する前記第1,第2支持板を取付け物に取付けるとき、取付け物に連結するための留め具が、該嵌合状態の両筒体内に通されて前記第1,第2支持板間を跨るようにされるガラス固定グロメットにおいて、
    前記第1支持板に、前記一方の筒体内にボルトを挿入するためのボルト入口孔が形成されていると共に、前記第2支持板に、前記ボルトを前記他方の筒体内から外部に突出させるためのボルト出口孔が形成され、
    前記第2支持板に、前記ボルトを螺合可能とするナット部材が、該ナット部材の雌ねじ孔が該第2支持板の前記ボルト出口孔に臨むようにして保持され、
    前記第1,第2支持板の少なくともいずれかに、前記ウインドガラスを挟持する状態において、該ウインドガラスの孔周縁部と非接触状態とするための凹部が形成されている、
    ことを特徴とするガラス固定グロメット。
  3. 孔を有するウインドガラス周縁部の一方の面に沿わせるための第1支持板と、該ウインドガラス周縁部の他方の面に前記第1支持板に対向した状態で沿わせるための第2支持板とが備えられ、前記第1支持板に、互いに嵌合可能な内、外筒のうちの一方の筒体が設けられ、前記第2支持板に、前記内、外筒のうちの他方の筒体が設けられ、前記第1,第2支持板を対向させて前記ウインドガラス周縁部を挟持するとき、該ウインドガラス周縁部の孔内において、前記両筒体が嵌合状態とされ、該両筒体の嵌合状態において、前記ウインドガラス周縁部を挟持する前記第1,第2支持板を取付け物に取付けるとき、取付け物に連結するための留め具が、該嵌合状態の両筒体内に通されて前記第1,第2支持板間を跨るようにされるガラス固定グロメットにおいて、
    前記第1支持板に、前記一方の筒体内にボルトを挿入するためのボルト入口孔が形成されていると共に、前記第2支持板に、前記ボルトを前記他方の筒体内から外部に突出させるためのボルト出口孔が形成され、
    前記第2支持板に、前記ボルトを螺合可能とするナット部材が、該ナット部材の雌ねじ孔が該第2支持板の前記ボルト出口孔に臨むようにして保持され、
    前記第1,第2支持板が、連結板を介して回動可能に連結され、
    前記第1,第2支持板の少なくともいずれか一方に、内側において、前記ウインドガラスに当接する弾性片が設けられている、
    ことを特徴とするガラス固定グロメット。
  4. 孔を有するウインドガラス周縁部の一方の面に沿わせるための第1支持板と、該ウインドガラス周縁部の他方の面に前記第1支持板に対向した状態で沿わせるための第2支持板とが備えられ、前記第1支持板に、互いに嵌合可能な内、外筒のうちの一方の筒体が設けられ、前記第2支持板に、前記内、外筒のうちの他方の筒体が設けられ、前記第1,第2支持板を対向させて前記ウインドガラス周縁部を挟持するとき、該ウインドガラス周縁部の孔内において、前記両筒体が嵌合状態とされ、該両筒体の嵌合状態において、前記ウインドガラス周縁部を挟持する前記第1,第2支持板を取付け物に取付けるとき、取付け物に連結するための留め具が、該嵌合状態の両筒体内に通されて前記第1,第2支持板間を跨るようにされるガラス固定グロメットにおいて、
    前記第1支持板に、前記一方の筒体内にボルトを挿入するためのボルト入口孔が形成されていると共に、前記第2支持板に、前記ボルトを前記他方の筒体内から外部に突出させるためのボルト出口孔が形成され、
    前記第2支持板に、前記ボルトを螺合可能とするナット部材が、該ナット部材の雌ねじ孔が該第2支持板の前記ボルト出口孔に臨むようにして保持され、
    前記第1,第2支持板が、連結板を介して回動可能に連結され、
    前記ナット部材が、前記第2支持板に対して姿勢変更可能に保持され、
    前記第1,第2支持板に、前記一方の筒体と前記他方の筒体とが嵌合する状態において互いに係合して該第1,第2支持板の離間を規制する係合片がそれぞれ形成され、
    前記第1,第2支持板における両係合片が、前記一方の筒体と前記他方の筒体とが嵌合する状態であって該第1,第2支持板が平行である状態において、係合するように設定されている、
    ことを特徴とするガラス固定グロメット。
  5. 孔を有するウインドガラス周縁部の一方の面に沿わせるための第1支持板と、該ウインドガラス周縁部の他方の面に前記第1支持板に対向した状態で沿わせるための第2支持板とが備えられ、前記第1支持板に、互いに嵌合可能な内、外筒のうちの一方の筒体が設けられ、前記第2支持板に、前記内、外筒のうちの他方の筒体が設けられ、前記第1,第2支持板を対向させて前記ウインドガラス周縁部を挟持するとき、該ウインドガラス周縁部の孔内において、前記両筒体が嵌合状態とされ、該両筒体の嵌合状態において、前記ウインドガラス周縁部を挟持する前記第1,第2支持板を取付け物に取付けるとき、取付け物に連結するための留め具が、該嵌合状態の両筒体内に通されて前記第1,第2支持板間を跨るようにされるガラス固定グロメットにおいて、
    前記第1支持板に、前記一方の筒体内にボルトを挿入するためのボルト入口孔が形成されていると共に、前記第2支持板に、前記ボルトを前記他方の筒体内から外部に突出させるためのボルト出口孔が形成され、
    前記第2支持板に、前記ボルトを螺合可能とするナット部材が、該ナット部材の雌ねじ孔が該第2支持板の前記ボルト出口孔に臨むようにして保持され、
    前記第1,第2支持板が、連結板を介して回動可能に連結され、
    前記ナット部材が、前記第2支持板に対して姿勢変更可能に保持され、
    前記第1,第2支持板に、前記一方の筒体と前記他方の筒体とが嵌合する状態において互いに係合して該第1,第2支持板の離間を規制する係合片がそれぞれ形成され、
    前記第2支持板が、内板と、該内板に対向して配設されて収納空間を形成する外板とを備えた二重構造とされ、
    前記収納空間に前記ナット部材が収納され、
    前記ナット部材と前記外板との間に変形可能な支持部材が介在され、
    前記ナット部材が、環状板部と、該環状板部の中央孔周縁部に接続され内周面に雌ねじが形成されている筒部とからなり、
    前記環状板部が前記収納空間に収納され、
    前記筒部が前記外板を遊嵌状態をもって貫通している、
    ことを特徴とするガラス固定グロメット。
  6. 請求項5において、
    前記内板と前記外板との間に、前記ナット部材の環状板部を前記収納空間内に挿入するための挿入口が形成されていると共に、該外板に、前記収納空間内への該環状板部の挿入に伴って該ナット部材の筒部の移動を許容するための切り欠きが形成されている、
    ことを特徴とするガラス固定グロメット。
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