JP3961839B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、CD−R/RWディスク,DVDディスク等の記録媒体に対してデータを記録及び再生する情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の種類の光ディスク(記録媒体)に情報(データ)の記録及び再生あるいは消去を行う光ディスク装置(情報記録再生装置)においては、情報の記録を行う場合に記録がエラーすることなく連続的に行われることが重要である。データ記録時にエラーが発生してしまう一例としては、光ディスク装置に対する(または光ディスク装置自体による)衝撃や振動などに起因する記録エラーが考えられる。
従来、データ記録中に振動,衝撃を感知した場合、情報を記録することを中止する機能を備えた光ディスク装置(例えば、特開平11−328830号公報参照)が提案されている。
【0003】
しかし、上記提案による光ディスク装置においては次の様な欠点がある。
例えば、CD−Rディスクのような一度だけ情報を書き込むことができる光ディスク(これを「ライトワンス型光ディスク」と称する)に対してはデータ記録を中止してしまうと、その光ディスクが使用できなくなって無駄になる(その理由は光ディスク分野において一般的に知られている事項なのでここでは詳しい説明を省略する)。したがって、それまでの記録にかかった時間も無駄になってしまうのである。
【0004】
そこで、データ記録中に衝撃や振動を検出したときにはデータ記録を一時中断し、その衝撃や振動が検出されない状態になったら既に光ディスクに記録されている記録データに同期させると共に、中断される直前の記録データの終端に継ぎ目なく記録中断の直前に記録された記録データに連続する記録データから記録を再開する光ディスク装置が提案されている。このような光ディスク装置ならば、データ記録中に衝撃や振動などが光ディスク装置に与えられたとしても、記録エラーをすることなくデータを連続的に継ぎ目なく記録することができる。
【0005】
なお、上記のような光ディスク装置では、とくに衝撃や振動を検出する手段としてトラックエラー信号やフォーカスエラー信号や反射率検出信号のような光ピックアップで検出される信号を用いることにより、衝撃や振動を検出するためのショックセンサとそれに付随する冗長な回路が不要になるというメリットもあった。上記光ピックアップは、データの記録再生を行う光(半導体レーザ光など)を光ディスクに照射し、その光ディスクからの上記照射した光の反射光を検出する機能を果たし、その反射光に基づく信号が、再生信号と上記トラックエラー信号やフォーカスエラー信号や反射率検出信号などである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の光ディスク装置では、光ディスクのトラックに微少な欠陥があったり記録面の表面が汚れていたりすると、トラックエラー信号やフォーカスエラー信号や反射率検出信号のような光ピックアップで検出される信号が乱れる場合があり、そのようなキズ・汚れに基づく検出信号の乱れを衝撃や振動と誤って検出してしまうことになる。
すると、そのキズ・汚れの部分で一旦データ記録を中断し、その後改めて継ぎ目なく記録を再開しようとするが、中断した場所にはキズ・汚れがあるために再び衝撃や振動であると判断して記録を中断してしまう動作を繰り返してしまう。
【0007】
つまり、従来の光ディスク装置では、トラックエラー信号やフォーカスエラー信号や反射率検出信号のような光ピックアップで検出される信号に基づいて衝撃や振動を検出しようとすると、キズや汚れがある光ディスクではそのキズ・汚れと衝撃や振動を判別できないために以降のデータ記録ができなくなってしまうという問題があった。
【0008】
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、ショックセンサとそれに付随する冗長な回路を設けることなく、衝撃や振動などが与えられたとしても記録エラーをすることなく、情報を連続的に継ぎ目なく記録できるようにすると共に、キズや汚れがある記録媒体に対しても記録エラーをすることなく情報を連続的に継ぎ目なく記録することができるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、情報の記録再生を行う光を記録媒体に照射し、その記録媒体からの上記照射した光の反射光を検出する光照射・反射光検出手段と、その光照射・反射光検出手段によって上記記録媒体への情報の記録中に検出される反射光の信号が所定範囲内から外れたときに上記記録媒体への記録動作を中断する記録動作中断手段と、その記録動作中断手段によって記録動作を中断した後に上記光照射・反射光検出手段によって検出される信号が上記所定範囲内に収まったら上記記録媒体に既に記録されている情報に同期させると共に、上記中断される直前の情報の終端に継ぎ目無く連続するように情報の記録動作を再開する記録動作再開手段と、その記録動作再開手段によって記録動作を再開してから所定時間内は上記光照射・反射光検出手段によって検出された反射光の信号が上記所定範囲内から外れても上記記録動作中断手段によって記録動作を中断させないように制御する制御手段を備えた情報記録再生装置を提供する。
【0010】
また、情報の記録再生を行う光を記録媒体に照射し、その記録媒体からの上記照射した光の反射光を検出する光照射・反射光検出手段と、その光照射・反射光検出手段によって上記記録媒体への情報の記録中に検出される反射光の信号が所定範囲内から外れたときに上記記録媒体への記録動作を中断する記録動作中断手段と、その記録動作中断手段によって記録動作を中断してから所定時間経過後に上記記録媒体に既に記録されている情報に同期させると共に、上記中断される直前の情報の終端に継ぎ目無く連続するように情報の記録動作を再開する記録動作再開手段と、その記録動作再開手段によって記録動作を再開してから所定時間内は上記光照射・反射光検出手段によって検出された反射光の信号が上記所定範囲内から外れても上記記録動作中断手段によって記録動作を中断させないように制御する制御手段を備えた情報記録再生装置も提供する。
【0011】
さらに、上記のような情報記録再生装置において、上記制御手段によって上記記録動作を再開してから所定時間内は上記光照射・反射光検出手段の位置制御信号をホールドする手段を設けるとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の情報記録再生装置の一実施形態である光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
この光ディスク装置は、CD−R/RWディスク,DVDディスク等の記録可能な記録媒体である光ディスク1に対して情報の記録,再生及び消去を行う装置であり、スピンドルモータ2,光ピックアップ3,レーザコントロール回路4,CDエンコーダ5,CD−ROMエンコーダ6,ATIPデコーダ7,バッファRAM8,バッファマネージャ9,リードアンプ10,CDデコーダ11,CD−ROMデコーダ12,ATAPI/SCSI・インタフェース(I/F)13,モータドライバ14,サーボ15,D/Aコンバータ16,ROM17,CPU18,RAM19からなる。
【0013】
CPU18がRAM19を作業領域としてROM17に格納された制御プログラムを実行することにより、この光ディスク装置全体の制御を行うと共に、この発明に係わる各種の機能を実現するマイクロコンピュータである。
なお、図中にはCPU18がROM17及びRAM19以外の各部とのデータ通信を行う通信線は図示を省略している。
【0014】
この光ディスク装置は、データ記録,再生,消去時にスピンドルモータ2によって光ディスク1を所定の回転数で回転駆動させる。スピンドルモータ2はモータドライバ14とサーボ15によって線速度が一定になるように(すなわち所定の回転数になるように)制御される。その線速度は段階的に変更が可能である。光ピックアップ3は、半導体レーザ光源(LD),光学系,フォーカスアクチュエータ,トラックアクチュエータ,受光素子及びポジションセンサ(いずれも公知なので図示を省略する)を内蔵しており、LDから発生させたレーザ光の光を光ディスク1の記録面に照射し、光ディスク1から反射されたレーザ光(反射光)は受光素子によってフォーカスエラー信号,トラックエラー信号,反射率検出信号,再生信号として検出される。
【0015】
また、光ピックアップ3は、シークモータ(公知なので図示を省略する)によってスレッジ方向に移動可能である。モータドライバ14とサーボ15は受光素子から得られたフォーカスエラー信号,トラックエラー信号に基づいて光ディスク1の記録面上のトラック上にレーザ光(照射光)のレーザスポットを形成するようにフォーカスアクチュエータ,トラックアクチュエータを制御し、ポジションセンサから得られた信号に基づいてレーザスポットを光ディスク1上の目的の場所に位置するようにシークモータを制御する。
【0016】
データを再生する場合、光ピックアップ3で得られた再生信号をリードアンプ10で増幅して2値化した後、CDデコーダ11に入力してデインターリーブとエラー訂正の処理を行う。さらに、そのデインターリーブとエラー訂正の処理後のデータをCD−ROMデコーダ12に入力してデータの信頼性を高めるためのエラー訂正処理を行う。
その後、CD−ROMデコーダ12で処理したデータをバッファマネージャ9によって一旦バッファRAM8に蓄積し、セクタデータとして揃ったときにATAPI/SCSI・I/F13によってホストコンピュータへ一気に転送する。また、音楽データの再生の場合、CDデコーダ11から出力したデータをD/Aコンバータ16に入力してアナログのオーディオ信号を取り出す。
【0017】
次に、データを記録する場合、ホストコンピュータから転送されたデータをATAPI/SCSI・I/F13によって受信すると、そのデータをバッファマネージャ9によって一旦バッファRAM8に蓄積する。
バッファRAM8にある程度のデータが溜まった時に記録を開始するが、その前にLDで発生させたレーザ光のレーザスポットを記録面上の書き込み開始地点に位置させる。その書き込み開始地点はトラックの蛇行によって予め光ディスク1に刻まれているウォブル信号によって求められる。そのウォブル信号にはATIPと称する絶対時間情報が含まれており、ATIPデコーダ7によってATIPの情報を取り出す。
【0018】
また、ATIPデコーダ7が生成する同期信号はCDエンコーダ5に入力されて正確な位置でのデータの書き出しを可能にしている。バッファRAM8のデータはCD−ROMエンコーダ6やCDエンコーダ5でエラー訂正コードの付加やインターリーブを行ってレーザコントロール回路4,光ピックアップ3を介して光ディスク1にデータを記録する。
【0019】
通常、安定した記録中は、サーボ15によってフォーカスエラー信号やトラックエラー信号が一定値になるように制御される。またこの時反射率検出信号も一定値になる。
しかし、光ディスク装置に衝撃や振動が加えられるとフォーカスエラー信号やトラックエラー信号や反射率検出信号が乱れ、信号レベルが変化することがある。この時、サーボ15による制御がはずれたり同期がはずれたりして、記録エラーを発生してしまうことがある。
特に、CD−Rディスクのようなライトワンスの光ディスクにおいては、記録エラーが発生するとその記録していた光ディスクは再使用が不可な無駄なものになってしまう。
【0020】
そこで、図1に示した光ディスク装置による第1実施形態の光ディスク装置では、サーボ15によってフォーカスエラー信号,トラックエラー信号又は反射率検出信号が予め設定された所定範囲内から外れた(所定の閾値を超えた)ことをCPU18へ知らせると、CPU18はデータの書き込みを一時中断し、フォーカスエラー信号,トラックエラー信号又は反射率検出信号が所定範囲内に収まった(所定の閾値の範囲内になった)時には、新たに記録する記録データを既に光ディスク1に記録されている記録データに同期させると共に、記録開始位置に記録中断の直前に記録された記録データに連続するように記録データから記録を再開する。
【0021】
しかし、光ディスク1にキズや汚れがある場合もフォーカスエラー信号やトラックエラー信号や反射率検出信号が乱れて信号レベルが変化するので、その場合には衝撃や振動の時と同様にCPU18によってデータの書き込みが一時中断されてデータ記録が進まなくなる。
そこで、CPU18は、上記データ記録を再開する際に、光ディスク1のキズや汚れによって中断した場合は、再開位置にキズや汚れがあるために再びフォーカスエラー信号やトラックエラー信号や反射率検出信号が乱れるので、再開後一定時間はこれら信号が所定の閾値の範囲内を外れても、データの書き込みを中断しないように制御すると共に、再開後一定時間はフォーカシング,トラッキングの制御信号を直前の値にホールドする。
【0022】
すなわち、上記光ピックアップ3が情報の記録再生を行う光を記録媒体に照射し、その記録媒体からの上記照射した光の反射光を検出する光照射・反射光検出手段の機能を果たす。
さらに、CPU18が上記光照射・反射光検出手段によって上記記録媒体への情報の記録中に検出される反射光の信号が所定範囲内から外れたときに上記記録媒体への記録動作を中断する記録動作中断手段と、その記録動作中断手段によって記録動作を中断した後に上記光照射・反射光検出手段によって検出される信号が上記所定範囲内に収まったら上記記録媒体に既に記録されている情報に同期させると共に、上記中断される直前の情報の終端に継ぎ目無く連続するように情報の記録動作を再開する記録動作再開手段と、その記録動作再開手段によって記録動作を再開してから所定時間内は上記光照射・反射光検出手段によって検出された反射光の信号が上記所定範囲内から外れても上記記録動作中断手段によって記録動作を中断させないように制御する制御手段と、上記記録動作を再開してから所定時間内は前記光照射・反射光検出手段の位置制御信号をホールドする手段の機能を果たす。
【0023】
このような機能を備えることにより、光ディスク1上のキズや汚れによるフォーカスエラー信号やトラックエラー信号の乱れがあっても、サーボ15による制御が外れたり同期がはずれたりして記録エラーを発生してしまうことがなくなり、光ディスク1に対して情報を連続的に継ぎ目なく記録することが可能になる。また、書き込み再開後のフォーカシング,トラッキングの制御信号を直前の値にホールドして書き込みを中断しないようにする時間t1は、光ディスク1上の距離にして数mmに相当する時間にする。
例えば、標準線速1.2m/sのCD−Rディスクに16倍速で書き込みを行う場合、50μs〜数100μs程度である。このような短い時間に再び衝撃等が加わるタイミングが一致することはきわめて希であるため、この間の衝撃等による記録エラーはほとんどあり得ないものとして無視してもよい。
【0024】
図2は、第1実施形態の光ディスク装置におけるこの発明の請求項1及び3に係わる処理を示すフローチャート図である。
CPU18は、ステップ(図中「S」で示す)1のライトスタートで光ディスクへのデータ記録処理を開始し、ステップ2へ進んでホストコンピュータからデータを受信して、ステップ3のディスクライトで光ディスクにホストコンピュータから受信したデータを書き込んで記録し、データ記録中はステップ4でフォーカスエラー信号,トラックエラー信号又は反射率検出信号に基づいてショック(衝撃や振動)を検出したか否かを判断する。
このショック検出の有無は、光ディスク1の反射光に基づくフォーカスエラー信号,トラックエラー信号又は反射率検出信号が予め設定した所定範囲内から外れたときにショックを検出したものと判断する。
【0025】
ステップ4の判断でショックを検出しなければ、ステップ5へ進んでデータ書き込み終了か否かを判断して、データ書き込みが終了でなければ、ステップ2へ戻ってホストコンピュータからのデータ受信と光ディスクへのデータ書き込みを継続し、データ書き込みが終了ならステップ6のライトストップで光ディスクへのデータ書き込みを終了してこの処理を終了する。
また、ステップ4の判断でショックを検出したら、ステップ7のライトポーズ(「ポーズライト」ともいう)で光ディスクへの書き込みの記録動作を中断し、ステップ8へ進んでフォーカスエラー信号,トラックエラー信号又は反射率検出信号に基づいてショック(衝撃や振動)が終了したか否かを判断する。
このショック終了の判断は、記録動作を中断した後に光ディスク1の反射光に基づくフォーカスエラー信号,トラックエラー信号又は反射率検出信号が予め設定した所定範囲内に収まったら終了と判断する。
【0026】
ステップ8の判断でショックが終了したら、ステップ9のライトリスタートで光ディスクへの記録を再開し、光ピックアップの位置制御信号をホールド(このホールドは所定時間t1が経過するまで維持する)し、ステップ10へ進んでホストコンピュータからデータ受信して、ステップ11のディスクライトで光ディスクに既に記録されているデータに同期させると共に、中断される直前のデータの終端に継ぎ目無く連続するようにデータを書き込み、ショック検出処理はせずにステップ12へ進んでデータ書き込み終了か否かを判断して、データ書き込みが終了ならステップ6へ進んでライトストップし、この処理を終了する。
また、ステップ12の判断でデータ書き込みが終了でなければ、ステップ13でライトリスタート後の時間が所定時間t1を経過したか否かを判断し、経過していなければステップ10へ戻ってショック検出なしのデータ書き込みを継続し、所定時間t1を経過していれば光ピックアップの位置制御信号のホールドを解除し、ステップ2へ戻って通常のデータ書き込みを継続する。
【0027】
このようにして、この第1実施形態の光ディスク装置は、光ピックアップで検出された信号が所定範囲を逸脱したときに光ディスクへの記録動作を中断し、光ピックアップで検出された信号が所定範囲内に入ったら、すでに光ディスクに記録されている記録データに同期させると共に、中断される直前の記録データの終端に継ぎ目なく、記録中断の直前に記録されたデータに連続する記録データの記録動作を再開するのに際し、記録動作の再開後一定時間は光ピックアップで検出された信号が所定範囲を逸脱しても記録動作の中断を行わないようにするので、光ピックアップで検出された信号が光ディスクのキズや汚れによるものであった場合でも、再び同じ箇所で記録動作を中断してしまうことがなくなり、ショックセンサとそれに付随する冗長な回路を設けることなく、衝撃や振動などが光ディスク装置に与えられたとしても記録エラーをすることなく、情報を連続的に継ぎ目なく記録することが可能になる。
【0028】
また、記録動作の再開後一定時間は光ピックアップの位置制御信号をホールドするので、一旦中断した記録動作を再開する際に光ディスクにキズや汚れがあっても光ピックアップのフォーカシング,トラッキングが乱れることなく、情報を連続的に継ぎ目なく記録することが可能になる。
【0029】
次に、この発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態の光ディスク装置では、CPU18によってフォーカスエラー信号,トラックエラー信号又は反射率検出信号の乱れを検出して書き込みを中断した後、フォーカスエラー信号,トラックエラー信号又は反射率検出信号の乱れがなくなるのを待って書き込みを再開するが、中断後に予め設定した一定時間である所定時間t2が経過するのを待って書き込みを自動的に再開させてもよい。
このようにすれば、光ディスク1のキズや汚れは隣接トラックのフォーカスエラー信号やトラックエラー信号や反射率検出信号にも影響を与えるため、書き込み中断位置の近傍にキズや汚れがあると、いつまで経ってもフォーカスエラー信号,トラックエラー信号又は反射率検出信号の乱れがなくならないで書き込み再開できなくなるのを防止することができる。
【0030】
一般に、光ディスク装置に及ぼされる衝撃のパルス幅は数ms〜20ms程度である。例えば、共振周波数50Hzの防振ゴムを備えた光ディスクドライブでは衝撃のパルスが防振ゴムを介して振動しながら減衰されてドライブ装置内部に伝播するが、書き込み中断後に再開させるまでの所定時間(書き込み中断時間)t2としては、防振ゴムの共振の数回分、例えば100ms程度にする。その時間書き込み再開を待てば、衝撃による制御への影響が収まるので、書き込みを再開しても記録エラーを引き起こす恐れは極めて少ない。
【0031】
この第2実施形態の光ディスク装置の構成は、第1実施形態で示した図1の光ディスク装置の構成と同じであるが、CPU18の機能が若干異なる。
すなわち、この第2実施形態の光ディスク装置におけるCPU18は、光照射・反射光検出手段によって記録媒体への情報の記録中に検出される反射光の信号が所定範囲内から外れたときに上記記録媒体への記録動作を中断する記録動作中断手段と、その記録動作中断手段によって記録動作を中断してから所定時間経過後に上記記録媒体に既に記録されている情報に同期させると共に、上記中断される直前の情報の終端に継ぎ目無く連続するように情報の記録動作を再開する記録動作再開手段と、その記録動作再開手段によって記録動作を再開してから所定時間内は上記光照射・反射光検出手段によって検出された反射光の信号が上記所定範囲内から外れても上記記録動作中断手段によって記録動作を中断させないように制御する制御手段と、上記記録動作を再開してから所定時間内は上記光照射・反射光検出手段の位置制御信号をホールドする手段の機能を果たす。
【0032】
図3は、第2実施形態の光ディスク装置におけるこの発明の請求項2及び3に係わる処理を示すフローチャート図である。
CPU18は、ステップ(図中「S」で示す)21のライトスタートで光ディスクへのデータ記録処理を開始し、ステップ22へ進んでホストコンピュータからデータを受信して、ステップ23のディスクライトで光ディスクにホストコンピュータから受信したデータを書き込んで記録し、データ記録中はステップ24でフォーカスエラー信号,トラックエラー信号又は反射率検出信号に基づいてショック(衝撃や振動)を検出したか否かを判断する。
このショック検出の有無は、光ディスク1の反射光に基づくフォーカスエラー信号,トラックエラー信号又は反射率検出信号が予め設定した所定範囲内から外れたときにショックを検出したものと判断する。
【0033】
ステップ24の判断でショックを検出しなければ、ステップ25へ進んでデータ書き込み終了か否かを判断して、データ書き込みが終了でなければ、ステップ22へ戻ってホストコンピュータからのデータ受信と光ディスクへのデータ書き込みを継続し、データ書き込みが終了ならステップ26のライトストップで光ディスクへのデータ書き込みを終了してこの処理を終了する。
また、ステップ24の判断でショックを検出したら、ステップ27のライトポーズ(「ポーズライト」ともいう)で光ディスクへの書き込みの記録動作を中断し、予め書き込み中断時間(記録中断時間)として設定された所定時間t2のカウントを開始し、ステップ28へ進んで所定時間t2が経過したか否かを判断する。
この書き込み中断時間のカウントは、CPU18内のタイマで行ってもよいし、光ディスク装置内のその他の計時手段を用いてもよい。
【0034】
ステップ28の判断で所定時間t2が経過したら、ステップ29のライトリスタートで光ディスクへの記録を再開し、光ピックアップの位置制御信号をホールド(このホールドは所定時間t1が経過するまで維持する)し、ステップ30へ進んでホストコンピュータからデータ受信して、ステップ31のディスクライトで光ディスクに既に記録されているデータに同期させると共に、中断される直前のデータの終端に継ぎ目無く連続するようにデータを書き込み、ショック検出処理はせずにステップ32へ進んでデータ書き込み終了か否かを判断して、データ書き込みが終了ならステップ26へ進んでライトストップし、この処理を終了する。
【0035】
また、ステップ32の判断でデータ書き込みが終了でなければ、ステップ33でライトリスタート後の時間が所定時間t1を経過したか否かを判断し、経過していなければステップ30へ戻ってショック検出なしのデータ書き込みを継続し、所定時間t1を経過していれば光ピックアップの位置制御信号のホールドを解除し、ステップ22へ戻って通常のデータ書き込みを継続する。
【0036】
このようにして、この第2実施形態の光ディスク装置は、光ピックアップで検出された信号が所定範囲を逸脱したときに光ディスクへの記録動作を中断し、その記録動作を中断してから所定時間経過後、すでに光ディスクに記録されている記録データに同期させると共に、中断される直前の記録データの終端に継ぎ目なく、記録中断の直前に記録されたデータに連続する記録データの記録動作を再開するのに際し、記録動作の再開後一定時間は光ピックアップで検出された信号が所定範囲を逸脱しても記録動作の中断を行わないようにするので、記録中断位置の近傍にキズや汚れがあって記録再開する前に光ピックアップで検出された信号が乱れても、記録再開することができる。
【0037】
また、記録動作の再開後一定時間は光ピックアップの位置制御信号をホールドするので、一旦中断した記録動作を再開する際に光ディスクにキズや汚れがあっても光ピックアップのフォーカシング、トラッキングが乱れることなく、情報を連続的に継ぎ目なく記録することが可能になる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の情報記録再生装置によれば、ショックセンサとそれに付随する冗長な回路を設けることなく、衝撃や振動などが与えられたとしても記録エラーをすることなく、情報を連続的に継ぎ目なく記録できるようにすると共に、キズや汚れがある記録媒体に対しても記録エラーをすることなく情報を連続的に継ぎ目なく記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の情報記録再生装置の一実施形態である光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の光ディスク装置におけるこの発明の請求項1及び3に係わる処理を示すフローチャート図である。
【図3】第2実施形態の光ディスク装置におけるこの発明の請求項2及び3に係わる処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1:光ディスク 2:スピンドルモータ
3:光ピックアップ 4:レーザコントロール回路
5:CDエンコーダ 6:CD−ROMエンコーダ
7:ATIPデコーダ 8:バッファRAM
9:バッファマネージャ 10:リードアンプ
11:CDデコーダ 12:CD−ROMデコーダ
13:ATAPI/SCSI・インタフェース(I/F)
14:モータドライバ 15:サーボ
16:D/Aコンバータ 17:ROM
18:CPU 19:RAM

Claims (3)

  1. 情報の記録再生を行う光を記録媒体に照射し、該記録媒体からの前記照射した光の反射光を検出する光照射・反射光検出手段と、
    該光照射・反射光検出手段によって前記記録媒体への情報の記録中に検出される反射光の信号が所定範囲内から外れたときに前記記録媒体への記録動作を中断する記録動作中断手段と、
    該記録動作中断手段によって記録動作を中断した後に前記光照射・反射光検出手段によって検出される信号が前記所定範囲内に収まったら前記記録媒体に既に記録されている情報に同期させると共に、前記中断される直前の情報の終端に継ぎ目無く連続するように情報の記録動作を再開する記録動作再開手段と、
    該記録動作再開手段によって記録動作を再開してから所定時間内は前記光照射・反射光検出手段によって検出された反射光の信号が前記所定範囲内から外れても前記記録動作中断手段によって記録動作を中断させないように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 情報の記録再生を行う光を記録媒体に照射し、該記録媒体からの前記照射した光の反射光を検出する光照射・反射光検出手段と、
    該光照射・反射光検出手段によって前記記録媒体への情報の記録中に検出される反射光の信号が所定範囲内から外れたときに前記記録媒体への記録動作を中断する記録動作中断手段と、
    該記録動作中断手段によって記録動作を中断してから所定時間経過後に前記記録媒体に既に記録されている情報に同期させると共に、前記中断される直前の情報の終端に継ぎ目無く連続するように情報の記録動作を再開する記録動作再開手段と、
    該記録動作再開手段によって記録動作を再開してから所定時間内は前記光照射・反射光検出手段によって検出された反射光の信号が前記所定範囲内から外れても前記記録動作中断手段によって記録動作を中断させないように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 請求項1又は2記載の情報記録再生装置において、
    前記制御手段によって前記記録動作を再開してから所定時間内は前記光照射・反射光検出手段の位置制御信号をホールドする手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
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