JP3957504B2 - フォトマスク及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

フォトマスク及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォトマスク、露光装置及び半導体装置の製造方法に関し、特に、位相シフト型のフォトマスク、露光装置及びそのフォトマスク及び露光装置を用いた回路パターンの形成方法を含む半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路の高集積化に伴い、半導体基板上に形成される回路パターンの微細化が進んでいる。回路パターンの微細化により、配線や電極などの線幅は非常に小さくなっている。それに対応して、リソグラフィー技術に求められる要求は非常に高くなっている。
【0003】
回路パターンの微細化に対応するリソグラフィー技術の一つとして位相シフト型のフォトマスク(位相シフトマスク)が知られている。位相シフトマスクは、線パターンの両側の隣り合うマスク開口部を透過する光を相互に逆位相とするレベンソン型、遮光部に透過性を持たせ、且つマスク開口部を透過する光をその透過光の位相に対し逆位相とするハーフトーン型などが有る。
【0004】
レベンソン型位相シフトマスクについて、図面を参照して説明する。
図5は、レベンソン型位相シフトマスクと通常のフォトマスクとの相違を示す概念図である。
図5(a)は、レベンソン型位相シフトマスク(左、以下図5において同じ)と通常のフォトマスク(右、以下図5において同じ)の断面図及び各々のフォトマスクを透過する光の様子を示す。(b)は、各々のフォトマスクを透過した直後の光の振幅分布、(c)は、各々のフォトマスクを透過した光のウェハー上の振幅分布、(d)は、各々のフォトマスクを透過した光のウェハー上の光強度分布を示す。
【0005】
図5(a)を参照して、レベンソン型位相シフトマスク101は、ガラス基板102上に製膜された遮光膜103の2つの開口部を有し、その開口部の片方にシフタ104と呼ばれる材料を載せたものである(その他、シフタ104の代りにその開口部のガラス基板102を掘り込んだ形でも良い)。この場合、シフタ104の無い開口部を透過する光105とシフタ104の有る開口部を透過する光106とは、位相が180度ずれている(本明細書中「逆位相」)状態である。
【0006】
図5に示すように、レベンソン型位相シフトマスクでは、二つの開口部を透過する光は、互いに逆位相((a)、(b))である。そのため、ウェハーまで達した時点で、光が広がり、その裾が重なり合っても(c)、その間で必ず強度ゼロの領域が存在するため、強め合う事はない(d)。従って、二つの開口部に挟まれた線状のパターンの解像を精度良く忠実に出来るほか、焦点深度も改善することが出来る。
【0007】
一方、通常のフォトマスク111は、ガラス基板112上に製膜された遮光膜113の2つの開口部には、何も載せていない(及び掘り込んでいない)。この場合、それぞれの開口部を透過する光は、位相が同じ(同相)状態である。
【0008】
図5に示すように、通常のフォトマスクでは、二つの開口部を透過する光は同相(a)、(b)である。そして、ウェハーまで達した時点で、光が広がり、その裾が重なり合い(c)、強め合う(d)。そのため、二つの開口部に挟まれた線状のパターン(配線パターンなど)の解像を精度良く忠実に行うことが困難である。
【0009】
一方、フォトリソグラフィにおいては、パターンの粗密により、同じマスクパターン寸法でも半導体基板上に形成される潜像パターン(以下、「転写パターン」)の寸法が異なることが知られている(近接効果)。特に、線状のパターンが周期的に密集したしたライン・アンド・スペースパターン(以下「密集パターン」)と孤立パターン(隣接する他のパターンとの間の距離がリソグラフィ的に見て相互影響が無視できる程度に孤立しているパターン、通常線幅の最低2倍以上隣のパターンと離れている、好ましくは3倍以上)とでは、同じ露光量の場合、光強度分布が異なる。そのため、例えば密集パターンが設計通りに解像されるように露光量を合わせると、孤立パターンが設計寸法から外れてしまうという問題が生じる。
【0010】
そのため、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターンを転写するフォトマスクを用いる場合、以下のような方法を行なっている。すなわち、密集パターンが設計通りに解像されるような露光条件で露光した場合に生じる孤立パターンの設計寸法のずれを、事前にフォトマスクの孤立パターンの設計寸法に補正(以下、「マスクバイアス」)をかけることにより回避する方法である。
【0011】
以下にその方法を更に説明する。
図6に、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターンを転写する露光の最初のステップに用いるフォトマスク210(図6(a)平面図、図6(b)AA’断面図)と、2回目のステップに用いるフォトマスク211(図6(c)平面図、図6(d)AA’断面図)を示す。
また、図7に、フォトマスク210で転写されたパターン(図7(a))及び、その後フォトマスク211で転写されたパターン(図7(b))を示す。
【0012】
図6(a)において、フォトマスク210は、レベンソン型位相シフトマスクである。石英ガラスに例示されるガラス基板201上に、Cr膜に例示される遮光膜202を製膜し、その遮光膜202及びガラス基板201をパターニングすることにより形成されている。孤立パターンを転写する孤立パターン領域205と、密集パターンを転写する密集パターン領域206とを有する。
【0013】
孤立パターン領域205は、開口部212と開口部213とを含む。開口部212と開口部213とは、その透過光が互いに逆位相になるように形成されている(開口部213が掘り込まれている、図6(b))。そして、開口部212と開口部213との間の孤立パターン214を転写する。
【0014】
一方、密集パターン領域206は、開口部222(a、b)と開口部223(a、b)とを含む。開口部222(a、b)と開口部223(a、b)とは、その透過光が互いに逆位相になるように交互に形成されている(開口部223(a、b)が掘り込まれている、図6(b))。そして、開口部222(a、b)と開口部223(a、b)に挟まれた密集パターン224(a、b、c)を転写する。
【0015】
その結果として、マスク倍率だけフォトマスク210から縮小した大きさの図7(a)のような転写パターンA208が、ウェハー(半導体基板)上のフォトレジスト層に形成される。図7(a)において、開口部212及び開口部213に対応するのが、開口パターン232及び開口パターン233である。そして、孤立パターン214が、転写孤立パターン234へ転写される。また、開口部222(a、b)及び開口部223(a、b)に対応するのが、開口パターン242(a、b)及び開口パターン243(a、b)である。そして、密集パターン224(a、b、c)が、転写密集パターン244(a、b、c)へ転写される。
【0016】
次に、図6(c)において、フォトマスク211は、通常のフォトマスクである。石英ガラスに例示されるガラス基板203上に、Cr膜に例示される遮光膜を製膜し、その遮光膜をパターニングすることにより形成されている。遮光孤立パターン216は、開口パターン232/転写孤立パターン234/開口パターン233で形成される領域を遮光する。遮光端部パターン217(−1、2)は、最終的な回路パターン(転写孤立パターン220)の端部(図7(b)219(−1、2))を形成する領域を遮光する。遮光密集パターン226a、b、cは、それぞれ開口パターン242a/転写密集パターン244a/開口パターン243a、開口パターン243a/転写密集パターン244b/開口パターン242b、開口パターン242b/転写密集パターン244c/開口パターン243b、とで形成される領域を遮光する。遮光端部パターン227(−1、2)(a、b、c)は、最終的な回路パターンの端部(図7(b)229(−1、2)(a、b、c))を形成する領域を遮光する。
【0017】
その結果として、マスク倍率だけフォトマスク211から縮小した大きさの図7(b)のような転写パターンB209が、フォトレジスト層に形成される。図7(b)において、図6(a)の孤立パターン214に対応するのが、転写孤立パターン220である。図6(b)の遮光端部パターン217に対応するのが、転写端部パターン219である。また、図6(a)の密集パターン224(a、b、c)に対応するのが、転写密集パターン230(a、b、c)である。図6(b)の遮光端部パターン227(a、b、c)に対応するのが、転写端部パターン229(a、b、c)である。
【0018】
以上のプロセスでは、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターンを転写するフォトマスク210において、孤立パターン214に予めマスクバイアスをかけている。すなわち、転写孤立パターン220の寸法を設計通りにするために、フォトマスク上の孤立パターン214の寸法が補正されている。
【0019】
次に、この補正について図8を参照して説明する。
図8は、レベンソン型位相シフトマスクを用いた場合における、線状のパターンの線幅と隣接する線同士の距離(線間距離)との関係を示すグラフの一例である。横軸は、フォトレジスト層に転写された線状のパターン(以下「線状の転写パターン」)間の距離(以下「線間距離」、nm)、縦軸は、線状の転写パターンの線幅(nm)である。なお、a、a、a、b、A、Bについては、図9において説明する。
【0020】
ここでは、目標とする線状の転写パターンの線幅を100nm、線間距離を250nmと設計し、設計どおりの転写パターンが得られるフォトマスク及び露光量の光(図中250nmEOPで表示)を用いる場合を考える。フォトマスクは、通常、転写パターンの数倍(以下「マスク倍率」)の大きさでパターンが形成されている。そして、上記のフォトマスクにおいて、フォトマスク上でのパターンの距離を変化させると、転写パターンの線間距離が変化する(横軸)。それに連れて、転写されるパターンでの線幅が変化する(縦軸)。
【0021】
このグラフから、上記の条件において、転写パターン上での線間距離が150nmになるように、フォトマスクでのパターンの線間距離を変更した(ただし、フォトマスク上でのパターンの線幅は変更しない)場合、転写パターン上での線幅は75nmになる。従って、フォトマスクでのパターンの線幅に、+25nm×マスク倍率、の補正(線幅を25%増加)を行えば、転写後の線幅が100nmになると予測される。また、線間距離が300nmの場合、転写パターン上での線幅は115nmになる。従って、フォトマスクでのパターンの線幅に、−15nm×マスク倍率、の補正(線幅を15%減少)を行えば、転写後の線幅が100nmになると予測される。
【0022】
このような補正をマスクバイアスと呼んでいる。そして、従来のプロセスでは、上記の考え方で孤立パターンの補正を行なっている。
【0023】
しかし、実際の補正においては、フォトマスク上の線幅の変化量と、転写パターンの線幅の変化量との関係は、線間距離に大きく依存する。それを、図9を参照して説明する。
図9は、図8の条件においてフォトマスクの線幅の補正量と転写パターンの線幅の補正量(変化量)との関係を示すグラフである。横軸は、フォトマスク補正量(nm)=フォトマスクでのパターンの線幅の補正量/マスク倍率、である。縦軸は、線幅補正量(nm)=フォトマスクでパターンが補正された場合に、転写パターンで変化する(補正される)線幅の変化量(補正量)、である。グラフ中、曲線a、a、a、bは、図8におけるa、a、a、bの点に対応する。破線は、フォトマスク補正量=線幅補正量、の場合である。このグラフは、実験又はシミュレーションにより求めることが出来る。
【0024】
この図から、曲線a、a、aでは、曲線の傾きが緩やかであることがわかる。例えば、曲線a(図8、線間400nm)では、フォトマスク補正量で20nm分の補正を行なっても、線幅補正量は5nmである。この曲線の傾きについて、以下のような指標MEF(Mask Error Factor)を考える。
MEF=線幅補正量/フォトマスク補正量 (1)
である。これは、図9の各曲線の傾きに相当するものである。すなわち、曲線a、a、aは、MEFが小さい。曲線aの場合、MEF(a)=0.25である。従って、転写パターンにおいて20nmの補正を行ないたい場合(=線幅補正量20nm)、フォトマスク補正量は、80nmとなる。これは、フォトマスクでは、マスク倍率(4とする)を掛けた320nmの補正が必要であることを意味する。
一方、曲線b(図8、線間200nm)では、MEF(b)=1.25である。従って、転写パターンにおいて20nmの補正を行ないたい場合(=線幅補正量20nm)、フォトマスク上で、16nm分の補正を行なえば良い。そして、フォトマスクでは、マスク倍率(4とする)を掛けた64nmの補正で十分である。
【0025】
以上のようにレベンソン型位相マスクにおいては、転写パターンにおける線間距離により、補正の大きさに大きな相違がある。そして、フォトマスクの設計上の制約や、露光装置の制約等から、補正可能な範囲(フォトマスク補正量に上限)がある。その範囲を示したのが、図8のA及びBで示す領域である。Bで示す領域では、線間距離が短く、位相マスクの効果があるために、補正量も少ないので、補正が可能である。しかし、Aで示す領域では、線間距離が広いため位相マスクの効果が小さく、補正量が大きくなる。そのため、上記制約により、補正が不可能である。
これは、線間距離が広い転写パターン(この例では、線間距離300nm以上)は、Aの領域に入るため、レベンソン型位相マスクの効果を用いても、100nm以下のような微細パターンを形成することができないということである。すなわち、孤立パターン(=線間距離が広い転写パターン)では、微細パターンを形成することが出来ない。
【0026】
関連する技術として、特開平11−283904号公報に、露光方法の技術が開示されている。この技術は、高解像度露光と通常露光とを含む複数回露光により、フォトレジストの潜像パターンを形成する露光方法である。高解像度露光は、フォトレジスト層に対し、線幅制御性が厳しい箇所のパターンを、位相シフトパターンを用いて転写する。通常露光は、その高解像度露光により既にパターン転写されたフォトレジスト層部分をマスクパターンの遮光部により保護しながら、上記フォトレジスト層に対し、位相シフトパターンを用いることなく線幅制御性が比較的ゆるい箇所のパターンを転写する。この露光方法により、フォトレジストの潜像パターンを形成する。ただし、上記高解像度露光では、上記線幅制御性が厳しい箇所の当該高解像度露光後の転写パターン線幅が、所望の線幅より太くなる露光条件を用いる。そして、上記通常露光後に当該線幅制御性が厳しい箇所で所望の線幅を得る。
すなわち、孤立パターンのようなレベンソン型位相シフトマスクで線幅制御が困難なパターンについて、1回目のレベンソン型位相シフトマスクを用いた高解像度露光で太目の転写パターンを形成し、2回目の通常フォトマスクを用いた通常露光で所望の細目の転写パターンを形成するという、2段階(多重)露光方法である。
この場合、最終露光が通常露光であるため、通常露光の解像度や焦点深度に影響されることになる。従って、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターンを転写する露光において、微細な孤立パターンを形成することは困難と考えられる。
【0027】
また、鈴木らは、孤立パターンのようなレベンソン型位相シフトマスクで線幅制御が困難なパターンについて、次のような技術を発表している。まず、孤立パターンとその周囲に周期パターンを形成したレベンソン型位相シフトマスクを用いて、弱い光で1回目の露光を行なう。しかる後、孤立パターンのみの通常のフォトマスクを用いて、弱い光で2回目の露光を行なう。このとき、孤立パターンの部分のフォトレジスト層だけが、2回分の光を受けたことになる。弱い光の強度は、1回分だけでは解像に必要な強度を有していないが、2回分有ると解像に必要な強度を有するように設定されている。従って、2回分の光を受けた孤立パターンの部分のフォトレジスト層だけが解像されることになる。そのとき、フォトレジスト層の材料もそれに適する材料を選択する。(A.Suzuki etal.,“Multilevel imaging system realizing k1=0.3 lithography”、Proceedings of SPIE Optical Microlithography SPIE、3679、(1999)pp.396−407)。
すなわち、2回行なう露光用の光の強度とフォトレジスト層の感度とを、上記の条件に適合するように設定することにより、2回の露光でフォトレジスト層を所望のパターンに解像する。
この場合、露光用の光の強度の安定性や、フォトレジスト層の均質性、膜圧の均一性、フォトレジスト材料の特性等、相互に影響しており、条件の最適化や信頼性の確保の点で、技術的な困難が予想される。
【0028】
孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターンを転写する露光において、微細な孤立パターンを形成する技術が求められている。その微細な孤立パターンを形成可能な、近接効果が無く焦点深度が深い露光技術が望まれている。その微細な孤立パターンを、フォトマスクの数を増やさず、露光工程の変更を少なく容易に形成することが可能な露光技術が求められている。その微細な孤立パターンを、コストの上昇なく形成することが出来る露光技術が求められている。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターンを転写する露光において、微細な孤立パターンを形成するためのフォトマスク及び半導体装置の製造方法を提供することである。
【0030】
また、本発明の他の目的は、その微細な孤立パターンの形成を、近接効果が無く、焦点深度が深い露光により実行可能なフォトマスク及び半導体装置の製造方法を提供することである。
【0031】
本発明の更に他の目的は、その微細な孤立パターンの形成を、露光工程をほとんど変更せず、フォトマスクの数を増加させずに容易に実行可能なフォトマスク及び半導体装置の製造方法を提供することである。
【0032】
本発明の別の目的は、スループットやコストへの影響を受けずに、その微細な孤立パターンを形成可能なフォトマスク及び半導体装置の製造方法を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0034】
従って、上記課題を解決するために、本発明のフォトマスクは、半導体基板上に、孤立パターン(15)と、所定の形状を有するパターンを所定の間隔で複数配列した密集パターン(24a〜c)とを露光するフォトマスクである。
そのフォトマスクは、透明基板(1)と、第1のパターンの対(13a、12b)と、補助開口パターン(12a、13b)と、複数の第2のパターン(22a〜b、23a〜b)とを具備する。第1のパターンの対(13a、12b)は、透明基板(1)上の孤立パターン(15)の両側に互いに第1の間隔だけ離れて形成されている。補助開口パターン(12a、13b)は、第1のパターンの対(13a、12b)の少なくとも一方に隣接して、その第1の間隔だけ離れて形成されている。複数の第2のパターン(22a〜b、23a〜b)は、密集パターン(24a〜c)を構成する複数のその所定の形状を有するパターン(24a〜c)の各々を挟むように形成されている。
そして、第1のパターンの対(13a、12b)及び補助開口パターン(12a、13b)を透過する露光光の位相は、隣接するパターンにおいて互いに逆位相である。また、複数の第2のパターン(22a〜b、23a〜b)を透過するその露光光の位相は、隣接するパターンにおいて互いに逆位相である。
【0035】
また、本発明のフォトマスクは、第1のパターンの対(13a、12b)及び補助開口パターン(12a、13b)の各々の隣り合うものは、上置き型のシフタを用いることにより、その露光光を互いに逆位相にする。
【0036】
また、本発明のフォトマスクは、第1のパターンの対(13a、12b)及び補助開口パターン(12a、13b)の各々の隣り合うものは、透明基板(1)を掘り込むことにより、その露光光を互いに逆位相にする。
【0037】
更に、本発明のフォトマスクは、補助開口パターン(12a、13b)を複数具備し、補助開口パターン(12a、13b)は、孤立パターン(15)に関して対称の位置にある。
【0038】
更に、本発明のフォトマスクは、その第1の間隔とその所定の間隔とが等しい。
【0039】
また、本発明のフォトマスクは、第1のパターン(13a、12b)の形状と補助開口パターン(12a、13b)の形状とは等しい。
【0040】
更に、本発明のフォトマスクは、第1のパターン(13a、12b)の形状と複数の第2のパターン(22a〜b、23a〜b)の各々の形状とは等しい。
【0041】
更に、本発明のフォトマスクは、孤立パターン(15)及び密集パターン(24a〜c)が、ゲートパターン及び配線パターンの少なくとも一方の形成に用いられる。
【0042】
更に、本発明のフォトマスクは、複数の第2パターン(22a〜b、23a〜b)の内、孤立パターン(15)に最も近いもの(22a)と、孤立パターン(15)との距離は、孤立パターン(15)の幅の2倍よりも大きい。
【0043】
上記課題を解決するための、本発明のフォトマスクセットは、半導体基板上に、孤立パターン(15)と、所定の形状を有するパターンを所定の間隔で複数配列した密集パターン(24a〜c)とを露光するフォトマスクセットである。
このそのフォトマスクセットは、第1及び第2のフォトマスク(10、11)からなる。
ここで、第1のフォトマスク(10)は、透明基板(1)と、第1のパターンの対(13a、12b)と、補助開口パターン(12a、13b)と、複数の第2のパターン(22a〜b、23a〜b)とを具備する。第1のパターンの対(13a、12b)は、透明基板(1)上の孤立パターン(15)の両側に互いに第1の間隔だけ離れて形成されている。補助開口パターン(12a、13b)は、第1のパターンの対(13a、12b)の少なくとも一方に隣接して、その第1の間隔だけ離れて形成されている。複数の第2のパターン(22a〜b、23a〜b)は、密集パターン(24a〜c)を構成する複数のその所定の形状を有するパターン(24a〜c)の各々を挟むように形成されている。
そして、第1のパターンの対(13a、12b)及び補助開口パターン(12a、13b)を透過する露光光の位相は、隣接するパターンにおいて互いに逆位相である。また、複数の第2のパターン(22a〜b、23a〜b)を透過するその露光光の位相は、隣接するパターンにおいて互いに逆位相である。
また、第2のフォトマスク(11)は、透明基板(3)と、孤立パターン(15)を覆う第3のパターン(16、17)と、密集パターン(24a〜c)を覆う第4のパターン(26、27)とを具備する。
【0044】
上記課題を解決するための、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、フォトレジストを塗布するステップと、第1のフォトマスク(10)を用いて1回目の露光を行ない第1の露光基板を得るステップと、その第1の露光基板に対して、第2のフォトマスク(11)を用いて、2回目の露光を行ない第2の露光基板を得るステップと、その第2の露光基板の内、その1回目又はその2回目の露光で感光したそのフォトレジストを除去するステップと、そのフォトレジストに形成されたパターン(19、20、29、30)に基づいて、エッチングを行なうステップとを具備する。
ただし、第1のフォトマスク(10)は、透明基板(1)と、第1のパターンの対(13a、12b)と、補助開口パターン(12a、13b)と、複数の第2のパターン(22a〜b、23a〜b)とを具備する。第1のパターンの対(13a、12b)は、透明基板(1)上の孤立パターン(15)の両側に互いに第1の間隔だけ離れて形成されている。補助開口パターン(12a、13b)は、第1のパターンの対(13a、12b)の少なくとも一方に隣接して、その第1の間隔だけ離れて形成されている。複数の第2のパターン(22a〜b、23a〜b)は、密集パターン(24a〜c)を構成する複数の所定の形状を有するパターン(24a〜c)の各々を挟むように形成されている。
そして、第1のパターンの対(13a、12b)及び補助開口パターン(12a、13b)を透過する露光光の位相は、隣接するパターンにおいて互いに逆位相である。また、複数の第2のパターン(22a〜b、23a〜b)を透過するその露光光の位相は、隣接するパターンにおいて互いに逆位相である。
また、第2のフォトマスク(11)は、透明基板(3)と、孤立パターン(15)を覆う第3のパターン(16、17)と、密集パターン(24a〜c)を覆う第4のパターン(26、27)とを具備する。
【0045】
更に、本発明の半導体装置の製造方法は、第1のパターンの対(13a、12b)及び補助開口パターン(12a、13b)の各々の隣り合うものは、上置き型のシフタを用いることにより、その露光光を互いに逆位相にする。
【0046】
また、本発明の半導体装置の製造方法は、第1のパターンの対(13a、12b)及び補助開口パターン(12a、13b)の各々の隣り合うものは、その透明基板(1)を掘り込むことにより、その露光光を互いに逆位相にする。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下、本発明であるフォトマスク及び半導体装置の製造方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
【0048】
図1は、本発明であるフォトマスクの実施の形態における構成を示す図である。
フォトマスク10は、孤立パターンと密集パターンとが混在する回路パターンを転写する露光の最初のステップに用いるフォトマスクである。図1(a)は、フォトマスク10の平面図、図1(b)は、フォトマスク10のAA’断面図である。
【0049】
第1のフォトマスクとしてのフォトマスク10は、石英ガラスに例示されるガラス基板1上に、Cr膜に例示される遮光膜2を製膜し、その遮光膜2及びガラス基板1をパターニングすることにより形成されている。フォトマスク10は、孤立パターン領域5及び密集パターン領域6を有するレベンソン型位相シフトマスクである。レベンソン型位相シフトマスクは、シフタ上置き型、あるいは、基板掘り込み型に例示される。本実施例では、基板掘り込み型である。そして、開口部12(a、b)及び開口部13(a、b)と、開口部22(a、b)及び開口部23(a、b)とを有し、それら開口部のみ露光用の光が透過できる。
【0050】
孤立パターン領域5は、孤立パターンを形成するためのフォトマスクのパターンが形成されていおり、開口部12(a、b)及び開口部13(a、b)、補助パターン14(a、b)、孤立パターン15を含む。
【0051】
開口部12(a、b)及び開口部13(a、b)は、細長い矩形形状を有している。それらは、開口部12a−開口部13a−開口部12b−開口部13bの順に互いに平行に等間隔(第1の間隔)で並んでいる。そして、隣接する開口部の透過光が互いに逆位相になるように形成されている。すなわち、開口部12a及び開口部12bとが同相であり、開口部13a及び開口部13bがそれらに対して逆位相となる(開口部13が掘り込まれている、図1(b)13a,13b)。そして、互いの距離は、位相シフトの効果が利用可能で、かつ、図8及び図9で説明した補正が可能な線間距離を転写パターンに形成するように配置されている。
【0052】
補助パターン14a、孤立パターン15、補助パターン14bは、それぞれ補助開口パターンとしての開口部12aと開口部13aとの間、第1のパターンとしての開口部13aと開口部12bとの間、補助開口パターンとしての開口部12bと開口部13bとの間で挟まれた遮光領域である。この内、中心の孤立パターン15(開口部13aと開口部12bとの間)で遮光される領域で形成される転写パターンが、最終的に目的とする転写孤立パターン20(後述)である。
【0053】
通常、開口部12a及び開口部13b(及びそれらにより形成される補助パターン14a(開口部12aと開口部13aとの間)、補助パターン14b(開口部12bと開口部13bとの間))は不要である(図6(a)では無い)。しかし、孤立パターン15をレベンソン型位相シフトマスクの特性を生かして、近接効果を無くし、焦点深度を高め、図8及び図9で説明した補正を行ない、微細な孤立パターンを形成するために、本発明では、フォトマスク10に開口部12a及び開口部13bを形成した。互いに逆位相の露光用の光が透過する開口部12aと開口部13a、開口部13aと開口部12b、開口部12bと開口部13bにより、補助パターン14a、孤立パターン15及び補助パターン14bに対応する密集パターンと同等の微細パターンをフォトレジスト層上に形成することが可能となる。
【0054】
開口部12a及び開口部13bのような補助的に設ける開口部は、一方だけでも効果がある(本実施例では、開口部12a又は開口部13bのどちらか一方)。好ましくは、本実施例の開口部12a及び開口部13bのように、開口部12b及び開口部13aの両側に対称(孤立パターン15に関して対称の位置)に有るのが好ましい。また、本実施例の場合より多くても良い。
【0055】
密集パターン領域6は、密集パターンを形成するためのフォトレジストのパターンが形成されており、開口部22(a、b)及び開口部23(a、b)、密集パターン24(a、b、c)を具備する。
【0056】
開口部22(a、b)及び開口部23(a、b)は、細長い矩形形状を有している。それらは、開口部22a−開口部23a−開口部22b−開口部23bの順に互いに平行に等間隔(第2の間隔)に並び、隣接する開口部の透過光が互いに逆位相になるように形成されている。すなわち、開口部22a及び開口部22bとが同相であり、開口部23a及び開口部23bがそれらに対して逆位相となる(開口部23が掘り込まれている、図1(b)23a,23b)。そして、互いの距離は、位相シフトの効果が利用可能で、かつ、図8及び図9で説明した補正が可能な線間距離を転写パターンに形成するように、配置されている。
【0057】
密集パターン24(a、b、c)は、それぞれ第2のパターンとしての開口部22aと開口部23aとの間、第2のパターンとしての開口部23aと開口部22bとの間、第2のパターンとしての開口部22bと開口部23bとの間で挟まれた遮光領域である。これらは、最終的に目的とする転写密集パターン30(a、b、c)(後述)を形成する。
【0058】
次に、フォトマスク11は、孤立パターンと密集パターンとが混在する回路パターンを転写する露光の2回目のステップに用いるフォトマスクである。図1(c)は、フォトマスク11の平面図、図1(d)BB’断面図を示す。
【0059】
第2のフォトマスクとしてのフォトマスク11は、石英ガラスに例示されるガラス基板3上に、Cr膜に例示される遮光膜を製膜し、その遮光膜にフォトマスク11全体のパターンをパターニングすることにより形成されている。フォトマスク11は、通常のフォトマスクである。第3のパターンとしての遮光孤立パターン16は、フォトマスク10の開口部13a−孤立パターン15−開口部12bの領域を覆い、遮光する。遮光端部パターン17(−1、2)は、最終的な回路パターンの端部(図2(b)19(−1、2)、後述)を形成する領域を覆い、遮光する。第4のパターンとしての遮光密集パターン26a、b、cは、それぞれフォトマスク10の開口部22a−密集パターン24a−開口部23a、開口部23a−密集パターン24b−開口部22b、開口部22b−密集パターン24c−開口部23bで形成される領域を覆い、遮光する。遮光端部パターン27(−1、2)(a、b、c)は、最終的な回路パターンの端部(図2(b)29(−1、2)(a、b、c))を形成する領域を覆い、遮光する。
【0060】
第1の間隔と第2の間隔とが異なる場合には、第1パターン又は第2パターンのいずれか一方に合わせた露光条件を用いて露光を行ない、他方のパターンにはマスクバイアスをかけて補正を行なう。ただし、第1の間隔と第2の間隔とが同じ場合には、マスクバイアスをかける必要が無くなる。従って、マスク設計が容易となる。
【0061】
また、フォトマスク10及びフォトマスク11は、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターンを露光するためのフォトマスクの組(フォトマスクセット)として例示したものである。本発明のフォトマスク及びそのパターン形状がこの例に限定されるものではない。
【0062】
次に、このフォトマスク10及びフォトマスク11を用いて露光を行なう露光装置について説明する。
図10は、露光装置60の構成を示す図である。
露光装置60は、露光制御部50と露光部51とを具備する。露光部51は、光源52、フライアイレンズ53、絞り54、コンデンサレンズ55、レチクル56、縮小投影レンズ57及びXYステージ59を含む。XYステージ上には、ウェハー58がセッティングされている。
【0063】
露光制御部50は、露光部51における各部(光源52、絞り54、XYステージ59など)を制御することにより、フォトマスクに合わせた露光条件を変更し、露光を行なう。各フォトマスク(あるいは各プロセス)に対応する露光条件は、内部に有する記憶部(図示せず)に格納されている。
光源52は、露光用の光を照射する。高圧水銀ランプ、KrFエキシマレーザーやArFエキシマレーザーに例示される。
フライアイレンズ53は、同型の単体レンズを複数列に束ねた光学素子であり、光源52の光を露光領域全面において照度を均一にする。
絞り54は、フライアイレンズ53から照射される露光用の光の大きさを調整する。
コンデンサレンズ55は、露光用の光の広がりを抑制し、平行光線とする。
レチクル56は、本実施例におけるフォトマスク10、又は、フォトマスク11である。
縮小投影レンズ57は、フォトマスク(10、11)を透過した光をウェハー58上(のフォトレジスト層)に縮小投影し、結像させる。本実施例では、4:1に縮小される。
XYステージ59は、相互に垂直な二方向に移動可能であり、露光時にウェハー58の然るべき場所が露光できるようにステップ・アンド・リピート動作を行なう。
【0064】
露光時には、露光装置60は、以下の動作を行なう。
(1)露光制御部50は、レチクル56の位置に、フォトマスク10(又はフォトマスク11)を自動的に設置する。
(2)露光制御部50は、それと共に、XYステージ59上の然るべき位置にウェハー58を自動的に設置する。
(3)露光制御部50は、予め設定された露光条件に基づいて、露光部51の各部を調整する。
(4)露光制御部50は、シャッター(図示せず)を開き、露光を行なう。
【0065】
次に、本発明であるフォトマスクを適用した半導体装置の製造方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
ここでは、半導体装置の製造方法において、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターンを形成する製造方法を示す。そのような回路パターンは、配線パターンやゲートパタンに例示される。本発明の半導体装置の製造方法及びフォトマスクが、それらに限定されるものではなく、他の孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターンにおいても用いることが出来る。
【0066】
製造方法を以下に示す。
(1)ウェハー(半導体基板)上に、フォトレジストを塗布し、フォトレジスト層を形成する。ウェハー(半導体基板)は、その表面に半導体素子を形成した半導体装置を含む。
(2)フォトマスク10を用いて露光装置60により露光を行ない、第1の露光基板((1)のフォトレジスト層を有するウェハーを露光したもの)を得る。その結果、図2(a)に示す転写パターンA8が感光されたウェハーを得る。
【0067】
ここで、図2(a)について説明する。
図2(a)は、フォトマスク10を用いてフォトレジスト層に転写・感光されたパターンを示す。図2(a)において、開口部12(a、b)及び開口部13(a、b)に対応するのが、開口パターン32(a、b)及び開口パターン33(a、b)である。そして、補助パターン14(a、b)が第3レジストパターンとしての転写補助パターン34(a、b)へ、孤立パターン15が転写孤立パターン35へ転写される。また、開口部22(a、b)及び開口部23(a、b)に対応するのが、開口パターン42(a、b)及び開口パターン43(a、b)である。そして、密集パターン24(a、b、c)が、転写密集パターン44(a、b、c)へ転写される。
ただし、露光後に、感光したフォトレジスト部分を現像除去していないため、開口パターン32(a、b)、開口パターン33(a、b)、開口パターン42(a、b)及び開口パターン43(a、b)上に、感光したフォトレジストが残っている。
【0068】
(3)次に、(2)の第1の露光基板に対して、フォトマスク11を用いて露光装置60により露光を行ない、第2の露光基板(図2(a)の状態のフォトレジスト層付ウェハーを露光したもの)を得る。
(4)感光したフォトレジスト部分を現像除去する。その結果、図2(b)に示す転写パターンB9が形成される。
【0069】
ここで、図2(b)について説明する。
図2(b)は、フォトマスク10及びフォトマスク11を用いてフォトレジスト層に転写・形成されたパターンを示す。図2(b)において、図1(a)の孤立パターン15に対応するのが、転写孤立パターン20である。図1(b)の遮光端部パターン17(−1,2)に対応するのが、転写端部パターン19(−1,2)である。このとき、図1(a)の補助パターン14(a,b)に対応する転写パターン(転写補助パターン34(a,b))は、(3)のプロセスでフォトマスク11の遮光膜が保護していないため、現像除去され残らない。
また、図1(a)の密集パターン24(a、b、c)に対応するのが、転写密集パターン30(a、b、c)である。図1(b)の遮光端部パターン27(−1,2)(a、b、c)に対応するのが、転写端部パターン29(−1,2)(a、b、c)である。
【0070】
ここで、図3を参照して、フォトマスク10及びフォトマスク11と、それらを用いてフォトレジスト層に転写・形成されたパターン(図2(b))との関係について更に説明する。
図3は、フォトマスク10及びフォトマスク11を重ねた状態を示す図である(各部号の意味は図1で説明したとおりである)。この図からも明らかなように、図2(b)の転写孤立パターン20及び転写端部パターン19(−1,2)は、フォトマスク10の孤立パターン15及びフォトマスク11の遮光端部パターン17(−1,2)に対応して形成される。また、図2(b)の転写密集パターン30(a、b、c)及び転写端部パターン29(−1,2)(a、b、c)は、フォトマスク10の密集パターン24(a、b、c)及びフォトマスク11の遮光端部パターン27(−1,2)(a、b、c)に対応して形成される。
【0071】
(5)フォトレジスト層に形成された回路パターンに基づいて、エッチング(ドライ又はウエット)を行ない、所望の形状の回路パターンを得る。
以上の半導体装置の製造方法により、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターンを形成することが出来る。
【0072】
ここで、孤立パターン領域5と密集パターン領域6との間の位置関係(距離、角度)は、光学的に相互に影響を及ぼさない限り、本実施例のような関係に限定されるものではない。
【0073】
以上のプロセスでは、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターンを転写するフォトマスク10において、孤立パターン15の周辺に補助パターン14(a、b)を形成し、密集パターンと同様の周期性を持たせることにより、フォトレジスト層に密集パターンのような微細なパターンを形成することが可能となる。このとき、レベンソン型位相シフトマスクの効果(焦点深度の向上、マスクバイアスの補正を利用した微細化等)を孤立パターンにも利用することが可能となる。また、そのとき補助パターン14によりフォトレジスト層上に同時に形成される転写補助パターン34(a、b)は、2回目の通常の露光により除去されるので、最終的な転写パターンに全く影響を及ぼさない。
【0074】
すなわち、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターンを転写する場合でも、1回目は、密集パターンの露光条件で露光を行ない、2回目は通常の露光条件で露光を行う。従って、1回目及び2回目の露光のどちらも、これまで用いた露光条件をそのまま用いることが出来、特別な露光条件の見出す時間と労力、コストの必要が無く、孤立パターンの微細化を容易に行なうことが可能となる。
そして、露光用の光の強度の安定性や、フォトレジスト層の均質性、膜厚の均一性、フォトレジスト材料の特性等、条件の最適化や信頼性の確保等の作業を行なわずに済む。
【0075】
従来技術においては、2回の露光を行なっていたので、本発明の2回露光を行なうプロセスは、プロセス時間の増加が起こらず、マスク枚数も増加しない。従って、製造コスト及びスループットの点でも従来技術と変わらずに行なうことが出来る。
【0076】
次に、上述の半導体装置の製造方法を用いて配線パターンを形成した結果について図4を参照して説明する。
図4は、レベンソン型位相シフトマスクを用い、上述の半導体装置の製造方法を用いて配線パターンを形成した結果の一例を示すグラフである。すなわち、線状の転写パターンの線幅と隣接する線同士の距離(線間距離)との関係を示すグラフである。横軸は、線状の転写パターン間の線間距離(nm)、縦軸は、線状の転写パターンの線幅(nm)である。図8のグラフに重ねて示している。従来例の結果を白丸(○:再掲)、本発明の結果を黒丸(●)で示す。この結果から明らかなように、従来補正が不可能な範囲(線間距離300nm以上)の孤立パターンにおいても、線幅は設計通り100nmとすることが出来る。
従って、レベンソン型位相シフトマスクを用いて、密集パターンで微細化が可能な範囲(線幅、線間距離)であれば、孤立パターンも同様に微細化を行なうことが可能となる。すなわち、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターンを転写する場合でも、近接効果を考慮する必要が無く、同様に微細加工することができる。
線間距離が、線状の転写パターンの線幅より大きければ、補助パターンを形成することが出来るので、微細加工はいくらでも可能である。すなわち、線間距離の条件において上限は無い。
【0077】
【発明の効果】
本発明により、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターンを転写する露光において、密集パターンと同程度に微細な孤立パターンを、容易に、コストやスループットに影響を及ぼさずに形成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明である孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターン用の位相シフト型のフォトマスクの構成を示す平面図である。
(b)本発明である孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターン用の位相シフト型のフォトマスクの構成を示す断面図である。
(c)本発明である孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターン用の通常のフォトマスクの構成を示す平面図である。
(d)本発明である孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターン用の通常のフォトマスクの構成を示す断面図である。
【図2】(a)図1(a)のフォトマスクで転写されたパターンを示す図である。
(b)図1(a)の後、図1(b)のフォトマスクで転写されたパターンを示す図である。
【図3】フォトマスク10及びフォトマスク11を重ねた状態を示す図である。
【図4】本発明のフォトマスク、露光装置及び半導体装置の製造方法を用いて配線パターンを形成した結果の一例を示すグラフである。
【図5】(a)〜(d)レベンソン型位相シフトマスクと通常のフォトマスクとの相違を示す概念図である。
【図6】(a)従来の、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターン用の位相シフト型のフォトマスクの構成を示す平面図である。
(b)従来の、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターン用の位相シフト型のフォトマスクの構成を示す断面図である。
(c)従来の、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターン用の通常のフォトマスクの構成を示す平面図である。
(d)従来の、孤立パターンと密集パターンが混在する回路パターン用の通常のフォトマスクの構成を示す断面図である。
【図7】(a)図6(a)のフォトマスクで転写されたパターンを示す図である。
(b)図7(a)の後、図6(b)のフォトマスクで転写されたパターンを示す図である。
【図8】位相シフトマスクを用いた露光における線状のパターンの線幅と隣接する線同士の線間距離との関係を示すグラフである。
【図9】フォトマスク上での線幅の補正量に対する転写される線幅の実際の補正量との関係を示すグラフである。
【図10】露光装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板
2 遮光膜
3 ガラス基板
5 孤立パターン領域
6 密集パターン領域
8 転写パターンA
9 転写パターンB
10 フォトマスク
11 フォトマスク
12(a、b) 開口部
13(a、b) 開口部
14(a、b) 補助パターン
15 孤立パターン
16 遮光孤立パターン
17(−1、2) 遮光端部パターン
19(−1、2) 転写端部パターン
20 転写孤立パターン
22(a、b) 開口部
23(a、b) 開口部
24(a、b、c) 密集パターン
26(a、b、c) 遮光密集パターン
27(−1、2)(a、b、c) 遮光端部パターン
29(−1、2)(a、b、c) 転写端部パターン
30(a、b、c) 転写密集パターン
32(a、b) 開口パターン
33(a、b) 開口パターン
34(a、b) 転写補助パターン
35 転写孤立パターン
42(a、b) 開口パターン
43(a、b) 開口パターン
44(a、b、c) 転写密集パターン
50 露光制御部
51 露光部
52 光源
53 フライアイレンズ
54 絞り
55 コンデンサレンズ
56 レチクル
57 縮小投影レンズ
58 ウェハー
59 XYステージ
60 露光装置
101 フォトマスク
102 ガラス基板
103 遮光膜
104 シフタ
105 透過光
106 透過光
111 フォトマスク
112 ガラス基板
113 遮光膜
115 透過光
106 透過光
201 ガラス基板
202 遮光膜
203 ガラス基板
205 孤立パターン領域
206 密集パターン領域
208 転写パターンA
209 転写パターンB
210 フォトマスク
211 フォトマスク
212 開口部
213 開口部
214 孤立パターン
216 遮光孤立パターン
217(−1、2) 遮光端部パターン
219(−1、2) 転写端部パターン
220 転写孤立パターン
222(a、b) 開口部
223(a、b) 開口部
224(a、b、c) 密集パターン
226(a、b、c) 遮光密集パターン
227(−1、2)(a、b、c) 遮光端部パターン
229(−1、2)(a、b、c) 転写端部パターン
230(a、b、c) 転写密集パターン
232 開口パターン
233 開口パターン
234 転写孤立パターン
242(a、b) 開口パターン
243(a、b) 開口パターン
244(a、b、c) 転写密集パターン

Claims (13)

  1. 半導体基板上に、孤立パターンと、所定の形状を有するパターンを所定の間隔で複数配列した密集パターンとを露光するフォトマスクであって、
    透明基板と、
    前記透明基板上の前記孤立パターンの両側に互いに第1の間隔だけ離れて形成された第1のパターンの対と、
    前記第1のパターンの対の少なくとも一方に隣接して、前記第1の間隔だけ離れて形成された補助開口パターンと、
    前記密集パターンを構成する複数の前記所定の形状を有するパターンの各々を挟むように形成された複数の第2のパターンと、
    を具備し、
    前記第1のパターンの対及び前記補助開口パターンを透過する露光光の位相は、隣接するパターンにおいて互いに逆位相であり、
    前記複数の第2のパターンを透過する前記露光光の位相は、隣接するパターンにおいて互いに逆位相である、
    フォトマスク。
  2. 前記第1のパターンの対及び前記補助開口パターンの各々の隣り合うものは、上置き型のシフタを用いることにより、前記露光光を互いに逆位相にする、
    請求項1に記載のフォトマスク。
  3. 前記第1のパターンの対及び前記補助開口パターンの各々の隣り合うものは、前記透明基板を掘り込むことにより、前記露光光を互いに逆位相にする、
    請求項1に記載のフォトマスク。
  4. 前記補助開口パターンを複数具備し、
    前記補助開口パターンは、前記孤立パターンに関して対称の位置にある、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のフォトマスク。
  5. 前記第1の間隔と前記所定の間隔とが等しい、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載のフォトマスク。
  6. 前記第1のパターンの形状と前記補助開口パターンの形状とは等しい、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載のフォトマスク。
  7. 前記第1のパターンの形状と前記複数の第2のパターンの各々の形状とは等しい、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載のフォトマスク。
  8. 前記孤立パターン及び前記密集パターンは、ゲートパターン及び配線パターンの少なくとも一方の形成に用いられる、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載のフォトマスク。
  9. 前記複数の第2パターンの内、前記孤立パターンに最も近いものと、前記孤立パターンとの距離は、前記孤立パターンの幅の2倍よりも大きい、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載のフォトマスク。
  10. 半導体基板上に、孤立パターンと、所定の形状を有するパターンを所定の間隔で複数配列した密集パターンとを露光するフォトマスクセットであって、
    前記フォトマスクセットは、第1及び第2のフォトマスクからなり、
    前記第1のフォトマスクは、
    透明基板と、
    前記透明基板上の前記孤立パターンの両側に互いに第1の間隔だけ離れて形成された第1のパターンの対と、
    前記第1のパターン対の少なくとも一方に隣接して、前記第1の間隔だけ離れて形成された補助開口パターンと、
    前記密集パターンを構成する複数の前記所定の形状を有するパターンの各々を挟むように形成された複数の第2のパターンと、
    を具備し、
    前記第1のパターンの対及び補助開口パターンを透過する露光光の位相は、隣接するパターンにおいて互いに逆位相であり、
    前記複数の第2のパターンを透過する露光光の位相は、隣接するパターンにおいて互いに逆位相であり、
    前記第2のフォトマスクは、
    透明基板と、
    前記孤立パターンを覆う第3のパターンと、
    前記密集パターンを覆う第4のパターンと、
    を具備する、
    フォトマスクセット。
  11. 半導体基板上に、フォトレジストを塗布するステップと、
    第1のフォトマスクを用いて1回目の露光を行ない第1の露光基板を得るステップと、
    前記第1の露光基板に対して、第2のフォトマスクを用いて、2回目の露光を行ない第2の露光基板を得るステップと、
    前記第2の露光基板の内、前記1回目又は前記2回目の露光で感光した前記フォトレジストを除去するステップと、
    前記フォトレジストに形成されたパターンに基づいて、エッチングを行なうステップと、
    を具備し、
    前記第1のフォトマスクは、前記半導体基板上に、孤立パターンと、所定の形状を有するパターンを所定の間隔で複数配列した密集パターンとを露光するフォトマスクであって、
    透明基板と、
    前記透明基板上の前記孤立パターンの両側に互いに第1の間隔だけ離れて形成された第1のパターンの対と、
    前記第1のパターン対の少なくとも一方に隣接して、前記第1の間隔だけ離れて形成された補助開口パターンと、
    前記密集パターンを構成する複数の前記所定の形状を有するパターンの各々を挟むように形成された複数の第2のパターンと、
    を具備し、
    前記第1のパターンの対及び補助開口パターンを透過する露光光の位相は、隣接するパターンにおいて互いに逆位相であり、
    前記複数の第2のパターンを透過する露光光の位相は、隣接するパターンにおいて互いに逆位相であり、
    前記第2のフォトマスクは、
    透明基板と、
    前記孤立パターンを覆う第3のパターンと、
    前記密集パターンを覆う第4のパターンと、
    を具備する、
    半導体装置の製造方法。
  12. 前記第1のパターンの対及び前記補助開口パターンの各々の隣り合うものは、上置き型のシフタを用いることにより、前記露光光を互いに逆位相にする、
    請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第1のパターンの対及び前記補助開口パターンの各々の隣り合うものは、前記透明基板を掘り込むことにより、前記露光光を互いに逆位相にする、
    請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
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