JP3956959B2 - 有機el装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、有機EL(Electro-Luminescence)装置及びそのような有機EL装置を備えた各種電子機器の技術分野に関する。
この種の有機EL装置では、特許文献1に開示されているように、例えば基板上の画像表示領域に形成された各画素部には発光素子として有機EL素子が含まれる。有機EL素子は、例えば画素毎に形成された陽極と、複数の陽極と対向する陰極との間に有機EL層を挟持してなる。画像表示領域の周辺に位置する周辺領域には、各画素部を駆動するための駆動信号の供給経路となる複数の信号線が配線されると共に、有機EL素子の陰極と接続された陰極配線が形成されている。特許文献1によれば、画像表示領域の一辺に沿った接続部において、陰極は、基板上で陰極より下層に設けられた陰極配線と、補助電極を介して電気的に接続されている(特許文献1中、図1(C)及び図2参照)。
特開2003−288994号公報
ここで、周辺領域において、基板上で複数の信号線が陰極配線に対して下層に形成されている場合、上述したような特許文献1の接続部では、陰極配線における陰極とのコンタクト部分の表面に、該コンタクト部分の直下に信号線が配置されていることに起因して、段差が生じる恐れがある。このように陰極配線の表面に段差が生じると、有機EL装置の製造時、陰極配線のコンタクト部分の表面を保護膜で覆ってエッチング処理を行う際に、段差が生じている個所において保護膜の被覆性が悪くなり、エッチング不要な個所が削れてしまう可能性がある。この場合、有機EL装置の製造プロセスにおける歩留まりが低下し、更には陰極配線と陰極との電気的接続が不良となることに起因して、有機EL装置が誤動作する恐れがある。加えて、前述したような段差が生じると、陰極配線において膜厚が不均一となることにより抵抗値も不均一となり、有機EL装置の駆動時、低抵抗の個所に電流が集中して発熱し、有機EL装置が劣化する、という問題点が生じる。以上の結果、有機EL装置の信頼性が低下することとなる。
また、陰極配線のコンタクト部分において十分な電流容量を確保するために、コンタクト領域を増加させると周辺領域も増加することとなり、基板のサイズが増えるため有機EL装置を小型化することが困難になる。
本発明は、例えば上記問題点に鑑みなされたものであり、周辺領域において陰極配線と陰極との電気的接続を良好に行い、小型化を実現して信頼性を向上させることが可能な有機EL装置及びこのような有機EL装置を備える電子機器を提供することを課題とする。
本発明の有機EL装置は上記課題を解決するために、基板上の画像表示領域に配線された複数の画素駆動用信号線と、前記画素駆動用信号線に電気的に接続され、前記画像表示領域における画素毎に形成された複数の第1電極と、該複数の第1電極に対向すると共に、前記画像表示領域から前記画像表示領域の周辺に位置する周辺領域に延在されて形成された第2電極と、前記第1電極及び前記第2電極間に画素毎に挟持される発光層と、前記周辺領域に配線され、一端側が前記画素駆動用信号線に電気的に夫々接続されると共に、他端側が前記画素駆動用信号線を駆動するための外部回路に夫々接続される複数の入出力信号線と、前記周辺領域において前記第2電極と電気的に接続される第2電極用配線とを備え、前記周辺領域には、前記複数の入出力信号線が前記一端側から前記他端側に向かうにつれて少なくとも部分的に集約されることによって、前記複数の入出力信号線が配線されないコンタクト領域が設けられており、前記第2電極用配線は、前記コンタクト領域に配置されるコンタクト部を含むと共に該コンタクト部において前記第2電極と電気的に接続される。
本発明の有機EL装置によれば、基板上の画像表示領域には、画素毎に、第1電極及び第2電極に挟持された発光層を含む発光素子が設けられている。この発光素子は、発光層として有機EL層を含む有機EL素子として形成されている。そして、本発明の有機EL装置では、第1電極及び第2電極は有機EL素子の陰極及び陽極として形成される。また、基板及び第1電極を透明材料を用いて構成し、第2電極を例えば金属材料等の不透明な導電性材料を用いて形成することにより、有機EL素子の発光を画素毎に基板側から表示光として出射させるボトムエミッション型として当該有機EL装置を構成することが可能となる。或いは、基板及び第1電極を不透明な材料を用いて構成し、第2電極を例えば透明な導電性材料を用いて形成することにより、発光素子の発光を画素毎に第2電極側から表示光として出射させるトップエミッション型として当該有機EL装置が構成されてもよい。
各発光素子の第1電極は、画素駆動用信号線に電気的に接続されている。ここで、画素駆動用信号線は、データ線や走査線、又は電源供給線として画像表示領域に配線されている。また、第2電極は、基板上に複数の発光素子に共通に形成されると共に、画像表示領域から周辺領域に延在されて形成されている。
有機EL装置の駆動時、周辺領域に後述するように設けられた入出力信号線に外部回路から供給された駆動信号に基づいて画素駆動用信号線が駆動される。そして、駆動された画素駆動信号線に対応する発光素子は次のように発光する。即ち例えば駆動されたデータ線及び走査線に対応する発光素子の第1電極に電源供給線より印加される電流に応じて発光層が発光する。そして、発光層を介して第2電極に印加された電流は、第2電極と後述するように接続される第2電極用配線を介して当該有機EL装置外へと排出される。
基板上の周辺領域には、複数の入出力信号線が設けられている。複数の入出力信号線は夫々、その一端側が画素駆動用信号線に電気的に接続されると共に、他端側が外部回路に電気的に接続されており、該外部回路から、例えば、駆動信号が入力される。尚、複数の入出力信号線は、外部回路からの駆動信号を入力する、専ら入力用であってもよい。或いは、部分的に外部回路へ制御用信号、検査用信号等を出力する、出力用であってもよい。ここでは、「画素駆動用信号線に電気的に接続される」とは、複数の入出力信号線が直接複数の画素駆動用信号線に接続される場合を示すほか、複数の入出力信号線が、画素駆動用信号線を駆動するための、基板上に設けられた又は内蔵された駆動回路に接続されているような場合も含まれる。前者の場合、複数の入出力信号線には、駆動信号として、データ線を駆動するための画像信号や走査線を駆動するための走査信号に加えて、電源供給線を駆動するための画素駆動用電源が供給される。また、後者の場合、複数の入出力信号線には、駆動信号として、駆動回路を駆動するための電源や各種信号が供給される。
本発明では特に、周辺領域には、複数の入出力信号線が一端側から他端側に向かうにつれて少なくとも部分的に集約される。ここで、「集約される」とは、二以上の入出力信号線の他端側を互いに電気的に独立させたまま、一端側と比較して他端側の方が配線ピッチ或いは配線間隔が狭くなるように、二以上の入出力信号線が他端側に向かって、基板面上で集められて配線されることを意味する。
上述したように二以上の入出力信号線の他端側が集約されると、基板面上で平面的に見て入出力信号線が形成されていない、言わば「開いた領域」が周辺領域内に形成される。尚、ここでいう「開いた領域」には、上述したように入出力信号線が、集約の有無に拘わらずに、設けられていない領域も含む。
前述の基板上の開いた領域は、第2電極用配線と、第2電極の周辺領域に延在されて形成された一部分とが電気的に接続されるコンタクト領域となる。より具体的には、第2電極用配線のコンタクト部は、コンタクト領域にその表面が露出するように形成されると共に、周辺領域に形成された第2電極の一部分は、このコンタクト部に、重畳するように或いは上下導通材を介して電気的接触するように形成される。これらにより、第2電極と第2電極用配線とが電気的に接続される。
よって、基板上において第2電極用配線より下層に複数の入出力信号線が配線される場合にも、第2電極用配線のコンタクト部の直下には入出力信号線が配置されない。即ち、第2電極用配線の下地におけるコンタクト領域に配置された部分の表面には、入出力信号線の存否に応じた凹凸が存在しない。このため、凹凸のない又は少ない下地上において、第2電極用配線のコンタクト部の表面を平坦にすることが可能となる。尚、ここでいう「平坦」とは、第2電極用配線のコンタクト部の表面の凹凸が、当該第2電極用配線の成膜時の成膜ばらつきの範囲内程度であることを意味する。また、複数の入出力信号線の他端側が少なくとも部分的に集約されることにより、周辺領域のサイズを変化させなくても、コンタクト領域のサイズを変化させることが可能となる。即ち、集約の度合を高めることで、コンタクト領域のサイズを相対的に大きく確保することが可能となる。よって、コンタクト領域におけるコンタクト部と第2電極との電気的接続を十分な電流容量を確保して行うことが可能となる。
以上詳細に説明したように、本発明の有機EL装置では、基板上の周辺領域において第2電極用配線と第2電極との電気的接続を良好に行うことが可能となる。
尚、複数の入出力信号線の他端側は、例えば駆動信号を供給する外部回路を実装するための複数の実装端子に接続される。この際、複数の入出力信号線のうち一又は複数の入出力信号線を夫々含む複数の信号線群に分けると共に、該信号線群毎に他端側を集約することで、複数の実装端子のピッチや、一又は複数個の外部回路のサイズを変化させることが可能となる。
よって以上説明したような本発明の有機EL装置によれば、小型化を実現しつつ信頼性を向上させることができる。
本発明の有機EL装置の一態様では、前記複数の入出力信号線は、前記周辺領域のうち前記画像表示領域の一辺側に位置する部分領域において前記他端側が集約されており、前記コンタクト領域は、前記部分領域内に設けられている。
この態様によれば、周辺領域のうち、画像表示領域の一辺側に位置する部分領域に配線された入出力信号線の他端側は、まとめて集約されて配線されている。これにより、部分領域において、他端側が集約された入出力信号線を挟んでその両側に形成された基板上の開いた領域をコンタクト領域とすることができる。或いは、部分領域において、各入出力信号線の他端側が、部分領域の片側に寄せてまとめて集約されることにより形成された基板上の開いた領域をコンタクト領域とすることもできる。
本発明の有機EL装置の他の態様では、前記複数の入出力信号線は、前記複数の入出力信号線のうち一又は複数の入出力信号線を夫々含む複数の信号線群に分けられると共に該信号線群毎に前記他端側が集約されており、前記コンタクト領域は、前記複数の信号線群のうち相隣接する二つの信号線群の間に位置する部分を含む。
この態様によれば、複数の入出力信号線の他端側は、信号線群毎にまとめて集約される。このように集約された入出力信号線の他端側を夫々実装端子に接続することによって、該実装端子に実装される実装側の構成を変化させることが可能となる。より具体的には、例えばフレキシブル基板に配線が作り込まれることによって形成された配線基材を信号線群毎に用意して、外部回路等を配線基材上に一端実装し、配線基材を信号線群に対応する実装端子毎に更に実装させる。或いは、複数の信号線群のうち所定数の信号線群毎に、前述の外部回路等が実装される配線基材を用意して、該配線基材を所定数の信号線群に対応する実装端子毎に実装させることも可能である。
本発明の有機EL装置の他の態様では、前記第2電極用配線は、前記コンタクト部から、前記周辺領域のうち前記複数の入出力信号線が配線されている領域内に延びる。
この態様によれば、第2電極用配線は複数の入出力信号線と交差するか又は重なって配線される。そして、第2電極用配線における入出力信号線との交差部分又は重畳部分は、基板上において入出力信号線と異なる層に形成される。よって、この態様では、第2電極用配線を平面的に見た面積を比較的大きくすることができるため、第2電極用配線における抵抗を小さくすることが可能となる。また、当該有機EL装置の駆動時に、第2電極用配線において電圧値が不均一となることにより電圧勾配が生じても、その影響を各発光素子の発光機能に及ばない程度のものとして抑制することが可能となる。
本発明の有機EL装置の他の態様では、前記複数の入出力信号線は、前記基板上において前記第2電極用配線より下層側に設けられており、前記第2電極用配線は、前記周辺領域のうち前記複数の入出力信号線が配線されている領域内において、前記複数の入出力信号線の上層側を、層間絶縁膜を介して前記複数の入出力信号線に交差して又は重なって延びる部分を含む。
この態様では、第2電極用配線における入出力信号線との交差部分又は重畳部分は、基板上において入出力信号線に対して上層側に形成される。このように形成された第2電極用配線のコンタクト部分の直下に信号線は配置されないため、該第2電極用配線のコンタクト部の表面を平坦にすることが可能となる。
本発明の電子機器は上記課題を解決するために、上述した本発明の有機EL装置(但し、その各種態様も含む)を具備する。
本発明の電子機器は、上述した本発明の有機EL装置を具備してなるので、小型化を実現しつつ信頼性を向上させることが可能なテレビ、携帯電話、電子手帳、ワードプロセッサ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルなどの各種電子機器を実現できる。また、本発明の電子機器として、例えば電子放出装置(Field Emission Display及びConduction Electron-Emitter Display)等を実現することも可能である。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされる。
以下では、本発明の実施の形態について図を参照しつつ説明する。
<1:第1実施形態>
本発明の有機EL装置に係る第1実施形態について、図1から図8を参照して説明する。
<1−1;有機EL装置の全体構成>
先ず、図1を参照して有機EL装置の全体構成について説明する。図1は、素子基板を封止基板の側から見た有機EL装置の概略的な平面図である。ここでは、本発明の一例として駆動回路内蔵型のアクティブマトリクス駆動方式の有機EL装置を例にとる。
図1において、素子基板10上の画像表示領域110には、複数の画素駆動用信号線116aが配線されると共に、夫々画素駆動用信号線116aに電気的に接続される複数の画素部が所定パターンで配列されて形成されている。複数の画素部は夫々有機EL素子を含んでいる。尚、図1中、画像表示領域110における画素駆動用信号線116aや画素部の具体的な構成については図示を省略し、その詳細については後述する。
また、画像表示領域110の周辺に位置する周辺領域において、画像表示領域110を挟んで対向する素子基板10の2辺に沿って、Y側駆動回路部132が設けられると共に、この2辺に隣接する一辺に沿ってX側駆動回路部152が設けられている。複数の画素駆動用信号線116aは、Y側駆動回路部132及びX側駆動回路部152に電気的に接続されている。図1には、複数の画素駆動用信号線116aのうち、X側駆動回路部152と電気的に接続される画素駆動用信号線116aについて、画像表示領域110の一辺からX側駆動回路部152に延びて配線される一部分について示してある。更に、X側駆動回路部152が設けられた素子基板10の一辺に沿って、複数の実装端子102が設けられている。
Y側駆動回路部132には、走査線駆動回路が設けられると共に、例えば画素駆動用信号線116aと走査線駆動回路内の回路素子等とを電気的に接続するための配線や、走査線駆動回路を駆動するための各種信号の供給経路となる配線等が設けられる。また、X側駆動回路部152には、データ線駆動回路が設けられると共に、例えば画素駆動用信号線116aとデータ線駆動回路内の回路素子等とを電気的に接続するための配線や、データ線駆動回路を駆動するための各種信号の供給経路となる配線等が設けられる。更に、Y側駆動回路部132に設けられる配線がX側駆動回路部152内に延びて形成されると共に、X側駆動回路部152に設けられる配線がY側駆動回路部132内に延びて形成されることもある。このように形成された配線の一例として、図1には、Y側駆動回路部132からX側駆動回路部152に対して延びる配線116bが示してある。この配線116bは例えばX側駆動回路部152を介して入出力信号線118に電気的に接続される。
加えて、素子基板10上の周辺領域のうち、X側駆動回路部152が設けられた画像表示領域110の一辺側に位置する部分領域には、複数の入出力信号線118及び本発明に係る「第2電極用配線」である陰極配線200が形成されている。ここで、複数の実装端子102には、配線基材300が、例えばTAB(Tape Automated Bonding)方式やCOG(Chip On Grass)方式により実装される。配線基材300には、走査線駆動回路やデータ線駆動回路を駆動するための各種信号を供給する外部回路が実装されて設けられる。複数の入出力信号線118の一端側は、X側駆動回路部152及びY側駆動回路部132に電気的に接続される。図1において、複数の入出力信号線118の一端側は部分的に、前述したようにY側駆動回路部132からX側駆動回路部152内に延びて形成された配線116bを介して、Y側駆動回路部132に電気的に接続される。また、複数の入出力信号線118の他端側は夫々、実装端子102に電気的に接続されている。
また、陰極配線200は、後述するように、素子基板10上において、複数の入出力信号線118より上層側に形成されている。素子基板10上にはコンタクト領域202が設けられており、陰極配線200は、図1には図示しない、本発明に係る「第2電極」である陰極と、コンタクト領域202において後述するように電気的に接続される。陰極は、図1には図示しない、素子基板10と対向するように配置された封止基板上に形成されている。尚、陰極配線200も実装端子102に電気的に接続されている。
<1−2;画素部の構成>
次に、図1に加え、図2から図4を参照して、有機EL装置の画像表示領域110における画素部の構成について具体的に説明する。図2は、有機EL装置の全体構成を示すブロック図であり、図3は、データ線、走査線、陽極や発光層等が形成された素子基板の任意の画素部の平面図であり、図4は図3に示す画素部のA−A'断面図である。なお、図3及び図4においては、各層・各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層・各部材ごとに縮尺を異ならしめてある。
先ず、図2を参照して、有機EL装置の画像表示領域110の電気的な構成について説明する。
有機ELパネル100における画像表示領域110には、画素駆動用信号線116aとして、縦横に配線されたデータ線114及び走査線112が設けられており、それらの交点に対応する各画素部70はマトリクス状に配列される。更に、画像表示領域110には各データ線114に対して配列された画素部70に対応する電源供給線117が、画素駆動用信号線116aとして設けられている。
図1を参照して説明したように、周辺領域には、走査線駆動回路130及びデータ線駆動回路150が設けられている。図1に示す実装端子102及び入出力信号線118を介して、外部回路より供給される各種信号に応じて、走査線駆動回路130は複数の走査線112に走査信号を順次供給し、データ線駆動回路150は、複数のデータ線114に画像信号を供給する。尚、2種の走査線駆動回路130の動作と、データ線駆動回路150の動作とは、外部回路から供給される同期信号160によって相互に同期が図られる。また、複数の電源供給線117には、外部回路から画素駆動用電源が供給される。
ここで、図2中、一つの画素部70に着目すれば、画素部70には、有機EL素子72が設けられると共に、例えばTFTを用いて構成されるスイッチング用トランジスタ76及び駆動用トランジスタ74、並びに保持容量78が設けられている。画素部70において、各トランジスタは、例えば、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;以下適宜、“TFT”と称する)等により構成される。
スイッチング用トランジスタ76のゲート電極には走査線112が電気的に接続されており、スイッチング用トランジスタ76のソース電極にはデータ線114が電気的に接続され、スイッチング用トランジスタ76のドレイン電極には駆動用トランジスタ74のゲート電極が電気的に接続されている。また、駆動用トランジスタ74のソース電極には、電源供給線117が電気的に接続されており、駆動用トランジスタ74のドレイン電極には有機EL素子72の陽極が電気的に接続されている。
尚、図2及び図3に例示した画素回路の構成の他にも、電流プログラム方式の画素回路、電圧プログラム型の画素回路、電圧比較方式の画素回路、サブフレーム方式の画素回路等の各種方式の画素回路を採用することが可能となる。
次に、図3及び図4を参照して、画素部70の更に詳細な構成について説明する。
例えば透明樹脂やガラス基板等の透明基板を用いて構成される素子基板10上には、スイッチング用トランジスタ76及び駆動用トランジスタ74の半導体層3が形成されている。半導体層3は例えば低温ポリシリコン膜を用いて形成されている。また、半導体層3上には、半導体層3を埋め込んで、スイッチング用トランジスタ76及び駆動用トランジスタ74のゲート絶縁層2が形成されている。更には、ゲート絶縁層2上に、駆動用トランジスタ74のゲート電極3a及び走査線112が形成されている。走査線112の一部は、スイッチング用トランジスタ76のゲート電極として形成されている。ゲート電極3a及び走査線112は、Al(アルミニウム)、W(タングステン)、Ta(タンタル)、Mo(モリブデン)、Ti(チタン)、銅(Cu)等のうち少なくとも一つを含む金属材料を用いて形成されている。
また、走査線112や駆動用トランジスタ74のゲート電極3aを埋め込んで、ゲート絶縁膜2上には層間絶縁層41が形成されている。層間絶縁層41及びゲート絶縁層2は例えばシリコン酸化膜から構成されている。
層間絶縁層41上には、例えばアルミニウム(Al)又はITO(Indium Tin Oxide)を含む導電材料から夫々構成される、データ線114及び電源供給線117、更には駆動用トランジスタ74のドレイン電極42が形成されている。層間絶縁層41には、層間絶縁層41の表面から層間絶縁層41及びゲート絶縁層2を貫通して、駆動用トランジスタ74の半導体層3に至るコンタクトホール501及び502が形成されている。図4に示すように、電源供給線117及びドレイン電極42を構成する導電膜は、コンタクトホール501及び502の各々の内壁に沿って半導体層3の表面に至るように連続的に形成されている。
ここで、保持容量78の下部容量電極は、走査線112と同一の層に、例えば同様の材料を用いて形成され、電源供給線117の一部が保持容量78の上部容量電極として形成されている。層間絶縁層41は誘電体膜として形成されており、層間絶縁層41の一部分が下部容量電極及び上部容量電極の間に挟持される。
層間絶縁層41上には、電源供給線117及びドレイン電極42を埋め込んで、保護層45として例えばシリコン窒化膜(SiN)が形成されている。保護層45上には、発光材料保持層47より親水性の高い層として、例えばシリコン酸化膜よりなる親水層46が形成され、更に親水層46上に発光材料保持層47が形成されている。親水層46及び発光材料保持層47によって、画素部70における開口領域が形成されている。開口領域には保護層45上に本発明に係る「第1電極」である陽極34が形成されている。陽極34は、透明性導電材料としてITOを用いて、開口領域から延びてドレイン電極42の一部と重畳するように形成されている。また、開口領域において、陽極34上には有機EL層50が形成されている。有機EL素子72は、陽極34及び陰極49と、陽極34及び陰極49間に挟持される有機EL層50を含む。尚、図4には封止基板について図示を省略してある。陰極49は、例えばアルミニウム(Al)を含む金属材料を用いて形成されるか、又はカルシウム(Ca)、フッ化リチウム(LiF)、フッ化ストロンチウム(SrF2)、マグネシウム(Mg)、銀(Ag)等のうち少なくとも一つを含む金属材料を用いて形成された導電膜の積層膜として形成されている。
有機EL装置の駆動時、走査線112を介して走査信号が供給されることにより、スイッチング用トランジスタ76がオン状態になる。スイッチング用トランジスタ76がオン状態となると、データ線114より画像信号が保持容量78に書き込まれる。この保持容量78に書き込まれた画像信号の電流に応じて、駆動用トランジスタ74の電気的な導通状態が決まる。そして、駆動用トランジスタ74のチャネルを介して電源供給線117より、保持容量78に書き込まれた画像信号に応じた電流が有機EL素子72の陽極34に供給されると、供給された電流に応じて有機EL層50が発光する。そして、有機EL層50を介して陰極49に印加された電流は、陰極49から陰極配線200及び実装端子102を介して当該有機EL装置外へと排出される。本実施形態では、図4中、矢印Xで示すように、有機EL素子72からの発光を素子基板10側から表示光として出射させるボトムエミッション型として、有機EL装置は構成されている。尚、本実施形態では、有機EL装置を封止基板側から表示光として有機EL素子72の発光を出射させるトップエミッション型として構成してもよい。
<1−3;周辺領域の構成>
次に、図1に加えて図5から図8を参照して、有機EL装置の周辺領域における入出力信号線118や陰極配線200の構成について説明する。図5には、素子基板10上における陰極49の構成を概略的に示してあり、図6には、陰極配線200、コンタクト領域202、及び入出力信号線118の配置関係とその構成を概略的に示してある。また、図7は、図6のB−B'断面図であり、図8は、比較例に係る有機EL装置の構成を示す概略的な平面図である。
図5において、同図中には図示しない封止基板上に形成された陰極49は、画像表示領域110に設けられた有機EL素子72に共通に形成されると共に、画像表示領域110から周辺領域に延在されて形成されている。陰極49は、周辺領域に位置する一部分が、素子基板10上においてコンタクト領域202を含むように形成されている。尚、本実施形態では、有機EL装置において、封止基板の代わりに、陰極49上に封止膜を形成することにより、各有機EL素子72が封止されてもよい。
本実施形態では、周辺領域において、複数の入出力信号線118が、X側駆動回路部152及びY側駆動回路部132に電気的に接続される一端側から、実装端子102に接続される他端側に向かうにつれて、少なくとも部分的に集約される。図1及び図6に示すように、周辺領域の部分領域において、複数の入出力信号線118の他端側はまとめて集約されて配線されている。これにより、図6において、複数の入出力信号線118のうち互いに隣接する2本の入出力信号線118について、一端側における2本の入出力信号線118間の配線間隔d1と比較して、2本の入出力信号線118の他端側に接続された2つの実装端子102間の配置間隔d2は狭くなっている。尚、複数の入出力信号線118の他端側の配線間隔を調整することで、互いに隣接する2つの実装端子の配置間隔d2を所定値とすることもできるし、この配置間隔d2を、複数の実装端子のうち部分的に又は互いに隣接する2つの実装端子毎に変化させることも可能である。また、複数の入出力信号線118の一端側の配線間隔d1は所定値としてもよいし、複数の入出力信号線118のうち部分的に又は2本の入出力信号線118毎に変化させるようにしてもよい。
このように複数の入出力信号線118の他端側が集約されると、素子基板10の基板面上で平面的に見て入出力信号線118が形成されていない、言わば「開いた領域」がコンタクト領域202として、周辺領域の部分領域内に形成される。図1及び図6に示すように、コンタクト領域202は、周辺領域の部分領域において、複数の入出力信号線118を挟んでその両側に形成される。そして、図1及び図6に示すように、周辺領域の部分領域において、陰極配線200は、素子基板10上におけるコンタクト領域202を少なくとも含むように形成される。
図7には、図6に示すB−B'部分について素子基板10等の構成要素も含めた断面図を示してある。図7において、周辺領域の部分領域において、素子基板10上に複数の入出力信号線118が形成されている。複数の入出力信号線118は、Al(アルミニウム)、W(タングステン)、Ta(タンタル)、Mo(モリブデン)、Ti(チタン)、銅(Cu)等のうち少なくとも一つを含む金属材料を用いて形成されている。また、複数の入出力信号線118を埋め込むように、例えばシリコン酸化膜又はシリコン窒化膜として層間絶縁層210が形成されている。そして、層間絶縁層210上に、例えばアルミニウム(Al)又はITOを含む導電材料からなる陰極配線200が形成されている。陰極配線200は、図1及び図6に示すように、コンタクト領域202に配置されるコンタクト部200aから、周辺領域の部分領域のうち複数の入出力信号線118が配線されている領域内に延びて形成されている。陰極配線200において、入出力信号線118と交差して又は重なって伸びる部分上には、例えばシリコン酸化膜又はシリコン窒化膜として保護層212が形成されている。そして、保護層212上には、陰極配線200のコンタクト部200aに重畳するように陰極49が形成されている。
本実施形態では、陰極配線200におけるコンタクト領域202に配置されるコンタクト部200aの直下には入出力信号線118が配置されない。即ち、図7に示すように、陰極配線200の下地である層間絶縁層210におけるコンタクト領域202に配置された部分の表面には、入出力信号線118の存否に応じた凹凸が存在しない。このため、陰極配線200のコンタクト部200aの表面を平坦にすることが可能となる。
ここで、図8には、比較例として、周辺領域のうち、X側駆動回路部152が設けられた画像表示領域110の一辺側に位置する部分領域において、複数の入出力信号線118を、図1及び図6に示すように集約させないで、画像表示領域の縦方向に直線状に配線した場合の構成について示してある。図8に示す比較例によれば、部分領域において、素子基板10の基板面上で平面的に見て入出力信号線118が形成されていない開いた領域にコンタクト領域202が設けられる。このように確保されたコンタクト領域202では、本実施形態と同様に、陰極配線200のコンタクト部200aの表面を平坦にすることが可能となる。しかしながら、この場合、コンタクト領域202のサイズを変化させると、部分領域のサイズも変化することとなり、素子基板10のサイズが大きくなる恐れがある。
これに対して、本実施形態では、部分領域において複数の入出力信号線118をまとめて集約させることによって、図8に示す比較例よりも、コンタクト領域202のサイズを相対的に大きく確保することが可能となる。よって、コンタクト領域202において陰極配線200のコンタクト部200aと陰極49との電気的接続を十分な電流容量を確保して行うことが可能となる。以上詳細に説明したように、本実施形態では、周辺領域の部分領域において、陰極配線200と陰極49との電気的接続を良好に行うことが可能となる。尚、図8に示す比較例に対して、本実施形態では、各入出力信号線118の配線に要する長さが長くなることに起因して、その抵抗値も大きくなる恐れがある。しかしながら、入出力信号線118の抵抗を、駆動時における有機EL素子72の有機EL層50の抵抗と比較して十分に小さい値とすることで、各有機EL素子72の発光機能に与える影響を小さくすることができる。
また、陰極配線200は、部分領域において、コンタクト部200aから複数の入出力信号線118が配線されている領域内に延びて形成されるため、陰極配線200を平面的に見た面積を比較的大きくすることができる。よって、陰極配線200における抵抗を小さくすることが可能となる。また、有機EL装置の駆動時に、陰極配線200において電圧値が不均一となることにより電圧勾配が生じても、その影響を各有機EL素子72の発光機能に及ばない程度のものとして抑制することが可能となる。
よって以上説明したような本実施形態によれば、有機EL装置の小型化を実現しつつその信頼性を向上させることができる。
尚、本実施形態ではコンタクト領域202を、陰極配線200と陰極49との電気的接続を十分な電流容量を確保して行うことができるようなサイズとして確保できるため、陰極配線200は、素子基板10上にコンタクト領域202にのみ形成されるようにしてもよい。
また、周辺領域の部分領域において、各入出力信号線118の他端側がまとめて集約されることにより、複数の入出力信号線118の片側に、コンタクト領域202を設けるようにしてもよい。更に、周辺領域の部分領域において、複数の入出力信号線118のうち一部の他端側が集約されるようにしてもよい。この場合、複数の入出力信号線118には、他端側が集約されない入出力信号線118も含まれる。
また、図1におけるX側駆動回路部152の配置を、同図中、X側駆動回路部152が設けられた画像表示領域110の一辺側から、該一辺と対向する他辺側に変えるか、若しくはX側駆動回路部152を他辺側にも配置するようにしてもよい。この場合、周辺領域のうち、X側駆動回路部152が設けられた画像表示領域110の他辺側に位置する部分領域に、複数の入出力信号線118や陰極配線200、及び複数の実装端子102が、図1と同様に設けられることとなる。
更には、X側駆動回路部152が設けられた素子基板10の1辺に代えて若しくは加えて、Y側駆動回路部132が設けられた素子基板10の2辺、若しくは該2辺のうち一辺に沿って実装端子102が設けられるようにしてもよい。この場合、Y側駆動回路部132が設けられた素子基板10の2辺、若しくは該2辺のうち一辺に沿って設けられた実装端子102に対して、図1と同様に入出力信号線118が配線され、更に陰極配線200が設けられると共に配線基材300が実装される。
加えて、素子基板10上における、複数の入出力信号線118、陰極49及び陰極配線200の積層順序は図7を参照して説明した構成に限定されない。例えば、素子基板10上において、複数の入出力信号線118は陰極配線200の上層側に形成されてもよい。また、図3及び図4を参照して説明した画素部の構成について、各画素毎に陰極が本発明に係る「第1電極」として形成されると共に、これらの複数の陰極と対向して封止基板上に本発明に係る「第2電極」として陽極が形成されてもよい。
<2;第2実施形態>
次に、本発明の有機EL装置に係る第2実施形態について説明する。第2実施形態では、周辺領域の部分領域における複数の入出力信号線118の構成が第1実施形態と異なる。よって、第1実施形態と異なる点についてのみ、図9及び図10を参照して詳細に説明する。図9は、第2実施形態における、素子基板を封止基板の側から見た有機EL装置の概略的な平面図であり、図10は、図9のC−C'断面図である。尚、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して示し、重複する説明は省略する。
複数の入出力信号線118は、一又は複数の入出力信号線118を夫々含む複数の信号線群に分けられている。図9に示すように、複数の入出力信号線118は例えば二分されて、二つの信号線群に分けられる。そして、複数の入出力信号線118の実装端子102に接続される他端側は、信号線群毎に集約されている。これにより、周辺領域の部分領域のうち、複数の信号線群のうち相隣接する二つの信号線群の間に位置する部分には、素子基板10の基板面上で平面的に見て入出力信号線118が形成されていない開いた領域202bが形成される。また、図8を参照して説明した比較例と同様、複数の入出力信号線118を挟んでその両側には、複数の入出力信号線118の集約の有無に拘わらず開いた領域が形成されている。図9において、この開いた領域は、第1実施形態と同様に、複数の入出力信号線118が集約されることにより、よりサイズが大きい領域202aとして形成される。
第2実施形態では、開いた領域202a及び202bがコンタクト領域として設けられる。図10において、陰極配線200における、開いた領域202bに配置される一部分の直下には入出力信号線118が配置されない。このため、開いた領域202bをコンタクト領域とすることにより、陰極配線200のコンタクト部200aの表面を平坦にすることが可能となる。
ここで、各信号線群に実装端子102が配置される。よって、複数の入出力信号線118を、複数の信号線群に分けることにより実装側の構成を変化させることが可能となる。例えば、図9に示すように、複数の入出力信号線118が2つの信号線群に分けられた場合、各信号線群に対応する実装端子には、配線基材300が実装される。即ち、この場合、夫々外部回路が実装された2つの配線基材300が複数の実装端子102に実装される。或いは、複数の信号線群のうち所定数の信号線群毎に、配線基材300を用意して、該配線基材300を所定数の信号線群に対応する実装端子102毎に実装させるようにしてもよい。このように、複数の配線基材300を複数の実装端子102に実装することにより、実装側の外部回路や配線基材300等のサイズを小さくすることが可能となる。よって、第2実施形態では、有機EL装置をより小型化することができる。
<3:電子機器>
次に、上述した有機EL装置が各種の電子機器に適用される場合について説明する。
<3−1:モバイル型コンピュータ>
先ず、この有機EL装置を、モバイル型のパーソナルコンピュータに適用した例について説明する。図11は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。図において、コンピュータ1200は、キーボード1202を備えた本体部1204と、有機EL装置を用いて構成された表示ユニット1206とを備えている。
<3−2;携帯電話>
さらに、この有機EL装置を、携帯電話に適用した例について説明する。図12は、この携帯電話の構成を示す斜視図である。図において、携帯電話1300は、複数の操作ボタン1302とともに有機EL装置を備えるものである。尚、図12中、有機EL装置には符号1005を付して示してある。
この他にも、有機EL装置は、ノート型のパーソナルコンピュータ、PDA、テレビ、ビューファインダ、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、POS端末、タッチパネルを備えた装置等に適用することができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う有機EL装置、及びそのような有機EL装置を備えた各種電子機器もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
有機EL装置の概略的な平面図である。 有機EL装置の全体構成を示すブロック図である。 素子基板の任意の画素部の平面図である。 図3に示す画素部のA−A'断面図である。 陰極の構成を概略的に示す図である。 陰極配線、コンタクト領域、及び入出力信号線の配置関係とその構成を概略的に示す図である。 図6のB−B'断面図である。 比較例に係る有機EL装置の構成を示す概略的な平面図である。 第2実施形態における、素子基板を封止基板の側から見た有機EL装置の概略的な平面図である。 図9のC−C'断面図である。 有機EL装置を適用した電子機器の一例たるパーソナルコンピュータの構成を示す断面図である。 有機EL装置を適用した電子機器の一例たる携帯電話の構成を示す断面図である。
符号の説明
10…素子基板、34…陽極、49…陰極、50…有機EL層、102…実装端子、110…画像表示領域、116a…画素駆動用信号線、132…Y側駆動回路部、152…X側駆動回路部、118…入出力信号線、200…陰極配線、202…コンタクト領域、300…配線基材

Claims (6)

  1. 基板上の画像表示領域に配線された複数の画素駆動用信号線と、
    前記画素駆動用信号線に電気的に接続され、前記画像表示領域における画素毎に形成された複数の第1電極と、
    該複数の第1電極に対向すると共に、前記画像表示領域から前記画像表示領域の周辺に位置する周辺領域に延在されて形成された第2電極と、
    前記第1電極及び前記第2電極間に画素毎に挟持される発光層と、
    前記周辺領域に配線され、一端側が前記画素駆動用信号線に電気的に夫々接続されると共に、他端側が前記画素駆動用信号線を駆動するための外部回路に夫々接続される複数の入出力信号線と、
    前記周辺領域において前記第2電極と電気的に接続される第2電極用配線と
    を備え、
    前記周辺領域には、前記複数の入出力信号線が前記一端側から前記他端側に向かうにつれて少なくとも部分的に集約されることによって、前記複数の入出力信号線が配線されないコンタクト領域が設けられており、
    前記第2電極用配線は、前記コンタクト領域に配置されるコンタクト部を含むと共に該コンタクト部において前記第2電極と電気的に接続されることを特徴とする有機EL装置。
  2. 前記複数の入出力信号線は、前記周辺領域のうち前記画像表示領域の一辺側に位置する部分領域において前記他端側が集約されており、
    前記コンタクト領域は、前記部分領域内に設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の有機EL装置。
  3. 前記複数の入出力信号線は、前記複数の入出力信号線のうち一又は複数の入出力信号線を夫々含む複数の信号線群に分けられると共に該信号線群毎に前記他端側が集約されており、
    前記コンタクト領域は、前記複数の信号線群のうち相隣接する二つの信号線群の間に位置する部分を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の有機EL装置。
  4. 前記第2電極用配線は、前記コンタクト部から、前記周辺領域のうち前記複数の入出力信号線が配線されている領域内に延びることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の有機EL装置。
  5. 前記複数の入出力信号線は、前記基板上において前記第2電極用配線より下層側に設けられており、
    前記第2電極用配線は、前記周辺領域のうち前記複数の入出力信号線が配線されている領域内において、前記複数の入出力信号線の上層側を、層間絶縁膜を介して前記複数の入出力信号線に交差して又は重なって延びる部分を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の有機EL装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の有機EL装置を具備することを特徴とする電子機器。
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