JP3956883B2 - 狭域通信用車載端末 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動料金収受システム(ETC)などに用いられる狭域通信用の車載端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
5.8GHz帯無線信号を用いたDSRC(Dedicated Short-Range Communication、狭域無線)規格の無線通信を利用し、路車間で情報の授受を行うシステムが実用化されている。ETCはこの狭域通信システムを用いたもので、有料道路の料金所に路側機器を設置し、車載端末との間で車両情報や課金情報を送受して通行料金の自動収受を行っている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
【特許文献1】
特開平08−305908号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、有料道路網の拡充にともなって料金所が新設され、路側機器が新たに設置された場合に、上述した従来の狭域通信用車載端末では、新しい路側機器に関する名称や位置データが車載データベースに記憶されておらず、対応できないという問題がある。
【0005】
本発明は、新設された狭域通信路側機器の設置施設または設置地点に関する情報を自動的に追加登録する狭域通信用車載端末を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を路側機器情報記憶手段から検索し、情報が検索できなかった場合には、広域通信手段を介して車外の情報センターから狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を入手し、乗員に報知するとともに路側機器情報記憶手段に記憶する。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、道路網の整備にともなって狭域通信用路側機器が新設されても、新設された狭域通信用路側機器の設置施設または設置地点の情報を自動的に追加登録することができ、利便性が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】
《発明の第1の実施の形態》
図1は第1の実施の形態の構成を示す。第1の実施の形態の狭域通信用車載端末1は、例えばETCシステムで利用される狭域通信の車載端末として用いられる。狭域通信部2はアンテナ2aを備え、狭域通信用路側機器3と例えば5.8GHz帯無線信号を用いたDSRC規格による無線通信を行う。狭域通信用路側機器3から無線信号を受信し、復調してデジタル信号に変換し、コントローラー4へ出力するとともに、コントローラー4から送られたデジタル信号を無線信号に変調して狭域通信用路側機器3へ送信する。
【0009】
ICカードインタフェース5部はICカード6の挿入状態を検出し、ICカード6が挿入されるとICカード6と暗合処理部7との間のデータ入出力を行う。暗号処理部7は、定められた認証方式にしたがって路側機器3との間で双方向通信による車載端末1の認証を行うとともに、通信データを暗号化し暗号化データを復号化する機能を備えている。暗号処理部7はまた、コントローラー4とのデータの入出力と、ICカード6とのデータ読み出しおよびデータ書き込みを行う。
【0010】
操作部8は、狭域通信用車載端末1を操作するための各種操作部材を備えている。ACCスイッチ9は、イグニッションキーがアクセサリー位置ACCに設定されるとオン(閉路)するスイッチである。
【0011】
携帯電話機10は情報センター11のデータ管理サーバー11aと無線電話回線を介して通信を行い、データベース11bに記憶されている狭域通信用路側機器3の最新の設置場所に関する情報の提供を受ける。なお、センター側データベース11bは大容量記憶装置に構築される。また、携帯電話機10と公衆電話回線を介して双方向の無線通信を行う情報センター11は、上述した狭域通信システムよりも広域における無線通信システムであるから、この明細書では広域通信システムと呼ぶ。
【0012】
ディスプレイ12は種々の情報を表示し、スピーカー13は種々の情報を放送する。ディスプレイ12とスピーカー13により報知される情報には、路側機器3の設置場所に関する情報が含まれている。なお、この車載端末1を適用するシステムによって報知する情報も異なり、例えばこの車載端末1をETCに適用する場合には有料道路の利用料金や料金所番号などを報知する。
【0013】
ナビゲーション装置14は、道路地図データや路側機器3の設置場所データなを記憶するデータベース14aと、GPSレシーバー14bを備えており、現在地を検出し、現在地周辺の道路地図の表示するとともに、目的地が設定されている場合には目的地までの最適経路を探索し、最適経路を表示して目的までの経路誘導を行う。なお、データベース14aはCDROMやDVDなどの記憶装置に構築される。
【0014】
コントローラー4はCPU4a、ROM4b、RAM4cなどを備え、狭域通信用車載端末1の各種動作を制御する。
【0015】
なお、図1には1台の狭域通信用車載端末1と1台の狭域通信用路側機器3を図示したが、車載端末1は多くの車両に1台ずつ搭載されており、路側機器3は道路に沿った多くの地点に設置されている。この狭域通信システムをETCに適用する場合には、路側機器3は有料道路の入口、出口、料金所、チェックバリアなどに設置される。また、情報センター11も複数基あってもよい。
【0016】
図2は狭域通信プログラムを示すフローチャートである。このフローチャートにより、第1の実施の形態の動作を説明する。コントローラー4は、ACCスイッチ9がオンするとこの狭域通信プログラムを繰り返し実行する。
【0017】
ステップ1において、狭域通信部2により路車間の狭域通信を実行する。ステップ2では、いずれかの路側機器3と狭域通信が可能な場合は路側機器3が設置されている施設またはその施設の設置地点の識別番号N1を入手する。この狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号は、路側機器3の設置施設または設置地点ごとに割り当てられた識別番号であり、この狭域通信システムをETCに用いる場合には料金所番号となる。
【0018】
ステップ3において、ナビゲーション装置14のデータベース14aから狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に関する情報を検索し、ステップ4で車載データベース14aに施設または地点識別番号N1に関する情報が記憶されている場合はステップ5へ進み、記憶されていなければステップ7へ進む。
【0019】
車載データベース14aに狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に関する情報が記憶されている場合は、ステップ5で車載データベース14aから施設または地点識別番号N1に対応する施設または地点の名称C1を入手し、ステップ6でディスプレイ12に施設または地点名称C1を表示する。このとき、スピーカー13により施設または地点名称C1を放送してもよい。
【0020】
車載データベース14aに狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に関する情報が記憶されていない場合は、ステップ7で、携帯電話機10を介して情報センター11へアクセスし、施設または地点識別番号N1に関する情報の検索を依頼する。
【0021】
センター側データベース11bに狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に関する情報が記憶されている場合はステップ8からステップ9へ進み、情報センター11から施設または地点識別番号N1に対応する施設または地点名称C1を入手する。続くステップ10では、情報センター11から入手した施設または地点名称C1を施設または地点識別番号N1と対応づけて車載データベース14aに記憶し、施設または地点識別番号N1に関する情報を追加、登録する。
【0022】
一方、センター側データベース11bに狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に関する情報が記憶されていない場合は、ステップ8からステップ12へ進み、施設または地点識別番号N1の施設または地点名称が見つからなかった旨をディスプレイ12に表示する。このとき、スピーカー13により放送してもよい。
【0023】
このように、第1の実施の形態によれば、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報(施設または地点の名称)を車載データベース14aから検索し、情報が検索できなかった場合には、携帯電話機10を介して車外の情報センター11から狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を入手し、乗員に報知するとともに、車載データベース14aに追加登録するようにしたので、道路網の整備にともなって狭域通信用路側機器3が新設されても、新設された狭域通信用路側機器3の設置施設または設置地点の情報を自動的に追加登録することができ、利便性が向上する。
【0024】
《発明の第2の実施の形態》
上述した第1の実施の形態では、車載データベース14aに狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報が記憶されていない場合は、携帯電話機を介して情報センター11から施設または地点の識別番号に対応する情報を入手する例を示した。しかし、携帯電話機を車載端末1に接続していなかった場合には、その時点で情報センター11から施設または地点の識別番号に対応する情報を入手することができない。
【0025】
ETCシステムでは、通行料金の収受にICカードを利用しており、料金所などの狭域通信施設を利用した利用履歴情報が記録される。この利用履歴情報には、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号の情報が含まれている。したがって、利用者がICカードに記録されている利用履歴情報の表示を要求したときに、利用した料金所などの狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する施設または地点の名称が分からない場合には、その時点で改めて車載データベース14aから施設または地点の識別番号に対応する情報を検索し、車載データベース14aに情報が記録されていない場合には、携帯電話機を介して情報センター11から情報を入手するようにした第2の実施の形態を説明する。
【0026】
この第2の実施の形態の構成は図1に示す構成を同様であり、説明を省略する。図3は狭域通信プログラムを示すフローチャートである。このフローチャートにより、第3の実施の形態の動作を説明する。なお、図2に示す処理と同様な処理を行うステップに対しては同一のステップ番号を付して相違点を中心に説明する。コントローラー4は、ACCスイッチ9がオンするとこの狭域通信プログラムを繰り返し実行する。
【0027】
ステップ21において、利用者が操作部8により利用履歴表示の要求をしたか否かを確認し、利用履歴表示の要求があるとステップ22へ進む。ステップ22では、ICカードインタフェース部5および暗号処理部7によりICカード6に記憶されている利用履歴情報を読み出し、利用履歴情報の中から狭域通信施設または同施設設置地点の名称欄が空白の施設または地点識別番号N1を入手する。この識別番号N1の狭域通信施設を利用した時点では、携帯電話機10が車載端末1に接続されていなかったか、あるいは携帯電話機10が接続されていたが通信不能により情報センター11から施設または地点識別番号N1に対応する情報を入手できなかったものである。
【0028】
名称などの情報を入手する必要がある狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に対する処理は、上述した図2に示すステップ3〜12の処理と同様であり、説明を省略する。なお、狭域通信施設または同施設設置地点の名称欄が空白の施設または地点識別番号は複数個あってもよく、この場合にはそれぞれの施設または地点識別番号に対して上述した処理を行う。
【0029】
このように、第2の実施の形態によれば、ICカードインタフェース部5および暗号処理部7によりICカード6から読み出した利用履歴(通信履歴)に、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報(施設または地点の名称)が記録されていない場合には、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を車載データベース14aから検索し、情報が検索できなかった場合には、携帯電話機10を介して車外の情報センター11から狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を入手し、乗員に報知するとともに、車載データベース14aに追加登録するようにしたので、道路網の整備にともなって狭域通信用路側機器3が新設されても、新設された狭域通信用路側機器3の設置施設または設置地点の情報を自動的に追加登録することができ、利便性が向上する。また、新たに新設された狭域通信用路側機器3を利用した時点では、携帯電話機10が車載端末1に接続されていなかったか、あるいは携帯電話機10が接続されていたが通信不能により情報センター11から施設または地点番号に対応する情報を入手できなかった場合でも、乗員がICカード6に記録されている通信履歴(利用履歴)の表示要求をした時点でその情報を入手することができる。
【0030】
《発明の第3の実施の形態》
車載データーベースに路側機器通信地点識別番号に対応する地点名称が記憶されていない場合には、ナビゲーション装置により検出した現在位置周辺の狭域通信用路側機器を設置した施設(狭域通信施設)を車載道路地図データベースから検索し、その狭域通信施設または同施設設置地点の名称を表示し、追加登録するようにした第3の実施の形態を説明する。
【0031】
この第3の実施の形態の構成は図1に示す構成と同様であり、説明を省略する。なお、車両の現在位置の検出方法は、ナビゲーション装置14のGPSレシーバー14bにより検出する方法に限定されず、車両の走行距離と進行方位を検出して走行軌跡を演算し、道路地図とマップマッチングを行って現在位置を検出する、いわゆる自律航法で検出してもよい。
【0032】
図4は狭域通信プログラムを示すフローチャートである。このフローチャートにより、第3の実施の形態の動作を説明する。コントローラー4は、ACCスイッチ9がオンするとこの狭域通信プログラムを繰り返し実行する。
【0033】
ステップ41においてナビゲーション装置14により車両の現在位置を検出し、続くステップ42で路側機器3と狭域通信を開始したか否かを確認する。路側機器3と狭域通信を開始したらステップ43へ進み、狭域通信を開始する直前にナビゲーション装置14から入手した現在位置E1をRAM4cに記憶する。
【0034】
ステップ44で路側機器3から狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1を入手する。ステップ45において、ナビゲーション装置14のデータベース14aから施設または地点識別番号N1に関する情報を検索し、ステップ46で車載データベース14aに施設または地点識別番号N1に関する情報が記憶されている場合はステップ47へ進み、記憶されていなければステップ49へ進む。
【0035】
車載データベース14aに狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に関する情報が記憶されている場合は、ステップ47で車載データベース14aから施設または地点識別番号N1に対応する施設または地点の名称C1を入手し、ステップ48でディスプレイ12に施設または地点名称C1を表示する。このとき、スピーカー13により施設または地点名称C1を放送してもよい。
【0036】
車載データベース14aに狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に関する情報が記憶されていない場合は、ステップ49で、車載データベース14aに記憶されている道路地図データから現在位置E1周辺の狭域通信施設を検索する。ここで、検索対象の狭域通信施設は狭域通信用路側機器を設置している施設であり、例えばETCでは有料道路の入口、出口、料金所が相当する。なお、狭域通信施設の検索範囲は現在位置E1から例えば300mの範囲とする。
【0037】
現在位置E1の周辺に狭域通信施設がある場合はステップ51へ進み、ナビゲーション装置14のデータベース14aに記憶されている道路地図データから狭域通信施設または同施設設置地点の名称C2を入手する。ステップ52では、施設または地点の名称C2を狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1と対応づけて車載データベース14aに記憶し、施設または地点識別番号N1に関する情報を追加、登録する。ステップ53でディスプレイ12に施設または地点名称C2を表示する。このとき、スピーカー13により施設または地点名称C2を放送してもよい。
【0038】
現在位置E1の周辺に狭域通信施設がない場合は、ステップ54で狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1の施設または地点名称が見つからなかった旨をディスプレイ12に表示する。このとき、スピーカー13により放送してもよい。
【0039】
このように、第3の実施の形態によれば、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報(施設または地点の名称)を車載データベース14aから検索し、情報が検索できなかった場合には、狭域通信部2,2aにより狭域通信用路側機器3と通信を行ったときにGPSレシーバー14bにより検出された現在位置周辺の狭域通信施設または同施設設置地点に関する情報を車載道路地図データベース14aから検索し、乗員に報知するとともに車載データベース14aに追加登録するようにしたので、広域通信により車外の情報センター11から情報を入手しなくても、新設された狭域通信用路側機器3の設置施設または設置地点の情報を自動的に追加登録することができ、利便性が向上する。
【0040】
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、狭域通信部2およびアンテナ2aが狭域通信手段を、ナビゲーション装置14のデータベース14aが路側機器情報記憶手段および地図記憶手段を、携帯電話機10が広域通信手段を、コントローラー4が制御手段を、GPSレシーバー14bが現在位置検出手段をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
【0041】
上述した一実施の形態では、ナビゲーション装置14のデータベース14aに狭域通信用路側機器3に関する情報を記憶する例を示したが、狭域通信用車載端末1の専用記憶装置を設け、その専用記憶装置に狭域通信用路側機器3に関する情報を記憶するようにしてもよい。
【0042】
上述した一実施の形態では、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する施設または地点の名称を入手し、報知する例を示したが、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報は施設または地点の名称に限らず、施設または地点に関するあらゆる情報を扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 第1の実施の形態の路車間通信プログラムを示すフローチャートである。
【図3】 第2の実施の形態の路車間通信プログラムを示すフローチャートである。
【図4】 第3の実施の形態の路車間通信プログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 狭域通信用車載端末
2 狭域通信部
2a アンテナ
3 狭域通信用路側機器
4 コントローラー
4a CPU
4b ROM
4c RAM
5 ICカードインタフェース部
6 ICカード
7 暗号処理部
8 操作部
9 ACCスイッチ
10 携帯電話機
11 情報センター
11a データ管理サーバー
11b データベース
12 ディスプレイ
13 スピーカー
14 ナビゲーション装置
14a データベース
14b GPSレシーバー
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動料金収受システム(ETC)などに用いられる狭域通信用の車載端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
5.8GHz帯無線信号を用いたDSRC(Dedicated Short-Range Communication、狭域無線)規格の無線通信を利用し、路車間で情報の授受を行うシステムが実用化されている。ETCはこの狭域通信システムを用いたもので、有料道路の料金所に路側機器を設置し、車載端末との間で車両情報や課金情報を送受して通行料金の自動収受を行っている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
【特許文献1】
特開平08−305908号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、有料道路網の拡充にともなって料金所が新設され、路側機器が新たに設置された場合に、上述した従来の狭域通信用車載端末では、新しい路側機器に関する名称や位置データが車載データベースに記憶されておらず、対応できないという問題がある。
【0005】
本発明は、新設された狭域通信路側機器の設置施設または設置地点に関する情報を自動的に追加登録する狭域通信用車載端末を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を路側機器情報記憶手段から検索し、情報が検索できなかった場合には、広域通信手段を介して車外の情報センターから狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を入手し、乗員に報知するとともに路側機器情報記憶手段に記憶する。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、道路網の整備にともなって狭域通信用路側機器が新設されても、新設された狭域通信用路側機器の設置施設または設置地点の情報を自動的に追加登録することができ、利便性が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】
《発明の第1の実施の形態》
図1は第1の実施の形態の構成を示す。第1の実施の形態の狭域通信用車載端末1は、例えばETCシステムで利用される狭域通信の車載端末として用いられる。狭域通信部2はアンテナ2aを備え、狭域通信用路側機器3と例えば5.8GHz帯無線信号を用いたDSRC規格による無線通信を行う。狭域通信用路側機器3から無線信号を受信し、復調してデジタル信号に変換し、コントローラー4へ出力するとともに、コントローラー4から送られたデジタル信号を無線信号に変調して狭域通信用路側機器3へ送信する。
【0009】
ICカードインタフェース5部はICカード6の挿入状態を検出し、ICカード6が挿入されるとICカード6と暗合処理部7との間のデータ入出力を行う。暗号処理部7は、定められた認証方式にしたがって路側機器3との間で双方向通信による車載端末1の認証を行うとともに、通信データを暗号化し暗号化データを復号化する機能を備えている。暗号処理部7はまた、コントローラー4とのデータの入出力と、ICカード6とのデータ読み出しおよびデータ書き込みを行う。
【0010】
操作部8は、狭域通信用車載端末1を操作するための各種操作部材を備えている。ACCスイッチ9は、イグニッションキーがアクセサリー位置ACCに設定されるとオン(閉路)するスイッチである。
【0011】
携帯電話機10は情報センター11のデータ管理サーバー11aと無線電話回線を介して通信を行い、データベース11bに記憶されている狭域通信用路側機器3の最新の設置場所に関する情報の提供を受ける。なお、センター側データベース11bは大容量記憶装置に構築される。また、携帯電話機10と公衆電話回線を介して双方向の無線通信を行う情報センター11は、上述した狭域通信システムよりも広域における無線通信システムであるから、この明細書では広域通信システムと呼ぶ。
【0012】
ディスプレイ12は種々の情報を表示し、スピーカー13は種々の情報を放送する。ディスプレイ12とスピーカー13により報知される情報には、路側機器3の設置場所に関する情報が含まれている。なお、この車載端末1を適用するシステムによって報知する情報も異なり、例えばこの車載端末1をETCに適用する場合には有料道路の利用料金や料金所番号などを報知する。
【0013】
ナビゲーション装置14は、道路地図データや路側機器3の設置場所データなを記憶するデータベース14aと、GPSレシーバー14bを備えており、現在地を検出し、現在地周辺の道路地図の表示するとともに、目的地が設定されている場合には目的地までの最適経路を探索し、最適経路を表示して目的までの経路誘導を行う。なお、データベース14aはCDROMやDVDなどの記憶装置に構築される。
【0014】
コントローラー4はCPU4a、ROM4b、RAM4cなどを備え、狭域通信用車載端末1の各種動作を制御する。
【0015】
なお、図1には1台の狭域通信用車載端末1と1台の狭域通信用路側機器3を図示したが、車載端末1は多くの車両に1台ずつ搭載されており、路側機器3は道路に沿った多くの地点に設置されている。この狭域通信システムをETCに適用する場合には、路側機器3は有料道路の入口、出口、料金所、チェックバリアなどに設置される。また、情報センター11も複数基あってもよい。
【0016】
図2は狭域通信プログラムを示すフローチャートである。このフローチャートにより、第1の実施の形態の動作を説明する。コントローラー4は、ACCスイッチ9がオンするとこの狭域通信プログラムを繰り返し実行する。
【0017】
ステップ1において、狭域通信部2により路車間の狭域通信を実行する。ステップ2では、いずれかの路側機器3と狭域通信が可能な場合は路側機器3が設置されている施設またはその施設の設置地点の識別番号N1を入手する。この狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号は、路側機器3の設置施設または設置地点ごとに割り当てられた識別番号であり、この狭域通信システムをETCに用いる場合には料金所番号となる。
【0018】
ステップ3において、ナビゲーション装置14のデータベース14aから狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に関する情報を検索し、ステップ4で車載データベース14aに施設または地点識別番号N1に関する情報が記憶されている場合はステップ5へ進み、記憶されていなければステップ7へ進む。
【0019】
車載データベース14aに狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に関する情報が記憶されている場合は、ステップ5で車載データベース14aから施設または地点識別番号N1に対応する施設または地点の名称C1を入手し、ステップ6でディスプレイ12に施設または地点名称C1を表示する。このとき、スピーカー13により施設または地点名称C1を放送してもよい。
【0020】
車載データベース14aに狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に関する情報が記憶されていない場合は、ステップ7で、携帯電話機10を介して情報センター11へアクセスし、施設または地点識別番号N1に関する情報の検索を依頼する。
【0021】
センター側データベース11bに狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に関する情報が記憶されている場合はステップ8からステップ9へ進み、情報センター11から施設または地点識別番号N1に対応する施設または地点名称C1を入手する。続くステップ10では、情報センター11から入手した施設または地点名称C1を施設または地点識別番号N1と対応づけて車載データベース14aに記憶し、施設または地点識別番号N1に関する情報を追加、登録する。
【0022】
一方、センター側データベース11bに狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に関する情報が記憶されていない場合は、ステップ8からステップ12へ進み、施設または地点識別番号N1の施設または地点名称が見つからなかった旨をディスプレイ12に表示する。このとき、スピーカー13により放送してもよい。
【0023】
このように、第1の実施の形態によれば、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報(施設または地点の名称)を車載データベース14aから検索し、情報が検索できなかった場合には、携帯電話機10を介して車外の情報センター11から狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を入手し、乗員に報知するとともに、車載データベース14aに追加登録するようにしたので、道路網の整備にともなって狭域通信用路側機器3が新設されても、新設された狭域通信用路側機器3の設置施設または設置地点の情報を自動的に追加登録することができ、利便性が向上する。
【0024】
《発明の第2の実施の形態》
上述した第1の実施の形態では、車載データベース14aに狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報が記憶されていない場合は、携帯電話機を介して情報センター11から施設または地点の識別番号に対応する情報を入手する例を示した。しかし、携帯電話機を車載端末1に接続していなかった場合には、その時点で情報センター11から施設または地点の識別番号に対応する情報を入手することができない。
【0025】
ETCシステムでは、通行料金の収受にICカードを利用しており、料金所などの狭域通信施設を利用した利用履歴情報が記録される。この利用履歴情報には、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号の情報が含まれている。したがって、利用者がICカードに記録されている利用履歴情報の表示を要求したときに、利用した料金所などの狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する施設または地点の名称が分からない場合には、その時点で改めて車載データベース14aから施設または地点の識別番号に対応する情報を検索し、車載データベース14aに情報が記録されていない場合には、携帯電話機を介して情報センター11から情報を入手するようにした第2の実施の形態を説明する。
【0026】
この第2の実施の形態の構成は図1に示す構成を同様であり、説明を省略する。図3は狭域通信プログラムを示すフローチャートである。このフローチャートにより、第3の実施の形態の動作を説明する。なお、図2に示す処理と同様な処理を行うステップに対しては同一のステップ番号を付して相違点を中心に説明する。コントローラー4は、ACCスイッチ9がオンするとこの狭域通信プログラムを繰り返し実行する。
【0027】
ステップ21において、利用者が操作部8により利用履歴表示の要求をしたか否かを確認し、利用履歴表示の要求があるとステップ22へ進む。ステップ22では、ICカードインタフェース部5および暗号処理部7によりICカード6に記憶されている利用履歴情報を読み出し、利用履歴情報の中から狭域通信施設または同施設設置地点の名称欄が空白の施設または地点識別番号N1を入手する。この識別番号N1の狭域通信施設を利用した時点では、携帯電話機10が車載端末1に接続されていなかったか、あるいは携帯電話機10が接続されていたが通信不能により情報センター11から施設または地点識別番号N1に対応する情報を入手できなかったものである。
【0028】
名称などの情報を入手する必要がある狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に対する処理は、上述した図2に示すステップ3〜12の処理と同様であり、説明を省略する。なお、狭域通信施設または同施設設置地点の名称欄が空白の施設または地点識別番号は複数個あってもよく、この場合にはそれぞれの施設または地点識別番号に対して上述した処理を行う。
【0029】
このように、第2の実施の形態によれば、ICカードインタフェース部5および暗号処理部7によりICカード6から読み出した利用履歴(通信履歴)に、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報(施設または地点の名称)が記録されていない場合には、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を車載データベース14aから検索し、情報が検索できなかった場合には、携帯電話機10を介して車外の情報センター11から狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を入手し、乗員に報知するとともに、車載データベース14aに追加登録するようにしたので、道路網の整備にともなって狭域通信用路側機器3が新設されても、新設された狭域通信用路側機器3の設置施設または設置地点の情報を自動的に追加登録することができ、利便性が向上する。また、新たに新設された狭域通信用路側機器3を利用した時点では、携帯電話機10が車載端末1に接続されていなかったか、あるいは携帯電話機10が接続されていたが通信不能により情報センター11から施設または地点番号に対応する情報を入手できなかった場合でも、乗員がICカード6に記録されている通信履歴(利用履歴)の表示要求をした時点でその情報を入手することができる。
【0030】
《発明の第3の実施の形態》
車載データーベースに路側機器通信地点識別番号に対応する地点名称が記憶されていない場合には、ナビゲーション装置により検出した現在位置周辺の狭域通信用路側機器を設置した施設(狭域通信施設)を車載道路地図データベースから検索し、その狭域通信施設または同施設設置地点の名称を表示し、追加登録するようにした第3の実施の形態を説明する。
【0031】
この第3の実施の形態の構成は図1に示す構成と同様であり、説明を省略する。なお、車両の現在位置の検出方法は、ナビゲーション装置14のGPSレシーバー14bにより検出する方法に限定されず、車両の走行距離と進行方位を検出して走行軌跡を演算し、道路地図とマップマッチングを行って現在位置を検出する、いわゆる自律航法で検出してもよい。
【0032】
図4は狭域通信プログラムを示すフローチャートである。このフローチャートにより、第3の実施の形態の動作を説明する。コントローラー4は、ACCスイッチ9がオンするとこの狭域通信プログラムを繰り返し実行する。
【0033】
ステップ41においてナビゲーション装置14により車両の現在位置を検出し、続くステップ42で路側機器3と狭域通信を開始したか否かを確認する。路側機器3と狭域通信を開始したらステップ43へ進み、狭域通信を開始する直前にナビゲーション装置14から入手した現在位置E1をRAM4cに記憶する。
【0034】
ステップ44で路側機器3から狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1を入手する。ステップ45において、ナビゲーション装置14のデータベース14aから施設または地点識別番号N1に関する情報を検索し、ステップ46で車載データベース14aに施設または地点識別番号N1に関する情報が記憶されている場合はステップ47へ進み、記憶されていなければステップ49へ進む。
【0035】
車載データベース14aに狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に関する情報が記憶されている場合は、ステップ47で車載データベース14aから施設または地点識別番号N1に対応する施設または地点の名称C1を入手し、ステップ48でディスプレイ12に施設または地点名称C1を表示する。このとき、スピーカー13により施設または地点名称C1を放送してもよい。
【0036】
車載データベース14aに狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1に関する情報が記憶されていない場合は、ステップ49で、車載データベース14aに記憶されている道路地図データから現在位置E1周辺の狭域通信施設を検索する。ここで、検索対象の狭域通信施設は狭域通信用路側機器を設置している施設であり、例えばETCでは有料道路の入口、出口、料金所が相当する。なお、狭域通信施設の検索範囲は現在位置E1から例えば300mの範囲とする。
【0037】
現在位置E1の周辺に狭域通信施設がある場合はステップ51へ進み、ナビゲーション装置14のデータベース14aに記憶されている道路地図データから狭域通信施設または同施設設置地点の名称C2を入手する。ステップ52では、施設または地点の名称C2を狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1と対応づけて車載データベース14aに記憶し、施設または地点識別番号N1に関する情報を追加、登録する。ステップ53でディスプレイ12に施設または地点名称C2を表示する。このとき、スピーカー13により施設または地点名称C2を放送してもよい。
【0038】
現在位置E1の周辺に狭域通信施設がない場合は、ステップ54で狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号N1の施設または地点名称が見つからなかった旨をディスプレイ12に表示する。このとき、スピーカー13により放送してもよい。
【0039】
このように、第3の実施の形態によれば、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報(施設または地点の名称)を車載データベース14aから検索し、情報が検索できなかった場合には、狭域通信部2,2aにより狭域通信用路側機器3と通信を行ったときにGPSレシーバー14bにより検出された現在位置周辺の狭域通信施設または同施設設置地点に関する情報を車載道路地図データベース14aから検索し、乗員に報知するとともに車載データベース14aに追加登録するようにしたので、広域通信により車外の情報センター11から情報を入手しなくても、新設された狭域通信用路側機器3の設置施設または設置地点の情報を自動的に追加登録することができ、利便性が向上する。
【0040】
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、狭域通信部2およびアンテナ2aが狭域通信手段を、ナビゲーション装置14のデータベース14aが路側機器情報記憶手段および地図記憶手段を、携帯電話機10が広域通信手段を、コントローラー4が制御手段を、GPSレシーバー14bが現在位置検出手段をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
【0041】
上述した一実施の形態では、ナビゲーション装置14のデータベース14aに狭域通信用路側機器3に関する情報を記憶する例を示したが、狭域通信用車載端末1の専用記憶装置を設け、その専用記憶装置に狭域通信用路側機器3に関する情報を記憶するようにしてもよい。
【0042】
上述した一実施の形態では、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する施設または地点の名称を入手し、報知する例を示したが、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報は施設または地点の名称に限らず、施設または地点に関するあらゆる情報を扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 第1の実施の形態の路車間通信プログラムを示すフローチャートである。
【図3】 第2の実施の形態の路車間通信プログラムを示すフローチャートである。
【図4】 第3の実施の形態の路車間通信プログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 狭域通信用車載端末
2 狭域通信部
2a アンテナ
3 狭域通信用路側機器
4 コントローラー
4a CPU
4b ROM
4c RAM
5 ICカードインタフェース部
6 ICカード
7 暗号処理部
8 操作部
9 ACCスイッチ
10 携帯電話機
11 情報センター
11a データ管理サーバー
11b データベース
12 ディスプレイ
13 スピーカー
14 ナビゲーション装置
14a データベース
14b GPSレシーバー
Claims (6)
- 狭域通信用路側機器と狭域通信を行い、狭域通信用路側機器を設置した施設(以下、狭域通信施設という)または同施設設置地点の識別番号を入手する狭域通信手段と、
狭域通信施設または同施設設置地点に関する情報を記憶する路側機器情報記憶手段と、
狭域通信施設または同施設設置地点に関する情報を記憶している車外の情報センターと広域通信を行う広域通信手段と、
狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を前記路側機器情報記憶手段から検索し、情報が検索できなかった場合には、前記広域通信手段を介して前記情報センターから狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を入手し、乗員に報知する制御手段とを備えることを特徴とする狭域通信用車載端末。 - 請求項1に記載の狭域通信用車載端末において、
前記狭域通信手段による通信履歴を記録したICカードから通信履歴を読み出すカード情報読出手段を備え、
前記制御手段は、前記カード情報読出手段によりICカードから読み出した通信履歴に、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報が記録されていない場合には、狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を前記路側機器情報記憶手段から検索し、情報が前記路側機器情報記憶手段から検索できなかった場合には、前記広域通信手段を介して前記情報センターから狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を入手し、乗員に報知することを特徴とする狭域通信用車載端末。 - 請求項1または請求項2に記載の狭域通信用車載端末において、
前記制御手段は、前記情報センターから入手した狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を前記路側機器情報記憶手段に記憶することを特徴とする狭域通信用車載端末。 - 狭域通信用路側機器と狭域通信を行い、狭域通信用路側機器を設置した施設(以下、狭域通信施設という)または同施設設置地点の識別番号を入手する狭域通信手段と、
狭域通信施設または同施設設置地点に関する情報を記憶する路側機器情報記憶手段と、
車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
道路地図情報を記憶する地図記憶手段と、
狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を前記路側機器情報記憶手段から検索し、情報が検索できなかった場合には、前記狭域通信手段により狭域通信用路側機器と通信を行った時点で前記現在位置検出手段により検出された現在位置周辺の狭域通信施設または同施設設置地点に関する情報を前記地図記憶手段から検索し、乗員に報知する制御手段とを備えることを特徴とする狭域通信用車載端末。 - 請求項4に記載の狭域通信用車載端末において、
前記制御手段は、前記地図記憶手段から検索した狭域通信施設または同施設設置地点の識別番号に対応する情報を前記路側機器情報記憶手段に記憶することを特徴とする狭域通信用車載端末。 - 請求項1〜5のいずれかの項に記載の狭域通信用車載端末において、
狭域通信施設または同施設設置地点に関する情報には、狭域通信施設または同施設設置地点の名称が含まれることを特徴とする狭域通信用車載端末。
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