JP3956616B2 - シート部材の加工方法およびそれを用いた可動接点体連の製造方法 - Google Patents

シート部材の加工方法およびそれを用いた可動接点体連の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子機器への部品の貼付け等に使用される両面に粘着剤を有するシート部材の加工方法およびそれを用いた可動接点体連の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種電子機器の小型軽量化および低価格化が進展し、それに搭載されるスイッチとしても、複数の可動接点が絶縁性シートに保持された可動接点体の形態のものがよく使用されるようになってきた。
【0003】
そして、この可動接点体においても、機器メーカおよび部品メーカ共に連続的な生産を可能とするために、フープ状の連結帯に可動接点体が所定ピッチで配されて構成される可動接点体連が好まれて使用されている。
【0004】
以下に、この種の従来の可動接点体連について説明する。
【0005】
図11は従来の可動接点体連の完成斜視図、図12は同分解斜視図である。
【0006】
同図において、1は円形ドーム状に形成された弾性金属薄板製の可動接点、2は可動接点1が挿入される孔2Aが所定の位置に複数個設けられた絶縁性シートであり、可動接点1は、絶縁性シート2のそれぞれの孔2A内に配されている。
【0007】
そして、3は、下面に粘着剤が塗布された可撓性を有する絶縁性フィルムからなる小片シートで、絶縁性シート2の孔2Aのそれぞれに対して、その孔2Aを覆うように、絶縁性シート2の上面に、その下面の粘着剤で貼り付けられている。
【0008】
また、可動接点1の中央頂点部1Aも小片シート3の下面の粘着剤により粘着保持されており、これにより可動接点1は絶縁性シート2に対して所定位置に装着保持されている。
【0009】
そして、絶縁性シート2の上面の所定位置には、セパレータ4付の粘着部材5が粘着固定されている。
【0010】
この粘着部材5は、中央の基材部5Aの上下面にそれぞれ粘着剤5B,5Cが塗布されて構成されたものとなっており、その下面の粘着剤5Cで絶縁性シート2上に粘着固定されていると共に、その上面の粘着剤5Bによってセパレータ4が粘着固定されている(図11には、粘着剤5B,5Cは図示せず)。
【0011】
このセパレータ4は、周囲の部材等に上面の粘着剤5Bが不用意に粘着することを防止するために設けられているものである。
【0012】
そして、この可動接点1、絶縁性シート2、小片シート3および粘着部材5によって、粘着部材付可動接点体11が構成されている。
【0013】
そして、この粘着部材付可動接点体11は、保管や輸送時において可動接点1の空気中のガスによる腐食や異物の付着を防止するため、帯状の絶縁シート製の保護シート6上に、保護シート6の側部に設けられたパイロット孔6Aに対応させて所定のピッチで配列されている。
【0014】
つまり、この保護シート6が連続した連結帯となっており、これらで上記の粘着部材付可動接点体11が複数個配された可動接点体連12が構成されている。
【0015】
このように構成された可動接点体連12は、まず、粘着部材付可動接点体11を保護シート6から剥がして個別の状態に取り出し、次に粘着部材5からセパレータ4を剥がして、その粘着部材5の上面の粘着剤5Bにより各種電子機器の所定部分に貼り付けて使用されるものであった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のものにおいては、粘着部材付可動接点体11の製造時にセパレータ4付の粘着部材5を1枚ずつ貼り付けていたので製造工数がかかり、また使用機器への装着時にも、粘着部材5のセパレータ4を1枚ずつ剥がさなければならず、作業工数を多く必要とするものであった。
【0017】
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、基材部の上下面にそれぞれ粘着剤によってセパレータが粘着されている帯状のシート部材から、所定形状の粘着部材をその帯状の状態を維持したままで形成できるシート部材の加工方法およびそれを用いた可動接点体連の製造方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
【0019】
本発明の請求項1に記載の発明は、上下面に粘着剤が塗布された絶縁フィルム製の基材部に、上記上下面の粘着剤によって、上記粘着剤面側に離型処理が施された絶縁フィルム製の第一および第二セパレータがそれぞれ異なる剥離強度で貼り付けられたシート部材に対して、上記第一セパレータの上方から上記第二セパレータ側に向けて、所定形状の外周の一部の形状に対応する第一切断歯により第一セパレータ、上面の粘着剤、基材部、下面の粘着剤の四層のみに切断加工を施し、また、上記第二セパレータの下方から上記第一セパレータ側に向けて、上記第一切断歯と共同して上記所定形状を形成するように、上記所定形状の外周の残部の形状に対応する第二切断歯により第二セパレータ、下面の粘着剤、基材部、上面の粘着剤の四層のみを切断加工することにより、上記第一、第二セパレータに挟まれた基材部およびその上下面の粘着剤のみを上記所定形状の外形に切断加工するシート部材の加工方法としたものであり、第一および第二セパレータが所定形状で切断されることなく帯状に連続した状態のままで、その第一および第二セパレータに挟まれた基材部およびその上下面の粘着剤のみを所定形状の外形に切断加工することができ、この加工を施したものを用いて、つまりその所定形状に加工された基材部およびその上下面の粘着剤からなる粘着部材のみを一方側のセパレータ上に残すようにして他方側のセパレータを連続して剥がし、これを上記粘着部材と同一ピッチで帯状の連結帯上に配された製品(例えば可動接点体)に連続的に貼り合わせることにより、粘着部材付きの製品が所定ピッチで帯状の連結帯上に配されたもの(例えば可動接点体連)を少ない製造工数で効率よく連続して製造できるという作用を有する。
【0020】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、シート部材に、あらかじめ、第一切断歯によって加工形成される切断加工線の端部と第二切断歯によって加工形成される切断加工線の端部とを含む貫通孔を設けておくようにしたものであり、第一および第二切断歯による切断加工線を貫通孔を介して確実に連結させることができるので、粘着部材の外形形状を確実に形成できるという作用を有する。
【0021】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、シート部材に対して、第一切断歯と第二切断歯とが、互いに交差する位置を持つように切断加工を施すものであり、請求項2記載の発明による作用と同様の作用を有すると共に、切断加工線のみという少ない面積でその粘着部材の外形形状を確実に形成でき、このため所定角度の角部が必要な形状のものであっても容易に形成できるという作用を有する。
【0022】
請求項4に記載の発明は、基材部に対して第一セパレータよりも弱い剥離強度で第二セパレータが貼り付けられたシート部材を用い、請求項1記載のシート部材の加工方法により上記シート部材の基材部およびその上下面の粘着剤のみを所定形状の外形に切断加工する第一工程と、上記シート部材の第二セパレータ並びに不要な部分となる下面の粘着剤、基材部、上面の粘着剤の四層を連続して剥がし取って、上記所定形状の外形に切断加工された上面の粘着剤、基材部、下面の粘着剤で構成される粘着部材が所定ピッチで上記上面の粘着剤によって上記第一セパレータに粘着保持された粘着部材付シートを形成する第二工程と、絶縁性シートに可動接点を保持した可動接点体が、上記粘着部材の配置ピッチと同一ピッチで連結帯に配列された可動接点体連に対して、上記粘着部材付シートを、上記可動接点体と上記粘着部材とを対応させるようにして上記粘着部材の表出している上記下面の粘着剤で貼り合わせる第三工程とを含む可動接点体連の製造方法としたものであり、粘着部材を連続して可動接点体に粘着固定できるため、製造コストが低減でき、かつ、その使用時にも粘着部材付シートの第一セパレータを連続的に剥がすことにより、粘着部材の上面の粘着剤が表出した状態の粘着部材付きの可動接点体が所定ピッチで配されたものにできるため、連続して粘着部材付きの可動接点体を取り出して、その粘着部材の表出した粘着剤により上記可動接点体を各種電子機器に容易に貼り付け装着できる等、各種の作業工数を大幅に低減させることができるという作用を有する。
【0023】
請求項5に記載の発明は、請求項4記載の発明において、シート部材を加工する第一工程の、第一セパレータの上方から第二セパレータ側に向けて切断加工する第一切断歯による切断加工線が、粘着部材付シートを形成する第二工程の、上記シート部材の第二セパレータ並びに不要な部分となる下面の粘着剤、基材部、上面の粘着剤の四層を連続して剥がし取る方向に対して、略平行関係に設けられるものであり、粘着部材付シートを形成する第二工程において、第一セパレータにある切断加工線が、その剥がし取る方向と略平行な状態であるため、剥がし取る四層のものに対して腰が弱い状態となり易い第一セパレータの切断加工線からの第一セパレータの裂けや破れ等の発生を低減させることができる上、第一工程でシート部材の搬送方向に対して平行関係に上記第一セパレータの切断加工線が形成されるようにすることにより、その加工済みのシート部材をロール状に巻き取る際にも、その切断加工線からの剥がれ等に起因する引っ掛かり等を少なくできて安定して高品質のものを製造することができるという作用を有する。
【0024】
請求項6に記載の発明は、請求項4記載の発明において、シート部材を加工する第一工程の、第一セパレータの上方から第二セパレータ側に向けて第一切断歯による切断加工を施した後に、上記第一セパレータの外面側の切断加工線を覆うように、上記第一セパレータに重ねて補強部材を装着するようにしたものであり、いずれの箇所も切断されていない補強部材が第一セパレータに重ねて装着されているため、搬送時に安定して搬送できるものにできると共に、粘着部材付シートを形成する第二工程において、第二セパレータ並びに不要な部分となる下面の粘着剤、基材部、上面の粘着剤の四層を連続して剥がし取る際に、第一セパレータにある切断加工線が、補強部材で覆われているため、第一セパレータの切断加工線からの不用意な第一セパレータの裂けや破れ等の発生を低減させることができるという作用を有する。
【0025】
請求項7に記載の発明は、請求項6記載の発明において、シート部材を加工する第一工程において、まず第一セパレータの上方から第2セパレータ側に向けて第一切断歯により切断加工を施して、その第一セパレータの外面側の切断加工線を覆うように、上記第一セパレータに重ねて補強部材を装着し、続いて第二セパレータの下方から第一セパレータ側に向けて第二切断歯により切断加工を施すようにしたものであり、請求項6記載の発明による作用に加えて、第一セパレータに重ねて補強部材を装着した後で第二切断歯により切断加工を施すようにしたので、所定位置で切断加工されている第一セパレータ側の不用意な微小な動きを無くせて、第二切断歯による切断加工を安定した状態で精度よく行うことができ、より高精度のものを容易に製造できるという作用を有する。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本実施の形態について図面を用いて説明する。
【0027】
なお、従来の技術の項と同一部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0028】
(実施の形態1)
実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1〜5記載の発明について説明する。
【0029】
図1〜図4は、本発明の第一の実施の形態によるシート部材の加工方法を説明する図であり、まずこれらの図面を用いて、所望の形状の粘着部材30をシート部材31から加工形成する方法について説明する。
【0030】
なお、各図面については、各粘着剤の層を視認できるように、厚めに誇張して記載している。
【0031】
まずシート部材31として、図1の斜視図に示すように、帯状の絶縁フィルムからなる基材部32の上下面にそれぞれ粘着剤33A,33Bが塗布され、その粘着剤33A,33B面に対応する側に各々離型処理が施された帯状の第一および第二セパレータ34および35が貼り付けられたものを準備する。
【0032】
なお、このシート部材31は、基材部32に対する粘着剤33A,33Bの粘着力が最も強く設定されており、次に第一セパレータ34と上面側の粘着剤33Aとの間の粘着強度が強く、第二セパレータ35と上面側の粘着剤33Bとの間の粘着力は最も弱く設定されたものとなっている。
【0033】
このシート部材31に対して、図2の斜視図に示すように、その側部に搬送方向に対して平行に、所定のピッチのパイロット孔36を設けると共に、そのパイロット孔36に対応させて所望の粘着部材30の外形(図2中に一点鎖線で記載)の角部となる部分に貫通孔37を設ける。
【0034】
また、貫通孔37の形成と共に上記粘着部材30となる部分内の不要部分38も所定形状に打抜いて除去する。
【0035】
続いて、図3の斜視図に示すように、第一セパレータ34の上方から第二セパレータ35側に向けて、上記所望の粘着部材30(図3中に一点鎖線で記載)の外周の一部の形状に対応するように構成された第一切断歯50により、第一セパレータ34、上面の粘着剤33A、基材部32、下面の粘着剤33Bの四層のみに切断加工を施す。
【0036】
このとき、第一切断歯50の端部は、貫通孔37内に位置するように対応させてある。
【0037】
また、図3に示すように、第一切断歯50は、シート部材31の搬送方向に対して所定角度範囲内の略平行関係の切断加工線が加工形成される歯形状となっている。
【0038】
上記所定角度とは、30°前後であり、この範囲内であれば後述作業によって得られる効果も大きい。
【0039】
なお、上記第一切断歯50による切断加工済みのシート部材31を、次工程に移動する際にロール状に巻き取る場合でも、その切断加工線は、巻取り方向に略平行な関係に設けられるため、その巻取り時における切断加工線からの剥がれ等に起因する引っ掛かり等を少なくでき、安定して高品質のものを製造できる。
【0040】
続いて、図4の斜視図に示すように、第二セパレータ35の下方から第一セパレータ34側に向けて上記第一切断歯50および上記貫通孔37と共同して閉じられた上記所望の粘着部材30の外周を形成できるように、その残部の形状に対応させて構成された第二切断歯51により、第二セパレータ35、下面の粘着剤33B、基材部32、上面の粘着剤33Aの四層のみを切断加工する。
【0041】
これにより、第一および第二セパレータ34および35は、上記粘着部材30の形状で切断されることなく連続したままで、上記第一および第二セパレータ34および35に挟まれた基材部32およびその上下面の粘着剤33A,33Bのみが所望の粘着部材30の外形に切断加工される。
【0042】
このとき、貫通孔37は、第一および第二切断歯50および51の端部となる部分、つまり両者による切断加工線の交点に対応する位置に設けられているため、両者の切断加工線は確実に連結され、所望の粘着部材30の外形が確実に形成されることとなる。
【0043】
なお、上記の場合においては、第一および第二切断歯50および51が上記切断加工時に接触しないようにできるので、第一および第二切断歯50および51を同時に移動させて切断加工を行うようにしてもよい。
【0044】
また、上記貫通孔37を設けずとも、第一および第二切断歯50および51を交差させるものとしてもよく、この場合には、第一および第二切断歯50および51による切断工程は二回に分けて行わなければならないが、切断加工線のみという少ない面積で所望の粘着部材30の外形形状を確実に形成できるので、所定角度の角部が必要なものであっても容易かつ効率良く加工形成できる。
【0045】
次に、上記切断加工済みのシート部材31の使用方法について、従来の技術の項と同様に可動接点体連に用いる場合を例として説明する。
【0046】
まず、上記切断加工済みのシート部材31に対し、図5(a)の斜視図に示すように、上記粘着部材30を構成している以外の第二セパレータ35部分、並びに上記粘着部材30以外の不要部分である下面の粘着剤33B、基材部32、上面の粘着剤33Aの合計四層の部分を持って、第一セパレータ34から一度にシート部材31の搬送方向に対して逆方向に引き剥がす。
【0047】
このとき、第二セパレータ35と下面の粘着剤33Bとの剥離強度はシート部材31中で最も弱く設定されているため、上記加工方法によって外形が閉じられた状態に切断加工された上面の粘着剤33A、基材部32、下面の粘着剤33Bからなる粘着部材30は、第一セパレータ34側に粘着された状態を維持して第二セパレータ35から剥がれることとなる。
【0048】
また、第一セパレータ34には離型処理が施されているために、粘着部材30以外の不要な部分は、確実に第二セパレータ35側に粘着した状態で剥がし取ることができると共に、その作業は、第二セパレータ35が粘着部材30の外形で切断されていないので、連続的に効率良く行うことができる。
【0049】
また、上述のごとく第一セパレータ34から一度に他の四層部分を引き剥がす際に、帯状の部材として残る切断加工線が形成された腰が弱い状態となり易い第一セパレータ34に少し負荷が加わり、第一セパレータ34の切断加工線からの第一セパレータ34の裂けや破れ等の発生が勘案されるが、上述のごとく第一セパレータ34に形成された切断加工線は、シート部材31の搬送方向と所定角度範囲内の略平行関係に設けられると共に、シート部材31の搬送方向とは逆方向という略平行関係で他の四層部分を引き剥がすようにしているため、第一セパレータ34の切断加工線からの第一セパレータ34の裂けや破れ等の発生を少なくでき、高品質のものを安定して製造できる。
【0050】
このようにして、図5(b)に示す粘着部材30が第一セパレータ34に所定ピッチで配列されて粘着固定された帯状の粘着部材付シート39を形成する。
【0051】
そして、上記作業と平行して、上記粘着部材付シート39を貼り合わせるための可動接点体連40(図6(a),(b)参照)を準備する。
【0052】
この可動接点体連40は、同図に示すように、帯状の連結帯である保護シート6上に所定のピッチで可動接点体41が粘着固定されたものとなっており、この保護シート6と各々の可動接点体41との粘着力は、上述の粘着部材付シート39の第一セパレータ34と粘着部材30との間の粘着力よりも大きいものになっている。
【0053】
そして、この可動接点体41は、同図(b)に示すように、円形ドーム状に形成された弾性金属薄板製の可動接点1が、絶縁性シート2の複数の孔2A内にそれぞれ配されると共に、それぞれの孔2Aを覆うように可撓性を有する絶縁製フィルムからなる小片シート3が、絶縁性シート2上にその下面の粘着剤により貼り付けられたものとなっており、上記それぞれの可動接点1の中央頂点部1Aは、各々に対応する小片シート3の粘着剤で粘着保持されている。
【0054】
なお、上述のごとく粘着部材付シート39の粘着部材30は、パイロット孔36に対応していると共に、それぞれは上記可動接点体41に対応する所定形状に形成されたものとなっている。
【0055】
また、この可動接点体41は、保護シート6に設けられたパイロット孔6Aに対応して配列されており、この保護シート6のパイロット孔6Aと上記粘着部材付シート39のパイロット孔36とは同一ピッチで配されている。
【0056】
そして、次に図7(a)の斜視図に示すように、粘着部材30の表出した下面の粘着剤33Bで、粘着部材付シート39の粘着部材30を、可動接点体連40の可動接点体41上の所定位置に粘着保持させるように、上記パイロット孔36と6Aとを基準として重ね合わせていき、両者を貼り合わせていく。
【0057】
このときに、粘着部材30の粘着剤33Bと可動接点体41との間の粘着力は、保護シート6と可動接点体41との間の粘着力よりも強い粘着強度で粘着されるように設定されている。
【0058】
そして、この作業によって、粘着部材30が可動接点体41上の所定位置に粘着された粘着部材付可動接点体42が所定ピッチで順次形成されていくこととなると共に、この粘着部材付可動接点体42が第一セパレータ34および保護シート6により挟み込まれた状態の可動接点体連43が形成されていく(図7(b)参照)。
【0059】
そして、上記作業は粘着部材付シート39の第一セパレータ34および可動接点体連40の保護シート6が共に帯状のものであるため、貼り合わせ工数が少なくて済み、連続的に可動接点体連43を生産することが可能である。
【0060】
また、このようにして形成された可動接点体連43は、粘着部材付可動接点体42の上下面が所定の帯状部材でそれぞれ覆われたものにできるので、粘着部材付可動接点体42を保護した状態で輸送や保管ができるものとなる。
【0061】
そして、この可動接点体連43を使用する際には、図8の斜視図に示すように、まず第一セパレータ34のみを連続的に剥がしていき、各々の粘着部材30の粘着剤33Aを効率良く表出させていく。
【0062】
このときに、粘着部材付可動接点体42は、上記に説明したそれぞれの粘着力の差によって保護シート6側に残り、この粘着部材付可動接点体42を保護シート6から剥がして使用機器の所定部分に粘着部材30の粘着剤33Aによって粘着させて装着する。
【0063】
なお、上記の使用時においても、可動接点体43の保護シート6および第一セパレータ34は共に連続した帯状のもので構成されているために、連続的に第一セパレータ34を剥がすことができて粘着部材付可動接点体42を効率良く取り出せて使用機器に貼り付け装着することが可能となる。
【0064】
また、この使用時においても、第一セパレータ34の切断加工線に対して所定角度範囲内の略平行関係の方向に向けて第一セパレータ34を連続的に剥がしていくことにより、第一セパレータ34の裂けや破れ等の発生を低減でき、粘着部材付可動接点体42を容易に使用することができる。
【0065】
(実施の形態2)
実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項6および請求項7記載の発明について説明する。
【0066】
本実施の形態は、実施の形態1によるシート部材の加工方法において、より安定した状態でシート部材31から所望の形状の粘着部材30を加工できるようにしたものであり、上述の実施の形態1と同一の部分については、説明を省略する。
【0067】
本実施の形態によるものは、まず、図1の斜視図に示すシート部材31を準備して、そのシート部材31にパイロット孔36、貫通孔37を設けると共に、上記粘着部材30となる部分内の不要部分38を打抜いて除去した図2の斜視図に示す状態にシート部材31を加工し、さらにその状態のシート部材31に対して、図3の斜視図に示すように、第一セパレータ34の上方から第二セパレータ35側に向けて第一切断歯50により、第一セパレータ34、上面の粘着剤33A、基材部32、下面の粘着剤33Bの四層のみに切断加工を施すことまでは、実施の形態1による場合と同じであるため、詳細な説明は省略する。
【0068】
そして、本実施の形態によるものにおいては、上記図3の状態に加工されたシート部材31に対し続けて図9の斜視図に示すように、第一セパレータ34の上方から、第一セパレータ34側に加工形成された切断加工線、およびそれと連結している貫通孔37や事前に打抜かれた不要部分38の箇所をも含めて覆うように、帯状のフィルム等からなる可撓性を有する補強部材60を、その補強部材60下面に形成された粘着剤60Aで装着する点が異なるものである。
【0069】
つまり、これによって得られるものは、いずれの箇所も切断等されていない帯状の補強部材60が、シート部材31の第一セパレータ34の上方に重ねて装着されているものになるため、シート部材31は腰が強くなり、その後のシート部材31の搬送時の蛇行等が低減できて安定して搬送できるものとなる。
【0070】
続いて、上記補強部材60が装着されたシート部材31に対して、第二セパレータ35の下方から第一セパレータ34側に向けて第二切断歯51により、第二セパレータ35、下面の粘着剤33B、基材部32、上面の粘着剤33Aの四層のみを切断加工を施して、上記第一切断歯50および上記貫通孔37と共同して閉じられた上記所望の粘着部材30の外周を形成することも実施の形態1の場合と同じであるため、詳細な説明を省略する。
【0071】
なお、この切断加工時にも、シート部材31は、その第一セパレータ34の上方に帯状の補強部材60が重ねて装着されているため、所定位置で切断加工等されている第一セパレータ34側の不用意な微小な動きを無くせて、第二切断歯51による切断加工を安定した状態で精度よく行うことができ、より高精度なものを容易に製造できる。
【0072】
このように、本実施の形態によるシート部材の加工方法によると、補強部材60を必要とするものではあるが、安定した製造状態を実現できるものであるため、高精度で加工された高品質のものを容易に連続生産できるという効果が得られるものである。
【0073】
また、このようにして形成された上記補強部材60付きのシート部材31は、実施の形態1の場合と同様で可動接点体連40等に用いる場合には、上記粘着部材30を構成している以外の第二セパレータ35部分、並びに上記粘着部材30以外の不要部分である下面の粘着剤33B、基材部32、上面の粘着剤33Aの合計四層の部分を持って一度に第一セパレータ34から引き剥がして粘着部材付シート61とし、図10の斜視図に示すように、対応する可動接点体連40に貼り合わせて使用することも、実施の形態1による場合と同じであるため、その詳細な説明を省略する。
【0074】
なお、この第一セパレータ34から他の四層を一度に引き剥がす際にも、第一セパレータ34にある切断加工線等は補強部材60で覆われて補強されているため、第一セパレータ34の切断加工線等からの不用意な第一セパレータ34の裂けや破れ等の発生は実施の形態1によるものに対して非常に低減化されるようにできることから、その引き剥がし作業の高速化も可能となるものである。
【0075】
また、上記補強部材60付きの粘着部材付シート61が可動接点体連40に貼り合わされて構成された可動接点体連62においては、第一セパレータ34に設けられることとなる切断加工線、およびそれと連結している貫通孔37や事前に打抜かれた不要部分38の箇所を補強部材60で覆うようにできるため、補強部材60付きの第一セパレータ34と保護シート6との間に、粘着部材付可動接点体42を気密性高く保護できるようになり、その接点部分を含めて長期に亘って高品質な状態を保証できるものとなる。
【0076】
さらに、その可動接点体連62の使用時においても、第一セパレータ34を剥がす際に、第一セパレータ34は補強部材60で補強されているため、剥がし易くなり、その使用時の工数削減にも寄与できる。
【0077】
なお、本実施の形態に説明したように、シート部材31の第一セパレータ34の上方から第二セパレータ35側に向けて第一切断歯50によって所定の切断加工を施した後、すぐに補強部材60を第一セパレータ34に装着すると、その後の製造工程およびそれを用いた使用製品の使用時などを含め、全ての過程で第一セパレータ34が補強部材60で補強されることに起因する特有の効果が得られることとなるが、その補強部材60は、必要に応じて上記以外のタイミングで装着して、その後の過程において同様の効果を得るようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】
以上のように本発明によるシート部材の加工方法を用いることにより、基材部の両面にそれぞれ第一および第二セパレータが粘着されたシート部材から、帯状の状態のままで容易に所定形状の粘着部材を切断形成することができるという有利な効果が得られる。
【0079】
また、その切断加工済みのシート部材を用いることにより、可動接点体連の製造工数を容易に低減させることができ、しかも、使用機器への装着時の作業効率も容易に向上させることができるという効果も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態によるシート部材の加工方法を説明する図であって使用するシート部材の斜視図
【図2】同貫通孔等を設けた状態を示す斜視図
【図3】同第一切断歯により加工する状態を示す斜視図
【図4】同第二切断歯により加工する状態を示す斜視図
【図5】(a)同加工方法で形成されたシート部材を粘着部材付シートに形成する状態を示す斜視図
(b)同形成された粘着部材付シートの下方からの外観斜視図
【図6】(a)同粘着部材付シートを貼り合わせるための可動接点体連の完成斜視図
(b)同分解斜視図
【図7】(a)同粘着部材付シートと可動接点体連とを貼り合わせる状態を示す斜視図
(b)同貼り合わせ後の完成斜視図
【図8】同使用時の状態を示す斜視図
【図9】本発明の第二の実施の形態によるシート部材の加工方法を説明する図であって補強部材を装着する状態を示す斜視図
【図10】同補強部材が装着された粘着部材付シートと可動接点体連を貼り合わせる状態を示す斜視図
【図11】従来の可動接点体連の完成斜視図
【図12】同分解斜視図
【符号の説明】
1 可動接点
1A 中央頂点部
2 絶縁性シート
2A 孔
3 小片シート
6 保護シート
6A,36 パイロット孔
30 粘着部材
31 シート部材
32 基材部
33A,33B 粘着剤
34 第一セパレータ
35 第二セパレータ
37 貫通孔
38 不要部分
39,61 粘着部材付シート
40,43,62 可動接点体連
41 可動接点体
42 粘着部材付可動接点体
50 第一切断歯
51 第二切断歯
60 補強部材
60A 粘着剤

Claims (7)

  1. 上下面に粘着剤が塗布された絶縁フィルム製の基材部に、上記上下面の粘着剤によって、上記粘着剤面側に離型処理が施された絶縁フィルム製の第一および第二セパレータがそれぞれ異なる剥離強度で貼り付けられたシート部材に対して、上記第一セパレータの上方から上記第二セパレータ側に向けて、所定形状の外周の一部の形状に対応する第一切断歯により第一セパレータ、上面の粘着剤、基材部、下面の粘着剤の四層のみに切断加工を施し、また、上記第二セパレータの下方から上記第一セパレータ側に向けて、上記第一切断歯と共同して上記所定形状を形成するように、上記所定形状の外周の残部の形状に対応する第二切断歯により第二セパレータ、下面の粘着剤、基材部、上面の粘着剤の四層のみを切断加工することにより、上記第一、第二セパレータに挟まれた基材部およびその上下面の粘着剤のみを上記所定形状の外形に切断加工するシート部材の加工方法。
  2. シート部材に、あらかじめ、第一切断歯によって加工形成される切断加工線の端部と第二切断歯によって加工形成される切断加工線の端部とを含む貫通孔を設けておくようにした請求項1記載のシート部材の加工方法。
  3. シート部材に対して、第一切断歯と第二切断歯とが、互いに交差する位置を持つように切断加工を施す請求項1記載のシート部材の加工方法。
  4. 基材部に対して第一セパレータよりも弱い剥離強度で第二セパレータが貼り付けられたシート部材を用い、請求項1記載のシート部材の加工方法により上記シート部材の基材部およびその上下面の粘着剤のみを所定形状の外形に切断加工する第一工程と、上記シート部材の第二セパレータ並びに不要な部分となる下面の粘着剤、基材部、上面の粘着剤の四層を連続して剥がし取って、上記所定形状の外形に切断加工された上面の粘着剤、基材部、下面の粘着剤で構成される粘着部材が所定ピッチで上記上面の粘着剤によって上記第一セパレータに粘着保持された粘着部材付シートを形成する第二工程と、絶縁性シートに可動接点を保持した可動接点体が、上記粘着部材の配置ピッチと同一ピッチで連結帯に配列された可動接点体連に対して、上記粘着部材付シートを、上記可動接点体と上記粘着部材とを対応させるようにして上記粘着部材の表出している上記下面の粘着剤で貼り合わせる第三工程とを含む可動接点体連の製造方法。
  5. シート部材を加工する第一工程の、第一セパレータの上方から第二セパレータ側に向けて切断加工する第一切断歯による切断加工線が、粘着部材付シートを形成する第二工程の、上記シート部材の第二セパレータ並びに不要な部分となる下面の粘着剤、基材部、上面の粘着剤の四層を連続して剥がし取る方向に対して、略平行関係に設けられる請求項4記載の可動接点体連の製造方法。
  6. シート部材を加工する第一工程の、第一セパレータの上方から第二セパレータ側に向けて第一切断歯により切断加工を施した後に、上記第一セパレータの外面側の切断加工線を覆うように、上記第一セパレータに重ねて補強部材を装着するようにした請求項4記載の可動接点体連の製造方法。
  7. シート部材を加工する第一工程において、まず第一セパレータの上方から第二セパレータ側に向けて第一切断歯により切断加工を施して、その第一セパレータの外面側の切断加工線を覆うように、上記第一セパレータに重ねて補強部材を装着し、続いて第二セパレータの下方から第一セパレータ側に向けて第二切断歯により切断加工を施すようにした請求項6記載の可動接点体連の製造方法。
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