JP3954704B2 - クランプ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ワークピースや金型などの被固定物をワークパレットやテーブルなどの支持台に引っ張って固定する形式のクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般のクランプ装置は、支持台に載置した被固定物の周囲にクランプ具を配置して、そのクランプ具によって被固定物を支持台に押圧するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来のクランプ装置は、被固定物の周囲にクランプ具を配置したので、その被固定物の周囲の作業スペースがクランプ具によって狭められるという問題があった。
本発明の目的は、上記の問題点を改善するためのクランプ装置を提案することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、例えば、図1から図4、図5から図8、または、図9から図14の各図に示すように、クランプ装置を次のように構成した。
ハウジング11内に筒状のプルロッド12を軸心方向へ移動自在に挿入して、上記ハウジング11外へ突出させた上記プルロッド12の先端部を被固定物1の段付き穴2に嵌合可能に構成し、
上記のプルロッド12の先端部に周方向へ所定の間隔をあけて配置した複数の係合具13を、半径方向の外方の突出位置Xと半径方向の内方の後退位置Yとに移動自在な状態で同上プルロッド12に支持し、
上記プルロッド12の筒孔12aに挿入した操作具26と同上プルロッド12とを軸心方向へ相対移動させることによって、上記の係合具13を上記の後退位置Yから上記の突出位置Xへ切換え可能に構成し、
クランプ駆動時には上記プルロッド12をクランピング機構Mによって基端部へ向けて引っ張り可能に構成し
前記クランピング機構Mが、前記ハウジング11のガイド孔15に軸心方向へ移動自在に挿入した環状の駆動部材16を備え、その駆動部材16の筒孔16aに環状隙間22をあけて前記プルロッド12を挿入したものである。
【0005】
本発明は、例えば、同上の図1と図2に示すように、次のように作用する。
図1のアンクランプ状態では、操作具26に対してプルロッド12が上昇しており、係合具13が後退位置Yへ切換えられている。
クランプ時には、まず、上記プルロッド12に被固定物1の段付き穴2を嵌合させ、その後、そのプルロッド12をクランピング機構M(ここでは駆動部材16のピストン17)によって下降させていく。
すると、まず、上記の操作具26に対して上記プルロッド12が下降して、上記の係合具13を半径方向の外方へ突出させ、次いで、図2に示すように、その突出位置Xの係合具13が段付き穴2の下段部8に接当する。これにより、上記クランピング機構Mがプルロッド12と係合具13とを順に介して被固定物1を下向きに引っ張って、その被固定物1の被固定面Rを支持面Sに固定する。
上記の図2のクランプ状態から図1のアンクランプ状態への切換えは、上記とはほぼ逆の手順で行われる。
【0006】
従って、本発明は次の効果を奏する。
前記クランプ状態においては、被固定物1の六面のうちの被固定面Rを除いた五面を開放できる。このため、その被固定物がワークピースの場合には、上記クランプ状態のままで上記の五面を連続して加工でき、機械加工の能率が飛躍的に向上する。また、上記の被固定物が金型の場合には、その金型の周囲のスペースが狭められないので、金型交換時の作業性が向上する。
【0007】
上記の被固定物は、段付き穴を形成するだけでよく、クランピング用のアタッチメントを突出させる必要がない。このため、その被固定物のハンドリングが容易である。また、筒状のプルロッド内に操作具を挿入したので、そのプルロッドに十分な引っ張り強度を確保することとクランプ装置をコンパクトに造ることとを両立できる。さらに、上記プルロッドと操作具との相対移動によって係合具の位置を切換えできるので、その切換え構造が簡素となって、クランプ装置をさらにコンパクトに造れる。そのうえ、上記プルロッドの先端部に係合具を支持したので、その係合具の脱落を防止して、クランピングとアンクランピングとを確実に行える。
また、前記の目的を達成するため、請求項6の発明 ( 例えば図5と図6を参照 ) に示すようにクランプ装置を構成してもよい。その請求項6の発明は、上記の請求項1の発明とほぼ同様の作用効果を奏する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態を図1から図4によって説明する。まず、図1及び図2と図4によって、上記クランプ装置によって被固定物がクランピングされる手順を説明する。図1はアンクランプ状態を示し、図2はクランプ状態を示し、図4 (A)(B)は作動説明用の模式図である。
【0009】
図4(A)において、符号1は、マシニングセンタによって加工されようとするワークピース(被固定物)1で、そのワークピース1の前後上下左右の六面のうちの上面に、予め基準面(被固定面)Rが機械加工される。次いで、その基準面Rに複数の段付き穴2及びガイド穴3が形成される(ここでは二つずつだけ示してある)。
図4(B)において、符号4は、上記ワークピース1を支持するためのワークパレットである。そのワークパレット4には複数のクランプ装置5及びガイドピン6を固定しており(ここでは二つずつだけ示してある)、上記クランプ装置5のハウジング11の上面によって、上記ワークピース1を受け止める支持面Sを構成してある。
【0010】
上記パレット4に上記ワークピース1を固定するときには、同上の図4(B)に示すように、まず、図4(A)の姿勢のワークピース1を上下逆の姿勢にし、その逆姿勢のワークピース1を下降させていく。すると、まず、前記ガイド穴3・3が前記ガイドピン6・6に嵌合していき、次いで、前記の段付き穴2・2が前記クランプ装置5のプルロッド12・12に嵌合していく。これにより、図4(B)中の二点鎖線図および図1に示すように、上記ワークピース1の基準面Rが上記の支持面S・Sによって受け止められる。
【0011】
次いで、上記の各クランプ装置5を後述のクランピング機構Mによってクランプ駆動する。すると、図2に示すように、上記プルロッド12の先端に支持した複数の係合ボール(係合具)13が前記の段付き穴2の下段部8に係合し、上記プルロッド12と係合ボール13を介して上記の下段部8を下向きに引っ張り、これにより、上記ワークピース1を上記の支持面S・Sに固定する。
引き続いて、上記パレット4をマシニングセンタ内へ搬入し、その後、そのワークピース1の六面のうちの基準面Rを除いた五面を上記マシニングセンタによって連続的に加工する。
上記の加工が完了すると、まず、上記マシニングセンタからワークパレット4を搬出し、次いで、前述のクランプ状態を解除して上記パレット4から上記ワークピース1を取り外すのである。
【0012】
次に、図1と図2によって、上記クランプ装置5の詳細な構造を説明する。
前記ハウジング11のガイド孔15に、環状の駆動部材16が上下移動自在に挿入され、その駆動部材16のピストン17の上側に作動室18が形成されるとともに下側にバネ室19が形成される。上記の駆動部材16と作動室18とによってクランピング機構Mが構成されている。符号20は復帰バネで、符号21はバネ受けリングである。
【0013】
上記の駆動部材16の筒孔16aに環状隙間22をあけて前記プルロッド12が上下移動自在に挿入され、そのプルロッド12の下部の入力部12cが上記バネ受けリング21に載置される。上記プルロッド12の筒壁の上部には前記の係合ボール13が周方向へ所定の間隔をあけて支持される。各ボール13は、半径方向の外方の突出位置Xと半径方向の内方の後退位置Yとに移動自在な状態で上記プルロッド11の支持孔23に支持される。その支持孔23の外端の縮径部24によって上記ボール13が抜け止めされている。
【0014】
上記プルロッド12の筒孔12aに操作具26が上下移動自在に挿入される。その操作具26は、突出用ロッド27と高さ調節用ボルト28とを備え、進出バネ29によって押し上げられている。符号30はバネ受け用スリーブである。
また、前記の環状隙間22の上部にはダストシール用スリーブ32を径方向へ移動自在に装着してある。符号33は保持バネである。
【0015】
上記クランプ装置5は次のように作動する。
図4(B)の実線図に示すようにワークピース1を下降させ始めるときには、クランプ装置5は図1のアンクランプ状態に切換えられている。
即ち、給排口43から圧油を排出することにより、前記の復帰バネ20によって駆動部材16およびプルロッド12が上限位置へ進出されるとともに前記の進出バネ29によって操作具26が上限位置へ進出され、前記の複数のボール13が後退位置Yへ切換えられている。
【0016】
上記の図1のアンクランプ状態において、前記ハウジング11のクリーニング流体用供給口36にクリーニング用の圧縮空気を供給する。すると、その圧縮空気は、前記の環状隙間22とプルロッド12の貫通孔12bと前記の突出用ロッド27内の流路27aとを順に通って、上記プルロッド12の上端の複数の噴出口37(ここでは二つだけ図示してある)から吐出される。即ち、上記の環状隙間22と貫通孔12bと流路27aとによって連通路38が構成されている。
上記ワークピース1が下降されることにより、そのワークピース1の段付き穴2に付着している塵埃や切り粉等の異物が上記の噴出口37から吐出される圧縮空気によって吹き飛ばされて清掃される。これにより、上記プルロッド12と段付き穴2との嵌合ミスを防止できる。
【0017】
上記ワークピース1の下降時において、上記の段付き穴2の軸心とプルロッド12の軸心とが心ズレしている場合には、前記の環状隙間22の存在によって上記プルロッド12およびダストシール用スリーブ32が水平方向へ移動して上記の心ズレが自動的に修正される。
これにより、上記の段付き穴2がプルロッド12へスムーズに嵌合されると共にワークピース1の基準面Rが前記のハウジング11の前記の支持面Sに受け止められる。
【0018】
上記の基準面Rが上記の支持面Sに受け止められる直前では、これら両面R・S間の隙間が狭められて、その隙間を、別の噴出口40から吐出された圧縮空気が勢い良く流れるので、上記の両面R・Sを強力に清掃できる。このため、上記ハウジング11に対してワークピース1を精度よく位置決めできる。
より詳しくいえば、上記の別の噴出口40は、上記プルロッド12の外周面と前記ハウジング11の上端部との間に形成されている。前記の供給口36は、前記の環状隙間22と前記ダストシール用スリーブ32の貫通孔32aとを経て上記の別の噴出口40へ連通されている。
【0019】
次いで、前記の給排口43へ圧油を供給して、前記ピストン17に作用する油圧力によってプルロッド12を下降させていく。すると、まず、前記ボール13が前記の突出用ロッド27のカム面27bによって押圧されて係合位置Xへ切換えられ、引き続いて、図2に示すように上記ボール13が段付き穴2の前記の下段部8に接当する。これにより、上記ピストン17の駆動力が、駆動部材16の出力部16bと上記プルロッド12の入力部12cと上記ボール13とを経てワークピース1へ伝達され、そのワークピース1がパレット4に固定される。
上記クランプ状態では、クリーニング用の圧縮空気の漏出が阻止されて前記の供給口36の圧力が高まるので、その圧力上昇を圧力スイッチ(図示せず)で検出することにより、クランプ状態であることを判別できる。
【0020】
上記の図2のクランプ状態を解除するときには、作動室18から圧油を排出すればよい。すると、上記の駆動部材16及びプルロッド12が復帰バネ20によって上昇するとともに操作具26も進出バネ29によって上昇していく。
図1に示すように、前記のバネ受け用スリーブ30によって上昇が阻止された操作具26に対して上記プルロッド12がさらに上昇することにより、上記ボール13がフリーになる(なお、ここでは、上記ボール13が既に後退位置Yへ切換えられた状態を示している)。その後、前記ワークピース1を上向きに移動させる。すると、前記の段付き穴2が上記の複数のボール13を上記の後退位置Yへ退避させるので、そのワークピース1がスムーズに抜き取られる。
【0021】
なお、ワークパレット4に複数のクランプ装置5を設置した後には、使用に先立って、各ハウジング11の支持面Sを同一のレベルに切削加工する。より詳しくいえば、図3に示すように、ハウジング11の支持面Sには所定寸法の加工代αを設けてあり、その加工代αを削除する際には、前記の給排口43へ圧油を供給する。すると、前記の駆動部材16が下降して、プルロッド12がハウジング11内へ下降するともに高さ調節用ボルト28がバネ受け用スリーブ30内へ下降して、上記プルロッド12の先端面が上記の加工代αを除去した状態の支持面Sよりも内方へ位置される。これにより、上記の加工代αを容易に切削加工できる。
【0022】
上記の第1実施形態において、クランプ駆動用の作動流体は、前記の圧油に代えて、他の種類の液体であってもよく、圧縮空気等の気体であってもよい。
また、前記クリーニング流体用の連通路38は、前記の操作具26内に形成することに代えて又はそれに加えて、前記プルロッド12の筒孔12aに溝状に形成してもよい。
【0023】
図5から図8と、図9から図14の各図は、それぞれ別の実施形態を示している。これら別の実施形態においては、上記の第1実施形態と同じ機能の部材には原則として同一の符号を付けて説明する。
【0024】
図5と図6の第2実施形態は、上記の第1実施形態のクランプ装置を倍力駆動可能にしたものであって、タイヤ成形用や射出成形用の金型(被固定物)1を固定するのに好適な装置を例示してある。図5は作動途中の状態を示す縦断面図で、図6(A)から図6(D)は作動説明図である。
まず、図5によって具体的な構造を説明する。
支持台50に載置される金型1の被固定面Rには、取り替え用式の口金51をネジ止め固定してあり、その口金51に前記の段付き穴2を形成してある。
【0025】
クランプ装置5は、空圧複動式シリンダ機構によって駆動される。即ち、前記ハウジング11は、上ハウジング11aと下ハウジング11bとシリンダバレル11cとを備える。前記の駆動部材16のピストン17が上記のシリンダバレル11cに挿入され、そのピストン17の下側にクランプ作動室52とクランプ状態保持バネ53が設けられ、ピストン17の上側にアンクランプ作動室54が設けられる。符号55はバネ受け板である。
上記の駆動部材16の筒孔16aに挿入したプルロッド12は上昇バネ56によって上向きに付勢され、そのプルロッド12の筒孔12aに挿入した操作具26は復帰バネ57によって上向きに付勢される。その操作具26の下部を下ハウジング11b外へ突出させてあり、その突出部の高さをセンサ(図示せず)によって検出することにより、クランプ状態とアンクランプ状態とを判別できるようになっている。
【0026】
上記の駆動部材16の筒孔16aに挿入したプルロッド12と同上の駆動部材16との間に、その駆動部材16のクランプ駆動力を上記プルロッド12の引っ張り力に倍力変換させる倍力手段59が介在される。その倍力手段59は次のように構成されている。
上記の駆動部材16と上記プルロッド12との間に環状のカムスペース60を形成して、そのカムスペース60に第1カム61と第2カム62とを上下に挿入してある。上記の第1カム61は、上ハウジング11aの上壁に受け止められ、上記の第2カム62は、上記プルロッド12の下端の入力部12cに受け止められる。上記プルロッド12の外周面と上記の第1カム61及び第2カム62との間には、心合わせ用の環状隙間63を設けてある。
【0027】
上記の第1カム61と第2カム62との間に半径方向の内方へ向けてすぼまる環状の楔空間65を形成し、その環状の楔空間65に周方向へ所定の間隔をあけて複数の楔部材66を挿入してある。その楔部材66は、ここではボールによって構成してある。さらに、上記の駆動部材16の筒孔16aには、上記の楔部材66を半径方向の内方へ押圧するテーパ面68とその押圧を解除する退避面69とが上下方向に連ねて設けられる。
【0028】
上記クランプ装置5は、図6に示すように次のように作動する。
図6(A)のアンクランプ状態では、クランプ作動室52から圧縮空気が排出されると共にアンクランプ作動室54へ圧縮空気が供給されている。これにより、駆動部材16が両カム61・62と楔部材66とを介してプルロッド12を下降させるとともに、前記バネ受け板55が操作具26を下降させている。これにより、上記プルロッド12の上端が支持台50内に収納される。
【0029】
図6 (A)のアンクランプ状態から図6(D)のクランプ状態へ切換えるときには、上記アンクランプ作動室54から圧縮空気を排出すると共にクランプ作動室52へ圧縮空気を供給する。
すると、まず、図6(B)に示すように、上記の駆動部材16が上昇され、これと同時に、プルロッド12と操作具26とが前記の各バネ56・57の各付勢力によって上昇される。同上の図6(B)に示すように、上記の駆動部材16がストロークS1だけ上昇して前記の第1カム61がハウジング11に受け止められると、プルロッド12の上昇が阻止される。
【0030】
次いで、図6(C)に示すように、上昇が阻止されたプルロッド12に対して駆動部材16および操作具26がさらにストロークS2だけ上昇することにより、プルロッド12の先端の係合ボール13が操作具26によって突出位置Xへ押圧される。
引き続いて、図6(D)に示すように、上記の駆動部材16がさらにストロークS3だけ上昇すると、前記テーパ面68によって楔部材66を半径方向の内方へ強力に押圧していき、その楔部材66の楔作用によって第1カム61と第2カム62とを上下方向へ強力に離間させて、その離間力によって上記プルロッド12をストロークS4だけ強力に下降させる。これにより、上記プルロッド12が複数の係合ボール13を介して金型1を支持台50へ引っ張り固定する。符号S5は余裕ストロークである。
【0031】
上記の図6(D)のクランプ状態から図6(A)のアンクランプ状態へ切換えるときには、上記クランプ作動室52から圧縮空気を排出すると共にアンクランプ作動室54へ圧縮空気を供給すればよい。
これにより、まず、図6(C)に示すように、駆動部材16が下降して退避面69が楔部材66に対面したときに上記の楔部材66の半径方向の外向き移動が許容されるので、プルロッド12が上昇バネ56によって上昇される。
引き続いて、上記の駆動部材16のバネ受け板55が操作具26を下降させることにより、図6(B)に示すように、係合ボール13の後退位置Yへの移動が許容され、その後、駆動部材16がプルロッド12を下降させ、これにより、図6(A)のアンクランプ状態が得られる。
【0032】
上記の第2実施形態は次の長所を奏する。
上記の図6(D)のクランプ状態において、何らかの原因でクランプ作動室52の圧力が低下したり消失した場合であっても、前記クランプ状態保持バネ53の付勢力によって前記の倍力手段59のカム61・62等に大きな摺動抵抗を付与できるので、そのクランプ状態を確実に保持できる。
また、前記ピストン17に作用する流体圧力を上記の倍力手段59によって倍力変換してプルロッド12へ伝達できるので、圧縮空気等の低圧の作動流体を使用することが可能となる。
【0033】
なお、上記の作動流体として高圧油を利用した場合には、上記の倍力手段59によってさらに強力にクランプ駆動できる。
前記の倍力手段59は、例示した楔部材66を利用したものに代えて、レバー機構などを利用することも可能である。
この第2実施形態のクランプ装置5には、前記の第1実施形態と同様のクリーニング流体の供給構造を設けることが好ましい。
【0034】
図7(A)と図7(B)は、上記の倍力手段59の変形例を示している。図7(A)は、図7(B)のA−A線矢視の端面図である。図7(B)は、作動説明図であって、右半図は前記の楔部材66の押圧解除状態を示し、左半図は同上の楔部材66の押圧状態を示している。
上記の楔部材66は、中央部の平面部分71と両端部の球面部分72・72とによって構成してある。さらに、隣合う楔部材66・66の間に整列バネ73を装着するとともに、第2カム62とプルロッド12の下部との間に戻しバネ74を装着してある。
上記コロ形の楔部材66は、前述のボール形のものと比べると、前記の駆動部材16のテーパ面68にほぼ均等に接当する。このため、そのテーパ面68から押圧されるときの面圧が大幅に小さくなって、倍力手段59の寿命が長くなる。
なお、上記のコロ形の楔部材66は、その全体を球面部分72によって構成することも可能である。
【0035】
図8(A)および図8(B)は、上記の倍力手段59の別の変形例を示し、楔部材66を転動コロ形に構成したものである。図8(A)は、図8(B)のA−A線矢視の端面図である。図8(B)は作動説明図であって、前記の図7(B)中の左半図に相当する図である。
上記の楔部材66は、ピン76と中央ローラ77と端部ローラ78・78とによって構成されている。上記の中央ローラ77は、そのローラ外周面の中央部がアーク状に凹入形成されている。これにより、前記の第2カム62の傾斜周面62aに対して上記アーク状のローラ外周面の全体が均等に接当して、中央ローラ77が小さい面圧で転動するようになっている。
上記の端部ローラ78は平面部分78aと球面部分78bとを備える。上記の平面部分78aが前記の第1カム61の下平面61aに接当して小さい面圧で転動し、上記の球面部分78bが前記の駆動部材16のテーパ面68に均等に接当して小さい面圧で押されるようになっている。
【0036】
上記の転動コロ形の楔部材66は、クランプ駆動時の摩擦抵抗を大幅に低減できる。このため、クランプ力を増大でき、そのうえ、接触部分の焼き付きを防止して倍力手段59の寿命が長くなる。
【0037】
図8(C)は、上記の楔部材66のさらに別の変形例を示す断面図である。
その楔部材66は、前記の図5中のボール形のものを改良したものであって、前記のテーパ面に接当する球面部分81と前記の第1カムに接当する上テーパ面部分82と前記の第2カムに接当する下テーパ面部分83とを備える。
【0038】
図9(A)から図9(D)は、本発明の第3実施形態を示し、前記の図1から図4の第1実施形態の装置を次のように改良したものである。なお、この第3実施形態においても、上記の第1実施形態と同じ機能の部材には同一の符号を付けてある。
前記の駆動部材16の下部内に突出用ピストン85を保密状に挿入し、その駆動部材16のピストン17と上記の突出用ピストン85との受圧面積の差によってクランプ装置5をシーケンス的に作動させるようにしてある。
【0039】
より詳しくいえば、図9(A)のアンクランプ状態では、作動室18から圧油を排出してあり、これにより、駆動部材16が復帰バネ20によって上昇されるとともに、プルロッド12・操作具26・突出用ピストン85が、対応するバネの付勢力によって下降されている。
上記の作動室18へ圧油を供給していくと、まず、図8(B)に示すように、突出用ピストン85がストロークS10だけ上昇してプルロッド12および操作具26を上昇させる。次いで、図8(C)に示すように、上記の突出用ピストン85がさらにストロークS11だけ上昇することにより、プルロッド12に対して操作具26を上昇させて係合ボール13を突出位置Xへ切換える。
【0040】
上記の作動室18の油圧力が設定圧力以上に上昇すると、図9(D)に示すように、前記の駆動部材16のピストン17に作用する油圧力が前記の復帰バネ20に打ち勝って上記の駆動部材16をストロークS12だけ下降させる。これにより、その駆動部材16がプルロッド12と係合ボール13とを介してワークピース1をハウジング11へ引っ張り固定する。符号S13は余裕ストロークである。
なお、上記の図9(D)のクランプ状態から図9(A)のアンクランプ状態への切換えは上記とは逆の手順で行われる。
【0041】
図10は、本発明の第4実施形態を示し、前記の図1の実施形態と比べると次の点が異なる。
即ち、前記の駆動部材16に対してプルロッド12を上下方向へ移動不能に支持し、そのプルロッド12に挿入した操作具26を突出用ピストン86によって上昇させるように構成したものである。
図示のアンクランプ状態において、給排口43へ圧油を供給すると、まず、上記の突出用ピストン86が操作具26を上昇させて係合ボール13を後退位置Yから突出位置へ切換える。そして、作動室18の油圧力が設定圧力以上に上昇すると、上記の駆動部材16のピストン17に作用する油圧力が前記の復帰バネ20に打ち勝って上記の駆動部材16を下降させるのである。
【0042】
図11は、本発明の第5実施形態を示し、上記の図10に相当する図である。この場合、突出用ピストン86をハウジング11内に設けてある。
図示のアンクランプ状態において、給排口43へ圧油を供給すると、まず、上記の突出用ピストン86が操作具26およびプルロッド12を同時に上昇させていき、次いで、駆動部材16に受け止められたプルロッド12に対して操作具26が上昇して係合ボール13を突出位置へ切換える。作動室18の油圧力が設定圧力以上に上昇すると、前記の駆動部材16のピストン17に作用する油圧力が前記の復帰バネ20に打ち勝って上記の駆動部材16を下降させるのである。
なお、上述のように一つの回路によって二つのピストン17・86を操作することに代えて、別の給排口87(二点鎖線図参照)を設けて上記の二つのピストン17・86を別の回路で操作することも可能である。
【0043】
図12は、本発明の第6実施形態を示し、上記の図10に相当する図である。
図示のアンクランプ状態において、給排口43へ圧油を供給して駆動部材16を下降させていくと、まず、サポート用ピストン88に支持された操作具26に対してプルロッド12が下降して係合ボール13が突出位置へ切換えられ、次いで、上記の駆動部材16によってプルロッド12及び操作具26が下降されるようになっている。
【0044】
図13は、本発明の第7実施形態を示し、同上の図10に相当する図である。
図示のアンクランプ状態において、別の給排口87に圧縮空気を供給すると、まず、突出用ピストン86によって操作具26とプルロッド12とを同時に上昇させる。次いで、そのプルロッド12が駆動部材16に受け止められると、上記プルロッド12に対して操作具26が上昇して、係合ボール13を突出位置へ切換える。その後、給排口43へ圧油を供給して、駆動部材16によってプルロッド12を強力に下降させる。
【0045】
図14は、本発明の第8実施形態の作動説明図であって、前記の図1から図4の第1実施形態の装置を簡素化したものである。図14中の右半図は図1に相当する図で、左半図は図2に相当する図である。
この第8実施形態では、操作具26をハウジング11の下部によって受け止めてある。右半図のアンクランプ状態において、給排口43から圧油を供給すると、駆動部材16がプルロッド12を下降させていく。すると、まず、係合ボール13が後退位置Yから突出位置Xへ切換えられ、引き続いて、上記の駆動部材16がプルロッド12と係合ボール13とを介してワークピース1を支持面Sへ引っ張り固定するのである。
【0046】
図15は、本発明の実施形態の比較例を示し、上記の図14の装置をさらに簡素化したものである。この図15の装置は、駆動部材16の上部にプルロッド12を一体に形成してあり、上記の図14の装置と同様に作動する。
【0047】
上記の各実施形態は次のように変更可能である。
前記の係合具13は、球状のものに代えて、円柱状または円錐台状などの他の形状に造ることも可能である。
前記の段付き穴2は、突出位置Xの係合具13を受け止める構造になっておればよく、例示した凹状の穴に代えて、貫通孔であってもよい。
前記のクリーニング流体は、圧縮空気に代えて窒素ガス等の他の種類の気体であってもよく、さらには、液体であってもよい。
上記の被固定物は、複数のクランプ装置によって固定されるものに代えて、1つのクランプ装置によって固定されるものであってもよい。
上記の被固定物とクランプ装置との連結および連結解除の方向は、例示した上下方向に代えて、水平方向または斜め方向であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示し、クランプ装置のアンクランプ状態の縦断面図である。
【図2】 上記クランプ装置のクランプ状態の縦断面図である。
【図3】 上記クランプ装置のプルロッドを後退させた状態の縦断面図である。
【図4】 図4(A)は、上記クランプ装置によって固定されるワークピースの立面図である。図4(B)は、上記ワークピースを上記クランプ装置のハウジングに載置し始める状態の立面図である。
【図5】 本発明の第2実施形態を示し、金型用クランプ装置の作動途中の縦断面図である。
【図6】 図6(A)から図6(D)は、上記の第2実施形態のクランプ装置の作動説明図である。
【図7】 上記の第2実施形態の倍力手段の変形例を示している。図7(A)は、図7(B)のA−A線矢視の端面図である。図7(B)は、作動説明図であって、右半図は楔部材の押圧解除状態を示し、左半図は楔部材の押圧状態を示している。
【図8】 図8(A)は、上記の倍力手段の別の変形例を示し、図8(B)のA−A線矢視の端面図である。図8(B)は作動説明図であって、前記の図7(B)中の左半図に相当する図である。図8(C)は、上記の楔部材のさらに別の変形例を示す断面図である。
【図9】 図9(A)から図9(D)は、本発明の第3実施形態を示す作動説明図である。
【図10】 本発明の第4実施形態を示し、前記の図1に相当する図である。
【図11】 本発明の第5実施形態を示し、上記の図10に相当する図である。
【図12】 本発明の第6実施形態を示し、同上の図10に相当する図である。
【図13】 本発明の第7実施形態を示し、同上の図10に相当する図である。
【図14】 本発明の第8実施形態の作動説明図であって、右半図は前記の図1に相当する図で、左半図は前記の図2に相当する図である。
【図15】 本発明の実施形態の比較例の作動説明図であって、上記の図14に相当する図である。
【符号の説明】
1…被固定物(ワークピース・金型)、2…段付き穴、11…ハウジング、12…プルロッド、12a…筒孔、12c…入力部、13…係合具(係合ボール)、15…ガイド孔、16…駆動部材、16a…筒孔、22…環状隙間、26…操作具、36…供給口、37…噴出口、38…連通路、40…別の噴出口、59…倍力手段、60…カムスペース、61…第1カム、62…第2カム、63…環状隙間、65…楔空間、66…楔部材、68…テーパ面、69…退避面、α…加工代、M…クランピング機構、S…支持面、X…突出位置、Y…後退位置。

Claims (8)

  1. ハウジング(11)内に筒状のプルロッド(12)を軸心方向へ移動自在に挿入して、上記ハウジング(11)外へ突出させた上記プルロッド(12)の先端部を被固定物(1)の段付き穴(2)に嵌合可能に構成し、
    上記のプルロッド(12)の先端部に周方向へ所定の間隔をあけて配置した複数の係合具(13)を、半径方向の外方の突出位置(X)と半径方向の内方の後退位置(Y)とに移動自在な状態で同上プルロッド(12)に支持し、
    上記プルロッド(12)の筒孔(12a)に挿入した操作具(26)と同上プルロッド(12)とを軸心方向へ相対移動させることによって、上記の係合具(13)を上記の後退位置(Y)から上記の突出位置(X)へ切換え可能に構成し、
    クランプ駆動時には上記プルロッド(12)をクランピング機構(M)によって基端部へ向けて引っ張り可能に構成し
    前記クランピング機構 ( ) が、前記ハウジング ( 11 ) のガイド孔 ( 15 ) に軸心方向へ移動自在に挿入した環状の駆動部材 ( 16 ) を備え、その駆動部材 ( 16 ) の筒孔 ( 16a ) に環状隙間 ( 22 ) をあけて前記プルロッド ( 12 ) を挿入した、ことを特徴とするクランプ装置。
  2. 請求項に記載のクランプ装置において、
    前記のハウジング(11)内に前記の操作具(26)を軸心方向へ移動可能に挿入し、
    前記の被固定物(1)を受け止める支持面(S)に加工代(α)を設けて、前記プルロッド(12)を基端側へ後退させたときには、そのプルロッド(12)の先端面が上記の加工代(α)を取り除いた状態の上記の支持面(S)よりも内方へ位置可能に構成した、ことを特徴とするクランプ装置。
  3. 請求項1または2に記載のクランプ装置において、
    前記ハウジング(11)にクリーニング流体の供給口(36)を設けるとともに前記プルロッド(12)の先端部に噴出口(37)を設け、上記の供給口(36)と上記の噴出口(37)とを連通させる連通路(38)を、上記のプルロッド(12)の筒孔(12a)と前記の操作具(26)との少なくとも一方に設けた、ことを特徴とするクランプ装置。
  4. 請求項1または2に記載のクランプ装置において、
    前記プルロッド(12)の外周面と前記ハウジング(11)の先端部との間に別の噴出口(40)を設けて、その別の噴出口(40)へ前記クリーニング流体の供給口(36)を連通させた、ことを特徴とするクランプ装置。
  5. 請求項1に記載のクランプ装置において、
    前記プルロッド(12)と前記の駆動部材(16)との間に、その駆動部材(16)のクランプ駆動力を上記プルロッド(12)の引っ張り力に倍力変換させる倍力手段(59)を介在させた、ことを特徴とするクランプ装置。
  6. ハウジング ( 11 ) 内に筒状のプルロッド ( 12 ) を軸心方向へ移動自在に挿入して、上記ハウジング ( 11 ) 外へ突出させた上記プルロッド ( 12 ) の先端部を被固定物 ( ) の段付き穴 ( ) に嵌合可能に構成し、
    上記のプルロッド ( 12 ) の先端部に周方向へ所定の間隔をあけて配置した複数の係合具 ( 13 ) を、半径方向の外方の突出位置 ( ) と半径方向の内方の後退位置 ( ) とに移動自在な状態で同上プルロッド ( 12 ) に支持し、
    上記プルロッド ( 12 ) の筒孔 ( 12a ) に挿入した操作具 ( 26 ) と同上プルロッド ( 12 ) とを軸心方向へ相対移動させることによって、上記の係合具 ( 13 ) を上記の後退位置 ( ) から上記の突出位置 ( ) へ切換え可能に構成し、
    クランプ駆動時には上記プルロッド ( 12 ) をクランピング機構 ( ) によって基端部へ向けて引っ張り可能に構成し、
    前記クランピング機構(M)が、前記ハウジング(11)のガイド孔(15)に軸心方向へ移動自在に挿入した環状の駆動部材(16)を備えており、
    上記の駆動部材(16)の筒孔(16a)に前記のプルロッド(12)を挿入して、そのプルロッド(12)と同上の駆動部材(16)との間に、その駆動部材(16)のクランプ駆動力を上記プルロッド(12)の引っ張り力に倍力変換させる倍力手段(59)を介在させた、ことを特徴とするクランプ装置。
  7. 請求項6に記載のクランプ装置において、
    前記の倍力手段(59)は、前記の駆動部材(16)と前記プルロッド(12)との間に形成したカムスペース(60)を備えており、
    上記カムスペース(60)に、前記ハウジング(11)に受け止められる第1カム(61)と上記プルロッド(12)の入力部(12c)に受け止められる第2カム(62)とを軸心方向に並べて挿入し、
    上記の第1カム(61)と第2カム(62)との間に半径方向の内方へ向けてすぼまる環状の楔空間(65)を形成し、その環状の楔空間(65)に周方向へ所定の間隔をあけて複数の楔部材(66)を挿入し、
    上記の楔部材(66)を半径方向の内方へ押圧するテーパ面(68)とその押圧を解除する退避面(69)とを上記の駆動部材(16)に設けた、ことを特徴とするクランプ装置。
  8. 請求項7に記載のクランプ装置において、
    前記プルロッド(12)の外周面と前記の第1カム(61)及び第2カム(62)との間に環状隙間(63)を設けた、ことを特徴とするクランプ装置。
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