JP3953727B2 - コンテンツ配信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ配信システムに関し、詳細には大容量コンテンツの配信に好適なコンテンツ配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、デジタル化された音楽データや画像データ等のコンテンツデータをユーザの所有する端末や記録媒体に配信するコンテンツ配信サービスが提案されている。一般に、従来のコンテンツ配信サービスではインターネットを介して通信接続されたコンテンツ配信サーバに対してユーザ側の端末を操作して所望のコンテンツを配信要求すると、コンテンツ配信サーバからその配信要求に応じたコンテンツがそのユーザ端末に配信される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、音楽や画像等のコンテンツのデータ量は大きく、例えば5分間の音楽データを所定の圧縮技術を用いて1/10程度に圧縮した場合でも、およそ4.5MB程度のデータ量がある。この音楽データを例えば無線LANの実効転送速度(およそ500kbps)にてダウンロードした場合には、約90秒のダウンロード時間を必要とする。そのため、多数のコンテンツデータをダウンロードするために多くの待ち時間を必要としていた。このことは利用者にとって不便であるばかりでなく、コンテンツ配信会社にとってはコンテンツの配信数が伸び悩む原因となっていた。
【0004】
本発明の課題は、利用者に待ち時間を感じさせず、利便性の高いコンテンツ配信システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するため、請求項1記載の発明は、利用者の車に設置され無線通信接続された第1の配信先端末(例えば、図1に示すカーオーディオシステム5)と、可搬の記録媒体で形成された第2の配信先端末と、駐車場に設置されコンテンツデータを配信する無線配信端末(例えば、図1に示す無線配信端末4)と、該無線配信端末と通信接続され、店舗内の客席に設置され、前記配信先端末を指定する情報及び配信先端末へのコンテンツの配信指示を入力するオーダー端末(例えば、図1に示すオーダー端末3)と、前記オーダー端末及び前記無線配信端末と通信接続された管理用端末(例えば、図1に示すローカルサーバ2)と、を具備し、前記管理用端末は、ネットワークを介してコンテンツ配信サーバに通信接続するための通信手段と、前記通信手段により前記コンテンツ配信サーバに対して、オーダー端末から送信されるコンテンツ配信指示に応じたコンテンツデータをダウンロードし、このダウンロードしたコンテンツデータを前記オーダー端末から指定された前記第1又は前記第2の配信先端末へ配信するように制御するコンテンツ配信制御手段と、を備え、前記オーダー端末は、前記指定されたコンテンツの配信先が前記第2の配信先端末である場合に、前記管理用端末においてダウンロードされたコンテンツデータを当該第2の配信先端末の前記記録媒体に書き込む書込制御手段を備え、前記無線配信端末は、前記指定されたコンテンツの配信先が前記第1の配信先端末である場合に、前記オーダー端末において入力されたコンテンツ配信指示に応じて、前記第1の配信先端末に対するコンテンツ配信処理を実行することを特徴としている。
【0006】
請求項1記載の発明によれば、前記無線配信端末は、前記オーダー端末において入力されたコンテンツ配信指示に応じて、配信先端末に対するコンテンツ配信処理を実行するので、利用者は無線配信端末とは異なる位置にいながら所望のコンテンツの配信指示を操作できるため、利便性の高いコンテンツ配信システムを提供できる。また、オーダー端末からのコンテンツ配信指示に応じたコンテンツデータをオーダー端末で指定された配信先端末へ効率よく確実に配信できる。また、コンテンツ配信サーバからダウンロードしたコンテンツデータを第1又は第2の配信先端末へ配信できるので、最新のコンテンツデータを容易に取得して配信する等、本コンテンツ配信システムにおけるサービスが向上する。また、利用者が店舗を利用する時間を利用して、店内からの操作によって、離れた位置に駐車した車内の第1の配信先端末に所望のコンテンツデータを配信できるので、配信に要する時間を有効に活用でき、またデータ量の大きい音楽や画像等のコンテンツデータであっても、待ち時間を意識せずに多くの曲をダウンロードできるようになる。コンテンツ配信事業者にとってはコンテンツ配信の利用が促進されるという利点がある。
【0007】
また、請求項2記載の発明のように、請求項1記載のコンテンツ配信システムにおいて、当該コンテンツ配信システムが店舗に設置されている場合において、前記管理用端末は、利用者が店舗を利用した際に発生する売上料金を精算する会計端末と通信接続され、利用者により前記オーダー端末から入力されたコンテンツ配信指示に応じてコンテンツ配信処理を実行した場合に、コンテンツ配信に対する課金情報と、その利用者を識別する識別情報とを対応付けて前記会計端末に登録する登録手段を更に備えることが有効である。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、管理用端末の登録手段によって、コンテンツ配信の課金情報を利用者を識別する識別情報と対応付けて会計端末に登録するので、利用者が店舗を利用した際に発生する売上料金とコンテンツ配信の料金とを一括して精算でき、利便性の高いコンテンツ配信システムを提供できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明に係るコンテンツ配信システムの実施の形態を詳細に説明する。
【0016】
まず構成を説明する。
図1はコンテンツ配信システム1の全体構成を示す図である。本実施の形態ではコンテンツ配信システム1を駐車場併設型のレストランに設けた例を説明する。
【0017】
図1に示すように、コンテンツ配信システム1は、レストランの店内Aに設置されたローカルサーバ2と、客席Bの各テーブルに設置された1つまたは複数のオーダー端末3と、駐車場Cの駐車スペースに設置された1つまたは複数の無線配信端末4と、駐車場Cの各駐車スペースに駐車した各車のカーオーディオシステム5と、前記ローカルサーバ2に接続されたレジスタ6と、前記ローカルサーバ2に接続され、専用線、公衆回線、衛星等を含むネットワークへの通信接続を制御するプロクシサーバ7と、コンテンツ配信会社Dに設置され、ネットワークを介して前記プロクシサーバ7に通信接続されたコンテンツサーバ8と、により構成される。
【0018】
各オーダー端末3、各無線配信端末4、レジスタ6、及びプロクシサーバ7は、ローカルサーバ2にLAN(Local Area Network)接続され、ローカルサーバ2の制御により各端末における動作を実行する。また、各無線配信端末4は各オーディオシステム5側に設けられた無線通信部を介してコンテンツデータや制御データを送受信するための無線通信部を備えている。
以下、各端末の構成について説明する。
【0019】
ローカルサーバ2は、CPU(Central Processing Unit)、入力部、表示部、RAM(Random Access Memory)、記憶装置、記憶媒体、及び通信制御部等を備え、LAN接続されたオーダー端末3、無線配信端末4、及びレジスタ6との間で各種データを送受信し、各端末の動作を制御する。
また、ローカルサーバ2は、当該レストランにおける管理機能(食事のオーダー等)の他、コンテンツ配信管理機能、コンテンツ課金登録機能、及びコンテンツダウンロード機能等を備える。
【0020】
コンテンツ配信管理機能において、ローカルサーバ2は各席のオーダー端末3において入力されたコンテンツ配信依頼データ及び配信先指定データに応じて、指定された配信先にコンテンツデータを配信するよう制御する。例えば、オーダー端末3にて車内のカーオーディオシステム5に所望のコンテンツを配信する指示が入力された場合は、そのコンテンツ配信依頼データに応じたコンテンツデータをローカルサーバ2の記憶媒体から読み出し、或いはコンテンツサーバ8からダウンロードし、そのコンテンツデータを配信先指定データにて指定されたカーオーディオシステム5に対向して設置されている無線配信端末4に送信し、コンテンツ配信処理を行わせる。
【0021】
コンテンツデータを配信する際、ローカルサーバ2はオーダー端末3から入力される認証情報にて配信先となるカーオーディオシステム5の認証処理を行うようにしてもよい。
また、無線配信端末4にてカーオーディオシステム5に対してコンテンツデータを配信しているときに、コンテンツデータの転送状況を逐次確認し、オーダー端末3に表示させるようにしてもよい。
また、データ転送終了前に配信先のカーオーディオシステム5を搭載した車が移動した場合は、その情報をRAMに記憶するとともに、レジスタ6、コンテンツサーバ8に送信し、次回同一利用者が同一コンテンツの配信依頼を行った場合は、自動的に認証処理を行い、残りのコンテンツデータを転送するようにしてもよい。
【0022】
また、配信先として利用者の持参した可搬の記録媒体(メモリカード、MD、CD−R等を含む。以下、一例としてメモリカードとする)が指定された場合は、ローカルサーバ2はオーダー端末3からのコンテンツ配信依頼データに応じたコンテンツデータをローカルサーバ2の記憶媒体から読み出し、或いはコンテンツサーバ8からダウンロードし、そのコンテンツデータを依頼元のオーダー端末3に送信し、オーダー端末3のメモリカードライタにてメモリカードへコンテンツデータの書込み処理を行わせる。
【0023】
また、コンテンツ課金登録機能において、ローカルサーバ2はオーダー端末3からの配信依頼に応じてカーオーディオシステム5またはメモリカードに対してコンテンツデータを配信した場合に、コンテンツデータに対応する課金情報を、オーダー端末3を識別するデータであるオーダー端末IDとともにレジスタ6に送信し、該オーダー端末IDに対応付けて課金情報を登録させる。利用客がレストランでの食事を終え、会計をする際に、レジスタ6では食事等の伝票に記載されているオーダー端末IDに対応付けて登録されているコンテンツの課金情報を読み出し、該コンテンツの料金と食事の料金とを一括して請求する。
【0024】
コンテンツダウンロード機能において、ローカルサーバ2は、プロクシサーバ7を介してネットワークに接続し、オーダー端末3からのコンテンツ配信依頼データに応じたコンテンツデータを該ネットワークに接続されたコンテンツサーバ8に対して配信要求(リクエスト)するとともに、配信要求に応じてコンテンツサーバ8からコンテンツデータが配信されると、そのコンテンツデータをローカルサーバ2の記憶媒体に記憶する。このコンテンツサーバ8からのコンテンツデータのダウンロードは、オーダー端末3から配信依頼を受ける都度行ってもよいし、配信依頼を受けたコンテンツデータがローカルサーバ2内の記憶媒体に記憶されていない場合にのみ行ってもよいし、または1日に1回等の所定の頻度で最新のコンテンツデータをダウンロードし、ローカルサーバ2の記憶媒体に蓄積するようにしてもよい。
【0025】
オーダー端末3は、CPU、入力部、表示部、RAM、記憶装置、記憶媒体、、通信制御部、及びメモリカードライタ等を備え、LAN接続されたローカルサーバ2との間で各種データを送受信し、ローカルサーバからの制御、或いは入力部から入力される入力指示に従って各種動作を実行する。このオーダー端末3は、コンテンツの閲覧機能、コンテンツの購入指示入力機能、コンテンツのダウンロード機能を備える。
【0026】
コンテンツの閲覧機能において、オーダー端末3は配信可能なコンテンツの一覧やそれらのコンテンツを紹介するためのコンテンツを利用者が閲覧できるように表示する。即ち、ローカルサーバ2から送信されるコンテンツの一覧データを受信してRAMまたは記憶媒体に記憶し、入力部からの操作によって該一覧データを読み出して、表示部に表示させる。また、一覧データのうち何れかのコンテンツが指定されて紹介コンテンツの閲覧指示が入力されると、その紹介データをローカルサーバ2からダウンロードして表示部に表示させる。
【0027】
コンテンツの購入指示入力機能において、オーダー端末3は一覧データの表示画面において、配信するコンテンツの選択、及び購入指示の入力を受付けるとともに、配信先の指定を受付ける。指定可能な配信先は、駐車場Cの車内に設置されたカーオーディオシステム5、或いは利用者の持参したメモリカードの何れかであり、配信先にカーオーディオシステム5を選択した場合は、カーオーディオシステム5を識別するためのデータであるカーオーディオIDやカーオーディオシステム5を認証する認証情報の入力を受付ける。利用者の入力操作により入力部から所望のコンテンツが選択されて購入指示が入力され、配信先が決定されると、オーダー端末3は、コンテンツ配信依頼データとして、コンテンツ識別番号、配信先指定データ(カーオーディオID、認証情報を含む)、及び当該オーダー端末3の識別データであるオーダー端末ID(客席番号でもよい。)をローカルサーバ2に対して送信する。
【0028】
また、コンテンツの配信先をメモリカードとした場合に、オーダー端末3のダウンロード機能として、ローカルサーバ2から送信されるコンテンツデータを受信し、オーダー端末3のメモリカードライタに装着されたメモリカードに対して該コンテンツデータを書込む。
【0029】
無線配信端末4は、CPU、入力部、表示部、RAM、記憶装置、記憶媒体、、ローカルサーバ2との通信制御部、及びカーオーディオシステム5に対してコンテンツデータ等を無線伝送するための無線通信部等を備え、LAN接続されたローカルサーバ2からコンテンツデータ及びカーオーディオIDを通信制御部にて受信し、受信したコンテンツデータをカーオーディオIDにより指定されたカーオーディオシステム5に対して無線通信部から送信し、ダウンロードさせる。ここで、無線通信部は、例えばBluetooth通信等の近距離無線通信、IrDA、その他の無線通信方式に対応した無線通信モジュールにより構成される。
【0030】
カーオーディオシステム5は、無線配信端末4に搭載された無線通信部に対応した通信処理を行う無線通信部、RAM、記憶装置、記憶媒体、再生装置、操作部、表示部、及びこれらの動作を制御する制御部を備え、無線配信端末4から送信されるコンテンツデータを受信し、記憶媒体に記憶する。
【0031】
レジスタ6は、CPU、入力部、表示部、RAM、記憶装置、記憶媒体、及びローカルサーバ2との通信制御部を備え、利用者がコンテンツを購入したことにより発生したコンテンツの課金情報及びオーダー端末IDをローカルサーバ2から受信すると、受信した課金情報をオーダー端末IDに対応付けて登録しておき、利用者が食事の精算を行う際に、前記オーダー端末IDに対応付けられた課金情報を読み出して、食事の料金と一括して請求する。
【0032】
プロクシサーバ7は、レストランのローカルサーバ2からネットワークに接続するための通信制御部を備え、例えば、コンテンツ配信会社Dに設置されているコンテンツサーバ8と通信接続して各種データを送受信する。例えば、ローカルサーバ2から入力されるコンテンツの配信要求(リクエスト)データをコンテンツサーバ8に対して送信し、その配信要求に応じたコンテンツデータを受信してローカルサーバ2に出力する。
【0033】
コンテンツサーバ8は、CPU、入力部、表示部、RAM、記憶装置、記憶媒体、ローカルサーバ2との通信制御部、及びコンテンツデータベースを備え、通信制御部を介して接続されたローカルサーバ2からプロクシサーバ7を介してコンテンツの配信要求を受信すると、CPUは配信要求に応じたコンテンツデータをコンテンツデータベースから読み出して、配信要求のあったローカルサーバ2に対して送信する。
【0034】
図2は本発明のコンテンツ配信システム1を利用する際に行われる処理の流れを説明するフローチャートである。
【0035】
まず、利用者はレストランの駐車場Cに駐車して入店し、客席Bに着いて通常のレストランでの食事と同様に食事をオーダーする(ステップS1)。利用者はオーダーした食事が届くまでの時間または食事の時間(ステップS3)を利用して、次に説明するコンテンツ配信に関する処理を行う。
【0036】
即ち、利用者がテーブルに設置されているオーダー端末3を操作してコンテンツの閲覧指示を入力すると(ステップS2;YES)、オーダー端末3はローカルサーバ2から配信可能なコンテンツの一覧データを取得し、表示部に表示させる。この一覧表示画面にて入力部から所望のコンテンツが選択され(ステップS4)、購入指示が入力されると(ステップS5)、更に表示部にダウンロード(配信)先の選択画面が表示され、メモリカードへのダウンロードか、カーオーディオシステム5へのダウンロードかを選択させる(ステップS6)。ここで、利用者の操作によりメモリカードへのダウンロードが選択された場合は(ステップS6;メモリカード)、オーダー端末3は利用者の持参したメモリカードをオーダー端末3のメモリカード装着口に装着させるようメッセージを表示し、メモリカードが装着されると、メモリカードへの書込み処理を開始する(ステップS7)。
【0037】
即ち、オーダー端末3は選択されたコンテンツの識別データ及びオーダー端末IDを配信依頼データとしてローカルサーバ2に送信する。
ローカルサーバ2では配信依頼データに応じたコンテンツデータを記憶媒体から読み出し、或いはコンテンツ配信会社Dのコンテンツサーバ8へ配信要求を行って対応するコンテンツデータを取得し、そのコンテンツデータをオーダー端末IDにて指定されるオーダー端末3へ送信する。オーダー端末3はローカルサーバ2からコンテンツデータを受信すると、装着されたメモリカードに対してそのコンテンツデータを書込む。
また、ローカルサーバ2はコンテンツに対応した課金情報をオーダー端末IDとともにレジスタ6へ送信し、レジスタ6はオーダー端末IDに対応付けて課金情報を登録する。
【0038】
一方、ステップS6においてカーオーディオシステム5へのダウンロードが選択されると(ステップS6;カーオーディオシステム)、オーダー端末3は配信先のカーオーディオシステム5のカーオーディオID及び認証情報の入力を受付け、入力されたカーオーディオID及び認証情報をRAMに格納し、所定の認証処理を行った後に、カーオーディオシステム5へのダウンロード処理を開始する(ステップS8)。
【0039】
即ち、オーダー端末3は選択されたコンテンツの識別データ及びオーダー端末IDを配信依頼データとしてローカルサーバ2に送信するとともに、入力されたカーオーディオIDを配信先指定データとしてローカルサーバ2へ送信する。
ローカルサーバ2では配信依頼データに応じたコンテンツデータを記憶媒体から読み出し、或いはコンテンツ配信会社Dのコンテンツ配信サーバ8へ配信要求を行って対応するコンテンツデータを取得し、そのコンテンツデータを前記カーオーディオIDに対応するカーオーディオシステム5を搭載した車の駐車スペースに設置されている無線配信端末4へ送信する。
【0040】
無線配信端末4はコンテンツデータを受信すると、無線通信部を介してカーオーディオシステム5に対してそのコンテンツデータを転送する。カーオーディオシステム5は無線通信部によって無線配信端末4から転送されるコンテンツデータを受信すると、受信したコンテンツデータを記憶媒体に書込む。
【0041】
また、ローカルサーバ2は配信したコンテンツに対応した課金情報を配信依頼を入力したオーダー端末3のオーダー端末IDとともにレジスタ6へ送信し、レジスタ6はオーダー端末IDに対応付けて課金情報を登録する。
【0042】
以上のステップS7,S8の処理によりコンテンツのダウンロードが終了し、食事も終了すると、利用者は伝票を持ってレジスタ6で会計を行う(ステップS9)。
このとき、店員は伝票に記載された客席番号(またはオーダー端末ID)をレジスタ6に入力すると、レジスタ6のCPUは客席番号(または客席番号に対応付けられたオーダー端末ID)に対応付けてコンテンツの課金情報が登録されているか確認し、課金情報が登録されている場合は、該課金情報を食事の料金に加算し、合計金額を算出して表示部に表示する。店員は食事とコンテンツ配信の料金とを同時に利用者に請求し、利用者は請求金額を支払う。
【0043】
その後、利用者はレストランを出て駐車場Cに駐車した車に乗ると、カーオーディオシステム5にはオーダー端末3にて配信依頼を行ったコンテンツデータが記憶されており、そのコンテンツデータをカーオーディオシステム5の再生装置にて再生しながら、ドライブを楽しむことができる(ステップS10)。
【0044】
以上説明したように、本実施の形態のコンテンツ配信システム1は、レストランの駐車場Cに、所定の配信先に対してコンテンツの配信処理を行う無線配信端末4を設け、レストランの客席Bに所望のコンテンツを選択し、配信を依頼するための操作を行うオーダー端末3を設け、利用者が食事の時間を利用して客席Bでオーダー端末3から所望のコンテンツの配信依頼の操作を行うと、無線配信端末4では、指定されたカーオーディオシステム5に対して指定されたコンテンツデータの配信処理を実行する。
【0045】
また、複数のオーダー端末3及び複数の無線配信端末4は、ローカルサーバ2にLAN接続されており、ローカルサーバ2によって指定配信先へ指定コンテンツデータを配信するように制御される。
【0046】
また、更にローカルサーバ2にはレストランにおける食事の会計を行うレジスタ6が通信接続され、オーダー端末3におけるコンテンツ購入指示に応じたコンテンツの課金情報をオーダー端末IDと対応付けて記憶しておき、食事の会計の際に、該オーダー端末IDに対応付けられた課金情報を読み出し、コンテンツのダウンロード料金と食事の料金とを一括して精算する。
【0047】
また、更にローカルサーバ2はネットワークを介して外部のコンテンツサーバ8と通信接続されており、オーダー端末3からの配信依頼データに応じたコンテンツデータをこのコンテンツサーバ8からダウンロードして、ダウンロードしたコンテンツデータを無線配信端末4に対して送信し、カーオーディオシステム5への配信処理を行わせる。
【0048】
従って、利用者は客席に居ながら食事の時間を利用して、余裕をもって所望のコンテンツを選択でき、また食事の時間を利用して、離れた位置に駐車したカーオーディオシステムにそのコンテンツデータをダウンロードできるので、データ量の多い音楽や画像等のコンテンツデータであっても、待ち時間を意識せずに多くの曲をダウンロードできるようになる。また、コンテンツ配信事業者にとってはコンテンツ配信の利用が促進されるという利点がある。
また、コンテンツの料金は食事の料金と同時にその場で精算できるので利便性が向上する。
【0049】
なお、上述の実施の形態では各駐車スペースに無線配信端末4を夫々設け、各カーオーディオシステム5と1対1で通信接続し、コンテンツデータの転送を行う例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、駐車場Cに無線配信端末4を一つ設け、無線配信端末4と各カーオーディオシステム5との間で、1対多の無線通信を行うようにしてもよい。即ち、無線配信端末4と各カーオーディオシステム5に1対多の無線通信を行うことができる無線通信部(例えば、Bluetooth通信モジュール)を設け、無線配信端末4はオーダー端末3にて入力された配信先のカーオーディオシステム5を特定するカーオーディオIDにて配信先のカーオーディオシステム5を探索し、そのカーオーディオシステム5に対してコンテンツデータを転送する。この場合は、無線配信端末4の設置個数が少なくてよいので、本システムの設置コストを削減できる。
【0050】
また、上述の例の無線配信端末4(1対多通信)にローカルサーバ2の機能を搭載し、LAN接続された複数のオーダー端末3から送信されたコンテンツ配信依頼データ及び配信先指定データに応じて、コンテンツデータを指定配信先のカーオーディオシステム5にダウンロードするようにしてもよい。
この場合は、更にコンテンツ配信システム1を構成する端末数を少なくできるので、設置コストを削減できる。
【0051】
また、コンテンツ配信システムを適用する場所の例としてレストランを挙げたが、これに限定されるものではなく、例えば、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、電車等としてもよい。
電車の場合は、駅にローカルサーバを設置し、電車内に無線配信端末を設置し、利用者の自宅のパーソナルコンピュータ等をオーダー端末として機能させ、配信先端末を利用者の携帯型プレーヤとする。利用者が自宅のオーダー端末からローカルサーバにコンテンツの配信依頼データを送信すると、ローカルサーバはそのコンテンツ配信依頼データを受信して記憶しておく。利用者が電車に乗って携帯型プレーヤに対して所定の操作をおこなうと、その電車内の無線配信端末とローカルサーバとの間で通信処理が行われ、ローカルサーバから前記コンテンツ配信依頼データに応じたコンテンツデータが電車内の無線配信端末に送信され、無線配信端末から携帯型プレーヤに対してコンテンツデータが転送される。この場合は、利用者は自宅で余裕を持ってコンテンツを選択し、電車での通勤時間や通学時間を利用してコンテンツデータをダウンロードできる。
【0052】
また、レストランやコンビニエンスストア、その他の場所での所要時間内に全てのコンテンツのダウンロードが終了しなかった場合に、無線配信端末にダウンロード未完のコンテンツデータ及び配信先の識別IDを記憶しておくようにすれば、利用者が次回このコンテンツ配信システム1を利用する際に、自動的に残りのコンテンツデータを配信するようにしてもよい。
【0053】
また、コンテンツデータは音楽データ、画像データ、その他のデジタル化されたデータであればどのようなものでもよい。
【0054】
その他、オーダー端末におけるコンテンツの配信依頼の操作方法や表示画面等についても任意であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、前記無線配信端末は、前記オーダー端末において入力されたコンテンツ配信指示に応じて、配信先端末に対するコンテンツ配信処理を実行するので、利用者は無線配信端末とは異なる位置にいながら所望のコンテンツの配信指示を操作できるため、利便性の高いコンテンツ配信システムを提供できる。また、オーダー端末からのコンテンツ配信指示に応じたコンテンツデータをオーダー端末で指定された配信先端末へ効率よく確実に配信できる。また、コンテンツ配信サーバからダウンロードしたコンテンツデータを第1又は第2の配信先端末へ配信できるので、最新のコンテンツデータを容易に取得して配信する等、本コンテンツ配信システムにおけるサービスが向上する。また、利用者が店舗を利用する時間を利用して、店内からの操作によって、離れた位置に駐車した車内の第1の配信先端末に所望のコンテンツデータを配信できるので、配信に要する時間を有効に活用でき、またデータ量の大きい音楽や画像等のコンテンツデータであっても、待ち時間を意識せずに多くの曲をダウンロードできるようになる。コンテンツ配信事業者にとってはコンテンツ配信の利用が促進されるという利点がある。
【0058】
請求項2記載の発明によれば、管理用端末の登録手段によって、コンテンツ配信の課金情報を利用者を識別する識別情報と対応付けて会計端末に登録するので、利用者が店舗を利用した際に発生する売上料金とコンテンツ配信の料金とを一括して精算でき、利便性の高いコンテンツ配信システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
コンテンツ配信システム1の全体構成を示す図である。
【図2】本発明のコンテンツ配信システム1を利用する際に行われる処理の流れを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 コンテンツ配信システム
2 ローカルサーバ
3 オーダー端末
4 無線配信端末
5 カーオーディオシステム
6 レジスタ
7 プロクシサーバ
8 コンテンツサーバ
A 店内
B 客席
C 駐車場
D コンテンツ配信会社
Claims (2)
- 利用者の車に設置され無線通信接続された第1の配信先端末と、
可搬の記録媒体で形成された第2の配信先端末と、
駐車場に設置されコンテンツデータを配信する無線配信端末と、
該無線配信端末と通信接続され、店舗内の客席に設置され、前記配信先端末を指定する情報及び配信先端末へのコンテンツの配信指示を入力するオーダー端末と、
前記オーダー端末及び前記無線配信端末と通信接続された管理用端末と、
を具備し、
前記管理用端末は、
ネットワークを介してコンテンツ配信サーバに通信接続するための通信手段と、
前記通信手段により前記コンテンツ配信サーバに対して、オーダー端末から送信されるコンテンツ配信指示に応じたコンテンツデータをダウンロードし、このダウンロードしたコンテンツデータを前記オーダー端末から指定された前記第1又は前記第2の配信先端末へ配信するように制御するコンテンツ配信制御手段と、を備え、
前記オーダー端末は、
前記指定されたコンテンツの配信先が前記第2の配信先端末である場合に、前記管理用端末においてダウンロードされたコンテンツデータを当該第2の配信先端末の前記記録媒体に書き込む書込制御手段を備え、
前記無線配信端末は、
前記指定されたコンテンツの配信先が前記第1の配信先端末である場合に、前記オーダー端末において入力されたコンテンツ配信指示に応じて、前記第1の配信先端末に対するコンテンツ配信処理を実行することを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 当該コンテンツ配信システムが店舗に設置されている場合において、
前記管理用端末は、
利用者が店舗を利用した際に発生する売上料金を精算する会計端末と通信接続され、利用者により前記オーダー端末から入力されたコンテンツ配信指示に応じてコンテンツ配信処理を実行した場合に、コンテンツ配信に対する課金情報と、その利用者を識別する識別情報とを対応付けて前記会計端末に登録する登録手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
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