JP3952513B2 - データ表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、データ表示枠で囲まれる表示対象データを表示するデータ表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ワードプロセッサ等の文書作成装置を使用して所望の図形を表示し、編集することが行われている。
図形の表示時において、ユーザーがカーソルキー等を使用して画面上の位置と大きさを指定することにより、これに応じた四角形等からなる図形データ枠が表示される。次に、あらかじめ選択された図形データが呼び出されてこの図形データ枠内に表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデータ表示方法においては、図形データをその図形データ枠を示す四角形とともに表示する場合に、四角形の四隅についてはいずれも同一の表現が用いられていた。このため、図形に対して回転や裏返し等の変形を行なった場合に、ユーザーが変形前の上下左右の関係を識別できなくなってしまい、その図形に対するその後の変形操作が困難になってしまう等の問題があった。本発明の課題は、表示されたデータの編集作業が容易に行なえるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、表示対象データを表示画面上に表示するデータ表示装置であって、表示画面上に表示された表示対象データを編集する際に、当該表示対象データを囲む表示枠を表示し、その表示枠の左上角位置に当該表示枠の基準位置を示す識別子を表示する表示制御手段を具備し、上記表示枠で囲まれる上記表示対象データを上記表示画面上で左右反転した場合には、上記識別子を上記表示枠の右上角位置に変更して表示し、上記表示対象データを上記表示画面上で上下反転した場合には、上記識別子を上記表示枠の左下角位置に変更して表示する、ようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明は、表示対象データを表示画面上に表示するデータ表示装置であって、表示画面上に表示された表示対象データを編集する際に、当該表示対象データを囲む表示枠を表示し、その表示枠の左上角位置に当該表示枠の基準位置を示す識別子を表示する表示制御手段を具備し、上記表示枠で囲まれる上記表示対象データを上記表示画面上で右90度回転した場合には、上記識別子を上記表示枠の右上角位置に変更して表示し、上記表示対象データを上記表示画面上で180度回転した場合には、上記識別子を上記表示枠の右下角位置に変更して表示し、上記表示対象データを上記表示画面上で左90度回転した場合には、上記識別子を上記表示枠の左下角位置に変更して表示する、ようにしたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1乃至図5を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例としての図形表示動作を示すフローチャートであり、図2は図1に示す図形表示を行なう場合の回路構成を示す図であり、図3乃至図5は本実施例による表示例を示す図である。
【0007】
図2において、入力装置2は、図示せぬカーソルキー、数字入力キー及び編集ファンクションキーを備えており、ユーザーによっていずれかのキーが押されたときに相当する信号を発生する。
【0008】
CPU3はワードプロセッサ・プログラムを実行し、入力装置2からの信号(命令)に従って、ワードプロセッサの各機能を実行する。
表示装置1はCPU3の指示により後述する表示画面に文書や図形データの表示を行なう。
【0009】
また、文書メモリ4は図形の入力されている位置を示す図形データ枠に関する情報を含む文書データを格納し、図形メモリ5は図形データ枠に関する情報から参照される図形ライブラリデータを格納し、外部記憶装置6は、文書データ及び図形ライブラリデータの保存と呼び出しを行なう。
【0010】
次に、このような構成における図形表示動作を、図2と図3乃至図5の表示例を参照して説明する。
まず、入力装置2に備えられたファンクションキーのうち、「図形ライブラリ呼び出し」のファンクションキーが押されると、外部記憶装置6に名前とともに保存されている図形ライブラリデータがCPU3のワークメモリ上に呼び出される。そして、その内容が図3に示すように表示装置1の画面100に表示される。
【0011】
ユーザーはこの表示を見ながら、カーソルキー7を移動させて目的の図形ライブラリを選択し、図示せぬ実行キーで確定する。
次に、図4に示すように、十字カーソル8とともに呼び出す位置の指定を促すガイダンス9が表示され、呼び出し位置指定状態となる。ユーザーはカーソルキー等を使用して十字カーソル8を画面100の所望の位置に移動して位置を指定するとともに、図形枠の大きさ(範囲)を指定して実行キーを押す。
【0012】
次に、図5に示すように、呼び出した位置に表示された四角形の図形枠10の中に図形の実データ(図形データ)11が表示される。このとき、図形枠10の例えば左上の角だけが小さい黒四角aで表示され、残りの3つの角は小さい白四角b、c、dで表示される。これらは編集処理のための基準位置を識別するための識別子となる。
【0013】
以下に、上記したような表示を行なう場合のCPU3の動作を図1のフローチャートを加えてさらに詳細に説明する。ここで、Sはステップを表わすものとする。
【0014】
まず、ユーザーが指定した画面100上の位置を表わすカーソルポインタを文書メモリ4から読み出して開始位置をセットする(S1)。次に、図形枠の大きさを文書メモリ4から読み出して、図形枠としての四角10を描画する(S2、S3)。次に、図形枠10の左上の角に編集処理時の基準位置となる小さい黒四角aを描画するとともに、残りの3つの角に小さい白四角b、c、dを描画する(S4、S5)。
【0015】
次に、図形の実データを読み出して、図形データ11を図形枠10内に描画する(S6、S7)。このようにして、図5に示すような表示例が得られる。
このようにして表示された図形を変形する場合、例えば、図形の大きさを変える場合は、基準位置の黒四角aを除く残り3つの白四角b、c、dのいずれかを、マウスカーソル等のポインティングデバイスもしくはカーソルで指示し、その指示位置を拡大、もしくは縮小方向へ移動操作する。この移動操作によって基準位置aを固定して、枠及び枠内の図形が拡大、もしくは縮小される。
【0016】
また、図形の左右反転を指定した場合には、枠の表示位置は不要で、図形が左右反転して表示される。この状態では、基準位置を示す黒四角の識別子は枠の右上角に位置する。図形の上下反転を行なった後には識別子は枠の左下角に位置する。また、図形を右90°回転した場合には、識別子は右上角に位置し、右180°回転した場合には識別子は右下角へ、左90°回転した場合には、識別子は左下角に位置する。
【0017】
従って、現在の基準位置がどこにあるか明確になり、図形に対するその後の編集操作が正確に行なえる。
上記したように、本実施例においては、図形の大きさや位置の変更及び回転・裏返し・図形枠の変形等を行なう場合、ユーザーは表示されている識別子を基準位置とすることができるので、図形の変形後においても基準位置を正しく認識することができる。したがって、その図形に対するその後の変形操作が容易になる。
なお、本実施例では、枠内に図形データを表示する例で説明したが、文字データやイメージデータ等のデータであってもよい。
【0018】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、表示対象データを反転した場合には、その反転した表示対象データを囲む表示枠で表示される識別子の表示位置を確認することで、その表示対象データが反転したものなのか否か、また反転している場合は、左右反転なのか、上下反転なのか、を容易に把握することができる。
請求項2記載の発明によれば、表示対象データを回転した場合には、その回転した表示対象データを囲む表示枠で表示される識別子の表示位置を確認することで、その表示対象データが元データを右90度に回転したものなのか、180度回転したものなのか、または左90度回転したものなのか、を容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る図形表示動作を示すフローチャートである。
【図2】図1に示す図形表示を行なう場合の回路構成を示す図である。
【図3】本実施例の動作を説明するための表示例を示す図である。
【図4】本実施例の動作を説明するための表示例を示す図である。
【図5】本実施例の動作を説明するための表示例を示す図である。
【符号の説明】
1…表示装置、2…入力装置、3…CPU、4…文書メモリ、5…図形メモリ、6…外部記憶装置、8…十字カーソル、10…図形枠、11…図形データ。
Claims (2)
- 表示対象データを表示画面上に表示するデータ表示装置であって、
表示画面上に表示された表示対象データを編集する際に、当該表示対象データを囲む表示枠を表示し、その表示枠の左上角位置に当該表示枠の基準位置を示す識別子を表示する表示制御手段を具備し、
上記表示枠で囲まれる上記表示対象データを上記表示画面上で左右反転した場合には、上記識別子を上記表示枠の右上角位置に変更して表示し、上記表示対象データを上記表示画面上で上下反転した場合には、上記識別子を上記表示枠の左下角位置に変更して表示する、ようにしたことを特徴とするデータ表示装置。 - 表示対象データを表示画面上に表示するデータ表示装置であって、
表示画面上に表示された表示対象データを編集する際に、当該表示対象データを囲む表示枠を表示し、その表示枠の左上角位置に当該表示枠の基準位置を示す識別子を表示する表示制御手段を具備し、
上記表示枠で囲まれる上記表示対象データを上記表示画面上で右90度回転した場合には、上記識別子を上記表示枠の右上角位置に変更して表示し、上記表示対象データを上記表示画面上で180度回転した場合には、上記識別子を上記表示枠の右下角位置に変更して表示し、上記表示対象データを上記表示画面上で左90度回転した場合には、上記識別子を上記表示枠の左下角位置に変更して表示する、ようにしたことを特徴とするデータ表示装置。
Priority Applications (1)
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JP21764393A JP3952513B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | データ表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21764393A JP3952513B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | データ表示装置 |
Publications (2)
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JPH0773178A JPH0773178A (ja) | 1995-03-17 |
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ID=16707479
Family Applications (1)
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JP21764393A Expired - Fee Related JP3952513B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | データ表示装置 |
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JP (1) | JP3952513B2 (ja) |
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1993
- 1993-09-01 JP JP21764393A patent/JP3952513B2/ja not_active Expired - Fee Related
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