JP3951882B2 - 無線通信端末、及び、通信制御プログラム - Google Patents

無線通信端末、及び、通信制御プログラム Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、無線通信端末、及び、通信制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、無線通信端末のひとつである携帯電話端末(以降、携帯電話と略称する)が普及し、携帯電話を所持している人は電話通信を何時でもどこででも簡単にできるようになって、電話通信の利便性が飛躍的に向上し、携帯電話の中には、1台で通常の電話通信の他に、CCDカメラを備えて撮影した画像を送受信する画像送受信機能を備えたものまである(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、近年の携帯電話の中には単に電話通信及び画像通信を行なえるだけでなく、PDA(個人データ管理)機能、WWW(World Wide Web)接続機能(ブラウザ、電子メールシステム、画像、音楽、プログラムを含む各種ファイルのダウンロードやアップロード)、リアルタイムによる音声と映像とを同時に送受信する機能、及び、自己位置情報取得機能を搭載したものなど、付加機能を充実させた製品も考案・市販されるようになってきている。また、今後、無線通信システムに採用される画像伝送プロトコルとして3G−324Mが採用される方向になっている。この画像伝送プロトコルは、1本の通信回線を4本の論理チャンネルに分け、動画(MPEG−4形式)、音声(AMR形式)、制御信号、一般データの送受信を行うものであって、この画像伝送プロトコルを採用した無線通信システム、及び携帯電話は、音声通話と画像を含めた各種ファイルの送受信とを同時にでき、例えば、相手と通話をしながら、同時に撮影した画像を相手に送るというようなことができるようになる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−136256号公報(第2−4頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら撮像機能を備えた携帯電話の場合、例えば通話中に被写体を撮影する時には、本体ごと被写体に向けて撮影を行なうことになり、撮影時の使い勝手が悪かった。また上記3G−324Mを採用した携帯電話でも、通話をしながら撮影、電子メールの送受信、及びインターネット接続等によるファイル転送を行う場合、良好な通話状態が確保し辛いという不具合が予想される。
【0006】
本発明は、上述の如き従来の課題を解決するためになされたもので、その目的は、音声通話以外の機能の操作を著しく向上させることができる無線通信端末、及び、通信制御プログラムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の手段は以下の通りである。
【0008】
請求項1に記載の発明の無線通信端末は、基地局と無線通信を行う無線通信手段と、該無線通信手段によって通信されたデータを出力させるために蓋部と近接無線接続して通信を行う第1の近接無線通信手段とを備えた本体部と、前記本体部と近接無線接続して通信を行う第2の近接無線通信手段と、この第2の近接無線通信手段を介して受信したデータに含まれる音声を出力する第1の音声出力手段と、前記第2の近接無線通信手段を介して送信されたデータに含まれる動画を表示する表示手段とを備えた蓋部とを備える携帯通信端末において、前記本体部は、前記無線通信手段によって受信したデータに含まれる音声を出力する第2の音声出力手段と、前記無線通信手段を用いて音声通話を行うときは、前記受信したデータに含まれる音声を前記第1の近接無線通信手段を介して前記蓋部へ送信するよう制御し、前記無線通信手段によって受信したデータに動画と音声とが含まれるときは、前記受信したデータに含まれる動画を前記第1の近接無線通信手段を介して前記蓋部へ送信する一方、前記受信したデータに含まれる音声を前記第2の音声出力手段によって出力するよう制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、前記請求項1の発明の無線通信端末において、前記本体部は、イヤホンに接続するためのコネクタを更に具備し、前記第2の音声出力手段は、前記無線通信手段によって受信したデータに含まれる音声を前記コネクタを介して出力することを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明の無線通信端末は、基地局と無線通信を行う無線通信手段と、該無線通信手段によって通信されたデータを出力させるために蓋部と近接無線接続して通信を行う第1の近接無線通信手段とを備えた本体部と、前記本体部と近接無線接続して通信を行う第2の近接無線通信手段と、この第2の近接無線通信手段を介して受信したデータに含まれる音声を出力する音声出力手段と、前記無線通信手段を介して基地局に送信すべき動画を取得する撮像手段とを備えた蓋部とを備える携帯通信端末において、前記本体部は、前記無線通信手段を用いて音声通話を行うときは、前記受信したデータに含まれる音声を前記第1の近接無線通信手段を介して前記蓋部へ送信するよう制御し、前記無線通信手段を用いて動画を送信するときは、前記撮像手段によって取得されて前記第2の近接無線通信手段を介して送信された動画を前記第1の近接無線通信手段を介して受信し、前記無線通信手段を介して前記基地局に送信するよう制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0013】
請求項4の発明の通信制御プログラムは、基地局と無線通信を行う無線通信部と、該無線通信部で通信されたデータを出力させるために蓋部と近接無線接続して通信を行う第1の近接無線通信部と、前記無線通信部によって受信したデータに含まれる音声を出力する第1の音声出力部とを備えた本体部と、前記本体部と近接無線接続して通信を行う第2の近接無線通信部と、この第2の近接無線通信部を介して受信したデータに含まれる音声を出力する第2の音声出力部と、前記第2の近接無線通信部を介して受信したデータに含まれる動画を表示する表示部とを備えた蓋部とを備える携帯通信端末の前記本体部が有するコンピュータを、前記無線通信部を用いて音声通話を行うときは、前記受信したデータに含まれる音声を前記第1の近接無線通信部を介して前記蓋部へ送信するよう制御し、前記無線通信部によって受信したデータに動画と音声とが含まれるときは、前記無線通信部で受信したデータに含まれる動画を前記第1の近接無線通信部を介して前記蓋部へ送信するよう制御する一方、前記受信したデータに含まれる音声を前記第1の音声出力部より出力するよう制御する制御手段、として機能させることを特徴とする。
【0014】
請求項5の発明の通信制御プログラムは、基地局と無線通信を行う無線通信部と、該無線通信部で通信されたデータを出力させるために蓋部と近接無線接続して通信を行う第1の近接無線通信部とを備えた本体部と、前記本体部と近接無線接続して通信を行う第2の近接無線通信部と、この第2の近接無線通信部を介して受信したデータに含まれる音声を出力する音声出力部と、前記無線通信部を介して基地局に送信すべき動画を取得する撮像部とを備えた蓋部とを備える携帯通信端末の前記本体部が有するコンピュータを、前記無線通信部を用いて音声通話を行うときは、前記受信したデータに含まれる音声を前記第1の近接無線通信部を介して前記蓋部へ送信するよう制御し、前記無線通信部を用いて動画を送信するときは、前記撮像部によって取得されて前記第2の近接無線通信部を介して送信された動画を前記第1の近接無線通信部を介して受信し、前記無線通信部を介して前記基地局に送信するよう制御する制御手段、として機能させることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の無線通信端末の第1の実施の形態に係る構成を示した平面図と側面図である。図1(a)が平面図で、図1(b)が側面図である。本例の無線通信端末(携帯電話端末)1は、蓋部2と本体部3がヒンジ(不図示)により結合されて、二つ折り可能タイプであり、図示の状態は蓋部2を開いた状態(本実施の形態では第2のモードという)である。
【0019】
蓋部2は、被写体を撮影する撮像部4、着信或いは警告などを報知する報知ランプ5、受話音声を出力するスピーカ6、メール内容や文字、図形及び画像などの各種情報を表示するVGAクラスの解像度を有するカラーTFT液晶の表示部7、撮像部4のシャッターボタン8、凸状で伸縮自在に設けられた充電用のコネクタ9、送話音声を集音するマイク10、蓋部2と本体部3を回動可能に結合するヒンジ(不図示)の回動軸に設けられて蓋部2と本体部3を切り離す着脱スイッチ11、ヒンジを覆うヒンジカバー12を備えている。
【0020】
本体部3は、モノクロ液晶で構成されて受信電波強度、現在時刻、着信時の発信者名、及び、蓋部2と本体部3とで個別に充電池(不図示)の充電状態をゲージ表示する表示部13、蓋部2が本体部3にかぶさった状態(本実施の形態では第1のモードという)で、上記コネクタ9と接触する凹状のコネクタ14、携帯電話用の無線通信プロトコルで使用する周波数帯に対応する通信用のアンテナ15、各種の情報の入力や機能指示などを行なうキー操作部16、スピーカ17、受話用のマイク18、外部インターフェイス用のコネクタ19、クレイドル(不図示)と接触して本体部3内の後述する充電池に充電するためのコネクタ20、イヤホン端子(カバー)21、ストラップ接続部材22を備えている。
【0021】
尚、上記したキー操作部16はメールキー161、発信履歴キー162、ブラウザキー163、アドレス帳キー164、センターキー165、通話キー(オフフックキー)166、クリアキー167、切キー(オンフックキー)168、テンキー169などの各種キーを有している。
【0022】
上記した無線通信端末1は画像伝送プロトコル3G−324Mに対応し、上記したようにカラー表示の表示部7と、撮像部4としてのCMOSデバイスを実装し、この撮像部4は蓋部2の先端に回動可能に取り付けてあり、背面に向けることができるようになっている。この図1の第2のモードで通話する場合は、ユーザーの音声をマイク10で拾い、通話相手の音声はスピーカ6から出力される。
【0023】
図2は、図1に示した無線通信端末1の蓋部2を閉めて折り畳んだ状態とした場合の平面図と側面図である。図2(a)が平面図で、図2(b)が側面図である。無線通信端末1の蓋部2はヒンジ(不図示)を中心として回転し、本体部3にかぶさって折り畳んだ状態(二つ折り状態)になって、マイク18が蓋部2の背面の先端についている。この蓋部2が本体部3にかぶさった状態を第1のモードという。
【0024】
この第1のモードでは、待受状態の時の図1に示した表示部7への給電はストップしており、基本的に蓋部2では電源を消費するモードにはなっていない。また、図1に示したコネクタ9とコネクタ14とが接触しており、本体部3の電源が充分な状態であり且つ、蓋部2内の後述する充電池の充電状態が不充分であれば、本体部3の充電池から電源をコネクタ9、14を介して蓋部2の充電池に充電電流を供給して充電する。
【0025】
この第1のモードでは発呼はできないが、着信を検出すると通話のみ可能となる。その場合、通話相手の音声はイヤホン23若しくはイヤホンマイク230を介して出力され、ユーザーの送話はマイク18で拾って相手方に送信される。また、撮像部4を蓋部2の背面部に回動させて撮像することもできる。ここで、イヤホンマイク230は発音部233とマイク231とオフフック用のスイッチ232を有している。
【0026】
図3は上記した蓋部2と本体部3を回動可能に結合するヒンジ部分の回転部分の構造例を示した図である。蓋部2と本体部3を結合するヒンジ部分は、この部分で蓋部2と本体部3とを切り離すことができる。本体部3のヒンジ部分は、シャフト303に巻き回されたバネ300と、シャフト303に移動自在に勘合して、ヒンジ部内に形成されたシリンダ302内を移動する移動部材308と、シリンダ302の内壁に配置されたマイクロスイッチ301と、このマイクロスイッチ301に移動部材308の移動により接触する接触部304及びシャフト303の先端部にあって、移動部材308の上部内壁に接触するマイクロスイッチ305で構成されている。
【0027】
一方、蓋部2のヒンジ部分のガイド溝111が設けられると共にヒンジ部カバー12内側には円筒形のスペース112が形成されている。またこのスペース112には着脱スイッチ11が軸方向に移動自在に装着されている。着脱スイッチ11の本体部材110には、着脱スイッチの軸方向の移動に合わせてガイド溝111を移動する凸部113が形成されている。着脱スイッチ11はこの凸部113により蓋部2から外れることを防止し、この着脱スイッチ11が矢印a方向に押下されると、本体部材110がスペース112内を移動するとともに、凸部113がガイド溝111を移動して、移動部材308を矢印b方向に押す。
【0028】
上記構成にて、バネ300は伸張状態に作用するようになっている。図示の状態において、本体部3側のヒンジ部分の移動部材308の先端部が蓋部2側のヒンジ部分のスペース112に突出することによって、本体部3側と蓋部2側はヒンジを介して結合された状態になっている。この状態で、着脱スイッチ11を矢印aに方向に押すと、この着脱スイッチ11に接触している移動部材308も矢印b方向に押されて引っ込むため、本体部3側のヒンジ部分が外れて、蓋部2との結合が切れて両者を切り離すことができる。
【0029】
蓋部2と本体部3とが切り離された状態では、バネ300の作用により移動部材308は図示のようにその頭部が本体部3側のヒンジ部分から突出している。この状態で、移動部材308の頭部の傾斜部307を用いて蓋部2側のヒンジにより移動部材308を本体部3側のヒンジ部に一旦押し込めて両ヒンジ部の軸中心を合わせると、押し込まれた移動部材308が蓋部2側のヒンジ部内に突出して挿入され、蓋部2側と本体部3側は図示のごとく結合状態になる。
【0030】
ここで、マイクロスイッチ301、305は、上記の蓋部2と本体部3の着脱動作によるこれらスイッチのオン、オフ信号をそれそれ後述する検出部を介して本体部3の後述する制御部及び蓋部2の後述する制御部に出力する。蓋部2と本体部3を切り離すべく、上記した着脱スイッチ11を押し込む動作を行なうと、移動部材308が矢印b方向に移動して、マイクロスイッチ301と305の両方がオン状態になるのを前記検出部が検出して後述する第3のモードヘ移行する。
【0031】
また、切り離された蓋部2を本体部3に結合する場合、移動部材308はそれ程深く矢印方向b側に移動しないため、マイクロスイッチ301のみのオンが前記検出部により検出され、第2のモードに移行する。更に、第2のモード状態において、図1に示したコネクタ9、14の接触を前記検出部で検出すると、上記第1のモードへ移行する。
【0032】
蓋部2と本体部3とは電気的に互いに独立しており、第2のモードで通話する場合、ユーザーの音声をマイク10で拾い、通話相手の音声はスピーカ6から出力されるが、蓋部2と本体部3の回路を結合する無線通信(後述する近接無線通信処理部により構成)によって、蓋部2側のマイク10で拾った音声は符号化されて本体部3に送られ、この本体部3からアンテナ15を介して外部に送信される。
【0033】
この場合、蓋部2と本体部3とはbluetooth規格に代表される2.4MHz帯の近接無線通信プロトコルでリンクしており、例えばbluetooth規格のへッドセットプロファイルで、ユーザーの音声を符号化して本体部3に送信した後、更に無線処理して外部に送信する。また、通話相手の音声データは本体部3で一度、無線信号処理した後、上記へッドセットプロファイルを用いて蓋部2に送信され、蓋部2で復号化されてスピーカ6から出力される。
【0034】
図4は上記した蓋部2と本体部3とが離れた状態を示した平面図である。上記したように着脱スイッチ11を矢印a方向に押圧することにより、蓋部2と本体部3とは切り離されて第3のモード状態となる。この第3のモード状態では、発呼、着信両方が可能であり、音声通話のみならば、上記第1のモ一ドと基本的に同じ処理を行うことができる。ここで、図中、45、55は蓋部2と本体部3の間で無線によるデータ送受信を行うために、それぞれに搭載されている近接無線通信処理部(後述)用のアンテナである。
【0035】
即ち、この第3のモードにおいて、蓋部2は本体部3に対して独立した情報端末(PDA)として機能し、通話をしながら、後述する内蔵RAM、若しくは本体部3内蔵の後述するRAMに格納された各種データを蓋部2に転送させ、表示部7に表示させて閲覧することができる。但し、この第3のモードにおける画面操作は、本体部3のセンターキー165を用いて行われ、このセンターキー165の操作に応じて、本体部3に格納された各種データを後述する近接無線通信処理部を使用して蓋部2に転送する。又、RAM52に格納されたデータを表示部7に表示させることもできる。また、撮像部4による撮影はシャッターボタン8の操作を検出することにより実行される。
【0036】
図5は図1、図4に示した表示部13の表示状態を示した図である。表示部13は、無線通信端末1の各種状態を示す部分であり、蓋部2内の後述する充電池の充電状態を表示するセグメント131、本体部3内の後述する充電池の充電状態を示すセグメント132、現在日時、通話相手の氏名、電話番号等の各種情報を表示する情報表示領域133、受信感度を示すセグメント134から成っている。
【0037】
図6は図1、2などに示した無線通信端末1の回路構成図である。無線通信端末1の回路は蓋部2側と本体部3側の回路で構成され、両回路は後述する近接無線通信により接続され、電源系はコネクタ9、14により接続される。
【0038】
蓋部2側の回路は、蓋部2の各種動作及び全体の動作を制御する制御部51、撮像部4により撮影された画像データを記憶したり、制御部51が動作する上で必要なデータを記憶するRAM52、充電池56の充電状態を監視する電源監視部53、本体部3との間の通信を無線で行なう近接無線通信処理部54、近接無線用のアンテナ55、蓋部2側の回路に電源を供給する充電池56、マイク10及びスピーカ6への入出力音声信号を符号化、復号化処理する音声信号処理部57、表示部7を駆動して各種情報を表示する表示ドライバ58、CCD等の撮像部4から得られた画像信号を符号化して画像データに変換処理するDSP59、撮像部4のシャッターボタン8の押下を検出するシャッターボタン検出部60、報知ランプ5を点滅するドライバ61及びこれら各部品を相互に接続するバス500を有している。
【0039】
本体部3側の回路は、本体部3の各種動作及び全体の動作を制御する制御部31、無線通信端末1として必要な各種データを記憶し、且つ制御部31が動作する上で必要なデータを記憶するRAM32、制御部31を制御する各種プログラムなどを記憶するROM33、キー操作部16のキー押下情報を入力するキー入力部34、表示部13を駆動して各種情報を表示させる表示ドライバ35、各種の音声信号を生成する音源回路部36、音源回路部36から生成された音源を増幅してスピーカ17より出力するドライバ37、アンテナ15を介して基地局(不図示)と無線により音声やデータを送受する無線送受信部38、無線送受信部38で受信した音声やデータを復調し、或いは無線送受信部38から送信する音声やデータを変調するなどの無線通信に必要な処理をする無線信号処理部39、本体部3を例えばノートパソコンなどの外部機器と接続する外部インターフェイス40、マイク18及びイヤホンマイク230から入力された音声信号を符号化処理する音声信号処理部41、コネクタ9、14の接離の検出、マイクロスイッチ301、305のオン、オフ信号の検出し、並びにイヤホン端子21にイヤホン23が接続されたのか、イヤホンマイク230が接続されたのかを検出する検出部42、充電池46の充電状態を監視する電源監視部43、蓋部2との間の通信を無線で行なう近接無線通信処理部44、近接無線用のアンテナ45、本体部3側の回路に電源を供給すると共に、蓋部2側の充電池56を充電する充電池(主電源)46及びこれら部品を相互に接続するバス400を有している。尚、充電用コネクタ19は充電池46に充電電流を外部から供給し、コネクタ14を蓋部2側のコネクタ9と接続して、充電池46から充電電流を蓋部2側の充電池56に供給する。
【0040】
ここで、制御部51は蓋部2全体を制御し、例えばマイク10を介して入力された音声を音声信号処埋部57で符号化してバス500に出力した後、制御部51の制御により、近接無線通信処理部54に転送する。また、近接無線通信処理部44、54は両者の間でリンク確立する際にそれぞれの相手を認証するに必要な情報を格納しているデバイスID記憶部441と541を内蔵している。蓋部2で符号化された音声信号は、近接無線通信処理部54により上記bluetoothのへッドセットプロファイルに基づいて2.4MHz帯の無線信号に変換されてアンテナ55からリンク確立された本体部3の近接無線通信処理部44に送信される。
【0041】
また、制御部51はシャッターボタン8の操作により、カメラモードに移行したことを検出して、第2のモードもしくは第3のモードである場合、撮像部4により取り込まれた撮像画像を表示部にスルー画像として表示させる。そして更にどのモードも関係無くシャッターボタン8の操作を検出した場合は、撮像部4の撮像画像はDSP59により符号化され、バス500に出力された後、制御部51の制御によりRAM52に格納されたり、近接無線通信処理部54に転送される。ここで、符号化された撮像音声信号は、上記bluetooth規格のデータ通信プロファイルに基づいて2.4MHz帯の無線信号に変換され、アンテナ55により、リンク確立された本体部3に出力される。
【0042】
更に、へッドセットプロファイルによりアンテナ55により受信された信号は、近接無線通信処理部54で音声信号(デジタル信号)に変換され、バス500を介して音声信号処理部57に転送され、そこで復号化された音声をスピーカ6から出力する。又、無線送受信部38への着信を制御部31が検出した場合は、本体部3よりその旨が蓋部2に近接無線通信により送信され、報知ランプ5を駆動させる他、表示ドライバ58に貯められた各種情報が制御部51の制御により表示部7に表示される。また、第1のモードの状態でコネクタ14、コネクタ9により本体部3から供給された電源は、充電池56に充電される。そしてこの充電池56の充電状態は電源監視部53により監視され、定期的に本体部3に送信される。
【0043】
図7は上記したRAM32の記憶領域を示した構成図である。RAM32は加入者のID(識別情報)や電話番号、アドレス帳データ、ショートメール等の各種バックアップデータや、アクセスポイントのダイアル番号等のネットワーク接続情報を格納する加入者(ユーザー情報)格納領域391、マイクロスイッチ301、305及びコネクタ9と14との接触を検出部42が検出し、その結果に応じて、第1、第2、第3のいずれのモードか判別して図8に示すようなフラグA、又はフラグBをセット、リセットするモードフラグエリア392、ユーザーがダイアルしてオフフックした電話番号を順次記録する発信履歴格納領域393、着呼要求検出時、発呼者番号通知によって通知された電話番号を格納する着信履歴格納領域394、ユーザーが任意に登録したり、外部インターフェイス等から転送された個人の連絡先データを格納するアドレス帳格納領域395、上記プロトコルにおいてパケット通信で受信したメールデータを格納したり、送信していない作成メールデータを格納するメールデータ格納領域396、蓋部2より送信された画像(データ)をメール送信する際に一時的に格納するワークエリア397から成っている。ここで、アドレス帳格納領域395には、図9に示すように、格納アドレスと、氏名、連絡先電話番号、フラグC(その人がメールアドレスを持っているか、若しくは登録しているかを示すフラグ)、メールアドレス、その他、各種個人情報を格納する。
【0044】
制御部31は例えば、第1のモード及び第3のモードにおいてマイク18を介して入力された音声を音声信号処理部41で符号化し、バス400に出力した後、制御部31の制御により、無線信号処理部39に転送する。無線信号処理部39で符号化された音声信号は無線送受信部38によって、携帯電話用の無線通信プロトコルに基づいた信号形式に変換されてアンテナ15により出力される。
【0045】
また、近接無線通信処理部44により受信された各種データ(蓋部2の撮像部4により撮像された画像データ)は、無線送受信部38によって上記画像伝送プロトコル3G−324Mに基づいた信号形式に変換されてアンテナ15により出力される。更に、アンテナ15により受信された信号は、無線送受信部38、無線信号処理部39、バス400を介して音声信号処理部41に転送され、そこで復号化された音声をイヤホン端子21を介してイヤホン23から出力する。
【0046】
更に、上記画像伝送プロトコルでアンテナ15により受信された信号は、無線送受信部38、無線信号処理部39、バス400を介してRAM32に格納されたり、近接無線通信処理部44に転送される。ここで、前記受信信号は上記bluetooth規格のデータ通信プロファイルに基づいて2.4MHz帯の無線信号に変換されてアンテナ45により、リンク確立された蓋部2に出力される。また、制御部31はイヤホン端子21にイヤホン23の代わりにイヤホンマイク230が接続された場合は、スイッチ232の操作を検出することにより、マイク18より入力すべき音声をマイク231から入力するように切り替える。
【0047】
次に本実施の形態の動作について説明する。まず、本例の無線通信端末1が本体部3に蓋部2がかぶさった(無線通信端末1を折り畳んだ)状態である第1のモードにある時は、例えばバックなどに収納されて無線通信端末1を使用していない場合を想定している。このような状態では、本体部3に搭載されている電池41の電圧監視動作が行なわれており、以下、図10のフローチャートに従ってこの動作について説明する。
【0048】
まず、ステップS1では、本体部3の電源監視部43により充電池46の電圧状態をチェックし、その電圧レベルがどうであるかを判断し、レベル1であった場合はステップS9に進み、レベル2であった場合はステップS2に進む。ここで、レベル1、レベル2、レベル3は充電池46、56のそれぞれの電圧レベルを示しており、番号が大きくなる程、電圧レベルが低い状態を示し、充電池に蓄電されている電荷が少なくなっていることを示している。
【0049】
ステップS2では、本体部3の充電池46からコネクタ14、9を介して蓋部2の充電池56に対して行なわれている充電を停止する。これは、無線通信端末1が第1のモードの状態にあるとき(すなわちコネクタ9とコネクタ14が接触している状態のとき)は蓋部2では電源を消費することがないため、結果的に、本体部3が最低限動作する状態を確保するために行われる処理である。その後、ステップS3で、本体部3の電源監視部43により充電池46の電圧状態をチェックし、その結果がレベル3であるかどうかを判断し、そうでない場合はステップS9に進む。レベル3である場合はステップS4にて、蓋部2の電源監視部53により充電池56の電圧状態をチェックし、ステップS5でレベル3であるかどうかを判断する。その結果レベル3であると判断された場合は、ステップS7に進んで、音源回路部36からドライバ37を介してスピーカ17より蓋部2の低電圧を知らせる音をステップS8で一定時間経過するまで発生した後、充電池56から蓋部2への電源供給を停止する。一方、充電池56の電圧状態がレベル3でない場合は、ステップS56で充電池56より充電池46へコネクタ9、14を介して電源を供給し、充電池46を充電し、充電する処理をしてリターンする。すなわち第1のモードにおいては、充電池56は充電池46のバックアップとして動作する。
【0050】
ステップS3で、充電池46の電圧状態がレベル3でない場合、ステップS9で、コネクタ9とコネクタ14が離れたことを検出部42で検出したかどうかを判断し、検出しない場合(蓋部2が本体部3にかぶさった状態)はリターンし、検出した(蓋部2を本体部3に対して開いた状態)場合はステップS10にて、RAM32のモードフラグエリア392のフラグAに“1”をセットして第2モードに移行し、ステップS11で第2モードの処理を行なう。
【0051】
この第2モードの処理中、ステップS12で、マイクロスイッチ301に接触部304が接触してオンし且つマイクロスイッチ305がオンしたことを検出部42で検出したかどうかを判断し、検出した場合はステップS13に進み、検出しない場合はステップS18に進む。ステップS18ではコネクタ9と14が接続されたことを検出部42が検出したかどうかを判断し、検出しない場合はステップS11に戻り、検出した場合(蓋部2を本体部に対して閉じた状態)はステップS19に進む。
【0052】
ステップS12でマイクロスイッチ301、305のオン(蓋部2と本体部3とが切り離された状態)を検出してステップS13に進んだ場合、RAM32のモードフラグエリア392のフラグBに“1”をセットしてステップS14で第3モードに移行し、ステップS15で第3モードの処理を行なう。この第3モードの処理中、ステップS16でマイクロスイッチ301に接触部304が接触してオンしたことを検出部42で検出したかどうかを判断し、オンした場合(蓋部2と本体部3とが結合した状態)はステップS17でRAM32のモードフラグエリア392のフラグBに“0”を書き込んで、ステップS10に戻る。
【0053】
ステップS18でコネクタ9とコネクタ14との接続を検出してステップS19に進んだ場合、電源監視部43により充電池46の電圧をチェックし、ステップS20で充電池46の電圧がレベル1であるか、或いはレベル2、3であるかを判断する。レベル1の場合、ステップS21にて、充電池46からコネクタ14、コネクタ9を通して充電池56の充電を開始してステップS22で第1のモードに移行する。充電池46の電圧がレベル2、3であった場合はステップS22に進んで、第1のモードに移行する。
【0054】
図11は無線通信端末1の蓋部2が本体部3に対して閉じた状態の(無線通信端末1を折り畳んだ状態)第1のモードにある時の動作について説明する。まず、ステップS23で、無線送受信部38への着呼を検出すると、ステップS24で、音源回路部36からの音源をドライバ37を介してスピーカ17から出力することによってリンガを鳴動させ、表示ドライバ35を介して表示部13に着信電話番号、発信者名等の情報表示を行なう。その後、ステップS25では、検出部42によりイヤホン端子21に何か接続されていることが検出されたかどうかを判断し、検出されない場合はステップS32に進み、検出された場合はステップS26に進む。
【0055】
ステップS26では、イヤホンマイク230のスイッチ231が押されてオフフックしたことを検出部42により検出したかどうかを判断し、検出されない場合はステップS30に進み、検出された場合はステップS27に進む。ステップS27にて、マイク231を用いてユーザーの音声を入力すると、入力音声は音声信号処理部41により符号化され、この符号化された音声信号が無線信号処理部39により変調されてから、無線送受信部38からアンテナ15を介して送信される。また、アンテナ15を介して無線送受信部38により受信された相手からの受話信号は無線信号処理部39により復調された後、音声信号処理部41で復号化され、この復号化されたアナログ音声信号がイヤホンマイク230の発音部233から出力される。この通話中、ステップS28により相手側のオンフック若しくはスイッチ232のオンフック操作を検出したと判断されると、ステップS29に進んで通話を終了する。
【0056】
ステップS26でイヤホンマイク230のスイッチ232によるオフフックが検出されない場合、イヤホン端子21にはイヤホン23が接続されているため、ステップS30にて、マイク18にて送話音声を入力し、受話音声をイヤホン23より出力する通話が行なわれ、通話経路は音声の入出力場所が違うだけでステップS27で説明した経路とほぼ同じである。この通話中、ステップS31で相手側のオンフック若しくはイヤホン23がイヤホン端子21から切断されたことが検出されると、ステップS29に進んで、通話を終了する。
【0057】
ステップS25でイヤホン端子21への接続を検出しない場合、ステップS32にてコネクタ9とコネクタ14が離れたことを検出部42により検出したかどうか、即ち、蓋部2が開いたかどうかを判断し、開いた場合は図12のステップS36に進み、蓋部2が閉じている場合はステップS33に進む。このステップS33ではリンガが鳴っている状態でシャッターボタン8が押されたことをシャッターボタン検出部60で検出したかどうか、即ち着呼要求停止があったかどうかを判断し、ない場合はステップS25に戻り、着呼要求停止があった場合はステップS34にて、RAM32内の着信履歴格納領域394内の着信履歴データを更新してリターンする。尚、蓋部2が閉じていて且つリンガが鳴っている状態でシャッターボタン8が押下された場合は着呼要求停止指示となるようにプログラムされている。
【0058】
図12は無線通信端末1の蓋部2が本体部3に対して開いている第2のモードの時の動作を示したフローチャートである。この第2のモードにおいて、通話者は、無線通信端末1を図15(a)に示したように持って、通常の携帯電話機と同様に通話することになる。
【0059】
まず、ステップS35で、無線送受信部38への着呼を検出したかどうかを判断し、検出しない場合はステップS47に進み、検出した場合はステップS36で、近接無線通信処理部44と54間でアンテナ45、55を介して通信処理を行うことによりネゴシエーションを開始して、ステップS37で、音源回路部36からの音源をドライバ37を介してスピーカ17から出力することによってリンガを鳴動させると共に、表示ドライバ35によって表示部13に着信電話番号、発信者名等の情報表示を行なう。次にステップS38で、キー操作部16のオフフックキー166が押されてオフフックしたことが検出されたかどうかを判断し、検出された場合はステップS39に進み、検出されない場合はステップS43に進む。ステップS43では、着呼要求停止かどうかを判断し、停止でない場合はステップS37に戻り、停止の場合はステップS44に進んで、RAM32内の着信履歴データを更新してからリターンする。
【0060】
ステップS38でオフフックを検出した場合、ステップS39にて、ヘッドセットプロファイルによる通信を開始し、マイク10にて送話音声を入力し、スピーカ6から受話音声を出力することにより相手と通話する。即ち、マイク10を用いてユーザーの音声を入力すると、入力音声は音声信号処理部57により符号化され、この符号化された音声信号が近接無線通信処理部54により変調された後、アンテナ55から送信される。アンテナ45により受信された無線信号は近接無線通信処理部44により復調された後、無線信号処理部39に入力され、ここで変調された後、無線送受信部38からアンテナ15を介して送信される。
【0061】
また、アンテナ15を介して無線送受信部38により受信された相手からの受話信号は無線信号処理部39により復調された後、近接無線通信処理部44に入力され、ここで変調されてアンテナ45から送信される。アンテナ55により受信された無線信号は近接無線通信処理部54により復調された後、音声信号処理部57により復号化された後、スピーカ6から出力される。この通話中、ステップS40にて、マイクロスイッチ301と305がオンしたことを検出部42で検出したか(蓋部2と本体部3を分離したか)どうかを判断し、分離しない場合はステップS45に進み、分離した場合はステップS41に進む。ステップS41では、オンフックキー168が押下されてオンフックが検出されたかどうかを判断し、検出されない場合はステップS39に戻り、検出された場合はステップS42にて通話を終了してリターンする。
【0062】
ステップS40で蓋部2と本体部3を分離した場合、ステップS45にて、イヤホン端子21に何かが接続されたことを検出部42により検出したかどうか判断し、検出されない場合はステップS39に戻り、検出された場合はステップS46にて、近接無線通信処理部44と54間でアンテナ45、55を介して通信することによりネゴシエーションを開始してリンクを解除した後、図13のステップS57に進む。
【0063】
ステップS35で着呼を検出しない場合、ステップS47にて発呼動作を検出したかどうかを判断し、検出しない場合はステップS51に進み、検出した場合はステップS48に進む。ステップS48では、近接無線通信処理部44と54間でアンテナ45、55を介して通信することによりネゴシエーションを開始してリンクを確立した後、ステップS49に進んで通話要求信号を無線送受信部38から送信した後、ステップS50で相手側のオフフック操作を検出すると、ステップS39に進む。
【0064】
ステップS47で発呼動作を検出しない場合は、ステップS51にてセンターキー165を操作してカメラモードに移行したかどうかの検出を行い、検出しなかった場合、すなわち、カメラモードに移行しない場合はステップS53に進んでその他のモード処理を行ない、カメラモードへの移行を検出した場合はステップS52に進んでカメラモード処理を行なう。
【0065】
図13は蓋部2と本体部3が切り離された第3のモードにおける端末の動作を示したフローチャートである。この第3のモードにおいて、図15(b)に示したように通話者は左手に無線通信端末1の蓋部2を持ち、右手に無線通信端末1の本体部3を持ち且つ、本体部3に装着した例えばイヤホン23を右耳にして通話を行う。このイヤホン23の代わりにイヤホンマイク230を用いてもよい。
【0066】
ステップS54では、無線送受信部38にて着呼を検出したかどうかを判断し、検出しない場合はステップS65に進み、検出した場合はステップS55に進む。ステップS55では、音源回路部36からの音源をドライバ37を介してスピーカ17から出力することにより、リンガを鳴動させると共に、表示ドライバ35を介して表示部13に着信電話番号や発信者名等の情報表示を行なう。
【0067】
次にステップS56では、検出部42によりイヤホン端子21に何か接続されていることが検出部42により検出されたかどうかを判断し、検出されない場合はステップS61に進み、検出された場合はステップS57に進む。ステップS57ではイヤホンマイク230のスイッチ232が押されてオフフックしたことを検出部42により検出したかどうかを判断し、検出されない場合はステップS63に進み、検出された場合はステップS58に進む。
【0068】
ステップS58にて、マイク231を用いてユーザーの音声を入力すると、入力音声は音声信号処理部41により符号化され、この符号化された音声信号が無線信号処理部39により変調された後、無線送受信部38からアンテナ15を介して送信される。また、アンテナ15を介して無線送受信部38により受信された相手からの受話信号は無線信号処理部39により復調された後、音声信号処理部41で復号化され、この復号化されたアナログ音声信号がイヤホンマイク230の発音部233から出力される。この通話中、ステップS59で相手側のオンフック若しくはスイッチ232のオンフック操作を検出したと判断されると、ステップS60に進んで、通話を終了する。
【0069】
ステップS57でスイッチ232の操作が検出されない場合は、ステップS63に進み、マイク18にて送話音声を入力してイヤホン23にて音声を出力する通話を行う。この通話中ステップS64にて相手側のオンフック若しくはスイッチ232のオンフック操作を検出したと判断されると、ステップS60に進んで、通話を終了する。
【0070】
ステップS56でイヤホン端子21に何も接続されないと検出された場合は、ステップS61に進んで着呼要求停止がなされたかどうかを判断し、なされるとステップS62に進んで、RAM32内の着信履歴データを更新すると共に、スピーカ17からのリンガの出力を停止してリターンする。
【0071】
ステップS54で着呼検出しない場合はステップS65に進み、イヤホン端子21にイヤホン23又はイヤホンマイク230が接続されているかどうかを判断し、接続されていない場合はステップS71にてエラー表示をしてリターンする。イヤホン23又はイヤホンマイク230が接続されている場合はステップS66に進んで発呼動作を検出したかどうかを判断し、検出しない場合はリターンし、発呼動作を検出した場合はステップS67に進む。
【0072】
ステップS67では無線送受信部38から通話要求信号をアンテナ15を介して送信し、その後、ステップS68で相手側のオフフック操作を検出すると、ステップS69に進んでマイク18で送話音声を入力し、受話音声をスピーカ17から出力する通話を行なう。この通話中にステップS70で相手側のオンフック若しくはオンフックキー168の押下によるオンフック操作を検出した場合は、ステップS60に進んで通話を終了した後、リターンする。
【0073】
図14は本無線通信端末1において通話中にカメラモードへの移行を検出し、音声通話処理を行いながら平行してカメラモードにおける撮影動作を行った場合のフローチャートである。まず、通話中に、ステップS72にてシャッターボタン8が押下されたことをシャッターボタン検出部60が検出したか、或いはセンターキー165を操作して撮影モードにしたかどうかを判断し、検出しない場合はリターンし、検出した場合はステップS73に進む。ステップS73では蓋部2が閉まっている第1のモードであるかどうかを判断し、第1のモードでない場合はステップS86に進み、蓋部2が閉まった状態の第1のモードである場合はステップS74に進む。
【0074】
ステップS74では撮像部4は蓋部2の背面に向いているかどうかを判断し、背面に向いていない場合はステップS85で報知ランプ5を点滅させて、撮像部4を背面側に向けるようにユーザーに警告する。撮像部4が背面側に向いている場合はステップS75に進み、ステップS76で再度シャッターボタン8が押下される操作を検出するまで待機する。再度シャッターボタン8が押下されると、ステップS77に進んで、撮像部4で得られた画像信号をDSP59で符号化して得られる画像データをステップS77で取り込んでRAM52に格納する。その後、ステップS78に進んで、RAM32内のアドレス帳格納領域395を検索し、通話相手のメールアドレスなどの送信先情報を検索し、ステップS79でメールアドレスがあるかどうかを判断し、ない場合はステップS73に戻り、メールアドレスがあった場合はステップS80に進む。
【0075】
ステップS80では、近接無線通信処理部44と54間でアンテナ45、55を介して通信することによりネゴシエーションを開始してリンクを確立した後、ステップS81に進んで、RAM52に格納した前記画像データを近接無線通信処理部55、44を介して本体部3側のRAM32に転送した後、ステップS82で音源回路部36から報知信号をドライバ37を介してスピーカ17に出力して報知音を鳴らし、またステップS83で、表示ドライバ35により表示部13に画像データの送信準備ができたことを示す表示を行なう。その後、ステップS84で一定時間の経過待ちを行なう。一定時間経過すると、ステップS90に進んで無線信号処理部39からアクセスポイントへのダイアル信号を発生して無線送受信部38から送信し、ステップS91で前記アクセスポイントからの応答待ちを行なう。その結果ステップS92で応答がない場合はステップS98に進み、応答があった場合はステップS93に進む。
【0076】
ステップS93ではメーラー(メールソフト)を起動し、ステップS94でRAM32に転送した画像データをメールに添付し、これを無線信号処理部39で変調した後、無線送受信部38からアンテナ15を介して相手先のメールアドレスへ送信する。ステップS95で、このメールの送信が正常送信されかどうかを判断し、正常送信された場合はステップS96でOK表示をしてリターンし、正常送信されない場合はステップS97でエラー表示をしてリターンする。一方、ステップS92で応答がなく、ステップS98にて応答待機時間が一定時間経過したと判断された場合、ステップS97に進み、エラー表示を行なってリターンする。
【0077】
ステップS73で第1のモードでないと判断された場合はステップS86に進んで、第3のモードであるかどうかを判断し、第3のモードでない場合はステップS89へ進んでその他の処理を行ない、第3のモードである場合はステップS87へ進む。
【0078】
ステップS87では、撮像部4により得られた画像を表示ドライバ58により表示部7にスルー表示し、その表示期間中にステップS88でシャッターボタン8の押下を検出すると、ステップS77に進む。
【0079】
本実施の形態によれば、二つ折り可能な無線通信端末1の蓋部2を本体部3から着脱自在に切り離すことができる構造とし、且つ蓋部2の回路と本体部3の回路を近距離無線通信機能により常時接続するようにしたので、蓋部2に取り付けてある撮像部4で撮影した画像を通話中の相手に送信するような場合、本体部3で通話しながら被写体に対して蓋部2を自由に動かして撮像部4をベストアングルで被写体に向けて撮影することができるため、撮像部4での撮影時の操作性を著しく向上させることができる。また、通話中でなくとも、この分離した蓋部2だけを持って撮像部4を被写体に自由に向けて撮影することができ、本体部3と接続している時よりも撮像部4の撮影範囲を著しく拡大することができ、撮影単独の操作性をも向上させることができる。
【0080】
また、蓋部2を開けた状態は勿論、蓋部2と分離した状態の本体部3でも、通常の発呼、着信時の通信を行なうことができ、更に、蓋部2を閉じた状態、或いは蓋部2だけでも着信時の通話を行なうことができる。
【0081】
更に、蓋部2に配置されている表示部7の他に、本体部3にもサブの表示部13を設け、且つこの表示部13を二つ折り時も外部から見えるように配置し、蓋部2と本体部3のそれぞれの充電池56、46の充電レベル状態や着信時の相手の電話番号及び受信電波強度などが表示されるため、蓋部2を開くことなく必要な情報を知ることができる。
【0082】
また、二つ折りした状態でも、イヤホンマイク230をイヤホン端子21に接続しておくことにより、着信時に通話を行なうことができ、利便性が向上されている。
【0083】
更に、二つ折り時に、蓋部2に搭載している充電池56は本体部に搭載している充電池46により充電されるため、蓋部2に搭載している充電池56を意識することなく、充電池46に外部より充電するだけで、2個の充電池56、46の充電を行なうことができる。
【0084】
また、撮像部4は回転可能に取り付けてあるため、蓋部2が開いた状態、蓋部2が閉じた状態及び蓋部2と本体部3が分離したいずれの状態でも撮像部4の撮像レンズを被写体に向けて、撮影することができる。
【0085】
(第2の実施の形態)
図16は、本発明の無線通信端末の第2の実施の形態に係る本体部の回路構成を、図17は、本発明の無線通信端末の第2の実施の形態に係る蓋部の回路構成を示したブロック図である。但し、図6に示した第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付し、適宜その説明を省略する。
【0086】
本実施の形態の無線通信端末は、テレビ電話機能を有し、そのため、図16の本体部310に符号化復号化処理部47と、図17の蓋部200に符号化復号化処理部62を図6に示した第1の実施の形態の回路構成に追加した構成を有し、他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0087】
図18は上記した第2の実施の形態における無線通信端末1の使用状態例を示し、蓋部200と本体部310が切り離された状態の第3のモードで使用される。蓋部200の表示部7には撮像部4にて撮像された動画像が表示される動画像表示領域71が設定されている。
【0088】
次に本実施の形態の動作について図19に示したフローチャートを参照して説明する。ステップS101で、本体部310の無線送受信部38がビデオフォンモードで発信先電話番号と制御コードをアンテナ15から、無線通信端末1外部の通信サービス事業者の携帯電話システムに無線基地局(不図示)を介して送信し、ステップS102でネゴシエーション処理、すなわち発信先電話番号にて接続される通信相手への呼び出し処理を開始する。一方、通信サービス事業者は、無線通信端末1より発信先電話番号と制御コードとを受け取ることにより、制御コードにしたがって今回の呼び出し処理が通常の音声通話ではなくテレビ電話による通信の要求であると判断し、接続されているテレビ電話システム(不図示)に発信先電話番号を送出する。そして通話先から応答があった場合、これを無線通信端末1に送信する。
【0089】
ステップS103で本体部310の制御部31は、この応答を無線送受信部38及び無線信号処理部39を介して検出すると、ステップ104で近接無線処理部44によりアンテナ45から応答検出信号R1を蓋部200に出力する。蓋部200の制御部51はアンテナ55と近接無線処理部54を介してこれを受信したことを検出すると、第1の実施の形態とは異なり、ファイル転送プロファイルで本体部310とデータ通信を行うものと判断し、ステップS115で、撮像部4、マイク10を起動する。尚、この処理は外観上は第3のモードであるが、マイク10の入力が異なるので第4のモード処理とする。
【0090】
以降、蓋部200では、ステップS116で、撮像部4によってリアルタイムで画像を順次取り込むと共にマイク10にて音声を取り込み、ステップS117で取り込んだ画像を表示部7の動画像表示領域71に表示させる。これと同時に、符号化復号化処理部62はステップS118で、これらの画像、音声データを符号化し、ステップS119で近接無線処理部54により本体部310に無線信号R3として出力する。
【0091】
一方、本体部310では、無線送受信部38がステップS105にて、受信タイミングで通話相手からの動画データを受信した場合、制御部31はステップS106でこれをコピーすると共に、ステップS107で一方を本体部310の符号化復号化処理部47で復号化し、他方のデータはファイル転送プロファイルによって近接無線通信処理部44から蓋部200に転送(R2)する。
【0092】
これと同時に、音声信号処理部41はステップS108でこの復号化データの中から音声データのみを抽出し、ステップS109でA/D変換してイヤホン23にて出力する。
【0093】
蓋部200の制御部51はステップS120で、本体部310から送られてくる上記した他方のデータの入力を近接通信無線処理部54を介して受信したことを検出すると、ステップS121で割込み処理を開始し、ステップS122で他方のデータを符号化復号化処理部62で復号化する。制御部51はステップS123で、復号化したデータの中から画像(動画像)データのみを抽出し、ステップS124でこの画像(動画像)データを表示ドライバ58により表示部7の動画像表示領域71に表示する。
【0094】
これら本体部310からの受信(ファイル転送)が終わると、蓋部200はステップS125にて一連の割込み処理(この割込み処理中に撮像部4、マイク10にて取りこんだデータはRAM52にバッファリングされる)を終了し、ステップS126でファイル転送の受信終了かどうか判断し、受信終了でない場合はステップS116の処理に戻り、受信終了の場合はステップS127で撮像部4、マイク10の起動を終了する。
【0095】
本体部310の制御部31はステップS110で、近接無線通信処理部44がアンテナ45を介して蓋部200から符号化画像、音声データを受信したことを検出したかどうかを判断し、検出しない場合はステップS114の処理に進み、検出した場合はステップS111で割り込みを開始し、ステップS112に進む。
【0096】
制御部31はステップS112で、符号化画像、音声データをRAM32にバッファリングし、送信タイミングで無線信号処理部39の処理を経て、無線送受信部38よりアンテナ15を介してテレビ電話システムに送信してステップS113で割り込みを終了し、ステップS114の処理に進む。
【0097】
制御部31はステップS114で、オンフック若しくは通話相手からの通話終了を検出しない場合はステップS105の処理に戻り、検出すると、テレビ電話通話を終了する。
【0098】
本実施の形態によれば、二つ折り可能な無線通信端末1の蓋部200を本体部310から離し、蓋部200を自分の前方に持ってきて自分を撮影することができるため、無線通信端末1によりテレビ電話通話を容易且つ無理なく行うことができる。
【0099】
(第3の実施の形態)
図20は、本発明の無線通信端末の第3の実施の形態に係る蓋部の回路構成を示したブロック図である。但し、図6に示した第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付し、適宜その説明を省略する。
【0100】
本実施の形態の無線通信端末は、蓋部210に無線LAN接続機能及びPDA機能を備えたポータブルマルチメディアプレーヤーを想定した例であり、不図示のホットスポットから無線LANにてダウンロードしたマルチメディアデータを再生する機能を有している。
【0101】
従って、本実施の形態の無線通信端末の蓋部210には撮像部及びDSPが無い代わりに、無線LAN接続用(IEEE802.11a規格5GHz帯域を使用)のアンテナ65と無線通信処理部64とを備え、更に、操作部66とROM63が追加されているが、他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0102】
図21は本実施の形態の蓋部210の外観例であり、操作部66のスイッチとして、決定キ−661、キャンセルキ−662、シーソースイッチ663(メニュー選択で使用)が設けられている。
【0103】
図22は上記したROM63のメモリ領域例を示した模式図である。ROM63には、オペレーティングシステム領域631、無線ネットワークシステム領域632、アプリケーションプログラム領域633が設定されている。無線ネットワークシステム設定プログラム領域632には、例えば屋外のホットスポットを利用してインターネット上の任意のサーバにアクセスする際、プロバイダと接続するための手順(IPアドレスの取得等)を実行するためのプログラムが格納されている。アプリケーションプログラム領域633にはインターネットブラウザやマルチメディアプレーヤーなどが格納されている。
【0104】
次に本実施の形態の動作について説明する。蓋部210を例えばホットスポットや無線LANに対応するターミナルの近くに持って行き、無線通信端末をマルチメディアモードにすると、無線通信処理部64はアンテナ65からインターネットのプロバイダに対して認証処理を行い、所望のWebサーバ(例えば音楽は配信サイト等)にアクセスする。ユーザはアクセスしたサイトのホーム頁などに表示されている所望のメニューを操作部66のシーソースイッチ663で選択して決定キ−661を押すと、無線通信処理部64は、無線LANを介してアンテナ65から決定したメニューに対応するマルチメディアデータをRAM52にダウンロードする。
【0105】
その後、無線通信端末をマルチメディア再生モードにすると、制御部51はRAM52からダウンロードするマルチメディアデータを読み出し、画像データを表示ドライバ58により表示部7で表示し、音声データを音声信号処理部57でD/A変換した後、スピーカ6から出力する。
【0106】
尚、音声データを近接無線通信処理部54よりアンテナ55を介して本体部(不図示)に送信し、この本体部に装着したイヤホンで聞くこともできる。
【0107】
本実施の形態によれば、本体部から蓋部210を外して蓋部210をポータブルマルチメディアプレーヤーとして使用することができる。
【0108】
尚、無線LANを利用したIP電話が昨今提案されているが、この第3の実施の形態でも、IP電話機能を実現させることは可能である。しかし、IP電話として通話可能となるのは第3のモードに限ることになる(マイクは10、スピーカは6を使用)。
【0109】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲において、具体的な構成、機能、作用、効果において、他の種々の状態によっても実施することができる。例えば、図23に示すように第1の実施の形態の本体部3に第2の実施の形態の蓋部200を装着して、静止画撮影ではなく、動画撮影及びメール添付機能を持たせたり、或いは、第1の実施の形態の本体部3に第3の実施の形態の蓋部210を装着して、静止画撮影ではなく、マルチメディアプレーヤーの機能を持たせることもできる。
【0110】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1、および、請求項4に記載の発明によれば、音声通話を行うときは、前記受信したデータに含まれる音声を近接無線通信部を介して前記蓋部へ送信するよう制御し、基地局から受信したデータに動画と音声とが含まれるときは、この動画を近接無線通信部を介して前記蓋部へ送信する一方、受信したデータに含まれる音声を本体部に出力するよう制御するので、音声通話以外の機能の操作を著しく向上させることができる。また、請求項3、及び、請求項5に記載の発明によれば音声通話を行うときは、基地局から受信したデータに含まれる音声を近接無線通信部を介して前記蓋部へ送信するよう制御し、基地局へ動画を送信するときは、前記撮像手段によって取得されて近接無線通信部を介して送信された動画を受信し、前記基地局に送信するよう制御するので、音声通話以外の機能の操作を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線通信端末の第1の実施の形態に係る構成を示した平面図と側面図である。
【図2】図1に示した無線通信端末の蓋部を閉めて折り畳んだ状態とした場合の外形例を示した平面図と側面図である。
【図3】図1及び図2に示した蓋部と本体部を回動可能に結合するヒンジ部分の回転部分の構造例を示した図である。
【図4】図1及び図2に示した蓋部と本体部とが離れた状態を示した平面図である。
【図5】図1及び図2に示した表示部の表示状態を示した図である。
【図6】図1及び図2に示した無線通信端末の回路構成例を示したブロック図である。
【図7】図6に示したRAMの記憶領域例を示した構成図である。
【図8】図7に示したモードフラグエリアの構成例を示した図である。
【図9】図7に示したアドレス帳格納領域の格納データ例を示した図である。
【図10】図6に示した蓋部と本体部の充電池に対する充電動作を示したフローチャートである。
【図11】無線通信端末の蓋部が本体部に対して閉じた状態の第1のモードにある時の動作を示したフローチャートである。
【図12】蓋部が本体部に対して開いている第2のモードにおける動作を示したフローチャートである。
【図13】蓋部と本体部が切り離された第3のモードにおける端末の動作を示したフローチャートである。
【図14】本無線通信端末の通話中の撮影動作例を示したフローチャートである。
【図15】第1の実施の形態の無線通信端末の第2のモードと第3のモードの使用形態を示した図である。
【図16】本発明の無線通信端末の第2の実施の形態に係る本体部の回路構成を示したブロック図である。
【図17】本発明の無線通信端末の第2の実施の形態に係る蓋部の回路構成を示したブロック図である。
【図18】第2の実施の形態における無線通信端末の第3のモードにおける使用形態例を示した図である。
【図19】第2の実施の形態の無線通信端末の動作手順を示したフローチャートである。
【図20】本発明の無線通信端末の第3の実施の形態に係る蓋部の回路構成を示したブロック図である。
【図21】第3の実施の形態の蓋部の外観例を示した平面図である。
【図22】図20に示したROM63のメモリ領域例を示した模式図である。
【図23】無線通信端末の本体部に交換用の複数の蓋部を着脱する形態を示した図である。
【符号の説明】
1 無線通信端末
2、200、210 蓋部
3、310 本体部
4 撮像部
5 報知ランプ
6、17 スピーカ
7、13 表示部
8 シャッターボタン
9、14、19、20 コネクタ
10、18、231 マイク
11 着脱スイッチ
12 ヒンジカバー
15、45、55 アンテナ
16 キー操作部
21 イヤホン端子
22 ストラップ接続部材
23 イヤホン
31、51 制御部
32、52 RAM
33 ROM
34 キー入力部
35、58 表示ドライバ
36 音源回路部
37、61 ドライバ
38 無線送受信部
39 無線信号処理部
40 外部インターフェイス
41、57 音声信号処理部
42 検出部
43、53 電源監視部
44、54 近接無線通信処理部
46、56 充電池
47、62 符号化復号化処理部
59 DSP
60 シャッターボタン検出部
230 イヤホンマイク
232 スイッチ
233 発音部
301、305 マイクロスイッチ
400、500 バス
441、541 デバイスID記憶部

Claims (5)

  1. 基地局と無線通信を行う無線通信手段と、該無線通信手段によって通信されたデータを出力させるために蓋部と近接無線接続して通信を行う第1の近接無線通信手段とを備えた本体部と、前記本体部と近接無線接続して通信を行う第2の近接無線通信手段と、この第2の近接無線通信手段を介して受信したデータに含まれる音声を出力する第1の音声出力手段と、前記第2の近接無線通信手段を介して送信されたデータに含まれる動画を表示する表示手段とを備えた蓋部とを備える携帯通信端末において、
    前記本体部は、
    前記無線通信手段によって受信したデータに含まれる音声を出力する第2の音声出力手段と、
    前記無線通信手段を用いて音声通話を行うときは、前記受信したデータに含まれる音声を前記第1の近接無線通信手段を介して前記蓋部へ送信するよう制御し、前記無線通信手段によって受信したデータに動画と音声とが含まれるときは、前記受信したデータに含まれる動画を前記第1の近接無線通信手段を介して前記蓋部へ送信する一方、前記受信したデータに含まれる音声を前記第2の音声出力手段によって出力するよう制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記本体部は、イヤホンに接続するためのコネクタを更に具備し、
    前記第2の音声出力手段は、前記無線通信手段によって受信したデータに含まれる音声を前記コネクタを介して出力することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 基地局と無線通信を行う無線通信手段と、該無線通信手段によって通信されたデータを出力させるために蓋部と近接無線接続して通信を行う第1の近接無線通信手段とを備えた本体部と、前記本体部と近接無線接続して通信を行う第2の近接無線通信手段と、この第2の近接無線通信手段を介して受信したデータに含まれる音声を出力する音声出力手段と、前記無線通信手段を介して基地局に送信すべき動画を取得する撮像手段とを備えた蓋部とを備える携帯通信端末において、
    前記本体部は、
    前記無線通信手段を用いて音声通話を行うときは、前記受信したデータに含まれる音声を前記第1の近接無線通信手段を介して前記蓋部へ送信するよう制御し、前記無線通信手段を用いて動画を送信するときは、前記撮像手段によって取得されて前記第2の近接無線通信手段を介して送信された動画を前記第1の近接無線通信手段を介して受信し、前記無線通信手段を介して前記基地局に送信するよう制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする無線通信端末。
  4. 基地局と無線通信を行う無線通信部と、該無線通信部で通信されたデータを出力させるために蓋部と近接無線接続して通信を行う第1の近接無線通信部と、前記無線通信部によって受信したデータに含まれる音声を出力する第1の音声出力部とを備えた本体部と、前記本体部と近接無線接続して通信を行う第2の近接無線通信部と、この第2の近接無線通信部を介して受信したデータに含まれる音声を出力する第2の音声出力部と、前記第2の近接無線通信部を介して受信したデータに含まれる動画を表示する表示部とを備えた蓋部とを備える携帯通信端末の前記本体部が有するコンピュータを
    前記無線通信部を用いて音声通話を行うときは、前記受信したデータに含まれる音声を前記第1の近接無線通信部を介して前記蓋部へ送信するよう制御し、前記無線通信部によって受信したデータに動画と音声とが含まれるときは、前記無線通信部で受信したデータに含まれる動画を前記第1の近接無線通信部を介して前記蓋部へ送信するよう制御する一方、前記受信したデータに含まれる音声を前記第1の音声出力部より出力するよう制御する制御手段、
    として機能させることを特徴とする通信制御プログラム。
  5. 基地局と無線通信を行う無線通信部と、該無線通信部で通信されたデータを出力させるために蓋部と近接無線接続して通信を行う第1の近接無線通信部とを備えた本体部と、前記本体部と近接無線接続して通信を行う第2の近接無線通信部と、この第2の近接無線通信部を介して受信したデータに含まれる音声を出力する音声出力部と、前記無線通信部を介して基地局に送信すべき動画を取得する撮像部とを備えた蓋部とを備える携帯通信端末の前記本体部が有するコンピュータを、
    前記無線通信部を用いて音声通話を行うときは、前記受信したデータに含まれる音声を前記第1の近接無線通信部を介して前記蓋部へ送信するよう制御し、前記無線通信部を用いて動画を送信するときは、前記撮像部によって取得されて前記第2の近接無線通信部を介して送信された動画を前記第1の近接無線通信部を介して受信し、前記無線通信部を介して前記基地局に送信するよう制御する制御手段、
    として機能させることを特徴とする通信制御プログラム。
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