JP3948274B2 - 電子材料フィルムロールの梱包装容器及び梱包装方法 - Google Patents

電子材料フィルムロールの梱包装容器及び梱包装方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、電子材料フィルムロールの梱包装容器及び梱包装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子材料フィルム等を巻き取ったロール等の筒状物を梱包部署から使用部署に搬送する場合、筒状物を紙製の段ボール箱に入れて搬送することが行われていた。
紙製の段ボール箱は一度使用すると損傷や吸湿などで強度が低下するため、使用不能となることが多く、段ボールゴミとなる。また、筒状物を支えるアタッチメントとしての支え板、スペーサーなどや箱の固定に用いられているポリプロピレンバンド、テープ、接着剤もゴミとして廃棄しなければならなかった。そこで、何度も繰り返し再使用が可能であり、環境に負荷を与えず、リユース、リサイクルが可能な素材で構成されかつ搬送が容易な上、筒状物の梱包が容易で安定して梱包できる梱包装通い容器が要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、電子材料フィルムロールを容易に自動で梱包、解梱することができ、かつ梱包部署から使用部署まで搬送し、電子材料フィルムロールを使用した後、折り畳んでワンタッチで減容化し、製造メーカー並びに部署に返送することを繰り返し行うことが可能な耐久性、長寿命性、繰り返し使用可能な梱包装容器であって、ゴミの発生がなく、また、廃棄する場合はマテリアルリサイクル性に優れサーマル焼却リサイクルに於いても、ダイオキシンやハロゲンなど有害ガスを発生しない環境対応型の電子材料フィルムロールの梱包装容器及びこれを用いた梱包装方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、プラスチック製の矩形状枠体と、該枠体の相対向する辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の2枚の側板と、該枠体の他の相対向する辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の2枚の側板部と底板部からなるコの字状底板付き側板と、該枠体の一辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の蓋とからなり、該2枚の側板の枠体取り付け部と、該底板付き側板の枠体取り付け部の下部と、側板部の中央部と、側板部と底板部の連結部とにプラスチック段ボールの厚さの一部を切断してなるヒンジ部を設け、箱形の組立状態が扁平な折り畳み状態に変化するようにするとともに、前記2枚の側板の内側に、感光性フィルム、電子材料フィルムロールの端部及び内部を保持するためのロール支えを設け、該ロール支えが電子材料フィルムロールの端部を受容するための切り欠き部を有するロール支え板からなり、ロール支え板が、梱包装容器上部側に、電子材料フィルムロール端部を切り欠き部にガイドするガイドテーパーを有すると共に、ロール支え板が剛性シートと軟質シートを複数枚交互に積層させた積層体からなり、軟質シートが剛性シートより切り欠き部の内側に突き出した構造のものである電子材料フィルムロールの梱包装容器に関する。
本発明は、また、プラスチック製の矩形状枠体と、該枠体の相対向する辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の2枚の側板と、該枠体の他の相対向する辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の2枚の側板部と底板部からなるコの字状底板付き側板と、該枠体の一辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の蓋とからなり、該2枚の側板の枠体取り付け部と、該底板付き側板の枠体取り付け部の下部と、側板部の中央部と、側板部と底板部の連結部とにプラスチック段ボールの厚さの一部を切断してなるヒンジ部を設け、箱形の組立状態が扁平な折り畳み状態に変化するようにするとともに、前記2枚の側板の内側に、感光性フィルム、電子材料フィルムロールの端部及び内部を保持するためのロール支えを設け、該ロール支えが電子材料フィルムロールの端部を受容するための切り欠き部を有するロール支え板からなり、ロール支え板が、梱包装容器上部側に、電子材料フィルムロール端部を切り欠き部にガイドするガイドテーパーを有すると共に、ロール支え板が、剛性体と軟質緩衝体からなり、軟質緩衝体が剛性体より表出し、表層面を被う構造のものである電子材料フィルムロールの梱包装容器に関する。
本発明は、また、プラスチック製の矩形状枠体と、該枠体の相対向する辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の2枚の側板と、該枠体の他の相対向する辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の2枚の側板部と底板部からなるコの字状底板付き側板と、該枠体の一辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の蓋とからなり、該2枚の側板の枠体取り付け部と、該底板付き側板の枠体取り付け部の下部と、側板部の中央部と、側板部と底板部の連結部とにプラスチック段ボールの厚さの一部を切断してなるヒンジ部を設け、箱形の組立状態が扁平な折り畳み状態に変化するようにするとともに、前記2枚の側板の内側に、感光性フィルム、電子材料フィルムロールの端部及び内部を保持するためのロール支えを設け、該ロール支えが電子材料フィルムロールの端部を受容するための切り欠き部を有するロール支え板からなり、ロール支え板が、梱包装容器上部側に、電子材料フィルムロール端部を切り欠き部にガイドするガイドテーパーを有すると共に、ロール支え板と弾性部材の間に突当板が設けられており、該突当板が、ロール支え板の切り欠き部に相当する面部分に表出した突当面部と、突当部の上辺の中央部から上方に短冊状に伸び、先端が内側に折り曲げられたロール押さえ爪とを有する電子材料フィルムロールの梱包装容器に関する。
【0005】
本発明はまた、電子材料フィルムロールの梱包部署で前記の梱包装容器に電子材料フィルムロールを入れ、電子材料フィルムロールの使用部署に搬送し、電子材料フィルムロールを取り出して使用後、梱包装容器を折り畳んで電子材料フィルムロールの梱包部署に返送することを繰り返し行うことを特徴とする電子材料フィルムロールの梱包装方法に関する。
【0006】
本発明はまた、分解、油化リサイクル又は熔融マテリアルリサイクルが可能で、焼却しても環境に害を与えないプラスチック単一又は複合素材で構成されていることを特徴とする梱包装容器に関する。
【0007】
【作用】
本発明の梱包装容器は、部材がすべて一体化して構成されており、ひもやテープなどの包装用の副資材を必要とせず、ワンタッチで組立て及び折り畳みが可能である。また、プラスチック段ボール等のリサイクル可能な環境に害を与えない材料を使用しており、何度も再生でき、資源、資材が節減と繰り返し有効活用ができ、多少のイニシャルコストはかかるがファイナルコストを大幅に低減することができる。また、1回使用毎に紙製段ボール、並びにひもやテープなどの包装用の副資材のゴミが発生せず、使用済に於いても廃棄せず再生、再活用すべくマテリアルリサイクル可能なPP、PE、ABS樹脂等の容器素材及び部品素材で統一することで、回収、再利用が可能である。さらに、このような素材はメルト油化分解により処理可能であるため、燃料、代替ガソリンなどのサーマルリサイクル原料となる。例えば、ハロゲン原子、窒素原子、硫黄原子などの環境に有害な原子を含まない熱可塑性樹脂を用いると、サーマルリサイクルによる燃料への活用においても、焼却時のSO、NOx、ハロゲン化合物などの有害物を発生せず、環境負荷を低減し、環境対応にも優れている。
また、部材は紙粉などを発塵しない材料であるためクリーンであり、またプラスチック段ボールは空隙構造の板状物であり軽量で保冷、保温性にも優れている。
【0008】
本発明の電子材料フィルムロールの梱包装方法は、上記の梱包装容器を用いているので、電子材料フィルムロールの挿入が容易で、かつ安定して固定保持できる。また、電子材料フィルムロールの自動挿入にも対応できる。また、電子材料フィルムロールを使用後、簡単に折り畳むことができ、梱包部署に返送する際には、容器の容積を大幅に小さくすることができ、部材が一体構造であるため折り畳みもワンタッチに行うことができ、電子材料フィルムロールの収納をワンタッチで収納できると共に減容も簡単に行うことができる。また、副資材、部材が分割タイプのものと異なり、紛失のおそれや別管理の煩雑さがなく、使い勝手に優れている。
【0009】
【実施例】
本発明の梱包装容器及び梱包装方法で梱包装する電子材料フィルムロールとしては、例えば、感光性フィルム、表示材液晶下地用フィルム、銀フィルム等をロール状に巻き上げたロールが挙げられる。
図1は本発明の一態様の梱包装容器の箱形の組立状態を示す斜視図であり、図2は図1の梱包装容器の折り畳み状態を示す斜視図である。図3は図1の梱包装容器のA−A部分断面図であり、図4はB−B部分断面図である。ポリプロピレン製の矩形の枠体1の相対向する枠体短辺1aにポリプロピレン製のプラスチック段ボールからなる2枚の側板2がそれぞれ取り付けられており、側板の枠体取り付け部にはプラスチック製段ボールの厚さの一部を切断してなるヒンジ部4が設けられ、側板2は内側に折り曲げ可能な構造となっている。枠体の四隅には、コーナー保持枠17が取り付けられている。各コーナー保持枠17は、枠体の四隅の外周部から上方へ突出する突部を有しており、これにより複数の梱包装容器を、ずれや荷崩れを起こさずに段積みすることができる。枠体及びプラスチック段ボールの材質は上記のものに限られないが、溶融再生、再利用が可能であり、廃棄の際にはリサイクルが可能なように、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂等の油化又は分解可能な熱可塑性プラスチックであることが好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレンが特に好ましい。
【0010】
枠体1の枠体長辺1bには、プラスチック段ボール製のコの字状の底板部3aと側板部3b、3cとからなる底板付き側板3が取り付けられている。側板部3b、3cの各々の枠体取り付け部下部と、側板部3b、3cの各々の中央部と側板部3b、3cと底板部3aの各々の連結部にはプラスチック段ボールの厚さの一部を切断してなるヒンジ部4が設けられており、コの字状の底板付き側板3は折り折り畳み可能な構造となっている。枠体1の一辺にはヒンジ部4′を介して蓋5が取り付けられている。ヒンジ部4′内側には、隙間からの塵埃の侵入を防止するための弾性を有するシールシートを取り付けることが好ましい。蓋5の内面側の中央部には発泡ポリスチレン製の電子材料フィルムロールと非接触又は接触状態で保護し得る蓋天部緩衝シート6(蓋天部緩衝体の一例)が張り付けられている。
【0011】
蓋5の開口辺5aには、中央部に蓋5のプラスチック段ボールを下方に直角に折り曲げたタブ部10aが設けられ、タブ部10a下部には左右にタブ部10aの一部を内側に折り曲げたロック爪部11aが設けられており、枠体1に係合可能な係止部を構成している。この係止部により簡単に蓋をすることができる。
【0012】
側板2の各々の内側には電子材料フィルムロールの端部を保持するためのロール支えが側板と一体に設けられている。この実施例においては、電子材料フィルムロールの端部を受容する半円形底部を持つ切り欠き部7を有するロール支え板8が板状の発泡ウレタン製の弾性部材9を介して一体に設けられている。ロール支え板8には電子材料フィルムロールの端部が切り欠き部7に容易に受容されるように、梱包装容器上部側に、電子材料フィルムロールの端部をガイドするガイドテーパー12が設けられている。電子材料フィルムロールの端部を受容する切り欠き部7の形状は、半円形のほかに、矩形であっても、多角形であっても、放物線形であってもよい。また、ロール支え板と弾性部材により電子材料フィルムロールが保持できれば切り欠き部は必ずしも必要ではない。即ち、ロール内径担持、内筒支えの場合は必要ではない。
弾性部材9は、収納する電子材料フィルムロールの長さが変化した場合においても、電子材料フィルムロールの側面を保持できるようなバネ弾性力を有する伸縮部材であることが好ましい。弾性部材としては、気体を内包するマット、空気袋、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、発泡ウレタン、スポンジ、ゴム弾性体などの材質からなるものが好ましく、必要により金属バネ体を用いてもよい。また、図1に示すように、弾性部材9を側板のヒンジ部より下に設けることが好ましい。このように取り付けることにより、電子材料フィルムロールの収容が容易となり、また、側板のヒンジ部付近が開放され、梱包装容器の折り畳みが容易となる。例えば、弾性部材を側板のヒンジ部より下に設け、更にロール支え板の切り欠き部との間に空間を設けることが好ましい。空間は、弾性部材に切り欠き部を設けて形成してもよいし、図1〜4に示すように、ロール支え板の切り欠き部7を避けるように弾性部材9を分割して貼付けてもよい。
また、本実施例においては、電子材料フィルムロールの外側をロール支え板で保持しているが、電子材料フィルムロールの筒内に挿入された筒あるいは棒により電子材料フィルムロールを保持してもよい。
【0013】
図3は図1のA−A断面図、図4は図1のB−B断面図である。弾性部材9は下方に広がるテーパーを有しており、電子材料フィルムロールをガイドし入れやすく、また弾性を有するため電子材料フィルムロールの長さの変化に対応でき、電子材料フィルムロールの両端を押さえ、安定して収納することができる。また、弾性部材9は、側板2のヒンジ部4より下に設けられているため、梱包装容器の折り畳みが容易であり、また、切り欠き部7と側板2との間に空間を形成するように3つに分割されて設けられているため、電子材料フィルムロール端部をを切り欠き部7に容易に受容することができる。
【0014】
ロール支え板8の表面には、滑り性を有する高密度ポリプロピレン製等の表層シート8aが張り付けられており、電子材料フィルムロールの受容性を良好にしている。表層シート8aの材質としてはその他に高密度ポリエチレン、パーフルオロエチレンなどが用いられる。表層シートは単層のみならず、複層化したものであってもよい。滑り性の他に耐久性、耐引き裂き性に優れたものが好ましい。ロール支え板8は剛性シート8bと緩衝軟質シート8cを複数枚交互に積層した積層体からなり、緩衝軟質シートが剛性シートより切り欠き部内側上部に突き出した構造をしており、電子材料フィルムロールやそのカバーフィルムの損傷を防止している。剛性シート8bとしてはポリプロピレンシートが用いられており、ポリエチレンシート、プラスチック製段ボールであってもよく、緩衝軟質シート8cとしては発泡ポリエチレンシートが用いられており、発泡ポリプロピレンシート等も用いられる。
【0015】
ロール支え板8と弾性部材9の間には、プラスチック段ボール製の突当板13が設けられており、該突当板13がロール支え板8の切り欠き部に相当する面部分で半円形の形状に表出した突当面部13aと、突当面部13aの上辺の中央部から上方に短冊状に伸び、先端が内側に折り曲げられて電子材料フィルムロール押さえ爪13bを形成している。この電子材料フィルムロール押さえ爪13bにより電子材料フィルムロールが安定的に固定される。また、突き当て板13の短冊の下部の突当面部13aには左右に切り込みが入れられており、電子材料フィルムロール押さえ爪13bに弾性を付与し、電子材料フィルムロールの挿入時に電子材料フィルムロール押さえ爪13bを開放ガイドし、電子材料フィルムロールの挿入を容易にするとともに、挿入後はプラスチックのバネ弾性により電子材料フィルムロール押さえ爪13bを平面に戻し、電子材料フィルムロール押さえ爪13bはロック状態となり、電子材料フィルムロールが安定的に固定される。
【0016】
また、ロール支え板は、本実施例の態様のものに限られるものではなく、種々の態様のものが使用可能であるが、剛性体と軟質緩衝体からなり、軟質緩衝体が剛性体より表出し、表層面を被う構造のものを用い、電子材料フィルムロールの端面を緩衝保護することが好ましい。
【0017】
底板3aには中央部に蓋天部緩衝シート6と同じ材質の底部緩衝シート14が張り付けられており、電子材料フィルムロールを大きな衝撃より保護する。底板部3aの側縁は上部に折れ曲がってタブ部3a′を形成し、タブ部3a′には側板2の下端の一部を折り曲げて形成した側板係止用突起15を梱包装容器を組み立てたときに嵌合して側板2を固定するための嵌合孔16が設けられている。
【0018】
図1に示す箱型の組立状態の梱包装容器に電子材料フィルムロールを挿入すると、電子材料フィルムロールは損傷せずに、容易に安定に保持して梱包することができる。電子材料フィルムロールを取り出した後は、図2、図3及び図4に示すように、左右の側板2をヒンジ部4を軸として上に引き上げ、次いで底板付き側板をヒンジ部4で折り畳むことにより、一体化した保持アタッチメントがワンタッチで簡単に扁平な形状に折り畳まれ、容積を大幅に減少することができる。枠体1の各短辺1a外側には、中央部に下方に折り曲げられたタブ部10bが設けられ、タブ部10b下部には左右にタブ部10bの一部を内側に折り曲げたロック爪部11bが設けられている。梱包装容器の折り畳み時には、ロック爪部11bが嵌合孔16に嵌合し、折り畳み状態を維持する。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の梱包装容器及び梱包装方法は、電子材料フィルムロールを自動又は半自動で容易に、安定に保持して梱包することができる。また、弾性部材を備えることにより電子材料フィルムロールの幅の変化にも追従することができる。更に、本発明の梱包装容器は梱包部署から使用部署まで搬送し、電子材料フィルムロールを取り出した後、ワンタッチで折り畳んで製造部署に返送することを繰り返し行うことが可能なリユース通い箱であり、分離された部材、部品がなく、結束バンド、テープ、接着剤などのゴミの発生がない。また、使用部材として環境負荷の少ない循環可能な部材を使用すれば、廃棄する場合もリサイクル性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の梱包装容器の箱形の組立状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の梱包装容器の折り畳み状態を示す斜視図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 枠体
1a 枠体短辺
1b 枠体長辺
2 側板
3 底板付き側板
3a 底板部
3a′タブ部
3b 側板部
3c 側板部
4 ヒンジ部
4′ ヒンジ部
5 蓋
6 蓋天部緩衝シート
7 切り欠き部
8 ロール支え板
8a 表層シート
8b 剛性シート
8c 緩衝軟質シート
9 弾性部材
10a タブ部
10b タブ部
11a ロック爪部
11b ロック爪部
12 ガイドテーパー
13 突当板
13a 突当面部
13b 電子材料フィルムロール押さえ爪
14 底部緩衝シート
15 側面係止用突起
16 嵌合孔
17 コーナー保持枠

Claims (13)

  1. プラスチック製の矩形状枠体と、該枠体の相対向する辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の2枚の側板と、該枠体の他の相対向する辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の2枚の側板部と底板部からなるコの字状底板付き側板と、該枠体の一辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の蓋とからなり、該2枚の側板の枠体取り付け部と、該底板付き側板の枠体取り付け部の下部と、側板部の中央部と、側板部と底板部の連結部とにプラスチック段ボールの厚さの一部を切断してなるヒンジ部を設け、箱形の組立状態が扁平な折り畳み状態に変化するようにするとともに、前記2枚の側板の内側に、感光性フィルム、電子材料フィルムロールの端部及び内部を保持するためのロール支えを設け、該ロール支えが電子材料フィルムロールの端部を受容するための切り欠き部を有するロール支え板からなり、ロール支え板が、梱包装容器上部側に、電子材料フィルムロール端部を切り欠き部にガイドするガイドテーパーを有すると共に、ロール支え板が剛性シートと軟質シートを複数枚交互に積層させた積層体からなり、軟質シートが剛性シートより切り欠き部の内側に突き出した構造のものである電子材料フィルムロールの梱包装容器。
  2. プラスチック製の矩形状枠体と、該枠体の相対向する辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の2枚の側板と、該枠体の他の相対向する辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の2枚の側板部と底板部からなるコの字状底板付き側板と、該枠体の一辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の蓋とからなり、該2枚の側板の枠体取り付け部と、該底板付き側板の枠体取り付け部の下部と、側板部の中央部と、側板部と底板部の連結部とにプラスチック段ボールの厚さの一部を切断してなるヒンジ部を設け、箱形の組立状態が扁平な折り畳み状態に変化するようにするとともに、前記2枚の側板の内側に、感光性フィルム、電子材料フィルムロールの端部及び内部を保持するためのロール支えを設け、該ロール支えが電子材料フィルムロールの端部を受容するための切り欠き部を有するロール支え板からなり、ロール支え板が、梱包装容器上部側に、電子材料フィルムロール端部を切り欠き部にガイドするガイドテーパーを有すると共に、ロール支え板が、剛性体と軟質緩衝体からなり、軟質緩衝体が剛性体より表出し、表層面を被う構造のものである電子材料フィルムロールの梱包装容器。
  3. プラスチック製の矩形状枠体と、該枠体の相対向する辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の2枚の側板と、該枠体の他の相対向する辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の2枚の側板部と底板部からなるコの字状底板付き側板と、該枠体の一辺に取り付けられたプラスチック段ボール製の蓋とからなり、該2枚の側板の枠体取り付け部と、該底板付き側板の枠体取り付け部の下部と、側板部の中央部と、側板部と底板部の連結部とにプラスチック段ボールの厚さの一部を切断してなるヒンジ部を設け、箱形の組立状態が扁平な折り畳み状態に変化するようにするとともに、前記2枚の側板の内側に、感光性フィルム、電子材料フィルムロールの端部及び内部を保持するためのロール支えを設け、該ロール支えが電子材料フィルムロールの端部を受容するための切り欠き部を有するロール支え板からなり、ロール支え板が、梱包装容器上部側に、電子材料フィルムロール端部を切り欠き部にガイドするガイドテーパーを有すると共に、ロール支え板と弾性部材の間に突当板が設けられており、該突当板が、ロール支え板の切り欠き部に相当する面部分に表出した突当面部と、突当部の上辺の中央部から上方に短冊状に伸び、先端が内側に折り曲げられたロール押さえ爪とを有する電子材料フィルムロールの梱包装容器。
  4. ロール支えの表面に滑り性を有する緩衝シートが張り付けられている請求項1〜3いずれか記載の電子材料フィルムロールの梱包装容器。
  5. ロール支えが弾性部材を介して側板と一体に設けられている請求項1〜4いずれか記載の電子材料フィルムロールの梱包装容器。
  6. 弾性部材が下方に広がるテーパーを有する板状物である請求項記載の電子材料フィルムロールの梱包装容器。
  7. 弾性部材が側板のヒンジ部より下に設けられており、更にロール支え板の切り欠き部と側板間に空間が設けられている請求項記載の電子材料フィルムロールの梱包装容器。
  8. 蓋の内面側中央部に電子材料フィルムロールを非接触又は接触状態で保持し得る蓋天部緩衝体が張り付けられている請求項1〜いずれか記載の電子材料フィルムロールの梱包装容器。
  9. 蓋が、開口辺の中央部を下方に直角に折り曲げたタブ部と該タブ部の一部を内側に折り曲げたロック爪部からなり、枠体に係合可能な係止部を有する請求項1〜いずれか記載の電子材料フィルムロールの梱包装容器。
  10. 電子材料フィルムロールの梱包部署で請求項1〜いずれか記載の梱包装容器に電子材料フィルムロールを入れ、電子材料フィルムロールの使用部署に搬送し、電子材料フィルムロールを取り出して使用後、梱包装容器を折り畳んで電子材料フィルムロールの梱包部署に返送することを繰り返し行うことを特徴とする電子材料フィルムロールの梱包装方法。
  11. 分解、油化リサイクル又は溶融マテリアルリサイクルが可能で、焼却しても環境に害を与えないプラスチック単一又は複合素材で構成された請求項1〜9いずれか記載の電子材料フィルムロールの梱包装容器。
  12. 素材がハロゲン原子、窒素原子及び硫黄原子を含まない熱可塑性樹脂からなる単一又は複合素材である請求項11記載の電子材料フィルムロールの梱包装容器。
  13. 素材がポリエチレン、ポリプロピレン及びABS樹脂から選ばれる単一又は複合素材である請求項12記載の電子材料フィルムロールの梱包装容器。
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