JP3947427B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録プレートに画像を記録する画像記録装置に関し、特に記録プレートを積み重ねてできた堆積物から記録プレートを1枚ずつ取り上げるピッキング、取り上げた記録プレートを記録部に供給する給版、並びに記録済みの記録プレートを記録部から取り出して外部に排出する排版からなる一連の記録プレート搬送操作を人手を介さずに実施するようにした画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
平板印刷では、表面に感剤がコーティングされてレーザ光の照射による露光により所要の画像が記録される記録プレートが印刷版として用いられており、このような記録プレートは多数積み重ねた状態で画像記録装置に搬入され、レーザ光による記録処理を行うにあたっては、その記録プレートの堆積物から1枚ずつ記録プレートが取り上げられて記録部に供給され、記録部での記録処理が終了すると記録済みの記録プレートが記録部から取り出されて外部に排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、記録プレートの堆積物から記録プレートを取り上げるピッキング工程では、記録プレートの記録面を保護する目的で記録プレート間に介装された合い紙を堆積物から取り除く必要があり、この合い紙除去操作を手作業で行うには非常に手間がかかることから、合い紙の除去機構を備えた構成が望まれ、特に記録プレートの堆積物から合い紙を確実に分離除去することが可能な構成が望まれる。
【0004】
本発明は、このような発明者の知見に基づき案出されたものであり、その主な目的は、記録プレートの堆積物から記録プレートを取り上げるピッキング工程において合い紙の分離除去操作を安定して行うことが可能で信頼性の高い画像記録装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を果たすために、本発明においては、請求項1に示すとおり、記録プレートに画像を記録するのに際し、記録プレートと合い紙が交互に積み重ねられた堆積物から記録プレートと合い紙とを分離する画像記録装置であって、合い紙を引上げる合い紙用吸着パッドと、合い紙を記録プレートから分離するために、合い紙と共にその真下の記録プレートが引上げられるのを規制するセパレータとを備え、合い紙用吸着パッドは、自身の収縮動作によって合い紙を引上げるとともに、合い紙用吸着パッドが収縮していない状態では吸着パッドの先端とセパレータの先端の両方を合い紙と接触可能に配設した画像記録装置を提供する。
【0008】
これによれば、吸着パッドが合い紙を引上げる際に吸着パッドのホルダ部分は移動せずに所定の位置にあるので、そのホルダ部分にはセパレータの取付が可能となる。従って、セパレータを別途他の部材に保持させるような機構は不要となり、また吸着パッド及びそのホルダ等を含む合い紙吸着部が吸着位置と待機位置との間を移動する際にもセパレータと干渉することはない。よって、セパレータの設置が容易かつ安価になる。
【0009】
ここで、吸着パッドが合い紙に吸着して引上げる機構としては、例えば、ゴム等の弾性材料からなり蛇腹状をなす吸着パッドを、吸着パッドホルダ及び配管等を介して負圧源に接続して用いることができる。負圧源を吸引状態として吸着パッドを合い紙表面に密着させ、吸着パッド内の圧力を所定の圧力まで低下させることで蛇腹状の吸着パッドが収縮するとともに吸着した合い紙を引上げることができる。
【0010】
また、上述のような吸着パッド自身を収縮させる機構は構造も簡単で好適であるが、必ずしもそれに限定されるものではなく、例えば、外筒及びその内部に摺動自在に嵌挿された内筒を有し、外筒及び内筒の間の密閉を保持しつつ伸縮可能なホルダを用いることができる。この場合には、例えば、吸着パッドのホルダを合い紙の方向に付勢するばね等の付勢手段を備え、上述と同様に負圧源を利用して、吸着パッドを合い紙表面に密着させて吸着パッド及びそのホルダ内の圧力を所定の圧力まで低下させることで、ホルダが付勢手段に対抗して収縮するとともに吸着パッドに吸着した合い紙を引上げることができる。或いは、吸着パッド及びそのホルダ内の圧力とは無関係に、別途設けた空気圧シリンダ等のアクチュエータを利用して吸着パッド又はそのホルダを伸縮させることも可能である。
【0013】
また、本発明においては、請求項に示すとおり、記録プレートに画像を記録するのに際し、記録プレートと合い紙が交互に積み重ねられた堆積物から記録プレートと合い紙とを分離する画像記録装置であって、合い紙を引上げる合い紙用吸着パッドと、合い紙を記録プレートから分離するために、合い紙と共にその真下の記録プレートが引上げられるのを規制するセパレータとを備え、セパレータは、合い紙用吸着パッドを外囲する筒状部を有し、その筒状部の先端に切欠き部分が設けられている。
【0014】
これによれば、筒状部の先端に切欠き部分を設けることで、切欠き部分の下方に位置する合い紙の部分は、セパレータと合い紙の真下の記録プレートとの間で狭持されて固定されてしまうということがなく、合い紙が引上げられる際の変形が容易となる。つまり、切欠き部分によって、合い紙が吸着パッドに引上げられる際の合い紙の変形の逃げを確保することができる。従って、合い紙がその真下の記録プレートと筒状部との間で全周に渡って狭持されて変形し難くなることによる合い紙と記録プレートとの分離能力の低下や、合い紙の破損等のトラブルを効果的に防止することができる。
【0015】
ここで、切欠き部分は、上述の合い紙の変形のための逃げをより効果的に確保できる位置(即ち、合い紙の変形に応じて変位する合い紙の端部を固定せずに解放状態とする位置)に設けることが好ましい。また、切欠き部分の大きさ及び形状は、筒状部による記録プレートに対する規制作用並びに合い紙の変形のための逃げをより効果的に確保することを考慮し、適用対象に応じて種々の変更が可能である。
【0018】
また、本発明においては、請求項に示すとおり、記録プレートに画像を記録するのに際し、記録プレートと合い紙が交互に積み重ねられた堆積物から記録プレートと合い紙とを分離する画像記録装置であって、合い紙を引上げる合い紙用吸着パッドと、合い紙を記録プレートから分離するために、合い紙と共にその真下の記録プレートが引上げられるのを規制するセパレータとを備え、セパレータは、ピン状部を有し、ピン状部は、第1のピン状部と、第1のピン状部に比べて長さの短いの第2のピン状部とを含み、ピン状部の先端で合い紙を規制することができる。
【0019】
これによれば、セパレータに第2のピン状部を備えることにより、合い紙が吸着パッドによって引上げられ変形した際に、変位する合い紙の端部の乱れが抑制されるので、その合い紙の乱れに起因する種々のトラブルを防止できる。ここで、第2のピン状部は第1のピン状部に比べて短尺であるため、その下方に位置する合い紙の部分は、セパレータと合い紙の真下の記録プレートとの間で解放状態にあり、合い紙が引上げられる際の変形を妨げることもない。
【0020】
また、第2のピン状部の配置は、変位する合い紙の端部の乱れを効果的に抑制するように決定することができる。例えば、吸着パッドを基準として合い紙の中心側に第1のピン状部を設け、その対称位置(即ち、吸着パッドを基準として合い紙の端部側)に第2のピン状部を設けることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明による画像記録装置を示す正面図である。この画像記録装置は、新聞紙面印刷での印刷版の製版に用いられるものであり、記録プレートに画像を記録する記録ユニット(記録部)1と、この記録ユニット1に記録プレートを供給する給版ユニット(給版部)2と、記録済みの記録プレートを記録ユニットから取り込んで外部に送り出す排版ユニット(排版部)3と、記録プレート及び合い紙を交互に積み重ねてできた堆積物4・5が配置された第1・第2のプレート格納部6・7と、このプレート格納部6・7から所要の記録プレートを1枚ずつ取り上げて給版ユニット2に移送する吸着ユニット(プレート移送手段)8と、プレート格納部6・7の堆積物4・5から分離除去された合い紙を回収する合い紙回収ユニット(合い紙回収部)9とを備えている。
【0023】
図2は、図1に示した画像記録装置の側面図である。新聞紙面印刷の印刷版には、所定幅の記録プレート(1W2Lサイズ、400mm×1100mm、以下1W版と呼称する)と、その2倍幅の記録プレート(2W2Lサイズ、800mm×1100mm、以下2W版と呼称する)との2種類の記録プレートが用いられり、第1のプレート格納部6では、1W版の記録プレート及び合い紙の堆積物4が積載されたスキッド11が床面上に横に並べて一対配置されている。第2のプレート格納部7では、2W版の記録プレート及び合い紙の堆積物5が収容されたカセット12が格納されている。
【0024】
吸着ユニット8は、第1のプレート格納部6に横に並べて一対配置されたスキッド11に対応してその上方に横に並べて一対設けられており、スキッド11の真上でガイドポスト13に沿って上下に移動可能になっている。この吸着ユニット8は、サーボモータ14でねじ軸を回転させることで昇降動作し、エンコーダを介して検出されるパルス数の計数により吸着ユニット8の高さ位置を把握することができ、これにより所要の位置に吸着ユニット8を移動・停止させると共に、プレート格納部6・7に格納された記録プレートの残量を検知することができる。一対のサーボモータ14は、同期と非同期との切替が可能となっている。
【0025】
図3は、図1に示した画像記録装置における記録プレート及び合い紙の搬送状態を模式的に示す斜視図である。ここでは、記録プレートを積み重ねてできた堆積物4・5から最上の記録プレートを1枚ずつ取り上げて給版ユニット2に移送するピッキング工程と、給版ユニット2から記録プレートを記録ユニット1に供給する給版工程と、記録ユニット1で記録が行われた記録済みの記録プレートを排版ユニット3に取り込んで外部に排出する排版工程とを有しており、記録プレートが現像が必要なものであれば現像機に送られる。
【0026】
記録プレートの堆積物4・5から記録プレートを取り上げる際には、記録プレートと同時にその下側の合い紙を取り上げて、給版ユニット2への移送途中で合い紙を放棄し、この合い紙を合い紙回収ユニット(合い紙回収部)9に回収させるようにしており、給版ユニット2には記録プレートのみが移送される。なお、記録プレートのピッキングを行う際に、堆積物4・5の最上面に合い紙がある場合には、記録プレートのピッキングを中止して最上の合い紙を取り上げて除去した上で記録プレートのピッキングをやり直す。
【0027】
給版ユニット2は、図2に示したように吸着ユニット8の真下にせり出して吸着ユニット8が保持する記録プレートを搬送面上に載置可能なプレート受取位置と、吸着ユニット8の昇降を阻害しない待機位置との間で進退可能にフレーム18を介してガイドレール19に支持されている。排版ユニット3も、記録を行わずに記録プレートを排出させる場合に備えて、プレート受取位置と待機位置との間でガイドレール20に沿って進退可能に設けられている。給版ユニット2及び排版ユニット3は、待機位置で記録ユニット1に対向し、ここで記録ユニット1への記録プレートの供給並びに記録ユニット1からの記録プレートの取り込みが可能になっている。また、第2のプレート格納部7のカセット12も、第1のプレート格納部6からの1W版の記録プレートの取り上げを阻害しない待機位置と、第1のプレート格納部6とその上方の吸着ユニット8との間に進入して吸着ユニット8による2W版の記録プレートの取り上げを可能にする作動位置との間で進退可能になっている。合い紙回収ユニット9は、プレート格納部6・7の上方に配置されると共に、給版ユニット2並びに排版ユニット3の下方に配置されており、吸着ユニット8の真下にせり出して吸着ユニット8から投棄された合い紙を収容可能な合い紙受取位置と待機位置との間で進退可能となっている
図4は、図1に示した吸着ユニットを詳細に示す正面図である。この吸着ユニット(プレート移送手段)8は、記録プレートに介装された合い紙を除去する合い紙除去手段を兼用し、記録プレートAを保持するプレート用吸着パッド(プレート保持手段)31が設けられた中心部及び側部の各プレート保持部32・33と、合い紙Bを保持する合い紙用吸着部(合い紙保持手段)35が設けられた合い紙保持部36とを備えている。
【0028】
中心部プレート保持部32では、プレート用吸着パッド31の支持フレーム38がガイドレール39に沿って上下動可能に設けられると共に、この支持フレーム38がばね40で下向きに付勢されている。側部プレート保持部33では、プレート用吸着パッド31の支持フレーム42がガイドレール43に沿って横方向に移動可能なスライダ44に枢支され、内向きに移動させた際にストッパ45に規制されて傾動するようになっている。また側部プレート保持部33の支持フレーム42には、プレート格納部の堆積物の上部に向けて側方からエアーを噴出して堆積物の捌きを行うノズル46が設けられており、このノズル46はプレート用吸着パッド31と一体的に動作する。
【0029】
合い紙保持部36では、合い紙用吸着部35の支持フレーム48が、ガイドレール49に沿って上下動可能に支持されている。このガイドレール49は、下端側を内向きに傾斜させた態様で設けられ、合い紙用吸着部35が内向きに移動しながら降下するようになっている。
【0030】
図5は、図4に示した合い紙用吸着部の作用図である。合い紙用吸着部35は、蛇腹状をなす合い紙用吸着パッド100と、吸着パッド100を外囲する円筒状のセパレータ101と、吸着パッド100を取付け保持可能な吸着パッドホルダ102とを有する。ホルダ102の他端は、配管等を介しての負圧源(真空ポンプ)に接続されており、これにより吸着パッド内の圧力を低下させて合い紙Bに吸着させることができる。吸着パッド100は、合い紙Bに吸着してそのまま自身が収縮することにより合い紙を引上げ可能なようにゴム等の弾性材料によって形成される。また、セパレータ101には、効果的な規制作用を奏するように比較的変形し難い樹脂材料や金属等を用いるが、その先端部が記録プレートAに接触する際に傷等を発生させないように、例えば柔軟性を有するゴム等からなるカバー部材103で先端部を覆うことができる。
【0031】
次に、この吸着部35が合い紙Bと記録プレートAとを分離する作用について説明する。図5(a)は通常の状態(収縮していない状態)の合い紙用吸着パッド100が最上の合い紙Bに吸着した状態を示し、図5(b)は合い紙に吸着した吸着パッド100がその後収縮して合い紙Bを引上げた状態を示す。図5において、堆積物の最上面には合い紙Bが示されているが、最上面に記録プレートAが存在する場合でも、後述する図7に示すように、最上面の記録プレートAの両端部を持ち上げて下向きに凸になる形状に記録プレートAを湾曲させること等によって同様に取り扱うことができる。
【0032】
図5(a)に示すように、真空ポンプ(図示せず)を吸引状態として通常の状態の合い紙用吸着パッド100を合い紙Bに近接させると、吸着パッド100が合い紙表面に密着してパッド内の圧力が低下する。ここで、合い紙Bとその真下の記録プレートAとの密着度が高い場合には、合い紙用吸着パッド100が収縮するのに伴い合い紙Bと共に記録プレートAまでが浮上がる状態となり両者を分離することが困難となる。そこで、吸着パッド100の近傍に設けたセパレータ101により、記録プレートAの浮上がりを規制することができる。つまり、図5(b)に示すように、セパレータ101の規制作用によって、変形し易い比較的低剛性の合い紙Bは、少なくとも吸着パッド100に吸着された部分が容易に湾曲する一方で、変形し難い比較的高剛性の記録プレートAは、概ね平板状のまま保持され、結果として両者の間に間隙が生じる。従って、蛇腹状をなす吸着パッド100が収縮するとともに、合い紙Bの一部がその真下の記録プレートAを離れて浮上がる状態となり、その後、合い紙用吸着部35を上昇させて合い紙Bのみを引上げることで両者を容易に分離することができる。
【0033】
ここで、セパレータ101は、その先端部に切欠き部分101aを有する。図に示すように、切欠き部分101aは、合い紙Bの端部側(図面左側)に設けられており、セパレータ101の円筒側面に対して傾斜させて先端部を切欠いた形状をなす。このような切欠き部分101aを設けることで、切欠き部分101aの下方に位置する合い紙Bの部分は、セパレータと合い紙Bの真下の記録プレートAとの間で狭持されて固定されてしまうということがなく、合い紙が引上げられる際の変形が容易となる。つまり、この切欠き部分101aによって、合い紙Bが吸着パッド100に引上げられる際の合い紙Bの変形の逃げを確保することができる。従って、合い紙Bがその真下の記録プレートAと円筒状のセパレータ101の先端部との間で全周に渡って狭持されて変形し難くなることによる合い紙Bと記録プレートAとの分離能力の低下や、合い紙Bの破損等のトラブルを効果的に防止することができる。
【0034】
図6は、図5(b)に示した合い紙用吸着部の変更例を示す図である。本実施形態における吸着部55は、図5(b)に示した吸着部35と概ね同様の構成であるが、円筒状のセパレータ101の代替として長さの異なるピン状をなすセパレータ201を含む点において異なる。ここで、吸着パッド200を基準として合い紙Bの中心側(図面右側)に長尺の第1のピン状部201aが設けられ、その対称位置の合い紙の端部側(図面左側)に短尺の第2のピン状部201bが設けられている。図には示さないが、各ピン状部材の先端には前述のようなカバー部材を設けることもできる。
【0035】
長尺の第1のピン状部201aは、図5に示したセパレータ101と同様に記録プレートAの浮上がりを規制することができる。従って、図6に示すように、第1のピン状部201aの規制によって、変形し易い比較的低剛性の合い紙Bは、少なくとも吸着パッド200に吸着された部分が容易に湾曲する一方で、変形し難い比較的高剛性の記録プレートAは概ね平板状のまま保持され、結果として両者の間に間隙が生じる。ここで、第2のピン状部201bによって、合い紙Bが吸着パッド200によって引上げられ変形する際に、変位する合い紙Bの端部の乱れを抑制することができる。第2のピン状部201bは第1のピン状部201aに比べて短尺であるため、その下方に位置する合い紙Bの部分は、第2のピン状部201bの先端と合い紙の真下の記録プレートとの間で固定されるということはなく解放状態にあるので、合い紙が引上げられる際の変形を妨げることはない。
【0036】
図7は、図4に示した吸着ユニットによるプレート及び合い紙の保持操作状況を示す正面図である。吸着ユニット8は、記録プレートAを取り上げる際に、記録プレートAの両端部を持ち上げて下向きに凸になる形状に記録プレートAを湾曲させて、記録プレートAと合い紙Bとの間に合い紙用吸着部35が進入可能な空間を形成して合い紙用吸着部35に合い紙Bの端部を保持させるようになっている。
【0037】
中心部及び側部の各プレート保持部32・33の全てのプレート用吸着パッド31が記録プレートに密着した状態から吸着ユニット8を上昇させると、ばね40の復元力で中心部プレート保持部32のプレート用吸着パッド31が記録プレートAに密着した状態に保持される一方で、側部プレート保持部33のプレート用吸着パッド31は吸着ユニット8の上昇に伴って上昇し、これにより中心部プレート保持部32と側部プレート保持部33とでプレート用吸着パッド31の高さ位置にずれが生じる。このため、記録プレートAは両端部が持ち上げられて下向きに凸になる形状に湾曲し、このとき内向きに移動させた側部プレート保持部33の支持フレーム42がストッパ45に規制されて傾動することで、記録プレートAの湾曲に伴って側部プレート保持部33のプレート用吸着パッド31を傾斜させることができ、これにより記録プレートAの端部に対してプレート用吸着パッド31が適切な角度に保持され、プレート用吸着パッド31の保持力低下を避けることができる。そして湾曲した記録プレートAの端部とその下の合い紙Bとの間に合い紙用吸着部35を進入させることで合い紙用吸着部35に合い紙Bの端部を保持させることができる。
【0038】
図8は、図1に示した合い紙回収ユニットを詳細に示す断面図である。この合い紙回収ユニット9は、合い紙Bを収容する箱体71と、吸着ユニット8に保持された合い紙Bを箱体71に取り入れると共にこの箱体71内に収容された合い紙Bを押さえる開閉部材72とを備えている。開閉部材72は、吸着ユニット8に保持された合い紙Bの上面側に回り込む開位置と、箱体71内に収容済みの合い紙Bを押さえる閉位置との間で揺動可能に設けられ、開閉部材72の閉動作で合い紙Bが箱体71内に収容される。この開閉部材72は、箱体71の両側にそれぞれ設けられて内向きに閉動作し、合い紙用吸着部35による合い紙Bの保持が解除されて合い紙Bが解放された直後に取り入れ動作を行うように制御され、合い紙用吸着部35から合い紙Bの両端部を払い落とすように動作させる。
【0039】
【発明の効果】
このように本発明によれば、記録プレートの堆積物から記録プレートを取り上げるピッキング工程での合い紙の分離除去操作を安定して行うことが可能となり、画像記録装置の信頼性を高める上で大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像記録装置を示す正面図
【図2】図1に示した画像記録装置の側面図
【図3】図1に示した画像記録装置における記録プレート及び合い紙の搬送状態を模式的に示す斜視図
【図4】図1に示した吸着ユニットを詳細に示す正面図
【図5】図4に示した合い紙用吸着部の作用図
【図6】図5に示した合い紙用吸着部の変更例を示す図
【図7】図4に示した吸着ユニットによるプレート及び合い紙の保持操作状況を示す正面図
【図8】図1に示した合い紙回収ユニットを詳細に示す断面図
【符号の説明】
1 記録ユニット(記録部)
2 給版ユニット(給版部)
3 排版ユニット(排版部)
4・5 堆積物
6・7 プレート格納部
8 吸着ユニット(プレート移送手段、合い紙除去手段)
9 合い紙回収ユニット(合い紙回収部)
11 スキッド
12 カセット
21 ドラム(プレート保持体)
31 プレート用吸着パッド(プレート保持手段)
32 中心部プレート保持部
33 側部プレート保持部
35、55 合い紙用吸着部(合い紙保持手段)
36 合い紙保持部
72 開閉部材
100、200 合い紙用吸着パッド
101、201 セパレータ
101a 切欠き部分
102、202 吸着パッドホルダ
103 カバー部材
A 記録プレート
B 合い紙

Claims (3)

  1. 記録プレートに画像を記録するのに際し、記録プレートと合い紙が交互に積み重ねられた堆積物から記録プレートと合い紙とを分離する画像記録装置であって、
    前記合い紙を引上げる合い紙用吸着パッドと、
    前記合い紙を前記記録プレートから分離するために、前記合い紙と共にその真下の記録プレートが引上げられるのを規制するセパレータとを備え
    前記合い紙用吸着パッドは、自身の収縮動作によって前記合い紙を引上げるとともに、前記合い紙用吸着パッドが収縮していない状態では前記吸着パッドの先端と前記セパレータの先端の両方を前記合い紙と接触可能に配設したことを特徴とする画像記録装置。
  2. 記録プレートに画像を記録するのに際し、記録プレートと合い紙が交互に積み重ねられた堆積物から記録プレートと合い紙とを分離する画像記録装置であって、
    前記合い紙を引上げる合い紙用吸着パッドと、
    前記合い紙を前記記録プレートから分離するために、前記合い紙と共にその真下の記録プレートが引上げられるのを規制するセパレータとを備え、
    前記セパレータは、前記合い紙用吸着パッドを外囲する筒状部を有し、前記筒状部の先端に切欠き部分が設けられたことを特徴とする画像記録装置。
  3. 記録プレートに画像を記録するのに際し、記録プレートと合い紙が交互に積み重ねられた堆積物から記録プレートと合い紙とを分離する画像記録装置であって、
    前記合い紙を引上げる合い紙用吸着パッドと、
    前記合い紙を前記記録プレートから分離するために、前記合い紙と共にその真下の記録プレートが引上げられるのを規制するセパレータとを備え、
    前記セパレータは、ピン状部を有し、前記ピン状部は、第1のピン状部と、該第1のピン状部に比べて長さの短い第2のピン状部とを含み、前記ピン状部の先端で合い紙を規制することを特徴とする画像記録装置。
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