JP3941212B2 - トラクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラクタの空調装置取付部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
キャビンを備えたトラクタにおけるキャビン室内用空調装置の設置位置としてはいろいろ考えられるが、空調装置からのエアがオペレータに効率よく当たるようにするには、空調装置をキャビンの前方に設置するのが好ましい。機関部の後ろ側にキャビンが配置された一般的な構造のトラクタにおいて、空調装置を上記位置に設置する場合、従来は、車台に設けた空調装置取付用フレームや機関部を覆うボンネットを支持するフレームに空調装置を取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、キャビンを備えたトラクタの生産ラインでは、車台とキャビンを別々に組み立、両者の組立完成後、車台にキャビンを組み付けるようにしている。このため、車台にキャビンを組み付ける際、空調装置とキャビン室内の付属部品とをつなぐ配管、配線等の作業を行わねばならず、組付工程が煩雑で長時間を要するという問題を有していた。また、キャビン室内側から空調装置のメンテナンスを行うには、機関部の空間とキャビン室内を仕切るパネルを外さなければならず面倒であった。本発明は、車台へのキャビン組付工程の簡略化と空調装置のメンテナンス容易化を図ることを目的とし、それに適した空調装置取付部の構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明にかかるトラクタ、機関部の後ろ側にキャビンが配置されたトラクタにおいて、空調装置取付部材を機関部を覆うボンネットの下側に突出する状態でキャビンの外枠の前部に設け、該空調装置取付部材に空調装置を収容する空調ボックスを取り付ける構成とし、該空調ボックスは、下カバーと上カバーと前カバーとを備え、前記下カバーを空調装置取付部材に一体的に取り付けて、該下カバーに前記上カバーと前カバーを組み付けてなり、前記下カバーには、空調装置で発生した水を排出するドレンを設け、前記前カバーは、内部が正面視環状の中空体として形成し、上面にエア導入口を設け、下面に水抜きドレンを設け、背面の右下隅部に空調装置へのエア供給口を設け、かつ、前記エア導入口とエア供給口とは左右方向にずれた位置に設け、前記ボンネットの空調ボックスの上側部分には、前面部に外気導入口を備え内部が仕切り壁によって2室に分けられた外気導入ダクトを設け、前記外気導入口に続く前室に対して前記前カバーのエア導入口を連通し、さらに、前記外気導入ダクトの後部上面に形成した凹部にウオッシャノズルを設けて、該ウオッシャノズルに外気導入ダクトの後室内を通して設けた供給管を通ってウオッシャ液を供給するようにしたことを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すトラクタ1は、各左右一対の前輪2,2及び後輪3,3を備えた車台の前部にボンネット4で覆われた機関部が設けられ、その後ろ側に操縦キャビン5が設けられ、さらに車台の後部には作業機連結装置6が設けられている。
【0006】
図1乃至図3に示すように、キャビン5は、アンダーボディ10、後輪フェンダ11,11、フロントカバー12、ルーフ13、フロントピラー14,14、リヤピラー15,15等で外枠が構成され、これに左右のドア17,17、フロントウインドー18、フロント下部ウインドー19,19及びリヤウインドー20が取り付けられている。アンダーボディ10のフロア面は後部が一段高く形成されており、その上に座席22が設置される。フロントカバー12は機関部とキャビン室内を仕切るためのもので、これにはメータパネル23、ステアリングハンドル24、及びクラッチペダル、ブレーキペダル等25が取り付けられる。図4の符号28はペダル類取付用のブラケットで、フロントカバー12と一体に設けられている。
【0007】
また、図3乃至図5に示すように、フロントカバー12には空調装置取付部材としての空調装置載せ台30が前方に突出する状態で固定して設けられ、その空調装置載せ台の30上に空調装置31が載置されている。空調装置取付部材は台状に限らず、枠状にしてもよい。空調装置31は、下カバー33と上カバー34と前カバー35からなる空調ボックス36に収容されている。下カバー33は空調装置載せ台30に一体に取り付けられており、これに上カバー34と前カバー35が組み付けられる。下カバー33の下面には、空調装置31で発生した水を排出するためのドレン37,37が設けられている。また、上記各カバー33,34,35の外側には、各カバーごとに分割された断熱材39,40,41が取り付けられている。
【0008】
前カバー35は、図6に示すように、内部が正面視環状の中空に形成され、上面にエア導入口43、背面の右下隅部に空調装置31へのエア供給口44がそれぞれ設けられている。また、下面には水抜きドレン45,45が設けられている。図6(a)にエアの流れを示す如く、エア導入口43から入ったエアが、前カバー35の内部を通り抜けて、エア供給口44から空調装置31に供給される。エア導入口43とエア供給口44が左右にずれた位置に設けられているため、水がエア導入口43から前カバー35内に入っても、それがエア供給口44から先に侵入することはない。前カバー35内に入った水は水抜きドレン45,45から排出される。
【0009】
空調装置31の背面部には主エア吐出口48が設けられ、そこに主送風ダクト49が接続されている。そして、この主送風ダクト49の上向きに屈曲させた左右端部に胸元用送風口50,50が設けられている。また、主エア吐出口48の下側に設けた副エア吐出口55に副送風ダクト56が接続され、その左右端部に下向きに開口する足元用送風口57,57が設けられている。副送風ダクト56は、前記ブラケット28にて固定されている。具体的には、ブラケット28の左縦プレート部28aに設けた穴58に副送風ダクト56の左端部を差し込んで固定すると共に、ブラケット28の右縦プレート部28bに設けた半円形の切り欠き部に副送風ダクト56の右端部を差し込んで固定している。このような取付構造とすると、取付部の構成が簡単であり、かつ副送風ダクト56の固定が容易である。
【0010】
図7に示すように、ボンネット4の空調ボックス上側部分には、前面部に外気導入口60が開けられた外気導入ダクト61が設けられている。外気導入ダクト61の内部は、仕切り壁62によって前後2室64,65に分かれており、外気導入口60に続く前室64と前記前カバーのエア導入口43が連通している。外気導入口60には異物除去用ネット67が取り付けられ、また前室64内には防塵フィルター68が収納されている。外気導入ダクト61のボンネット4との接触部には全周にわたってシール材70が取り付けられ、また前カバー35とボンネット5との接触部にはシール材71が取り付けられている。このため、外気導入口60から取り込まれ、ネット67とフィルター68によって清浄化された外気のみが空調装置31に供給される。
【0011】
また、外気導入ダクト61の後部上面に形成された凹部61aにウォッシャノズル73が取り付けられており、図示しないウォッシャタンクのウォッシャ液が外気導入ダクトの後室65内を通して設けた供給管74を通ってウォッシャノズル73に供給されるようになっている。ウォッシャノズル73をこの位置に設けると、ウォッシャノズル73とフロントウインドー18の距離及び角度が適しており、しかもウォッシャノズル73から吐出されたウォッシャ液が外気導入ダクト61内に入るおそれがない。また、ウォッシャノズル73が凹部61aに取り付けられているため、あまり目立つことがなくて美観上好ましい。
【0012】
外気導入ダクト61は樹脂材料で作られており、その前端縁部と後端縁部に一体に形成された係合溝付き取付部76,77をボンネットの取付穴4aに係合させることにより、ボンネット4に着脱可能に取り付けられる。前端縁部側の取付部76は弾性を有する爪部76aを備え、後端縁部側の取付部77を取付穴4aに係合させた状態で外気導入ダクト61の前部を下向きに押すと、前記爪部76aに案内されて前端縁部側の取付部76が取付穴4aに係合する。また、外気導入ダクト61を取り外す際には、爪部76aを後方に押すことにより、前端縁部側の取付部76の係合が解除される。このように、外気導入ダクト61を簡単に着脱することができるので、フィルター68の交換を容易に行える。また、ネット67は、その縁部に形成されている取付穴67a,…を外気導入ダクト61の裏面に形成された取付突起78,…に嵌め込むことにより外気導入ダクト61に取り付けられているので、ネット67の交換も容易である。
【0013】
【発明の効果】
以上の説明の如く、本発明にかかるトラクタの空調装置取付部の構造は、ボンネットの後ろ側にキャビンが配設されたトラクタにおいて、キャビンの外枠に設けた空調装置取付部材に空調装置を取り付ける構成であるから、キャビン組立時に空調装置の配管、配線等の作業を済ましておくことができるので、車台へのキャビン組付工程が簡略化されると共に、キャビン室内から空調装置のメンテナンスを容易に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】トラクタの平面図である。
【図3】キャビンの正面図である。
【図4】キャビンの要部の側面図である。
【図5】図4におけるA矢視図である。
【図6】前カバーの(a)正面図、(b)平面図、及び(c)側面図である。
【図7】外気導入ダクトの側面断面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ
2 前輪
3 後輪
4 ボンネット
5 キャビン
12 フロントカバー
30 空調装置載せ台(空調装置取付部材)
31 空調装置
36 空調ボックス
49 主送風ダクト
56 副送風ダクト
61 外気導入ダクト

Claims (1)

  1. 機関部の後ろ側にキャビンが配置されたトラクタにおいて、空調装置取付部材(30)を機関部を覆うボンネット(4)の下側に突出する状態でキャビンの外枠の前部に設け、該空調装置取付部材に空調装置(31)を収容する空調ボックス(36)を取り付ける構成とし、該空調ボックス(36)は、下カバー(33)と上カバー(34)と前カバー(35)とを備え、前記下カバー(33)を空調装置取付部材に一体的に取り付けて、該下カバーに前記上カバーと前カバーを組み付けてなり、前記下カバーには、空調装置で発生した水を排出するドレン(37)を設け、前記前カバー(35)は、内部が正面視環状の中空体として形成し、上面にエア導入口(43)を設け、下面に水抜きドレン(45)を設け、背面の右下隅部に空調装置へのエア供給口(44)を設け、かつ、前記エア導入口とエア供給口とは左右方向にずれた位置に設け、前記ボンネットの空調ボックス(36)の上側部分には、前面部に外気導入口(60)を備え内部が仕切り壁(62)によって2室に分けられた外気導入ダクト(61)を設け、前記外気導入口に続く前室(64)に対して前記前カバーのエア導入口を連通し、さらに、前記外気導入ダクトの後部上面に形成した凹部(61a)にウオッシャノズル(73)を設けて、該ウオッシャノズルに外気導入ダクトの後室内を通して設けた供給管(74)を通ってウオッシャ液を供給するようにしたことを特徴とするトラク
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