JP3939419B2 - 防火区画貫通部施工方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は配管等の防火区画貫通部施工方法に関し、詳しくは、予め、構造体に設けられた貫通孔の開口部の周囲に係止自在な環状の係止部を備えた支持具本体と、その支持具本体に係止可能で、外周部に一方向に切り起こした複数の突起部を形成してある耐火性充填材受止め部材とで、支持具を構成しておくと共に、 前記支持具本体と前記耐火性充填材受止め部材とを夫々径方向に分割して形成しておいて、前記貫通孔に長尺体を挿通して、前記支持具に耐火性充填材を保持させて前記貫通孔を耐火閉塞する防火区画貫通部施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記防火区画貫通部施工方法においては、床スラブや防火区画壁等に空調配管や電線管等の長尺体12を貫通させるための貫通孔11を形成した際に、火災が発生して、前記貫通孔11と前記長尺体12との間の空間を通じて熱気が隣接する防火区画に流入することを防止するために、前記貫通孔11に挿通した長尺体12の周囲に熱膨張性パテ等の耐火性充填材13として充填することが行われている。この耐火性充填材13を前記貫通孔11内に保持するために支持具1を前記貫通孔11内に装着する。前記支持具1は、構造体10に設けられた貫通孔11の開口部11aの周囲に係止自在な環状の係止部3を備えた支持具本体2と、その支持具本体2に係止可能で、外周部に一方向に切り起こした複数の突起部7aを形成してある耐火性充填材受止め部材7とで構成してあり、前記支持具本体2と前記耐火性充填材受止め部材7とは夫々径方向に分割して形成してある。
【0003】
前記貫通孔11を耐火閉塞するには、前記貫通孔11に長尺体12を挿通して、前記支持具1に前記耐火性充填材受止め部材7を支持させて、前記耐火性充填材13を前記耐火性充填材受止め部材7に保持させる。前記耐火性充填材13は、通常前記貫通孔11内に挿通された長尺体12の周囲と、前記貫通孔11の入口側の前記長尺体12の周囲とに充填され、後者の充填のために、内部に耐火性充填材収容空間を形成する蓋部材8が前記係止部3に取り付けられ、前記係止部3と前記蓋部材8との間に前記耐火性充填材13が充填される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の防火区画貫通部施工方法においては一般に、前記貫通孔11の奥に前記耐火性充填材13を受け止め自在な耐火性充填材受止め部材7を備えて、前記耐火性充填材受止め部材7を前記貫通孔11の奥に支持自在な耐火性充填材支持部4を前記支持具本体2に設けたものが用いられる。このような耐火性充填材受止め部材7を用いて前記耐火性充填材13により前記貫通孔11を耐火閉塞する場合に、前記貫通孔11内部と前記貫通孔11の入口側とに共に前記耐火性充填材13を充填するから、前記耐火性充填材13の充填量が必要以上に多くなる場合があり、前記貫通孔11の入口側のみに充填したり、前記貫通孔11内部のみに充填したりすることが考えられる。このように、充填場所っが異なる場合には、夫々に異なる支持部材を必要とすることが考えられる。
【0005】
そこで、本発明に係わる防火区画貫通部施工方法の目的は、部材の兼用化を図って、共通部材を使用可能にする手段を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔本発明の特徴構成〕
請求項1に係わる本発明の防火区画貫通部施工方法の特徴構成は、予め、構造体に設けられた貫通孔の開口部の周囲に係止自在な環状の係止部を備えた支持具本体と、その支持具本体の係止部に対して係止可能で、外周部に前記係止部の挿通孔を通して前記貫通孔に挿入可能な複数の突起部を一方向に切り起こし形成してある耐火性充填材受止め部材とで、支持具を構成しておくと共に、
前記支持具本体と前記耐火性充填材受止め部材とを夫々径方向に分割して形成しておいて、
前記貫通孔に長尺体を挿通して、前記支持具に耐火性充填材を保持させて前記貫通孔を耐火閉塞する防火区画貫通部施工方法であって、
前記貫通孔の入口側と前記長尺体との間を閉塞する場合に、
前記貫通孔に挿通してある前記長尺体を囲繞して前記支持具本体を組み立て、
この支持具本体の係止部を前記構造体の貫通孔の開口部の周囲に係止し、
前記耐火性充填材受止め部材を、前記突起部を貫通孔側に向けて前記長尺体に外嵌し、
前記突起部を前記係止部の挿通孔を通して前記貫通孔に挿入して、
前記係止部に前記耐火性充填材受止め部材を係止させると共に、
内部に耐火性充填材収容空間を形成する蓋部材を、前記係止部に取り付けて、
前記蓋部材と前記耐火性充填材受止め部材との間に前記耐火性充填材を充填する点にある。
【0007】
請求項2に係わる本発明の防火区画貫通部施工方法の特徴構成は、予め、構造体に設けられた貫通孔の開口部の周囲に係止自在な環状の係止部を備えた支持具本体と、その支持具本体の係止部に係止可能で、外周部に前記係止部の挿通孔を通して前記貫通孔に挿入可能な複数の突起部を一方向に切り起こし形成してある耐火性充填材受止め部材とで、支持具を構成しておくと共に、
前記支持具本体と前記耐火性充填材受止め部材とを夫々径方向に分割して形成しておいて、
前記貫通孔に長尺体を挿通して、前記支持具に耐火性充填材を保持させて前記貫通孔を耐火閉塞する防火区画貫通部施工方法であって、
前記貫通孔の内面と前記長尺体との間を閉塞する場合に、
予め、前記貫通孔の奥で前記耐火性充填材を受止め自在な耐火性充填材支持部を前記支持具本体に設けておいて、
この支持具本体を前記貫通孔に挿通してある前記長尺体を囲繞して組み立て、
前記耐火性充填材支持部を前記貫通孔に挿入して、前記支持具本体の係止部を構造体の貫通孔の開口部の周囲に係止すると共に、
前記貫通孔内の前記長尺体の周囲で、前記耐火性充填材支持部と前記耐火性充填材受止め部材との間に相当する領域に前記耐火性充填材を充填し、
前記耐火性充填材受止め部材を、前記突起部を貫通孔側に向けて前記長尺体に外嵌し、
前記係止部の挿通孔を通して前記突起部を前記貫通孔に挿入して、
前記係止部に前記耐火性充填材受止め部材を係止させる点にある。
【0008】
〔特徴構成の作用及び効果〕
上記請求項1に記載の発明及び上記請求項2に記載の発明に係わる防火区画貫通部施工方法の特徴構成によれば、何れに於いても耐火性充填材を支持する支持具の耐火性充填材受止め部材に関して部材を兼用化することが可能になる。つまり、従来の支持部に支持させて耐火性充填材を保持するのに用いている補助支持部材も外周部に一方向に切り起こした複数の突起部を形成してあり、その突起部を貫通孔の入口側に向けて前記補助支持部材が配置されるのであるが、対象とする貫通孔の口径が大きい補助支持部材を、逆に向けて耐火性充填材受止め部材として転用することも可能である。
【0009】
従って、支持具の部材の一部共通化を図ることも可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる防火区画貫通部施工方法の実施の形態の例について図面を参照しながら説明する。図1及び図2は上記請求項1に係る防火区画貫通部施工方法に適用可能な支持具に関する説明図であり、図3及び図4は上記請求項2に係る防火区画貫通部施工方法に適用可能な支持具に関する説明図である。
【0011】
[第1の発明に係る実施の形態]
図1に示すように、熱膨張性パテ等の耐火性充填材13を保持するための支持具は、支持具本体2と、耐火性充填材受止め部材7と、蓋部材8とで構成されており、何れも径方向に二分割されている。前記支持具本体2は、貫通孔11の開口部11aの周囲に係止自在な環状体に形成されており、径方向に二分割され、且つ、一方の分割部で枢支連結された係止部3を備えており、この係止部3は、前記貫通孔11の奥で前記耐火性充填材13を受け止め自在な耐火性充填材支持部4を備えている。前記耐火性充填材支持部4は、受止め部材支持部6を有しており、連結部5を介して前記係止部3に取り付けてある。前記受止め部材支持部6も円環状に形成して二分割されており、その両端の分割部同士は相互に嵌合連結自在に形成してある。尚、この耐火性充填材支持部4は、前記係止部3を前記開口部11aの周囲に取り付ける際の位置決め体の役割を果たすものである。前記耐火性充填材受止め部材7も径方向に二分割されると共に、一方の分割部を枢支連結してあり、外周部の等間隔の4箇所には、前記係止部3の挿通孔を通して前記貫通孔11に挿入可能な突起部7aを一方向に切り起こし形成してある。この突起部7aは、前記開口部11a又は前記係止部3に係止可能に形成してある。一方、この耐火性充填材受止め部材7を、より大径の貫通孔に適用する他の支持具の耐火性充填材支持部に装着する耐火性充填材受止め部材として用いる際には、前記突起部7aを切り起こして形成した切り欠き部7bが前記支持具の連結部に係合して、受止め部材支持部に係止できるように構成してある。また、前記蓋部材8は耐火性充填材充填空間を形成するもので、二分割すると共に、両分割部にねじ連結自在な蓋連結部8aを形成してあり、係止爪8bを設けて、前記係止部3の周囲に係止可能に構成してある。
【0012】
上記構成の支持具を用いて前記耐火性充填材13を前記貫通孔11入口側の前記長尺体12周囲に充填する手順の一例について説明すると、先ず、前記貫通孔11に挿通してある前記長尺体12を囲繞して前記支持具本体2を組み立てる。前記係止部3を枢支部の回りに揺動して開き、前記耐火性充填材支持部4側を前記貫通孔11側に向けて前記長尺体12に外嵌して前記係止部3を再び逆に揺動して係合部3a同士を係合させて環状体に形成する。ここで、前記受止め部材支持部6の両端部も互いに係合して環状体に形成される。前記組み立てた支持具本体2の前記耐火性充填材支持部4を前記貫通孔11に挿入し、前記係止部3を前記開口部11aの周囲に係止させて構造体10に止め付ける。次いで、前記耐火性充填材受止め部材7を、前記突起部7aを前記貫通孔11側に向けて前記長尺体12に外嵌し、前記突起部7aを前記貫通孔11内に挿入する。その後、蓋部材8を前記係止部3に止め付けるが、前記二分割された蓋部材8には、予めその内側に前記耐火性充填材13を充填しておいて、前記長尺体12を挟み付けるようにして組み付け、前記係止爪8bを前記係止部3の周部と前記構造体10との間に係入しながら前記蓋連結部8aをねじ連結する。上記耐火性充填材受止め部材7は、前記蓋部材8に充填された耐火性充填材13により前記係止部3に止め付けられる。こうして、図2に示すように、前記貫通孔11の入口側で、前記長尺体12の周囲を耐火閉塞する。
【0013】
[第2の発明に係る実施の形態]
図3に示すように、熱膨張性パテ等の耐火性充填材13を保持するための支持具1は、支持具本体2と、その支持具本体2に支持される第一受止め部材7A(前記貫通孔11の奥で前記耐火性充填材13を受け止める一方の耐火性充填材受止め部材7)と、第二受止め部材7B(前記貫通孔11の入口側で、前記貫通孔11内に充填される耐火性充填材13を受け止める他方の耐火性充填材受止め部材7)とで構成されており、何れも径方向に二分割されている。前記支持具本体2は、貫通孔11の開口部11aの周囲に係止自在な環状体に形成されており、径方向に二分割され、且つ、一方の分割部で枢支連結された係止部3を備えており、前記貫通孔11の奥で前記第一受止め部材7Aを受け止め自在な耐火性充填材支持部4を備えており、前記耐火性充填材支持部4は、連結部5を介して受止め部材支持部6を前記係止部3に取り付けて構成してある。前記受止め部材支持部6も円環状に形成して二分割されており、その両端の分割部同士は相互に嵌合連結自在に形成してある。前記第一受止め部材7Aは、同様に径方向に二分割され、一方の分割部を枢支連結してある。この第一受止め部材7Aは、外周部の等間隔の4箇所には、前記係止部3の挿通孔を通して前記貫通孔11に挿入可能な突起部7aを一方向に切り起こし形成してある。この切り欠き部7bは、前記連結部5に内嵌して、前記第一受止め部材7Aの位置決めの役割を果たす。前記第二受止め部材7Bも径方向に二分割されると共に、一方の分割部を枢支連結してあり、外周部の4箇所を等間隔に一方向に切り起こした突起部7aを形成してある。この突起部7aは、前記開口部11a又は前記係止部3に係止可能に形成してある。一方、この第二受止め部材7Bを、より大径の貫通孔に適用する他の支持具の耐火性充填材支持部に装着する耐火性充填材受止め部材として用いる際には、前記突起部7aを切り起こして形成した切り欠き部7bが前記他の支持具の連結部に係合するように構成してある。
【0014】
上記構成の支持具を用いて前記耐火性充填材13を前記貫通孔11内の前記長尺体12周囲に充填する手順の一例について説明すると、先ず、前記貫通孔11に挿通してある前記長尺体12を囲繞して前記支持具本体2を組み立てる。前記係止部3を枢支部の回りに揺動して開き、前記耐火性充填材支持部4側を前記貫通孔11側に向けて前記長尺体12に外嵌して前記係止部3を再び逆に揺動して係合部3a同士を係合させて環状体に形成する。ここで、前記耐火性充填材支持部4の受止め部材支持部6両端部も互いに係合して環状体に形成される。次いで、前記第一受止め部材7Aを、前記切り欠き部7bを形成するために切り起こした突起部7aを前記貫通孔11側とは反対側に向けて前記長尺体12に外嵌させて、円環状に組み立てる。その後、前記第一受止め部材7Aの突起部7aの外面を前記連結部5の内面に沿わせて前記受止め部材支持部6に接当させ、前記支持具本体2の組み立てを完了する。前記組み立てた支持具本体2の前記耐火性充填材支持部4を前記貫通孔11に挿入し、前記係止部3を前記開口部11aの周囲に係止させて構造体10に止め付ける。前記支持具本体2を前記構造体10に止め付けた後、前記貫通孔11内の前記長尺体12の周囲で、前記耐火性充填材支持部4の受止め部材支持部6と前記第二受止め部材7Bとの間に相当する領域に前記耐火性充填材13を充填する。次いで、前記第二受止め部材7Bを、前記突起部7aを前記貫通孔11側に向けて前記長尺体12に外嵌し、前記突起部7aを前記貫通孔11内に挿入する。ここで、前記第二受止め部材7Bの突起部7aを前記開口部11aの周壁或いは前記係止部3に係止させるか、他の取り付け手段によって前記第二受止め部材7Bを前記係止部3に止め付ける。尚、この第二受止め部材7Bを前記係止部3に止め付けるのに、別途、前記係止部3に係止可能な蓋部材を用いて止め付けるようにしてもよい。こうして、図4に示すように、前記貫通孔11内で、前記長尺体12の周囲を耐火閉塞する。
【0015】
〔別実施形態〕
〈1〉上記請求項1に係る実施の形態において、支持具として耐火性充填材支持部4を係止部3に備えたものを用いる例について説明したが、前記支持具が前記耐火性充填材支持部4を備えないものであってもよい。
【0016】
〈2〉上記請求項1に係る実施の形態において、蓋部材8として円筒状に形成したものを図示説明したが、図5に示したようなお椀型の蓋部材8を用いてもよい。
【0017】
〈3〉上記請求項2に係る実施の形態において、突起部7aを開口部11aの周壁或いは係止部3に係止させるか、他の取り付け手段によって第二受止め部材7Bを前記係止部3に止め付けて蓋をする例について説明したが、前記第二受止め部材7Bは前記係止部3に接当させてあるだけであってもよい。例えば、耐火性充填材13に接着効果を持たせれば、それだけで前記第二受止め部材7Bを前記係止部3に接当した状態に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1発明に係る実施の形態に使用可能な支持具の一例の分解説明図
【図2】本発明の第1発明による施工結果の一例を示す要部の縦断面図
【図3】本発明の第2発明に係る実施の形態に使用可能な支持具の一例の分解説明図
【図4】本発明の第2発明による施工結果の一例を示す要部の縦断面図
【図5】従来の支持具の例を示す分解説明図
【符号の説明】
1 支持具
2 支持具本体
3 係止具
4 耐火性充填材支持部
5 連結部
6 受止め部材支持部
7 耐火性充填材受止め部材
8 蓋部材
10 構造体
Claims (2)
- 予め、構造体に設けられた貫通孔の開口部の周囲に係止自在な環状の係止部を備えた支持具本体と、その支持具本体の係止部に対して係止可能で、外周部に前記係止部の挿通孔を通して前記貫通孔に挿入可能な複数の突起部を一方向に切り起こし形成してある耐火性充填材受止め部材とで、支持具を構成しておくと共に、
前記支持具本体と前記耐火性充填材受止め部材とを夫々径方向に分割して形成しておいて、
前記貫通孔に長尺体を挿通して、前記支持具に耐火性充填材を保持させて前記貫通孔を耐火閉塞する防火区画貫通部施工方法であって、
前記貫通孔の入口側と前記長尺体との間を閉塞する場合に、
前記貫通孔に挿通してある前記長尺体を囲繞して前記支持具本体を組み立て、
この支持具本体の係止部を前記構造体の貫通孔の開口部の周囲に係止し、
前記耐火性充填材受止め部材を、前記突起部を貫通孔側に向けて前記長尺体に外嵌し、
前記突起部を前記係止部の挿通孔を通して前記貫通孔に挿入して、
前記係止部に前記耐火性充填材受止め部材を係止させると共に、
内部に耐火性充填材収容空間を形成する蓋部材を、前記係止部に取り付けて、
前記蓋部材と前記耐火性充填材受止め部材との間に前記耐火性充填材を充填する防火区画貫通部施工方法。 - 予め、構造体に設けられた貫通孔の開口部の周囲に係止自在な環状の係止部を備えた支持具本体と、その支持具本体の係止部に係止可能で、外周部に前記係止部の挿通孔を通して前記貫通孔に挿入可能な複数の突起部を一方向に切り起こし形成してある耐火性充填材受止め部材とで、支持具を構成しておくと共に、
前記支持具本体と前記耐火性充填材受止め部材とを夫々径方向に分割して形成しておいて、
前記貫通孔に長尺体を挿通して、前記支持具に耐火性充填材を保持させて前記貫通孔を耐火閉塞する防火区画貫通部施工方法であって、
前記貫通孔の内面と前記長尺体との間を閉塞する場合に、
予め、前記貫通孔の奥で前記耐火性充填材を受止め自在な耐火性充填材支持部を前記支持具本体に設けておいて、
この支持具本体を前記貫通孔に挿通してある前記長尺体を囲繞して組み立て、
前記耐火性充填材支持部を前記貫通孔に挿入して、前記支持具本体の係止部を構造体の貫通孔の開口部の周囲に係止すると共に、
前記貫通孔内の前記長尺体の周囲で、前記耐火性充填材支持部と前記耐火性充填材受止め部材との間に相当する領域に前記耐火性充填材を充填し、
前記耐火性充填材受止め部材を、前記突起部を貫通孔側に向けて前記長尺体に外嵌し、
前記係止部の挿通孔を通して前記突起部を前記貫通孔に挿入して、
前記係止部に前記耐火性充填材受止め部材を係止させる防火区画貫通部施工方法。
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