JP3939027B2 - エレベーターの呼び登録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
この発明は、エレベーターの呼び登録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
個人識別手段を使用してエレベーターの呼びを登録する発明として、例えば、特開平2−43185号公報には、個人の指紋を予めデータベース化しておいて、エレベーターの利用者の指紋をその都度検出し、上記データベースの指紋と照合した結果、一致した場合のみ呼びを登録するようにして、防犯を図るようにしたものが開示されている。
また、特開平5−776号公報には、かご内に指紋検出装置を設けておいて、個人の各指の指紋を各階床に対応させて予め登録しておくことにより、又はその組み合わせを各階床に対応させて予め登録しておくことにより、指紋検出装置がその登録されている指紋を検出した場合に、対応する階床を行先階としてかごを運転するようにしたものが開示されている。かかる呼び登録装置によれば、乗客は1回の操作で指紋照合と行先階の指定の双方を行うことができるので、防犯に併せて少数の指紋検出装置で複数の行先階を指定でき、しかも操作の簡易化が可能となるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ビル内を行き来する人間の行動、即ち動線は、一般に定型化されている。例えば、マンションでは1階と居住階との往復が主となり、また、事務所ビルにおいても、ビルに在籍せず予め個人を識別して登録しておくことができない者(以下、外来者という。)のビル内における動線は1階と目的階を往復する場合が多い。更に、ビルに在籍している者等予め個人を識別して登録しておくことができる者(以下、在籍者という。)であっても、出勤又は退勤時は、1階と自席階との往復となり、勤労時間帯は、関連の深い職場階との往復が主となる。即ち、ビル内の交通は、必ず往復行動である。このため、その交通手段としてエレベーターが使用された場合、復路は往路の逆であり、必然的に決まるものである。しかも、その往路も上記のように定型化している場合が殆どである。
【0004】
しかしながら、ビル内の動線は、定型化されているといっても各個人毎に区々である。そうした各個人の多様な行動の一過程をエレベーターで処理するために、従来はその都度行先階を指定する方法が採られてきた。上記の指紋検出装置を使用したエレベーターにあっても、その指紋は防犯目的からエレベーターの使用に当って可否を決定するための手段に過ぎず、行先階の指定は往路復路共に個別に指定しなければならず煩雑であった。
【0005】
この発明は、かかる煩雑さを解消するためになされたもので、各個人のビル内における動線の定型化に着目して行先階の自動登録を目的とするものである。
また、定型化から外れる動線の場合でも、極力行先階の自動登録を可能とすることを目的とする。
更に、ビル内の在籍者に限らず、外来者に対しても同様の自動登録を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明に係るエレベーターの呼び登録装置は、個人識別手段をかご内に設け、この識別信号とかごの停止している階床とから予想行先階を読み取ってかご内に表示し、確認の後に予想行先階を最終的に行先階としてエレベーターの制御盤に登録するようにしたものにおいて、エレベーターが一の階床で戸を開いている間に操作された識別信号と上記階床とから対応する予想行先階を読み取るようにしたものである。
【0009】
請求項2に記載の発明に係るエレベーターの呼び登録装置は、個人識別手段をかご内に設け、この識別信号とかごの停止している階床とから予想行先階を読み取ってかご内に表示し、確認の後に予想行先階を最終的に行先階としてエレベーターの制御盤に登録するようにしたものにおいて、かごが一の階床で戸を開き始めた時から次に上記かごが上記一の階床から昇降起動するまでの間に個人識別手段が操作された場合に、その識別信号と上記階床とから対応する予想行先階を読み取るようにしたものである。
【0010】
請求項3に記載の発明に係るエレベーターの呼び登録装置は、請求項1または2に記載の発明において、個人識別手段による識別信号と、この個人識別手段が操作されたときの階床と、上記識別信号及び上記階床に対応させて予め定められた予想行先階とを一連として予想行先階記憶手段に記憶させるようにしたものである。
【0011】
請求項4に記載の発明に係るエレベーターの呼び登録装置は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、個人識別手段による識別信号と、この個人識別手段が操作されたときの階床及び時間帯と、上記識別信号と上記階床及び上記時間帯に対応させて予め定められた予想行先階とを一連として予想行先階記憶手段に記憶させておいて、上記識別信号と上記階床及び上記時間帯とから対応する上記予想行先階を読み取るようにしたものである。
【0012】
請求項5に記載の発明に係るエレベーターの呼び登録装置は、請求項1から請求項3いずれかに記載の発明において、識別信号と階床及び個人識別手段が操作された時間帯とから対応する予想行先階を読み取り、また、上記時間帯に対応した上記予想行先階が予想行先階記憶手段に記憶されていない場合は最も近い時間帯に対応した上記予想行先階を読み取るようにしたものである。
【0013】
請求項6に記載の発明に係るエレベーターの呼び登録装置は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明において、かご行先釦による行先階の指定は、予想行先階がかご内に表示されている所定時間内、又は、上記予想行先階が読み取れない場合は、読み取れないことが判明した時から所定時間内に行うことができるようにしたものである。
【0014】
請求項7に記載の発明に係るエレベーターの呼び登録装置は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の発明において、利用客の識別結果が予め記憶された識別結果と一致した場合のみエレベーターの制御盤への行先階の登録を可能とするようにしたものである。
【0015】
請求項8に記載の発明に係るエレベーターの呼び登録装置は、請求項1から請求項7のいずれかに記載の発明において、乗場に設置された個人識別手段から識別信号が発せられた階床に割り当てられたかご内に設置されたかご行先釦によって予想行先階に優先して行先階を制御盤に登録するとしたものである。
【0016】
請求項9に記載の発明に係るエレベーターの呼び登録装置は、請求項1から請求項8のいずれかに記載の発明において、応答灯の点灯態様を予想行先階と行先階とで異なるようにしたものである。
【0017】
請求10に記載の発明に係るエレベーターの呼び登録装置は、請求項9に記載の発明において、予想行先階を表示する場合は応答灯を点滅点灯させ、行先階を表示する場合は応答灯を定常点灯させるようにしたものである。
【0018】
請求項11に記載の発明に係るエレベーターの呼び登録装置は、請求項1から請求項10のいずれかに記載の発明において、個人識別手段は、予め登録された個人についてのみ識別信号を発するとしたものである。
【0019】
請求項12に記載の発明に係るエレベーターの呼び登録装置は、請求項1から請求項11のいずれかに記載の発明において、個人識別手段として指紋検出器を用いるようにしたものである。
【0020】
請求項13に記載の発明に係るエレベーターの呼び登録装置は、請求項1から請求項12のいずれかに記載の発明において、かご行先釦により指定された行先階を新たな予想行先階として、予想行先階記憶手段に書き込むようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1から図6は、この発明の一実施の形態を示す。図1は、この発明の全体構成を示すブロック図で、図中、1はビルの一階床に設けられたエレベーターの乗場、2は乗場の戸、3はかご、4はかごの戸、5は乗場1に設けられてかご3を呼び寄せるための乗場呼びHCを発生する乗場釦で、UP釦とDOWN釦からなる。6は乗場1に設けられて利用客を個別に識別して識別信号Pfを発生する個人識別手段で、ここでは、指紋検出器が使用される。7は利用客の行先階と予想される予想行先階MCCを記憶する予想行先階記憶手段で、この予想行先階MCCは指紋検出器6からの識別信号Pfとこの指紋検出器6が設けられている階床とを対応させて予め定められる。即ち、その指紋検出器6の設置階から利用客が目的階とする可能性の最も高い階床を予想行先階MCCとして記憶するもので、この実施の形態では、図2に詳細を示すとおり、上記指紋検出器6の設置階を表す要素として乗場呼びMHCが用いられる。従って、その設置階からUPする場合の予想行先階MCCとDOWNする場合の予想目的階MCCをそれぞれ設定することができる。図2はその具体例を示す。7Wは乗場呼びHCを一のかご3に割り当てる割当回路である。
【0022】
8は指紋検出器6から識別信号Pfが発せられると対応する予想行先階MCCを予想行先階記憶手段7から読み取る予想行先階読取手段で、現実にはマイクロコンピューターシステムで構成される。9はこの読み取られた予想行先階MCCを所定時間Tだけ割当てかご3内に点滅表示するための点滅回路である。10は上記所定時間Tを設定するための時限手段で、二極双投のスイッチからなり、その内の一は、c1を共通端子として所定時間Tだけ端子a1に接続され、上記所定時間Tの経過後は端子b1に切り替る時限スイッチ10aからなり、また、他は、c2を共通端子として上記所定時間Tだけ端子a2に接続され、上記所定時間Tの経過後は端子b2に切り替る時限スイッチ10bからなる。11はかご3内に設けられた応答灯で、所定時間Tだけ予想行先階MCCを表示する。12はかご3内に設けられ所定時間T内の操作によって指定された新たな階床を利用客の行先階CCとしてエレベーターの各台制御盤13に設けられた行先階登録回路14に登録するかご行先釦で、上記行先階CCは時限スイッチ10bを介して予想行先階MCCに優先して登録されるものである。なお、ここでは応答灯11とかご行先釦12とが別の機器として表わしているが、かご行先釦12のおのおのの釦内に設けた表示灯を応答灯としてもよい。15は乗場呼びHCを登録する乗場呼び登録回路で、この乗場呼びHCが割当回路によって一のかご3に割り当てられると、そのかご3が上記乗場呼びHCの発生階へ呼び寄せられる。16は割当かご3のかご行先釦12からの行先階CCを予想行先階MCCとして予想行先階記憶手段7に書き込む予想行先階書込手段で、この書込みによって予想行先階MCCを訂正することができる。
【0023】
図2は、予想行先階記憶手段7の詳細を示す。即ち、図2は1階から6階迄の6階床のビルについて示し、7a0から7anは、乗場呼びMHCとこの乗場呼びMHCに対して最も頻度の高いと予想される予想行先階MCCとが各人毎かつ各階床毎に記憶されたメモリで、それぞれが1人分に相当し、従って全体でビルの在籍者n+1人について記憶されている。即ち、メモリ7a0は在籍者一人分のメモリで、a0番地には1階UPの乗場呼びMHCと対応する予想行先階MCCとして3階が記憶されている。かかる対応は当該在籍者の動線を考慮して最も確率の高い組合せが採用される。ここで、必ずしも1の番地のメモリに乗場呼びMHCと予想行先階MCCの両者を記憶させる必要はなく、両者が関連付けて記憶されておれば異なる番地であっても支障のないことは明らかである。同様に(a0+1)番地には1階DOWNの乗場呼びMHCと対応する予想行先階MCCとして1階が記憶されている。ここで、1階は最下階であり、1階DOWNの乗場呼びMHCは存在しないので除かれるべきであるが、予想行先階MCCを1階に設定しおけば支障がないことから都合上記載した。
【0024】
また、(a0+2)番地には2階のUP呼びの乗場呼びMHCと対応する予想行先階MCCとして「3」階が記憶されている。以下同様に、(a0+11)番地には6階DOWNの乗場呼びMHCと対応する予想行先階MCCとして「3」階が記憶されている。メモリ7a1は他の在籍者一人分のメモリで、当該在籍者の動線に合わせて乗場呼びMHCと予想行先階MCCとが、上記メモリ7a0と同様にして決定される。このようにして、在籍者全員について予想行先階MCCが乗場呼びMHCと対応させてメモリ7a0からメモリ7anに記憶される。
【0025】
7b0から7bmは予め登録不可能な外来者について各人の動線に合わせて乗場呼びMHCとこの乗場呼びMHCに対応する予想行先階MCCとが各人毎に記憶されるメモリで、外来者(m+1)人分の記憶容量を有する。外来者はビルの在籍者に比べてその動線は比較的単純で、通常階間交通がなく目的階は一の階床に限られる。従って、1階と目的階との往復として把握することができる。
【0026】
かかる観点から、メモリ7b0についてb0番地には、往路として1階UP呼び1Uと対応する予想行先階MCCとして3階が記憶されている。(b0+1)番地に復路として3階DOWN呼び3Dと対応する予想行先階MCCとして「1」階が記憶されている。(b0+2)番地に3階UP呼び3Uと対応する予想行先階MCCとして「1」階が記憶されている。ここで、3階UP呼び3Uに対して1階を予想行先階MCCとするのは矛盾しているように思われるが、上記のとおり外来者の動線は1階との往復として把握されるので、3階UP呼び3Uは誤操作と判断したものである。このように外来者用のメモリ7b0から7bmは階間交通がないため少ないメモリ容量ですむことになる。また、外来者は1階との往復とすれば復路の予想目的階MCCは1階に限られるので、自動的に設定することもできる。尚、外来者であっても階間交通を考慮する必要がある場合は、在籍者と同様にメモリ7a0等の内容とすれば足りる。
【0027】
7hは在籍者全員についてその指紋データMMが記憶されたメモリで、h番地には一の在籍者の指紋データMM0と、この指紋データMM0に対応させて当該在籍者の予想行先階MCCが記憶されたメモリ7a0の先頭番地a0が記憶されている。(h+1)番地には他の在籍者の指紋データMM1と、この指紋データMM1に対応させて当該在籍者の予想行先階MCCが記憶されたメモリ7a1の先頭番地a1が記憶されている。以下同様に、在籍者全員についてh番地から(h+n)番地まで(n+1)人の指紋データMMが記憶されている。
【0028】
7vは外来者用指紋データVMが記憶されるメモリで、v番地には一の外来者の指紋データVM0と、この指紋データVM0に対応させて当該外来者の予想行先階MCCが記憶されたメモリ7b0の先頭番地b0が記憶されている。(v+1)番地には他の外来者の指紋データVM1と、この指紋データVM1に対応させて当該外来者の予想行先階MCCが記憶されたメモリ7b1の先頭番地b1が記憶されている。以下同様に記憶されて、v番地から(v+m)番地まで(m+1)人の指紋データVMを記憶する容量を有する。
【0029】
次に、動作を図3から図9に基いて説明する。まず、図3により動作の全体概要を述べる。手順G1で指紋データPfが指紋検出器6から送られる。手順G2で乗場釦5から乗場呼びHCが送られる。手順G3で指紋データPfと乗場呼びMHCが、それぞれ予想行先階記憶手段7から読み取った指紋データMM及び乗場呼びMHCと比較され、この比較結果に基づいて予想行先階記憶手段7から予想行先階MCCが読み取られる。手順G4においてかご3が到着すると、手順G5で予想行先階MCCがかご3内に設けられた応答灯11に所定時間だけ表示される。手順G6で予想行先階MCCが行先階CCとなって、手順G7でかご3は当該階床に向けて出発する。
以下の説明において、手順G3に該当する部分を次ぎのとおり実施例1から実施例5に分けて説明する。即ち、
実施例1は、利用客がビルの在籍者の場合を、図4と図5に基いて説明する。
実施例2は、利用客が外来者ではあるが、既にエレベーターを利用しており、従って、指紋データMMは登録されており、また、予想行先階MCCを決定するのに必要なデータもメモリ7に記載されている場合を、図6に基いて説明する。
実施例3は、同じく外来者であって、指紋データMMは登録されているが、予想行先階MCCを決定するのに必要なデータがメモリ7に記載されていない場合であって、かつ、1階UPの乗場呼びHCの場合を、図7に基いて説明する。
実施例4は、実施例3の場合において、1階UP以外の乗場呼びHCの場合を、図8に基いて説明する。
実施例5は、指紋データMMが未登録の場合、即ち、初めて来館した場合を、図9に基いて説明する。
【0030】
実施例1
図4の手順S11で指紋検出器6が操作されるのを待つ。操作されると手順S12で指紋データPfが検出されて予想行先階読取手段8に送られる。手順S13及び手順S14で乗場釦5が所定時間内に操作されたかチェックする。操作されない場合は手順S15で指紋データPfはリセットされて手順S11に戻り待機状態となる。操作された場合は手順S16で乗場呼びHCが予想行先階読取手段8へ送られる。
【0031】
指紋データPfから利用者を識別するため、手順S17で変数kを「0」にセットする。手順S18でメモリ7hから(h+k)番地の指紋データMMkを読み取り、手順S19で指紋検出器6からの指紋データPfと照合する。この結果両者が等しくない場合は手順S20及び手順S21を経て手順S18に戻り、順次後続の指紋データMMkが読み取られて手順S19で照合される。この手順を繰り返して最後の(h+n)番地まで照合したが指紋検出器6からの指紋データPfとメモリ7hの指紋データMMとが一致しなかった場合は在籍者には該当者「なし」と判断されて、後述の図6に示す処理がなされる。
【0032】
手順S19で指紋データPfとメモリ7hの指紋データMMkとが一致した場合、利用者は在籍者として識別されたことになり、手順S22でその指紋データMMkに対応させて記憶されている番地「ak」が読み取られる。手順S23で変数pが「0」に初期設定され、手順S24で乗場呼びMHCと予想行先階MCCが対応して記憶されているメモリ7akの先頭番地akから順に乗場呼びMHCが読み取られ、手順S25で乗場釦5からの乗場呼びHCとが照合される。一致しない場合は、手順S26で変数pはインクリメントされる。この実施の形態では、ビルの階床は6階で、上記のとおり1階でのDOWN呼び及び6階でのUP呼びも考慮しているので、変数pは0から11まで変化し、その間に乗場呼びHCは必ず乗場呼びMHCと一致する。
【0033】
手順S25で乗場呼びHCと乗場呼びMHCが一致した場合は、図5の手順S27で乗場呼びMHCに対応する予想行先階MCCがメモリ7akから読み取られる。一方、手順S28で、乗場呼びHCに割り当てられたかご3は、その階床に到着して戸2及び4を開くと、手順S29で割当回路7W、点滅回路9並びに時限スイッチ10aの端子a1及びc1を介して、予想行先階MCCに対応する階床の応答灯11を所定時間Tだけ点滅点灯させる。また、この所定時間T内では時限スイッチ10bは端子a2と端子c2が接続されているので、かご行先釦12を操作することにより行先階CCをエレベーターの制御盤13の行先階登録回路14に直接登録することもできる。そこで、手順S30及びS31でかご行先釦12が上記所定時間T内に操作されたかチェックされる。
【0034】
上記所定時間Tが経過すると手順S32に移り、時限スイッチ10a及び10bがそれぞれ切り替り、端子b1と端子c1が、また端子b2と端子c2が接続される。この切替えによってかご行先釦12による行先階CCの登録は不能となり、予想行先階読取手段8が制御盤13の行先階登録回路14に接続される。この結果、手順S33及び手順S34で予想行先階MCCが行先階CCとなって制御盤13に入力される。また、応答灯11も同様に行先階登録回路14に接続されるので、手順S35で上記行先階CCを定常点灯によって表示し、手順S36でかご3は行先階CCへ向けて出発する。
【0035】
また、手順S30で所定時間T内にかご行先釦12が操作されると、手順S37でその操作によって新たに行先階CCが指定されて制御盤13に入力される。更に、手順S38で上記行先階CCは、予想行先階書込手段16を介して(ak+p)番地にそれ迄書き込まれていた予想行先階MCC替って新たに予想行先階MCCとして書き込まれる。手順S34に移り、かご行先釦12で指定された行先階CCが制御盤13に入力され、手順S35で応答灯11は定常点灯となり、手順S36でかご3は行先階CCへ向け出発する。
【0036】
実施例2
次に、手順S20で利用客が在籍者に該当せず、外来者と判断された場合について、図6から図9に基いて説明する。
なお、外来者はエレベーターを使用させないものとして、手順S20で在籍者ではない、と判断された場合は直ちに終了とすることもできる。特に防犯の要求の高い共同住宅においては、その需要が高い。しかし、通常は外来者であっても、頻繁に訪れる者もあることから、図2に示すように、外来者用のメモリ7vを設けて在籍者に準じて扱うという要求も考えられる。そこで、準じた取り扱いとするため上記外来者がメモリ7vに記憶されているか否かを調べる。
図6において、指紋データPfから利用客を識別するため、手順S41で変数qを「0」に初期設定し、手順S42でメモリ7vから(h+q)番地の指紋データVMqを読み取り、手順S43で指紋検出器6からの指紋データPfと照合する。この結果両者が等しくない場合は手順S44及び手順S45を経て手順S42に戻り、順次後続の指紋データVMqが読み取られて手順S43で照合される。この手順を繰り返して最後の(v+m)番地まで照合したが指紋検出器6からの指紋データPfとメモリ7vの指紋データVMとが一致しなかった場合はメモリ7vには該当者「なし」と判断される。この場合の処理例は図9で述べる。
【0037】
手順S43で指紋データPfとメモリ7vの指紋データVMqとが一致した場合、利用者は外来者ではあるが予め登録された者として識別されたことになり、手順S46でその指紋データVMqに対応させて記憶されている番地「bq」が読み取られる。手順S47で変数pが「0」に初期設定され、手順S48で乗場呼びMHCと予想行先階MCCが対応させて記憶されているメモリ7bqの先頭番地bqから順に乗場呼びMHCが読み取られ、手順S49で乗場釦5からの乗場呼びHCとが照合される。一致しない場合は、手順S50でメモリ7bqの最終番地まで照合したかチェックされる。最終番地まで終了していない場合は、手順S51で変数pはインクリメントされて最終番地まで照合される。
【0038】
この実施例2では、外来者は1階からビル内に入ってエレベーターで目的階へ上り、その目的階から1階へ戻るものとした。従って、乗場呼びMHCが1階である場合、対応する予想行先階MCCは前回来館時の行先階CCとなるが、乗場呼びMHCが1階以外の場合、対応する予想行先階MCCは全て1階に自動的に設定されるものとして、図2に示すとおりメモリ7b0、7b1−7bmを構成した。
【0039】
手順S49で乗場呼びHCと乗場呼びMHCが一致した場合、手順S53で乗場呼びMHCに対応する予想行先階MCCがメモリ7bqから読み取られる。以下、図5に示す手順S28から手順S38と同じ一連の処理がなされる。従って、外来者の復路は自動的に1階と設定されるが、1階へ直接下りるのではなく、途中階に立ち寄る場合は、所定時間T内にかご行先釦12を操作することにより図5に示す手順S30→手順S37→手順S38→手順S34のルートで希望する目的階に行くことができる。かかる操作は従来のエレベーターの呼び登録の場合と同様であり、何ら違和感はないと考えられる。この途中階から次にエレベーターに乗って1階へ下りる場合は、実施例4の説明による。
【0040】
実施例3
乗場釦5からの乗場呼びHCがメモリ7bqに記載されていない場合、手順S50で「Y」となって以下図7に示す処理がなされる。即ち、外来者は在籍者と異なり、1階と目的階との往復であって階間交通はないとしているので、乗場呼びMHCは全階床の乗場呼びHCを記憶するだけの容量がない。このため、外来者の場合は、指紋データVMはメモリ7vに記録されるが、対応するメモリ7bqのbq番地から(bq+2)番地に、外来者が操作した乗場釦5による乗場呼びHCと一致する乗場呼びMHCが記録されていない場合がある。
図7及び図8は、かかる場合に乗場呼びHC及びかご行先釦12による行先階CCからメモリ7bqの乗場呼びMHC及び予想行先階MCCを決定する処理例を示すものである。
尚、図6の手順S50で「Y」となった場合、即ち、メモリ7bqから予想行先階MCCを読取れないことが判明した場合は、図7及び図8による処理に替って、上記判明した時から所定時間Tだけかご行先釦12を有効として、この間にかご行先釦12で指定された行先階CCを行先階登録回路14に登録するようにしてもよい。
【0041】
このうち、実施例3は、図7において手順S61での調査の結果、乗場呼びHCが1階UP呼びの場合の処理について示し、1階UP呼び以外の場合は実施例4として図8に示す。
手順S62でメモリ7bqの乗場呼びMHC及び予想行先階MCCを図7に(A)に示すとおり仮に設定する。外来者は往復行動であるから、(bq+1)及び(bq+2)番地の乗場呼びMHCは、往路の行先階CCの乗場呼びとした。手順S63で1階乗場呼び1Uに対する予想行先階MCCとして「5」を読取る。一方、手順S64でかご3は乗場呼びHCに応答して1階に到着して戸2及び4を開く。これを待って手順S65で予想行先階MCC「5」は点滅回路9及び時限スイッチ10aを介して応答灯11を点滅点灯させる。以下、手順S66→手順S67→手順S65により所定時間Tだけ応答灯11は予想行先階MCC「5」を点滅点滅点灯する。利用客はこれを見て行先階を変更する必要がないと判断した場合は、その所定時間Tの経過後にメモリ7bqは同図(A)に示す仮設定がそのまま採用され、手順S69で乗場呼び1Uに対する予想行先階MCCが行先階CCとなって、手順S70でエレベーター制御盤13に登録される。手順S71で応答灯11を定常点灯させて、手順S72でかご3は行先階CCへ向けて出発する。
【0042】
また、所定時間T内にかご行先釦12が操作されると手順S66から手順S73に移り、かご行先釦12で指定された行先階CCがbq番地の予想行先階MCCとして書き込まれる。また、手順S74で予想行先階MCCの乗場呼びHCを(bq+1)番地及び(bq+2)番地の乗場呼びMHCとして書き込む。即ち、手順S73及び手順S74により、仮に設定されたメモリ7bqを図6の(A)から(B)に書き換えたことになる。手順S70ではかご行先釦12で指定された行先階CCが制御盤13に登録されて、以下、上記のとおりかご3は行先階CCへ向けて1階を出発する。この外来者は、次回来館の際は今回と同一階が行先階CCとして制御盤13に自動登録されることになる。
【0043】
実施例4
図8は、外来者について、メモリ7vに指紋データVMは記録されているが、乗場釦5からの乗場呼びHCに相当する乗場呼びMHCがメモリ7bqに記録されておらず、しかも、今回乗場釦5による乗場呼びHCが1階以外の場合の処理について例示したものである。具体例として、外来者が階段で上り、下りるときにエレベーターを使用する場合が考えられる。
【0044】
手順S81から手順S84は、図8に示すメモリ7bqを(C)の内容に書き込むための処理である。即ち、外来者は1階以外の階床で乗場呼びHCを発生させているが、本来は1階UP呼び1Uが起点となり、現在乗場呼びHCが発生している階床は、今後は行先階CCになるものと仮定し、この外来者は両階床間を往復するものとして自動的に書き込んだものである。
即ち、手順S81で1階UP呼び1Uをメモリ7bqのbq番地に乗場呼びMHCとして書き込む。手順S82で乗場呼びHCの発生階をbq番地の予想行先階MCCとして書き込む。手順S83で乗場呼びHCを(bq+1)番地及び(bq+2)番地の乗場呼びMHCとして書き込む。更に、手順S84で(bq+1)番地及び(bq+2)番地の予想行先階MCCを1階として書き込む。手順S85でメモリ7bqから乗場呼び発生階「4」に対する予想行先階MCCとして「1」を読取る。手順S86で割当かご3が乗場呼びHCの発生階「4」階に到着して戸2及び4を開くのを待って、予想行先階MCCを点滅回路9、時限スイッチ10aを介して応答灯11に点滅点灯させる。利用客は応答灯11を見て行先階を変更する必要がないと判断した場合は、その所定時間Tの経過によってメモリ7bqは同図(C)に示す設定がそのまま採用され、手順S88、手順S89を経て手順S90で予想行先階MCCは「1」が行先階CCとなり、手順S91で制御盤13に登録される。同時に手順S92で応答灯11は定常点灯となって、手順S93でかご3は行先階CCへ向けて出発する。
【0045】
また、所定時間T内にかご行先釦12が操作されると手順S88から手順S94に移り、かご行先釦12で指定された行先階CCがbq番地の予想行先階MCCとして書き込まれる。また、手順S95で、かご行先釦12で指定された行先階CCの乗場呼びHCを(bq+1)番地及び(bq+2)番地の乗場呼びMHCとして書き込む。即ち、手順S94及び手順S95により、メモリ7bqの内容を図7の(C)から(D)に書き換えたことになる。手順S90ではかご行先釦12で指定された行先階CCが制御盤13に登録されて、以下、上記のとおりかご3は行先階CCへ向けて1階を出発する。この外来者は、次回来館の際は(D)に示すメモリ7bqの内容に従って呼びの登録がなされることになる。
【0046】
実施例5
図9は、外来者の指紋データVMがまだメモリ7vに記録されておらず、識別できない場合の処理について示す。
新たな外来者の指紋データVMはメモリ7vの先頭番地、即ち、図2に示すv番地に記録される。そのため、まず、メモリ7vにおいて既存の指紋データVMを1番地ずつ昇順に移動させる。この移動によって、(v+1)番地の指紋データVM1は、それまでv番地に記載されていた指紋データVM0が記載されることになる。また、最後の番地(v+m)の指紋データVMmは、それまで(v+m−1)番地に記載されていた指紋データVM(m−1)が上書きされたものとなり、それまで(v+m)番地に記載されていた指紋データVMmは消滅する。また、指紋データVMの移動に対応させて、メモリ7b0からメモリ7bmの内容も、移動させる必要がある。この移動によって、メモリ7b1の内容は、それまでメモリ7b0に記載されていた乗場呼びMHC及び予想行先階MCCが記載されることになる。また、最後のメモリ7bmには、それまでメモリ7b(m−1)に記載されていた乗場呼びMHC及び予想行先階MCCが上書きされたものとなり、それまでメモリ7bmに記載されていたものは消滅する。
【0047】
図9の手順S101から手順S106は、上記移動処理を行うものである。即ち、上書きによるデータの消滅を避けるため、最後の番地から降順に処理する必要がある。手順S101で、変数qをmに設定する。手順S102で(v+(q−1))番地の指紋データVMを(v+q)番地へ上書き移動する。手順S103で対応するメモリ7b(q−1)の乗場呼びMHC及び予想行先階MCCをメモリ7bqへ上書き移動する。手順S104で先頭、即ちv番地、又はメモリ7b0まで移動したか否かチェックする。順に移動して先頭まで移動すると、手順S106に移り、先頭のv番地に新たな外来者の指紋を書き込む。この書込みによって、外来者は個人の識別が可能な者となる。
従って、以後の処理は、手順S107でこの外来者が操作した乗場釦5による乗場呼びHCが1階のUP呼びであるか否かチェックし、1階のUP呼びであれば結合子6で示す図7の手順S62からの処理がなされる。但し、メモリ7bqは、この実施例ではメモリ7b0が使用される。また、1階のUP呼び以外であれば結合子4で示す図8の手順S81からの処理がなされる。同様にメモリ7b0が使用される。
【0048】
上記実施の形態1によれば、在籍者に対してはUP及びDOWNの乗場釦5のそれぞれに対して1の予想行先階MCCを設定するとしたので、行先階CCが利用者の意図する階床と一致する確率が高いことが想定される。
また、外来者に対しても、自動登録が可能である。
更に、行先階の自動登録ばかりでなく、利用者の指紋が記録されるので、防犯にも有益である。特に、外来者に対しては防犯の意義は大きい。
【0049】
なお、上記実施の形態1では、個人識別手段として指紋検出器6を用いるものとしたが、識別カードリーダであってもよい。
また、指紋検出器6は乗場釦5と別体としたが、指紋検出器そのものをUP用とDOWN用の乗場釦としてもよい。この場合は乗場呼びと指紋検出を一操作で行うことができる。
更に、指紋データが記録されていない新たな外来者を予想行先階記憶手段7に記録する場合に、先頭番地に書き込むものとしたが、最後の番地に書き込むものとしてもよい。即ち、新規の書込みは、常に一定の番地に書き込むこととし、既存のデータはその一定の番地から一定の順序で移動させることにすればよいものである。これにより、一度しか来館しないような外来者は自然に消去され、頻繁に来館する外来者のみが残ることになり、メモリの有効利用が可能となる。
【0050】
実施の形態2.
図10は、乗場1には乗場釦5のみとし、指紋検出器6cはかご3に設けた他の実施の形態を示す。この実施の形態では、まず、乗場釦5でかご3を呼び寄せた後、かご3に乗り込んで、指紋検出器6cから識別信号Pfcを予想行先階読取手段8に送る。これにより、利用客を識別し、その識別結果と乗場呼びHCとから予想行先階MCCを、予想行先階記憶手段7から読み取ることができる。以下、実施の形態1で述べたと同様であるので、説明を省く。
この実施の形態によれば、指紋検出器は、かご3内に1台設けるだけでよく、各階床毎に設けるとした実施の形態1に比べて安価となる。
ところで、予想行先階MCCは始発階との関連で定まるものであるから、予想行先階MCCを読み取るには利用客が指紋信号Pfcを発した階床を検知する必要がある。一方、指紋検出器6cをかご3に設けた場合は、識別信号Pfcと階床との関連が一定しない。そこで、識別信号Pfcと階床とを関連付けるには、かご3が停止している階床をエレベーターの制御盤13から読み取って、その階床の乗場呼びHCと識別信号Pfcとを関連付けることが要件となる。更に限定するとすれば、少なくとも利用客がかご3内に乗り込む必要があることから、指紋検出器6cの操作されるタイミングを、戸が開いている間に限るとしてもよく、また、戸が開き始めてから次ぎにかご3が昇降起動する迄の間としてもよい。なお、かご3の存在する階床を検出する装置は周知慣用されており、その説明は省略する。
【0051】
実施の形態3.
図11は、乗場釦5を省き各乗場1には指紋検出器6を1台設けたものである。この実施の形態では、まず、指紋検出器6を操作する。この操作にによる識別信号Pfから利用者の識別を行うと共に、この識別信号Pfの発せられた階床からかご3の呼寄せの双方を行うものである。但し、指紋検出器6は1台しか設けられていないので、その識別信号Pfからは方向性を読取ることはできない。このため、この実施の形態における予想行先階記憶手段7sの内容は、図12に示すとおり、各階床毎に1つの乗場呼びMHCに対して1つ予想行先階MCCが対応する。
この実施の形態についても、上記識別信号Pfとこの識別信号Pfが有する乗場呼びMHCの要素とから予想行先階記憶手段7sに記載されている予想行先階MCCを読み取ることができる。この予想行先階MCCが利用客の意に反するものである場合は、所定時間T内にかご行先釦12を操作することによって訂正することができる。また、指紋の登録が済んでいない外来者であっても呼びの登録を行うことができる。その具体的内容は実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0052】
実施の形態4.
ビル内の動線は時間帯によって異なる。例えば、出勤時間帯、昼食時間帯、退勤時間帯、また、勤務時間帯のそれぞれによって特有の動線がある。
図13は、こうした変動に対して時間帯ごとに異なる予想行先階記憶手段7t1、7t2−7tnを設け、時計TMによってその時間帯で使用すべき予想行先階記憶手段7t1、7t2−7tnを選択するようにしたものである。選択した後は、上記実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
この実施の形態4によれば、その時間帯ごとの予想行先階MCCの設定が可能となり、利用者の動線により的確に合わせることができる。
なお、時間帯は、一日をサイクルとするもの、更に一週間をサイクルとするもの等複雑であり、その全てについて予め設定しておくことは容易ではない。そこで、一定の時間帯についてのみ時間帯毎の予想行先階記憶手段を用意するものとし、いずれの時間帯にも属さない時刻でエレベーターを使用する場合は、その時刻が最も近接する時間帯の予想行先階記憶手段7t1、7t2−7tnを使用するものとしてもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上述べたとおり、この発明に係るエレベーターの呼び登録装置の発明は、以下の効果を奏する。
請求項1に記載の発明は、エレベーターの利用客毎に始発階と関連させて行先階を予想し、この行先階を予想行先階として予め予想行先階記憶手段に記憶させておいて、現実の稼動状態では乗場に設けられた個人識別手段で利用客を識別し、この識別結果により上記予想行先階を読み取り、一旦この予想行先階を確認すべくかご内に表示した後に最終的な行先階としてエレベーターの制御盤に自動的に登録し、仮に行先階が予想行先階と異なる場合は、新たにかご行先釦で行先階を指定することにより登録するようにしたものである。
このため、個人識別が本来的に有する防犯機能に加えてかごの行先階を自動登録でき、仮に自動登録された行先階が意図する行先階と異なる場合はかご行先釦で訂正できるという効果を奏する。
【0054】
請求項2に記載の発明は、個人識別手段をかご内に設け、この識別信号とかごの停止している階床とから予想行先階を読み取ってかご内に表示し、確認の後に予想行先階を最終的に行先階としてエレベーターの制御盤に登録するようにしたものである。
この発明においても、行先階の自動登録とその訂正が可能であると同時に、識別手段をかご内に設けるものとしたので、各階床に設ける場合に比べて安価であり、また、保守点検の手間も軽減できるという効果を奏する。
【0055】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、エレベーターが一の階床で戸を開いている間に操作された識別信号と上記階床とから対応する予想行先階を読み取るようにしたものである。
個人識別手段が、かご内に設置されている場合は、当然に利用者はかごに乗り込んでから操作することになり、そうした操作を確実に行い得るという効果を奏する。
【0056】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、かごが一の階床で戸を開き始めた時から次に上記かごが上記一の階床から昇降起動するまでの間に個人識別手段が操作された場合に、その識別信号と上記階床とから対応する予想行先階を読み取るようにしたものである。このため、請求項4に記載の発明よりも更に長期に亘って個人識別手段を有効に操作するすることができるという効果を奏する。
【0057】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明において、個人識別手段による識別信号と、この個人識別手段が操作されたときの階床と、上記識別信号及び上記階床に対応させて予め定められた予想行先階とを一連として予想行先階記憶手段に記憶させるようにしたものである。このため、この一連のデータの構成によって、利用者の対象範囲、及び予想行先階を設定するときの始発階の対象を自由に設定ことができる。この設定により、エレベーターの使用を閉鎖的なものとして防犯に重点をおいた使用とすることもできるし、また、行先階の自動登録を可能とするという機能面を重視した使用とすることもできるという効果を奏する。
【0058】
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明において、個人識別手段による識別信号と、この個人識別手段が操作されたときの階床及び時間帯と、上記識別信号と上記階床及び上記時間帯に対応させて予め定められた予想行先階とを一連として予想行先階記憶手段に記憶させておいて、上記識別信号と上記階床及び上記時間帯とから対応する上記予想行先階を読み取るようにしたものである。
このため、時間帯ごとに動線が異なっても利用客の意向に合った予想行先階を設定することができるという効果を奏する。
【0059】
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明において、識別信号と階床及び個人識別手段が操作された時間帯とから対応する予想行先階を読み取り、また、上記時間帯に対応した上記予想行先階が予想行先階記憶手段に記憶されていない場合は最も近い時間帯に対応した上記予想行先階を読み取るようにしたものである。
このため、予想行先階の設定作業を軽減できるという効果を奏する。
【0060】
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれかに記載の発明において、かご行先釦による行先階の指定は、予想行先階がかご内に表示されている所定時間内、又は、上記予想行先階が読み取れない場合は、読み取れないことが判明した時から所定時間内に行うことができるようにしたものである。
このため、予想行先階の訂正操作又は予想行先階を読取り不可能な場合の操作は、従来と同様の操作となり、特に外来者にとって違和感のないエレベーターの利用が可能となる、という効果を奏する。
【0061】
請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれかに記載の発明において、利用客の識別結果が予め記憶された識別結果と一致した場合のみエレベーターの制御盤への行先階の登録を可能とするようにしたものである。このため、特別に許可された者しかエレベーターを利用することができず、防犯の効果を奏する。
【0062】
請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項9のいずれかに記載の発明において、識別信号が発せられた階床に割り当てられたかご内に設置されたかご行先釦によって予想行先階に優先して行先階を制御盤に登録するようにしたものである。このため、同一階に複数のエレベーターが停止した場合であっても、個人識別された利用者が本来乗るべきかごに限り予想行先階を変更して制御盤に登録することができることとなり、複数のエレベーターに同一の行先階が登録されるという無駄を避けることができる。
【0063】
請求項11に記載の発明は、請求項1から請求項10のいずれかに記載の発明において、応答灯の点灯態様を予想行先階と行先階とで異なるようにしたものである。このため、予想行先階であってまだ訂正できる段階か又は行先階として決定されて訂正できない段階かの識別が容易であるという効果を奏する。
【0064】
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、予想行先階を表示する場合は点滅点灯させ、行先階を表示する場合は応答灯を定常点灯させるようにしたものである。このため、行先階を訂正できるか否かを容易に峻別できるという効果を奏する。
【0065】
請求項13に記載の発明は、請求項1から請求項12のいずれかに記載の発明において、個人識別手段は予め登録された個人についてのみ識別信号を発するようにしたものである。このため、エレベーターの使用を特定の許可された人に限ることができる。
【0066】
請求項14に記載の発明は、請求項1から請求項13のいずれかに記載の発明において、個人識別手段として指紋検出器を用いるようにしたものである。このため、エレベーターの押し釦を操作する場合と大差がなく、違和感のない操作ができるという効果を奏する。
【0067】
請求項15に記載の発明は、請求項1から請求項14のいずれかに記載の発明において、かご行先釦により行先階が指定された場合は、上記行先階を新たな予想行先階として記憶させるようにしたものである。このため、従来のエレベーターの呼び登録装置と同様の操作を通じて予想行先階記憶手段の修正が自動的に行われることになり、経時的変化に柔軟に追従できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の概略構成を示すブロック図。
【図2】 予想行先階記憶手段7のデータの構成を示す図。
【図3】 この発明の実施の形態1の動作概要を示す流れ図。
【図4】 在籍者に対する処理内容を示す流れ図。
【図5】 在籍者に対する処理内容を示す流れ図。
【図6】 外来者に対する処理内容を示す流れ図。
【図7】 外来者に対する処理内容を示す流れ図。
【図8】 外来者に対する処理内容を示す流れ図。
【図9】 外来者に対する処理内容を示す流れ図。
【図10】 この発明の実施の形態2の概略構成を示すブロック図。
【図11】 この発明の実施の形態3の概略構成を示すブロック図。
【図12】 予想行先階記憶手段7sのデータの構成を示す図。
【図13】 この発明の実施の形態4の概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 乗場、2 乗場の戸、3 かご、4 かごの戸、5 乗場釦、6 個人識別手段、7 予想行先階記憶手段、7W 割当回路、8 予想行先階読取手段、9 点滅回路、10 時限手段、11 応答灯、12 かご行先釦、13 各台制御盤、14 行先階登録回路、15 乗場呼び登録回路、16 予想行先階書込手段。

Claims (13)

  1. エレベーターのかご内に設けられ、利用客を識別する個人識別手段と、
    この個人識別手段による識別信号と上記個人識別手段を操作した時の上記かごの停止階に対応させて予め定められた階床を上記利用客の予想行先階として記憶する予想行先階記憶手段と、
    上記個人識別手段から上記識別信号が発せられると、この識別信号と上記かごの停止階から対応する上記予想行先階を上記予想行先階記憶手段から読み取る予想行先階読取手段と、
    この読み取られた予想行先階を上記かご内に表示する応答灯と、
    この応答灯に上記予想行先階を所定時間表示した後上記利用客の行先階として上記エレベーターの制御盤に登録する時限手段と、
    上記かご内に設けられ上記所定時間内の操作によって指定された新たな階床を上記予想行先階に優先して上記利用客の行先階として登録するかご行先釦と
    を備え、
    上記予想行先階読取手段を、エレベーターが一の階床で戸を開いている間に操作された識別信号と上記階床とから、対応する予想行先階を読み取るものとしたエレベーターの呼び登録装置
  2. エレベーターのかご内に設けられ、利用客を識別する個人識別手段と、
    この個人識別手段による識別信号と上記個人識別手段を操作した時の上記かごの停止階に対応させて予め定められた階床を上記利用客の予想行先階として記憶する予想行先階記憶手段と、
    上記個人識別手段から上記識別信号が発せられると、この識別信号と上記かごの停止階から対応する上記予想行先階を上記予想行先階記憶手段から読み取る予想行先階読取手段と、
    この読み取られた予想行先階を上記かご内に表示する応答灯と、
    この応答灯に上記予想行先階を所定時間表示した後上記利用客の行先階として上記エレベーターの制御盤に登録する時限手段と、
    上記かご内に設けられ上記所定時間内の操作によって指定された新たな階床を上記予想行先階に優先して上記利用客の行先階として登録するかご行先釦と
    を備え、
    上記予想行先階読取手段を、エレベーターのかごが一の階床で戸を開き始めた時から次に上記かごが上記一の階床から昇降起動するまでの間に操作された識別信号と上記階床とから、対応する予想行先階を読み取るものとしたエレベーターの呼び登録装置
  3. 予想行先階記憶手段を、個人識別手段による識別信号と、この個人識別手段が操作されたときの階床と、上記識別信号及び上記階床に対応させて予め定められた予想行先階とを一連として記憶するものとした請求項1または2に記載のエレベーターの呼び登録装置
  4. 予想行先階記憶手段を、個人識別手段による識別信号と、この個人識別手段が操作されたときの階床及び時間帯と、上記識別信号と上記階床及び上記時間帯に対応させて予め定められた予想行先階とを一連として記憶するものとし、予想行先階読取手段を、上記識別信号と上記階床及び上記時間帯とから対応する上記予想行先階を上記予想行先階記憶手段から読み取るものとした請求項1から請求項3のいずれかに記載のエレベーターの呼び登録装置
  5. 予想行先階記憶手段を、個人識別手段による識別信号と、この個人識別手段が操作されたときの階床及び時間帯と、上記識別信号と上記階床及び上記時間帯に対応させて予め定められた予想行先階とを一連として記憶するものとし、予想行先階読取手段を、上記識別 信号と上記識別信号が発せられた時間帯とから対応する上記予想行先階を上記予想行先階記憶手段から読み取り、また、上記時間帯に対応した上記予想行先階が上記予想行先階記憶手段に記憶されていない場合は最も近い時間帯に対応した上記予想行先階を読み取るものとした請求項1から請求項3のいずれかに記載のエレベーターの呼び登録装置
  6. 時限手段を、予想行先階読取手段が、予想行先階を読み取ってから所定時間かご内に表示した後この予想行先階を行先階としてエレベーターの制御盤に登録すると共に、上記予想行先階を読み取ることができなかった場合は、上記表示及び上記行先階の登録はしないものとし、かご行先釦を、上記かご内に設けられ上記所定時間内に、又は上記予想行先階を読み取ることができないことが判明してから所定時間内に操作されることにより指定された新たな階床を上記予想行先階に優先して上記制御盤に行先階として登録するものとした請求項1から請求項5のいずれかに記載のエレベーターの呼び登録装置
  7. 時限手段を、予想行先階読取手段が、予想行先階を読み取ってから所定時間かご内に表示した後この予想行先階を行先階としてエレベーターの制御盤に登録すると共に、上記予想行先階を読み取ることができなかった場合は、上記表示及び上記行先階の登録はしないものとし、かご行先釦を、上記所定時間内に操作されることにより指定された新たな階床を上記予想行先階に優先して上記制御盤に行先階として登録し、個人識別信号に起因して上記予想行先階を読み取ることができなかった場合は上記行先階の登録はしないものとした請求項1から請求項6のいずれかに記載のエレベーターの呼び登録装置
  8. かご行先釦を、識別信号が発せられた階床に割り当てられて到着したかご内に設置さられたものとした請求項1から請求項7のいずれかに記載のエレベーターの呼び登録装置
  9. 応答灯を、予想行先階と行先階とで異なる態様で表示するものとした請求項1から請求項8のいずれかに記載のエレベーターの呼び登録装置
  10. 応答灯を、予想行先階を表示する場合は点滅点灯とし、行先階を表示する場合は定常点灯とした請求項9に記載のエレベーターの呼び登録装置
  11. 個人識別手段を、予め登録された個人についてのみ識別信号を発するものとした請求項1から請求項10のいずれかに記載のエレベーターの呼び登録装置
  12. 個人識別手段を、指紋検出器とした請求項1から請求項11のいずれかに記載のエレベーターの呼び登録装置
  13. かご行先釦の操作により指定された行先階を、新たな予想行先階として予想行先階記憶手段に書き込む予想行先階書込手段を設けた請求項1から請求項12のいずれかに記載のエレベーターの呼び登録装置
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