JP3934954B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、撮像装置に係わり、特に、オートフォーカス機能を有する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルスチルカメラ等の撮像装置は、一般的に自動的に焦点を合わせるオートフォーカス(以下AF)機能を有している。その方法として特公昭39−5265号公報で記載されている山登り制御が広く用いられている。この山登り制御は、CCDなどの撮像素子から得られる画像データから高周波成分または近接画素の輝度差の積分値を求め、これを合焦度合いを示すAF評価値とする。
【0003】
合焦状態にあるときは被写体のエッジ部分がはっきりしているためAF評価値が大きくなり、非合焦状態のときはAF評価値が小さくなる。AF装置は、レンズを、無限遠から近距離まで、移動させながらこのAF評価値を順次取得していき、AF評価値が最も大きくなったところを合焦位置として、レンズを停止する。
【0004】
デジタルスチルカメラ等のスチル画像を撮像する装置では、一般的にビデオカメラ等の動画を撮影する装置に比べ厳密な合焦が要求されるため、撮影動作のたびに合焦動作を行うか、常に合焦動作を繰り返し行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、撮影毎に山登り制御AFを行うと、操作者が撮影開始要求操作をしてから、実際に撮影が行われるまでのレリーズタイムラグが発生してしまうという問題がある。また撮影毎または繰り返し合焦動作を行うと、合焦動作中はモータによるレンズ移動が行われるため、消費電流が増加してしまい、電池の持ちを悪くしてしまっている。
【0006】
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、一度合焦動作を行った後、合焦状態が維持されている場合は、再度合焦動作を行わないことで、レリーズタイムラグを短縮すると共に、消費電流を減少させて電池寿命を長くした撮像装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、結像面に結像される光学像を画像データに変換する撮像手段と、前記画像データから評価値を算出する評価値算出手段と、前記評価値算出手段が算出した評価値を記憶する記憶手段と、前記評価値に基づいて前記光学像の焦点調整を行うフォーカス系レンズの合焦位置を検出し、該検出した合焦位置にフォーカス系レンズを駆動させる合焦動作を行う合焦動作手段と、を備えた撮像装置において、前記合焦動作手段が、前記フォーカス系レンズをその領域内で駆動させ、前記フォーカス系レンズの駆動中にサンプリングされた画像データに基づいて前記フォーカス系レンズの合焦位置を検出する通常合焦動作手段と、前回の合焦動作における合焦位置周辺の領域であり、かつ、前記領域より狭い領域である短縮領域内で前記フォーカス系レンズを駆動させ、前記フォーカス系レンズの駆動中にサンプリングされた画像データに基づいて前記フォーカス系レンズの合焦位置を検出する短縮合焦動作手段と、を有し、そして、合焦指示操作に応じて、前記合焦動作を行う前に、合焦指示操作が行われた時点における前記評価値算出手段が算出した現在の評価値と、前記記憶手段に記憶されている前回の合焦動作における前記フォーカス系レンズが合焦位置にあるときの前回の評価値と、を比較して、前回の合焦動作からの合焦状態が維持されているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により否と判断されたときに前記通常合焦動作手段による合焦動作を開始させて、前記判断手段により前記合焦状態が維持されていると判断したときに前記短縮合焦動作手段による合焦動作を開始させる制御手段と、をさらに備えていることを特徴とする撮像装置に存する。
【0013】
請求項1記載の発明によれば、通常合焦動作手段が、フォーカス系レンズを領域内で駆動させ、その駆動中にサンプリングされた画像データに基づき、フォーカス系レンズの合焦位置を検出する。短縮合焦動作手段が、前回の合焦位置周辺の領域であり、かつ、通常領域より狭い領域である短縮領域内でフォーカス系レンズを駆動させ、その駆動中にサンプリングされた画像データに基づき、フォーカス系レンズの合焦位置を検出する。制御手段が、判断手段により否と判断されたとき、通常合焦動作手段による合焦動作を開始させ、判断手段により合焦状態が維持されていると判断したとき、短縮合焦動作手段による合焦動作を開始させる。従って、短縮合焦動作手段による合焦動作は、通常合焦動作手段による合焦動作より狭い範囲でフォーカス系レンズを駆動させればよいため、合焦動作を短くすることができる。
【0014】
請求項2記載の発明は、前記判断手段が、前記現在の評価値と前記前回の評価値との差である評価値差が所定範囲内のときに前記合焦状態が維持されていると判断するものとされていることを特徴とする請求項1記載の撮像装置である。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、判断手段が、現在の評価値と、前回の評価値との差が所定範囲内のとき、合焦状態が維持されていると判断する。従って、画像データそのものでなく、画像データから求めた評価値に基づいて判断を行うことにより、簡単に判断を行うことができる。
【0016】
請求項3記載の発明は、前記評価値が、前記画像データ中の近接画素の輝度差積分値、または前記画像データに含まれる所定周波数帯域の積分値からなるAF評価値を含むことを特徴とする請求項1及び2記載の撮像装置に存する。
【0017】
請求項3記載の発明によれば、評価値が、画像データ中の近接画素の輝度差積分値、または画像データに含まれる所定周波数帯域の積分値からなるAF評価値を含む。一般的に、画像データ中の近接画素の輝度差積分値、または、画像データに含まれる所定周波数帯域の積分値を用いて、フォーカス系レンズの合焦位置を検出することが多い。従って、評価値として、画像データ中の近接画素の輝度差積分値、または、前記画像データに含まれる所定周波数帯域の積分値を用いることにより、合焦位置検出時と同じ評価値を用いて、判断を行うことができる。
【0018】
請求項4記載の発明は、前記評価値が、さらに被写体輝度値を含み、そして
前記判断手段が、前記AF評価値差が第1所定範囲内であっても、前記現在の評価値における被写体輝度値と、前記前回の評価値における被写体輝度値との差である輝度値差が第2所定範囲を超えているときに否と判断するものとされていることを特徴とする請求項3記載の撮像装置に存する。
【0019】
請求項4記載の発明によれば、判断手段が、評価値差が第1所定範囲内であっても、現在の評価値における被写体輝度値と、前回の評価値における被写体輝度値との差である輝度値差が第2所定範囲を超えているとき、否と判断する。従って、評価値差が第1所定範囲内であっても、現在の評価値における被写体輝度値と前回の評価値における被写体輝度値との差が所定範囲外の時は、合焦状態が維持されていない可能性があることに着目して、現在の評価値または前回の評価値における被写体輝度値をさらに用いて判断を行うことにより、正確に判断を行うことができる。
【0020】
請求項5記載の発明は、前記評価値が、さらに被写体色を含み、そして前記判断手段が、前記AF評価値差が第1所定範囲内であっても、前記現在の評価値における被写体色と、前記前回の評価値における被写体色との差である被写体色差が第3所定範囲を超えているとき、否と判断するものとされていることを特徴とする請求項3又は4記載の撮像装置に存する。
【0021】
請求項5記載の発明によれば、判断手段が、評価値差が第1所定範囲内であっても、現在の評価値における被写体色と、前回の評価値における被写体色との差である被写体色差が第3所定範囲を超えているとき、否と判断する。従って、評価値差が第1所定範囲内であっても、現在の評価値における被写体色と前回の評価値における被写体色との差が所定範囲外の時は、合焦状態が維持されていない可能性があることに着目して、現在の評価値または前回の評価値における被写体色をさらに用いて判断を行うことにより、正確に判断を行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の撮像装置としてのカメラの一実施の形態を示す図である。
同図に示すように、被写体光は、フォーカスレンズ1を通して撮像素子(以下、「CCD」と略記する)2に入射される。フォーカスレンズ1(請求項中のフォーカス系レンズに相当)は、光軸方向の進退により被写体像の焦点調整を行うレンズである。また、フォーカスレンズ1とCCD2との間には、電子シャッタ3が配置されて、この電子シャッタにより、撮像面に入射される光量が制限される。なお、上述したフォーカスレンズ1及び電子シャッタ3は、モータドライバ4により各々駆動される。
【0031】
上述したCCD2(請求項中の撮像手段に相当)は、光電変換を行う複数の画素を二次マトリクス状に配列した撮像面を有し、被写体光が入射されることにより、撮像面に結像された光学像を電気信号に変換して、アナログの画像データとして出力する。CCD2から出力された画像データは、CDS回路5によりノイズ成分を除去され、A/D変換器6によりディジタル値に変換された後、画像処理回路7に対して出力される。画像処理回路7は、画像データを一時格納するフレームメモリ8を用いて、圧縮/伸長処理などの各種画像処理を行ったり、また、画像処理された画像データを液晶ディスプレイ9(以下、「LCD9」と略記する)に表示させる回路である。
【0032】
また、上述したCCD2、CDS回路5及びA/D変換器6は、タイミング信号を発生するタイミング信号発生器10を介してシステムコントローラ11によって、その変換タイミングや除去タイミングが制御されている。
【0033】
システムコントローラ11は、カメラ全体の制御を行うためのものであり、プログラムに従って各種演算処理を行うCPU11a、CPU11aが行うプログラムなどを格納した読出専用メモリであるROM11b及びCPU11aでの各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ格納エリアなどを有する読出書込自在のメモリであるRAM11cなどを内蔵し、これらが図示しないバスラインによって相互接続されている。
【0034】
上述したシステムコントローラ11には、画像処理回路7から出力される画像データを格納するためのデータ記録メモリ12と、撮像・合焦指示操作が行われるレリーズスイッチを有する操作部13と、各種設定値が格納されているEEPROM14とが接続されている。
【0035】
上述した構成のカメラの一般的な動作を以下説明する。
電源スイッチや、モード切替スイッチの操作によって、CCD2による光学像が可能な撮像モードに設定されると、上記CCD2により、その撮像面に結像された光学像を光電変換して得た画像データが、1/30秒毎に、CDS回路、A/D変換器6を介して画像処理回路7に送られる。画像処理回路7は、送られてきた画像データを3色(R.G.B)分離し、フレームメモリ8に格納する。
【0036】
画像処理回路7内に備えられた評価値算出部(図示せず)は、上記画像データが送られる毎に、画像データ中の被写体輝度値をAE評価値として、画像データ中の高周波成分または近接画素の輝度差の積分値をAF評価値として、画像データ中の被写体色をAWB評価値として、それぞれを算出する。算出された各評価値はCPU11aに取り込まれ、CPU11aは、AE評価値に応じてモータドライバを制御し、自動露出動作を行い、AWB評価値に応じて画像処理回路7を制御して、自動ホワイトバランス調整動作などの制御を行う。
【0037】
また、フレームメモリ8に格納された画像データは、再度、画像処理回路7に読み込まれ、画像処理回路7内に備えられたYUV変換部(図示せず)で、YUV変換されてフレームメモリ8に書き戻される。YUV変換された画像データは、画像処理回路7を介してLCD9に送られ表示される。この処理が1/30毎に繰り返される。
【0038】
操作部13内の撮像指示操作が行われると、CPU11aが、CCD2による画像データの送信周期に同期して、モータドライバ4を介してフォーカスレンズ1を駆動することにより通常AF動作を開始する。CPU11aは、全測距対象領域である至近から無限、または、無限から至近までフォーカスレンズ1を駆動させ、その駆動中に、信号処理回路7に送られた画像データのAF評価値を読み出す。そして、CPU11aは、読み出したAF評価値が最大となるフォーカスレンズ1の位置を合焦位置として検出し、モータドライバ4を介して、検出した合焦位置に、フォーカスレンズ1を駆動して、通常AF動作を終了する。
【0039】
AF動作終了後にCCD2から送られる画像データは、CDS回路5、A/D変換器6及び信号処理回路7を介してフレームメモリ8に格納される。このときフレームメモリ8に格納された画像データは、再度、信号処理回路7に読み込まれYUV変換されて、フレームメモリ8に書き戻される。
【0040】
画像撮像時はYUV変換された画像データが信号処理回路7内の画像圧縮伸張回路(図示せず)に送られる。画像圧縮伸張回路に送られたYUV変換後の画像データは圧縮され、フレームメモリ8に書き戻される。フレームメモリ8の圧縮された画像データは信号処理回路7を介して読み出され、データ記憶メモリ12に格納される。
【0041】
次に、本発明の撮像装置としてのカメラの動作を、図2のCPU11aの処理手順を示すフローチャートを参照して説明する。まず、電源スイッチオンなどのタイミングで上述した撮像モードに設定されると、CPU11aは、開始手段、通常合焦動作手段として働き、直ちに上述した通常AF動作を開始する(ステップS1)。
【0042】
通常AF動作完了後、CPU11aは、CCD2から画像データが送られる毎に、画像処理回路7の評価値算出部で算出されるAF評価値を複数回取得して、その平均値を、RAM11c内に形成された前回AF評価値エリア内に格納する(ステップS2)。CPU11aは、AE評価値、AWB評価値についても同様に複数回取得して、その平均値を、RAM11c内に形成された、前回AE評価値エリア、前回AWE評価値エリア内にそれぞれ格納する(ステップS3、4)。
【0043】
ここで操作部13のレリーズスイッチが押され、撮像・合焦指示操作が行われたと判断すると(ステップS5でYES)、CPU11aは、上記CCD2から画像データが送られる毎に、画像処理回路7の評価値算出部で算出されるAF評価値を複数回取得し、その平均値を、RAM11c内に形成した現AF評価値エリアに格納する(ステップS6)。次に、CPU11aは、前回AF評価値エリア内に格納されたAF評価値と、現AF評価値エリアに格納されたAF評価値と比較して(ステップS7)、その差の絶対値が所定値であるα以下なら(ステップS7でYES)、前回のAF動作からの合焦状態が維持されている可能性が高いとして、次のステップS8に進む。
【0044】
これに対して、差の絶対値がαより大きい場合は(ステップS7でNO)、前回のAF動作からの合焦状態が維持されていなかったと判断して、AF動作時のフォーカスレンズ1の駆動ステップ数をMステップと決定する(ステップS13)。ここでαとMはあらかじめ設定されている値であり、例えば図1のEEPROM14に格納されており、必要に応じて読み出される。
【0045】
また、ステップS8において、CPU11aは、上記AE評価値を複数回取得し、その平均値を、RAM11c内に形成した現AE評価値エリアに格納する。次に、CPU11aは、前回AE評価値エリア内に格納したAE評価値と、現AE評価値エリア内に格納したAE評価値と比較し(ステップS9)、その差の絶対値が所定値であるβ以下なら(ステップS9でYES)、前回のAF動作からの合焦状態が維持されている可能性が高いとして、次のステップS10に進む。一方、βより大きい場合は(ステップS9でN)、AF評価値の差がα以下であっても、前回のAF動作からの合焦状態が維持されていないと判断して、上記ステップS13に進む。このβも同様にあらかじめEEPROM14に記憶されている値である。
【0046】
また、ステップS10において、CPU11aは、上記AWB評価値を複数回取得し、その平均値を、RAM11c内に形成した現AWE評価値エリアに格納する。次に、CPU11aは、前回AWE評価値エリア内に格納したAWE評価値と、現AWE評価値エリアに格納したAWE評価値との比較を行い(ステップS11)、その差の絶対値が所定の値であるγ以下なら(ステップS11でYES)、前回のAF動作から合焦状態が維持されていたと判断して、AF動作時のフォーカスレンズ1の駆動ステップ数をNステップし(ステップS12)、γより大きい場合は(ステップS11でNO)、AF評価値の差がα以下であっても、前回のAF動作からの合焦状態が維持されていないと判断して、Mステップと決定する(ステップS13)。このγとNも同様にあらかじめカメラのEEPROM14に記憶されている値である。ここで駆動ステップ数MとNの関係は、M>Nである。Mは測距対象範囲の全てをスキャンする駆動ステップ数である。
【0047】
上記ステップS7、S9、S11で、CPU11aは、請求項中の判断手段として働くことがわかる。
【0048】
次に、CPU14は、合焦動作手段として働き、ステップS12またはS13で設定された駆動ステップ数だけフォーカスレンズ1を駆動させ、その駆動中に、信号処理回路7に送られた画像データのAF評価値に基づき、合焦位置を検出し、モータドライバ4を介して、検出した合焦一に、フォーカスレンズ1を駆動するAF動作を実行する。但し、駆動ステップ数がNのときは、前回のAF動作によって検出された合焦位置を中心とした範囲において、フォーカスレンズ1を駆動させるようにする。
【0049】
その後、CPU14は、画像データをデータ記録メモリ12に格納する撮像動作を実行する(ステップS15)。そして、CPU14は、再度AFとAEとAWBの評価値取得を行い(ステップS2〜S4)、次の撮影要求が入るまで待機状態になる。
【0050】
以上の構成のカメラによれば、前回のAF動作から合焦状態が維持されていないと判断され、駆動ステップ数がMに設定されていれば、CPU11aが、通常合焦動作手段として働き、全測距対象領域である通常領域においてフォーカスレンズ1を駆動させ、その間にAF評価値をサンプリングする通常AF動作が行われる。一方、前回のAF動作から合焦状態が維持されていると判断され、駆動ステップ数がNに設定されていれば、CPU11aは、短縮合焦動作手段として働き、前回の合焦位置を中心とした領域であり、かつ、上記通常領域より狭い領域である短縮領域においてフォーカスレンズ1を駆動させ、その間にAF評価値をサンプリングする短縮AF動作が行われる。
【0051】
従って、合焦状態が維持されていれば、AF動作を短くすることができ、レリーズタイムラグを短縮するとともに、消費電流を減少させて電池寿命を長くすることができる。駆動ステップ数をMにすれば、通常AF動作が行われ、駆動ステップ数をNにすれば、短縮AF動作が行われることから、CPU11aは、ステップS12及びS13で、制御手段として働くことがわかる。
【0052】
また、上述した実施形態では、画像データ中の被写体輝度が変化したり、被写体色が変化したりすると、被写体が変わったりして、合焦状態が維持されていないことが多いことに着目し、AF評価値に加えて、AE、AWE評価値に基づいて、合焦状態が維持されているか否かを判断している。このように、AF、AE、AWE評価値の3つの評価値に基づき、合焦状態が維持されているか否かの判断を行うことにより、正確な判断を行うことができる。
【0053】
また、上述したカメラによれば、撮像モードに設定された直後に、通常AF動作を開始させている。これにより、撮像モードに設定してから、最初に合焦指示操作が行われたときも、設定直後から合焦状態が維持されているか否かの判断を行うことができるので、撮像モードに設定したから、最初に合焦指示操作が行われたときも、AF動作を短縮することができる。
【0054】
さらに、上述したカメラによれば、複数回取得した各評価値に基づきて、合焦状態が維持されているか否かの判断を行っている。このようにすれば、画像データ中のノイズ成分の影響を除去して、正確に判断を行うことができる。
【0055】
なお、上述した実施形態では、合焦状態が維持されていると判断したときでも、通常領域より狭い領域であるがフォーカスレンズ1を駆動させていた。しかしながら、例えば、フォーカスレンズ1を駆動させることなく、現位置を合焦位置であると検出して、フォーカスレンズ1を現位置に保持する短縮AF動作を行うことも考えられる。このようにすれば、AF動作中に、フォーカスレンズ1を駆動させる必要がなく、AF動作を短くして、レリーズタイムラグを短縮するとともに、消費電流を減少させて電池寿命を長くすることができる。
【0056】
また、上述した実施形態では、AF動作終了後に取得したAF評価値を、前回AF評価値エリアに格納していた。しかしながら、AF評価値は、AF動作中にも得られることに着目し、AF動作中に得たAF評価値のうち最大のもの、つまり、フォーカスレンズ1が合焦位置にあるときのAF評価値を、前回AF評価値エリアに格納しても良い。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、短縮合焦動作手段による合焦動作は、通常合焦動作手段による合焦動作より狭い範囲でフォーカス系レンズを駆動させればよいため、合焦動作を短くすることができるので、レリーズタイムラグを短縮するとともに、消費電流を減少させて電池寿命を長くした撮像装置を得ることができる。
【0060】
請求項2記載の発明によれば、画像データそのものでなく、画像データから求めた評価値に基づいて判断を行うことにより、簡単に判断を行うことができる撮像装置を得ることができる。
【0061】
請求項3記載の発明によれば、評価値として、画像データ中の近接画素の輝度差積分値、または、前記画像データに含まれる所定周波数帯域の積分値を用いることにより、合焦位置検出時と同じ評価値を用いて、判断を行うことができるので、簡単に評価値を得ることができる撮像装置を得ることができる。
【0062】
請求項4記載の発明によれば、評価値差が第1所定範囲内であっても、現在の評価値における被写体輝度値と前回の評価値における被写体輝度値との差が所定範囲外の時は、合焦状態が維持されていない可能性があることに着目して、現在の評価値または前回の評価値における被写体輝度値をさらに用いて判断を行うことにより、正確に判断を行うことができる撮像装置を得ることができる。
【0063】
請求項5記載の発明によれば、評価値差が第1所定範囲内であっても、現在の評価値における被写体色と現在の評価値における被写体色との差が所定範囲外の時は、合焦状態が維持されていない可能性があることに着目して、現在の評価値または前回の評価値における被写体色をさらに用いて判断を行うことにより、正確に判断を行うことができる撮像装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置としてのカメラの一実施の形態を示す図である。
【図2】図1のカメラを構成するCPU11aの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 フォーカスレンズ(フォーカス系レンズ)
2 CCD(撮像手段)
11a CPU(合焦動作手段、判断手段、通常合焦動作手段、短縮合焦動作手段、制御手段、開始手段)
Claims (5)
- 結像面に結像される光学像を画像データに変換する撮像手段と、前記画像データから評価値を算出する評価値算出手段と、前記評価値算出手段が算出した評価値を記憶する記憶手段と、前記評価値に基づいて前記光学像の焦点調整を行うフォーカス系レンズの合焦位置を検出し、該検出した合焦位置にフォーカス系レンズを駆動させる合焦動作を行う合焦動作手段と、を備えた撮像装置において、
(イ)前記合焦動作手段が、前記フォーカス系レンズをその領域内で駆動させ、前記フォーカス系レンズの駆動中にサンプリングされた画像データに基づいて前記フォーカス系レンズの合焦位置を検出する通常合焦動作手段と、前回の合焦動作における合焦位置周辺の領域であり、かつ、前記領域より狭い領域である短縮領域内で前記フォーカス系レンズを駆動させ、前記フォーカス系レンズの駆動中にサンプリングされた画像データに基づいて前記フォーカス系レンズの合焦位置を検出する短縮合焦動作手段と、を有し、そして、
(ロ)a)合焦指示操作に応じて、前記合焦動作を行う前に、合焦指示操作が行われた時点における前記評価値算出手段が算出した現在の評価値と、前記記憶手段に記憶されている前回の合焦動作における前記フォーカス系レンズが合焦位置にあるときの前回の評価値と、を比較して、前回の合焦動作からの合焦状態が維持されているか否かを判断する判断手段と、b)前記判断手段により否と判断されたときに前記通常合焦動作手段による合焦動作を開始させて、前記判断手段により前記合焦状態が維持されていると判断したときに前記短縮合焦動作手段による合焦動作を開始させる制御手段と、をさらに備えている
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記判断手段が、前記現在の評価値と前記前回の評価値との差である評価値差が所定範囲内のときに前記合焦状態が維持されていると判断するものとされている
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記評価値が、前記画像データ中の近接画素の輝度差積分値、または前記画像データに含まれる所定周波数帯域の積分値からなるAF評価値を含む
ことを特徴とする請求項1及び2記載の撮像装置。 - 前記評価値が、さらに被写体輝度値を含み、そして
前記判断手段が、前記AF評価値差が第1所定範囲内であっても、前記現在の評価値における被写体輝度値と、前記前回の評価値における被写体輝度値との差である輝度値差が第2所定範囲を超えているときに否と判断するものとされている
ことを特徴とする請求項3記載の撮像装置。 - 前記評価値が、さらに被写体色を含み、そして
前記判断手段が、前記AF評価値差が第1所定範囲内であっても、前記現在の評価値における被写体色と、前記前回の評価値における被写体色との差である被写体色差が第3所定範囲を超えているとき、否と判断するものとされている
ことを特徴とする請求項3又は4記載の撮像装置。
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