JP3930823B2 - フレーム信号符号化通信方法及び符号化装置並びに符号化送信装置及び符号化受信装置 - Google Patents

フレーム信号符号化通信方法及び符号化装置並びに符号化送信装置及び符号化受信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速のデータを所定フレームを用いて伝送する場合に利用されるフレーム信号符号化通信方法及び符号化装置並びに符号化送信装置及び符号化受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高速のEthernet(登録商標:以下、標準規格ネットワークと記載)に関する従来技術は、非特許文献1に開示されている。
非特許文献1に示されているように、10ギガビット/秒の高速データを伝送する標準規格ネットワークにおいては、4つの通信チャネルを同時に利用し、各チャネルに対応する4つのレーンにそれぞれデータ信号を割り当てて4つの信号を並行して処理している。従って、1レーン当たりのデータのビットレートは1/4に低下する。
【0003】
高速の信号を処理する回路においては、回路の消費電力の増大が避けられない。従って、中継装置などにおいて回路の消費電力を抑制するためには、回路中で扱うデータのビットレートを下げるのが望ましい。
使用するレーン数を増やすことにより、1レーン当たりのデータ速度を更に下げることができる。例えば、データの並びを変換し、4レーンの信号を図8に示すような8レーンの信号に変換すれば1レーン当たりのデータのビットレートは更に1/2に低下する。
【0004】
データを処理する場合には、通常は1バイト毎に処理されるので、図8中ではデータは1バイト毎に区切って表してある。全レーンにまたがる図中縦方向の各列はカラムと呼ばれている。また、各カラムの先頭バイトはレーン(0)に割り当てられ、n番目の各バイトはレーン(n-1)に割り当てられる。
実際に伝送される信号は、所定のデータフレームを構成しており、互いに隣接する2つのデータフレームの間にはインターフレームギャップ(IFG)が配置される。インターフレームギャップは、予め定められたアイドルバイト(I)で構成される。
【0005】
また、データフレームの先頭位置には予め定められた信号(S)が配置され、データフレームの最後尾には予め定められた信号(T)が配置される。データフレームの本体を表す各データは(d)で表されている。
インターフレームギャップの長さ、すなわち連続するアイドルバイト(I)のバイト数については、最小バイト数が規定されている。
【0006】
いずれにしても、使用するレーン数を増やし信号のパラレル数を増やすことにより信号のビットレートが下がるので、消費電力が抑制され、安価なデバイスの利用も可能になる。
【非特許文献1】
「10ギガビットEthernet 教科書」,P169,石田修,瀬戸康一郎 監修(IDGジャパン),2002年4月20日発行。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、10ギガビット/秒の高速データを伝送する標準規格ネットワークのようにM個の複数レーンに展開されたパラレル信号をM個の伝送チャネルを同時に利用して伝送する場合には、各レーン間の伝送遅延のばらつきにより、受信される信号のタイミングにレーン間でずれが発生する可能性がある。
【0008】
送信されたデータにレーン間でタイミングのずれ(スキュー)が生じている場合には、それを正しく補正しないと受信側で正しいデータを復元することができない。
そこで、従来より伝送される信号のインターフレームギャップに存在するアイドルカラムに着目し、アイドルカラムが到着するたびにレーン間のアイドルバイトのタイミングのずれを検出し、それの補正を行っている。アイドルカラムとは、全てのレーンの信号がアイドルバイトで構成されているカラムのことである。
【0009】
しかしながら、伝送する信号のパラレル数が大きくなるに従って、レーン間の配線長の差が大きくなりスキュー量も大きくなる。このため、伝送する信号のパラレル数をより大きくした場合には、スキュー量が大きすぎてスキューの補正を正しく行えず、符号化/復号化で問題が発生するため、受信側で正しいデータを復元できない可能性がある。
【0010】
すなわち、一般的な64B/66Bなどの符号化を行う場合には、入力されるデータ系列の順番に従って順番にブロックを構成し符号化を行うので、例えば8バイトパラレル信号を処理する場合には、8バイト、すなわち8レーンの全てについてレーン間のスキューを完全に補正した後でなければ符号化処理を行うことができない。
【0011】
本発明は、伝送する信号のパラレル数が大きい場合であっても、正しいデータ伝送を容易に実現することが可能なフレーム信号符号化通信方法及び符号化装置並びに符号化送信装置及び符号化受信装置を提供することを目的とする。
【0012】
請求項1のフレーム信号符号化通信方法は、互いに隣接するデータフレームの間にインターフレームギャップが配置され、インターフレームギャップが複数のアイドルバイトで構成されるフレーム信号が、M個(M=8+4n;n=0,1,2,・・・)の複数の伝送チャネルを表すMレーンに割り当てられた並列バイト列として現れる場合に、前記フレーム信号を処理して所定の送信装置と受信装置との間で伝送するために用いるフレーム信号符号化通信方法において、送信側では、Mレーンの並列バイト列から、データフレームの始まりを表すスタートバイトの現れたカラム位置を基準として、前記カラム位置の1つ前のカラムに存在するアイドルカラムの全バイトを予め定めた特殊符号に置換し、Mレーンの並列バイト列を4レーンの伝送チャネルを表すスーパーレーン毎に区分し、各レーンに特殊符号が現れたタイミングに基づいて、レーン間のスキュー量を検出するとともに、スーパーレーン毎にレーン間のデスキュー処理を行い、各スーパーレーンの先頭レーンに現れた特殊符号のタイミングに基づいて、スーパーレーン間のスキュー量を検出するとともにスーパーレーン間のデスキュー処理を行い、前記スーパーレーン毎に1つのカラムに属する4バイトと次のカラムに属する4バイトとで構成される64ビットのデータブロックを抽出し、データブロック毎に64B/66B符号化を行うとともに、64B/66B符号化前の各データブロックを構成する8バイトデータの構成からデータ種別を識別して前記64B/66B符号化の処理内容を制御し、符号化された66ビットのうち2ビットのヘッダを除く64ビットについてスクランブル処理を施してから出力し、受信側では、受信した信号のスーパーレーン毎に、連続する66ビットを1つのデータブロックとして取り出し、各データブロックの中で2ビットのヘッダを除く64ビットについてデスクランブル処理を施し、デスクランブル処理後のデータブロック毎に64B/66B復号化を行うとともに、64B/66B復号化前の各データブロックを構成する8バイトデータの構成からデータ種別を識別して前記64B/66B復号化の処理内容を制御し、復号化された64ビット毎にデータバイトの並び替えを行って、同じ1スーパーレーン上で1つのカラムに属する4バイトと次のカラムに属する4バイトとに振り分け、複数のスーパーレーンを組み合わせてMレーンの並列バイト列を再生することを特徴とする。
【0013】
請求項1においては、入力信号を全体のレーン数Mよりも小さいスーパーレーン(4レーン)毎に区分して、符号化を含む信号処理をスーパーレーン毎に行うので、信号のパラレル数(M)が増えた場合であっても、スーパーレーン内で発生するスキュー量は増大しないのでスキューを補正することができる。
勿論、最終的にはスーパーレーン間で発生するスキューもなくす必要があるが、符号化や復号化の処理はスーパーレーンの単位で行われるので、スーパーレーン間のスキューを補正する前であっても符号化や復号化を行うことができる。このため、信号のパラレル数(M)が増えた場合でもデスキューの管理が容易になる。
【0015】
さらに請求項1においては、送信装置が信号を送信する前に、各スーパーレーン内のレーン間スキュー及びスーパーレーン間のスキューを補正することができる。
請求項2は、請求項1のフレーム信号符号化通信方法において、受信側では、受信した信号をスーパーレーン毎に復号化処理し、復号化された受信信号の各スーパーレーンの先頭レーンに現れる前記特殊符号のタイミングに基づいて、スーパーレーン間のデスキュー処理を行うことを特徴とする。
【0016】
請求項2においては、伝送路で生じたスーパーレーン間のスキューを受信側で補正することができる。
請求項3は、互いに隣接するデータフレームの間にインターフレームギャップが配置され、インターフレームギャップが複数のアイドルバイトで構成されるフレーム信号が、M個(M=8+4n;n=0,1,2,・・・)の複数の伝送チャネルを表すMレーンに割り当てられた並列バイト列として現れる場合に、前記フレーム信号を処理して所定の送信装置と受信装置との間で伝送するために用いる符号化装置において、送信側には、Mレーンの並列バイト列から、データフレームの始まりを表すスタートバイトの現れたカラム位置を基準として、前記カラム位置の1つ前のカラムに存在するアイドルカラムの全バイトを予め定めた特殊符号に置換するアイドル置換手段と、前記Mレーンの並列バイト列を4レーンの伝送チャネルを表すスーパーレーン毎に区分し、各レーンに特殊符号が現れたタイミングに基づいて、レーン間のスキュー量を検出するとともに、スーパーレーン毎にレーン間のデスキュー処理を行うレーン間デスキュー処理手段と、各スーパーレーンの先頭レーンに現れた特殊符号のタイミングに基づいて、スーパーレーン間のスキュー量を検出するとともにスーパーレーン間のデスキュー処理を行うスーパーレーン間デスキュー処理手段と、前記Mレーンの並列バイト列から4レーンの信号を取り出して、4レーンの伝送チャネルを表すスーパーレーン毎に1つのカラムに属する4バイトと次のカラムに属する4バイトとで構成される64ビットのデータブロックを抽出するデータブロック抽出手段と、前記データブロック毎に64B/66B符号化を行うとともに、64B/66B符号化前の各データブロックを構成する8バイトデータの構成からデータ種別を識別して前記64B/66B符号化の処理内容を制御する符号化手段と、符号化された66ビットのうち2ビットのヘッダを除く64ビットについてスクランブル処理を施してから出力するスクランブル処理手段とを設けるとともに、受信側には、受信した信号のスーパーレーン毎に、連続する66ビットを1つのデータブロックとして取り出し、各データブロックの中で2ビットのヘッダを除く64ビットについてデスクランブル処理を施すデスクランブル処理手段と、デスクランブル処理後のデータブロック毎に64B/66B復号化を行うとともに、64B/66B復号化前の各データブロックを構成する8バイトデータの構成からデータ種別を識別して前記64B/66B復号化の処理内容を制御する復号化手段と、復号化された64ビット毎にデータバイトの並び替えを行って、同じ1スーパーレーン上で1つのカラムに属する4バイトと次のカラムに属する4バイトとに振り分けるデータ振り分け手段とを設け、複数のスーパーレーンを組み合わせてMレーンの並列バイト列を再生することを特徴とする。
【0017】
請求項3の装置を用いることにより、請求項1と同様の結果が得られる。
請求項4は、請求項3の符号化装置において、前記データブロック抽出手段には、入力データを遅延するバッファと、入力データ周波数の半分の周波数のクロック信号を生成するクロック生成回路と、前記クロック信号に同期して、前記入力データと前記バッファで遅延された入力データとを交互に選択して出力するセレクタ回路とを設け、前記データ振り分け手段には、入力データ周波数の半分の周波数のクロック信号を生成する第2のクロック生成回路と、受信した2レーンの信号を前記クロック信号に同期して交互に選択し出力する第2のセレクタ回路とを設けたことを特徴とする。
【0018】
請求項4においては、時系列のパラレル信号から、4レーン,2列のデータを1つのデータブロック、すなわち処理単位として取り出すことができる。
【0019】
請求項5は、請求項3の符号化装置において、受信側には、受信した信号をスーパーレーン毎に復号化処理した後で、復号化された受信信号の各スーパーレーンの先頭レーンに現れる予め定めた特殊符号のタイミングに基づいて、スーパーレーン間のデスキュー処理を行う受信側デスキュー処理手段を設けたことを特徴とする。
【0020】
請求項5の装置を用いることにより、請求項2と同様の結果が得られる。
請求項6は、互いに隣接するデータフレームの間にインターフレームギャップが配置され、インターフレームギャップが複数のアイドルバイトで構成されるフレーム信号が、M個(M=8+4n;n=0,1,2,・・・)の複数の伝送チャネルを表すMレーンに割り当てられた並列バイト列として現れる場合に、前記フレーム信号を処理して所定の送信装置と受信装置との間で伝送するために送信側に設けられる符号化送信装置において、Mレーンの並列バイト列から、データフレームの始まりを表すスタートバイトの現れたカラム位置を基準として、前記カラム位置の1つ前のカラムに存在するアイドルカラムの全バイトを予め定めた特殊符号に置換するアイドル置換手段と、前記Mレーンの並列バイト列を4レーンの伝送チャネルを表すスーパーレーン毎に区分し、各レーンに特殊符号が現れたタイミングに基づいて、レーン間のスキュー量を検出するとともに、スーパーレーン毎にレーン間のデスキュー処理を行うレーン間デスキュー処理手段と、各スーパーレーンの先頭レーンに現れた特殊符号のタイミングに基づいて、スーパーレーン間のスキュー量を検出するとともにスーパーレーン間のデスキュー処理を行うスーパーレーン間デスキュー処理手段と、前記Mレーンの並列バイト列から4レーンの信号を取り出して、4レーンの伝送チャネルを表すスーパーレーン毎に1つのカラムに属する4バイトと次のカラムに属する4バイトとで構成される64ビットのデータブロックを抽出するデータブロック抽出手段と、前記データブロック毎に64B/66B符号化を行うとともに、64B/66B符号化前の各データブロックを構成する8バイトデータの構成からデータ種別を識別して前記64B/66B符号化の処理内容を制御する符号化手段と、符号化された66ビットのうち2ビットのヘッダを除く64ビットについてスクランブル処理を施してから出力するスクランブル処理手段とを設けたことを特徴とする。
【0021】
請求項6の装置を送信側に設けることにより、請求項3と同様の結果が得られる。
請求項7は、請求項6の符号化送信装置において、前記データブロック抽出手段には、入力データを遅延するバッファと、入力データ周波数の半分の周波数のクロック信号を生成するクロック生成回路と、前記クロック信号に同期して、前記入力データと前記バッファで遅延された入力データとを交互に選択して出力するセレクタ回路とを設けたことを特徴とする。
【0022】
請求項7の装置を送信側に設けることにより、請求項4と同様の結果が得られる。
【0023】
請求項8は、互いに隣接するデータフレームの間にインターフレームギャップが配置され、インターフレームギャップが複数のアイドルバイトで構成されるフレーム信号が、M個(M=8+4n;n=0,1,2,・・・)の複数の伝送チャネルを表すMレーンに割り当てられた並列バイト列として現れる場合に、前記フレーム信号を処理して所定の送信装置と受信装置との間で伝送するために受信側に設けられる符号化受信装置において、受信した信号のスーパーレーン毎に、連続する66ビットを1つのデータブロックとして取り出し、各データブロックの中で2ビットのヘッダを除く64ビットについてデスクランブル処理を施すデスクランブル処理手段と、デスクランブル処理後のデータブロック毎に64B/66B復号化を行うとともに、64B/66B復号化前の各データブロックを構成する8バイトデータの構成からデータ種別を識別して前記64B/66B復号化の処理内容を制御する復号化手段と、復号化された64ビット毎にデータバイトの並び替えを行って、同じ1スーパーレーン上で1つのカラムに属する4バイトと次のカラムに属する4バイトとに振り分けるデータ振り分け手段と、受信した信号をスーパーレーン毎に復号化処理した後で、復号化された受信信号の各スーパーレーンの先頭レーンに現れる予め定めた特殊符号のタイミングに基づいて、スーパーレーン間のデスキュー処理を行う受信側デスキュー処理手段とを設け、複数のスーパーレーンを組み合わせてMレーンの並列バイト列を再生することを特徴とする。
【0024】
請求項8の装置を受信側に設けることにより、請求項3,5と同様の結果が得られる。
請求項9は、請求項8の符号化受信装置において、前記データ振り分け手段には、入力データ周波数の半分の周波数のクロック信号を生成する第2のクロック生成回路と、受信した2レーンの信号を前記クロック信号に同期して交互に選択し出力する第2のセレクタ回路とを設けたことを特徴とする。
【0025】
請求項9の装置を受信側に設けることにより、請求項4と同様の結果が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明のフレーム信号符号化通信方法及び符号化装置並びに符号化送信装置及び符号化受信装置の1つの実施の形態について、図1〜図11を参照して説明する。この形態は全ての請求項に相当する。
【0028】
図1は通信システムの構成例を示すブロック図である。図2は符号化装置の構成例を示すブロック図である。図3は復号化装置の構成例を示すブロック図である。図4はバイトデマルチプレクサの構成を示すブロック図である。図5はバイトマルチプレクサの構成を示すブロック図である。
図6はスーパーレーン内デスキュー回路の構成を示すブロック図である。図7はスーパーレーン間デスキュー回路の構成を示すブロック図である。図8はバイトパラレル伝送されるフレーム信号の例を示す模式図である。図9はアイドルバイト置換回路の動作を示す模式図である。図10はブロックタイプの選択動作を示す模式図である。図11は64B/66B符号化処理される信号の構成を示す模式図である。
【0029】
この形態では、請求項3のデータブロック抽出手段,符号化手段,スクランブル処理手段,デスクランブル処理手段,復号化手段及びデータ振り分け手段は、それぞれバイトデマルチプレクスユニット31,64B/66B変換部32(33),スクランブル処理部34,デスクランブル処理部41,64B/66B復号部42(43)及びバイトマルチプレクスユニット44に対応する。
【0030】
また、請求項4のバッファ,クロック生成回路,セレクタ回路,第2のクロック生成回路及び第2のセレクタ回路は、それぞれバッファ51,クロック発生器53,データセレクタ52,クロック発生器62及びデータセレクタ61に対応する。
また、請求項3のアイドル置換手段,レーン間デスキュー処理手段及びスーパーレーン間デスキュー処理手段は、それぞれアイドルバイト置換回路11,スーパーレーン内デスキュー回路12及びスーパーレーン間デスキュー回路13に対応する。また、請求項5の受信側デスキュー処理手段はスーパーレーン間デスキュー回路23に対応する。
【0031】
この形態では、例えば図1に示すような通信システムにおいて、図8に示すような構成のフレーム信号が送信側装置10に入力される場合に、この信号を送信側装置10から受信側装置20に向けて伝送する場合を想定している。
また、この例では8レーンの通信チャネル(レーン(0)〜レーン(7))を同時に使用する8バイトパラレル形式でフレーム信号が送信側装置10に入力される場合を想定している。
【0032】
図8に示すように、このフレーム信号は複数のデータフレームとそれらの間に配置されたインターフレームギャップ(IFG)とで構成されている。インターフレームギャップは複数のアイドルバイト(I)で構成され、各データフレームの先頭にはスタートバイト(S)が配置され、最後尾には終端バイト(T)が配置されている。
【0033】
また、この例では各インターフレームギャップに最低2カラムのアイドルカラムが存在し、データフレームの始まりを表すスタートバイト(S)は常にレーン(0)、すなわち先頭のレーンのみに現れることを想定している。
なお、この例では8バイトパラレル形式のフレーム信号を扱う場合を想定しているが、(8+4n(n=0,1,2,・・・))レーンを使用するバイトパラレル形式のフレーム信号であれば回路数を増やすなどの単純な構成変更だけで対応できる。
【0034】
図1に示すように、送信側装置10にはアイドルバイト置換回路11,スーパーレーン内デスキュー回路12(1),12(2),スーパーレーン間デスキュー回路13,符号化装置16及びWDM(光波長多重)送信部15が備わっており、符号化装置16には2組のスーパーレーン符号化回路14(1),14(2)が備わっている。
【0035】
また、受信側装置20にはWDM受信部21,復号化装置26,スーパーレーン間デスキュー回路23,スーパーレーン内デスキュー回路24(1),24(2)及びアイドルバイト置換回路25が備わっており、復号化装置26には2組のスーパーレーン復号化回路22(1),22(2)が備わっている。
まず、送信側装置10及び受信側装置20の動作の概略について説明する。
【0036】
アイドルバイト置換回路11は、入力される8バイトパラレルのフレーム信号に含まれる特定のアイドルバイトを特殊符号に置き換える。
アイドルバイト置換回路11から出力される8レーンのフレーム信号は、レーン(0)〜レーン(3)及びレーン(4)〜レーン(7)の各4レーン(スーパーレーンと呼ぶ)に区分され、レーン(0)〜レーン(3)のスーパーレーンのフレーム信号は一方のスーパーレーン内デスキュー回路12(1)に入力され、レーン(4)〜レーン(7)のスーパーレーンのフレーム信号は他方のスーパーレーン内デスキュー回路12(2)に入力される。
【0037】
各スーパーレーン内デスキュー回路12は、それぞれが担当するスーパーレーン内で、レーン間のタイミングずれがなくなるようにタイミングを調整(デスキュー処理)する。
スーパーレーン間デスキュー回路13は、2つのスーパーレーン内デスキュー回路12がそれぞれ出力する2つのスーパーレーンの信号を入力し、スーパーレーン間でタイミングずれがなくなるようにタイミングを調整する。
【0038】
符号化装置16には、スーパーレーン毎に独立して信号を処理するために、独立した2つのスーパーレーン符号化回路14(1),14(2)が設けてある。各スーパーレーン符号化回路14は、スーパーレーン毎に64B/66B符号化処理を行う。
WDM送信部15は、スーパーレーン符号化回路14(1)から出力される一方のスーパーレーンの信号とスーパーレーン符号化回路14(2)から出力される他方のスーパーレーンの信号とを波長多重処理し光信号として伝送路、すなわち光ファイバに送出する。
【0039】
一方、受信側装置20のWDM受信部21は、波長多重された光信号を伝送路から受信して8レーンの受信信号を再生する。
復号化装置26には、スーパーレーン毎に独立して信号を処理するために、独立した2つのスーパーレーン復号化回路22(1),22(2)が設けてある。各スーパーレーン復号化回路22は、スーパーレーン毎に64B/66B復号化処理を行う。
【0040】
スーパーレーン間デスキュー回路23は、伝送路で生じたスーパーレーン間のタイミングのずれをなくすために、タイミングの調整を行う。また、各スーパーレーン内デスキュー回路24(1),24(2)は、各々のスーパーレーン内におけるレーン間のタイミングのずれをなくすためにタイミングの調整を行う。
アイドルバイト置換回路25は、送信側のアイドルバイト置換回路11で置換された特殊符号を元のアイドルバイトに復元する。
【0041】
次に、符号化装置16の詳細について図2を参照しながら説明する。各スーパーレーン符号化回路14は、バイトデマルチプレクスユニット31,64B/66B変換部32,変換符号識別部33及びスクランブル処理部34を備えている。
バイトデマルチプレクスユニット31の入力には、1つのスーパーレーンを構成する4レーンの信号TSIN(0)〜TSIN(3)又はTSIN(4)〜TSIN(7)が印加される。
【0042】
バイトデマルチプレクスユニット31には、レーン毎に信号を処理するために独立した4つのバイトデマルチプレクサ(BDMX)が備わっている。各々のバイトデマルチプレクサは、図4に示すようにバッファ51,データセレクタ52(1),52(2),クロック発生器53で構成されている。
図4の例では、レーン(0)〜レーン(3)で構成される1つのスーパーレーンに現れる信号(4バイトパラレル信号)のデータバイトの並びがB0,B1,B2,B3,B4,B5,B6,B7,B8,B9,B10,B11,B12,B13,B14,B15,・・・であり、このスーパーレーンのうち、レーン(0)の信号を1つのバイトデマルチプレクサが処理する場合の動作を示してある。
【0043】
すなわち、入力信号BDMXIN(B0,B4,B8,B12,・・・)が順次に図4のバイトデマルチプレクサに入力される。
各データセレクタ52(1),52(2)の2つの入力には、入力信号BDMXIN(B0,B4,B8,B12,・・・)と、バッファ51で遅延された信号BDMXINB(B0,B4,B8,B12,・・・)とが印加される。
【0044】
また、各データセレクタ52(1),52(2)の選択入力端子には、周波数が入力データクロックの1/2の内部クロック信号CLK1/2がクロック発生器53から印加される。
各データセレクタ52(1),52(2)は、内部クロック信号CLK1/2に従って、入力信号BDMXIN(B0,B4,B8,B12,・・・)と遅延された信号BDMXINB(B0,B4,B8,B12,・・・)とを交互に選択して出力する。また、一方のデータセレクタ52(1)は、選択したデータを1データ分後ろに遅延させて出力するように構成してある。
【0045】
このため、バイトデマルチプレクサから出力される2つの信号BDMXOUT(1),BDMXOUT(2)には、同じレーン上で互いに隣接するカラムに属するデータバイト(B0:B4,B8:B12,・・・)が同じタイミングで現れる。
【0046】
図2に示すバイトデマルチプレクスユニット31はスーパーレーンに対応する4つのバイトデマルチプレクサを備えているので、図4に示す8バイトデータブロック(B0〜B7,B8〜B15,・・・)を同じタイミングで出力することができる。
これらの8バイトデータブロックの信号は、64B/66B変換部32及び変換符号識別部33の入力に印加される。
【0047】
64B/66B変換部32は、入力される信号を8バイト(64ビット)単位で順次に処理し、64B/66B符号化を行う。符号化処理の内容は、変換符号識別部33から出力される信号SCに応じて変化する。
すなわち、変換符号識別部33は入力される信号のバイトの並びから、64B/66B変換後の2ビットヘッダ,ブロックタイプ,データビット,変換制御ビットのタイプを識別し、タイプを表す信号SCを64B/66B変換部32に与える。64B/66B変換部32は、信号SCに従って64B/66B変換を行う。
【0048】
この64B/66B符号化における入力データの並びと、符号化後の2ビットヘッダと、ブロックタイプとの対応関係が図10に示されている。この例では、入力データは先頭から順にB0,B1,B2,・・・として表してある。
この例では、入力データの並びが一般的な64B/66B符号化で想定されている並びである場合には、一般的な64B/66B符号化と同じように変換を行う。また、想定されていない並び((B0,B1,B2,B3,B4,B5,B6,B7)=(D,D,D,D,I,I,I,I))の場合には、ブロックタイプとして(*)、すなわち0x2d,0x4b,0x66,0x55(16進数表記)の何れかの値を用い、2ビットヘッダに関しては(0,1)を用いて変換する。
【0049】
64B/66B符号化処理される信号は、実際には図11に示すように構成されている。
図2に示すように、64B/66B変換部32で符号化処理された1スーパーレーンの8バイトパラレル信号は、スクランブル処理部34に入力され予め定めた規則に従って並べ替えられた後、信号TSOUTとしてスーパーレーン符号化回路14から出力される。スクランブル処理部34は、図11に示すように66ビットのうち2ビットヘッダ以外のビットに対してスクランブル処理を施す。
【0050】
2つのスーパーレーン符号化回路14(1),14(2)は互いに同じ動作を行う。
次に、復号化装置26の詳細について図3を参照しながら説明する。各々のスーパーレーン復号化回路22は、デスクランブル処理部41,64B/66B復号部42,変換符号識別部43及びバイトマルチプレクスユニット44を備えている。
【0051】
デスクランブル処理部41の入力には、1つのスーパーレーンを構成する4レーンの信号に対応する8バイトパラレル信号RSINが印加される。デスクランブル処理部41は、2ビットヘッダ以外のデータについて、送信側のスクランブル処理部34で処理されたスクランブルの逆の並べ替えを行って元の信号を復元する。
【0052】
デスクランブル処理部41から出力される8バイトパラレル信号は、64B/66B復号部42及び変換符号識別部43の入力に印加される。
64B/66B復号部42は、入力される信号を8バイト(64ビット)単位で順次に処理し、64B/66B復号化を行う。復号化処理の内容は、変換符号識別部43から出力される信号SC2に応じて変化する。
【0053】
変換符号識別部43は、入力される信号のビットの並びにより復号後のデータの並びのタイプを識別し、その結果を信号SC2として64B/66B復号部42に与える。
64B/66B復号部42で復号化された8バイトパラレル信号は、バイトマルチプレクスユニット44に入力される。バイトマルチプレクスユニット44には、1つのスーパーレーンを構成する4レーンの各々に対応する4つのバイトマルチプレクサBMXが備わっている。
【0054】
各々のバイトマルチプレクサBMXは、図5に示すようにデータセレクタ61及びクロック発生器62を備えている。データセレクタ61の入力には、1つのスーパーレーンを構成する4レーンに相当する信号の8バイトデータブロックB0〜B7,B8〜B15,・・・のうち、1レーンに相当する2バイトのデータ(レーン(0)の場合はB0:B4,B8:B12,・・・)が2つの信号RSBD(0),RSBD(4)として印加される。
【0055】
クロック発生器62は、周波数が入力データクロックの1/2の内部クロック信号CLK1/2を発生する。データセレクタ61は、この内部クロック信号CLK1/2に同期して、2つの信号RSBD(0),RSBD(4)を交互に選択し出力する。
従って、例えばレーン(0)の信号を処理するバイトマルチプレクサBMXの出力には、B0,B4,B8,B12,・・・のデータバイトが順次に現れる。図3のバイトマルチプレクスユニット44には4つのバイトマルチプレクサBMXが備わっているので、64B/66B復号部42から出力される8バイトパラレル信号は、2バイト毎に合成され4レーンの信号として各スーパーレーン復号化回路22から出力される。
【0056】
2つのスーパーレーン復号化回路22(1),22(2)は互いに同じ動作を行う。
ところで、複数レーンを用いて伝送されるパラレル信号のスキューを補正するためには、レーン間のタイミングのずれを検出する必要がある。この検出を容易にするために、図1の送信側装置10にはアイドルバイト置換回路11を設けてある。
【0057】
このアイドルバイト置換回路11は、図9に示すように、各データフレームの先頭に位置するスタートバイト(S)を検出し、それが存在するカラムの1つ手前のカラム(アイドルカラム)の全てのバイト(アイドルバイト:I)を予め定めた特殊符号(A)に置き換える。
【0058】
アイドルバイト置換回路11の出力側に接続された各スーパーレーン内デスキュー回路12は、図6に示すように特殊符号検出部71,レーン間タイミングずれ検出部72及びレーン間タイミング修正部73を備えている。
特殊符号検出部71は、入力される4レーンの信号のレーン毎に前記特殊符号(A)が現れたか否かを識別する。レーン間タイミングずれ検出部72は、特殊符号検出部71の識別結果に基づいて、レーン間の特殊符号(A)のタイミングのずれ量(スキュー)を計算する。レーン間タイミング修正部73は、レーン間タイミングずれ検出部72の計算結果に基づいて、レーン間のスキューが修正されるように信号のタイミングを調整する。
【0059】
スーパーレーン内デスキュー回路12の出力に接続されたスーパーレーン間デスキュー回路13は、図7に示すように特殊符号検出部76,スーパーレーン間タイミングずれ検出部77及びスーパーレーン間タイミング修正部78を備えている。
特殊符号検出部76は、各々のスーパーレーンの先頭レーン(0,4)で前記特殊符号(A)が現れたか否かを識別する。スーパーレーン間タイミングずれ検出部77は、特殊符号検出部76の識別結果に基づいて、一方のスーパーレーンに特殊符号(A)が現れたタイミングと他方のスーパーレーンに特殊符号(A)が現れたタイミングとのずれ量(スキュー)を計算する。
【0060】
スーパーレーン間タイミング修正部78は、スーパーレーン間タイミングずれ検出部77の計算結果に基づいて、スーパーレーン間のスキューが修正されるように信号のタイミングを調整する。
同様に、受信側装置20のスーパーレーン間デスキュー回路23においては先頭レーンの特殊符号(A)のタイミングに基づいてスーパーレーン間のスキューがなくなるように、スーパーレーン間で信号のタイミングを調整し、スーパーレーン内デスキュー回路24(1),24(2)においては各レーンの特殊符号(A)のタイミングに基づいてスーパーレーン内のレーン間のスキューがなくなるように、レーン間で信号のタイミングを調整する。
【0061】
アイドルバイト置換回路25は、アイドルバイト置換回路11と逆の動作を行い、全ての特殊符号(A)をアイドルバイト(I)に置き換える。
なお、双方向の通信を行う場合には、伝送路の両端のそれぞれに図1に示す送信側装置10及び受信側装置20を配置すればよい。
なお、スクランブル処理はDCバランス,ビット反転密度確保,フレーム同期のために行っている。
【0062】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、例えば8バイトパラレル信号や12バイトパラレル信号を処理する場合に、4レーン毎のスーパーレーンに区分して符号化処理を行うので、デスキューの管理が容易になる。
すなわち、スーパーレーン内で発生するスキュー量は比較的小さいのでデスキュー処理が容易である。また、スーパーレーン間のスキューを修正する前であっても符号化や復号化を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】符号化装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】復号化装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】バイトデマルチプレクサの構成を示すブロック図である。
【図5】バイトマルチプレクサの構成を示すブロック図である。
【図6】スーパーレーン内デスキュー回路の構成を示すブロック図である。
【図7】スーパーレーン間デスキュー回路の構成を示すブロック図である。
【図8】バイトパラレル伝送されるフレーム信号の例を示す模式図である。
【図9】アイドルバイト置換回路の動作を示す模式図である。
【図10】ブロックタイプの選択動作を示す模式図である。
【図11】64B/66B符号化処理される信号の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
10 送信側装置
11 アイドルバイト置換回路
12 スーパーレーン内デスキュー回路
13 スーパーレーン間デスキュー回路
14 スーパーレーン符号化回路
15 WDM送信部
16 符号化装置
20 受信側装置
21 WDM受信部
22 スーパーレーン復号化回路
23 スーパーレーン間デスキュー回路
24 スーパーレーン内デスキュー回路
25 アイドルバイト置換回路
26 復号化装置
31 バイトデマルチプレクスユニット
32 64B/66B変換部
33 変換符号識別部
34 スクランブル処理部
41 デスクランブル処理部
42 64B/66B復号部
43 変換符号識別部
44 バイトマルチプレクスユニット
51 バッファ
52 データセレクタ
53 クロック発生器
61 データセレクタ
62 クロック発生器
71 特殊符号検出部
72 レーン間タイミングずれ検出部
73 レーン間タイミング修正部
76 特殊符号検出部
77 スーパーレーン間タイミングずれ検出部
78 スーパーレーン間タイミング修正部

Claims (9)

  1. 互いに隣接するデータフレームの間にインターフレームギャップが配置され、インターフレームギャップが複数のアイドルバイトで構成されるフレーム信号が、M個(M=8+4n;n=0,1,2,・・・)の複数の伝送チャネルを表すMレーンに割り当てられた並列バイト列として現れる場合に、前記フレーム信号を処理して所定の送信装置と受信装置との間で伝送するために用いるフレーム信号符号化通信方法において、
    送信側では、
    前記Mレーンの並列バイト列から、データフレームの始まりを表すスタートバイトの現れたカラム位置を基準として、前記カラム位置の1つ前のカラムに存在するアイドルカラムの全バイトを予め定めた特殊符号に置換し、
    前記Mレーンの並列バイト列を4レーンの伝送チャネルを表すスーパーレーン毎に区分し、
    各レーンに特殊符号が現れたタイミングに基づいて、レーン間のスキュー量を検出するとともに、スーパーレーン毎にレーン間のデスキュー処理を行い、
    各スーパーレーンの先頭レーンに現れた特殊符号のタイミングに基づいて、スーパーレーン間のスキュー量を検出するとともにスーパーレーン間のデスキュー処理を行い、
    前記スーパーレーン毎に1つのカラムに属する4バイトと次のカラムに属する4バイトとで構成される64ビットのデータブロックを抽出し、
    データブロック毎に64B/66B符号化を行うとともに、64B/66B符号化前の各データブロックを構成する8バイトデータの構成からデータ種別を識別して前記64B/66B符号化の処理内容を制御し、
    符号化された66ビットのうち2ビットのヘッダを除く64ビットについてスクランブル処理を施してから出力し、
    受信側では、
    受信した信号のスーパーレーン毎に、連続する66ビットを1つのデータブロックとして取り出し、
    各データブロックの中で2ビットのヘッダを除く64ビットについてデスクランブル処理を施し、
    デスクランブル処理後のデータブロック毎に64B/66B復号化を行うとともに、64B/66B復号化前の各データブロックを構成する8バイトデータの構成からデータ種別を識別して前記64B/66B復号化の処理内容を制御し、
    復号化された64ビット毎にデータバイトの並び替えを行って、同じ1スーパーレーン上で1つのカラムに属する4バイトと次のカラムに属する4バイトとに振り分け、
    複数のスーパーレーンを組み合わせてMレーンの並列バイト列を再生する
    ことを特徴とするフレーム信号符号化通信方法。
  2. 請求項1のフレーム信号符号化通信方法において、
    受信側では、
    受信した信号をスーパーレーン毎に復号化処理し、
    復号化された受信信号の各スーパーレーンの先頭レーンに現れる前記特殊符号のタイミングに基づいて、スーパーレーン間のデスキュー処理を行う
    ことを特徴とするフレーム信号符号化通信方法。
  3. 互いに隣接するデータフレームの間にインターフレームギャップが配置され、インターフレームギャップが複数のアイドルバイトで構成されるフレーム信号が、M個(M=8+4n;n=0,1,2,・・・)の複数の伝送チャネルを表すMレーンに割り当てられた並列バイト列として現れる場合に、前記フレーム信号を処理して所定の送信装置と受信装置との間で伝送するために用いる符号化装置において、
    送信側には、
    前記Mレーンの並列バイト列から、データフレームの始まりを表すスタートバイトの現れたカラム位置を基準として、前記カラム位置の1つ前のカラムに存在するアイドルカラ ムの全バイトを予め定めた特殊符号に置換するアイドル置換手段と、
    前記Mレーンの並列バイト列を4レーンの伝送チャネルを表すスーパーレーン毎に区分し、各レーンに特殊符号が現れたタイミングに基づいて、レーン間のスキュー量を検出するとともに、スーパーレーン毎にレーン間のデスキュー処理を行うレーン間デスキュー処理手段と、
    各スーパーレーンの先頭レーンに現れた特殊符号のタイミングに基づいて、スーパーレーン間のスキュー量を検出するとともにスーパーレーン間のデスキュー処理を行うスーパーレーン間デスキュー処理手段と、
    前記スーパーレーン毎に1つのカラムに属する4バイトと次のカラムに属する4バイトとで構成される64ビットのデータブロックを抽出するデータブロック抽出手段と、
    前記データブロック毎に64B/66B符号化を行うとともに、64B/66B符号化前の各データブロックを構成する8バイトデータの構成からデータ種別を識別して前記64B/66B符号化の処理内容を制御する符号化手段と、
    符号化された66ビットのうち2ビットのヘッダを除く64ビットについてスクランブル処理を施してから出力するスクランブル処理手段と
    を設けるとともに、受信側には、
    受信した信号のスーパーレーン毎に、連続する66ビットを1つのデータブロックとして取り出し、各データブロックの中で2ビットのヘッダを除く64ビットについてデスクランブル処理を施すデスクランブル処理手段と、
    デスクランブル処理後のデータブロック毎に64B/66B復号化を行うとともに、64B/66B復号化前の各データブロックを構成する8バイトデータの構成からデータ種別を識別して前記64B/66B復号化の処理内容を制御する復号化手段と、
    復号化された64ビット毎にデータバイトの並び替えを行って、同じ1スーパーレーン上で1つのカラムに属する4バイトと次のカラムに属する4バイトとに振り分けるデータ振り分け手段と
    を設け、複数のスーパーレーンを組み合わせてMレーンの並列バイト列を再生することを特徴とする符号化装置。
  4. 請求項3の符号化装置において、
    前記データブロック抽出手段には、
    入力データを遅延するバッファと、
    入力データ周波数の半分の周波数のクロック信号を生成するクロック生成回路と、
    前記クロック信号に同期して、前記入力データと前記バッファで遅延された入力データとを交互に選択して出力するセレクタ回路と
    を設け、前記データ振り分け手段には、
    入力データ周波数の半分の周波数のクロック信号を生成する第2のクロック生成回路と、
    受信した2レーンの信号を前記クロック信号に同期して交互に選択し出力する第2のセレクタ回路と
    を設けたことを特徴とする符号化装置。
  5. 請求項3の符号化装置において、
    受信側には、受信した信号をスーパーレーン毎に復号化処理した後で、復号化された受信信号の各スーパーレーンの先頭レーンに現れる予め定めた特殊符号のタイミングに基づいて、スーパーレーン間のデスキュー処理を行う受信側デスキュー処理手段を設けたことを特徴とする符号化装置。
  6. 互いに隣接するデータフレームの間にインターフレームギャップが配置され、インターフレームギャップが複数のアイドルバイトで構成されるフレーム信号が、M個(M=8+4n;n=0,1,2,・・・)の複数の伝送チャネルを表すMレーンに割り当てられた並列バイト列として現れる場合に、前記フレーム信号を処理して所定の送信装置と受信装置との間で伝送するために送信側に設けられる符号化送信装置において、
    前記Mレーンの並列バイト列から、データフレームの始まりを表すスタートバイトの現れたカラム位置を基準として、前記カラム位置の1つ前のカラムに存在するアイドルカラムの全バイトを予め定めた特殊符号に置換するアイドル置換手段と、
    前記Mレーンの並列バイト列を4レーンの伝送チャネルを表すスーパーレーン毎に区分し、各レーンに特殊符号が現れたタイミングに基づいて、レーン間のスキュー量を検出するとともに、スーパーレーン毎にレーン間のデスキュー処理を行うレーン間デスキュー処理手段と、
    各スーパーレーンの先頭レーンに現れた特殊符号のタイミングに基づいて、スーパーレーン間のスキュー量を検出するとともにスーパーレーン間のデスキュー処理を行うスーパーレーン間デスキュー処理手段と、
    前記スーパーレーン毎に1つのカラムに属する4バイトと次のカラムに属する4バイトとで構成される64ビットのデータブロックを抽出するデータブロック抽出手段と、
    前記データブロック毎に64B/66B符号化を行うとともに、64B/66B符号化前の各データブロックを構成する8バイトデータの構成からデータ種別を識別して前記64B/66B符号化の処理内容を制御する符号化手段と、
    符号化された66ビットのうち2ビットのヘッダを除く64ビットについてスクランブル処理を施してから出力するスクランブル処理手段と
    を設けたことを特徴とする符号化送信装置。
  7. 請求項6の符号化送信装置において、
    前記データブロック抽出手段には、
    入力データを遅延するバッファと、
    入力データ周波数の半分の周波数のクロック信号を生成するクロック生成回路と、
    前記クロック信号に同期して、前記入力データと前記バッファで遅延された入力データとを交互に選択して出力するセレクタ回路と
    を設けたことを特徴とする符号化送信装置。
  8. 互いに隣接するデータフレームの間にインターフレームギャップが配置され、インターフレームギャップが複数のアイドルバイトで構成されるフレーム信号が、M個(M=8+4n;n=0,1,2,・・・)の複数の伝送チャネルを表すMレーンに割り当てられた並列バイト列として現れる場合に、前記フレーム信号を処理して所定の送信装置と受信装置との間で伝送するために受信側に設けられる符号化受信装置において、
    受信した信号のスーパーレーン毎に、連続する66ビットを1つのデータブロックとして取り出し、各データブロックの中で2ビットのヘッダを除く64ビットについてデスクランブル処理を施すデスクランブル処理手段と、
    デスクランブル処理後のデータブロック毎に64B/66B復号化を行うとともに、64B/66B復号化前の各データブロックを構成する8バイトデータの構成からデータ種別を識別して前記64B/66B復号化の処理内容を制御する復号化手段と、
    復号化された64ビット毎にデータバイトの並び替えを行って、同じ1スーパーレーン上で1つのカラムに属する4バイトと次のカラムに属する4バイトとに振り分けるデータ振り分け手段と、
    受信した信号をスーパーレーン毎に復号化処理した後で、復号化された受信信号の各スーパーレーンの先頭レーンに現れる予め定めた特殊符号のタイミングに基づいて、スーパーレーン間のデスキュー処理を行う受信側デスキュー処理手段と
    を設け、複数のスーパーレーンを組み合わせてMレーンの並列バイト列を再生することを特徴とする符号化受信装置。
  9. 請求項8の符号化受信装置において、
    前記データ振り分け手段には、
    入力データ周波数の半分の周波数のクロック信号を生成する第2のクロック生成回路と、
    受信した2レーンの信号を前記クロック信号に同期して交互に選択し出力する第2のセレクタ回路と
    を設けたことを特徴とする符号化受信装置。
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