JP3930180B2 - デジタル信号復調回路及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル信号復調回路及び方法に係り、特に、複数の変調方式が混載された信号を復調するデジタル信号復調回路及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、デジタル変調方式である2相位相変調(以下、BPSKという),4相位相変調(以下、QPSKという),8相位相変調(以下、8PSKという)が混載された信号をキャリア再生するデジタル信号復調回路として図1に示すような回路が考えられる。
【0003】
図1は、複数の変調方式が混載された信号をキャリア再生するデジタル信号復調回路の一例の回路図を示す。図1のデジタル信号復調回路は、チューナ1,A/D変換器2,タイミング再生回路3,AGC(Automatic GainControl)9,アナログフィルタ10,FEC(Forward Error Correction)11,及びキャリア再生部12を含む構成である。
【0004】
また、キャリア再生部12は、複素乗算器4,8PSK位相比較器5,ループフィルタ6,NCO(Number Controlled oscillator)7,及びsin・cosテーブル8を含む。
BPSK,QPSK,8PSKが混載された信号が外部より供給されると、チューナ1は供給された信号をダウンコンバートし、その後準同期検波を行なってI,Qアナログ信号を出力する。A/D変換器2はチューナ1からI,Qアナログ信号を供給され、そのI,Qアナログ信号をA/D変換してI,Qデジタル信号を出力する。
【0005】
タイミング再生回路3はA/D変換器2からI,Qデジタル信号を供給され、そのI,Qデジタル信号から処理に必要なタイミング再生を行なう。また、複素乗算器4は、後述するsin・cosテーブル8から供給される位相補正量を表す信号に基づいてタイミング再生回路3から供給されるI,Qデジタル信号のシンボルの位相回転を補正して出力する。8PSK位相比較器5は複素乗算器4から位相回転が補正されたI,Qデジタル信号を供給され、I,Qデジタル信号のシンボルの位相差を検出して出力する。
【0006】
ところで、図1のデジタル信号復調回路は、BPSK,QPSK,8PSKが混載された信号を8PSK位相比較器5により再生している。以下、BPSK,QPSK,8PSKが混載された信号を8PSK位相比較器5を用いて再生する原理について図2を利用して簡単に説明する。
図2は、BPSK,QPSK,8PSKが混載された信号を8PSK位相比較器にて再生する原理の一例の説明図を示す。図2に示すように、I,Q軸平面は8つの領域に分割されている。そして、その8つの領域は夫々半分に分割され、一方が正極性,他方が負極性に割り当てられている。
【0007】
例えば、入力されたシンボルxが図2の領域(a)にある場合、ベクトルa0 と原点からシンボルxに向かうベクトルx0 とのなす角度の大きさを位相差の大きさと判定できる。また、極性は上述したように予め設定されている極性に従って出力する。なお、入力されたシンボルが他の領域にある場合も同様にして位相差の大きさを判定できる。
【0008】
図1に戻り説明を続けると、ループフィルタ6は8PSK位相比較器5から供給される位相差を表す信号を平滑化してNCO7に出力する。NCO7は、供給される位相差を表す信号に基づいて異なった発振周波数をsin・cosテーブル8に出力する。そして、sin・cosテーブル8は供給された発振周波数に基づいてI,Qデジタル信号のシンボルの位相補正量を表す信号を複素乗算器4に出力する。
【0009】
また、AGC9は複素乗算器4からI,Qデジタル信号が供給され、そのI,Qデジタル信号のシンボルの大きさを表す信号をアナログフィルタ10を介してチューナ1に出力する。
なお、図1のデジタル信号復調回路は、複素乗算器4,8PSK位相比較器5,ループフィルタ6,NCO7,及びsin・cosテーブル8によりフィードバックループが形成されており、キャリア再生が成される。また、チューナ1,A/D変換器2,タイミング再生回路3,複素乗算器4,AGC(Automatic Gain Control)9,及びアナログフィルタ10によりフィードバックループが形成されており、複素乗算器4の入力レベルが適当な値に制御される。
【0010】
このように、タイミング再生,キャリア再生,及び入力レベルの制御が成された複素乗算器4の出力信号をFEC11に供給し、誤り訂正を行なった後で復調信号として出力していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図1のデジタル信号復調回路は8PSK位相比較器5でI,Qデジタル信号のシンボルの位相差を検出するときに、いずれの信号も8PSKの信号として処理することになる。したがって、キャリア再生が可能なC/N値の下限は、8PSKの10dB程度となり、本来キャリア再生が可能なC/N値の下限が−1〜0dB程度であるBPSK及び2〜3dB程度であるQPSKにおいてもC/N値が10dB以下になるとキャリア再生ができなくなるという問題が生じる。
【0012】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、低C/N値においても複数の変調方式が混載された信号をキャリア再生することが可能なデジタル信号復調回路及び方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するため、本発明は、複数の変調方式が混載された信号を復調するデジタル信号復調回路において、信号に含まれる同期語を検出し、その同期語に基づいてキャリア再生用の信号位置情報を生成する同期語検出手段と、キャリア再生の周波数引込み期間には前記キャリア再生用の信号位置情報から周波数引込みに適する第一信号の位置情報を生成し、キャリア再生の位相引込み期間には前記キャリア再生用の信号位置情報から位相引込みに適する第一信号の位置情報及び第二信号の位置情報を生成する第一選択手段と、前記第一選択手段から供給される第一信号の位置情報に基づいてキャリア再生の周波数引込みを行い、前記第一信号の位置情報及び第二信号の位置情報に基づいてキャリア再生の位相引込みを行なうキャリア再生手段と、信号のタイミング再生を行なうタイミング再生手段と、タイミング再生が終了すると予想される時間を計時した後、前記同期語検出手段に処理の開始を指示する第一計時手段と、キャリア再生の周波数引込みが終了すると予想される時間を計時した後、前記第一選択手段をキャリア再生の周波数引込み期間の処理から位相引込み期間の処理に移行させる第二計時手段とを有することを特徴とする。
【0014】
このように、複数の変調方式が混載された信号に対応させて所定の変調方式のキャリア再生用の信号位置情報を生成することにより、その所定の変調方式の位相比較器によりキャリア再生が可能となる。また、第一選択手段により、キャリア再生の周波数引込み期間と位相引込み期間とで異なった信号により周波数引込み又は位相引込みができ、周波数引込み又は位相引込みに適した信号を選択的に利用することが可能である。
【0016】
このように、第二計時手段によりキャリア再生の周波数引込みが終了すると予想される時間を計時した時点で第一選択手段に信号を供給することにより、キャリア再生の周波数引込み期間の処理から位相引込み期間の処理に移行させることが可能となる。なお、キャリア再生の周波数引込みが終了すると予想される時間は、予めシュミレーション等により算出しておくことができ、その算出した時間を設定したものである。
【0017】
また、本発明は、前記キャリア再生手段は、前記キャリア再生の周波数引込み期間には前記信号の位相差が所定の範囲内にあるか否かを検出し、前記所定の範囲にあるときは前記位相差をそのまま出力し、前記所定の範囲にないときはその範囲をはずれる前の位相差を出力するウインドウ判定手段を有することを特徴とする。
【0018】
このように、ウインドウ判定手段により信号の位相差が所定の範囲にない場合は、その範囲をはずれる前の位相差を出力することにより、周波数ずれが大きい場合でもキャリア再生の周波数引込みが可能となる。
また、本発明は、前記キャリア再生手段は、キャリア周波数ずれ補正量を決定する周波数ずれ補正手段と、前記キャリア周波数ずれ補正量の更新をする周期を計時する第三計時手段と、前記同期語検出手段が前記第三計時手段による周期の計時終了までに前記同期語を検出しない場合に、前記キャリア周波数ずれ補正量の更新を指示する第二選択手段を有することを特徴とする。
【0019】
このように、第三計時手段が計時する周期の内に同期語検出手段が同期語を検出しなければ順次キャリア周波数ずれ補正量の更新が行われるために、同期語検出手段が同期語を検出できるキャリアずれの範囲、いわゆるキャプチャレンジが拡大できる。
また、本発明は、前記キャリア再生手段は、前記信号のC/N値を検出するC/N検出手段と、前記C/N値に基づいてキャリア周波数ずれ補正量を決定する周波数ずれ補正手段とを有することを特徴とする。
【0020】
このように、キャリア周波数ずれ補正量をC/N値に基づいて決定できるので、高C/N時には更新するキャリア周波数ずれ補正量を大きくして同期語検出の時間を短縮できる。また、低C/N時には更新するキャリア周波数ずれ補正量を小さくして同期語検出を正確に行なうことができる。
また、本発明は、前記周波数ずれ補正手段は、前記C/N値に基づいてキャリア周波数ずれ補正量の更新をする周期を変更することを特徴とする。
【0021】
このように、キャリア周波数ずれ補正量の更新をする周期をC/N値に基づいて決定できるので、高C/N時には更新するキャリア周波数ずれ補正量の更新をする周期を短くして同期語検出の時間を短縮できる。また、低C/N時には更新するキャリア周波数ずれ補正量の更新をする周期を長くして同期語検出を正確に行なうことができる。
【0022】
また、本発明は、前記C/N検出手段は、前記信号の振幅を算出する振幅計算手段と、前記算出された現在の振幅と一つ前の振幅との振幅差を算出する振幅差計算手段と、前記算出された振幅差を積分する積分手段と、前記積分手段による積分結果を所定の時間ごとに出力させる第三選択手段とを有することを特徴とする。
【0023】
このように、C/N検出手段は振幅計算手段,振幅差計算手段,積分手段,及び第三選択手段により実現できる。
また、本発明は、前記デジタル信号復調回路は、キャリア再生終了後に前記信号の変調方式を識別する変調方式識別手段と、前記識別された変調方式に応じて位相比較器を切り換える位相比較器切換え手段とを有することを特徴とする。
【0024】
このように、キャリア再生が終了した後のキャリアの同期保持において、現在の信号の変調方式を変調方式識別手段により識別し、位相比較器を切り換えることにより、各変調方式に応じた位相比較器を切換えて利用することができ、キャリアジッタを減少させることが可能となる。
また、本発明は、前記位相比較器切換え手段は、夫々変調方式に応じたしきい値が設定されており、そのしきい値と前記C/N値とを比較することによりその変調方式を同期保持に利用するか否かを判断する同期保持利用判断手段を有することを特徴とする。
【0025】
ここで、しきい値とは同期保持に役立つ限界C/Nを変調方式ごとに設定した値である。したがって、夫々の変調方式に応じたしきい値と現在のC/N値とを比較することにより、その変調方式の信号を同期保持に利用するべきか否かを判定することが可能となる。
また、本発明は、前記複数の変調方式が混載された信号は、BPSK,QPSK,8PSKが混載された信号であることを特徴とする。
【0026】
このように、BPSK,QPSK,8PSKが混載された信号を復調することが可能である。
また、本発明は、前記第一信号及び第二信号は、BPSKにより変調された信号であることを特徴とする。このように、前記第一信号及び第二信号は、BPSKにより変調された信号であることにより、BPSKしか捕捉できないような低C/Nにおいてもキャリア再生が可能である。
【0027】
また、本発明は、前記第一信号は、変調方式の切換え制御の情報及び同期語を含むことを特徴とする。
このように、第一信号は変調方式の切換え制御の情報及び同期語を含む信号であり、比較的大きなデータ数を有する信号であるのでキャリア再生の周波数引込みに利用できる。
【0028】
例えば、BSデジタル放送信号ではTMCC(Transmission&Multiplexing Configuration Control)信号が第一信号に相当する。
また、本発明は、複数の変調方式が混載された信号を復調するデジタル信号復調方法において、信号に含まれる同期語を検出し、その同期語に基づいてキャリア再生用の信号位置情報を生成する工程と、キャリア再生の周波数引込み期間には前記キャリア再生用の信号位置情報から周波数引込みに適する第一信号の位置情報を生成し、キャリア再生の位相引込み期間には前記キャリア再生用の信号位置情報から位相引込みに適する第一信号の位置情報及び第二信号の位置情報を生成する工程と、前記第一信号の位置情報に基づいてキャリア再生の周波数引込みを行い、前記第一信号の位置情報及び第二信号の位置情報に基づいてキャリア再生の位相引込みを行なう工程と、信号のタイミング再生を行なう工程と、
タイミング再生が終了すると予想される時間を計時した後、前記同期語検出手段に処理の開始を指示する工程と、キャリア再生の周波数引込みが終了すると予想される時間を計時した後、前記キャリア再生の周波数引込み期間の処理から位相引込み期間の処理に移行させる工程とを有することを特徴とする。
【0029】
このように、複数の変調方式が混載された信号に対応させて所定の変調方式のキャリア再生用の信号位置情報を生成することにより、その所定の変調方式の位相比較器によりキャリア再生が可能となる。また、キャリア再生の周波数引込み期間と位相引込み期間とで異なった信号により周波数引込み又は位相引込みができ、周波数引込み又は位相引込みに適した信号を選択的に利用することが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に示す実施例においては、複数の変調方式が混載された信号の一例としてBS(Broadcasting Satellite)デジタル放送信号が入力された場合の処理について説明する。図4は、複数の変調方式が混載されたBSデジタル放送信号の一例の構成図を示す。
【0031】
図4の信号は、319488個のシンボルで構成されるスーパーフレームを示している。スーパフレームは39936個のシンボルで構成される8つのフレームよりなり、各フレームには図4中斜線でしめす常にBPSK変調される部分を含んでいる。
この常にBPSK変調される部分は各フレームの先頭から192シンボルまでのシンボルであるTMCC信号と、フレームからTMCC信号を除いた部分に207シンボル単位ごとに存在し、その207シンボルの最後尾から4シンボルであるバースト信号とである。
【0032】
TMCC信号は、13〜32シンボルが同期語1と呼ばれる部分であり、173〜192シンボルが同期語2又は3と呼ばれる部分である。なお、スーパフレームを構成する最初のフレームの173〜192シンボルは同期語2を構成し、残りのフレームの173〜192シンボルは同期語3を構成する。そして、各フレームのTMCC信号及びバースト信号以外の部分はデータ部であり、BPSK,QPSK,又は8PSKに変調されている。
【0033】
以下、図4に示す信号が入力された場合の処理について各実施例ごとに説明する。図3は、本発明のデジタル信号復調回路の第一実施例の回路図を示す。図5は、本発明の第一実施例の処理を示す一例のフローチャートを示す。また、図6は本発明の第一実施例の処理を示す一例のタイミング図を示す。なお、図3の回路図は図1の回路図と一部を除いて同一であり、同一部分には同一符号を付し説明を省略する。
【0034】
図3のデジタル信号復調回路は、チューナ1,A/D変換器2,タイミング再生回路3,AGC(Automatic Gain Control)9,アナログフィルタ10,FEC(Forward Error Correction)11,キャリア再生部12,同期語検出回路13,タイマ1(14),及びタイマ2(15)を含む構成である。また、キャリア再生部12は、複素乗算器4,ループフィルタ6,NCO(Number Controlled oscillator)7,sin・cosテーブル8,BPSK位相比較器16,OR回路17,及び選択器18を含む。
【0035】
図3の回路は、最初に回路全体にリセットをかけ、待機状態となる(S100)。その後、図4に示すBPSK,QPSK,8PSKが混載された信号が外部より供給されると、チューナ1,A/D変換器2,タイミング再生回路3,AGC9,及びアナログフィルタ10により構成されるフィードバックループにより振幅の調整及びタイミング再生が行われる(S110)。タイミング再生を行なうためのタイミング再生回路3はキャリアずれのあるI,Qデジタル信号をロックする必要があるが、位相比較器にガードナ型を用いることで実現できる。なお、この処理は図6のタイミング図においてt100に対応する。
【0036】
そして、タイマ1(14)は予めシュミレーション等によって求められた振幅の調整及びタイミング再生が終了する時間を計時するものであり、計時が終了すると同期語検出回路13にイネーブル信号を供給する。同期語検出回路13は、タイミング再生回路3からI,Qデジタル信号が供給され、同期語1及び2を検出し始める(S120)。なお、この処理は図6のタイミング図においてt110に対応する。
【0037】
同期語検出回路13は、同期語1及び2を検出すると、TMCC信号の位置及びバースト信号の位置を算出し、キャリア再生部12にTMCC信号の位置及びバースト信号の位置を示す信号を供給する。このとき、タイマ2(15)は計時を開始し、予めシュミレーション等によって求められた周波数引込みが終了する時間までLow信号を選択器18に供給する(S130)。したがって、選択器18は同期語検出回路13から供給されるTMCC信号の位置を示す信号をBPSK位相比較器16に供給する。なお、この処理は図6のタイミング図においてt120に対応する。
【0038】
以上より、図6のt120の期間は、TMCC信号の位置のみでイネーブル信号がBPSK位相比較器16に供給され、複素乗算器4,BPSK位相比較器16,ループフィルタ6,NCO7,sin・cosテーブル8のフィードバックループにより周波数引込みが行われる。
タイマ2(15)は計時を終了すると、High信号を選択器18に供給する(S140)。したがって、選択機18は同期語検出回路13から供給されるTMCC信号の位置及びバースト信号の位置を示す信号をBPSK位相比較器16に供給する。なお、この処理は図6のタイミング図においてt130に対応する。
【0039】
以上より、図6のt130の期間は、TMCC信号の位置及びバースト信号の位置のみでイネーブル信号がBPSK位相比較器16に供給され、複素乗算器4,BPSK位相比較器16,ループフィルタ6,NCO7,sin・cosテーブル8のフィードバックループにより位相引込みが行われる。
ここで、図6のt120に示す周波数引込み期間においてはTMCC信号のみを利用し、t130に示す位相引込み期間においてはTMCC信号及びバースト信号を利用する理由について説明する。
【0040】
本発明の第一実施例の回路は図3に示すように、キャリア再生部12は複素乗算器4,BPSK位相比較器16,ループフィルタ6,NCO7,sin・cosテーブル8によりフィードバックループを構成しており、これらの各ブロックはその処理に所定の遅延を伴う。
したがって、バースト信号のような短い時間間隔で連続する信号が入力された場合、バースト信号のシンボルの比較結果がフィードバックループにより複素乗算器4に供給される前にそのバースト信号期間が終了しているためフィードバックがかからないこととなる。また、BPSK位相比較器16から出力される信号の周波数成分はキャリアずれが大きいほど高くなるため、キャリアずれが大きいときにバースト信号が入力されるとうまく動作しなくなる。
【0041】
一方、BPSK位相比較器16から出力される信号の周波数成分は、キャリアずれが小さくなると直流に近い信号となるので前記の影響が少なくなり、バースト信号が位相引込みに役立つことになる。
したがって、本発明の第一実施例では周波数引込み時にはTMCC信号のみを利用し、位相引込み時にはTMCC信号及びバースト信号を利用することとしている。
【0042】
次に、本発明の第二実施例について説明する。図7は、本発明のデジタル信号復調回路の第二実施例を構成するBPSK位相比較器の回路図を示す。図8は、本発明の第二実施例の処理を示す一例のフローチャートを示す。また、図9は本発明の第二実施例の処理を示す一例のタイミング図を示す。
なお、本発明の第二実施例はキャリア再生部12に含まれるBPSK位相比較器16の構成が第一実施例と異なっている。したがって、第一実施例において説明した部分については説明を省略する。
【0043】
図7のBPSK位相比較器16は、BPSK位相比較器20,ウインドウ判定手段21,乗算器22,選択器23,及びD形フリップフロップ24を含む構成である。
図7のBPSK位相比較器16は、選択器18からHighのイネーブル信号が乗算器22に供給されると、BPSK位相比較器20の出力信号を乗算器22を介して選択器23に供給する。また、BPSK位相比較器16は、選択器18からLowのイネーブル信号が乗算器22に供給されると、BPSK位相比較器20の出力信号に0が乗算され、0を選択器23に供給する。
【0044】
ウインドウ判定手段21はI,Qデジタル信号が供給され、図10の斜線部分に示すウインドウ内にI,Qデジタル信号が入っているか否かを判定する。ウインドウ内にI,Qデジタル信号が入っていると判定すると、Highの信号が選択器23に供給され、ウインドウ内にI,Qデジタル信号が入っていないと判定すると、Lowの信号が選択器23に供給される。
【0045】
したがって、選択器23はウインドウ判定手段21からHighの信号を供給されている場合、すなわち、ウインドウ内にI,Qデジタル信号が入っている場合はD形フリップフロップ24の値をBPSK位相比較器20の出力に基づいて更新する。また、選択器23はウインドウ判定手段21からLowの信号を供給されている場合、すなわち、ウインドウ内にI,Qデジタル信号が入っていない場合はD形フリップフロップ23の値を以前の値のまま保持する。
【0046】
したがって、図8に示すフローチャートのステップS230においては、I,Qデジタル信号のTMCC信号部分のみで選択器18からHighのイネーブル信号が乗算器22に供給されることになり、ウインドウ内に入っているTMCC信号のシンボルのみが周波数引込みに利用される。
また、図8に示すフローチャートのステップS240においては、I,Qデジタル信号のTMCC信号及びバースト信号部分のみで選択器18からHighのイネーブル信号が乗算器22に供給されることになり、TMCC信号及びバースト信号のシンボルのみが位相引込みに利用される。
【0047】
ここで、ウインドウ判定手段21について図10〜12を利用して説明する。図10は、ウインドウの範囲を示す一例のIQ座標図を示す。図11は、BPSK位相比較器の出力の極性を示す一例のIQ座標図を示す。また、図12はBPSK位相比較器の出力を示す一例の波形図を示す。
このウインドウ判定手段21は、図10に示すようにI,Qデジタル信号の位相ずれが所定の範囲内、すなわちウインドウ内に入っているか否かを判定するもので、I,Qデジタル信号の位相差がウインドウ内にある場合にHighの信号を選択器23に出力し、I,Qデジタル信号の位相差がウインドウ内にない場合にLowの信号を選択器23に出力する。
【0048】
したがって、ウインドウ判定手段21の効果によりBPSK位相比較器16の出力は図12(B)に示すようになる。
一方、ウインドウ判定手段21を設けていないBPSK位相比較器16の出力について考えると、図11に示すIQ座標図の極性の配置により、キャリアずれのあるI,Qデジタル信号のシンボルが入力された場合、そのシンボルはIQ座標の円上を回転し続け、BPSK位相比較器16の出力は図12(A)に示すようになる。
【0049】
したがって、図12(A),(B)に示すようにウインドウ判定手段21を設けた場合は、設けない場合と比べて出力信号に直流成分が多く発生するためキャプチャレンジ、すなわち周波数及び位相引込みの範囲が拡大する。
次に、本発明の第三実施例について説明する。図13は、本発明のデジタル信号復調回路の第三実施例の回路図を示す。図14は、本発明の第三実施例の処理を示す一例のフローチャートを示す。また、図15は本発明の第三実施例の処理を示す一例のタイミング図を示す。なお、本発明の第三実施例は第二実施例の回路と一部を除いて同一であり、同一部分には同一符号を付し説明を省略する。
【0050】
図13の回路図は、周波数ずれ補正手段30,タイマ3(35),AND回路37,及びNOT回路38を設けたことが図3の回路図と異なる。また、周波数ずれ補正手段30は、複素乗算器31,sin・cosテーブル32,NCO33,及び補正量演算手段34を含む。
図13の回路は、最初に回路全体にリセットをかけ、待機状態となる(S300)。なお、後述する補正量演算手段34のキャリア周波数ずれ補正量は0に設定される。その後、第一実施例のステップS110と同様な処理により振幅の調整及びタイミング再生が行われる(S310)。なお、この処理は図15のタイミング図においてt300に対応する。
【0051】
そして、タイマ1(14)は予めシュミレーション等によって求められた振幅の調整及びタイミング再生が終了する時間の計時が終了すると同期語検出回路13にイネーブル信号を供給する。このとき、タイマ3(35)が予め設定された時間の計時を開始する(S320)。また、同期語検出回路13は、タイミング再生回路3からI,Qデジタル信号が供給され、同期語1及び2を検出し始める。なお、この処理は図15のタイミング図においてt310に対応する。
【0052】
この後、タイマ3(35)が予め設定された時間の計時を終了するまでに、同期語検出回路13が同期語1及び2を検出するか否かにより処理が変化する(S330)。タイマ3(35)が予め設定された時間の計時を終了するまでに同期語検出回路13が同期語1及び2を検出すると(S330においてYES)、同期語検出回路13はHighの同期語検出信号をNOT回路38を介してAND回路37に供給する。
【0053】
したがって、タイマ3(35)が計時を終了してHighのパルス信号がAND回路37に供給されたとしても、AND回路37はHighのパルス信号を出力せず、補正量演算手段34のキャリア周波数ずれ補正量は0のまま維持される。その後、図13の回路は、ステップS340,S350に進み処理を続ける。なお、ステップS340,S350は、図8に示すフローチャートのステップS230,S240と同様な処理である。
【0054】
タイマ3(35)が予め設定された時間の計時を終了するまでに同期語検出回路13が同期語1及び2を検出しないと(S330においてNO)、同期語検出回路13はLowの同期語検出信号をNOT回路38を介してAND回路37に供給し続ける。
したがって、タイマ3(35)が計時を終了してHighのパルス信号がAND回路37に供給されると、AND回路37はHighのパルス信号を補正量演算手段34に供給する(S320)。補正量演算手段34はキャリア周波数ずれ補正量を予め設定されている規則に従って更新すると共に、タイマ3(35)を初期化する。
【0055】
例えばキャリア周波数ずれ補正量は、同期語検出回路13の周波数ずれに対する検出能力が±1MHzであれば、+1MHz,−1MHz,+2MHz,−2MHz,・・・・・ ,というように変更すればよい。
図15のタイミング図は、キャリア周波数ずれ補正量を+1MHz,−1MHzと更新し、t330の期間においてタイマ3(35)が予め設定された時間の計時を終了するまでに同期語検出回路13が同期語1及び2を検出している例を示している。
【0056】
次に、本発明の第四実施例について説明する。図16は、本発明のデジタル信号復調回路の第四実施例の回路図を示す。図17は、本発明の第四実施例の処理を示す一例のフローチャートを示す。図18は本発明の第四実施例の処理を示す一例のタイミング図を示す。また、図19は本発明のC/N検出手段の一例の回路図を示す。なお、本発明の第四実施例は第三実施例の回路と一部を除いて同一であり、同一部分には同一符号を付し説明を省略する。
【0057】
図16の回路図は、C/N検出手段40を設けたことが図13の回路図と異なる。このC/N検出手段40は図19に示すように、振幅計算手段41,D形フリップフロップ42,振幅差計算手段43,加算器44,D形フリップフロップ45,選択器46,D形フリップフロップ47,カウンタ48,及びD形フリップフロップ49を含む。
【0058】
振幅計算手段41はI,Qデジタル信号が供給されると、I,Qデジタル信号のシンボルの振幅を計算して算出する。振幅計算手段41は、算出したシンボルの振幅を振幅差計算手段43に直接供給すると共に、D形フリップフロップ42を介してシンボルの振幅を振幅差計算手段43に供給する。
振幅差計算手段43は、振幅計算手段41から供給されるシンボルの振幅と、D形フリップフロップ42から供給される1シンボル前のシンボルの振幅との振幅差を算出して加算器44に出力する。加算器44及びD形フリップフロップ45は振幅差計算手段43から供給される振幅差を積分し、カウンタ48が所定の時間を計時するごとにその積分結果を選択器46を介してD形フリップフロップ47に出力すると共に、D形フリップフロップ45をリセットする。D形フリップフロップ47は、カウンタ48からHighの信号が供給されると積分結果を更新し、カウンタ48からLowの信号が供給されると積分結果を保持する。
【0059】
したがって、C/N検出手段40は、現在のシンボルの振幅と1シンボル前のシンボルの振幅との差の絶対値の積分値が所定の時間ごとに出力されるので、入力されたI,Qデジタル信号のシンボルのC/N値が小さい、すなわちノイズが大きいほど大きな信号を出力する。
図16の回路は、最初に回路全体にリセットをかけ、待機状態となる(S400)。なお、補正量演算手段34のキャリア周波数ずれ補正量は0に設定される。その後、第三実施例のステップS310と同様な処理により振幅の調整及びタイミング再生が行われる(S410)。なお、この処理は図18のタイミング図においてt400に対応する。
【0060】
そして、タイマ1(14)は予めシュミレーション等によって求められた振幅の調整及びタイミング再生が終了する時間の計時が終了すると同期語検出回路13にイネーブル信号を供給する。このとき、C/N検出手段40から出力される信号は安定しているので、補正量演算手段34はC/N検出手段40から供給される信号に基づいてキャリア周波数ずれ補正量の更新量を算出する(S420)。
【0061】
続いて、タイマ3(35)が予め設定された時間の計時を開始する。また、同期語検出回路13は、タイミング再生回路3からI,Qデジタル信号が供給され、同期語1及び2を検出し始める(S430)。なお、この処理は図18のタイミング図においてt410に対応する。
この後、タイマ3(35)が予め設定された時間の計時を終了するまでに、同期語検出回路13が同期語1及び2を検出するか否かにより処理が変化する(S440)。図14のステップS330と同様に、タイマ3(35)が予め設定された時間の計時を終了するまでに同期語検出回路13が同期語1及び2を検出すると(S440においてYES)、AND回路37はHighのパルス信号が出力されず、補正量演算手段34のキャリア周波数ずれ補正量は0のまま維持される。その後、図16の回路は、ステップS450,S460に進み処理を続ける。なお、ステップS450,S460は、図14に示すフローチャートのステップS340,S350と同様な処理である。
【0062】
タイマ3(35)が予め設定された時間の計時を終了するまでに同期語検出回路13が同期語1及び2を検出しないと(S440においてNO)、AND回路37はHighのパルス信号を補正量演算手段34に供給する。補正量演算手段34はキャリア周波数ずれ補正量を以下の式(1)に従って更新すると共に、タイマ3(35)を初期化する。
【0063】
キャリア周波数ずれ補正量=(−1)n ×補正量の更新量・・・・・ (1)
(n=0,1,2,・・・ )
図18のタイミング図は、キャリア周波数ずれ補正量を2回更新し、t430の期間においてタイマ3(35)が予め設定された時間の計時を終了するまでに同期語検出回路13が同期語1及び2を検出している例を示している。
【0064】
次に、本発明の第五実施例について説明する。図20は、本発明のデジタル信号復調回路の第五実施例の回路図を示す。図21は、本発明の第五実施例の処理を示す一例のフローチャートを示す。図22は本発明の第五実施例の処理を示す一例のタイミング図を示す。なお、本発明の第五実施例は第四実施例の回路と回路構成上同一であり、同一部分には同一符号を付し説明を省略する。
【0065】
図20の回路は、最初に回路全体にリセットをかけ、待機状態となる(S500)。なお、補正量演算手段34のキャリア周波数ずれ補正量は0に設定される。その後、第四実施例のステップS410と同様な処理により振幅の調整及びタイミング再生が行われる(S510)。なお、この処理は図22のタイミング図においてt500に対応する。
【0066】
そして、タイマ1(14)は予めシュミレーション等によって求められた振幅の調整及びタイミング再生が終了する時間の計時が終了すると同期語検出回路13にイネーブル信号を供給する。このとき、C/N検出手段40から出力される信号は安定しているので、補正量演算手段34はC/N検出手段40から供給される信号に基づいてキャリア周波数ずれ補正量の更新量及びキャリア周波数ずれ補正量の更新周期、すなわちタイマ3(35)により計時する時間を設定する(S520)。
【0067】
この設定値は、C/N検出手段40から供給される信号が大きいほど小さなキャリア周波数ずれ補正量の更新量及び長いキャリア周波数ずれ補正量の更新周期が設定される。したがって、C/N値が大きい場合はキャリア周波数ずれ補正量の更新周期を短く設定し、処理の高速化を実現する。また、C/N値が小さい場合はキャリア周波数ずれ補正量の更新周期を長く設定することにより、確実な同期語検出を実現する。なお、ステップS530以降の処理は、図17に示す第四実施例と同一であり、説明を省略する。
【0068】
次に、本発明の第六実施例について説明する。図23は、本発明のデジタル信号復調回路の第六実施例の回路図を示す。図24は、本発明のBPSK・QPSK・8PSK位相比較器の一例の回路図を示す。図25は、本発明の第六実施例の処理を示す一例のフローチャートを示す。また、図26は、本発明の第六実施例の処理を示す一例のタイミング図を示す。なお、本発明の第六実施例は図20の回路と一部を除いて同一であり、同一部分には同一符号を付し説明を省略する。
【0069】
図23の回路図は、BPSK・QPSK・8PSK位相比較器50を設けたことが図20の回路図と異なっている。なお、図20のOR回路17及び選択器18はBPSK・QPSK・8PSK位相比較器50に含まれている。
このBPSK・QPSK・8PSK位相比較器50は図24に示すように、OR回路17,選択器18,OR回路53,8PSK位相比較器54,QPSK位相比較器55,BPSK位相比較器20,ウインドウ判定手段21,乗算器58〜59,乗算器22,D形フリップフロップ61〜62,D形フリップフロップ24,選択器23,及び加算器65を含む。
【0070】
なお、図23の回路はステップS600〜S660までの処理が図20の回路図と同様であり、説明を省略する。ステップS600〜S660の処理により周波数引込み及び位相引込みが終了すると、FEC11は変調方式の切換え制御の情報を取得して、各変調方式ごとに切換え制御信号をBPSK・QPSK・8PSK位相比較器50に供給する(S670)。例えば、8PSKの切換え制御信号は8PSK変調信号部分のみでHighの信号となり、QPSKの切換え制御信号はQPSK変調信号部分のみでHighの信号となり、BPSKの切換え制御信号はBPSK変調信号部分のみでHighの信号となる。
【0071】
8PSKの切換え制御信号は乗算器58に供給され、8PSKの切換え制御信号がHighの信号であるとき、すなわち8PSK変調信号部分であるときに8PSK位相比較器54の出力をD形フリップフロップ61に供給する。なお、8PSKの切換え制御信号がLowの信号であるとき、すなわち8PSK変調信号部分でないときは、0をD形フリップフロップ61に供給する。
【0072】
QPSKの切換え制御信号は乗算器59に供給され、QPSKの切換え制御信号がHighの信号であるとき、すなわちQPSK変調信号部分であるときにQPSK位相比較器55の出力をD形フリップフロップ62に供給する。なお、QPSKの切換え制御信号がLowの信号であるとき、すなわちQPSK変調信号部分でないときは、0をD形フリップフロップ62に供給する。
【0073】
BPSKの切換え制御信号は乗算器22に供給され、BPSKの切換え制御信号がHighの信号であるとき、すなわちBPSK変調信号部分であるときにBPSK位相比較器20の出力をD形フリップフロップ24に供給する。なお、BPSKの切換え制御信号がLowの信号であるとき、すなわちBPSK変調信号部分でないときは、0をD形フリップフロップ24に供給する。これらのD形フリップフロップ24,61,及び62の出力は加算器65により加算され、ループフィルタ6に出力される。なお、この処理は図26のタイミング図においてt650に対応する。
【0074】
したがって、BPSK・QPSK・8PSK位相比較器50はこれらの切換え制御信号を利用することにより、現在処理を行なっているI,Qデジタル信号の変調方式に応じて位相比較器を切換えて使用することができる。
次に、本発明の第七実施例について説明する。図27は、本発明のデジタル信号復調回路の第七実施例の回路図を示す。図28は、本発明のBPSK・QPSK・8PSK位相比較器の一例の回路図を示す。図29は、本発明の第七実施例の処理を示す一例のフローチャートを示す。また、図30は、本発明の第七実施例の処理を示す一例のタイミング図を示す。なお、本発明の第七実施例は図23の回路と一部を除いて同一であり、同一部分には同一符号を付し説明を省略する。
【0075】
図27の回路図は、C/N検出手段40の出力信号がBPSK・QPSK・8PSK位相比較器50に供給されている点が図23の回路図と異なっている。また、BPSK・QPSK・8PSK位相比較器50は図28に示すように、8PSKしきい値設定部70,QPSKしきい値設定部71,大小判定手段72,大小判定手段73,及び乗算器74〜75を含んでいることが図24の回路図と異なっている。
【0076】
なお、図27の回路はステップS700〜S760までの処理が図23の回路図と同様であり、説明を省略する。ステップS700〜S760の処理により周波数引込み及び位相引込みが終了すると、FEC11は変調方式の切換え制御の情報を取得して、各変調方式ごとに切換え制御信号をBPSK・QPSK・8PSK位相比較器50に供給する。また、C/N検出手段40は、出力信号を大小判定手段72及び73に供給する(S770)。
【0077】
大小判定手段72は、C/N検出手段40の出力信号と8PSKしきい値設定部70から供給される8PSKしきい値とを比較して、C/N検出手段40の出力信号が8PSKしきい値より小さい場合に乗算器74にHighの信号を出力しする。また、C/N検出手段40の出力信号が8PSKしきい値より大きい場合に乗算器74にLowの信号を出力しする。
【0078】
したがって、乗算器74はC/N検出手段40の出力信号が8PSKしきい値より小さい場合にのみFEC11から供給される8PSKの切換え信号を乗算器58に供給する。これは、8PSKしきい値設定部70は8PSK変調信号が同期保持に役立つ限界C/N値に基づいた信号が設定されており、8PSKしきい値と比較してC/N検出手段40の出力信号が大きい場合は同期保持に役立たないばかりか同期保持の妨害になってしまうからである。
【0079】
また、大小判定手段73は、C/N検出手段40の出力信号とQPSKしきい値設定部71から供給されるQPSKしきい値とを比較して、C/N検出手段40の出力信号がQPSKしきい値より小さい場合に乗算器75にHighの信号を出力しする。また、C/N検出手段40の出力信号がQPSKしきい値より大きい場合に乗算器75にLowの信号を出力しする。
【0080】
したがって、乗算器75はC/N検出手段40の出力信号がQPSKしきい値より小さい場合にのみFEC11から供給されるQPSKの切換え信号を乗算器59に供給する。これは、QPSKしきい値設定部71はQPSK変調信号が同期保持に役立つ限界C/N値に基づいた信号が設定されており、QPSKしきい値と比較してC/N検出手段40の出力信号が大きい場合は同期保持に役立たないばかりか同期保持の妨害になってしまうからである。なお、この処理は図30のタイミング図においてt750に対応する。
【0081】
したがって、BPSK・QPSK・8PSK位相比較器50は、C/N値の状態に応じて同期保持に利用する変調信号を選択することにより、低C/N値の状態まで同期保持が可能となる。
以上、各実施例に係るデジタル信号復調回路は、例えば図31に示すようなデジタル信号受信器に適用できる。図31は、デジタル信号受信器の一例の回路図を示す。図31のデジタル受信器80では、本発明のデジタル信号復調回路はQPSK82,Error Correction83よりなるブロック81に相当している。
【0082】
なお、本発明の実施例としてBSデジタル放送信号が入力された場合の処理について説明したがこれに限ることなく、他の変調方式が混載された信号をキャリア再生する場合にも適用が可能である。
なお、特許請求の範囲に記載した同期語検出手段は同期語検出回路13に相当し、第一選択手段はタイマ2(15)とOR回路17と選択器18とに相当し、キャリア再生手段はキャリア再生部12に相当し、タイミング再生手段はタイミング再生回路3に相当し、第一計時手段はタイマ1(14)に相当し、第二計時手段はタイマ2(15)に相当し、第三計時手段はタイマ3(35)に相当し、第二選択手段はAND回路37に相当し、積分手段が加算器44とD形フリップフロップ45とに相当し、第三選択手段がカウンタ48とD形フリップフロップ49と選択器46とに相当し、変調方式識別手段がFEC11に相当し、位相比較器切換え手段が乗算器22,58,及び59に相当し、同期保持利用判断手段が大小判定手段72,73に相当する。
【0083】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、複数の変調方式が混載された信号に対応させて所定の変調方式のキャリア再生用の信号位置情報を生成することにより、その所定の変調方式の位相比較器によりキャリア再生が可能となる。
また、第一選択手段により、キャリア再生の周波数引込み期間と位相引込み期間とで異なった信号により周波数引込み又は位相引込みができ、周波数引込み又は位相引込みに適した信号を選択的に利用することが可能である。
【0084】
また、本発明によれば、第二計時手段によりキャリア再生の周波数引込みが終了すると予想される時間を計時した時点で第一選択手段に信号を供給することにより、キャリア再生の周波数引込み期間の処理から位相引込み期間の処理に移行させることが可能となる。なお、キャリア再生の周波数引込みが終了すると予想される時間は、予めシュミレーション等により算出しておくことができ、その算出した時間を設定したものである。
【0085】
また、本発明によれば、ウインドウ判定手段により信号の位相差が所定の範囲にない場合は、その範囲をはずれる前の位相差を出力することにより、周波数ずれが大きい場合でもキャリア再生の周波数引込みが可能となる。
また、本発明によれば、第三計時手段が計時する周期の内に同期語検出手段が同期語を検出しなければ順次キャリア周波数ずれ補正量の更新が行われるために、同期語検出手段が同期語を検出できるキャリアずれの範囲、いわゆるキャプチャレンジが拡大できる。
【0086】
また、本発明によれば、キャリア周波数ずれ補正量をC/N値に基づいて決定できるので、高C/N時には更新するキャリア周波数ずれ補正量を大きくして同期語検出の時間を短縮できる。また、低C/N時には更新するキャリア周波数ずれ補正量を小さくして同期語検出を正確に行なうことができる。
また、本発明によれば、キャリア周波数ずれ補正量の更新をする周期をC/N値に基づいて決定できるので、高C/N時には更新するキャリア周波数ずれ補正量の更新をする周期を短くして同期語検出の時間を短縮できる。また、低C/N時には更新するキャリア周波数ずれ補正量の更新をする周期を長くして同期語検出を正確に行なうことができる。
【0087】
また、本発明によれば、C/N検出手段は振幅計算手段,振幅差計算手段,積分手段,及び第三選択手段により実現できる。
また、本発明によれば、キャリア再生が終了した後のキャリアの同期保持において、現在の信号の変調方式を変調方式識別手段により識別し、位相比較器を切り換えることにより、各変調方式に応じた位相比較器を切換えて利用することができ、キャリアジッタを減少させることが可能となる。
【0088】
また、本発明によれば、夫々の変調方式に応じたしきい値と現在のC/N値とを比較することにより、その変調方式の信号を同期保持に利用するべきか否かを判定することが可能となる。なお、しきい値とは同期保持に役立つ限界C/Nを変調方式ごとに設定した値である。
また、本発明によれば、BPSK,QPSK,8PSKが混載された信号を復調することが可能である。
【0089】
また、本発明によれば、前記第一信号及び第二信号は、BPSKにより変調された信号であることにより、BPSKしか捕捉できないような低C/Nにおいてもキャリア再生が可能である。
また、本発明によれば、第一信号は変調方式の切換え制御の情報及び同期語を含む信号であり、比較的大きなデータ数を有する信号であるのでキャリア再生の周波数引込みに利用できる。
【0090】
また、本発明によれば、複数の変調方式が混載された信号に対応させて所定の変調方式のキャリア再生用の信号位置情報を生成することにより、その所定の変調方式の位相比較器によりキャリア再生が可能となる。また、キャリア再生の周波数引込み期間と位相引込み期間とで異なった信号により周波数引込み又は位相引込みができ、周波数引込み又は位相引込みに適した信号を選択的に利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の変調方式が混載された信号をキャリア再生するデジタル信号復調回路の一例の回路図である。
【図2】BPSK,QPSK,8PSKが混載された信号を8PSK位相比較器にて再生する原理の一例の説明図である。
【図3】本発明のデジタル信号復調回路の第一実施例の回路図である。
【図4】複数の変調方式が混載されたBSデジタル放送信号の一例の構成図である。
【図5】本発明の第一実施例の処理を示す一例のフローチャートである。
【図6】本発明の第一実施例の処理を示す一例のタイミング図である。
【図7】本発明のデジタル信号復調回路の第二実施例を構成するBPSK位相比較器の回路図である。
【図8】本発明の第二実施例の処理を示す一例のフローチャートである。
【図9】本発明の第二実施例の処理を示す一例のタイミング図である。
【図10】ウインドウの範囲を示す一例のIQ座標図である。
【図11】BPSK位相比較器の出力の極性を示す一例のIQ座標図である。
【図12】BPSK位相比較器の出力を示す一例の波形図である。
【図13】本発明のデジタル信号復調回路の第三実施例の回路図である。
【図14】本発明の第三実施例の処理を示す一例のフローチャートである。
【図15】本発明の第三実施例の処理を示す一例のタイミング図である。
【図16】本発明のデジタル信号復調回路の第四実施例の回路図である。
【図17】本発明の第四実施例の処理を示す一例のフローチャートである。
【図18】本発明の第四実施例の処理を示す一例のタイミング図である。
【図19】本発明のC/N検出手段の一例の回路図である。
【図20】本発明のデジタル信号復調回路の第五実施例の回路図である。
【図21】本発明の第五実施例の処理を示す一例のフローチャートである。
【図22】本発明の第五実施例の処理を示す一例のタイミング図である。
【図23】本発明のデジタル信号復調回路の第六実施例の回路図である。
【図24】本発明のBPSK・QPSK・8PSK位相比較器の一例の回路図である。
【図25】本発明の第六実施例の処理を示す一例のフローチャートである。
【図26】本発明の第六実施例の処理を示す一例のタイミング図である。
【図27】本発明のデジタル信号復調回路の第七実施例の回路図である。
【図28】本発明のBPSK・QPSK・8PSK位相比較器の一例の回路図である。
【図29】本発明の第七実施例の処理を示す一例のフローチャートである。
【図30】本発明の第七実施例の処理を示す一例のタイミング図である。
【図31】デジタル信号受信器の一例の回路図である。
【符号の説明】
1 チューナ
2 A/D変換器
3 タイミング再生回路
4,31 複素乗算器
5 8PSK位相比較器
6 ループフィルタ
7,33 NCO
8,32 sin・conテーブル
9 AGC
10 アナログフィルタ
11 FEC
12 キャリア再生部
13 同期語検出回路
14 タイマ1
15 タイマ2
16,20 BPSK位相比較器
17,37,53 OR回路
18,23,46 選択器
21 ウインドウ判定手段
22,58,59,74,75 乗算器
24,42,45,47,49,61,62 D形フリップフロップ
30 周波数ずれ補正手段
34 補正量減算手段
35 タイマ3
38 NOT回路
40 C/N検出手段
41 振幅計算手段
43 振幅差計算手段
44,65 加算器
48 カウンタ
50 BPSK・QPSK・8PSK位相比較器
54 8PSK位相比較器
55 QPSK位相比較器
70 8PSKしきい値設定部
71 QPSKしきい値設定部
72,73 大小判定手段
80 デジタル受信器

Claims (12)

  1. 複数の変調方式が混載された信号を復調するデジタル信号復調回路において、
    信号に含まれる同期語を検出し、その同期語に基づいてキャリア再生用の信号位置情報を生成する同期語検出手段と、
    キャリア再生の周波数引込み期間には前記キャリア再生用の信号位置情報から周波数引込みに適する第一信号の位置情報を生成し、キャリア再生の位相引込み期間には前記キャリア再生用の信号位置情報から位相引込みに適する第一信号の位置情報及び第二信号の位置情報を生成する第一選択手段と、
    前記第一選択手段から供給される第一信号の位置情報に基づいてキャリア再生の周波数引込みを行い、前記第一信号の位置情報及び第二信号の位置情報に基づいてキャリア再生の位相引込みを行なうキャリア再生手段と
    信号のタイミング再生を行なうタイミング再生手段と、
    タイミング再生が終了すると予想される時間を計時した後、前記同期語検出手段に処理の開始を指示する第一計時手段と、
    キャリア再生の周波数引込みが終了すると予想される時間を計時した後、前記第一選択手段をキャリア再生の周波数引込み期間の処理から位相引込み期間の処理に移行させる第二計時手段と
    を有することを特徴とするデジタル信号復調回路。
  2. 前記キャリア再生手段は、前記キャリア再生の周波数引込み期間には前記信号の位相差が所定の範囲内にあるか否かを検出し、前記所定の範囲にあるときは前記位相差をそのまま出力し、前記所定の範囲にないときはその範囲をはずれる前の位相差を出力するウインドウ判定手段
    を有することを特徴とする請求項1記載のデジタル信号復調回路。
  3. 前記キャリア再生手段は、キャリア周波数ずれ補正量を決定する周波数ずれ補正手段と、
    前記キャリア周波数ずれ補正量の更新をする周期を計時する第三計時手段と、
    前記同期語検出手段が前記第三計時手段による周期の計時終了までに前記同期語を検出しない場合に、前記キャリア周波数ずれ補正量の更新を指示する第二選択手段
    を有することを特徴とする請求項2記載のデジタル信号復調回路。
  4. 前記キャリア再生手段は、前記信号のC/N値を検出するC/N検出手段と、
    前記C/N値に基づいてキャリア周波数ずれ補正量を決定する周波数ずれ補正手段と
    を有することを特徴とする請求項3記載のデジタル信号復調回路。
  5. 前記周波数ずれ補正手段は、前記C/N値に基づいてキャリア周波数ずれ補正量の更新をする周期を変更することを特徴とする請求項4記載のデジタル信号復調回路。
  6. 前記C/N検出手段は、前記信号の振幅を算出する振幅計算手段と、
    前記算出された現在の振幅と一つ前の振幅との振幅差を算出する振幅差計算手段と、
    前記算出された振幅差を積分する積分手段と、
    前記積分手段による積分結果を所定の時間ごとに出力させる第三選択手段と
    を有することを特徴とする請求項4又は5記載のデジタル信号復調回路。
  7. 前記デジタル信号復調回路は、キャリア再生終了後に前記信号の変調方式を識別する変調方式識別手段と、
    前記識別された変調方式に応じて位相比較器を切り換える位相比較器切換え手段と
    を有することを特徴とする請求項6記載のデジタル信号復調回路。
  8. 前記位相比較器切換え手段は、夫々変調方式に応じたしきい値が設定されており、そのしきい値と前記C/N値とを比較することによりその変調方式を同期保持に利用するか否かを判断する同期保持利用判断手段を有することを特徴とする請求項7記載のデジタル信号復調回路。
  9. 前記複数の変調方式が混載された信号は、BPSK,QPSK,8PSKが混載された信号であることを特徴とする請求項1乃至8記載のデジタル信号復調回路。
  10. 前記第一信号及び第二信号は、BPSKにより変調された信号であることを特徴とする請求項9記載のデジタル信号復調回路。
  11. 前記第一信号は、変調方式の切換え制御の情報及び同期語を含むことを特徴とする請求項10記載のデジタル信号復調回路。
  12. 複数の変調方式が混載された信号を復調するデジタル信号復調方法において、
    信号に含まれる同期語を検出し、その同期語に基づいてキャリア再生用の信号位置情報を生成する工程と、
    キャリア再生の周波数引込み期間には前記キャリア再生用の信号位置情報から周波数引込みに適する第一信号の位置情報を生成し、キャリア再生の位相引込み期間には前記キャリア再生用の信号位置情報から位相引込みに適する第一信号の位置情報及び第二信号の位置情報を生成する工程と、
    前記第一信号の位置情報に基づいてキャリア再生の周波数引込みを行い、前記第一信号の位置情報及び第二信号の位置情報に基づいてキャリア再生の位相引込みを行なう工程と、
    信号のタイミング再生を行なう工程と、
    タイミング再生が終了すると予想される時間を計時した後、前記同期語検出手段に処理の開始を指示する工程と、
    キャリア再生の周波数引込みが終了すると予想される時間を計時した後、前記キャリア再生の周波数引込み期間の処理から位相引込み期間の処理に移行させる工程と
    を有することを特徴とするデジタル信号復調方法。
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