JP3929570B2 - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法および記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法および記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル露光のための画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびその画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして記憶したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体に係り、特に、入力記録メディアや画像入力手段に依存しない色階調の再現を実現すると共に、出力記録メディアや画像出力手段に応じた最適な色階調および分解能を獲得し得る画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法および記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、銀塩写真技術における露光系では、一般にアナログ露光(面露光)によってプリントが行われている。すなわち、現像済みのネガフィルムを所定の焼付位置に位置決めして、白色光源(ハロゲンランプ等)からの光を照射し、ネガフィルムからの透過画像を印画紙に結像して露光するものである。このような面露光系では、ネガフィルムに記録された原稿画像を忠実に再現することができる。
【0003】
ところで、近年、原稿画像をデジタルデータに変換し、所定の画像処理を施し、感光材料へ露光して画像を得る、いわゆるデジタルプリンタの技術が進歩してきており、銀塩写真とほぼ同等の画像を作成することができるようになっている。
【0004】
このようなデジタル露光では、原稿画像をスキャナ等の画像入力手段で読取り、読み取った各色の画像濃度信号を、プリントしようとするペーパーの分光感度特性に合わせて濃度データに変換し、例えば、半導体レーザビームを走査することによって記録している。このように、原稿画像をデジタル化することにより、様々な付随的処理、例えば、サイズ変更や文字入力等を簡単に行うことが可能となり、写真分野の発展に寄与することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のデジタル露光のための画像処理装置にあっては、ネガフィルム、ポジフィルム等の入力記録メディアや、デジタルカメラ、スキャナ等の画像入力手段に、または、モニタ(CRT)、プロジェクタ、プリンタ等の画像出力手段に依存した、或いは関連した画像データを用いて画像処理を行っており、例えば、デジタルカメラによって画像データを入力したり、ネガフィルムをスキャナで読み取って画像データを入力するときに、ネガ種などの入力記録メディアや画像入力手段の種類が異なる場合には、同じシーンを扱っても、得られる画像の色階調は同一にはならないという事情があった。
【0006】
また、画像処理の結果は、何らかの出力記録メディアや画像出力手段を想定した上で、例えば1画素当たり24ビットのデータ(R,G,Bについて各8ビットのデータ)に落としていたため、想定されているものとは異なる出力記録メディアや画像出力手段に出力する場合には、該出力記録メディアや画像出力手段にとって最適の色階調および分解能を得ることができないという事情もあった。
【0007】
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、入力記録メディアや画像入力手段に依存しない色階調の再現を実現すると共に、出力記録メディアや画像出力手段に応じた最適な色階調および分解能を獲得し得る画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法および記憶媒体を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願の請求項1に係る画像処理装置の発明は、ネガフィルム上の原稿画像を読み取って入力するか、または、被写体をデジタルカメラによって撮像した画像を入力する画像入力手段と、前記画像入力手段により入力した画像データを、前記ネガフィルムを読み取った場合には前記ネガフィルムの露光特性と分光感度分布と色材の分光分布の少なくともいずれか1つから、または、前記デジタルカメラによって撮像した画像を入力した場合には前記デジタルカメラの入出力特性および分光感度分布から、人間の眼の分光感度で捉えた信号に変換することにより得られる、前記ネガフィルムおよび前記デジタルカメラの種別に依存しない色信号(実景の輝度情報をベースにした色信号)による中間画像データに変換する第1セットアップ手段と、前記第1セットアップ手段により変換された中間画像データを可搬の記録メディアに記録する出力手段と、を有することを特徴とする
【0009】
また、請求項2に係る画像処理装置の発明は、ネガフィルム上の原稿画像を読み取って入力するか、または、被写体をデジタルカメラによって撮像した画像を入力する画像入力手段と、前記画像入力手段により入力した画像データを、前記ネガフィルムを読み取った場合には前記ネガフィルムの露光特性と分光感度分布と色材の分光分布の少なくともいずれか1つから、または、前記デジタルカメラによって撮像した画像を入力した場合には前記デジタルカメラの入出力特性および分光感度分布から、人間の眼の分光感度で捉えた信号に変換することにより得られる、前記ネガフィルムおよび前記デジタルカメラの種別に依存しない色信号(実景の輝度情報をベースにした色信号)による中間画像データに変換する第1セットアップ手段と、前記第1セットアップ手段により変換された中間画像データを可搬の記録メディアに記録する出力手段と、前記可搬の記録メディアに記録された中間画像データを入力する入力手段と、前記第1セットアップ手段により変換された中間画像データまたは前記入力手段により入力された中間画像データを、デジタル露光を行う出力記録メディアの特性に基づいて可視露光量に変換した後、前記出力記録メディアへ出力するための第2中間画像データに変換する第2セットアップ手段と、前記第2セットアップ手段により変換された第2中間画像データを、前記出力記録メディアおよび画像出力手段へ出力するか、または、表示出力する画像出力手段の種別に依存した色信号による出力画像データに変換する第3セットアップ手段と、を有することを特徴とする
【0010】
また、請求項3に係る画像処理装置の発明は、請求項1または2に記載の画像処理装置において、前記第2中間画像データがユーザの感覚に合わせた色信号によるものであることを特徴とする
【0011】
また、請求項4に係る画像処理システムの発明は、第1の画像処理装置と、可搬の記録メディアと、第2の画像処理装置と、を備えた画像処理システムであって、前記第1の画像処理装置が、少なくとも、ネガフィルム上の原稿画像を読み取って入力するか、または、被写体をデジタルカメラによって撮像した画像を入力する画像入力手段と、前記画像入力手段により入力した画像データを、前記ネガフィルムを読み取った場合には前記ネガフィルムの露光特性と分光感度分布と色材の分光分布の少なくともいずれか1つから、または、前記デジタルカメラによって撮像した画像を入力した場合には前記デジタルカメラの入出力特性および分光感度分布から、人間の眼の分光感度で捉えた信号に変換することにより得られる、前記ネガフィルムおよび前記デジタルカメラの種別に依存しない色信号(実景の輝度情報をベースにした色信号)による中間画像データに変換する第1セットアップ手段と、前記第1セットアップ手段により変換された中間画像データを前記可搬の記録メディアに記録する出力手段と、を有し、前記第2の画像処理装置は、少なくとも、前記可搬の記録メディアに記録された中間画像データを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された中間画像データを、デジタル露光を行う出力記録メディアの特性に基づいて可視露光量に変換した後、前記出力記録メディアへ出力するための第2中間画像データに変換する第2セットアップ手段と、前記第2セットアップ手段により変換された第2中間画像データを、前記出力記録メディアおよび画像出力手段へ出力するか、または、表示出力する画像出力手段の種別に依存した色信号による出力画像データに変換する第3セットアップ手段と、を有することを特徴とする
【0012】
また、請求項5に係る発明は、請求項4記載の画像処理システムにおいて、前記第2中間画像データがユーザの感覚に合わせた色信号によるものであることを特徴とする
【0013】
また、請求項6に係る画像処理方法の発明は、ネガフィルム上の原稿画像を読み取って入力するか、または、被写体をデジタルカメラによって撮像した画像を入力する画像入力ステップと、前記画像入力ステップにより入力した画像データを、前記ネガフィルムを読み取った場合には前記ネガフィルムの露光特性と分光感度分布と色材の分光分布の少なくともいずれか1つから、または、前記デジタルカメラによって撮像した画像を入力した場合には前記デジタルカメラの入出力特性および分光感度分布から、人間の眼の分光感度で捉えた信号に変換することにより得られる、前記ネガフィルムおよび前記デジタルカメラの種別に依存しない色信号(実景の輝度情報をベースにした色信号)による中間画像データに変換するる第1セットアップステップと、前記第1セットアップステップにより変換された中間画像データを可搬の記録メディアに記録する出力ステップと、前記可搬の記録メディアに記録された中間画像データを入力する入力ステップと、前記第1セットアップステップにより変換された中間画像データまたは前記入力ステップにより入力された中間画像データを、デジタル露光を行う出力記録メディアの特性に基づいて可視露光量に変換した後、前記出力記録メディアへ出力するための第2中間画像データに変換する第2セットアップステップと、前記第2セットアップステップにより変換された第2中間画像データを、前記出力記録メディアおよび画像出力手段へ出力するか、または、表示出力する画像出力手段の種別に依存した色信号による出力画像データに変換する第3セットアップステップと、を有することを特徴とする
【0014】
また、請求項7に係る発明は、請求項6記載の画像処理方法において、前記第2中間画像データがユーザの感覚に合わせた色信号によるものであることを特徴とする
【0015】
また、請求項8に係るコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体の発明は、請求項6又は7記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして記憶したことを特徴としている
【0019】
ここで、画像入力手段としてデジタルカメラ、スキャナ等が該当し、入力記録メディアとして反射プリント、ネガフィルム、ポジフィルム等が該当し、画像出力手段としてモニタ(CRT)、プロジェクタ、(銀塩方式プリンタ、インクジェットプリンタ、昇華型プリンタ、熱転写プリンタ等の各)プリンタ、印刷機等が該当し、出力記録メディアとして銀塩方式プリンタ、インクジェットプリンタ、昇華型プリンタ、熱転写プリンタ等の各プリンタにおけるペーパー等が該当する。
【0020】
また、可搬の記録メディアとしては、ハードディスク装置、フロッピーディスク、MO、CD−R、DVD等のデバイスが該当する。尚、可搬の記録メディアに記録される中間画像データは、実景の輝度情報等の情報をも反映したものとなるために、従来のデータ(1画素当たり24ビットデータ)よりも大きい、例えば48ビットデータ(R,G,Bについて各16ビットのデータ)を想定している。
【0021】
本発明に係る画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法および記録媒体では、第1の画像処理装置において、画像入力手段(画像入力ステップ)により、入力記録メディア上の原稿画像を読み取って入力するか、または、被写体を撮像して画像データを入力し、第1セットアップ手段(第1セットアップステップ)により、該入力画像データを、入力記録メディアおよび画像入力手段の種別に依存しない色信号による中間画像データに変換した後、出力手段(出力ステップ)により、該変換された中間画像データを可搬の記録メディアに記録する。そして、別の第2の画像処理装置において、入力手段(入力ステップ)により、可搬の記録メディアに記録された中間画像データを入力し、第2セットアップ手段(第2セットアップステップ)により、該入力された中間画像データを、デジタル露光を行う出力記録メディアの特性に基づいて可視露光量に変換した後、出力記録メディアへ出力するための第2中間画像データに変換し、さらに、第3セットアップ手段(第3セットアップステップ)により、該変換された第2中間画像データを、出力記録メディアおよび画像出力手段の種別に依存した色信号による出力画像データに変換するようにしている。
【0022】
尚、第2の画像処理装置における処理を第1の画像処理装置において行ってもよい。すなわち、第2セットアップ手段(第2セットアップステップ)において、第1セットアップ手段(第1セットアップステップ)により変換された中間画像データを、デジタル露光を行う出力記録メディアの特性に基づいて可視露光量に変換した後、出力記録メディアへ出力するための第2中間画像データに変換し、さらに、第3セットアップ手段(第3セットアップステップ)による処理を行うようにしてもよい。
【0023】
特に、第1セットアップ手段(第1セットアップステップ)では、入力画像データを実景の輝度情報をベースにした色信号による中間画像データに変換するのが望ましい。例えば、ネガフィルムをスキャナ等の画像入力手段で読み取る場合には、ネガフィルムの露光特性および分光感度分布、色材の分光分布や、画像入力手段の入出力特性および分光感度分布から、ネガフィルムに記録されているシーンを人間(ユーザ)の眼の分光感度で捉えた信号(輝度データ、濃度データ等)に変換し、出力手段(出力ステップ)により、該変換された中間画像データをデジタル画像データとして可搬の記録メディアに保存する。
【0024】
また特に、可搬の記録メディアに保存された中間画像データを可視化する際には、第2セットアップ手段(第2セットアップステップ)において、ユーザの感覚に合わせた色信号による第2中間画像データに変換するのが望ましい。例えば、出力(可視化)する出力記録メディアや画像出力手段に応じて、実シーンの輝度圧縮、色再現域の対応、ユーザの好ましさに合った絵作りなどを行った後に、第3セットアップ手段(第3セットアップステップ)により、出力記録メディアや画像出力手段の色再現域および階調分解能に応じた色信号による出力画像データに変換して出力する。
【0025】
これにより、入力記録メディアや画像入力手段に依存しない色階調の再現が実現でき、種々の入力方法による入力画像データを共通に扱うことができると共に、出力記録メディアや画像出力手段に応じた最適な色再現を行うことができ、最適な色階調および分解能で出力できる。また再セットアップも可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法および記憶媒体の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0027】
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置(画像処理システム)の構成図であると共に、処理の概略的な流れを説明する説明図でもある。また、図2には、本実施形態の画像処理装置(画像処理システム)が適用される写真画像処理システムの構成図を示す。
【0028】
まず図2において、写真画像処理システムは、第1および第2の画像処理装置200Aおよび200Bを備えた構成であり、装置の制御、種々の処理および演算、並びに各種入出力機器の制御を行うパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)を2台(212Aおよび212B)備えている。これら2台のパソコン212Aおよび212Bは、可搬の記録メディア210を介してデータのやり取りが可能な構成である。ここで、記録メディア210としては、ハードディスク装置、フロッピーディスク、MO、CD−R、DVDなど種々のデバイスを使用することが可能である。
【0029】
また、2台のパソコン212(2台のパソコン212Aおよび212Bの構成は同等であるので、以下の説明で特に差別する必要のない場合には、各構成要素を含め、添え字のAおよびBの表記を省略する)は、外部操作手段としてのキーボード222およびマウス224、画像表示手段としてのモニタ230、画像入力手段としてのスキャナ232およびデジタルカメラ233、並びに、画像出力手段としての写真プリンタ234を備えた構成である。
【0030】
パソコン212は、演算および各種の制御を行うCPU214、CPU214の演算および制御プログラムを記憶したROM(図示せず)、作業エリアとしてのRAM216、入出力機器の制御用プログラムや各種データ(データファイル)等を記憶するハードディスクドライブ(図示せず)および入出力インタフェース220等を備え、これらは図示しないデータバスおよびコントロールバスを介して接続された構成となっている。
【0031】
入出力インタフェース220には、キーボード222およびマウス224等の外部操作手段が接続されている。また、パソコン212はVRAM226を備えており、該VRAM226に一時記憶されたデータに基づいた画像をモニタ230に表示しながら種々の処理操作が可能となっている。また、入出力インタフェース220には、画像入力手段としてスキャナ232およびデジタルカメラ233が接続され、画像出力手段として写真プリンタ234が接続されている。尚、スキャナ232、デジタルカメラ233および写真プリンタ234については複数台を備えた構成としてもよく、また、入出力インタフェース220に外部ハードディスク装置等の外部記憶装置を接続した構成としてもよい。
【0032】
パソコン212は、スキャナ232またはデジタルカメラ233から画像データの読み込みを行うと共に、写真プリンタ234へ画像データを出力する。尚、入出力インタフェース220としては、SCSI(Small Computer System Interface)またはSCSI−2が用いられ、スキャナ232、デジタルカメラ233および写真プリンタ234をシリアルまたはパラレルに接続している。
【0033】
スキャナ232は、写真プリント等を反射型原稿として、該原稿画像に照射した光の反射光を受光して画像データとして出力する。また、スキャナ232は、ネガフィルムやポジフィルム等を透過型原稿として、該原稿画像に照射した光の透過光(または透過して反射する光)を受光して画像データとして出力する。また、デジタルカメラ233は、被写体を撮像して画像データとして出力する。
【0034】
また、写真プリンタ234としては、種々のサイズのカラー印画紙等の感光材料(以下、ペーパーという)を、パソコン212から出力された画像データに応じてデジタル露光してプリントを作成する。尚、写真プリンタ234には、パソコン212から出力される画像データを一時記憶するメモリを備えており、該メモリに一時記憶したデータに基づいてプリントを作成する。このような写真プリント234として、例えば、富士写真フイルム(株)製の「Pictrography 3000(商品名)」を用いることができる。
【0035】
次に、図1では、本実施形態の画像処理装置(画像処理システム)で、主としてパソコン212によって実現される機能ブロックの構成を示している。同図において、記録メディア210より上側の上半分は第1の画像処理装置200A(パソコン212A)により実現され、記録メディア210より下側の下半分は第2の画像処理装置200B(パソコン212B)により実現されるものとして描いている。尚、上半分および下半分を1台の画像処理装置で実現することも可能である。また、図1を参照する説明においても、特に差別する必要のない場合には、構成要素について添え字のAおよびBの表記を省略する。
【0036】
図1において、本実施形態の画像処理装置(画像処理システム)は、第1の画像処理装置200Aと、可搬の記録メディア210と、第2の画像処理装置200Bとを備えた画像処理システムである。第1の画像処理装置200Aは、主な機能ブロックの構成として、入力記録メディア上の原稿画像を読み取って入力する画像入力手段としてのスキャナ232Aと、被写体を撮像して入力する画像入力手段としてのデジタルカメラ233Aと、画像入力手段(スキャナ232Aまたはデジタルカメラ233A)により入力した画像データを面順次画像フォーマットに変換する画像データ変換部100と、画像データ変換部100により変換された画像データを入力記録メディアおよび画像入力手段(スキャナ232Aおよびデジタルカメラ233A)の種別に依存しない色信号による中間画像データeに変換する第1セットアップ部104と、第1セットアップ部104により変換された中間画像データeを記録メディア210に記録する出力手段(図示せず)とを備えた構成である。
【0037】
また第2の画像処理装置200Bは、主な機能ブロックの構成として、記録メディア210に記録された中間画像データeを入力する入力手段(図示せず)と、入力手段により入力された中間画像データを、デジタル露光を行う出力記録メディアの特性に基づいて可視露光量に変換した後、出力記録メディアへ出力するための第2中間画像データfに変換する第2セットアップ部108と、第2セットアップ部108により変換された第2中間画像データfを、出力記録メディアおよび出力記録メディアへ出力する画像出力手段としてのプリンタ234Bか、または、表示出力する画像出力手段としてのモニタ230Bの種別に依存した色信号による出力画像データgに変換する第3セットアップ部110とを備えた構成である。
【0038】
尚、第2の画像処理装置200Bにおける処理を、第1の画像処理装置200Aにおいて行う場合には、第2セットアップ部108において、第1セットアップ部104により変換された中間画像データeを直接取り込み、デジタル露光を行う出力記録メディアの特性に基づいて可視露光量に変換した後、出力記録メディアへ出力するための第2中間画像データfに変換し、さらに、第3セットアップ部110による処理を行うといった流れになる。
【0039】
まず、スキャナ232によって読み込まれた、或いは、デジタルカメラ233によって撮像された入力画像データは、画像データ変換部100に入力される。この画像データ変換部100は、スキャナ232またはデジタルカメラ233の機種毎に予め設定されている第0ルックアップテーブル(以下、LUTと略記する)120を参照しており、スキャナ232またはデジタルカメラ233の機種に応じて選択した第0LUT120から変換データを読み込み、該変換データに基づいて入力画像データの変換を行う。例えば、スキャナ232がR,G,Bの各色成分を一走査ライン毎に出力する機種であれば、1画像分の画像データを読み込むと、R画像フレーム,G画像フレームおよびB画像フレームの面順次の画像データに変換し、何れの機種のスキャナ232であっても、画像データを面順次に出力する。また、デジタルカメラ233についても同様である。
【0040】
画像データ変換部100によって変換されて出力される画像データは、スキャナ232またはデジタルカメラ233からの入力画像として変換データメモリ102上に保存される。この変換データメモリ102上に保存された画像データに対応した画像は、モニタ230上に表示可能となっている。
【0041】
次に、第1セットアップ部104では、スキャナ232またはデジタルカメラ233の分光特性とリニアリティーを補正し、スキャナ232またはデジタルカメラ233からの入力画像データをStatus M(透過原稿)またはStatus A(反射原稿)濃度値に変換する。これにより、以降の(中間画像データeを扱う)画像処理では画像入力手段の種別に依存しない処理が可能となる。
【0042】
第1セットアップ部104は、画像データ変換部100から出力される画像データまたは変換データメモリ102上に保存されている画像データを取り込む。第1セットアップ部104に対しては、画像データ補正用のパラメータとして、予め、第1LUT121、第1係数マトリクス131および第2LUT122が設定されている。これら第1LUT121、第1係数マトリクス131および第2LUT122の内容は、画像入力手段(スキャナ232またはデジタルカメラ233)の種別と原稿種の組み合わせで変更される。
【0043】
第1LUT121は、スキャナ232またはデジタルカメラ233によって入力された入力画像データを輝度リニアな信号に変換するテーブルであり、濃度の異なる複数のフィルタ(NDフィルタ)をスキャナ232またはデジタルカメラ233によって入力した値と、フィルタ透過濃度を輝度に変換した値とを比較し、スキャナ232またはデジタルカメラ233によって入力した値をフィルタ透過濃度値と一致させる。尚、第1LUT121は、予め、スキャナ232またはデジタルカメラ233の機種毎に、また原稿種(透過原稿か反射原稿かにより、並びに、透過原稿であるときにはネガ型かポジ型かにより)に応じて設定されている。
【0044】
また、第1係数マトリクス131は、スキャナ232またはデジタルカメラ233の分光感度分布を補正し、透過原稿(Status M)または反射原稿(Status A)での読取値に変換するための演算に使用される。第1係数マトリクス131は、スキャナ232またはデジタルカメラ233の分光感度分布およびフィルム(ネガ型またはポジ型)の分光分布が判っている場合には、例えば、原稿であるフィルムの画像をスキャナ232によって読み取った輝度値とStatus MまたはStatus Aで読み取ったときの輝度値を計算で求める。
【0045】
また、スキャナ232またはデジタルカメラ233の分光感度分布或いはフィルムの分光分布が判らない場合には、例えば、適性条件で撮影したフィルム原稿または適性露光により作成したチャート原稿をスキャナ232または濃度計等の測定器によって読み取った輝度値に変換し、スキャナ232によって入力したときのR,G,Bの輝度値またはY,M,Cの輝度値がStatus MまたはStatus Aで入力したときのR,G,Bの輝度値またはY,M,Cの輝度値に変換されるように最小自乗法等によって求められる。尚、適性露光によって作成するチャート原稿としては、例えば、ネガフィルムに記録したチャート原稿画像を従来の写真プリントを作成するために用いられる面露光系によって、チャート原稿画像の透過光によってカラー印画紙をアナログ露光して作成した写真プリントを用いる。
【0046】
さらに、第2LUT122は、輝度信号を濃度値に変換するテーブルである。尚、変換された値は、原稿が反射プリントの場合はプリント濃度値であり、原稿が透過フィルムの場合は透過濃度値である。
【0047】
このように、第1セットアップ部104では、第1LUT121、第2LUT122および第1係数マトリクス131に予め保持されているデータを、画像データの補正用のパラメータとして読み込んで、読み込んだパラメータに基づいて画像データを補正し、透過原稿および反射原稿の画像データを同一レベルの濃度信号の中間画像データeに変換している。
【0048】
第1セットアップ部104から出力された中間画像データ(濃度データ)eは、モニタ230上に中間画像を表示する画像データとして中間画像データメモリ106A上に保存され、また中間画像データメモリ106Aの内容は、可搬の記録メディア210に記録される。
【0049】
次に、第2セットアップ部108では、画像の色調および階調を調整すると同時に、原稿濃度値をプリント濃度値に変換する。第2セットアップ部108は、第1セットアップ部104から出力された中間画像データまたは記録メディア210(中間画像データメモリ106B)上に記録されている中間画像データ(何れも濃度データ)eを読み込む。第2セットアップ部108に対しては、画像データ補正用のパラメータとして、予め第3LUT123、第2係数マトリクス132および第4LUT124が設定されている。これら第3LUT123、第2係数マトリクス132および第4LUT124の内容は、原稿種(フィルム種)とプリントペーパー種の組み合わせ、および、色調整機能で設定された値によって変更される。
【0050】
第3LUT123は、第1セットアップ部104から入力される中間画像データであるR,G,BまたはC,M,Yの原稿濃度値をCMYおよびD(濃度)の各フィルタによってシフトするテーブルであり、予め原稿種に応じて設定されて記憶されている。
【0051】
第2係数マトリクス132は、R,G,BまたはC,M,Yの原稿濃度値をペーパーへの露光量に変換するために3×3のマトリクス演算を行う時に用いる係数であり、第2係数マトリクス132は、原稿、例えばフィルムの分光分布と写真プリンタ234で画像露光するペーパーの分光分布から演算によって求められ、原稿種および感材種の組み合わせに応じて予め記憶されるものである。
【0052】
第4LUT124は、ペーパーの露光量からペーパー上へのプリント濃度に変換するテーブルであり、ペーパーのセンシメトリーデータをテーブル化して設定されるものである。
【0053】
尚、第2係数マトリクス132および第4LUT124を算出するデータがないときには、適性露光により撮影してチャート画像を記録したフィルム原稿を濃度計等の測定器によって読み取ったR,G,BまたはC,M,Yの濃度値と、該フィルム原稿を標準条件で面露光によって焼付けた写真プリントから測定したC,M,Yの各色のプリント濃度値を用い、R,G,BまたはC,M,Yの濃度値が、カラーペーパー上のC,M,Yのプリント濃度値に変換されるように演算して設定することができる。
【0054】
このように、第2セットアップ部108では、原稿種と感材種に応じて選択された第3LUT123、第2係数マトリクス132および第4LUT124のパラメータを用いて、第1セットアップ部104から出力された中間画像データeを、原稿とペーパーのそれぞれの特性に合わせて補正することにより、感材種によらずプリント濃度を一定にできる第2中間画像データ(プリント濃度データ)fとして出力する。
【0055】
第2セットアップ108から出力された第2中間画像データ(プリント濃度データ)fは、第3セットアップ部110に供給される。
【0056】
原稿が透過フィルムの場合、フィルムの特性値とプリントペーパーの特性値から、原稿がペーパーに焼付けられたときのプリント濃度を算出する。プリント濃度算出の際には、色調整機能としてのカラーフィルタ量の設定値を加味して、原稿濃度をシフトさせる。このカラーフィルタ量は、オートセットアップ演算により、原稿が適切に焼付けられるように設定される。また、オペレータがカラーフィルタ量を直接操作することも可能である。
【0057】
画像処理モードが「面露光エミュレーションモード」に選択されている場合には、プリント階調はフィルムの特性値とプリントペーパーの特性値から決まる固定階調となるが、「デジタルイメージモード」が選択されている場合には、オートセットアップ演算により、原稿シーンが最適に仕上がるように、プリント階調が計算される。尚、「面露光エミュレーションモード」および「デジタルイメージモード」の何れの場合においても、トーンカーブを操作することにより、オペレータはそれぞれのモードで設定されたプリント階調に対して調整を行うことが可能である。
【0058】
さらに、プリントされたときのハイライト/シャドウに対応する原稿上の濃度レンジにおいても、「面露光エミュレーションモード」の場合は、フィルムの特性値とプリントペーパーの特性値から決まる固定レンジとなるが、「デジタルイメージモード」が選択されている場合には、オートセットアップ演算により、原稿シーンが最適に仕上がるように、レンジを計算する。尚、「面露光エミュレーションモード」および「デジタルイメージモード」の何れの場合においても、レンジ調整機能により、オペレータはそれぞれのモードで設定されたレンジに対して調整を行うことが可能である。
【0059】
以上、透過原稿について説明したが、原稿が反射プリントの場合には、第2セットアップ部108の入力信号は既にプリント濃度になっているため、色調整機能による色調・階調の調整のみが行われることとなる。また、デジタルカメラ233についても同様である。
【0060】
次に、第3セットアップ部110では、プリント濃度値からプリント上の色を算出し、モニタ230上で好ましく見えるような信号値に対応させる。第3セットアップ部110は、第2中間画像データ(プリント濃度データ)fとして入力される画像データをモニタ230に適切に表示するためのRGBモニタ信号(RGBモニタデータg)に変換する。第3セットアップ部110に対しては、画像データ補正用のパラメータとして、予め第5LUT125、第3係数マトリクス133および第6LUT126が設定されている。これら第5LUT125、第3係数マトリクス133および第6LUT126の内容は、プリントペーパー種によって変更される。ここで、変換されるRGBモニタデータgは、写真プリンタ234で第2中間画像データ(プリント濃度データ)fに基づいてペーパーを露光してプリントを作成したときに得られるプリントの階調および色調がモニタ230に表示されたときの階調および色調の見え(apperance)と一致するように変換される。
【0061】
ここで必要となるのは、ペーパー上にプリントした画像のC,M,Yの各色のプリント濃度と測定値(X,Y,ZおよびLAB等)を対比するときに、ペーパーの色材およびベースの分光分布、色関数(x,y,z)から演算するか、或いは、チャート原稿の画像をモニタ230に表示したときの輝度とチャート原稿の画像を標準条件で焼付けた画像とを実測することにより、画像データに応じてカラーペーパーに焼付けた画像とモニタ230に表示したときの画像を対応させることができる。
【0062】
また、画像データに応じた画像をモニタ230上に表示するときには、カラーペーパー上の測色値とモニタ230上の測色値を対応させる必要がある。画像データに応じた画像をモニタ230上に表示させるときには、色再現域、すなわち、色の圧縮、伸長によって所望の色をモニタ230上に再現できないときがある。これを防止するために、カラーペーパー上の測色値とモニタ230上の測色値を対応させる必要があるのである。
【0063】
このため、カラーペーパー上で再現される色とモニタ230上で再現させる色の相関関係を計算によって求めるためには、色順応予測色を用いてカラーペーパー上の測色値をモニタ230上の測色値に対応させ、モニタ230上で再現できない色については、色差が最小となるモニタ230の色再現域内の色に対応させる。また、実測によって求めるときには、チャート原稿を標準条件で面露光(アナログ露光)によって焼付けた写真プリントを用い、このチャート原稿プリントとモニタ230上に表示した画像を比較しながら、両者が同じ色に見えるようにモニタ230上の色を決定しておく。
【0064】
また、モニタ230上の画像の測色値をRGBモニタ信号に対応させる必要がある。これは、γ値、色温度および蛍光体色度等のモニタ230の特性から計算によって求めることができる。
【0065】
上記3点を考慮して、第5LUT125、第3係数マトリクス133および第6LUT126を予め設定しておけば、第2中間画像データ(プリント濃度データ)fに基づいた画像のペーパー上でのC,M,Yのプリント濃度に対応したRGBモニタデータgに変換することができる。
【0066】
第5LUT125および第6LUT126は、濃度から輝度への変換および輝度からRGBモニタ信号への変換を行うようにそれぞれ作成したテーブルであり、また第3係数マトリクス133は、ペーパー上のC,M,Yのプリント輝度値をモニタ230上のR,G,Bの輝度値に変換するように決定されている。
【0067】
第2中間画像データ(プリント濃度データ)fは、第3セットアップ部110でRGBモニタデータgに変換されて、表示メモリ112上に表示画像として保存される。この表示メモリ112上に保持された画像データ(RGBモニタデータ)に基づいたモニタ230上の表示画像は、第2中間画像データ(プリント濃度データ)fに応じてペーパーにプリントした画像と、色調、階調等について同じ画像となる。これにより、スキャナ232またはデジタルカメラ233で入力した画像から、写真プリンタ234によって作成するプリントの画像を、モニタ230上で的確に予測できることとなる。
【0068】
第3セットアップ部110の出力または表示メモリ112上のRGBモニタデータgは、プリントデータ変換部118を介して写真プリンタ234に供給される。尚、プリントデータ変換部118は、写真プリンタ234内に設けた構成としてもよい。
【0069】
プリントデータ変換部118では、前述の第3セットアップ部110における補正と逆の処理を行っている。すなわち、第3セットアップ部110では、第2中間画像データ(プリント濃度データ)fをRGBモニタデータgに変換して出力するのに対し、プリントデータ変換部118では、RGBモニタデータgを画像データとして扱い、第5LUT125、第3係数マトリクス133および第6LUT126を用いた変換と逆の変換を行って、第2中間画像データ(プリント濃度データ)fを出力する。
【0070】
次に、以上説明した各構成要素に基づいて、写真画像処理システムにおける処理動作について詳しく説明する。
【0071】
まず、スキャナ232またはデジタルカメラ233から入力した画像データをRGBモニタデータgとして出力する処理は、パソコン212に備えられている画像入力プログラム(以下、入力モジュールという)によって実行される。
【0072】
入力モジュールでは、ファーストスキャン、プレスキャンおよびファインスキャンの3つのモードが設定される。ファーストスキャンは低解像度でR,G,B何れか1色の画像データのみを読み込むモードであり、プレスキャンは低解像度でカラー画像を読み込むモードであり、また、ファインスキャンはスキャナ232等の能力範囲内の高解像度のカラー画像を読み込むモードである。
【0073】
入力モジュールでは、まず、画像入力手段の種別および(反射原稿か透過原稿かの)原稿種の設定を行った後、ファーストスキャンを実行する。このファーストスキャンによって、変換データメモリ102内に単色、例えばRのみの画像データが保存される。
【0074】
次に、変換データメモリ102上に保存されている画像データに応じた読取画像をモニタ230上に表示し、原稿種の詳細な設定および原稿から読み込む画像の読み込み領域等を設定する。この設定操作によって、第1LUT121、第1係数マトリクス131および第2LUT122におけるパラメータが選択される。
【0075】
次に、プレスキャンを実行すると、低解像度のカラー画像が読み込まれ、ファーストスキャンで選択された第1LUT121、第1係数マトリクス131および第2LUT122のパラメータに基づいて、第1セットアップ部104により画像データの補正が行われ、その結果として得られる中間画像データ(濃度データ)eが中間画像データメモリ106A上に保存され、記録メディア210に記録される。
【0076】
次に、中間画像データメモリ106Aまたは記録メディア210(中間画像データメモリ106B)上に保存されている中間画像データ(濃度データ)eに基づく画像をモニタ230上に表示し、写真プリンタ234で露光する感材種等の設定を行う。この設定操作によって、原稿種、感材種およびモニタ230に応じた第3LUT123、第2係数マトリクス132および第4LUT124、並びに、第5LUT125、第3係数マトリクス133および第6LUT126におけるパラメータが選択される。
【0077】
次に、中間画像データメモリ106Aまたは記録メディア210(中間画像データメモリ106B)上に保存されている中間画像データ(濃度データ)eを第2セットアップ部108に読み込んで、上記選択された第3LUT123、第2係数マトリクス132および第4LUT124のパラメータに基づいて第2中間画像データ(プリント濃度データ)fに変換し、さらに、該プリント濃度データfを第3セットアップ部110に読み込んで、上記選択された第5LUT125、第3係数マトリクス133および第6LUT126に基づいてRGBモニタデータgに変換する。尚、写真プリント等の反射原稿から読み込んだ画像データは、第2中間画像データ(プリント濃度データ)fとなっているため、色調整のみが行われる。
【0078】
また、プレスキャンによって、スキャナ232等から読み込まれた画像データは、読取画像データ、中間画像データおよび表示画像データ等のテンポラリー画像データとして、変換データメモリ102、中間画像データメモリ106(記録メディア210)および表示メモリ112上にそれぞれ保存される。
【0079】
つまり、画像データ変換部100から出力された画像データは、第1セットアップ部104に入力される。この第1セットアップ部104では、Status MまたはStatus A濃度値に変換した中間画像データ(濃度データ)eを出力する。これにより、以降の画像処理では、画像入力手段の種別に依存しない画像データを用いた処理を可能にしている。この中間画像データ(濃度データ)eは、中間画像データメモリ106(記録メディア210)上に保存されると共に、中間画像としてモニタ230上に表示される。
【0080】
中間画像データ(濃度データ)eは、第2セットアップ部108に読み込まれ、予め設定されている第3LUT123、第2係数マトリクス132および第4LUT124のパラメータに基づき、原稿特性およびこの画像データに応じペーパーを露光するときのペーパーの特性を考慮して、ペーパー上に適切な階調および色調となるように補正され、プリント濃度に応じた第2中間画像データ(プリント濃度データ)fとして、第3セットアップ部110に出力される。
【0081】
これにより、第3セットアップ部108では、原稿の画像を面露光系でプリントしたのと同等の画質でプリントできるように第2中間画像データ(プリント濃度データ)fを獲得することが可能である。すなわち、ネガフィルムに記録されている画像を露光によってプリントしたときに獲得すべきグレード(軟調、中間調、硬調、最硬調、超硬調)、感光度、コントラスト、カブリ、感色性、画質特性(粒状性、解像力、鮮鋭度、MTF)等の違いを、デジタル露光によって再現できる。
【0082】
また、第3セットアップ部110では、予め設定されている第5LUT125、第3係数マトリクス133および第6LUT126に基づき、ぺーパーの分光特性およびモニタ230の色再現特性を考慮して、第2中間画像データ(プリント濃度データ)fに応じた画像を、モニタ230に表示するための画像データ、すなわちRGBモニタデータgに変換する。第3セットアップ部110から出力されたRGBモニタデータgは、表示メモリ112上に保存され、モニタ230上には表示画像として表示される。
【0083】
このように入力モジュールでは、スキャナ232等から読み込んだ原稿画像に応じた中間画像データ(濃度データ)eを作成し、さらに、自動的に該濃度データeをRGBモニタデータgに変換するオートセットアップを行う。
【0084】
また、パソコン212には出力処理プログラム(以下、出力モジュールという)がある。これは、画像データ(RGBモニタデータg)に応じた画像をモニタ230上に表示しながら、キーボード222およびマウス224を操作して、写真プリンタ234からプリント出力するときのプリントサイズ、プリント枚数と共に、倍率等のプリント条件をユーザが設定すると、プリント時の画像の自動レイアウトを行うものである。
【0085】
以上説明したように、本実施形態では、画像入力手段232,233により、入力記録メディア上の原稿画像を読み取って入力するか、または、被写体を撮像して画像データを入力し、第1セットアップ部104により、該入力画像データを、入力記録メディアおよび画像入力手段232,233の種別に依存しない色信号による中間画像データeに変換した後、該中間画像データeを可搬の記録メディア210に記録する。そして、記録メディア210に記録された中間画像データを入力し、第2セットアップ部108により、該入力された中間画像データeを、デジタル露光を行う出力記録メディアの特性に基づいて可視露光量に変換した後、出力記録メディアへ出力するための第2中間画像データfに変換し、さらに、第3セットアップ部110により、該変換された第2中間画像データfを、出力記録メディアおよび画像出力手段230,234の種別に依存した色信号による出力画像データgに変換するようにしている。尚、第2セットアップ部108において、第1セットアップ部104により変換された中間画像データeを直接取り込み、第2中間画像データfに変換した後、第3セットアップ部110による処理を行うようにしてもよい。
【0086】
特に、第1セットアップ部104では、入力画像データを実景の輝度情報をベースにした色信号による中間画像データeに変換するのが望まく、例えば、ネガフィルムをスキャナ232等で読み取る場合には、ネガフィルムの露光特性および分光感度分布、色材の分光分布や、スキャナ232等の入出力特性および分光感度分布から、ネガフィルムに記録されているシーンを人間(ユーザ)の眼の分光感度で捉えた信号(輝度データ、濃度データ等)に変換し、出力手段(出力ステップ)により、該変換された中間画像データeをデジタル画像データとして可搬の記録メディアに保存する。
【0087】
また、可搬の記録メディアに保存された中間画像データeを可視化する際には、第2セットアップ部108において、ユーザの感覚に合わせた色信号による第2中間画像データfに変換するのが望ましい。例えば、出力(可視化)する出力記録メディアや画像出力手段230,234に応じて、実シーンの輝度圧縮、色再現域の対応、ユーザの好ましさに合った絵作りなどを行った後に、第3セットアップ部110により、出力記録メディアや画像出力手段230,234の色再現域および階調分解能に応じた色信号による出力画像データに変換して出力する。
【0088】
これにより、入力記録メディアや画像入力手段232,233に依存しない色階調の再現が実現でき、種々の入力方法による入力画像データを中間画像データに落としてシステムのセットアップを行うので、種々の入力方法による入力画像データを共通に扱うことができる。また、記録した中間画像データについて、出力記録メディアや画像出力手段230,234に応じた最適な色再現を行うことができ、最適な色階調および分解能で出力できる。さらに、一旦、人間の眼の特性を活かした実シーンに充分相関があるような中間画像データとして記録するので、再セットアップが可能となる。
【0089】
以上のような画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体上に記録しておくことにより、この記録媒体を可搬して、任意のパソコンにこの記録媒体の内容をロードすることでかかる処理を簡単に行わせることができるようになり、いっそう便利となる。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法および記憶媒体によれば、第1の画像処理装置において、画像入力手段(画像入力ステップ)により、入力記録メディア上の原稿画像を読み取って入力するか、または、被写体を撮像して画像データを入力し、第1セットアップ手段(第1セットアップステップ)により、該入力画像データを、入力記録メディアおよび画像入力手段の種別に依存しない色信号による中間画像データに変換した後、出力手段(出力ステップ)により、該変換された中間画像データを可搬の記録メディアに記録し、別の第2の画像処理装置において、入力手段(入力ステップ)により、可搬の記録メディアに記録された中間画像データを入力し、第2セットアップ手段(第2セットアップステップ)により、該入力された中間画像データを、デジタル露光を行う出力記録メディアの特性に基づいて可視露光量に変換した後、出力記録メディアへ出力するための第2中間画像データに変換し、さらに、第3セットアップ手段(第3セットアップステップ)により、該変換された第2中間画像データを、出力記録メディアおよび画像出力手段の種別に依存した色信号による出力画像データに変換することとしたので、入力記録メディアや画像入力手段に依存しない色階調の再現が実現でき、種々の入力方法による入力画像データを共通に扱うことができると共に、出力記録メディアや画像出力手段に応じた最適な色再現を行うことができ、最適な色階調および分解能で出力し得る画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法および記憶媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像処理装置(画像処理システム)の構成図である。
【図2】実施形態の画像処理装置(画像処理システム)が適用される写真画像処理システムの構成図である。
【符号の説明】
100 画像データ変換部
102 変換データメモリ
104 第1セットアップ部
106A,106B 中間画像データメモリ
108 第2セットアップ部
110 第3セットアップ部
112 表示メモリ
118 プリントデータ変換部
120〜126 LUT(ルックアップテーブル)
131〜133 係数マトリクス
e 中間画像データ
f 第2中間画像データ
g 出力画像データ
200A 第1の画像処理装置
200B 第2の画像処理装置
210 可搬の記録メディア
212A,212B パソコン(パーソナルコンピュータ)
214A,214B CPU
216A,216B RAM
220A,220B 入出力インタフェース
222A,222B キーボード
224A,224B マウス
230A,230B モニタ(画像表示手段)
232A,232B スキャナ(画像入力手段)
233A,233B デジタルカメラ(画像入力手段)
234A,234B 写真プリンタ(画像出力手段)
226A,226B VRAM

Claims (8)

  1. ネガフィルム上の原稿画像を読み取って入力するか、または、被写体をデジタルカメラによって撮像した画像を入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段により入力した画像データを、前記ネガフィルムを読み取った場合には前記ネガフィルムの露光特性と分光感度分布と色材の分光分布の少なくともいずれか1つから、または、前記デジタルカメラによって撮像した画像を入力した場合には前記デジタルカメラの入出力特性および分光感度分布から、人間の眼の分光感度で捉えた信号に変換することにより得られる、前記ネガフィルムおよび前記デジタルカメラの種別に依存しない色信号(実景の輝度情報をベースにした色信号)による中間画像データに変換する第1セットアップ手段と、
    前記第1セットアップ手段により変換された中間画像データを可搬の記録メディアに記録する出力手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. ネガフィルム上の原稿画像を読み取って入力するか、または、被写体をデジタルカメラによって撮像した画像を入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段により入力した画像データを、前記ネガフィルムを読み取った場合には前記ネガフィルムの露光特性と分光感度分布と色材の分光分布の少なくともいずれか1つから、または、前記デジタルカメラによって撮像した画像を入力した場合には前記デジタルカメラの入出力特性および分光感度分布から、人間の眼の分光感度で捉えた信号に変換することにより得られる、前記ネガフィルムおよび前記デジタルカメラの種別に依存しない色信号(実景の輝度情報をベースにした色信号)による中間画像データに変換する第1セットアップ手段と、
    前記第1セットアップ手段により変換された中間画像データを可搬の記録メディアに記録する出力手段と、
    前記可搬の記録メディアに記録された中間画像データを入力する入力手段と、
    前記第1セットアップ手段により変換された中間画像データまたは前記入力手段により入力された中間画像データを、デジタル露光を行う出力記録メディアの特性に基づいて可視露光量に変換した後、前記出力記録メディアへ出力するための第2中間画像データに変換する第2セットアップ手段と、
    前記第2セットアップ手段により変換された第2中間画像データを、前記出力記録メディアおよび画像出力手段へ出力するか、または、表示出力する画像出力手段の種別に依存した色信号による出力画像データに変換する第3セットアップ手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記第2中間画像データは、ユーザの感覚に合わせた色信号によるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 第1の画像処理装置と、可搬の記録メディアと、第2の画像処理装置と、を備えた画像処理システムであって、
    前記第1の画像処理装置は、少なくとも、
    ネガフィルム上の原稿画像を読み取って入力するか、または、被写体をデジタルカメラによって撮像した画像を入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段により入力した画像データを、前記ネガフィルムを読み取った場合には前記ネガフィルムの露光特性と分光感度分布と色材の分光分布の少なくともいずれか1つから、または、前記デジタルカメラによって撮像した画像を入力した場合には前記デジタルカメラの入出力特性および分光感度分布から、人間の眼の分光感度で捉えた信号に変換することにより得られる、前記ネガフィルムおよび前記デジタルカメラの種別に依存しない色信号(実景の輝度情報をベースにした色信号)による中間画像データに変換する第1セットアップ手段と、
    前記第1セットアップ手段により変換された中間画像データを前記可搬の記録メディアに記録する出力手段と、を有し、
    前記第2の画像処理装置は、少なくとも、
    前記可搬の記録メディアに記録された中間画像データを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された中間画像データを、デジタル露光を行う出力記録メディアの特性に基づいて可視露光量に変換した後、前記出力記録メディアへ出力するための第2中間画像データに変換する第2セットアップ手段と、
    前記第2セットアップ手段により変換された第2中間画像データを、前記出力記録メディアおよび画像出力手段へ出力するか、または、表示出力する画像出力手段の種別に依存した色信号による出力画像データに変換する第3セットアップ手段と、を有することを特徴とする画像処理システム。
  5. 前記第2中間画像データは、ユーザの感覚に合わせた色信号によるものであることを特徴とする請求項4記載の画像処理システム。
  6. ネガフィルム上の原稿画像を読み取って入力するか、または、被写体をデジタルカメラによって撮像した画像を入力する画像入力ステップと、
    前記画像入力ステップにより入力した画像データを、前記ネガフィルムを読み取った場合には前記ネガフィルムの露光特性と分光感度分布と色材の分光分布の少なくともいずれか1つから、または、前記デジタルカメラによって撮像した画像を入力した場合には前記デジタルカメラの入出力特性および分光感度分布から、人間の眼の分光感度で捉えた信号に変換することにより得られる、前記ネガフィルムおよび前記デジタルカメラの種別に依存しない色信号(実景の輝度情報をベースにした色信号)による中間画像データに変換する第1セットアップステップと、
    前記第1セットアップステップにより変換された中間画像データを可搬の記録メディアに記録する出力ステップと、前記可搬の記録メディアに記録された中間画像データを入力する入力ステップと、前記第1セットアップステップにより変換された中間画像データまたは前記入力ステップにより入力された中間画像データを、デジタル露光を行う出力記録メディアの特性に基づいて可視露光量に変換した後、前記出力記録メディアへ出力するための第2中間画像データに変換する第2セットアップステップと、
    前記第2セットアップステップにより変換された第2中間画像データを、前記出力記録メディアおよび画像出力手段へ出力するか、または、表示出力する画像出力手段の種別に依存した色信号による出力画像データに変換する第3セットアップステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  7. 前記第2中間画像データは、ユーザの感覚に合わせた色信号によるものであることを特徴とする請求項6記載の画像処理方法。
  8. 請求項6又は7記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして記憶した、コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体。
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