JP3929114B2 - 地盤の安定化施工方法及びその方法に使用する全ねじロックボルト - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネルや法面の地盤を安定化して崩落等を防止するための地盤の安定化技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の地盤の安定化技術としては、地盤に形成した削孔に予めグラウト材としてモルタルを充填しておき、そのモルタル中に先端を円錐状に形成した異形鉄筋やツイストバーからなるロックボルトを打撃力を加えて叩込むことにより地盤の安定化を図るという技術手段が知られている。
【0003】
しかしながら、この従来のロックボルトをモルタル中に叩込むという作業はそう簡単ではなく、かなりの困難が伴った。特に4m以上の長いロックボルトを使用する場合にはこの傾向が顕著であり、最悪の場合には鉄筋が曲って挿入できないということもあった。このため、モルタルの硬さを軟らかくして挿入しやすくしようとする傾向もあった。しかしながら、モルタルの硬さを軟らかくすると、モルタルが削孔から漏出して巣ができたり、鉄筋の横ふし部分などに空気が巻込まれやすいといった強度上の問題があった。さらに、従来のロックボルトは異形鉄筋やツイストバーから構成されていたため、その露出側端部に締付ナット螺合用の雄ねじを別に加工しなければならず、その加工の手間に加えて断面欠損を生じるといった欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような従来技術の技術的事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、強度上望ましい、フロー値、すなわちフロー試験においてモルタルの広がった部分の外径をmm単位で表した数値が200以下の硬練りのモルタルを用いた場合にも、ロックボルトの挿入作業が比較的容易であり、しかもモルタルの固化後に強力な安定化作用を得ることのできる技術手段を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、幾多の実験を繰返しながら研究を進めたところ、従来の先端を円錐状に形成したロックボルトを用いた場合には、モルタルの硬さが軟らかい場合はともかく、フロー値が200以下の硬練りのモルタルを用いた場合には、ロックボルトの挿入に際して、その先端部に形成された円錐状チップの前方のモルタルが叩込みによる影響から更に硬化して挿入作業をより困難なものにしていることが判明した。これは、叩込み時のロックボルトの間欠的な前進運動に基づいて前記円錐状チップの前方部の圧力が間欠的に昇圧し、その部分のモルタル中の水分が外方へ放散して水分の割合が減少する結果、前記前方部分のモルタルが更に硬化して流動性を低下するため挿入作業をより困難なものにしているものと推測される。
【0006】
そこで、本発明においては、従来の円錐状のチップに替えて角錐状の誘導チップを用い、かつロックボルトの挿入時に押込み力に加えて回転運動を付与することにより、その誘導チップの形状からくる誘導作用と、該誘導チップに加えられる押込み力による前進運動と前記回転運動との協働作用を介してチップの前方のモルタルを掻き分けながら後方へ誘導することによって、従来の場合のようにチップの前方が昇圧して水分を放散してしまう現象を回避するという技術手段を採用した。すなわち、地盤に形成した削孔にフロー値が200以下の硬練りのモルタルを充填し、そのモルタルの固化前に、外形が全長にわたって外径の1/4〜1/1.5の範囲内のピッチからなるねじ状に形成され、先端部に回転運動に伴って前方のモルタルを掻き分けながら後方へ誘導する角錐状の誘導チップを備えた全ねじロックボルトを、回転運動を付与しながら打撃等による押込み力を加えることによって前記モルタル中に挿入し、そのモルタルの固化後に前記全ねじロックボルトの露出側端部に締付ナットを螺合して締付け固定するという技術手段を採用した。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態に関して説明する。図1及び図2は本発明におけるトンネルや法面の地盤に対する安定化施工方法に関する概略を示したものである。図1は本発明に係る全ねじロックボルトの例としてねじ鉄筋を使用した場合における挿入作業の途中の状態を示したものであり、また図2はその挿入作業が終了し、さらに締付作業を行った後の作業完了の状態を示したものである。図中、1はねじ鉄筋などから構成される全ねじロックボルトで、先端部には四角錐からなる誘導チップ2が形成されている。この全ねじロックボルト1は、外形が全長にわたって外径の1/4〜1/1.5の範囲内のピッチからなる雄ねじ状に形成されており、挿入作業時の回転運動に伴う前記雄ねじのねじ面によるモルタルに対する推進作用により前進方向の付勢力が生じるとともに、モルタルの固化後の定着効果が大きい。特に、前述のように、モルタルとしてフロー値が200以下の硬練りのモルタルを用いたことと相俟って、より確実なねじ面による推進作用が得られるとともに、強力な定着効果が得られる。さらに、ナットの締付作業時には、露出側端部にそのまま締付ナットを螺合して締付けることが可能なことから作業性がきわめてよく、断面欠損も問題にならない。なお、従来のツイストバーを用いたロックボルトはピッチがきわめて大きいため、回転運動による推進力を付与するには馴染まないばかりでなく、固化後の定着効果もそれほど大きくなく、さらに締付ナット用の雄ねじを別に加工しなければならず、その加工の手間に加えて断面欠損が生じるといった問題があった。
【0008】
前記誘導チップ2は、従来の円錐状のチップと異なり、挿入作業時にその回転運動に基づいて前方のモルタルを掻き分けながら前進し得る機能、すなわち前方のモルタルを後方へ誘導する機能を有するものであればよい。ところで、従来の円錐状のチップは断面形状が円形であることから回転しても周囲のモルタルとの関係に何の変化も生じないため、前方のモルタルに対する後方への誘導機能は全く存在せず前方に対して閉塞した状態にあった。これに対して、本発明の場合には、前記誘導チップ2として角錐状のものを採用しているため、それぞれの具体的形状からくる効率の差はともかく、回転運動によって周囲のモルタルとの関係に変化が生じることから、前方のモルタルを掻き分けて後方へ誘導する機能を奏することになる。なお、誘導チップ2は前記全ねじロックボルト1の先端部に一体形成したものでも、別体に形成したものを付設したものでもよい。
【0009】
本施工に当っては、先ずトンネルや法面等の安定化工事の対象とする地盤3に必要本数の削孔4を形成し、その削孔4にグラウト材としてフロー値が200以下の硬練りのモルタル5を注入する。そのモルタル5の注入は、従来行われているように、注入ホースなどを用いて削孔4の奥の方から順次、手前へ注入するようにすればよい。しかる後、モルタル5が固化しないうちに、前記全ねじロックボルト1をそのモルタル中に挿入することになる。この場合には、図面にも示したように、全ねじロックボルト1の露出側端部に一端面が閉塞した袋ナット6などを螺合し、その袋ナット6に嵌合し得る連結手段7を介して打撃等による押込み力Fと回転力Mを付加する。これにより、全ねじロックボルト1は回転運動しながら押込み力Fによって挿入されることになる。その場合、全ねじロックボルト1の外形を全長にわたって外径の1/4〜1/1.5の範囲内のピッチからなるねじ状に形成した点とモルタル5としてフロー値が200以下の硬練りのものを使用した点とが相俟って、そのねじ面による良好な推進作用が得られることは前述のとおりである。また、その際、前述の回転運動に伴う誘導チップ2の誘導作用により、従来のような前方のモルタル5の流動性の低下は回避されるので、スムーズな挿入が可能である。なお、前記回転力Mの回転方向は、ねじ面の作用によって全ねじロックボルト1が前進する方向で、通常は右回転である。
【0010】
以上のようにして、全ねじロックボルト1が削孔4に注入された硬練りのモルタル5中に挿入された場合には、そのモルタル5の固化を待って次の作業に移行する。この作業においては、図1に示した挿入作業用の袋ナット6を外し、しかる後、図2に示すように前記全ねじロックボルト1の露出側端部に座金8を挿通し、さらに締付ナット9を螺合して締付固定する。この場合、必要に応じてダブルナット等の弛み止や錆止めの処置などを施す。なお、本発明においては、前述のように、全ねじロックボルト1の外周に形成した雄ねじのピッチをその外径の1/4〜1/1.5の範囲内とし、モルタル5のフロー値を200以下の硬練りとしたので、それらが相俟って、挿入作業においては前記雄ねじのねじ面による適度の推進作用が得られるとともに、モルタル5の固化後には強固な固化状態と前記ねじ面による定着効果により強力な安定化作用が得られる。
【0011】
【実施例】
図3〜図6は前記全ねじロックボルト1に関する実施例を示したものである。図3は全ねじロックボルト1として前述のねじ鉄筋を用いた場合、図4は同じく全ねじボルト1としてねじ状ロックボルトを用いた場合を示したもので、それらの全体を途中の一部を省略して示したものである。また、図5及び図6はその先端に備えられた誘導チップ2の部分を図3のねじ鉄筋を用いた場合を例にして示したもので、それぞれ(イ)は誘導チップ2部分の部分拡大図、(ロ)はその誘導チップ2を先端からみた部分拡大図である。図3及び図4に示したように、全ねじロックボルト1としては、ねじ鉄筋やねじ状ロックボルトなど、前述の所定の範囲内のピッチに該当する雄ねじが全長にわたって形成されているものであれば、そのねじの形成の仕方に限定されるものではない。また、誘導チップ2は角錐状からなり、回転運動が加わることによって周囲のモルタル5との接触状態が変化することから、更にこれに前進運動が加われば、その誘導チップ2の前方のモルタル5を掻き分けながら前進することが可能である。すなわち、モルタル5側からみればその誘導チップ2によって後方へ誘導されることになる。したがって、従来の円錐状チップのようにその前方が閉塞状態となり、その前進運動に伴って前方部分が昇圧し、モルタル5中の水分が放散して流動性を低下させるといった支障は回避される。
【0012】
前記誘導チップ2の具体例としては、図5に示した前述の実施例である四角錐状のチップのほか、図6に示した三角錐状のチップでもよい。要は角錐状のチップであればよい。なお、以上のチップを構成する各平面を曲面に変形してもよい。
【0013】
図7〜図15は誘導チップを別体に構成した他の実施例を示したものである。図7及び図8は誘導チップを例示したもので、それぞれ(イ)は誘導チップ10,11自体の拡大部品図、(ロ)は先端からみた拡大図である。各誘導チップ10,11は、それぞれ樹脂や金属などから前記全ねじロックボルト1とは別体に構成され、図示のように、その先端部は、前述の図5及び図6の場合と同様に、四角錐状や三角錐状の角錐状に形成されている。これらの誘導チップ10,11は、前記全ねじロックボルト1の先端部に装着することにより、前方のモルタル5に対して前述と同様の誘導作用を奏するものである。また、各誘導チップ10,11は、前記全ねじロックボルト1の軸部の先端部に装着するための凹状装着部12を備えたキャップ状に形成されている。この場合、前記凹状装着部12の具体的構成は、誘導チップ10,11の先端形状如何には関係なく、前記全ねじロックボルト1の軸部として、図3のようにねじ鉄筋を用いたか、あるいは図4のようにねじ状ロックボルトを用いたか、さらにそれらの全ねじロックボルト1に対する装着方法として、その先端部に嵌合して装着する嵌着方式を採用したか、あるいはねじ結合により装着する螺着方式を採用したかなどによって決ることになる。
【0014】
図9は前記凹状装着部12を示した底面図で、各誘導チップ10,11に共通に適用し得るものである。図中、(イ)及び(ロ)は前記全ねじロックボルト1として図3のようにねじ鉄筋を用いた場合に対応したものであり、(ハ)は図4のようにねじ状ロックボルトを用いた場合に対応したものである。すなわち、(イ)は誘導チップ10,11をねじ鉄筋の先端部に嵌合して装着する場合に適した凹状装着部12の形状を示したもので、ねじ鉄筋の断面形状に合致する平坦部13を有する偏平形状に形成されている。この場合、凹状装着部12を奥へ向けて少し狭くなるテーパ状に形成すれば、全ねじロックボルト1の先端部へ強く圧入することにより強固な嵌着状態が得られる。(ロ)は誘導チップ10,11をねじ鉄筋の先端部に螺着する場合に適した凹状装着部12を示したもので、その内周面にはねじ鉄筋に螺合し得る雌ねじ14が形成されている。(ハ)は誘導チップ10,11をねじ状ロックボルトの先端部に螺着する場合に適した凹状装着部12を示したもので、その内周面にはロックボルトの雄ねじに螺合し得る雌ねじ15が形成されている。
【0015】
図10〜図15は、四角錐状の先端外形を有する前記誘導チップ10の場合を例にして、前述の各場合における誘導チップの装着状態を示したものである。すなわち、図10及び図11は、前記凹状装着部12として図9の(イ)の嵌着方式を採用した誘導チップ10を全ねじロックボルト1を構成するねじ鉄筋の先端部に装着した状態を例示したものである。本例においては、誘導チップ10の凹状装着部12を全ねじロックボルト1の軸部の先端部に合わせた状態でハンマー等により打込むことにより簡便かつ強固に装着することができる。この場合、凹状装着部12に形成した前記平坦部13がねじ鉄筋の平坦部16に係合して回り止の機能を奏する。また、前述のように凹状装着部12を奥へ向けて狭くなるテーパ状に形成すればより強固な嵌着状態が得られる。同様に、図12及び図13は、前記凹状装着部12として図9の(ロ)の螺着方式を採用した誘導チップ10を全ねじロックボルト1を構成するねじ鉄筋の先端部に装着した状態を例示したものである。本例においては、誘導チップ10の雌ねじ14を前記ねじ鉄筋の雄ねじ17部分に螺合させることにより、簡便に締付け固定することができる。さらに、図14及び図15は、前記凹状装着部12として図9の(ハ)の螺着方式を採用した誘導チップ10を全ねじロックボルト1を構成するねじ状ロックボルトの先端部に装着した状態を例示したものである。本例においては、誘導チップ10の雌ねじ15を前記ねじ状ロックボルトの雄ねじ18部分に螺合させることにより、簡便に締付け固定することができる。なお、以上では、誘導チップ10の場合を例にして説明したが、先端形状の異なる誘導チップ11を採用した場合にも同様である。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、次の効果を得ることができる。
(1)先端部に角錐状の誘導チップを備えた全ねじロックボルトを用いて回転運動を付与しながら押込み力を加えて挿入するようにしたので、前方のモルタルが回転運動と前進運動に伴う前記誘導チップの誘導作用により後方へ誘導されるため、従来のようにロックボルトの前方部が昇圧して水分が放散し、前方のモルタルの流動性が低下して挿入作業に支障がでるといった不具合は大幅に軽減される。
(2)全ねじロックボルト1の外周に形成した雄ねじのピッチをその外径の1/4〜1/1.5の範囲内とするとともに、モルタルのフロー値を200以下の硬練りのものとしたので、それらが相俟って、挿入作業においては前記雄ねじのねじ面により適度の推進作用が得られるとともに、モルタルの固化後にはその強固な固化状態と前記ねじ面による定着作用により強力な安定化効果が得られる。
(3)フロー値が200以下の硬練りのモルタルを使用したので、上向きの削孔からのモルタルの流出などが防止され、トンネル工事等における作業性が向上される。
(4)挿入作業が比較的容易であるので、4m以上の長尺のものも支障なく使用することができる。
(5)モルタルの固化後のナットの締付作業においては、全ねじロックボルトの露出側端部に締付ナット用の雄ねじを新たに加工することなく、そのまま締付ナットを螺合して座金を介して締付けることができると同時に、従来のように断面欠損を生じないで済む。
(6)誘導チップを別体に構成して後から装着するようにすれば、全ねじロックボルトの加工性がよいばかりでなく、適当な先端形状の誘導チップを選択的に装着し得るので汎用性が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における挿入作業の状態を示した作業状態図である。
【図2】 本発明における作業完了後の状態を示した作業状態図である。
【図3】 本発明に係る全ねじロックボルトとしてねじ鉄筋を用いた実施例を示した全体図である。
【図4】 本発明に係る全ねじロックボルトとしてねじ状ロックボルトを用いた実施例を示した全体図である。
【図5】 図3の誘導チップ部分を拡大して示した部分拡大図である。
【図6】 誘導チップに関する他の実施例を示した部分拡大図である。
【図7】 誘導チップを別体に構成した場合を示した拡大部品図である。
【図8】 誘導チップに関する他の実施例を示した拡大部品図である。
【図9】 誘導チップの底面を例示した拡大底面図である。
【図10】 誘導チップの装着状態図である。
【図11】 同誘導チップの装着断面図である。
【図12】 誘導チップの装着状態図である。
【図13】 同誘導チップの装着断面図である。
【図14】 誘導チップの装着状態図である。
【図15】 同誘導チップの装着断面図である。
【符号の説明】
1…全ねじロックボルト、2…誘導チップ、3…地盤、4…削孔、5…モルタル、6…袋ナット、7…連結手段、8…座金、9…締付ナット、10,11…誘導チップ、12…凹状装着部、13…平坦部、14,15…雌ねじ、16…平坦部、17,18…雄ねじ、F…押込み力、M…回転力
Claims (4)
- 地盤に形成した削孔にフロー値が200以下の硬練りのモルタルを充填し、そのモルタルの固化前に、外形が全長にわたって外径の1/4〜1/1.5の範囲内のピッチからなるねじ状に形成され、先端部に回転運動に伴って前方のモルタルを掻き分けながら後方へ誘導する角錐状の誘導チップを備えた全ねじロックボルトを、回転運動を付与しながら打撃等による押込み力を加えることによって前記モルタル中に挿入し、そのモルタルの固化後に前記全ねじロックボルトの露出側端部に締付ナットを螺合して締付け固定することを特徴とする地盤の安定化施工方法。
- 外形が全長にわたって外径の1/4〜1/1.5の範囲内のピッチからなるねじ状に形成され、先端部に挿入時の回転運動に伴って前方のモルタルを掻き分けながら後方へ誘導する角錐状の誘導チップを備え、フロー値が200以下の硬練りのモルタルに適応できるように構成したことを特徴とする全ねじロックボルト。
- 軸部の素材としてねじ鉄筋を用いたことを特徴とする請求項2記載の全ねじロックボルト。
- 前記誘導チップを別体に構成して先端部に装着したことを特徴とする請求項2又は3記載の全ねじロックボルト。
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