JP3928614B2 - 手差しトレイ - Google Patents

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Description

本発明は、小型に構成した画像形成装置に設ける手差しトレイに関し、特に、3つの折り畳み可能なトレイ部材を組み合わせて、使用状態から容易に収納可能に構成した手差しトレイに関する。
従来より、複写機等の画像形成装置においては、給紙カセットや給紙トレイ等の給紙手段の他に、定型外のサイズの用紙、または、給紙トレイに収容できなかったサイズの用紙を、手差しトレイから給紙する手段を設けている。前記手差しトレイとしては、単純に、1枚の板部材を装置本体の側部に設けたヒンジを介して開閉可能に設けることのほかに、2枚の板部材を連結したものを用いることも提案されている。前記2枚の板部材を連結して長いトレイを形成するに際して、第1のトレイ部材に対して、補助トレイを延長するように取付けるために、軸支部を用紙搬送方向に直角な方向へ補助トレイを移動させて、係止手段を作動させるようにすることが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平11−322139号公報
ところが、前記従来例の手差しトレイでは、補助トレイを使用状態にセットする際と、それを折り畳んで収納する際には、トレイ本体に対して、補助トレイを横に摺動させる等の、特別の動作を必要とするという問題がある。そして、不慣れなオペレータが余計な力を加えたりすると、ヒンジ部分を破損する等の問題が発生しやすい。また、前記手差しトレイとしてプラスチックで構成した板部材を組み合わせて構成する場合には、係止部等が欠けたりしやすいという問題が残り、メンテナンスも面倒であるという欠点がある。
本発明は、手差しトレイを3つのセグメントで構成しても、折り畳んで収納する動作を間違いなく行い得て、構成部品を破損したりすることなしに、操作可能な手差しトレイを提供することを目的としている。
本発明は、3つの板部材を組み合わせて、折り畳み可能に構成した手差しトレイに関する。請求項1の発明は、画像形成装置の装置本体の側壁に回動可能に取付けられるトレイ本体と、前記トレイ本体に、装置本体の側壁側とは反対側に回動自在に取付けられて、折り畳まれる第1の補助トレイと、前記第1の補助トレイに、前記トレイ本体とは反対側に取付けられて折り畳まれる第2の補助トレイと、前記第2の補助トレイを、前記第1の補助トレイに重なるように折り畳んだ状態で、第1の補助トレイをトレイ本体上に折り畳む時に、前記第2の補助トレイの回動を規制する規制手段と、を設け、前記規制手段が、前記トレイ本体の前記第1の補助トレイ側に設けられると共に、前記第2の補助トレイを折り畳んだときに、第2の補助トレイの遊端部が当接する当接部であることを特徴とする。
請求項2の発明は、前記当接部をトレイ本体の第1補助トレイの取付側に設けたことを特徴とする。
請求項の発明は、前記当接部が、手差しトレイ上の用紙の移動をガイドするガイドリブであることを特徴とする。
請求項の発明は、前記ガイドリブを、用紙の搬送方向に直交する方向の両端部にそれぞれ設けたことを特徴とする。
請求項の発明は、前記用紙の搬送方向に直交する方向の両端部にそれぞれ設けたガイドリブの間に、このガイドリブよりも高さの低いガイドリブを設けたことを特徴とする。
前述したように、装置本体に支軸を介して揺動可能に設けたトレイ本体に対して、第1、第2の補助トレイを組み合わせることにより、任意のサイズの原稿に対して適応させることができる。また、先端部側の2つの板部材を折った状態で、トレイ本体に畳み込む際に、先端部の板部材の自由側端部を、トレイ本体の先端部に対して容易に位置決めを行い得るので、トレイの収納の動作を簡単に行うことが可能となる。そして、トレイの開閉時に先端部の第2トレイが不意に揺動したりすることがなく、オペレータの操作性を損なうことがない。
図示する例にしたがって、本発明の画像形成装置の構成を説明する。図1の画像形成装置1は、複写機とFAX(ファクシミリ)の両機能を備えた、いわゆる複合機の場合で説明している。画像形成装置1は電子写真方式を用いて、画像を形成する記録部を設けた装置本体2と、その本体2の下部に組み合わせた給紙部3とを備えている。前記給紙部3には、1つまたは複数個のサイズの異なる用紙を収容する給紙トレイ4を装備可能としている。そして、原稿のサイズや縮拡率等の入力された情報に応じて、記録部で必要とされるサイズの用紙を、給紙トレイ4に収容されたものから選択して給紙可能とされる。図示される実施例では、1つの給紙トレイ4を装置本体2の下部にセットして、給紙ローラ5と、説明を省略する分離パッドとの協働作用により、用紙を1枚ずつ給紙路5bに向けて送り出すように構成している。なお、以下に説明する実施例において、給紙部3に装着する給紙トレイ4の数と用紙さばき装置の構成等に関しては、本発明の要旨ではないことから、従来公知の給紙装置と同様な機構を任意に採用可能なものとして説明する。
前記画像形成装置1において、給紙部3にセットする給紙トレイ4から取り出した用紙は、まず、給紙路5bを通って用紙搬送路7の下部の合流路7a部分で他の給紙路と合流する。そして、上向きに形成された主搬送路7内を搬送され、レジストローラ装置6により用紙の先端部の位置決めが行われて、感光体ドラム11に形成されるトナー画像にタイミングを合わせて記録部10へ送られる。そして、記録部10でトナー画像が転写された用紙は、前記記録部10の上部に配置されている定着装置20を通過し、その際にトナー画像が用紙に定着され、その用紙は排出ローラ装置26により、排出トレイ8に排出される。前記記録部10は、電子写真方式を用いて画像を記録する装置として構成されているもので、感光体ドラム11に対してレーザ光を照射する書込み装置12、現像装置15および転写ローラ14等を配置している。なお、前記書込み装置12としては、LEDアレイヘッドを適用することも可能である。また、前記感光体ドラム11の周囲に配置し、感光体ドラム11に帯電する部材、トナー画像を用紙に転写した後で、メモリ除去等の動作を行う部材と、現像装置15およびその周辺に配置する部材の詳細な構成に関しては、後で説明する。
前記装置本体2に設けた記録部10の上部に配置された定着装置20は、熱ローラと加圧ローラとを対向させて配置しており、感光体ドラム11からトナー画像が転写された用紙を、前記定着装置20の2つのローラの間を通して定着する。また、図2に示されるように、用紙を前記記録部で搬送する主搬送路7は、前記給紙部3の給紙トレイ4からの給紙路と、下部の給紙路の合流部7aと、定着装置20の上部の排紙合流部7dとの間を接続している。前記記録部でトナー画像が転写されて、定着装置20を通って定着処理された用紙は、前記定着装置20の上部の排紙合流部7dにおいて主搬送路7から、ほぼ横向きに形成された排出路25内を搬送され、排出ローラ装置26により排出トレイ8に排出される。前記排出ローラ装置26は、画像形成装置1が片面印字のみに対応する機種の場合には、用紙を排出トレイ8に向けて排出する方向にのみ、搬送作用を行うものとして構成される。
これに対して、画像形成装置1が両面印字可能な装置として構成される場合には、前記排出ローラ装置26は正逆方向に搬送可能な装置として構成される。そして、前記画像形成装置1の印字モードとして、両面印字モードが選択されている場合には、片面印字済み用紙を排出トレイ8に向けて排出する動作の途中で、排出ローラ装置26を反転駆動させて、排紙合流部7dにおいて、切換ゲート29により排出路25に連通している反転路30に向けて送り戻すようにする。前記反転路30を通過する用紙は、主搬送路7の給紙合流部7aにおいて、主搬送路7に戻され、用紙の裏面が感光体ドラム11に向くように搬送されて、トナー画像が感光体ドラム11から転写される。その後用紙は、定着装置20を通過する際に、トナー画像が両面に定着された用紙を、排出ローラ装置26により排出トレイ8に向けて排出する。
また、前記画像形成装置1には、装置本体2の側部に手差しトレイ40を設けている。そして、前記手差しトレイ40からは、給紙部3にセットする給紙トレイ4に収容不能な特殊サイズの用紙類や、給紙トレイに収容している用紙とは異なるサイズで、数枚のみのコピーを必要とする用紙類を、前記手差しトレイ40にセットして、これ等の用紙類に画像形成可能なものとしている。なお、前記手差しトレイ40の詳細な構成、および、装置本体2の上部に設ける画像読取装置100の構成と、原稿の画像を読み込む動作等に関しては、後で詳細に説明する。
前記主搬送路7に沿って配置する用紙搬送部材と、記録部10に配置する各構成部材の詳細な構成を、図2にしたがって説明する。なお、前記給紙トレイ4を装着する給紙部3に設ける給紙ローラ5としては、円筒状のローラを配置した例で説明するが、この給紙ローラ5としては、半月状のローラを用いても良い。また、前記給紙トレイ4から、用紙を1枚ずつ分離して給紙するための用紙さばき装置として、図示する例では、給紙ローラ5に対向する分離パッド5aを用いているが、これに代えて、分離爪を用いることも可能である。そして、給紙トレイ4から送り出した用紙は、停止しているレジストローラ装置6のニップ部に用紙の先端部を突入させた状態で、給紙ローラ5により追加の送り作用を用紙に付与することによって、用紙の先端部を整合する。次いで、感光体ドラム11に形成されるトナー画像にタイミングを合わせて、前記レジストローラ装置6を駆動して用紙をさらに送り出し、感光体ドラム11からのトナー画像を転写させる。
前記記録部10においては、感光体ドラム11の周囲に帯電器13、現像装置15、および転写ローラ14を配置しており、用紙を感光体ドラム11と転写ローラ14の間を通すように、主搬送路7が設けられている。この主搬送路7は、給紙合流部7aから感光体ドラム11の転写ニップ部まで略鉛直に延びる鉛直路7bと、転写ニップ部から定着装置20までの湾曲されている湾曲路7cと、前記定着装置20から切換ゲート29の排紙合流部7dと呼ぶ搬送路とを、一連に組み合わせて構成している。また、前記現像装置15は、図示するように、横長に構成した装置を用いており、トナー容器(ハウジング)16の内部で、攪拌/送り手段としてのパドル19を設けて、容器内部でのトナーの搬送を行わせている。そして、前記ハウジングの内部では、供給ローラ18を介して現像ローラ17に向けてトナーを供給し、ブレード部材17aによって前記現像ローラ17の表面にトナーの薄層が形成される状態で、感光体ドラムに向けてトナーを供給する。
前記記録部10において、感光体ドラム11に対して、帯電器13により感光体表面に一様な帯電を行わせ、書込み装置により光を照射して静電潜像を形成する。そして、前記静電潜像に対して、現像ローラ17からトナーを供給して付着させ、トナー画像として可視像化する。前記用紙の裏面に位置される転写ローラ14に転写電圧が印加されて、前記トナー画像が用紙に転写される。前記トナー画像を用紙に転写した後で、感光体ドラム11の表面に残留する紙粉等は、クリーニング部材13aにより除去される。
前述したようにして、感光体ドラム11からトナー画像が転写された用紙は、定着装置20のハウジング21内に配置される熱ローラ22に、用紙のトナー画像担持面が対向するように送られる。そして、前記定着装置20では、用紙が加圧ローラ23により熱ローラ22に向けて押圧され、熱で溶融させたトナーを、用紙の背面から所定の圧力で押圧して、用紙に定着させる。前記定着装置20を通って定着された用紙は、主搬送路7の下流側端部に連なる排出路25を通して排出トレイ8に向けて搬送される。
前記排出路25の所定の位置には、排出される用紙の先端または後端を検知するために、センサSが設けられている。両面印字モードが選択されている場合には、片面印字済み用紙を排出ローラ装置26により全部排出せずに、その排出の途中で停止し、その後に反転搬送の動作を行うようにする。つまり、前記センサSにより片面印字済み用紙の排出方向の後端を検知した情報を用いて、片面印字用紙の後端部が排出ローラ装置26によりニップされている途中で、排出ローラ装置26の駆動を停止し、その後に、前記排出ローラ装置26を反転方向に駆動して、片面印字済み用紙を反転路32に流入させる。
前記主搬送路7と排出路25とが合流する排紙合流部7aで、反転路32と排出路25とが合流しており、この排紙合流部7a切換ゲート29が設けられている。前記切換ゲート29は、その自重によって主搬送路7と排出路25との連通部を塞ぐように構成されている。前記主搬送路7から排出路25に用紙を案内するときには、用紙はそれ自身のこしの強さによって、切換ゲート29を持ち上げて主搬送路7と排出路25との連通部を開放する。そして、用紙の後端が排紙合流部7aを通過し終えると、切換ゲート29はその自重によって主搬送路7と排出路25との連通部を閉じるように動作する。なお、前記切換ゲート29をソレノイドにより揺動させて、排紙合流部7aの開閉を行うように構成しても良い。その他に、プラスチックのシート状の部材の一端部を排紙合流部7aに固定して設け、定着装置から排出される用紙により、前記シート部材を開いて排出路に向けて用紙を案内するが、戻し方向に搬送される用紙を反転路32に向けて送る際には、シート部材が邪魔しないように案内作用を行うようにしてもよい。
前記反転路32は、給紙合流部7bにおいて主搬送路7に合流し、前記主搬送路7に略平行に上下に延びるように構成されている。前記反転路32の途中部分には、複数の搬送ローラ装置33、34を設けている。それ等の搬送ローラ装置33、34の反転路32に沿う方向の配置間隔は、画像形成装置1がサポートする最小サイズがはがきサイズの場合には、各搬送ローラ装置33、34の間隔は、前記はがきサイズよりも小さいものとされる。また、前記反転路32では、上部に大きい円弧を描くような湾曲部32aを設け、給紙合流部7aに合流させる小さな回転半径の円弧部32bを設け、この湾曲路32aと円弧部32bとの間で、反対側に用紙を湾曲させるような円弧部32cを形成している。さらに詳しく述べると、排紙合流部7dに連なる湾曲部32aと、給紙合流部7aに連なる円弧部32bと、これらに連なる湾曲部32cとで構成し、前記湾曲部32aと円弧部32bとの曲率中心を、反転路32から見て主搬送路7側に配置し、湾曲部32cの曲率中心を反転路32から見て、手差しトレイ40の側に配置している。前記構成に加えて、湾曲部32cの曲率半径を、湾曲部32aおよび円弧部32bの曲率半径よりも大きいものとして形成している。このようにレイアウトすることによって、比較的厚くて腰の強い用紙を搬送する際にも、用紙を安定した状態で搬送可能にしている。
図3ないし図5に示す例は、装置本体2の側部に設ける手差しトレイ40の構成を説明しているもので、前記手差しトレイ40は、図3に示すように、装置本体2の右側面に設けた開口部である手差し収納部2bに臨んで、奥行き方向に相互に対向する両壁体2a、2aにヒンジ部43によって開閉可能に支持されている。前記手差しトレイ40は、セットする用紙の位置決めをするためのサイドガイド42、42aを移動可能に設けた本体部材(トレイ本体)41と、この本体部材41に対して折り畳み可能に、支軸46を介して指示される第1トレイ部材(第1の補助トレイ)47と、この第1トレイ部材47に対して、折り畳み可能に支軸47aを介して取付けられる第2トレイ部材(第2の補助トレイ)48とからなる。前記手差しトレイ40の本体部材41の左端部には、装置本体2に設けた手差し用の給紙ローラ44に対応させて、さばきパッド44aを設けており、トレイにセットした用紙を前記給紙ローラ44により送り出すに際して、パッド44aによりさばき作用を付与するようにしている。
ところが、第2トレイ部材48が第1トレイ部材47に確実に重なるように保持されないと、第1トレイ部材47本体部材41に対して折り込む際に、第2トレイ部材48がヒンジ47aまわりに開いて、遊端部である反対側端部48aが本体部材41の表面にあたったりするという問題がある。そこで、従来の折り畳み式の手差しトレイでは、前記2枚のトレイ部材を重ねた状態で、手で保持しながら本体部材41上に重ねるように折り畳むことが必要となり、手差しトレイ40を収納部2aに収納する際の動作が面倒になるという不都合があった。
前記実施例に説明した手差しトレイ40は、前述したような従来の手差しトレイを折り畳む際の問題を解消して、片手で第1、2トレイ部材47、48を畳んだ状態で、本体部材41に容易に重ね得るように構成しているものである。そのために、前記図3〜5に説明する手差しトレイ40では、特に、図4に説明しているように、本体部材41に対して第1トレイ部材47を支持するための支軸46によるヒンジ部に対応させて、前記本体部材41の第1トレイ部材47の側に、複数のリブ(ガイドリブ)45……を用紙搬送路の幅方向に所定の間隔をおいて設けている。これ等のリブ45は、第1トレイ部材47側が低く形成された第1段部45aと、本体部材41側の高くされた第2段部45bとから構成され、前記リブ45を介して、第1トレイ部材47と本体部材41との間で、用紙をスムーズに案内できるようにされる。さらに、前記リブ部材のうち、第2トレイ部材48の端部が当接するように設けた当接部としてのリブ部材45c、45cは、前記第2段部45bよりも若干高く形成された段部として構成されている。
前記第2トレイ部材48を第1トレイ部材47に対して折り込んだ状態で、本体部材41に対して折り込む際には、その第1トレイ部材47を折り込む動作の最初の段階で、第2トレイ部材48の端部48aが、段部45c……に引っ掛かる状態となる。また、前記体部材41に対して第1トレイ部材47を折り込む際には、本体部材41は図示するように、所定の角度で傾斜している状態で行っても、前記段部45cが有効に作用することから、第2トレイ部材48が自由に揺動することにより、トレイの折り込みに支障が発生するという不都合は解消される。したがって、前記高く形成された2つのリブ部材45c、45cは、第1トレイ部材47に対して第2トレイ部材48を折り畳んだ状態で、支軸43を中心にして本体部材41に重ねるように折り畳みするに際して、前記第2トレイ部材48の自由側先端部の両側部分をリブ部材45cに対して係止した状態で、前記第2トレイ部材の自由な揺動を制限して行うことができる。
なお、前記手差しトレイ40は、図3に示すように、本体の側部に凹部として設けた収容部2aに入り込ませるようにして、保持可能に構成されている。前記手差しトレイ40を支軸43を介して開いた状態では、本体部材41の基部に設けた給紙ローラ44が、さばき部材としてのパッドに対応して位置決めされる。また、前記手差しトレイ40からの給紙路は、給紙トレイ4からの給紙路と反転路32とが、図6に示す例のように、レジストローラ装置6の上流部に設けた合流部39で、合流されるように構成されている。そして、前記レジストローラ装置6は、用紙の先端部をローラのニップ部に突き当てて停止させた状態で保持し、その後に、感光体ドラムに形成されるトナー画像の情報にタイミングを合わせて駆動され、用紙を記録部に向けて送り出して、画像の記録を行うようにしている。
図6、7に示すように、前記手差しトレイ40からの給紙部において、手差しトレイの給紙ローラ44により送られる用紙は、前記本体部材41の本体側先端部に設けたパッド部材44aとの間でさばかれるように構成することが可能である。これに対して、実際には、手差しトレイ40の本体部に隣接する装置本体側の端部で、用紙ガイド部49に設けたパッド部材49aと給紙ローラ44との間で行うようにしている。前記さばきパッド部材49aの上流側で、手差しトレイ40の本体部材41の端部に設けているパッド44aは、摩擦係数の大きい抵抗部材としても設けられており、手差しトレイに収容された用紙が、給紙ローラ44により送り出される際に、堆積されている用紙の最下面のものに対して、抵抗を付与する作用を発揮できる。したがって、前記手差しトレイの各トレイ部材がプラスチックで構成されていて、用紙が滑りやすい状態であっても、複数枚の用紙が同時にさばき部に突入することを阻止し、重送が発生することを防止するために有効に作用される。
前記装置本体の給紙路の用紙ガイド部49では、図7に示すように、さばきパッド部材49aが最も高く形成されており、前記さばきパッド部材49aを頂点として、その両側に次第に低くなるように、多数条のリブ部材49b、49c……を所定の間隔で、用紙の搬送される方向に平行に設けている。また、前記リブ部材49b、49c……の間では、一段と低く形成された凹溝部が形成されており、給紙ローラまたはさばきパッドに用紙が摺動される動作により、その用紙にバタツキが等が生じたとしても、リブ部材の案内面(上面)に軽く用紙が摺動されるようになって、前記用紙のバタツキの影響が生じないように保護する。実際には、前記リブ部材は、用紙ガイド面49aからリブ49b……と外側に至るにしたがって、各案内面の高さが2mm程度ずつ低くなるように形成すれば、用紙に対する案内作用を良好な状態で行い得ることが判明している。
前記手差しトレイ40は、装置本体2の側部に設けた収容部2aに対して、ヒンジ部43を介して揺動(開閉)可能に支持されており、手差しトレイ40を折り畳んで、前記収容部2a内に立て掛けた状態では、装置本体の側面2の外面に突出することがないように保持される。そして、前記手差しトレイ40を使用する時にのみ、図3に示すように開くもので、手差しトレイ40にセットする用紙が大サイズの場合には、第1、2トレイ部材47、48の全部を広げて、用紙を載置して給紙可能とする。これに対して、使用する用紙のサイズが小サイズのものである場合には、第1トレイ部材47を本体部材41から開いて、2つのトレイ部材を用いて用紙をセットしても良いもので、前記手差しトレイ40にセットした用紙に対して、サイドガイド42、42aを両側に押圧するようにして、給紙トレイ上で用紙を位置決めし、給紙の動作を行わせるようにする。
前記手差しトレイ40を、前記収容部2aに畳み込んだ状態では、図8、9に示すように保持されるもので、前記画像形成装置本体の側部には、開閉体50として説明する部材か、軸支部51を介して開閉可能に設けられている。前記開閉体50の上部では、装置本体2の側面に対して、ハンドル52を設けたロック部材53により係止固定させており、前記装置本体2に設けた用紙ガイド部材と、開閉体50に設けた用紙ガイド部材との各々により、主搬送路7と反転路32における用紙ガイド手段を構成している。また、前記開閉体50のフレーム31の内面は、前記図2にも説明されていたように、反転路32の外側ガイド面31aとして形成されているもので、前記反転路32に形成される湾曲形状にしたがって、湾曲させた用紙ガイド面を設けている。なお、前記開閉体50を装置本体2の側部に対して、開閉可能に支持させるためと、前記開閉体を着脱可能にするための軸支部51での支持機構の構成は、後で説明する。
前記開閉体50の内面側には、中ガイド体35を下部に支持しており、さらに、図2および図8では説明を省略しているが、前記開閉体の内面側の上部には、図示を省略する支持手段を用いて、湾曲ガイド56を支持させている。そして、前記開閉体50を装置本体2から開く動作を行うことにより、図8では説明を省略しているが、定着装置20の側部付近に設けている湾曲ガイド56も、開閉体50とともに移動される。したがって、前記開閉体50を開いた状態で、主搬送路7の定着装置20の下部では、本体側のガイド板部材を残して、側部側のガイド部材と転写ローラ14とが外されるのであるから、前記主搬送路は大きく開放されることになる。
前記開閉体50に支持される中ガイド体35には、前記反転路32のフレーム側の他方のガイド面35aと、本体の記録部10に用紙を通す主搬送路7のガイド面35bとが設けられている。前記中ガイド体35は、装置本体に対して、任意の位置決め手段を用いて位置決めするが、前記開閉体50のフレーム51に対しても、従来公知の保持手段を用いて固定保持可能に設けている。そして、用紙搬送路のうちの反転路32内でジャムが生じた時に、前記開閉体50を開いて、湾曲ガイド56と中ガイド体35のいずれかで、その上下部の隙間から用紙を引き出すようにして、ジャムを処理することができる。また、前記中ガイド体35の裏面側または湾曲ガイド56のいずれかに、用紙が完全に隠されている状態のジャムに対しては、開閉体50を開いてからそのジャムの生じているガイド体を外して、反転路32内でのジャム紙に対するローラのニップを解除した状態で、用紙を除去できるようにする。
前記開閉体50には、反転路32に配置する搬送ローラ装置33、34の駆動ローラ部材33a、34aを設けているもので、中ガイド体35には、搬送ローラ装置34のピンチローラ部材と、レジストローラ装置6のピンチローラ部材を設けている。つまり、前記中ガイド体35には、駆動機構を設けていないことから、いずれのローラ部材も、ピンチローラ部材としての作用を行うものを配置し、さらに、感光体ドラム11に対応させて設ける転写ローラ14を配置している。また、反転路32の上部に配置している搬送ローラ装置33のピンチローラ部材は、後述するように、定着装置20の側部に対応させて配置している湾曲ガイド56に設けられている。
前記反転路32に配置する搬送ローラ装置は、前述したように、画像形成装置で使用可能な最小サイズの用紙の長さよりも狭い間隔で、ローラ装置を配置して搬送経路を構成している。つまり、本実施例では、排出ローラ装置26と搬送ローラ装置33の間隔と、2つの搬送ローラ装置33、34の間隔、および、搬送ローラ装置34とレジストローラ装置6の間隔が、それぞれ装置で使用可能とする最小サイズの用紙の長さよりも短い間隔を持って配置される。前記ローラ装置間の間隔は、例えば、A4サイズの用紙の幅方向の長さを基準とすれば、一般に使用されるサイズの用紙はカバーできるものと考えられ、例えば、搬送ローラ装置の配置間隔を狭くすることにより、往復ハガキのようなA5サイズの用紙をも対象とすることが可能となる。その他に、前述したように、はがきを対象として搬送ローラ装置の配置間隔を設定しても良い。
前記実施例で説明したように、装置本体の一方の側板を兼ねた開閉体50とともに、中ガイド体35を機外に取り出しできるように構成する場合には、紙詰まり(ジャム紙)が発生することの想定可能な、全ての停止位置に対処が可能とされる。そして、前記開閉体50を開いた状態では、中ガイド体35と反転路32の開閉体側ガイド部材との間で、配置される搬送ローラ装置に対しては、その駆動ローラ部材とピンチローラ部材との間で、用紙を強くニップする状態を自動的に解除し、用紙の引き抜きの動作を容易に行い易くすることが可能となる。また、前記開閉体50を軸支部51を中心にして開く際に、その開く度合いを調整するために、係止部材(ストッパ紐)55を設けている。
前記係止部材55は紐状の部材を用いており、その一端部を装置本体のフレームに対して、固定部55aを介してネジ等で固定し、他端部は開閉体50のフレームに端部55bを取付けるようにする。前記開閉体50に係止部材55の端部を固定するに際して、単純に紐の端部をねじ止めするのみではなしに、搬送ローラ装置34の駆動ローラ部材34aに対して、その軸34bの裏面側を通してから紐の端部を固定するような手段を用いている。前述したように係止部材55の端部を開閉体50のフレームに固定することにより、前記係止部材としての紐55に付与される張力が、ローラ軸34bに負担される状態となり、端部のねじで固定した部分には大きな引っ張り力が作用しないようにして、固定部の安定性を確保する手段を用いている。
したがって、前記開閉体50を開いたときに、その開閉体の重量とそれが揺動された時の衝撃とが、紐の固定部に対して直接に負担させるのではなしに、ローラの軸に対して大部分の力が作用し、軸を軸受から外すような力として作用する。一般に、前記搬送ローラ装置34の駆動ローラ部材の軸34bでは、その軸は軸受に対して容易に外れたりしないような、強固な支持手段を用いて支持させているものである。したがって、前記紐状の係止部材55は、このような大きな力が作用したとしても、前記開閉体50を開いた際の慣性力等の衝撃によって、駆動ローラ部材の軸支状態が不確実になることはないものとされる。また、前記紐状の部材に加えられた張力が、軸に当接する部分を介して、間接的に付与されるように緩和された力としての状態でネジ固定部に付与されたとしても、その衝撃に耐え得るように固定するものであり、安定した支持状態を発揮できるものである。
前記図8に説明したように、開閉体50に対して手差しトレイ40を収容・保持した状態では、図9に示すように、一体化された側板としての機能を開閉体50に持たせ、装置本体の側部に形成した開口を塞ぐことができる。そして、前記開閉体50の上部には、開く際のロックの解除のために、少しだけ指を挿入可能にするように、側部に若干突出させて設けたハンドル部材52が設けられている。なお、前記ハンドル部材52の内部の指を挿入可能な孔には、その内部に隣接して配置されている定着装置の熱を逃がすための開口が設けられるが、その詳細な構成は、次の図11で説明するように構成される。
また、前記図8、9および、図13、14に示す例において、反転路32に設ける搬送ローラ装置34の駆動ローラ部材に対して、開閉体50のフレームの側板54には、凹部54aを設けている。また、前記凹部54aに加えて、開閉体を開くハンドル部分に対応させた位置に、抜き孔54bを設けておくことができる。前記搬送ローラ装置の駆動ローラ部材では、反転路を通る片面コピー済み用紙が、熱を持ったままの状態で反転路を通るものであることから、搬送ローラ装置のローラ部材が、用紙の熱で膨脹したりすることが懸念される。特に、多数枚の両面コピーを連続して実行する場合には、反転路の内部は、定着装置20を通って高温に加熱された用紙が、その熱を保ったままで通過することにより、その用紙の熱により高温状態となることが想定される。そこで、駆動ローラ部材が熱で膨脹して、付勢手段を設けたピンチローラ部材により押圧されると、近接する壁にローラ表面が摺動するという不都合な状態が発生する。前記問題に対して、開閉体の壁54に設けた凹部54aによる薄い部分が形成されていたり、孔が形成されていると、反転路にこもった熱がその放熱しやすい部分から外に逃がされることになり、用紙搬送作用を良好な状態に維持できることになる。
また、前記装置本体の側部に設ける開閉体50は、前述したように、手差しトレイ40を保持する状態で、装置本体の側部に着脱可能に設けられている。前記開閉体50を装置本体の側部に保持するために、開閉体50の下部には、一対の脚部材80、80aを下方に向けて突出させて設けている。前記脚部材80、80aは、図10(a)および(b)に示すように、装置本体から突出されている支軸51を保持するための軸支部82を開閉体フレームと一体に設けている。前記軸支部は、支軸51の両側を平行な平面として切削した幅の狭い部分51aを通過させ得る程度の幅を有するガイド部82aと、円弧状の収容部82bとからなり、前記支軸51を円弧部82bに挿入した状態で、前記開閉体50を本体に対して開閉可能に支持している。
前記開閉体50の下部に突出させて設けている一方の脚部材80には、位置決め用突起部材85を設け、前記位置決め用突起85を円を4分の1に分割したような形状のものとして設けている。前記位置決め用突起85と軸支部82とは、開閉体50を樹脂成形で製造する際に、一体のものとして形成されるもので、前記装置本体に設けた支軸51に対応させた位置には、前記開閉体50を装着する際に、突起85を装着位置に位置決めさせるための柱部材86、86aを配置している。したがって、最初に開閉体50を装置本体の側部に組み立てる際には、位置決め用突起85を装置本体の柱部材86、86aの間に挿入するようにして最初の位置決めを行う。次いで、両側の脚部材80、80aに設けた軸支部82、82を、それぞれの支軸に対応させて位置決めし、開閉体を押し下げて支軸が円弧部82bに入り込んだ位置で、組み合わせが正確に行われるものとされる。
前述したようにして、開閉体50を装置本体の側部の開口に装着することにより、図2および図8にもとづいて説明したように、開閉体を揺動可能に組み合わせて設けることになる。その後で、前記図8に説明したように、係止部材55として紐状の部材を用いて、開閉体50と本体フレームにそれぞれ端部を固定して、前記開閉体50を開いた際の開き具合を、前記係止部材の長さに応じて規定することができる。なお、前記係止部材は、任意の紐状のものを用いることが可能であり、特に、その材質や太さ等を制限するものではない。
前記装置本体2の側部に設けた開口を塞ぐためのカバー体として、開閉体50を設けた側において、前記装置本体2の開口のフレームの両側には、ほぼ対向させるように軸部材51を突出させて設けている。また、前記開閉体50のフレーム下部には、前記軸部材51に対応させた軸支部を設けていることは前述の通りであり、前記図9および図10(a)、(b)にそれぞれ開示しているように、開閉体の開閉の動作を許容するように設けている。前記構成に加えて、図10(c)および、後述する図15で説明するように、開閉体50の内面部の所定の位置には、センサに対応する被検知用の突部材90を設けて、装置本体の開口部に設けたセンサ91に対応させている。前記センサ91は、発光素子と受光素子とを対向させて設け、その2つの素子の間に、被検知用の突部材90が入り込んだ状態を検知させるようにする。したがって、装置本体にセンサ91を設けたことで、前記開閉体50の開閉を容易に検知することが可能となる。なお、前記検知部材と被検知部材とを配置する位置は、特に限定されるものではなく、装置本体の余裕スペースに対してセンサを設けることで対処可能である。
また、前記開閉体50の内面部側で、反転路としての用紙搬送路で、用紙の通過を検知するために、任意の位置に用紙検知手段を設けることが可能である。前記反転路に設ける用紙検知手段としては、例えば、用紙搬送路に突出するようにアーム部材を設け、用紙の通過により前記アーム部材を揺動させるように設けることができ、従来より一般に使用されている検知手段と同様な手段を用いることが可能である。そして、前記アーム部材に対しては、その軸の端部の任意の位置にセンサ等を配置しておき、前記検知用のアーム部材の揺動の情報を用いて、用紙搬送路内でのジャム検知を行う手段を構成することができる。なお、前記用紙により揺動されるアーム部材と、センサに検知される部材の構成は、特に限定するものではなく、検知手段は、カバー体または装置本体に回転自在に支持される軸部材と、前記軸部材の端部に連なって形成され、カバー体の幅方向中央部に沿って搬送される用紙の有無によって動作される第1アーム部材と、前記軸部材の他端部に連なって形成され、第1アーム部材の動作に、軸部材を介して連動する第2アーム部材と、前記第2アーム部材の揺動の有無を検知するセンサ部材とを組み合わせて構成しても良い。
前記開閉体50の上部に配置されて、反転路32の上部の部分を形成する内側のガイド部材56は、図11に示すような反転路側の用紙ガイド手段を有している。また、図12に説明するように構成された、搬送ローラ装置33のピンチローラ部材33bを、前記ガイド部材56に支持させている。前記湾曲ガイド56は、その本体57の表面に所定の間隔でリブ57a……を突出させて設けており、用紙を摺動させる際の摺動抵抗が小さい値となるように構成される。前記湾曲ガイド56に設けた装着部58では、ローラ本体を収容する凹部と、その両側で軸支部材33dを装着する固定部58aとを設けて、駆動ローラ部材33aに押圧されるピンチローラ部材33bを支持させるようにする。
前記搬送ローラ装置33のピンチローラ部材33bは、前記図11、12に示すように、コイルスプリング33dを用いて、湾曲ガイド56の装着部58に設けられる。なお、前記実施例において、前記ピンチローラ部材33bを構成するローラは、その軸支孔に対応する両側部にはツバ部材33cを突出させて設け、ガイドの装着部内での横移動を規制するように設けられている。したがって、前記ローラが搬送される用紙に斜め送り方向の力が付与されていた場合等に、その用紙によりピンチローラ部材が用紙搬送路の横方向に移動させるような力が作用しても、ツバ部材33cが湾曲ガイドに設けているローラ装着部のいずれかの側に押圧される状態となる。そして、ピンチローラ部材がそれ以上移動されないことから、用紙を横に移動させる力を解消しながら、用紙搬送作用を良好な状態で行うとともに、用紙をスキューさせるような力が解消されると、ピンチローラ部材は弾性軸の力で、正常な位置に自動的に戻されるようになる。
図13に説明する例は、定着装置20の上部に配置される各構成部材の配置関係を説明しているもので、前記定着装置20から排出される用紙は、排紙合流部7dにおいて、略水平に形成される排出路25と反転路32とに接続され、前記搬送路の合流部では、切換ゲート29により用紙をガイドさせるようにしている。前記切換ゲート29は、他の実施例で説明するゲートとは若干形状の異なるものとして表現されているが、軸29aに支持されて揺動可能なゲート体の下面28と上面28aは、定着装置20から排出路25に向けて用紙を案内するガイド面(28)と、排出路25から反転路32に向けてのガイド面(28a)として各々作用させる。前記切換ゲート29の軸29aには、トーションスプリングを設けて、ゲート29が自重により揺動する際に、下降させる動作をより高速で行い得るように、付勢することが可能である。
前記図13に説明する例において、開閉体50の上部に設けられているハンドル52には、その突出部の下方から指を挿入可能な孔が設けられているもので、前記孔に対して、搬送ローラ装置33の駆動ローラ部材33aに対応する位置では、ガイド部材を貫通する孔54を設けている。前記孔54は、定着装置20に近接した位置に設けられていることから、前記定着装置20の上部で装置と用紙から出される熱を、前記孔54から容易に放出させ得るように設けている。また、前記駆動ローラ部材33aに対応させて、ガイド面に設けている用紙ガイド用のリブに対して、前記ローラの位置する部分では、食いきり孔として前記孔54に連通する開口を形成している。さらに、前記ハンドル52を支軸52aを介して設けて、前記ハンドル部材を揺動させたときに、ロック部材53を揺動させることで、前記開閉体50を装置本体に対してロック解除し、下部の支軸51を介して揺動可能に設けている。
前記開閉体50の実施例において、装置本体2の側部に対して開閉体50を係止するための連動機構としては、従来公知の任意の連動手段を用いることが可能である。前記構成に加えて、前記開閉体50に支持される駆動ローラ部材33aに対応させて、ピンチローラ部材33bを、定着装置のフレームの外フレームの一部としての湾曲ガイド56に支持させている。前記図13の実施例および、以下に説明する図14、15において、装置本体2の側部に設けた開口部に対して、カバー体として前記開閉体50を配置しているものであり、前記開閉体50は前記本体の開口部に対して、若干の余裕(遊び)を持たせて、回動可能に設けられている。
前記開閉体50は、図14、15に説明するような構成を有しているもので、その開閉体50のフレームの内面部は、反転路32のガイド部材が形成されている。また、前記開閉体50の上部には、搬送ローラ装置33に対応する位置に、湾曲ガイド56が一体に設けられている。前記湾曲ガイド56の裏面側……図の左側……に突出させて設けられている凸部59は、図13に見られるように、定着装置20のフレーム21に当接する状態で、前記湾曲ガイド56の位置決めを行うように作用し、開閉体50を閉じた際に、ロック部材53とともに、開閉体50の位置決めの作用をも行い得るようにしている。
前記図14、15に説明したように、開閉体50には上部に湾曲ガイド56を着脱可能に設けることの他に、中ガイド体35を下部に配置している。そして、前記開閉体50自体のフレーム31に設けている搬送路32の外側ガイド31aに対して、前記湾曲ガイド56と中ガイド体35のガイド面を対向ガイド部材として用いて、反転路を構成しているものである。前記中ガイド35には、記録部に用紙を通す主搬送路7に対して、ガイド部材をも一体に設けているもので、前記開閉体50を開くことにより、装置本体の前記主搬送路7を開放することができる。また、前記開閉体50を開いた状態では、反転路32が上下のガイド56、35の間で大きく隙間が形成される状態となっていることから、前記反転路32で用紙のジャムが発生した場合にも、そのジャム紙を取り出す動作は容易に行い得るものとなる。前記開閉体50の例において、下端部が軸部材51に係合された開閉体50には、その開閉を検知するために、前記図10(c)に説明したように、検知手段を設けており、その検知手段のうちの被検知部材としての突部材90を、前記開閉体50の内面部から、装置本体側に設けている。なお、前記開閉体50の開閉を検知するための検知手段としては、その他に、任意の検知機構を設けることが可能である。
前記実施例において、開閉体50のフレーム31側には、搬送ローラ装置の駆動ローラ部材が支持されており、その駆動ローラ部材に対する駆動伝達のために、伝導ベルト67が前記2つの駆動ローラ部材の軸プーリに対して掛け渡されて、駆動伝達するように設けられている。なお、前記搬送ローラ装置33の駆動ローラ部材に対しては、ギヤ33Gを介して本体の駆動系が駆動伝達されるものであるが、その構成の説明は省略する。前記開閉体50に設けている中ガイド体35には、主搬送路のレジストローラ装置6のピンチローラ部材と、転写ローラ14とが設けられているが、これらのローラは従動ローラとしての作用を行うものであるから、駆動源は必要とされていない。
前記画像形成装置1において、装置本体2の給紙部3と記録部10とに配置するローラ装置等に対して、駆動力を各々に伝達するために、図16、17に示すような駆動・伝導装置60を設けている。前記駆動・伝導装置60は、記録部10に配置する感光体ドラムと現像装置15の各回転体に対して、駆動伝達伝達するための第1駆動系61と、反転路32に配置する搬送ローラ装置33、34の駆動のための第2駆動系65とから構成される。前記記録部に設ける回転部材に対して駆動伝達するための第1駆動系61では、第1駆動モータの出力ギヤ62から、感光体ドラムのギヤ11Gを介して、現像装置のギヤ17Gと用紙搬送路の下流部に配置する定着装置のギヤ22G、および、図示を省略する下部の給紙ローラやレジストローラ装置に対して駆動伝達される。
図17にも示されるように、前記駆動・伝導装置60に設けられる2つの駆動系61、65においては、モータ62、66を各駆動系が有しているが、装置が片面モードの場合と、両面モードの場合とに対応させて、排出ローラ装置26に対する駆動伝達の系統が変更される。つまり、画像形成装置が片面モードの装置として構成される場合には、第1駆動系61における駆動伝達ギヤ群では、モータ62から定着装置20の駆動ギヤ22Gとアイドラギヤ63を介して、排出ローラ装置26に対する駆動伝達が行われる。これに対して、画像形成装置が両面モードの装置として構成される場合には、第2駆動系65のモータ66からギヤ64を介して、排出ローラ装置26に対して駆動伝達が行われ、前記排出ローラ装置26を正逆方向に駆動することにより、反転路に向けて片面コピー用紙を送るようにする。
前記第2駆動系65を用いて用紙の反転搬送を行うための装置において、前記図2に説明する用紙搬送路に対して、図16、17に示されるような駆動・伝導機構を設けており、排出トレイ8に向けて用紙を案内する排出路の所定の位置に、センサSと切換ゲート29とを設けている。また、前記第2駆動系65においては、モータ66が正逆回転可能なものとして構成されていて、片面コピー用紙を排出トレイに向けて排出する動作の途中で、モータを逆転駆動して用紙を反転路に向けて戻すような動作を行わせる。つまり、画像形成装置が片面モードの装置として構成される場合には、第2駆動系65の駆動伝導機構は設けられていないのであるから、モータ62からの駆動伝達は、定着装置20のギヤ22Gからアイドラギヤ63を介して、排出ローラ装置のギヤ26Gに伝達されて、片面コピー用紙を排出トレイ8に向けて排出させるよう駆動伝達が行われる。
また、前記画像形成装置が両面コピーを作成可能な装置として構成される場合には、第2駆動系65を組み合わせて設ける。前記第1駆動系61に対して第2駆動系65を組み合わせるに際しては、一方に回転するモータ62と正逆方向に回転するモータ66とが、前記排出ローラ装置26に対して各々個別に接続可能とされている。そこで、両面モードの装置として構成する場合には、第1駆動系61のアイドラギヤ63を装着せずに、第2駆動系のギヤ伝導部から、ギヤ64を介して排出ローラ装置26に駆動伝達するようにする。つまり、前記第2駆動系65を設ける場合には、排出ローラ装置に駆動伝達するためのギヤ64を設けることで、その後にアイドラギヤ63を装着できないように、その駆動伝達系に対してギヤの装着順位を設定しておく。したがって、第2駆動系65を設けて両面記録可能な装置として構成した場合には、第1駆動系61のアイドラギヤ63は、後で装着できないようにする部材を用いて対応させているのである。
前述したように構成してなる画像形成装置の用紙搬送装置において、反転路に配置する搬送ローラ装置33、34の間では、伝導ベルト67を用いて駆動伝達する機構を構成している。これは、ギヤ伝導するには、2つの搬送ローラ装置の間隔が大きいことにもよるが、図8で説明したように、前記搬送ローラ装置33、34の駆動ローラが、開閉体50に設けられていることから、その重量を可能な限り少なくするということ等の、装置を構成するための目的に対応させている。
前記駆動伝導系60を第1、2の駆動系を組み合わせて設けて、両面印字可能な装置として構成した場合に、図2に示される用紙搬送装置においては、以下に説明するような搬送作用が行われる。まず、給紙トレイから1枚ずつ分離されて送り出される用紙に対しては、レジストローラ装置6により整合されてから、感光体ドラム11に形成したトナー画像を転写し、定着装置20を通して定着するとともに、前記定着装置のローラにより送り出される。前記片面コピーとして作成された用紙は、ゲート29から排出路25を通って排出ローラ装置26により、排出トレイ8に向けて排出される方向に搬送される。
前記片面印字済み用紙の後端部が排出路に設けているセンサSにより検知されると、その情報にもとづいて、用紙の後端部が排出ローラ装置26にニップされている状態で、前記排出ローラ装置26が停止され、その後に、モータ66が逆転(反転)方向に駆動されて、排出ローラ装置26により用紙を戻すようにする。前記戻される片面印字済み用紙は、ゲート29の上のガイド面を通過し、反転路32の内部で排出ローラ装置33、34により搬送され、前記反転路32の下端部の湾曲部から、レジストローラ装置6による整合位置に合流させる。そして、前記反転される片面印字済み用紙は、その裏面が感光体ドラム11に対応するようにされて、次の画像が用紙の裏面に記録されて、その両面に印字した用紙は、定着装置20を通って定着され、排出ローラ装置26により排出トレイ8に向けて排出される。
図18ないし図21に示す例は、上部の画像読取装置を取り外して、装置本体の構成を説明しているものであり、図18に示すように、装置本体の一方の側面には開閉体50を設け、装置本体のフロント側では、フロントドア70を設けている。前記フロントドア70は、給紙トレイの装着部の上部をカバーしているもので、前記ドア70を開くと、記録部のユニット装着部71の空間が露出される。なお、前記記録部の空間部71には、先に説明したように、感光体ドラムとその周辺に配置する機器類と、現像装置とを組み合わせて装着することができるように構成している。
前記装置本体2の側部に設けている開閉体50には、先に説明した通り、その内面に戻し路の外側ガイド31aを設けている。前記ガイド31aは、多数の用紙搬送装置方向に延長するリブを組み合わせて配置し、リブの上面を所定の曲面状に形成している。また、前記外側ガイド面に対応させる内側ガイドき、中ガイド体の外側面を利用しているもので、前記戻し路の内側ガイド面35aも、用紙搬送方向に長いリブを平行に多数設けて構成している。なお、前記戻し路のガイド面には、搬送ローラ装置等を設けるが、これらの機構は、先に説明した通りである。
前記記録部に装着する機器類として、図19に説明するように、感光体ユニットと現像器ユニット73とを組み合わせて設けるもので、前記2つのユニットを組み合わせるために、感光体ドラム11の軸11aを、現像器ユニット73の先端部に設けた軸ホルダー74の孔に位置決めする。前記軸ホルダー74は、駆動には長孔が形成されていて、その長孔にドラム軸11aを挿入し、レバー部材75を動作させることによって、感光体ドラム11の表面に対する現像ローラの位置を規定し、各部材を現像位置に位置決めできるようにする。なお、前記感光体ユニット72には、感光体ドラムの周囲に配置する帯電部材、クリーニング装置等を所定の位置関係を維持したままで装着が可能であり、記録部の空間71に対して、2つのユニット72、73を所定の順序で装着することにより、感光体ドラムと現像ローラとの関係を自動的に設定する。
前記装置本体の記録部に装着するユニットは、フロントドアを開くことで露出され、必要に応じて取り出すことが可能になる。ところが、前記フロントドアを開いた時に、そのままユニットを取り出し得るようにすると、着脱の対象、または、メンテナンスを必要としないユニットに触ってしまったりすることがある。そこで、前記フロントドア70を開いた後で、1つのアクションを追加して行うことを、動作の必須の要件とすることで、誤操作や、無理な動作を行うことを防止できるようにする例を以下に説明する。
図19ないし図21に説明する例は、画像形成装置の記録部に配置する2つのユニット、つまり、感光体ユニットと現像器ユニット73とが、フロントドア70を開いたのみでは、取り出しができないようにした例を説明している。前記フロントドア70を開いた状態では、現像器ユニット73のフロント側の所定の位置に、レバー部材75が邪魔するように停止されている。また、感光体ユニットと現像器ユニットとの組み合わせ部のフロント側には、ストッパ部材78を停止させておくように設けている。前記ストッパ部材78は、図21に説明しているように、支軸79を介して揺動可能な板状のもので、下部の大きな面積のシャッタ部材78aと、上部の尖った部材78bとを、支軸79による軸支部の上下に設けている。なお、このストッパ部材78の例において、上部の尖った部材78bは、特にそれが存在することが重要なものではなく、揺動の確認等に使用する際に用いる程度のものである。
前記ストッパ部材78の下部材としてのシャッタ部材78aは、側板としての開閉体50を綴じた状態では、その開閉体50の一部が当接して、シャッタ部材78aが2つのユニットの組み合わせ部を隠すように位置決めされる。前記シャッタ部材78aは、開閉体50が開かれたときに、その押圧作用が解除されるので、前記図21の鎖線位置から実線で示す位置に、その部材の自重により揺動される。したがって、フロントドア70を開いた後で、開閉体50を開くことで、記録部に配置するユニットの接続部が露出される。ところが、前記2つのユニットの接続部が露出されたとしても、現像器ユニット73の現像装置15に対しては、その前部分にロックレバー75が邪魔しており、現像器ユニットを取り出すことができないようにされている。したがって、前記現像装置15を取り出すためには、ロックレバー75を軸76を中心にして図の反時計方向に回動させ、ロック解除してからその取り出しの作用を行い得るようにする。
前述したように、支軸79を中心にして揺動可能に設けたストッパ部材78においては、例えば、その自重でユニットのフロント部をカバーするよう、所定の位置に保持させるようにすることも可能である。その他に、支軸79に対してトーションスプリング等を設けておき、ストッパ部材78の本体部78aが、常にユニット装着部71を塞ぐように、位置決めして保持させることが可能である。なお、前記付勢手段は、任意の弾性体で構成可能であり、コイルスプリングのような弾性体を、上部材78bと本体の所定の位置に接続しておき、閉じた位置に付勢して保持させるようにすることも可能である。
また、前記ストッパ部材78のシャッタ部材78aは、比較的大面積の部材として構成されているものであることから、その表面部分が露出する面積は、本体フレームのフロント部分に設ける柱等の部材と関連されて適宜設定される。そこで、前記シャッタ部材のフロント面の露出される部分には、ユニット装着部に装着するユニットに関連した説明、例えば、ユニットの着脱の手順等を、文章で、または図解して、見やすい位置に設けることが可能である。また、前記画像形成装置のフロントドアの内面にも、装置に配置するユニット等の取扱い説明やその他の重要な事項を記載しておくと、ユーザーに対して親切な装置とすることが可能である。
画像形成装置1の本体装置の上部には、図1に示したように、画像読取装置100を配置して、原稿の画像を読み取った情報を、装置本体の記録部に向けて伝達し、記録紙を作成する。前記画像形成装置1の記録部に対しては、FAX受信した画像情報を用いて記録紙を作成することも、従来の一般的な複合機に設ける画像情報処理手段と同様に構成される。前記画像読取装置100は、図22に示すように、走査装置105を移動可能に配置するフレーム102の上面に、FBS(フラットベッドスキャナ)機能に対応させた大プラテン104と、ADF(自動原稿搬送装置)に対応させた小プラテン103とを配置して、読取り部101を構成している。前記読取り部101においては、そのフレーム102内で、大プラテン104の下面に沿わせて、走査装置105を所定の速度で移動させる駆動手段(図示を省略)を設けている。
前記走査装置105では、移動フレーム105aの上部にランプ106を設けており、前記フレーム105aの内部には、複数のミラー107と、レンズ108、およびCCD109を設けている。前記複数のミラー107……は、原稿の画像面とCCDとの間で、多数のミラー間で光を反射させることで、光路の長さを設定するように所定の配列状態と、間隔を介して多数設けられている。そして、前記複数のミラーの間で順次画像の走査光を反射させ、レンズ108によりCCD109に焦点を結ばせて、光信号をデジタル信号に変換して、図示を省略する画像情報の処理回路に伝達し、そのままで記録紙を作成する場合には、記録部に向けて画像情報を伝達する。
前記読取り部101の上部に設けられているADF110は、横向きの略U字状に形成した原稿搬送路116を設けており、前記原稿搬送路116の小プラテン103に対応する部分で、搬送されている原稿の画像の読取りを行うようにしている。前記ADF110においては、読取り部101の上部で、装置のリヤ側に設けているヒンジ(図示を省略)を介して、開閉可能に設けているカバー部材が、ADF110を前記カバー部材に一体に支持し、大プラテン104にセットしたシートもの、またはブックものの原稿を押圧して保持するように設けられている。前記カバー部材は排出トレイ120としての役目を持っているもので、前記排出トレイ120の上部には、原稿トレイ111を配置している。前記大プラテン104にセットする原稿は、FBSモードで大プラテン104の下面に沿って、所定の速度で移動される走査装置105により読取るようにしている。
前記ADF110においては、原稿トレイ111の原稿搬送路116に接続される部分に、ピックアップローラ112と用紙さばき装置113を設けており、前記用紙さばき装置113においては、給紙ローラ114とさばきパッド115とを対向させて配置し、重送状態で裁き部に入り込んだ原稿を、1枚ずつ分離して、原稿搬送路116に向けて送り出すようにする。前記原稿搬送路116内では、搬送ローラ装置117により原稿を所定の速度で搬送し、小プラテン113の部分に待機されている走査装置105により画像の読取りを行う。そして、読取りが終了した原稿は、排出路118を通って、排出ローラ装置119により排出トレイ120に排出される。
画像形成装置の構成を示す説明図である。 記録部の拡大説明図である。 手差しトレイを開いた状態の説明図である。 第2トレイを折り畳んだ状態の説明図である。 第1トレイを折り畳む途中の基部との関係の説明図である。 手差しトレイからの給紙部の構造を示す説明図である。 給紙ローラとパッドの位置関係の説明図である。 反転路を開放した状態の説明図である。 画像形成装置の側面図である。 (a)および(b)は、開閉体に設ける脚部と軸支部との構成の説明図であり、(c)は開閉体の開閉を検知する機構の説明図である。 用紙の反転搬送部の構成の説明図である。 反転路の上部に設ける内側ガイドの斜視図である。 図11のガイドに設けるローラの説明図である。 開閉体の側面図である。 開閉体の内側に配置される部材の構造の説明図である。 記録部の駆動伝達系の説明図である。 2つの駆動系の組み合わせ状態の説明図である。 装置本体の前側と側部のドアを開いた状態での説明図である。 装置本体のフロントドアを開いた状態の説明図である。 フロントドアに加えて側面ドアを開いた状態の説明図である。 ストッパ部材の揺動の動作の説明図である。 画像読取装置の構成を示す説明図である。
符号の説明
1 画像形成装置、 2 装置本体、 3 給紙部、 4 給紙トレイ、
5 給紙ローラ、 6 レジストローラ装置、 7 用紙搬送路、
8 排紙トレイ、 10 記録部、 11 感光体ドラム、
12 書込み装置、 13 帯電部材、 14 転写ローラ、
15 現像装置、 16 トナー容器、 17 現像ローラ、
18 供給ローラ、 20 定着装置、 21 ハウジング、
22 加熱ローラ、 23 加圧ローラ、 25 排出路、
26 排出ローラ装置、 29 切換ゲート、 29a 軸
30 反転装置、 31 フレーム、 31a ガイド面、 32 反転路、 33・34 搬送ローラ装置、 35 中ガイド体、 40 手差しトレイ、
41 本体部材、 42 サイドガイド、 43・46・47a ヒンジ部、
44 給紙ローラ、 45 段部、 47 第1トレイ、
48 第2トレイ、 50 開閉体、 51 支軸、 52 ハンドル、
53 ロック部材、 55 ストッパ、 56 湾曲ガイド、
57 内側ガイド、 58 リブ、 59 凸部、
60 駆動・伝導装置、 61 第1駆動系、 62 モータ軸、
63 アイドラギヤ、 64 ギヤ、 65 第2駆動系、
66 モータ2、 67 伝導ベルト、 70 フロントドア、
71 ユニット装着部、 72 感光体ユニット、 73 現像器ユニット、
74 軸ホルダー、 75 レバー部材、 78 ストッパ、 79 支軸、 80・81 突部材、 82 軸支部、 85 位置決め用突起、
90 被検知用突部材、 91 センサ、
100 画像読取装置、 101 読取装置、 102 フレーム、
103・104 プラテン、 105 走査装置、 106 ランプ、
107 ミラー、 108 レンズ、 109 CCD、 110 ADF、 111 原稿トレイ、 112 ピックアップローラ、
113 用紙さばき装置、 114 給紙ローラ、 115 さばきパッド、
116 原稿搬送路、 117 搬送ローラ装置、 118 排出路、
119 排出ローラ装置、 120 排出トレイ。

Claims (5)

  1. 画像形成装置の装置本体の側壁に回動可能に取付けられるトレイ本体と、
    前記トレイ本体に、装置本体の側壁側とは反対側に回動自在に取付けられて、折り畳まれる第1の補助トレイと、
    前記第1の補助トレイに、前記トレイ本体とは反対側に取付けられて折り畳まれる第2の補助トレイと、
    前記第2の補助トレイを、前記第1の補助トレイに重なるように折り畳んだ状態で、第1の補助トレイをトレイ本体上に折り畳む時に、前記第2の補助トレイの回動を規制する規制手段と、を設け
    前記規制手段が、前記トレイ本体の前記第1の補助トレイ側に設けられると共に、前記第2の補助トレイを折り畳んだときに、第2の補助トレイの遊端部が当接する当接部であることを特徴とする手差しトレイ。
  2. 前記当接部をトレイ本体の第1の補助トレイの取付側に設けたことを特徴とする請求項1に記載の手差しトレイ。
  3. 前記当接部が、手差しトレイ上の用紙の移動をガイドするガイドリブであることを特徴とする請求項2に記載の手差しトレイ。
  4. 前記ガイドリブを、用紙の搬送方向に直交する方向の両端部にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項3に記載の手差しトレイ。
  5. 前記用紙の搬送方向に直交する方向の両端部にそれぞれ設けたガイドリブの間に、このガイドリブよりも高さの低いガイドリブを設けたことを特徴とする請求項4に記載の手差しトレイ。
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