JP3928299B2 - ワイヤハーネスの取付構造 - Google Patents

ワイヤハーネスの取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車に配索するワイヤハーネスを車体側デッキクロスメンバーに固定する取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車に配索するワイヤハーネスを車体側デッキクロスメンバーに取り付ける場合、図4に示すように、ワイヤハーネスW/Hに被せたプロテクタ1の外面にスタットボルト挿入係止部2を突設する一方、クロスメンバー3にスタットボルト4を突設し、スタットボルト4をスタットボルト挿入係止部2に挿入係止して固定している。あるいは、図5に示すように、プロテクタにクランプ5を取り付ける一方、クロスメンバー3にブラケット6を突設し、該ブラケット6に係止穴6aを設け、上記クランプ5の羽根状係止部5aを係止穴6に挿入係止して固定している。なお、ワイヤハーネスにテープ巻き固定した基板部にスタットボルト挿入係止部を設け、クロスメンバーから突設したスタットボルトを係止する場合、クランプを基板に突設してブラケットの係止穴に係止する場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した取付構造によると、車体側デッキクロスメンバー3にスタットボルト4、あるいは、係止穴6aを設けたブラケット6を取り付けなければならず、部品費、取付費が必要となり、コストアップになる問題がある。
【0004】
また、車体側デッキクロスメンバー3に取り付けるスタットボルト4やブラケット6の取付ピッチが車種毎に異なっており、車種に応じてクロスメンバーに取付部材を取り付けなければならず、よりコストアップとなっている。一方、ワイヤハーネス側もクロスメンバー3に設けたスタットボルトあるいはブラケットに応じて、スタットボルト挿入係止部あるいはクランプを取り付けなければならず、かつ、スタットボルト挿入係止部あるいはクランプの取付ピッチが異なるため、車種毎に専用となり、この点からもコストアップとなっている。
【0005】
本発明は上記した問題に鑑みてなされたもので、車両側デッキクロスメンバーに取付部材を設ける必要を無くして、車両側におけるコストダウンを図ると共に、ワイヤハーネス側も、ピッチに関係なく、1種類の取付部材を設ければクロスメンバーに固定できるようにして、異なる車種においても共用できるようにすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、車体側デッキクロスメンバーにワイヤハーネスを取り付ける構造であって、
ワイヤハーネスに外装するプロテクタの車体取付側外面に、上下方向より円弧形状とした係止バネ片を突設し、これら係止バネ片を車体側デッキクロスメンバーの上面と下面とに嵌合して上下方向より挟持すると共に、
上記プロテクタの車体取付側外面より平板状の回転防止リブを突設し、該回転防止リブの突出量は上記係止バネ片の突出量よりも小さくし、
上記係止バネ片を車体側デッキクロスメンバーに嵌合させた状態で、該車体側デッキクロスメンバーに取り付けられているセンターリーンホース用ブラケットの先端面に上記回転防止リブを突き当てることによりプロテクタの回転を防止して、プロテクタを車体側デッキクロスメンバーに取り付けていることを特徴とするワイヤハーネスの取付構造を提供している。
【0007】
上記上下に設ける係止バネ片の個数は限定されないが、上方あるいは下方のいずれか一方に間隔をあけて2個突設する一方、いずれか他方には2個の係止バネ片の中間位置に1個の係止バネ片を突設していることが好ましい。
【0008】
また、上記係止バネ片の車体側デッキクロスメンバー(以下、クロスメンバーと略称する)と接する内面には、シボ加工もしくはギア加工して、接触面の摩擦係数を高めることが好ましい。さらに、該係止バネ片の外面には、其の両側にリブを突設して強度を高めることが好ましい。
【0009】
上記プロテクタは、車体側デッキクロスメンバーと対向する部分に断面コ字状部分を有する形状であればよいが、樋形の本体と蓋とからなるボックス形状としてもよい。
【0010】
上記のようにワイヤハーネスに外装するプロテクタに係止バネ片を上下に設け、車体側デッキクロスメンバーを係止バネ片で挟持すると、クロスメンバー側に取付部材を設けることなくワイヤハーネスをプロテクタを介して固定することができる。
【0011】
また、係止バネ片のみで挟持すると、プロテクタが回転する恐れがあるが、回転防止リブを突設し、クロスメンバーに取り付けらているセンターリーンホース用ブラケットの先端面に上記回転防止リブを突き当てているため、プロテクタの回転を防止でき、ワイヤハーネスを収容したプロテクタを所位置で位置決め固定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1はワイヤハーネスに外装するプロテクタ10を示し、上下壁10a、10bと側壁10cとからなる断面コ字形状の樹脂成型品からなる。該プロテクタ10の上壁10aの側壁10c側の端縁より、間隔をあけて一対の係止バネ片11,12を突設すると共に、これら係止バネ片11と12の間の下方位置で、下壁10bの側壁10c側の端縁より係止バネ片13を突設している。
【0013】
上記上方の係止バネ片11と12は上向きに湾曲させた湾曲部11a、12aの下向き先端に上向き傾斜部11b、12bを設けた形状とし、下向きに付勢したバネ性を持たせている。一方、下方の係止バネ片13は下向きに湾曲させた湾曲部13aの上向き先端に下向き傾斜部13bを設けた形状とし、上向きに付勢したバネ性を持たせている。また、これら係止バネ片11、12、13の外面の左右端縁に沿って外側に突出したリブ11c、12c、13cを設けて補強している。
【0014】
上記プロテクタ10の側壁10cには、平板状の回転防止リブ14を水平方向に突設し、図1(A)(C)に示すように、回転防止リブ14の突出量は係止バネ片11、12、13よりも小さくしている。該回転防止リブ14はプロテクタ10をクロスメンバー20に取り付けた時に、クロスメンバー20に突設しているセンターリーンホース用ブラケット21の先端面21aと丁度突き当たるように設けている。
【0015】
また、上記プロテクタ10の下壁10bの長さ方向の一端には、ワイヤハーネス固定用のテープ巻き舌片15を突設している。
【0016】
ワイヤハーネスW/Hの電線群Wは図2に示すように、断面コ字状のプロテクタ10の内部空間Cに挿通させ、テープ巻き舌片15と共にテープを巻き付けてプロテクタ10に固定している。
【0017】
ワイヤハーネスW/Hを自動車に配索する時、プロテクタ10の側壁10cをクロスメンバー20側へと向けて、回転防止リブ14がクロスメンバー20のセンターリーンホース用ブラケット21の先端面21aと突き当たる位置で、上下の係止バネ片11、12をクロスメンバー20の上半周面に外嵌し、係止バネ片13をクロスメンバー20の下半周面に外嵌する。
【0018】
クロスメンバー20に外嵌された上下の係止バネ片11、12、13は、上下方向よりクロスメンバー20を挟持して、プロテクタ10はクロスメンバー20に取り付けられる。また、回転防止リブ14がセンターリーンホース用ブラケット21の先端面21aと突き当たっているため、プロテクタ10の回転は阻止され、よって、定位置にプロテクタ10は保持される。
【0019】
上記係止バネ片11、12、13のクロスメンバー20と接触する内周面11d、12d、13dに、図3に示すように、ギア加工してギア30を設けると、クロスメンバー20との接触面の摩擦係数が増加し、係止バネ片11、12、13はより回転しにくくすることができる。なお、ギア加工に変えて、係止バネ片11、12、13のシボ加工を施しても、摩擦係数を高めることができる。
【0020】
また、プロテクタに設ける係止バネ片の個数は上記実施形態に限定されず、上下とも2本ずつ設けてもよいし、ワイヤハーネスが小径でプロテクタが小さい場合には上下1本ずつでもよいが、上記実施形態のように上下いずれかを2本とし、他方をその中央位置に1本とすると、係止バネ片を少ない個数として安定してプロテクタをクロスメンバーに取り付けることができる。
【0021】
さらに、上記実施形態では、回転防止リブをセンターリーンホース用ブラケットに突き当てているが、センターリーンホース用ブラケット以外にクロスメンバーに取り付けられているブラケット等の突起があれば、この突起に回転防止リブを突き当てるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、ワイヤハーネスを収容するプロテクタの壁外面の上下より係止バネ片を突設し、これら係止バネ片でクロスメンバーを挟持する構成としているため、クロスメンバー側には取付部材を設けることなく、ワイヤハーネスをプロテクタを介してクロスメンバーに取り付けることができる。かつ、其の際、回転防止リブを突設して、クロスメンバーに取り付けられているセンターリーンホース用ブラケットに回転防止リブを突き当てているため、クロスメンバーに沿わせて円弧形状とした係止バネ片が回転するのを防止でき、プロテクタの回転を防止して、定位置に位置決め保持することができる。
【0023】
上記のようにクロスメンバー側には、従来必要とされたスタットボルトや、プロテクタ取付用のブラケットが不要となり、部品費および取付費が低減される。また、取付ピッチの制限がなくなるため、ワイヤハーネス側を共用して用いることができ、車種毎に専用のワイヤハーネスを設ける必要がなくなるため、この点からもコスト低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のワイヤハーネスに取り付けるプロテクタを示し、(A)は斜視図、(B)は(A)のA矢視図、(C)は(A)のB矢視図である。
【図2】 プロテクタをクロスメンバーに取り付けた状態を示し、(A)は斜視図、(B)は(A)のC矢視図である。
【図3】 変形例を示す要部断面図である。
【図4】 従来例を示す分解斜視図である。
【図5】 他の従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 プロテクタ
11、12、13 係止バネ片
14 回転防止リブ
20 クロスメンバー
21 センターリーンホース用ブラケット
W/H ワイヤハーネス
W 電線群

Claims (2)

  1. 車体側デッキクロスメンバーにワイヤハーネスを取り付ける構造であって、
    ワイヤハーネスに外装するプロテクタの車体取付側外面に、上下方向より円弧形状とした係止バネ片を突設し、これら係止バネ片を車体側デッキクロスメンバーの上面と下面とに嵌合して上下方向より挟持すると共に、
    上記プロテクタの車体取付側外面より平板状の回転防止リブを突設し、該回転防止リブの突出量は上記係止バネ片の突出量よりも小さくし、
    上記係止バネ片を車体側デッキクロスメンバーに嵌合させた状態で、該車体側デッキクロスメンバーに取り付けられているセンターリーンホース用ブラケットの先端面に上記回転防止リブを突き当てることによりプロテクタの回転を防止して、プロテクタを車体側デッキクロスメンバーに取り付けていることを特徴とするワイヤハーネスの取付構造。
  2. 上記上下に設ける係止バネ片は、上方あるいは下方のいずれか一方に間隔をあけて2個突設し、かつ、これら係止バネ片の車体側デッキクロスメンバーと接触する内面をシボ加工あるいはギア加工して摩擦係数を高めているとともに、外面側に側縁に沿って補強用リブを突設している請求項1に記載のワイヤハーネスの取付構造。
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