JP3927034B2 - 筆穂カバー部材及び筆具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筆ペンや絵筆等の筆具において、その筆軸の先端部に着脱可能に装着されることにより当該筆軸に設けられた筆穂の形状を偏平にする筆穂カバー部材と、この筆穂カバー部材が装着される筆具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、絵画等を描くための筆具としては、例えば繊維束からなる筆穂が筆軸の先端部から突出した筆ペンや絵筆が知られている。さらに、互いに前記筆穂の形状が異なる多数種のものが提供されており、描こうとする線種、模様、色彩等に応じて、丸型の筆穂を有する筆具や平型の筆穂を有する筆具を使い分けるといったことが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の筆具では、その筆具ごとに筆穂の形状が決まっているため、必要に応じて複数本の筆具を使い分けなければならない。このため、描く内容によっては多数本の筆具を用意しておかなければならず、不経済であるとともに、使用前の用意や使用後の片付けが面倒であるという不都合がある。
【0004】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、単一種の筆穂を用いて複数態様での描画等を行うことを可能とする筆穂カバー部材及び筆具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段として、本発明の請求項1に記載の発明は、筆軸の先端部に着脱可能に装着されることにより、この筆軸の先端部から先端側に突出する筆穂の形状を偏平にする筆穂カバー部材であって、前記筆穂が軸方向に挿通可能な全体形状を有し、尾端側には、前記筆軸の先端部に嵌着可能で、かつ、その内側に前記筆穂の先端が挿入可能な筆軸嵌着部が設けられ、先端側には、前記筆穂を外側から押圧してこの筆穂の先端の形状を偏平にする偏平開口をもつ筆穂押圧部が設けられ、この筆穂押圧部から前記筆穂の先端が突出する状態で前記筆軸嵌着部が前記筆軸の先端部に嵌着されるものである。
【0006】
この筆穂カバー部材によれば、当該筆穂カバー部材の内側に筆軸の筆穂を挿通しながらこの筆軸の先端部に筆軸嵌着部を嵌着するだけで、当該筆穂カバー部材の筆穂押圧部による筆穂の押圧で当該筆穂の先端を偏平にすることができ、これにより、当該筆穂の本来の形状が例えば丸型であってもこれを平筆としても利用することが可能になる。このように、単一種の筆穂を複数の態様で用いることが可能になるため、絵画等の作成時に必要な筆具の本数が減り、経済性及び作業性が向上する。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の筆穂カバー部材において、前記筆軸嵌着部と前記筆穂押圧部との間に、当該筆軸嵌着部から挿入された筆穂先端を前記筆穂押圧部まで案内する形状の内側面をもつ案内部が設けられているものである。
【0008】
この構成によれば、筆軸嵌着部側から筆穂カバー部材内に挿入された筆穂先端は、前記案内部の内側面によって筆穂押圧部まで案内されるので、この筆穂押圧部の偏平開口の形状と前記筆軸嵌着部の開口の形状とが著しく相違する場合にも筆穂先端を筆穂押圧部に至るまで円滑に挿入することができ、その形状変更をスムーズに行うことができる。また、筆穂先端が筆穂カバー部材の内側面に引掛かりにくくなるために、筆穂カバー部材を筆軸に装着する時に筆穂先端を傷めることが有効に抑止される。
【0009】
前記内側面の形状としては種々設定可能であるが、例えば請求項3に記載の発明のように、前記案内部の内側面は、互いに対向する一対の平面状テーパー面を含み、これらの平面状テーパー面は先端側に向かうに従って当該平面状テーパー面同士の間隔が小さくなる向きに傾斜している構成とすることにより、単純な構成で筆穂形状を円滑に平型へ移行させることができる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の筆穂カバー部材において、前記筆穂押圧部は、前記偏平開口を維持したまま筆軸の軸方向に延びて前記筆穂先端を外側から保持する形状を有することを特徴とするものである。
【0011】
この構成によれば、筆穂押圧部は、筆穂を押圧することによってこれを偏平にするだけでなく、偏平開口を維持したまま筆軸の軸方向に延びる部分によって前記筆穂先端を外側から安定して保持するので、筆穂押圧部から突出した筆穂の腰が強くなり、比較的高い筆圧が加えられたときにも安定した筆記や描画を行うことができる。また、偏平開口を維持したまま筆軸の軸方向に延びる部分の軸方向長さを適宜調節することによって、筆穂押圧部から突出した筆穂先端の腰の強度を調整することが可能である。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の筆穂カバー部材と、先端部から先端側に筆穂が突出する筆軸とを備えた筆具であって、前記筆軸の先端部は、前記筆穂カバー部材の筆軸嵌着部が外側から嵌着可能な外径を有し、この筆軸の先端部に前記筆軸嵌着部が嵌着された状態で前記筆穂押圧部から先端側に筆穂が突出し、かつ、前記筆穂押圧部による押圧で当該筆穂が偏平状に変形するように構成されているものである。
【0013】
この筆具においては、請求項6記載の発明のように、前記筆軸先端部がその後方の筆軸本体部分よりも小さい外径を有し、この筆軸先端部に前記筆穂カバー部材の筆軸嵌着部が嵌着されたときに当該筆軸嵌着部の外周形状と前記筆軸本体部分の外周形状とが略合致するように前記筆軸先端部と筆軸本体部分との段差が設定されているものが、より好ましい。
【0014】
この構成によれば、筆軸の先端部に嵌着される筆軸嵌着部とその後方の筆軸本体部分との間に段差がほとんど生じないので、この部分を違和感なく把持することが可能であり、筆具の持ち易さを損ねることがない。従って、筆穂カバー部材を装着しないときと同様に筆記や描画を快適に行うことができる。
【0015】
なお、前記筆軸嵌着部を筆軸の先端部に嵌着するための具体的な構造は種々設定が可能である。例えば、前記筆軸嵌着部が径方向に弾性変形可能に形成されると共に、この筆軸嵌着部の内壁部分に設けられた凸部が前記筆軸先端の外周に圧接されることによって、前記筆軸先端に装着されるようにすれば、筆軸の先端部の径の大きさに応じて筆軸嵌着部が弾性変形し、上記凸部が接圧を生じた状態で筆軸の先端部に圧接するので、補助カバー部材を筆軸先端部に強固に嵌着させることができ、補助カバー部材の装着状態を安定させることができる。
【0016】
さらに、前記筆軸先端部に、前記筆穂カバー部材の筆軸嵌着部の内壁部分に設けられた凸部と係合し、前記筆穂カバー部材が前記筆軸の軸方向に移動することを規制する係合部が設けられている構成とすれば、上記凸部と係合部との係合により、筆軸先端部に対して筆軸嵌着部が動くことが規制されるので、筆具から補助カバー部材が外れ難くなり、筆軸先端への補助カバー部材の装着状態が安定する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る筆穂カバー部材及び筆具について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る補助カバー部材を示す斜視図、図2は図1のA−A線での断面図、図3は図1のB−B線での断面図、図4は筆穂カバー部材を筆軸先端に取り付ける前の状態の筆具を示す斜視図、図5は筆穂カバー部材を筆軸先端に取り付けた状態の筆具を示す斜視図である。
【0018】
本発明に係る筆穂カバー部材1は、繊維束からなる筆穂21が先端部22aから先端側に突出する筆軸22の当該先端部22aに装着されて使用されるものであり、その装着状態で筆穂21の先端21aの形状を偏平にするものである。本発明に係る筆具2は、筆穂カバー部材1と、筆穂21を含む筆軸22とからなる。
【0019】
筆穂カバー部材1は、前記筆穂21が軸方向に挿通可能な形状を有し、その尾端側には後方から筆穂21が挿入可能な筆軸嵌着部11が設けられ、先端側には偏平開口12aをもつ筆穂押圧部12が設けられ、筆軸嵌着部11と筆穂押圧部12との間には案内部13が設けられている。そして、筆穂先端21aを筆穂押圧部12から更に先端側に突出させた状態で筆軸先端部22aに装着される。
【0020】
筆軸嵌着部11には、筆穂カバー部材1を筆具2の筆軸先端部22aに取り付ける際に筆穂21が挿し入れられる。筆軸嵌着部11の径は、筆穂先端21aの外径と略同等の大きさに設定されると共に、筆軸先端部22aを覆って筆軸先端部22aの外周に嵌着されるようになっている。この筆軸先端部22aは、その後方の筆軸本体部分22dよりも小さい外径を有し、この筆軸先端部22aと筆軸本体部分22dとの間に後述の段差22bが形成されている。
【0021】
筆穂カバー部材1は、その筆軸嵌着部11が径方向に弾性変形が可能となるように、ポリプロピレン(PP)等の弾性変形可能な素材で形成されている。筆軸嵌着部11の内壁部分には、筆軸嵌着部11の中心側に向けて突出した2つの凸部111a,111bが設けられている。筆軸嵌着部11は筆軸先端部22aに取り付けられる際に筆軸22の径の大きさに応じて弾性変形し、凸部111a,111bが接圧を生じた状態で筆軸先端部22aの外周に圧接するようになっている。これにより、筆軸嵌着部11が筆軸先端部22aに強固に嵌着され、筆軸先端部22aに対する筆穂カバー部材1の装着状態が安定するようになっている。
【0022】
筆穂押圧部12は偏平開口12aを有し、図例では筆穂21の外径(太さ)と略同等の幅を有している。この偏平開口12aの具体的な形状としては、長方形、偏平率の高い楕円、小判形等、種々設定可能である。そして、この筆穂押圧部12から筆穂先端21aが突出するようになっている。この筆穂押圧部12は、その偏平開口12a内に筆穂21が通されたときにこの筆穂21を外側から押圧して筆穂先端21aを偏平にする(前記偏平開口12aの形状と略同一の形状にする)役割を果たす。この偏平開口12aの大きさは、その開口12a内に筆穂21を通したときに筆穂21が筆穂押圧部12内に隙間なく詰まり、安定して筆穂21が保持されるように設定するのが、好ましい。
【0023】
筆穂押圧部12は、その偏平開口12aを維持したまま筆軸22の軸方向に平行な方向に延びる形状を有している。この形状により、筆穂保持部12は、その内側に筆穂21が通されたときに、筆穂先端21aの形状を偏平形状にする役割に加えて、筆穂21を外側から保持して筆軸22の軸方向に平行な姿勢に保つ役割を果たすものである。これにより、筆穂押圧部12から突出した筆穂先端21aの腰が強くなり、筆記時に比較的高い筆圧が加わったときにも安定した筆記や描画等を行うことができる。また、筆穂保持部121の筆軸軸方向についての長さを適宜調節することによって、筆穂押圧部12から突出した筆穂先端21aの腰の強度を調整することが可能である。
【0024】
案内部13は、筆穂カバー部材1の内壁の筆軸嵌着部11から筆穂押圧部12に至る領域に形成されている。この案内部13の内側面には、互いに対向する一対の平面状テーパー面13aが含まれ、これらの平面状テーパー面13aは、先端側に向かうに従って当該平面状テーパー面13a同士の間隔が小さくなる向きに傾斜しており、上述の筆軸嵌着部11から挿入された筆穂先端21aを筆穂押圧部12までスムーズに案内する役割を果たす。すなわち、筆穂21を本来の形状(図例では丸型)から平型へスムーズに変更させる役割を果たす。
【0025】
さらに、当該案内部13の外側面13bも前記内側面と同様のテーパ面とされている。すなわち、案内部13は、先端側の筆穂押圧部12に向かって先細りとなる外形を有しており、これにより筆記時に筆具2が持ちやすくなるため、筆記や描画の作業性を向上させる役割も果たしている。
【0026】
筆穂カバー部材1を筆具2に取り付ける場合は、図3に示すように、筆穂カバー部材1の筆軸嵌着部11内に筆穂先端21aを挿し入れ、筆穂21に沿って筆穂カバー部材1を筆軸先端部22a側に移動させていく。すなわち、筆穂カバー部材1内に筆穂21を挿通させる。そして、筆穂カバー部材1の筆軸嵌着部11を筆軸先端部22aの外周に嵌着する。このとき、筆軸嵌着部11が筆軸先端部22aの径の大きさに応じて弾性変形する。このように筆軸嵌着部11を弾性変形させて筆軸嵌着部11内の凸部111a,111bと筆軸先端部22aとの間に接圧を生じさせた状態で筆軸嵌着部11を筆軸先端部22aに嵌着する。筆穂カバー部材1は、筆軸先端部22aと筆軸22との境界に設けられている段差22bに筆軸嵌着部11の縁部が当接するまで押し込み、図4に示す状態とする。このように筆穂カバー部材1を筆軸先端部22aに装着した状態として筆具2を使用する。
【0027】
上記の段差22bは、筆軸先端部22aの外径とその後方の筆軸本体部分との外径の差に相当するものであるが、この段差22bの深さは筆穂カバー部材1の肉厚と略同等の寸法に設定されている。この段差22bで前記筆軸嵌着部11の肉厚が吸収されることにより、筆軸先端部22aの後方の筆軸本体部分の外周形状と筆軸嵌着部11の外周形状とが略合致し、両者の段差がほとんど生じなくなる。この筆穂カバー部材1と筆軸本体部分との境界部分は筆記時に把持されることが多い部分であるので、この部分の段差をほとんどなくすことによって、筆軸先端部22aに筆穂カバー部材1を取り付けながらも筆具2の持ち易さを損ねることがなくなり、快適な筆記や描画等を保証できる。
【0028】
前記筆軸先端部22aの根元側には先端側よりも外径が僅かに大きい係合部22cが設けられている。この係合部22cは、筆穂カバー部材1を段差22bに当接するまで押し込んだ時に筆軸嵌着部11内の凸部111bに係合する位置に配置されている。筆穂カバー部材1の筆軸先端部22aへの装着時に筆軸画側開口部11が筆軸先端部22aに対して押し込まれ、凸部111bが係合部22cに差し掛かかると、筆軸嵌着部11が弾性変形して凸部111bが係合部22cの表面に沿って段差22b側に移動し、凸部111bと係合部22cが係合するようになっている。この凸部111bと係合部22cとの係合により、筆穂カバー部材1の筆軸22の軸方向への移動が規制される。これにより、筆穂カバー部材1を筆軸先端部22aに装着した後は、筆軸先端部22aに対して筆軸嵌着部11が動くことが規制され、筆具2から筆穂カバー部材1が外れ難くなり、筆軸先端部22aへの筆穂カバー部材1の装着状態が安定する。
【0029】
なお、筆軸22は、その内部にインクを貯留して当該インクが筆軸先端部22aの筆穂21に供給される筆ペン型のものでもよいし、通常の絵筆のように絵具やインクを筆穂21に付着させて使用するものでもよい。特に、インク室を具備する筆軸22の場合、そのコストが高いため、筆穂カバー部材1の着脱により筆穂先端21aの形状を変更できるようにすることにより、コストパフォーマンスに著しく優れたものとなる。
【0030】
また、先端側の偏平開口の形状が互いに異なる複数種の筆穂カバー部材1を用意することにより、筆穂先端21aの形状を多種にわたって変更することも可能であり、これにより筆具の使用態様はさらに拡大される。
【0031】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、筆穂押圧部が筆穂先端の形状を偏平にすることにより、例えば丸型の筆穂であってもこれを平筆として使用することが可能になるため、使用する筆具の本数を削減することができ、経済性及び作業性を向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る補助カバー部材を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線での断面図である。
【図3】図1のB−B線での断面図である。
【図4】筆穂カバー部材を筆軸先端部に取り付ける前の状態の筆具を示す斜視図である。
【図5】筆穂カバー部材を筆軸先端部に取り付けた状態の筆具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 筆穂カバー部材
2 筆具
11 筆軸嵌着部
12 筆穂押圧部
12a 偏平開口
13 案内部
13a 平面状テーパー面
21 筆穂
21a 筆穂先端
22 筆軸
22a 筆軸先端部
22b 段差
22c 係合部
22d 筆軸本体部分
111a,111b 凸部

Claims (6)

  1. 筆軸の先端部に着脱可能に装着されることにより、この筆軸の先端部から先端側に突出する筆穂の形状を偏平にする筆穂カバー部材であって、
    前記筆穂が軸方向に挿通可能な全体形状を有し、
    尾端側には、前記筆軸の先端部に嵌着可能で、かつ、その内側に前記筆穂の先端が挿入可能な筆軸嵌着部が設けられ、
    先端側には、前記筆穂を外側から押圧してこの筆穂の先端の形状を偏平にする偏平開口をもつ筆穂押圧部が設けられ、
    この筆穂押圧部から前記筆穂の先端が突出する状態で前記筆軸嵌着部が前記筆軸の先端部に嵌着されることを特徴とする筆穂カバー部材。
  2. 前記筆軸嵌着部と前記筆穂押圧部との間に、当該筆軸嵌着部から挿入された筆穂先端を前記筆穂押圧部まで案内する形状の内側面をもつ案内部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の筆穂カバー部材。
  3. 前記案内部の内側面は、互いに対向する一対の平面状テーパー面を含み、これらの平面状テーパー面は先端側に向かうに従って当該平面状テーパー面同士の間隔が小さくなる向きに傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の筆穂カバー部材。
  4. 前記筆穂押圧部は、前記偏平開口を維持したまま筆軸の軸方向に延びて前記筆穂先端を外側から保持する形状を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の筆穂カバー部材。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の筆穂カバー部材と、先端部から先端側に筆穂が突出する筆軸とを備えた筆具であって、
    前記筆軸の先端部は、前記筆穂カバー部材の筆軸嵌着部が外側から嵌着可能な外径を有し、この筆軸の先端部に前記筆軸嵌着部が嵌着された状態で前記筆穂押圧部から先端側に筆穂が突出し、かつ、前記筆穂押圧部による押圧で当該筆穂が偏平状に変形するように構成されていることを特徴とする筆具。
  6. 前記筆軸先端部はその後方の筆軸本体部分よりも小さい外径を有し、この筆軸先端部に前記筆穂カバー部材の筆軸嵌着部が嵌着されたときに当該筆軸嵌着部の外周形状と前記筆軸本体部分の外周形状とが略合致するように前記筆軸先端部と筆軸本体部分との段差が設定されていることを特徴とする請求項5に記載の筆具。
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