JP3926548B2 - 車両用遠隔制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用遠隔制御装置に関し、特に、車両に配置された複数の装置をひとつの携帯送信機によってそれぞれ異なる制御をすることのできる車両用遠隔制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、携帯送信機からひとつの送信信号(例えば、電波信号)を、車両(自動車)に配置された受信機に向けて送信し、この送信されたひとつの送信信号を受信機が受信して、この受信信号によって、車両に配置された装置、例えばドアの遠隔制御ロック装置を制御するものがあり、また、この遠隔制御ロック装置によってドアをロックするように制御すると共に、ウインドが開いている場合には、ウインドの遠隔クローズ制御も同時に行うように構成されているものがある。
【0003】
このような制御装置を備えた車両では、携帯送信機の保持者(例えば、運転者)が、車両に配置された複数の装置を同時に制御することが出来、上記のように、例えばウインドを閉めるのを忘れて車両を離れた場合でも、ドアのロックをするための遠隔ロック制御の送信信号を携帯送信機から送信することでドアのロックと、ウインドのクローズとを同時に、且つ、自動的に行えて防犯上有益である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来の遠隔制御装置(例えば、ドアのロックのための装置)は、かなり離れた場所(例えば、約20〜30メートル位)からも車両に配置された遠隔制御装置の制御が可能であり、これは、携帯送信機の保持者(例えば、運転手)が、車両(自動車)の状況を正確に確認(視認)出来ない程の離れた場所であって、車両を視認出来ないような状況でも、制御が可能であるということである。
【0005】
このことから、例えば、前述の例で説明すれば、子供を車両内に残して車両から離れ、大分車両から遠くに至ってから、車両の状況を正確に確認(視認)出来ない状況で、ドアのロックをするために携帯送信機でロック指示信号を発信した際に、たまたまウインドがオープンの状態であって、このウインドから子供が手や足を出していたりすると、ドアのロック制御と共に、同時にウインドも自動的にクローズされ、このウインドのクローズによって、子供の手や足がウインドに挟まれることが生じるという問題がある。
【0006】
また、車両からの携帯送信機までの距離に係わらず、真夏の暑い日などで、ドアは、ロックしたいが、車両内の温度上昇を押さえるためにウインドは例えば、僅かだけオープンの状態に維持しておきたいときには、ドアのロック制御と共に、同時にウインドも自動的にクローズされるように構成された遠隔制御装置では、携帯送信機の保持者の意志として、ウインドは僅かだけオープンの状態に維持しておきたいという意志が機能として反映されないことが生じるという問題がある。
【0007】
本発明の車両用遠隔制御装置は、上述の問題点を解決するもので、その目的は、車両と携帯送信機との間の距離によって制御する内容を変更するものであり、例えば、ウインドはオープンの状態に維持しておきたいという意志を有する携帯送信機のロック指示信号では、自動的にウインドがクローズされない車両用遠隔制御装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両用遠隔制御装置は、ひとつの操作釦を有し、該操作釦の異なる操作にて送信コードの異なる第1、及び第2の送信信号の一方、又は双方を連続して送信する携帯送信機と、前記携帯送信機からの第1、及び第2の送信信号を受信する車両に配置された受信機と、受信した前記第1、第2の送信信号に基づく第1、及び第2の制御信号を出力する制御回路部と、車両に配置され、前記第1、は、第2の制御信号によって制御・駆動される第1の装置、及び第2の装置とを備え、前記第1、及び第2の送信信号は、それぞれ異なる送信距離を有し、前記第1の送信信号の送信距離は、前記第2の送信信号の送信距離よりも遠い送信距離になるように設けられており、前記第1の装置は、前記車両のドアをロックするロック機構であり、前記第2の装置は、ウインドあるいはサンルーフあるいはウインドとサンルーフの両方をクローズする開閉機構であり、前記受信機が、前記第1の送信信号を受信したときに前記制御回路部が第1の制御信号を出力し、このときには、前記第1の装置のみが駆動され、前記第1、及び第2の送信信号を連続して受信したときに第1、及び第2の制御信号を出力し、このときには、前記第1の装置が駆動されると共に、前記第2の装置が駆動されるようにしたことである。
かかる構成によって、携帯送信機の異なる操作にて、送信コードの異なる第1、及び第2の送信信号を選択組み合わせて送信し、車両の受信機での受信信号の受信状況にて判断し、この判断から第1の装置(ドアのロック機構)と、第2の装置(ウインドやサンルーフをクローズする開閉機構)とを異なる制御にて行うという効果を奏する。
また、車両に対して車両の状況を充分確認(視認)出来る近い距離の場合と、車両の状況を視認し難い遠い距離の場合とを判断し、送信距離に対応した安全な各制御を選択実施することが出来るという効果を奏する。
また、第2の装置が、ウインドやサンルーフをクローズする開閉機構であってウインドによる挟み込みが確実に防止出来る。
【0010】
また、本発明の車両用遠隔制御装置は、ひとつの操作釦の異なる操作が操作釦の操作継続時間の違いによって成され、操作継続時間が所定の時間未満のときに第1の送信信号が送信され、操作継続時間が所定の時間以上のときに第1、及び第2の送信信号が送信されることである。
かかる構成によって、ひとつの操作釦の操作継続時間の違いにて異なる操作が成されるので操作が簡単である。
【0011】
また、本発明の車両用遠隔制御装置は、ひとつの操作釦の異なる操作が操作釦の所定時間内の操作回数の違いによって成され、操作回数が所定の回数未満のときに第1の送信信号が送信され、操作回数が所定の回数以上のときに第1、及び第2の送信信号が送信されることである。
かかる構成によって、ひとつの操作釦の所定時間内の操作回数の違いにて異なる操作が成されるので操作が一層簡単である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車両用遠隔制御装置について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の車両用遠隔制御装置の実施の形態を説明するための外観図、図2は、本発明の車両用遠隔制御装置の携帯送信機の実施の形態を示す斜視図である。
この実施例では、車両用遠隔制御装置の一例として、第1の装置としての車両のドアの遠隔制御ロック・ロック解除装置と、第2の装置としてのウインドの遠隔開閉装置を挙げて説明する。
【0014】
まず、車両Aは、例えば、セダン型やワンボックス型やワゴン型などのドア10とウインド13とを有する自動車である。このドア10とウインド13とは、例えば、後述する携帯送信機18の各スイッチの各押釦の押圧によって送出される送信信号で、ロック・ロック解除動作やオープン・クローズ動作が出来るように構成されている。
【0015】
そして、図1、図2に示すように、車両用遠隔制御装置は、前記ドア10のロック・ロック解除制御を行うためのロック機構11(第1の装置)と、ロック機構11の駆動を行うための制御信号を出力するロック制御部12と、前記ウインド13の開閉制御を行うための開閉機構14(第2の装置)と、開閉機構14の駆動を行うための制御信号を出力するウインド制御部15と、ロック制御部12とウインド制御部15とにそれぞれ制御信号を出力する制御回路部16と、制御回路部16に受信信号を出力する受信機17と、受信機17が受信することができる所定の送信信号を送信する携帯送信機18とを備えている。
【0016】
携帯送信機18は、携帯することが出来、且つ、エンジンキー(図示せず)と一体、又は連結されて配置され、ひとつ、又は複数個の送信用の押釦、例えば、第1、第2、第3押釦18a、18b、18cを有している。また、この携帯送信機18は、第1の送信信号を送信する第1の送信部と、第2の送信信号を送信する第2の送信部とを備えている。第1の送信信号と第2の送信信号とは、例えば、デジタルコード化された電波信号である。
【0017】
そして、この第1の送信信号は、その送信距離が、比較的遠い距離(例えば、約20〜30メートル位)であるように設定され、また、第2の送信信号は、その送信距離が、比較的近い距離(例えば、約6メートル位)であるように設定されている。即ち、その各送信距離は、第1の送信信号の送信(到達)距離の方が、第2の送信信号の送信(到達)距離よりも長く(遠く)設定されている。
【0018】
また、この携帯送信機18からの第1の送信信号と第2の送信信号とは、車両Aのドア10のロック・ロック解除制御駆動と、ウインド13の開閉制御駆動とを行うための送信信号である。
【0019】
受信機17は、車両Aの所定の場所(例えば、バックミラーやドアなど)に配置され、携帯送信機18からの第1の送信信号と第2の送信信号とを受信するための受信用アンテナ32aを有し、この受信用アンテナ32aでそれぞれ受信した第1、及び第2の受信信号に基づく各所定の信号を出力(送出)する機能を有している。
【0020】
制御回路部16は、例えば、複数本の端子を有する中央演算装置(CPU)などから成り、この制御回路部16は、受信機17に接続され、受信機17が受信した第1の送信信号、又は第2の送信信号の各デジタルコードの受信状態に応じて、第1、又は第2の制御信号を出力するように構成されている。即ち、制御回路部16に、少なくとも第1の送信信号が入力されると第1の制御信号を出力し、第2の送信信号が入力されると第2の制御信号を出力する。
【0021】
ロック制御部12は、制御回路部16に接続されており、制御回路部16からの制御信号によって、ドア10のロック、又はロック解除動作を行うための駆動信号を出力する。
【0022】
ロック機構11は、車両Aの各ドア10に配置され、ドア10のロック・ロック解除を行うように機能するものである。このロック機構11は、ロック制御部12の駆動信号によって駆動される。
【0023】
ウインド制御部15は、制御回路部16に接続されており、制御回路部16からの制御信号によって、ウインド13のクローズ、又はオープン動作を行うための駆動信号を出力する。
【0024】
開閉機構14は、車両Aの各ドア10に配置され、ウインド13のクローズ・オープンを行うように機能するものである。この開閉機構14は、ウインド制御部15から出力される駆動信号が入力されると駆動される。
【0025】
次に、本発明の携帯送信機と受信機との実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図3は、本発明の車両用遠隔制御装置の携帯送信機の実施の形態を示すブロック図、図4は、本発明の車両用遠隔制御装置の携帯送信機の第1押釦の操作の実施の形態を説明する説明図、図5は、本発明の車両用遠隔制御装置の受信機と制御回路部の実施の形態を説明するためのブロック図である。
【0026】
図3に示すように、携帯送信機18は、例えば、ひとつ、又は複数個(例えば、3個)のスイッチなどから成る操作部21と、中央演算装置(CPU)を主体とする制御部22と、例えば、ROM素子などから成るメモリ23と、例えば、電波信号を送出するための発振器25aと第1増幅器25bと第2増幅器25cと送信用アンテナ25dなどから成る送信部25、ならびに電源(図示せず)などから構成されている。
【0027】
ここで、第1増幅器25bの増幅度は、第2増幅器25cの増幅度に比較して、大きな増幅度であるように構成され、例えば、第2増幅器25cの増幅度は、第1増幅器25bの増幅度の例えば、約18dB(デシベル)ダウン程度の増幅度に設定されている。
また、制御部22の制御によって第1増幅器25bは、第1の送信信号のみを増幅し、第2増幅器25cは、第2の送信信号のみを増幅するように構成されている。
【0028】
即ち、第1増幅器25bによって増幅された第1の送信信号は、その送信距離が、前述の如く比較的遠い距離(例えば、約20〜30メートル位)であるように設定され、また、第2増幅器25cによって増幅された第2の送信信号は、その送信距離が、前述の如く比較的近い距離(例えば、約6メートル位)であるように設定されている。
【0029】
操作部21には、種々の操作釦が設けられている。この実施の形態においては、第1押釦18aは、ドアロック、及びウインドクローズの指令のためのもので、第2押釦18bは、ドアロック解除するためのもので、第3押釦18cは、トランクルームのロック解除信号を送信するためのものである。
なお、この操作部21には、前記第1、第2、第3押釦18a、18b、18c以外の押釦を設け、この押釦によって、車内灯の点灯や、ラジオアンテナの伸縮などを行うようにしても良い。
【0030】
また、制御部22では、メモリ23に記憶されている所定の識別信号(IDコード)と、操作部21からの操作に対応した指令情報とを含むデジタルコード送信情報が生成される。この生成された各デジタルコード送信情報は、送信部25に送られ、送信部25では所定の第1の送信信号、又は第2の送信信号がそれぞれ第1増幅器25b、及び第2増幅器25cにてそれぞれ増幅されてアンテナ25dから電波送信される。
【0031】
図5に示すように、受信機17は、携帯送信機18から送出される第1、第2送信信号を受信する受信部32にて構成されている。また、受信部32は、第1、第2の送信信号を受信する受信用アンテナ32aと、コード増幅器32bと、発振器33cと、混合器34dと、コード検波器34eなどで構成されている。
【0032】
また、制御回路部16は、中央演算装置(CPU)を主体とする制御部41と、例えば、ROM素子などから成るメモリ42などで構成されている。そして、受信機17と制御回路部16とは、接続されている。
【0033】
そして、受信機17の受信部32に所定の強度の受信信号が入力されると、受信部は、受信信号に基づくデジタルコード受信情報を制御回路部16に出力し、制御回路部16の制御部41では、メモリ42に記憶された識別信号、及び指令情報と、制御部41に入力されたデジタルコード受信情報とを比較し、所定の制御信号(第1の制御信号、或いは、第2の制御信号)が、制御部41から送出される。この制御部41からの制御信号は、ロック制御部12とウインド制御部15とに入力される。
【0034】
次に、図4に示す説明図について述べる。
まず、図4の第1押釦のA操作では、第1押釦18a(図3参照)の押圧操作を、連続して所定時間である1秒間未満の時間だけ押圧すると、第1の送信信号のみが送信用アンテナ25dから電波送信される。この第1の送信信号によって、ドア10のロックのみが行われる。
【0035】
また、連続して所定時間である1秒間以上の時間の押圧すると、先ず、第1の送信信号が送信用アンテナ25dから電波送信され、次に、第2の送信信号が送信用アンテナ25dから電波送信される。この第1の送信信号の送信によって、ドア10のロックが先ず行われ、次の第2の送信信号の送信によって、ウインド13のクローズが行われる。
【0036】
次に、図4の第1押釦のB操作では、第1押釦18a(図3参照)の押圧操作を、所定時間である2秒間の時間内に1回だけ押圧すると、第1の送信信号のみが送信用アンテナ25dから送信される。この第1の送信信号によって、前述と同様にドア10のロックのみが行われる。
【0037】
また、所定時間である2秒間以内の時間内に2回だけの押圧をすると、先ず、1回目の押圧で第1の送信信号が送信用アンテナ25dから送信され、次に、2回目の押圧で第2の送信信号が送信用アンテナ25dから送信される。この第1の送信信号の送信によって、ドア10のロックが先ず行われ、次の第2の送信信号の送信によって、ウインド13のクローズが行われる。
【0038】
次に、ここで、本発明の車両用遠隔制御装置の動作について説明する。
この動作の前提として、車両Aの運転者が、車両Aから離れる際に、ドア10は、ロック解除の状態(即ち、ロックせず)で、且つ、ウインド13は、オープンの状態であるとする。また、携帯送信機18の第1押釦18aの操作は、前述のA操作とする。
【0039】
そこで、先ず、車両Aと携帯送信機18(例えば、運転者が保持・操作する)との間の距離が、車両を確実に視認することが出来る比較的近い距離(例えば、約5〜6メートル位)であれば、携帯送信機18の送信用の第1押釦18aを連続して1秒間未満の時間だけ押圧し、この第1押釦18aの押圧によって、携帯送信機18から第1の送信信号が送出(出力)される。この送出された第1の送信信号は、車両に配置された受信機17にて受信される。
【0040】
受信機17にて第1の送信信号が、受信されると、この各受信信号は、制御部41に入力される。このように制御部41に第1の送信信号が入力されると、制御部41は、この各入力信号と、メモリ42からの識別信号、及び指令情報とを比較して、正規の信号であることを確認した上で、第1の送信信号が確認されたことに対応して、第1の制御信号を出力する。
【0041】
この制御部41から出力される第1の制御信号は、ロック制御部12に入力され、ロック制御部12からロック駆動信号が、それぞれロック機構11に入力され、この各駆動信号にてロック機構11は、ドアをロック制御するように駆動され、ドア10がロックされる。
【0042】
次に、車両Aと携帯送信機18との間の距離が、比較的近い距離であるとき、携帯送信機18の送信用の第1押釦18aを連続して1秒間以上の時間だけ押圧し、この第1押釦18aの押圧によって、携帯送信機18から先ず、第1の送信信号が送出(出力)され、次に、第2の送信信号が送信用アンテナ25dから送出(出力)される。この送出された第1、第2の送信信号は、車両に配置された受信機17にて受信される。この第1の送信信号の送信によって、ドア10のロックが先ず行われ、次の第2の送信信号の送信によって、ウインド13のクローズが行われる。
【0043】
次に、車両Aと携帯送信機18との間の距離が、比較的遠い距離(例えば、約20〜30メートル位)で、車両Aを直接視認出来難い状況であるときの動作について説明する。
この状況にて、携帯送信機18の送信用の第1押釦18aを連続して1秒間未満の時間だけ押圧し、この第1押釦18aの押圧で、携帯送信機18から第1の送信信号が送出(出力)される。
【0044】
この送出された第1の送信信号は、送信距離が、比較的遠い距離であるように設定されていることから、送信距離内に位置する受信機17にて受信される。
【0045】
受信機17にて第1の送信信号のみが受信されると、この受信信号は、制御部41に入力される。このように制御部41に第1の送信信号のみが入力されると、この入力信号と、制御部41は、メモリ42からの識別信号、及び指令情報とを比較し、正規の信号を確認した上で、第1の送信信号のみが確認されたことに対応して、第1の制御信号を出力する。
【0046】
この制御部41から出力される第1の制御信号は、ロック制御部12に入力される。そして、ロック制御部12からロック駆動信号がロック機構11に入力され、この駆動信号にてロック機構11は、ドアをロック制御するように駆動される。このときウインド制御部15はクローズ駆動信号を出力せず、ウインド13は、オープンの状態が維持される。
【0047】
このように、受信機17が、携帯送信機18からの第1の送信信号のみを受信したときは、ドア10はロック駆動されるが、ウインド13はクローズ駆動されない状態である。
【0048】
次に、車両Aと携帯送信機18との間の距離が、比較的遠い距離であるとき、携帯送信機18の送信用の第1押釦18aを連続して1秒間以上の時間だけ押圧し、この第1押釦18aの押圧によって、携帯送信機18から先ず、第1の送信信号が送出(出力)され、次に、第2の送信信号が送信用アンテナ25dから送出(出力)される。この送出された第1、第2の送信信号は、車両に配置された受信機17にて第1の送信信号のみが受信される。
【0049】
これは、第2の送信信号の送信到達距離が、約6メートル位に設定されていることから、第2の送信信号は、受信機17にて受信されない。
このことから、第1の送信信号の送信によって、ドア10のロックのみが先ず行われ、次の第2の送信信号の送信によっては、第2の送信信号が、受信機17にて受信されないことから、ウインド制御部15はクローズ駆動信号を出力せず、ウインド13は、オープンの状態が維持される。
【0050】
なお、携帯送信機18の第1押釦18aの操作は、前述のA操作として動作の説明を行ったが、前述のB操作についてもほぼ同様の動作を行うことから説明は省略する。
【0051】
なお、上述の実施例では、開閉機構14によって開閉されるのはウインド13であるとしたが、ウインドに限定されず、サンルーフの開閉であっても良いこと、又は、ウインドの開閉とサンルーフの開閉との両方であっても良いことは勿論である。
【0052】
また、上記の実施例では、ドアロック、及びウインドクローズ指令のための第1押釦18aに関連して説明したが、ドアロック解除指令のための第2押釦18bについてウインドオープン指令を組み合わせて第2押釦18bの異なる操作で、ドアロックとウインドオープンの選択組み合わせて指令しても良い。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、本発明の車両用遠隔制御装置は、携帯送信機の操作釦の異なる操作にて送信コードの異なる第1、及び第2の送信信号の一方、又は双方を送信し、受信機が、前記第1の送信信号を受信したときに制御回路部が第1の制御信号を出力し、このときには、第1の装置のみが駆動され、前記第1、及び第2の送信信号を連続して受信したときに第1、及び第2の制御信号を出力し、このときには、第1の装置が駆動されると共に、第2の装置が駆動されるようにしたことによって、第1の装置(ドアのロック機構)と、第2の装置(ウインドやサンルーフをクローズする開閉機構)とを異なる制御にて行うという効果を奏する。
【0054】
また、本発明の車両用遠隔制御装置は、第1、及び第2の送信信号は、それぞれ異なる送信距離を有し、前記第1の送信信号の送信距離は、前記第2の送信信号の送信距離よりも遠い送信距離になるように設けられていることによって、車両に対して車両の状況を充分確認(視認)出来る近い距離の場合と、車両の状況を視認し難い遠い距離の場合とを判断し、送信距離に対応した安全な各制御を選択実施することが出来るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用遠隔制御装置の実施の形態を説明するための外観図である。
【図2】本発明の車両用遠隔制御装置の携帯送信機の実施の形態を説明するための斜視図である。
【図3】本発明の車両用遠隔制御装置の携帯送信機の実施の形態を示すブロック図である。
【図4】本発明の車両用遠隔制御装置の携帯送信機の第1押釦の操作の実施の形態を説明する説明図である。
【図5】本発明の車両用遠隔制御装置の受信機と制御回路部との実施の形態を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
10 ドア
11 ロック機構(第1の装置)
12 ロック制御部
13 ウインド
14 開閉機構(第2の装置)
15 ウインド制御部
16 制御回路部
17 受信機
18 携帯送信機
18a 第1押釦
25 送信部
32 受信部
32a 受信用アンテナ
A 車両

Claims (3)

  1. ひとつの操作釦を有し、該操作釦の異なる操作にて送信コードの異なる第1、及び第2の送信信号の一方、又は双方を連続して送信する携帯送信機と、前記携帯送信機からの第1、及び第2の送信信号を受信する車両に配置された受信機と、受信した前記第1、第2の送信信号に基づく第1、及び第2の制御信号を出力する制御回路部と、車両に配置され、前記第1、は、第2の制御信号によって制御・駆動される第1の装置、及び第2の装置とを備え、前記第1、及び第2の送信信号は、それぞれ異なる送信距離を有し、前記第1の送信信号の送信距離は、前記第2の送信信号の送信距離よりも遠い送信距離になるように設けられており、前記第1の装置は、前記車両のドアをロックするロック機構であり、前記第2の装置は、ウインドあるいはサンルーフあるいはウインドとサンルーフの両方をクローズする開閉機構であり、前記受信機が、前記第1の送信信号を受信したときに前記制御回路部が第1の制御信号を出力し、このときには、前記第1の装置のみが駆動され、前記第1、及び第2の送信信号を連続して受信したときに第1、及び第2の制御信号を出力し、このときには、前記第1の装置が駆動されると共に、前記第2の装置が駆動されるようにしたことを特徴とする車両用遠隔制御装置。
  2. 前記ひとつの操作釦の異なる操作が前記操作釦の操作継続時間の違いによって成され、操作継続時間が所定の時間未満のときに第1の送信信号が送信され、操作継続時間が所定の時間以上のときに第1、及び第2の送信信号が送信されることを特徴とする請求項1記載の車両用遠隔制御装置。
  3. 前記ひとつの操作釦の異なる操作が前記操作釦の所定時間内の操作回数の違いによって成され、操作回数が所定の回数未満のときに第1の送信信号が送信され、操作回数が所定の回数以上のときに第1、及び第2の送信信号が送信されることを特徴とする請求項1記載の車両用遠隔制御装置。
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