JP3921438B2 - 遊技機及びプログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本明細書中ではパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはコインやパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダル(遊技媒体)投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットボタンなどによりベットすることを含む。さらに、電子抽選により当選役に当たったことを当選、当選した当選役を構成する当選絵柄を入賞有効ライン上に揃えることが可能な状態を内部入賞、内部入賞した当選役を構成する当選絵柄が入賞有効ライン上に揃えられた状態を入賞とする。
【0003】
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、その遊技媒体となっているメダルに一定の価値が与えられて、ゲームを行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。このため、遊技者はメダルを大量に獲得するということだけを目的とし、ボーナスゲームモードに移行する権利が得やすい台を選択してゲームを行おうとするのが一般である。ボーナスゲームモードには例えばビッグボーナス(以下BB)モードやレギュラーボーナス(RB)モードなどがあり、特にBBモードは、RBモードに所定回数移行されるとともに、RBモードに移行される前に、小役の当選確率が高くなるRB導入モードに移行されるため、短期間で大量のメダルを獲得することができる。
【0004】
短期間で大量のメダルを獲得できる期待を抱かせることは、遊技者をスロットマシンに惹きつけるうえで重要な要素であり、遊技者の射幸心を煽るために様々な工夫がなされた機種が数多く提供される傾向にある。このような機種の1つとして、例えばBBモードに移行させるBBやRBモードに移行させるRBに当選した場合に当選されたBBやRBが貯留される、いわゆるストック機能が設けられた機種が提供されている。
【0005】
ストック機能が設けられた機種では、例えばリプレイタイム(RT)モードと称されるゲームモードが設けられているものがある。RTモードに移行されると、当選役を決定するための当選役抽選テーブルがリプレイの当選確率が高い当選役抽選テーブルに切り替えられるとともに、リプレイに当選した場合にリプレイを入賞可能とするか否かが抽選により決定される。また、RTモード中は、当選したBBやRBを入賞させることができないようにリールの停止制御が行われるとともに、RTモード中に当選したBBやRBは貯留されていく。
【0006】
RTモードでのゲーム数は抽選により決定され、決定されたゲーム数のゲームを消化すると、RTモードが終了される。そして、当選役抽選テーブルが通常のテーブルに切り替えられるとともに、貯留されたBBやRBが入賞可能となるようにリールの停止制御が行われて、BBやRBが放出される。BBモードやRBモードに移行された後は再びRTモードに移行されるが、RTモードでのゲーム数が少ない場合は、短期間のうちに再びBBモードやRBモードに移行されるので、大量のメダルを獲得することが可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなストック機能が設けられたスロットマシンでは、RTモードでのゲーム数は、抽選によって予め設定された複数種類のゲーム数のうちのいずれかに決定されるが、ゲーム数が最も長いRTモードに移行されてしまうと、遊技者のメダルの消費枚数が膨大な枚数になるばかりか、ゲームが単調になってしまうという欠点があった。また、抽選により決定されたゲーム数のゲームを行ってRTモードが終了すればBBやRBが放出されるため、BBやRBが放出されることへの緊張感が薄く、ゲームが単調になってしまうという問題があった。
【0008】
上記問題点を解決するために本発明は、貯留された当選役を放出するにあたって、短期間で大量の利益が得られることへの期待感を遊技者に持たせることができるようにした遊技機及びプログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、外周に複数種類の当選絵柄が配列され、クレジットされた遊技媒体を投入するベット操作の後にゲームスタート操作が行われると回転する複数のリールと、ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを抽選により決定する当選役決定手段と、リールの停止操作に応答して、前記当選役決定手段により決定された当選役が入賞しやすくなるようにリールの停止制御を行うリール停止制御手段と、前記当選役決定手段の抽選によって複数種類の前記当選役のうちから特別当選役が決定された場合には、特別当選役を貯留する特別当選役貯留手段とを備え、前記特別当選役が入賞した場合には通常モードよりも遊技者への利益付与確率が高くなる特別モードに移行する遊技機において、前記特別当選役貯留手段に貯留されている特別当選役が入賞可能となるようにリール停止制御手段にリールの停止制御を行わせるか否かを抽選により決定する特別当選役放出抽選手段と、前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられ、特別当選役が入賞可能となる確率が互いに異なる複数種類の放出確率テーブルと、前記通常モードのゲームで前記特別当選役放出抽選手段の抽選に当選した場合、該抽選の後に移行される特別モードの終了後に、前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられる放出確率テーブルを特別当選役が入賞可能となる確率が相対的に高い放出確率テーブルに切り替えることによって通常モードよりも特別当選役が入賞可能となる確率が高くなる確率変動モードに移行させるか否かを抽選により決定する放出確率テーブル切替抽選手段と、前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記特別モードの終了後に前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられる放出確率テーブルを特別当選役が入賞可能となる確率が相対的に高い放出確率テーブルに切り替える放出確率テーブル切替手段と、前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記確率変動モードのゲームでゲームスタート操作が行われるたびに抽選を行うことによって、前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させるか否かを決定する第1確率変動継続抽選手段と、前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記確率変動モードのゲームでベット操作が行われるたびに抽選を行うことによって、前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させるか否かを決定する第2確率変動継続抽選手段とを設け、前記放出確率テーブル切替手段は、前記確率変動モードのゲームで前記ベット操作及び前記ゲームスタート操作の両方が行われるたびに前記第1確率変動継続抽選手段及び第2確率変動継続抽選手段での両方の抽選に当選したか否かを判定し、前記両方の抽選に当選した場合に前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させるものである。
【0010】
なお、前記第1確率変動継続抽選手段での抽選に当選したことを報知する第1報知手段と第2確率変動継続抽選手段での抽選に当選したことを報知する第2報知手段とを設けることが好ましい。
【0012】
また、本発明のプログラムは、特別当選役貯留手段に貯留されている特別当選役が入賞可能となるようにリール停止制御手段にリールの停止制御を行わせるか否かを抽選により決定する特別当選役放出抽選手段と、前記通常モードのゲームで前記特別当選役放出抽選手段の抽選に当選した場合、該抽選の後に移行される特別モードの終了後に、前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられる放出確率テーブルを特別当選役が入賞可能となる確率が相対的に高い放出確率テーブルに切り替えることによって通常モードよりも特別当選役が入賞可能となる確率が高くなる確率変動モードに移行させるか否かを抽選により決定する放出確率テーブル切替抽選手段と、前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記確率変動モードのゲームでゲームスタート操作が行われるたびに抽選を行うことによって、前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させるか否かを決定する第1確率変動継続抽選手段と、前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記確率変動モードのゲームでベット操作が行われるたびに抽選を行うことによって、前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させるか否かを決定する第2確率変動継続抽選手段と、前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記特別モードの終了後に前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられる放出確率テーブルを特別当選役が入賞可能となる確率が相対的に高い放出確率テーブルに切り替え、かつ前記確率変動モードのゲームで前記ベット操作及び前記ゲームスタート操作の両方が行われるたびに前記第1確率変動継続抽選手段及び第2確率変動継続抽選手段での両方の抽選に当選したか否かを判定し、前記両方の抽選に当選した場合に前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させる放出確率テーブル切替手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのものである。
【0013】
また、使用する記録媒体は、特別当選役貯留手段に貯留されている特別当選役が入賞可能となるようにリール停止制御手段にリールの停止制御を行わせるか否かを抽選により決定する特別当選役放出抽選手段と、前記通常モードのゲームで前記特別当選役放出抽選手段の抽選に当選した場合、該抽選の後に移行される特別モードの終了後に、前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられる放出確率テーブルを特別当選役が入賞可能となる確率が相対的に高い放出確率テーブルに切り替えることによって通常モードよりも特別当選役が入賞可能となる確率が高くなる確率変動モードに移行させるか否かを抽選により決定する放出確率テーブル切替抽選手段と、前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記確率変動モードのゲームでゲームスタート操作が行われるたびに抽選を行うことによって、前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させるか否かを決定する第1確率変動継続抽選手段と、前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記確率変動モードのゲームでベット操作が行われるたびに抽選を行うことによって、前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させるか否かを決定する第2確率変動継続抽選手段と、前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記特別モードの終了後に前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられる放出確率テーブルを特別当選役が入賞可能となる確率が相対的に高い放出確率テーブルに切り替え、かつ前記確率変動モードのゲームで前記ベット操作及び前記ゲームスタート操作の両方が行われるたびに前記第1確率変動継続抽選手段及び第2確率変動継続抽選手段での両方の抽選に当選したか否かを判定し、前記両方の抽選に当選した場合に前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させる放出確率テーブル切替手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、スロットマシン10には、通常モード、BBモード、特別モードであるRBモードが設けられている。BBモードは、RBモードに3回移行されるか又はRB導入モードでのゲームが30回行われると終了される。RBモードは、特定当選役が8回入賞されるか又は12回のゲームが行われると終了する。
【0015】
通常モードでRBに当選するとRBが貯留される。貯留されたRBは、ゲームごとに行われるRB放出抽選に当選すると放出される。RBモード及びBBモード終了時にはRB放出抽選での当選確率が高くなるRB確率変動モードに移行させるか否かの抽選が行われる。RB確率変動モードはRBモードに2回移行されるまで、つまりはRB確率変動モードに2回移行される。RB確率変動モードでは、ゲームが行われるたびにRB確率変動モードを継続させるか否かを決定する確変継続抽選が行われ、確変継続抽選に当選すると次回のRBモードからさらにRBモードに2回移行されるまで、つまりは次回のRBモード後にさらにRB確率変動モードに2回移行される。
【0016】
スロットマシン10は、筐体11の前面扉12に4個の表示窓13が設けられ、各々の表示窓13の奥に第1リール14a、第2リール14b、第3リール14c及びサブリール15が回転自在に組み込まれている。周知のように、第1〜第3リール14a〜14cの外周には複数種類の絵柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した状態では表示窓13を通して1リール当たり3個の絵柄が観察可能になる。これにより、各リールの絵柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞有効ラインが横3本斜め2本の合計5本が設定される。
【0017】
ゲームの開始に先立ってメダル投入口16から1枚のメダルを投入したときには中央横一本の入賞有効ラインが有効化され、2枚では横3本、3枚ではさらに斜め2本を加えた5本の入賞有効ラインが有効化される。また、メダルは50枚を限度にクレジット(貯留)することが可能になっており、クレジットされているメダルの枚数は、クレジット枚数表示器17により表示される。なお、表示窓13から1リール当たり例えば4個ずつの絵柄を観察できるようにしておき、横4本の入賞有効ラインのほかに、各リールごとに絵柄を一個ずつ組み合わせるように折れ曲がった別の入賞有効ラインを設定することも可能である。
【0018】
右端のサブリール15は、RB確率変動モードでのゲームが行われるごとに作動され、メダルのベット操作が行われたときに回転される。サブリール15には、RB確率変動モードへの移行回数が残り2回であることを示す「◎」、RB確率変動モードへの移行回数が残り1回であることを示す「○」、次回RBモードに移行されるとRB確率変動モードが終了となることを示す「×」が描かれている。なお、RB確率変動モードが継続する回数を示す絵柄は、数字、マーク、記号を用いるなど適宜に設定してよい。
【0019】
ストップボタン19a〜19cは、これらを操作することにより、各ボタンに対応した第1〜第3リール14a〜14cが個別に停止される。ストップボタン19a〜19cの上方の操作パネルには、メダルがクレジットされた状態でゲームを行うときに操作されるベットボタン20、ペイアウトボタンなどの各種の操作ボタンが設けられている。これらの操作ボタンの機能はいずれも周知であるのでその詳細については省略する。
【0020】
サブリール15の下方には、チャンスランプ21が設けられている。チャンスランプ21はRB確率変動モードのゲームでスタートレバー18が操作されたことを契機に行われる抽選に当選すると点灯される。チャンスランプ21は次回のRBモード終了後も継続してRB確率変動モードに移行させるか否かを示している。サブリール15で「◎」又は「○」が表示されるとともに、チャンスランプ21が点灯されると次回のRBモード終了後も引き続きRB確率変動モードに移行される。
【0021】
筐体11の下部にはメダル受け皿22が設けられており、メダル受け皿22には、ゲームで入賞が得られたときに得られる配当メダルが払い出し口23から払い出される。
【0022】
図2に示すように、スロットマシン10の作動は基本的にCPU30a及びメモリ31を含む制御部30によって管制される。制御部30にはCPU30aの他、後述する電子抽選部39、当選役決定部40、RBフラグ貯留部41、RBフラグ放出信号発生部42、RBフラグ放出抽選部43、RB放出確率変動抽選部44、第1確変継続抽選部45、第2確変継続抽選部46が設けられている。
【0023】
メダルセンサ32はメダル投入口16から投入された適正なメダルを検知し、CPU30aに入力する。メダル投入口16の奥にはセレクタが組み込まれ、不適正なメダルはメダル受け皿22に排出される。また、セレクタは不適切なタイミングでメダルの投入が行われたとき、例えばゲームの途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態で投入されたメダルについても、メダルセンサ32を経由させずにメダル受け皿22に排出する。
【0024】
なお、ゲームの開始に先立って投入するメダルの枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには4枚目以降に投入されたメダルもメダルセンサ32で検知されることなくメダル受け皿22に排出される。クレジット機能のオン/オフはペイアウトボタンの1プッシュごとに切替えられる。そして、クレジット機能がオン状態のときには4枚目以降に投入されたメダルもメダルセンサ32で検知され、50枚を限度にスロットマシン内部にクレジットされる。クレジットされたメダルの枚数はクレジット枚数表示器17でデジタル表示される。クレジット機能を用いているときには、前述した1ベットボタンやMAXベットボタンの操作によりメダルの投入操作が行われ、そのベット枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、ゲームが行われて、メダルの払い出しを伴う入賞が得られたときには配当メダルもクレジットされ、ペイアウトボタンを操作したときにクレジットされたメダルがメダル受け皿22に払い出される。
【0025】
CPU30aは、ゲームの開始に先立って投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ32からの検知信号に基づいて計数し、これにより入賞有効ラインの有効化本数を決定する。なお、クレジット枚数は図示を省略した別のクレジットメダルカウンタで計数される。
【0026】
スタート信号センサ33は1〜3枚のメダルが投入された後、スタートレバー18が操作されたときにゲームスタート信号をCPU30aに入力する。ゲームスタート信号を受けて、CPU30aはメモリ31のROM領域に格納されたゲーム実行プログラムに基づいて第1〜第3リール14a〜14cを回転させるとともにゲームの処理を開始する。ゲームの実行プログラムには、通常モードの他にBBモードやRBモードに移行させてゲームの処理を実行するものが含まれている。
【0027】
各リールの駆動及び停止制御は、リール駆動コントローラ34によって行われる。それぞれのリールは個別のステッピングモータ35a〜35dの駆動軸に固着され、各ステッピングモータ35a〜35dの駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。なお、メモリ31のRAM領域はワーキングエリアとなっており、毎回のゲームごとに利用されるフラグやデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
【0028】
ステッピングモータ35a〜35dは供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転するから、CPU30aにより駆動パルスの供給個数を制御することによって第1〜第3リール14a〜14c及びサブリール15の回転角を制御することができ、また駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決めることができる。各リールには、その基準位置に反射信号部36a〜36dが一体に形成され、その一回転ごとにフォトセンサ37a〜37dがそれぞれの反射信号部の通過を光電検出する。フォトセンサ37a〜37dによる検知信号は、リールごとのリセット信号としてCPU30aに入力される。
【0029】
CPU30a内にはステッピングモータ35a〜35dごとにパルスカウンタが設けられ、各々のステッピングモータ35a〜35dに供給された駆動パルスの個数を計数する。そして、フォトセンサ37a〜37dからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
【0030】
メモリ31のROM領域には絵柄テーブルが格納され、絵柄テーブルには、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、リールに一定ピッチで配列されたそれぞれの絵柄を表す絵柄コードとが対応づけられている。したがって、リールごとにパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中央の入賞有効ライン上にどの絵柄が移動してきているのかを識別することができ、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の絵柄がその入賞有効ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
【0031】
ストップボタンセンサ38a〜38cは、ストップボタン19a〜19cが操作されたときにCPU30aにリールごとのストップ信号を入力する。スタートレバー18を操作して全リールの回転が始まり、これらの回転が定常速度に達した時点でストップボタン19a〜19cの操作が有効化される。その後、これらを操作することによってそれぞれ対応する第1〜第3リール14a〜14cの停止制御が開始される。
【0032】
第1〜第3リール14a〜14cの停止制御は、当選絵柄0〜4コマの5個分の範囲(引き込み範囲)内で行われ、例えばストップボタン19a〜19cが操作されたときに、入賞有効ライン上に位置している当選絵柄から連続する4個の当選絵柄の中に、抽選で当選された当選役を構成する当選絵柄が含まれている場合には、第1〜第3リール14a〜14cが停止するまでの時間が遅らせられ、当選役を構成する当選絵柄が入賞有効ライン上に停止される。
【0033】
なお、当選役決定部40で決定されていない当選役が入賞するようにストップボタン19a〜19cが操作された場合には、当選されていない当選絵柄が入賞有効ライン上に停止しないように第1〜第3リール14a〜14cの停止制御が行われる(蹴飛ばし制御)。また、複数のストップボタンを操作したときにはタイミングの早い方のリールだけが停止し、完全に同時操作したときにはいずれのリールも停止しない。また、リールの停止制御は、当選役を構成する当選絵柄に限らず、入賞有効ライン上に停止した絵柄の種類、又は絵柄の組み合わせにより内部入賞している当選役を遊技者に報知する、いわゆるリーチ目を表示するようにしてもよい。結果的にCPU30a及びリール駆動コントローラ34はリール停止制御手段として機能する。
【0034】
CPU30aは、ゲームスタート信号を受けて電子抽選部39を作動させる。電子抽選部39は乱数発生器と乱数値サンプリング回路とを含み、ゲームが開始されるごとに1つの乱数値を抽選する。抽選された乱数値は当選役決定部40に入力される。当選役決定部40では、入力された値に応じて現在実行されたゲームでどのような当選役を与えるかを決定する。このように電子抽選部39及び当選役決定部40は当選役決定手段として機能する。
【0035】
当選役決定部40には、乱数値をその大きさに応じてグループ分けした当選役抽選テーブルが複数設けられている。第1当選役抽選テーブルは、通常モードでのゲームでサンプリングされた乱数値が、BBモードに移行する権利を与えるBB、RBモードに移行する権利を与えるRB、所定枚数のメダルの払出しだけを行う小役当選絵柄に対応する小役、メダルの投入なしに同じベット数で次回のゲームを行う権利を与えるリプレイ、一切当たりを発生させないハズレなどのいずれの絵柄に属しているかの判定、すなわち当選判定に用いられる。なお、小役当選絵柄は複数種類あり、それぞれに配当メダルが割り当てられている。そして、サンプリングされた乱数値がいずれの当選絵柄に属した値であるかによって当選の種類と絵柄が決められる。
【0036】
当選役決定部40には、第1当選役抽選テーブルの他に、BBが内部入賞した状態でのゲーム、RB導入モードでのゲーム、RBモードでのゲームなどで用いられるテーブルが設けられている。
【0037】
RBフラグ貯留部41はメモリから構成されており、通常モードのゲームで当選役決定部40でRBが決定されるたびにRBフラグが書き込まれていく。これにより、通常モードで当選されたRBは貯留される。このようにRBフラグ貯留部41は特別当選役貯留手段として機能する。なお、RBフラグが1個読み出されると、RBモードに1回移行される。
【0038】
RBフラグ放出信号発生部42は、RBを放出させることが決定された場合に作動される。RBフラグ放出信号発生部42が作動されると、RB放出信号がリール駆動コントローラ34に入力される。これに応答して、CPU30a及びリール駆動コントローラ34は、ストップボタン19a〜19cが操作されたときに引き込み範囲内にRB当選絵柄がある場合、RB当選絵柄が入賞有効ライン上に停止するように第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う。以上のように、RBフラグ放出信号発生部42、CPU30a、リール駆動コントローラ34は特別当選役放出手段として機能する。
【0039】
図3に示すように、RBフラグ放出抽選部43は特別当選役放出抽選手段として機能するものであり、電子抽選部50、高確率RB放出確率テーブル51、低確率RB放出確率テーブル52から構成されている。RBフラグ放出抽選部43はゲームが通常モード及びRB確率変動モードでゲームが行われるたびに作動される。高確率RB放出確率テーブル51は低確率RB放出確率テーブル52よりもRBフラグが放出される確率が高くなるように乱数値のグループ分けが行われている。通常モードのゲームでは電子抽選部50でサンプリングされた乱数値が低確率RB放出確率テーブル52と照合され、RB確率変動モードでは電子抽選部50でサンプリングされた乱数値が高確率RB放出確率テーブル51と照合される。これにより、貯留されたRBを入賞可能とするか否かが決定される。高確率RB放出確率テーブル51及び低確率RB放出確率テーブル52の切り替えはそれぞれのゲームモードに応じてCPU30aによって行われる。結果的にCPU30aは放出確率テーブル切替手段として機能する。
【0040】
RB放出確率変動抽選部44は、BBモード及びRBモードの終了時に作動され、BBモード又はRBモードの引き続きRB確率変動モードに移行させるか否か、つまりは、RBフラグ放出抽選部43での抽選を低確率RB放出確率テーブル52から高確率RB放出確率テーブル51に切り替えて行わせるか否かが抽選により決定される。このように、RB放出確率変動抽選部44は放出確率テーブル切替抽選手段として機能する。
【0041】
第1確変継続抽選部45は第1確変継続抽選手段として機能するものであり、RB確率変動モードのゲームでスタートレバー18が操作されると作動される。第1確変継続抽選部45では確変継続抽選が行われ、次回のRBモード後にさらにRB確率変動モードに2回移行させるか否かが抽選により決定される。第1確変継続抽選部45での抽選結果に応じてCPU30aはチャンスランプ21の点灯制御を行う。
【0042】
第2確変継続抽選部46は第2確変継続抽選手段として機能するものであり、RB確率変動モードのゲームでベットボタン20が操作されると作動される。第2確変継続抽選部46では確変継続抽選が行われ、次回のRBモード後にさらにRB確率変動モードに2回移行させるか否かが抽選により決定される。第2確変継続抽選部46での抽選結果に応じてCPU30aはサブリール15の駆動制御を行う。
【0043】
メダルホッパー47は、当選役の種類に応じて規定枚数の配当メダルをメダル受け皿22に払い出すか、あるいはクレジットカウンタにその規定枚数を加算する。なお、当選役の種類ごとに配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはメモリ31のROM領域に格納されており、CPU30aがこれを読み取ってメダルホッパー47を駆動する。
【0044】
次に上記のように構成されたスロットマシンの作用について説明する。図4〜図7に示すように、通常モードでのゲームの開始に先立ってメダルを1〜3枚投入すると、投入されたメダルの枚数がCPU30aによりカウントされる。この後、スタートレバー18によりゲームスタート操作を行うとスタート信号センサ33からCPU30aにゲームスタート信号が入力され、第1〜第3リール14a〜14cの回転が開始される。
【0045】
スタートレバー18の操作と同時に電子抽選部39が乱数をサンプリングし、その値を当選役決定部40の第1当選役抽選テーブルと照合する。これにより、ハズレ又は当選役の種類が決定され、当選役決定信号がCPU30aにフィードバックされる。当選役決定部40で当選役の種類が決定されるとストップボタン19a〜19cの操作が有効化される。CPU30aはリールごとに設けられた前述のパルスカウンタのカウント値を参照しながらストップボタン19a〜19cの操作タイミングを監視し、当選役決定部40で決定された当選絵柄が入賞有効ライン上に停止しやすいように第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う。
【0046】
当選役決定部40でRBが決定されると、RBフラグ貯留部41にRBフラグが書き込まれてRBが貯留されていく。通常モードではゲームが行われるたびにRBフラグ放出抽選部43が作動され、貯留されたRBフラグを放出させるか否かを決定するRB放出抽選が行われる。RBフラグ放出抽選部43では、電子抽選部60でサンプリングされた乱数値が高確率RB放出確率テーブル51と照合される。
【0047】
RB放出抽選に当選すると、CPU30a及びリール駆動コントローラ34は、RBが入賞可能となるように第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う。RBが入賞されると、CPU30aはメモリ31のROM領域からRBモードの実行プログラムを読み出し、RBモードに移行させる。RBモードは、特定当選役が8回入賞されるか12回のゲームが行われると終了される。
【0048】
当選役決定部40でBBが決定され、BBが入賞されると、CPU30aはメモリ31のROM領域からBBモードの実行プログラムを読み出し、BBモードに移行される。BBモードでは、先ずRB導入モードに移行され、1〜3枚のメダルベットでゲームが行われる。そして、RB導入モードでのゲームでリプレイ(本実施形態のスロットマシンでは、RBモードへ移行させるための当選役としてリプレイを代用している)が決定され、これが入賞されるとRBモードに移行される。BBモードはRB導入モードでのゲームが30回行われるか又はRBモードに3回移行されると終了される。
【0049】
BBモード及びRBモードの終了時にはRB放出確率変動抽選部44が作動され、BBモード又はRBモードに引き続きRB確率変動モードに移行させるか否かが決定される。RB放出確率変動抽選部44での抽選に当選しなかった場合は、BBモード又はRBモード終了後に通常モードに移行される。
【0050】
RB放出確率変動抽選部44での抽選に当選した場合は、BBモード又はRBモードに引き続きRB確率変動モードに移行される。RB確率変動モードでのゲームでは、先ずベットボタン20が操作されてメダルのベットが行われると、第2確変継続抽選部46が作動される。第2確変継続抽選部46では確変継続抽選が行われ、次回のRBモード後にさらにRB確率変動モードに2回移行させるか否かが抽選により決定される。
【0051】
確変継続抽選が終了すると、CPU30a及びリール駆動コントローラ34はサブリール15を駆動させる。第2確変継続抽選部46での抽選に当選した場合には、サブリール15は「◎」を表示するように停止される。第2確変継続抽選部46での抽選に当選しなかった場合には、サブリール15は「○」を表示するように停止される。
【0052】
ベットボタン20の操作によってメダルのベットが行われた後にスタートレバー18が操作されると、第1確変継続抽選部45が作動される。第1確変継続抽選部45でも確変継続抽選が行われ、次回のRBモード後にさらにRB確率変動モードに2回移行させるか否かが抽選により決定される。第1確変継続抽選部45での抽選に当選した場合には、CPU30aはチャンスランプ21を点灯させる。第1確変継続抽選部45での抽選に当選しなかった場合には、CPU30aはチャンスランプ21を点灯させずに消灯させたままとする。
【0053】
サブリール15により「◎」が表示されるとともに、チャンスランプ21が点灯された場合は、RB確率変動モードへの移行回数が残り2回となる。サブリール15により「○」が表示されるとともに、チャンスランプ21が点灯された場合は、RB確率変動モードへの移行回数が残り1回となる。なお、RB確率変動モードには残り1回必ず移行されるので、サブリール15により「○」を表示させることが決定された場合は、第1確変継続抽選部45での抽選結果に関わらず、CPU30aはチャンスランプ21を点灯させる。
【0054】
RB放出抽選に当選し、RBが入賞されてRBモードに移行されると、RBモードに引き続きRB確率変動モードに移行される。RB確率変動モードでは、前述したように、ゲームが行われるごとに第2確変継続抽選部46及び第1確変継続抽選部45での抽選が行われる。
【0055】
第2確変継続抽選部46での抽選に当選した場合には、サブリール15は「◎」を表示するように停止される。第2確変継続抽選部46での抽選に当選しなかった場合には、サブリール15は「×」を表示するように停止される。サブリール15により「◎」が表示されるとともに、チャンスランプ21が点灯された場合は、RB確率変動モードへの移行回数が残り2回となる。サブリール15により「×」が表示された場合は、RB確率変動モードへの移行回数が残り0回となり、次回のRBモード後のゲームは通常モード下で行われる。RB確率変動モードに移行された場合は前述したゲームの流れが繰り返される。
【0056】
図8は記録媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)70をスロットマシン10にインストールする例を示しており、記録媒体70には図4〜図7のフローチャートで示すような手段を、CPU30aとメモリ31とを含むコンピュータ71で実現するためのプログラムが格納されている。この場合、例えば特別当選役貯留手段に貯留されている特別当選役が入賞可能となるようにリール停止制御手段にリールの停止制御を行わせるか否かを抽選により決定する特別当選役放出抽選手段と、前記通常モードのゲームで前記特別当選役放出抽選手段の抽選に当選した場合、該抽選の後に移行される特別モードの終了後に、前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられる放出確率テーブルを特別当選役が入賞可能となる確率が相対的に高い放出確率テーブルに切り替えることによって通常モードよりも特別当選役が入賞可能となる確率が高くなる確率変動モードに移行させるか否かを抽選により決定する放出確率テーブル切替抽選手段と、前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記確率変動モードのゲームでゲームスタート操作が行われるたびに抽選を行うことによって、前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させるか否かを決定する第1確率変動継続抽選手段と、前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記確率変動モードのゲームでベット操作が行われるたびに抽選を行うことによって、前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させるか否かを決定する第2確率変動継続抽選手段と、前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記特別モードの終了後に前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられる放出確率テーブルを特別当選役が入賞可能となる確率が相対的に高い放出確率テーブルに切り替え、かつ前記確率変動モードのゲームで前記ベット操作及び前記ゲームスタート操作の両方が行われるたびに前記第1確率変動継続抽選手段及び第2確率変動継続抽選手段での両方の抽選に当選したか否かを判定し、前記両方の抽選に当選した場合に前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させる放出確率テーブル切替手段とをコンピュータ71で実現するためのプログラムを記録媒体70に記録する。そして、この記録媒体70を読み取り装置72に装填して、プログラムをスロットマシン10にインストールする。
【0057】
なお、前記プログラムは、記録媒体70を介してインストールする代わりにインターネットを利用してスロットマシン10に配信することができる。また、配信された本発明のプログラム、又は記録媒体70から読み出した本発明のプログラムをパソコンにインストールし、モニタ上でスロットマシンゲームを行うことも可能である。
【0058】
上記実施形態では、特別当選役としてRBを設け、RBが貯留されるようにしたが、例えば特別当選役としてBBを設け、BBが貯留されるようにするなど、特別当選役としては適宜の当選役を設けてよい。
【0059】
上記実施形態では、第1確変継続抽選部45及び第2確変継続抽選部46での当選確率を一定に設定したが、例えばいずれかの抽選部での当選確率を複数種類設定し、所定の条件(例えば所定の当選役に当選、所定の当選役の入賞など)が満たされたときに当選確率が変化するようにしてもよい。
【0060】
上記実施形態では、ゲームスタートをスタートレバー18が操作されたときとしたが、例えばメダルが投入(ベットボタンの操作も含む)されたとき、第1〜第3リール14a〜14cが回転開始されたとき、ストップボタン19a〜19cが操作されたときなど適宜の時期をゲームスタートとしてよい。また、スタートレバー18が操作されたときに第1確変継続抽選部45が作動されるようにしたが、適宜のゲームスタート操作が行われたときに第1確変継続抽選部45が作動されるようにしてよい。
【0061】
上記実施形態では、ゲーム上の所定の操作としてベットボタン20が操作されたときに第2確変継続抽選部46が作動されるようにしたが、適宜の操作が行われたときに第2確変継続抽選部46が作動されるようにしてよい。
【0062】
上記実施形態では、RBフラグ放出抽選部43での抽選に当選した場合にRB確率変動モードに2回移行されるように設定し、確変継続抽選に当選するとRB確率変動モードにさらに2回移行されるようにしたが、RBフラグ放出抽選部43での抽選に当選した場合及び確変継続抽選に当選した場合のRB確率変動モードへの移行回数は適宜に設定してよい。
【0063】
上記実施形態では、RB放出抽選に当選した場合に貯留されたRBが放出されるようにしたが、RB放出抽選に当選した場合に加えて、例えばRBモード間に行われたゲームの回数が一定回数に達したときにRBが放出されるようにするなどRBの放出条件は適宜条件にしてよい。
【0064】
上記実施形態では、貯留されたRBの個数を表示しなかったが、これを表示するようにしてもよく、この場合、例えば液晶表示器、LED、音声など適宜の手段で表示してもよい。また、RBが当選され、RBが貯留されたゲームでは、例えばスタートレバー18が操作されたときに発生されるゲームスタート音を、RB以外の当選役が当選されたときよりも遅らせるなど、BBが当選されたことを適宜手段により報知してもよい。
【0065】
なお、本発明はリール駆動タイプのスロットマシンに限らず、ビデオタイプのスロットマシンやパチンコ機などにも等しく適用することができる。さらに、上記実施形態のように、入賞有効ラインが横3本、斜め2本の合計5本設定された遊技機に限らず、その他の入賞有効ライン数の遊技機にも本発明は適用可能である。
【0066】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、特別当選役貯留手段に貯留されている特別当選役が入賞可能となるようにリール停止制御手段にリールの停止制御を行わせるか否かを抽選により決定する特別当選役放出抽選手段と、前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられ、特別当選役が入賞可能となる確率が互いに異なる複数種類の放出確率テーブルと、前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられる放出確率テーブルを切り替えるか否かを抽選により決定する放出確率テーブル切替抽選手段と、前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記放出確率テーブルの切り替えが行われてから所定回数特別モードに移行された後に再び放出確率テーブルを切り替えるか否かを、ゲームスタート操作が行われたことを契機に抽選により決定する第1確率変動継続抽選手段と、前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記放出確率テーブルの切り替えが行われてから所定回数特別モードに移行された後に再び放出確率テーブルを切り替えるか否かを、ゲーム上の所定の操作が行われたことを契機に抽選により決定する第2確率変動継続抽選手段と、前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選結果に応じて放出確率テーブルの切り替えを行うとともに、放出確率テーブルの切り替えを行った後のゲームで、前記第1確率変動継続抽選手段及び第2確率変動継続抽選手段での両方の抽選に当選したか否かを判定し、前記第1確率変動継続抽選手段及び第2確率変動継続抽選手段での両方の抽選に当選した場合には、前記特別当選役放出抽選手段で用いられる放出確率テーブルを切り替えたままにし、前記第1確率変動継続抽選手段及び第2確率変動継続抽選手段での両方の抽選に当選しなかった場合には、所定回数特別モードに移行された後に再び放出確率テーブルを切り替える放出確率テーブル切替手段とを設けたので、貯留された当選役を放出するにあたって、短期間で大量の利益が得られることへの期待感を遊技者に持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたスロットマシンの外観図である。
【図2】図1に示すスロットマシンの電気的概略構成を示す機能ブロック図である。
【図3】RBフラグ放出抽選部の構成を示す説明図である。
【図4】ゲームの流れを示すフローチャートである。
【図5】ゲームの流れを示すフローチャートである。
【図6】RB確率変動モードでのゲームの流れを示すフローチャートである。
【図7】通常モードでのゲームの流れを示すフローチャートである。
【図8】プログラムが格納された記録媒体を、スロットマシンにインストールする場合の説明図である。
【符号の説明】
10 スロットマシン
15 サブリール
18 スタートレバー
20 ベットボタン
21 チャンスランプ
30 制御部
30a CPU
31 メモリ
34 リール駆動コントローラ
39 電子抽選部
40 当選役決定部
41 RBフラグ貯留部
42 RBフラグ放出信号発生部
43 RBフラグ放出抽選部
44 RB放出確率変動抽選部
45 第1確変継続抽選部
46 第2確変継続抽選部
70 記録媒体
71 コンピュータ
72 読み取り装置

Claims (4)

  1. 外周に複数種類の当選絵柄が配列され、クレジットされた遊技媒体を投入するベット操作の後にゲームスタート操作が行われると回転する複数のリールと、ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを抽選により決定する当選役決定手段と、リールの停止操作に応答して、前記当選役決定手段により決定された当選役が入賞しやすくなるようにリールの停止制御を行うリール停止制御手段と、前記当選役決定手段の抽選によって複数種類の前記当選役のうちから特別当選役が決定された場合には、特別当選役を貯留する特別当選役貯留手段とを備え、前記特別当選役が入賞した場合には通常モードよりも遊技者への利益付与確率が高くなる特別モードに移行する遊技機において、
    前記特別当選役貯留手段に貯留されている特別当選役が入賞可能となるようにリール停止制御手段にリールの停止制御を行わせるか否かを抽選により決定する特別当選役放出抽選手段と、
    前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられ、特別当選役が入賞可能となる確率が互いに異なる複数種類の放出確率テーブルと、
    前記通常モードのゲームで前記特別当選役放出抽選手段の抽選に当選した場合、該抽選の後に移行される特別モードの終了後に、前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられる放出確率テーブルを特別当選役が入賞可能となる確率が相対的に高い放出確率テーブルに切り替えることによって通常モードよりも特別当選役が入賞可能となる確率が高くなる確率変動モードに移行させるか否かを抽選により決定する放出確率テーブル切替抽選手段と、
    前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記特別モードの終了後に前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられる放出確率テーブルを特別当選役が入賞可能となる確率が相対的に高い放出確率テーブルに切り替える放出確率テーブル切替手段と、
    前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記確率変動モードのゲームでゲームスタート操作が行われるたびに抽選を行うことによって、前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させるか否かを決定する第1確率変動継続抽選手段と、
    前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記確率変動モードのゲームでベット操作が行われるたびに抽選を行うことによって、前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させるか否かを決定する第2確率変動継続抽選手段とを設け、
    前記放出確率テーブル切替手段は、前記確率変動モードのゲームで前記ベット操作及び前記ゲームスタート操作の両方が行われるたびに前記第1確率変動継続抽選手段及び第2確率変動継続抽選手段での両方の抽選に当選したか否かを判定し、前記両方の抽選に当選した場合に前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1確率変動継続抽選手段での抽選に当選したことを報知する第1報知手段と第2確率変動継続抽選手段での抽選に当選したことを報知する第2報知手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 特別当選役貯留手段に貯留されている特別当選役が入賞可能となるようにリール停止制御手段にリールの停止制御を行わせるか否かを抽選により決定する特別当選役放出抽選手段と、
    前記通常モードのゲームで前記特別当選役放出抽選手段の抽選に当選した場合、該抽選の後に移行される特別モードの終了後に、前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられる放出確率テーブルを特別当選役が入賞可能となる確率が相対的に高い放出確率テーブルに切り替えることによって通常モードよりも特別当選役が入賞可能となる確率が高くなる確率変動モードに移行させるか否かを抽選により決定する放出確率テーブル切替抽選手段と、
    前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記確率変動モードのゲームでゲームスタート操作が行われるたびに抽選を行うことによって、前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させるか否かを決定する第1確率変動継続抽選手段と、
    前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記確率変動モードのゲームでベット操作が行われるたびに抽選を行うことによって、前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させるか否かを決定する第2確率変動継続抽選手段と、
    前記放出確率テーブル切替抽選手段での抽選に当選した場合、前記特別モードの終了後に前記特別当選役放出抽選手段での抽選で用いられる放出確率テーブルを特別当選役が入賞可能となる確率が相対的に高い放出確率テーブルに切り替え、かつ前記確率変動モードのゲームで前記ベット操作及び前記ゲームスタート操作の両方が行われるたびに前記第1確率変動継続抽選手段及び第2確率変動継続抽選手段での両方の抽選に当選したか否かを判定し、前記両方の抽選に当選した場合に前記確率変動モードに引き続き移行した特別モードの終了後に再度前記確率変動モードに移行させる放出確率テーブル切替手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラム。
  4. 請求項3記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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