JP3917066B2 - 包装用緩衝材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、電子機器等の被包装物を包装するためのエアバック式の包装用緩衝材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子機器等の被包装物を包装する場合には、例えば、該被包装物の形状に合わせて作製された専用の発泡スチロール等からなる包装用のクッション材または予め空気が封入されているエアークッション等が使用されていた。
【0003】
この包装用のクッション材またはエアークッション等は、収納した被包装物である製品が輸送や保管管理の際に、外部からの衝撃等によって破損等が生じないように緩衝機能を付与するために使用するものであり、収納される製品によっては、製品の大きさよりもクッション材の大きさを大きくし、より高い緩衝機能を付与させることがある。
【0004】
この発泡スチロールからなる包装用のクッション材は、緩衝効果は良好であるが、被包装物である製品の大きさ及び各部の形状に合わせて形成させる必要があり、且つ、包装時には、該各部の形状に合わせて形成されたクッション材に、前記製品を合わせて嵌め込んだ状態で梱包させなければならず、製造工程・梱包工程におけるコストアップの原因となっている。
【0005】
更に、発泡スチロールからなる包装用のクッション材は、その容積が大きくなって嵩張るものであるため、前記クッション材を輸送または保管管理する負担が大きいばかるでなく、廃棄する場合にも問題を生ずることがある。
【0006】
また、前記エアークッションは、一般的に、該エアークッションの製造時に、その内部に空気を封入させているため、該エアークッションの容積が大きくなって嵩張るものであり、該エアークッションも輸送または保管管理する負担が大きいものである。
【0007】
そこで、使用時に空気を吹き込んで使用するものとしては、例えば、方形状の熱融着性プラスチックフィルムを重ね合わせ、その周縁を熱融着させると共に、本体を左右方向の複数個所で前後に線状に熱融着して、広巾の空気の充填封入部と、少なくとも一つの狭巾の空気の充填封入部とを交互に形成させ、本体の周縁適所に空気の充填封入用の逆止弁を設け、該逆止弁から供給される空気を通気間隙を経て空気の充填封入部に導入可能に構成した包装用緩衝材がある(特許文献1参照)。
【0008】
この特許文献1の公知技術においては、主に、アイスクリーム充填用のコーンの包装用緩衝材として使用するものであり、電子機器等の被包装物を包装することを目的としていないため、被包装物を前記包装用緩衝材により巻き込んで使用するものではなく、該被包装用緩衝材を拡げた状態にし、それを複数個積み上げて使用するものである。
【0009】
【特許文献1】
実開平7−31661号公報(第2〜4頁、図7、図8)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1の公知技術においては、方形状の熱融着性プラスチックフィルムの周縁を熱融着すると共に、本体の前後左右方向にある線状の融着個所を熱融着させる、即ち、全ての融着個所を熱融着により融着しているため、該熱融着させるための電極の形状が複雑になり、該電極を製造するコストが増加すると共に、該電極の全体を均一に加熱することが困難であり、その熱融着が全体として不均一になることがあるという問題点を有する。
【0011】
従って、従来の包装用緩衝材においては、熱シールするところを少なくし、該熱シールさせるための電極の形状を単純化するということに解決しなければならない課題を有している。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記した従来例の課題を解決する具体的手段として本発明に係る第1の発明は、矩形状を呈する2枚の樹脂フィルムを重ね合わせ、逆止弁構造を有するエアー吹き込み部材を取り付け、被包装物の底面側、上面側、両側面側、正面側及び背面側にそれぞれ当接して緩衝機能を付与する空気室を区画して設けたエアバック式の包装用緩衝材であって、該包装用緩衝材の外周縁部は熱シールによって熱シール部を形成し、前記2枚の樹脂フィルムのうち少なくとも一方の樹脂フィルムの重ね合わさる側の面の所定位置に、予め接着剤を印刷して被包装物の収納部となる部分にそれぞれ空気室と該空気室に繋がる空気の通路とを形成するための区画用のシール部を接着シール部で形成すると共に、正面側と背面側の両側面にはガゼット部を一連に形成させ、前記接着シール部は熱可塑性の接着剤であり、2枚の樹脂フィルムを重ね合わせ前記接着剤を加熱して2枚の樹脂フィルムを接着させ、前記収納部となる部分に収納した前記被包装物の周囲を前記空気室とガゼット部とを当接させて緩衝するように構成したことを特徴とする包装用緩衝材を提供するものである。
【0013】
また、本発明に係る第2の発明としては、矩形状を呈する2枚の樹脂フィルムを重ね合わせ、逆止弁構造を有するエアー吹き込み部材を取り付け、被包装物の底面側、上面側、両側面側、正面側及び背面側にそれぞれ当接して緩衝機能を付与する空気室を区画して設けたエアバック式の包装用緩衝材であって、該包装用緩衝材の外周縁部は熱シールによって熱シール部を形成し、前記2枚の樹脂フィルムのうち少なくとも一方の樹脂フィルムの重ね合わさる側の面の所定位置に、予め接着剤を印刷して被包装物の収納部となる部分にそれぞれ空気室と該空気室に繋がる空気の通路とを形成するための区画用のシール部を接着シール部で形成すると共に、前記両側面側の空気室と正面側及び背面側の空気室との間に前記区画用の接着シール部で囲われた屈曲容易な非膨張部を形成し、前記接着シール部は熱可塑性の接着剤であり、2枚の樹脂フィルムを重ね合わせ前記接着剤を加熱して2枚の樹脂フィルムを接着させることにより空気室と非膨張部とを区画して形成し、前記被包装物を前記収納部に収納することによりその底面側、上面側および両側面側は対応する空気室に当接して緩衝されるようになり、前記被包装物の正面側および背面側は、前記非膨張部を屈曲させることによりそれぞれ空気室を当接させて緩衝するように構成したことを特徴とする包装用緩衝材を提供するものである。
【0014】
これら第1、第2の発明において、前記接着シール部における接着剤の加熱接着は、熱シール部の熱シールと同時または該熱シールの前もしくは後に行うこと;前記熱シール部を熱シールすると同時または該熱シールの後に、その外周縁を裁断したこと;を付加的な要件として含むものである。
【0015】
本発明に係る包装用緩衝材においては、包装用緩衝材の外周縁部は熱シールによって熱シール部を形成し、空気の流通と被包装物に当接して緩衝機能を付与する空気室とを形成するための区画用のシール部は接着剤によって接着シール部で形成したことにより、熱シールするところを少なくし、該熱シールさせるための電極の形状を単純化することができるため、電極を製造するコストを削減できると共に、全体として均一に且つ正確に接着できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体的な実施の形態に基づいて詳しく説明する。
本発明の第1の実施の形態に係る包装用緩衝材を図1〜図4に示してある。図1は、包装用緩衝材1の略示的な平面図である。包装用緩衝材1は、2枚の樹脂フィルムを重ね合わせた状態で形成されている。この樹脂フィルムとしては、強度の高い樹脂フィルム等を使用することが好ましい。
【0017】
包装用緩衝材1の外形は、矩形状、例えば、長方形に形成され、その外周縁部は熱シールによって熱シール部2を形成させて封止しており、該熱シール部2の一部には、エアー吹き込み部材3が介在されている。
【0018】
このエアー吹き込み部材3は、逆止弁構造を有しており、包装用緩衝材1の外部から、例えば、図示していないストロー等を使用し、前記エアー吹き込み部材3を介して空気を吹き込むことはできるが、該吹き込んだ空気は、前記エアー吹き込み部材3から吹き出さない構成になっているため、前記吹き込んだ空気を前記包装用緩衝材1の内部に維持させることができる。
【0019】
包装用緩衝材1は、熱シール部まで達して折り曲げ可能な区画用のシール部である接着シール部4によって、例えば、被包装物の底面側空気室5aと、上面側空気室5bと、側面側空気室5cと、正面側空気室5dと、背面側空気室5eとに区画されている。
【0020】
この接着シール部4は、接着剤により接着・接合されている。この接着剤としては、例えば、ホットメルト等の熱可塑性の接着剤等を使用することができ、その接着シール部4が剥離する強度は、少なくとも5kg以上の強度であることが好ましい。
【0021】
底面側空気室5aと、上面側空気室5bと、側面側空気室5cと、正面側空気室5dと、背面側空気室5eとのそれぞれの空気室5を区画する接着シール部4は、その一部に該それぞれの空気室5に空気を流通させるための空気通路6としての間隙をもって形成させている。
【0022】
また、底面側空気室5aと、上面側空気室5bと、側面側空気室5cと、正面側空気室5dと、背面側空気室5eとのそれぞれの空気室5には、折り曲げられない複数の接着シール部4aを形成させても良い。
【0023】
このように、それぞれの空気室5を区画する接着シール部4を形成させることにより、該それぞれの空気室毎に容易に屈折できるようになり、該それぞれの空気室に折り曲げられない複数の接着シール部4aを形成させることにより、空気室5を適当な大きさにすることができるのである。
【0024】
また、側面側空気室5cの両側部には、接着シール部4によりその周囲を全て塞がれ、空気が流入しない非膨張部7を形成させており、側面側空気室5cを屈折させた場合であっても、正面側空気室5dと、背面側空気室5eとを屈折させやすくしている。
【0025】
包装用緩衝材1を説明のため空気を吹き込み使用状態にした、図1のA−A線に沿う拡大した断面を図2に示してある。この図2より明らかなように、包装用緩衝材1は2枚の樹脂フィルム8a、8bを重ね合わせて形成されている。
【0026】
そして、包装用緩衝材1の熱シール部2は、熱シールにより接合されているが、接着シール部4、4aには、接着剤が印刷された接着剤層9が設けられており、該接着剤層9で接合されていることが解る。この接着剤の印刷は、印刷に限られるものではなく、例えば、塗布等であっても良い。
【0027】
(製造例1)
包装用緩衝材1の製造例1としては、重ね合わせる2枚の樹脂フィルム8a、8bの少なくとも一方の所定の位置、即ち、接着シール部4、4aを形成させる位置に接着剤を印刷し、該接着剤が乾燥する前に前記2枚の樹脂フィルム8a、8bを重ね合わせて該接着剤を印刷した位置を接着させた後に、エアー吹き込み部材3を介在させた状態で包装用緩衝材1の外周縁部を熱シールして熱シール部2を形成する。
【0028】
このように、所定の位置、即ち、接着シール部4、4aの位置を接着剤により接着させたことにより、熱シールするところが熱シール部2だけになり、該熱シールするところを少なくすることができるため、該熱シールさせるための図示していない電極の形状を単純化することができるので、該電極を製造するコストを削減することでき、また、接着剤を印刷するという簡単な作業により、前記所定の位置を接着させることができるので、複雑な形状であっても全体として均一に且つ正確に接着させることができるのである。
【0029】
(製造例2)
包装用緩衝材1の製造例2としては、重ね合わせる2枚の樹脂フィルム8a、8bの少なくとも一方の所定の位置、即ち、接着シール部4、4aの位置に熱可塑性の接着剤を印刷し、前記2枚の樹脂フィルム8a、8bを重ね合わせ、エアー吹き込み部材3を介在させた状態で包装用緩衝材1の外周縁部を熱シールによって熱シール部2を形成させると共に、前記熱可塑性の接着剤を印刷した所定の位置も加熱し、前記接着シール部4、4aの位置を接着させる。
【0030】
この際、所定の位置、即ち、接着シール部4、4aの位置を接着させるために該所定の位置を加熱する図示していない電極の温度は、熱可塑性の接着剤が接着される温度に達すれば良いのであるから、熱シール部2を熱シールする程の高い温度は必要がないため、例えば、所定の温度の温風等であっても良く、該熱シール部2を加熱する電極と、前記所定の位置を加熱する電極または温風とに分けることができ、前記熱シール部2を熱シールさせるための電極の形状を単純化することができるのである。
【0031】
また、前記熱可塑性の接着剤は、印刷後すぐに加熱して接着させても、印刷後に乾燥させた後に加熱して接着させても良く、この製造例2においても、熱可塑性の接着剤を印刷し、該熱可塑性の接着剤を加熱するという簡単な作業により、前記所定の位置を接着させることができるので、複雑な形状であっても接着させることができるのである。
【0032】
(製造例3)
包装用緩衝材1の製造例3としては、重ね合わせる2枚の樹脂フィルム8a、8bの少なくとも一方の所定の位置、即ち、接着シール部4、4aの位置に熱可塑性の接着剤を印刷し、前記2枚の樹脂フィルム8a、8bを重ね合わせ、エアー吹き込み部材3を介在させた状態で包装用緩衝材1の外周縁部を熱シールによって熱シール部2を形成し、その後、前記熱可塑性の接着剤を印刷した所定の位置を加熱して接着し、前記接着シール部4、4aを形成させる。
【0033】
この製造例3においても、前記熱可塑性の接着剤は、印刷後すぐに加熱して接着させても、印刷後に乾燥させた後に加熱して接着させても良く、熱可塑性の接着剤を印刷し、該熱可塑性の接着剤を加熱するという簡単な作業により、前記所定の位置を接着させることができ、複雑な形状であっても接着させることができるのである。
【0034】
これら製造例1〜3においては、外周縁部の熱シール部2を熱シールし、接着シール部4、4aを接着剤により接着させた後に、前記熱シール部2の外周縁を裁断し、包装用緩衝材1を形成させても良いが、熱シール部2を熱シールすると同時に、その外周縁を裁断して包装用緩衝材1を形成させても良い。
【0035】
図3に、包装用緩衝材1に空気を吹き込み使用状態にし、被包装物10を包み込んだ状態を示してある。図3に示したように、被包装物10を包み込んだ際、底面側空気室5aが形成されているため、前記被包装物10を該底面側空気室5a上で安定した状態にすることができる。
【0036】
また、被包装物10を包装用緩衝材1に乗せた際に、そのショックで仮に接着剤により接着させた所定の位置の一部が剥離することがあったとしても、包装用緩衝材1の熱シール部2は、前記接着剤による接着よりも強固である熱シールがされているため、該熱シール部2が剥離することがなく、前記被包装物10に対する緩衝効果を維持することができるのである。
【0037】
このように、包装用緩衝材1の内部にエアー吹き込み部材3を介して空気を吹き込むことによって、該包装用緩衝材1をエアバック式の緩衝材にすることができ、底面側空気室5aと、上面側空気室5bと、側面側空気室5cと、正面側空気室5dと、背面側空気室5eとのそれぞれの空気室5が被包装物10に当接して、該被包装物10に緩衝機能を付与することができるのである。
【0038】
図4に、包装用緩衝材1に空気を吹き込み使用状態にし、被包装物10を包み込んだ状態で容器11に収納させた場合を示してある。
【0039】
このように、包装用緩衝材1は、空気を封入させない状態では、嵩張ることがないので、保管・運搬が容易であり、前記包装用緩衝材1に空気を吹き込んで使用状態にすることにより、エアバック式の緩衝材にすることができるため、被包装物10を包装することが簡単であると共に、該被包装物10を包み込んだ状態で前記包装用緩衝材1を容器11に収納させることも容易なのである。
【0040】
本発明の第2の実施の形態に係る包装用緩衝材21の略示的な平面図を図5に示す。この第2の実施の形態においては、包装用緩衝材21の略中央部に底面側空気室5aを形成させたものであり、その他の構成については、前記第1の実施の形態と同様であり、説明が重複するため、前記第1の実施の形態と同一のものには、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0041】
このように、被包装物10を包み込むことができるのであれば、底面側空気室5aと、上面側空気室5bと、側面側空気室5cと、正面側空気室5dと、背面側空気室5eとがいずれの場所に形成されていても良いのである。
【0042】
本発明の第3の実施の形態に係る包装用緩衝材31の略示的な平面図を図6に示す。この第3の実施の形態においては、包装用緩衝材31の略中央部に逆止弁32を形成させたものであり、その他の構成については、前記第1の実施の形態と同様であり、説明が重複するため、前記第1の実施の形態と同一のものには、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0043】
このように、包装用緩衝材31の一部に逆止弁32を形成し、該包装用緩衝材31の内部に吹き込まれた空気の逆流を防止させても良い。
【0044】
本発明の第4の実施の形態に係る包装用緩衝材41の略示的な平面図を図7に示す。この第4の実施の形態においては、包装用緩衝材41の底面側空気室5aの略中央部に略円形状の接着シール部4bを形成させたものであり、その他の構成については、前記第1の実施の形態と同様であり、説明が重複するため、前記第1の実施の形態と同一のものには、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0045】
このように、所定の位置(接着シール部4、4a、4bの位置)を接着剤により接着させたことにより、略円形状の接着シール部4bのように直線状でなく、円形状等の複雑な形状であっても、容易に接着させることができ、熱シールする位置は、熱シール部2だけであるため、該熱シールするための電極の形状を単純化できるのである。
【0046】
本発明の第5の実施の形態に係る包装用緩衝材51を図8〜図9に示してある。この第5の実施の形態においては、包装用緩衝材51を略4分割し、その1つには空気が吹き込まれないように形成させたものであり、その他の構成については、前記第1の実施の形態と同様であり、説明が重複するため、前記第1の実施の形態と同一のものには、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0047】
図8に、包装用緩衝材51の略示的な平面図を示してある。包装用緩衝材51は、その全体を略4分割し、それぞれを矩形状に形成させている。そのうちの3/4の空気室53a、53b、53cには、空気通路6が形成されているため、エアー吹き込み部材3より空気を吹き込むことができるが、そのうちの1つ、即ち略1/4の部分については、空気通路6が形成されていないため、空気が吹き込まれない空気未封入部52になっている。
【0048】
従って、非包装物の底面等のコーナー部のみに包装用緩衝材51を使用する場合には、図9に示したように、空気未封入部52を折り曲げることにより、該包装用緩衝材41を非包装物の底面等のコーナー部の形状にすることができ、この包装用緩衝材51を、例えば、前記非包装物の底部の四隅と上部の四隅とに配設させて、緩衝効果を付与させることができるのである。
【0049】
本発明の第6の実施の形態に係る包装用緩衝材61を図10に示してある。この第6の実施の形態においては、前記第5の実施の形態の空気未封入部52にスリット54を形成させたものであり、その他の構成については、前記第5の実施の形態と同様であり、説明が重複するため、前記第5の実施の形態と同一のものには、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0050】
図10に示したように、空気未封入部52にスリット62を形成することにより、該空気未封入部52を折り曲げやすくすることができるのである。
【0051】
本発明の第7の実施の形態に係る包装用緩衝材71を図11(a)に示し、図11(a)のB−B線に沿う拡大した断面図を図11(b)に示してある。この第7の実施の形態においては、包装用緩衝材71の接着剤により接着させた所定の位置、即ち、接着シール部72に被包装物73を収納させるものであり、その他の構成については、前記第1の実施の形態と同様であり、説明が重複するため、前記第1の実施の形態と同一のものには、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0052】
この第7の実施の形態においては、2枚の樹脂フィルムのうち少なくとも一方の所定の位置に被包装物73の略底部の形状(円形状)に接着剤を印刷し、前記2枚の樹脂フィルムを重ね合わせて前記所定の位置を接着して接着シール部72を形成すると共に、該接着シール部72の周囲、即ち、接着されていない部分に空気室74を形成する。
【0053】
このように、接着シール部72の周囲に空気室74を形成し、該接着シール部72に被包装物73を収納させることにより、該被包装物73の周囲を前記空気室74で緩衝させることができるが、前記被包装物73を前記接着シール部72に収納させる際の衝撃は、前記空気室74に直接的には伝わらないため、該空気室74の急激な収縮を防ぐことができるので、接着剤層9に剥離が生じないのである。
【0054】
この空気室74の高さは、隣接する接着シール部72の距離により決定されるが、包装用緩衝材71の熱シール部2と接着シール部72との距離を前記隣接する接着シール部72の距離よりも長い間隙にし、前記空気室74の高さよりも高い外周縁空気室75を形成させても良い。
【0055】
また、包装用緩衝材71は、該包装用緩衝材71を複数個用いて複数段に積み上げても良く、包装用緩衝材71の熱シール部2の近傍に、空気室74の高さよりも高い外周縁空気室75を形成させることにより、被包装物73の高さが前記空気室74の高さよりも稍高い場合であっても、前記外周縁空気室75により、前記被包装物73に対する緩衝の効果を失うことはないのである。
【0056】
本発明の第8の実施の形態に係る包装用緩衝材81を図12〜図13に示してある。この第8の実施の形態においては、接着シール部82の形状を矩形状にすると共に、包装用緩衝材81の両側面にガゼット部83を一連に形成させたものであり、その他の構成については、前記第1の実施の形態及び第7の実施の形態と同様であり、説明が重複するため、前記第1の実施の形態及び第7の実施の形態と同一のものには、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0057】
この第8の実施の形態においては、図12に示したように、接着シール部82の形状を矩形状に形成させており、包装用緩衝材81の両側面にガゼット部83を一連に形成している。
【0058】
このガゼット部83は、図13に示したように、熱シール可能な樹脂フィルム84と、熱シールされない樹脂フィルム85とから構成されており、2枚の熱シールされない樹脂フィルム85の間に熱シール可能な樹脂フィルム84を挟み込んだ状態にされている。
【0059】
ガゼット部83を形成させる場合には、図13に示したように、樹脂フィルムを折り畳んで形成させることが好ましいが、2枚の樹脂フィルムの間に前記ガゼット部83を形成させるための樹脂フィルムを挟んだ状態で、包装用緩衝材81の熱シール部2を熱シールして形成させても良い。
【0060】
このように、包装用緩衝材81の両側面にガゼット部83を一連に形成させた場合には、該ガゼット部83の高さを空気室74の高さよりも容易に高く形成することができ、包装用緩衝材81を複数個積み上げた場合であっても、前記ガゼット部83により、被包装物73の上部側を緩衝することが容易にできるのである。
【0061】
要するに、接着シール部4、4a、72、82は、印刷手段によって形成されるため、どのような形状であっても、全体として均一に且つ正確に接着して形成することができるのである。
【0062】
なお、本発明に係る包装用緩衝材は、2枚の樹脂フィルムを重ね合わせた場合に限定されるものではなく、例えば、1枚の樹脂フィルムを折り曲げ、該1枚の樹脂フィルムを重ね合わせて使用することも含むものである。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第1の発明に係る包装用緩衝材は、矩形状を呈する2枚の樹脂フィルムを重ね合わせ、逆止弁構造を有するエアー吹き込み部材を取り付け、被包装物の底面側、上面側、両側面側、正面側及び背面側にそれぞれ当接して緩衝機能を付与する空気室を区画して設けたエアバック式の包装用緩衝材であって、該包装用緩衝材の外周縁部は熱シールによって熱シール部を形成し、前記2枚の樹脂フィルムのうち少なくとも一方の樹脂フィルムの重ね合わさる側の面の所定位置に、予め接着剤を印刷して被包装物の収納部となる部分にそれぞれ空気室と該空気室に繋がる空気の通路とを形成するための区画用のシール部を接着シール部で形成すると共に、正面側と背面側の両側面にはガゼット部を一連に形成させ、前記接着シール部は熱可塑性の接着剤であり、2枚の樹脂フィルムを重ね合わせ前記接着剤を加熱して2枚の樹脂フィルムを接着させ、前記収納部となる部分に収納した前記被包装物の周囲を前記空気室とガゼット部とを当接させて緩衝するように構成したことにより、熱シール部を加熱する電極と、前記所定の位置の加熱とを分けることで、熱シールするところを少なくし、高温を必要とする熱シール部を熱シールさせるための電極の形状を単純化することができ、接着シール部については、接着剤を印刷し接着させるという簡単な作業により接着させることができるので、熱シールさせるための電極を製造するコストを削減できると共に、全体として均一に且つ正確に接着でき、複雑な形状であっても接着させることができるばかりでなく、包装用緩衝材の収納部となる部分に被包装物を収納すれば、該被包装物の周囲を空気室とガゼット部とが当接して緩衝するようになるのであり、耐衝撃性にも優れているという種々の効果を奏する。
【0064】
また、本発明の第2の発明に係る包装用緩衝材は、矩形状を呈する2枚の樹脂フィルムを重ね合わせ、逆止弁構造を有するエアー吹き込み部材を取り付け、被包装物の底面側、上面側、両側面側、正面側及び背面側にそれぞれ当接して緩衝機能を付与する空気室を区画して設けたエアバック式の包装用緩衝材であって、該包装用緩衝材の外周縁部は熱シールによって熱シール部を形成し、前記2枚の樹脂フィルムのうち少なくとも一方の樹脂フィルムの重ね合わさる側の面の所定位置に、予め接着剤を印刷して被包装物の収納部となる部分にそれぞれ空気室と該空気室に繋がる空気の通路とを形成するための区画用のシール部を接着シール部で形成すると共に、前記両側面側の空気室と正面側及び背面側の空気室との間に前記区画用の接着シール部で囲われた屈曲容易な非膨張部を形成し、前記接着シール部は熱可塑性の接着剤であり、2枚の樹脂フィルムを重ね合わせ前記接着剤を加熱して2枚の樹脂フィルムを接着させることにより空気室と非膨張部とを区画して形成し、前記被包装物を前記収納部に収納することによりその底面側、上面側および両側面側は対応する空気室に当接して緩衝されるようになり、前記被包装物の正面側および背面側は、前記非膨張部を屈曲させることによりそれぞれ空気室を当接させて緩衝するように構成したことにより、熱シールするところを少なくし、該熱シールさせるための電極の形状を単純化することができるため、電極を製造するコストを削減できると共に、全体として均一に且つ正確に接着できるばかりでなく、包装用緩衝材の収納部に被包装物を収納して包装し、非膨張部を屈曲させれば、被包装物の周囲全体を無理なく空気室を当接させて緩衝させることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る包装用緩衝材の略示的な平面図である。
【図2】同包装用緩衝材を説明のため空気を吹き込み使用状態にし、図1のA−A線に沿う拡大した断面図である。
【図3】同包装用緩衝材を説明のため空気を吹き込み使用状態にし、被包装物を包み込んだ状態を略示的に示した断面図である。
【図4】同包装用緩衝材を説明のため空気を吹き込み使用状態にし、被包装物を包み込んだ状態で容器に収納させた状態を略示的に示した断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る包装用緩衝材の略示的な平面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る包装用緩衝材の略示的な平面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る包装用緩衝材の略示的な平面図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係る包装用緩衝材の略示的な平面図である。
【図9】同包装用緩衝材を使用し、空気未封入部を折り曲げて非包装物の底面等のコーナー部の形状にさせた場合を示した略示的な斜視図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態に係る包装用緩衝材の略示的な平面図である。
【図11】(a)は、本発明の第7の実施の形態に係る包装用緩衝材の略示的な平面図であり、(b)は、同包装用緩衝材を説明のため空気を吹き込み使用状態にし、(a)のB−B線に沿う拡大した断面図である。
【図12】本発明の第8の実施の形態に係る包装用緩衝材の略示的な平面図である。
【図13】同包装用緩衝材のガゼット部を拡大した斜視図である。
【符号の説明】
1、21、31、41、51、61、71、81 包装用緩衝材
2 熱シール部
3 エアー吹き込み部材
4 折り曲げ可能な接着シール部
4a 折り曲げられない接着シール部
4b 略円形状の接着シール部
5 空気室
5a 底面側空気室
5b 上面側空気室
5c 側面側空気室
5d 正面側空気室
5e 背面側空気室
6 空気通路
7 非膨張部
8a、8b 樹脂フィルム
9 接着剤層
10、73 被包装物
11 容器
32 逆止弁
52 空気未封入部
53a、53b、53c 空気室
62 スリット
72、82 接着シール部
74 空気室
75 外周縁空気室
83 ガゼット部
84 熱シール可能な樹脂フィルム
85 熱シールされない樹脂フィルム
Claims (4)
- 矩形状を呈する2枚の樹脂フィルムを重ね合わせ、逆止弁構造を有するエアー吹き込み部材を取り付け、被包装物の底面側、上面側、両側面側、正面側及び背面側にそれぞれ当接して緩衝機能を付与する空気室を区画して設けたエアバック式の包装用緩衝材であって、
該包装用緩衝材の外周縁部は熱シールによって熱シール部を形成し、
前記2枚の樹脂フィルムのうち少なくとも一方の樹脂フィルムの重ね合わさる側の面の所定位置に、予め接着剤を印刷して被包装物の収納部となる部分にそれぞれ空気室と該空気室に繋がる空気の通路とを形成するための区画用のシール部を接着シール部で形成すると共に、正面側と背面側の両側面にはガゼット部を一連に形成させ、
前記接着シール部は熱可塑性の接着剤であり、2枚の樹脂フィルムを重ね合わせ前記接着剤を加熱して2枚の樹脂フィルムを接着させ、
前記収納部となる部分に収納した前記被包装物の周囲を前記空気室とガゼット部とを当接させて緩衝するように構成したこと
を特徴とする包装用緩衝材。 - 矩形状を呈する2枚の樹脂フィルムを重ね合わせ、逆止弁構造を有するエアー吹き込み部材を取り付け、被包装物の底面側、上面側、両側面側、正面側及び背面側にそれぞれ当接して緩衝機能を付与する空気室を区画して設けたエアバック式の包装用緩衝材であって、
該包装用緩衝材の外周縁部は熱シールによって熱シール部を形成し、
前記2枚の樹脂フィルムのうち少なくとも一方の樹脂フィルムの重ね合わさる側の面の所定位置に、予め接着剤を印刷して被包装物の収納部となる部分にそれぞれ空気室と該空気室に繋がる空気の通路とを形成するための区画用のシール部を接着シール部で形成すると共に、前記両側面側の空気室と正面側及び背面側の空気室との間に前記区画用の接着シール部で囲われた屈曲容易な非膨張部を形成し、
前記接着シール部は熱可塑性の接着剤であり、2枚の樹脂フィルムを重ね合わせ前記接着剤を加熱して2枚の樹脂フィルムを接着させることにより空気室と非膨張部とを区画して形成し、
前記被包装物を前記収納部に収納することによりその底面側、上面側および両側面側は対応する空気室に当接して緩衝されるようになり、
前記被包装物の正面側および背面側は、前記非膨張部を屈曲させることによりそれぞれ空気室を当接させて緩衝するように構成したこと
を特徴とする包装用緩衝材。 - 前記接着シール部における接着剤の加熱接着は、
熱シール部の熱シールと同時または該熱シールの前もしくは後に行うこと
を特徴とする請求項1または2に記載の包装用緩衝材。 - 熱シール部を熱シールすると同時または該熱シールの後に、その外周縁を裁断したこと
を特徴とする請求項1または2に記載の包装用緩衝材。
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