JP3914498B2 - 被浸透物の乾燥装置及び乾燥方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体の浸透した物(以下、被浸透物という。)の迅速な乾燥を行う装置、特に病院の介護ベッドのマットレス等を洗濯した後に、乾燥させるのに適した乾燥装置及び乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明の解決しようとする課題】
近年、病院や老人ホーム等では、介護用ベッドのかけ布団やシーツだけでなくマットレスの丸洗い洗浄の要望が高まってきている。ところが介護用ベッド等のマットレスは、丸洗い洗浄することを想定していないものが多く、特に綿を使用するマットレスの場合、水分を多く含むため、仮に丸洗い洗浄できたとしても効率良く乾燥させるのが難しい。
【0003】
図10は、一般に知られている乾燥室300の様子を示す図である。乾燥室300は、ヒータ302と、換気扇303aを備える排気口303とで構成される。ヒータ302は、乾燥室300内を暖めることにより室内を乾燥させ、被浸透物が含有している水分を気化させる。被浸透物の水分を含んだ空気は、排気口303より外部に排出される。上記乾燥室300に類似する構成は、例えば、下記の特許文献1の乾燥システムにも採用されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−26762号公報
【0005】
マットレスの乾燥作業は、洗濯後のマットレス301a、301b、301cを図示しない搬入口から上記乾燥室300に入れた後、部屋を閉めてヒータ302及び排気口303が備える換気扇303aを作動させた状態で数時間かけて行われる。上記作業時間は、マットレスの素材、厚み、枚数よっては、数時間ではなく十数時間必要な場合もある。
【0006】
本発明は、被浸透物、特にマットレス等の大型の被浸透物の乾燥を、より効率良く実行できる乾燥装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の被浸透物の乾燥装置は、被浸透物の乾燥装置であって、回転フレーム(102)と、設置手段(150、151、170)と、駆動手段(64、65)と、を含んでおり、上記回転フレーム(102)が、略円柱状で、軸周りに回転することによってシロッコファンとして機能し、内部から外部に向かう風を生成する複数の羽根(104)を周囲に持つものであり、上記設置手段(150、151、170)が、上記回転フレーム(102)本体、又は、回転フレーム(102)を軸周りに回転することによって形成される円柱状の回転体の側面近傍、であって回転フレーム(102)が回転することによって生じる風が通る位置に被浸透物を置くものであり、上記駆動手段(64、65)が、上記回転フレーム(102)を回転させるものである、ことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の被浸透物の乾燥装置は、請求項1に記載の被浸透物の乾燥装置において、上記設置手段(150、151、170)を回転フレーム(102)本体の内周部分に備える、ことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の被浸透物の乾燥装置は、請求項2に記載の被浸透物の乾燥装置において、上記設置手段(150、170)は、回転フレーム(102)の全体に渡り、被浸透物を隙間無く、又は略隙間無く取り付ける、ことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の被浸透物の乾燥装置は、請求項2又は請求項3に記載の被浸透物の乾燥装置において、上記配置手段は、回転フレーム(102)の内周面に被浸透物を押えつける、支点越え機構を備えた固定バー(170)である、ことを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の被浸透物の乾燥装置は、請求項2又は請求項3に記載の被浸透物の乾燥装置において、上記配置手段は、回転フレーム(102)の内側に収納及び固定可能な引き出し型のフレーム(150)と、当該フレームに被浸透物を固定する固定具(151)とでなる、ことを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の被浸透物の乾燥装置は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の被浸透物の乾燥装置において、少なくとも上記回転フレーム及び配置手段を収容し、上記回転フレームの内側へ外気を供給するための吸気部(4)と、回転フレームの外側に排出された空気を外部に出す排気口(3)と、を有する收容器を備える、ことを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載の被浸透物の乾燥装置は、請求項6に記載の被浸透物の乾燥装置において、上記收容器の備える吸気部(4)は空気清浄フィルター(4b)を備え、当該空気清浄フィルターによって清浄した外気を回転フレーム(102)の内側へと供給する、ことを特徴とする。
【0014】
請求項8に記載の被浸透物の乾燥装置は、請求項6又は請求項7に記載の被浸透物の乾燥装置において、上記收容器の備える吸気部(4)は加熱部(4c)を備え、当該加熱部によって加熱した外気を回転フレーム(102)の内側へと供給する、ことを特徴とする。
【0015】
請求項9に記載の被浸透物の乾燥装置は、請求項1乃至請求項8の何れかに記載の被浸透物の乾燥装置において、上記回転フレームの内側に外気を送り込むためのファン(110、111)を備える、ことを特徴とする。
【0016】
請求項10に記載の被浸透物の乾燥装置は、請求項2乃至請求項9の何れかに記載の被浸透物の乾燥装置において、上記回転フレーム(102)は、更に、配置手段によって回転フレーム(102)に固定した被浸透物と当該回転フレーム(102)の備える羽根(104)との間に隙間を形成するための複数の凸状部材(161)を備える、ことを特徴とする。
【0017】
請求項11に記載の被浸透物の乾燥装置は、請求項1に記載の被浸透物の乾燥装置において、上記設置手段が、円柱状の別フレームを含んでおり、該別フレームが、上記円柱状の回転体の側面の内側に設けられており、上記回転フレーム(102)が回転することによって生じる風が通る位置に、被浸透物を置ことができるようになっている、ことを特徴とする。
【0018】
請求項12に記載の被浸透物の乾燥装置は、請求項1に記載の被浸透物の乾燥装置において、上記設置手段が、円柱状の別フレームを含んでおり、該別フレームが、上記円柱状の回転体の側面の外側に設けられており、上記回転フレーム(102)が回転することによって生じる風が通る位置に、被浸透物を置くことができるようになっている、ことを特徴とする。
【0019】
請求項13に記載の被浸透物の乾燥装置は、請求項1乃至請求項12の何れかに記載の被浸透物の乾燥装置において、被浸透物がマットレス(200a、200b、200c、200d)である、ことを特徴とする。
【0020】
請求項14に記載の被浸透物の乾燥方法は、請求項1乃至請求項13の何れかに記載の被浸透物の乾燥装置を用いて行う被浸透物の乾燥方法であって、設置手段によって被浸透物を置く工程と、駆動手段によって回転フレーム(102)を回転させる工程と、を含み、上記回転フレーム(102)を回転させることによって生じる風を、被浸透物に当てることによって上記被浸透物を乾燥させることを特徴とする。
【0021】
請求項15に記載の被浸透物の乾燥方法は、請求項14に記載の被浸透物の乾燥方法において、上記被浸透物を置く工程において、上記回転フレーム(102)の内側又は外側に、被浸透物を隙間無く又は略隙間無く置くことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
(1)発明の概要
本発明の被浸透物の乾燥装置は、いわゆるシロッコファンの原理を利用するものであり、回転させることで内部から外部に向かう風を生成する複数の羽根を周囲に備える円柱状の回転フレームの内部又は外周部分に、液体の浸透した被浸透物(例えば、濯ぎ液の浸透した洗濯後のマットレス)を置き、上記回転フレームを高速回転させることで生成される軸中心から外側へと向かう風を上記被浸透物に当てて効率良く乾燥させることを特徴とする。
【0023】
上記構成を採用することにより、被浸透物を単に乾燥室内に放置して乾かす場合に比べ、大幅に乾燥時間を短縮することができる。更に、乾燥室内で乾燥する場合、室内の匂いが被浸透物に染み付く場合があるが、本発明の乾燥装置では、気密な部屋を必要としないため、上記のような問題は生じない。
【0024】
(2)実施の形態
図1は、上記被浸透物の乾燥装置の実施の形態であるマットレスの洗濯・乾燥装置100を収めた收容器2を載せた運搬車1を示す斜視図である。收容器2は、当該マットレスの洗濯・乾燥装置100の作動時に使用する排気用の排気口3、吸い込んだ空気の清浄及び加熱を行う吸気部4、マットレスの取り出し口5、ドレイン7(図1には示せず、図2を参照)を備える。排気口3及びマットレスの取り出し口5には、開閉可能な蓋3a,5aを備える。収容部2の他、運搬車1にはマットレスの洗濯・乾燥装置100を駆動制御する制御部6を搭載している。なお、収納部2と制御部6との間は、洗濯、濯ぎ、脱水処理実行時に飛散する洗浄液や水が制御部6へ入り込まないように仕切りが設けられている。
【0025】
後に詳しく説明するが、マットレスの洗濯・乾燥装置100は、軸管103を回転軸として制御部6の制御により高速回転される円柱状のフレームであって、当該フレームをシロッコファンとして機能させる多数の羽根を周囲に等間隔に備える回転フレーム102を備える。
【0026】
図2の(a)は、図1に示した運搬車1を側方より見た図であり、(b)は運搬車1を上から見た図であり、(c)は後ろから見た図である。收容器2に収納されているマットレスの洗濯・乾燥装置100を点線で示す。本図は、排気口3の蓋3a及びマットレス取出口5の蓋5aを空けた状態で示す。マットレス取出口5の蓋5aは、回転フレーム102にマットレスを取り付ける際にのみ開ける。回転フレーム102へのマットレスの取り付けについては、後に詳しく説明する。
【0027】
マットレスの洗濯、濯ぎ、脱水時には、排気口3の蓋3a、及び、マットレスの取出口5の蓋5aを閉じておく。脱水後、マットレスの乾燥を行う時に排気口3の蓋3aを開ける。なお、ドレイン7は、運搬車1の後部側、収容部2の底に設けられている。
【0028】
図3は、マットレスの洗濯・乾燥装置100の構成を詳しく示す図である。本図では、收容器2及び制御部6を点線で示す。回転フレーム102は、軸管103に回転可能に取り付けられている×状フレーム102a,102b,102c、各×状フレームに外接する円形フレーム102d,102e,102f、及び、当該回転フレームが回転することでシロッコファンとして機能するように、円形フレーム102d,102e,102fの外周に等間隔に外向きに取り付けられた多数の羽根104a,104b,104c…で構成される。
【0029】
なお、各羽根は、回転方向に対して前向きに傾斜しているが、径向き又は後向きに傾斜するものを用いることも考えられる。更に各羽根は、回転フレーム102の外周部分に設けられているが、被浸透物であるマットレスを収める空間が確保されることを条件として、一部又は全部を内部に設けても良い。
【0030】
軸管103の両端部は、台座101により支持されている。軸管103は中空の管であり、一端が封止され、他端はホース63を介してポンプ62に接続されている。ポンプ62は、洗浄液及び濯ぎ液を貯蔵した2槽式のタンク61に取り付けられており、制御スイッチ66aの1回目の押下に応じて洗浄液をホース63を介して軸管103に供給し、洗浄液が無くなると動作を停止する。軸管103へと供給された洗浄液は、下向きに4つ等間隔に設けられている散水孔103aから噴射される。なお、ポンプ62は、制御スイッチ66aの2回目の押下に応じて濯ぎ液を吐出し、濯ぎ液が無くなると動作を停止する。
【0031】
回転フレーム102の×状フレーム102aには、当該×状フレーム102aと共に軸管103を軸として回転するベルト車(図示せず)が取り付けられており、ベルト65により駆動モータ64に連結されている。駆動モータ64は、制御スイッチ66bの押下に応じて作動し、これによって回転フレーム102が回転する。制御スイッチ66bをもう一度押下すると、駆動モータ64は停止する。回転フレーム102は、回転することによりシロッコファンとして機能し、軸管103側からフレームの外側に向かう空気の流れを生成する。この空気は、回転フレーム102の内周面に取り付けられたマットレスの表面だけでなく内部を通り抜けるように作用する。後に図4を用いて説明するように、4枚のマットレスを回転フレーム102の内周面に略隙間なく配置することで、マットレスの内部を通過する空気の量を増加することができる。マットレスの表面及び内部を通り水分を含んだ空気は、排気口3より排気される。
【0032】
後に図6を参照しつつ説明するが、制御スイッチ66cは、押下する毎に、吸気部4が備える電熱線のオン/オフを切り換える。
【0033】
図4は、マットレスの洗濯・乾燥装置100をマットレスの取出口5側から見た斜視図である。マットレス200aの回転フレーム102への取り付けは、マットレスの引出口5の蓋5aを開け、両端にフックを備える締結ワイヤ151によりマットレス200aを固定した引き出しフレーム150aを回転フレーム102に差し込むことにより行う。
【0034】
全部で4つの引き出しフレーム150a,150b,150c,150dは、回転フレーム102の内側面に沿う形状で、×状フレーム102a,102b,102cで仕切られる略1/4の円弧分の幅で回転フレーム102と略同じ奥行きの底面を有しており、回転フレーム102に差し込むことにより、回転フレーム102及び×状のフレーム102a,102b,102cとの複数の接触箇所において挟持固定されるサイズのものを用意する。
【0035】
なお、特に図示しないが、回転フレーム102が高速回転している時に、引き出しフレーム150a〜150dが引き出し方向にずれて来ないように、複数のバンドで固定するのが好ましい。
【0036】
更には、通気性の無い詰め物(例えば、ビニール製のクッション等)を用意して、各マットレスの隙間を埋めるのが好ましい(特に図示せず)。これにより、各マットレスを通過する風の量が増加して、より迅速な乾燥処理を実行することができる。
【0037】
洗濯は、各々マットレスを固定した引き出しフレーム150a〜150dを回転フレーム102に差し込んで固定した後、フレーム引出口5の蓋5aを閉めた後、制御スイッチ66bを押下して回転フレーム102を高速回転させ、更に、制御スイッチ66aを押下して軸管103の下に位置するマットレスに向けて洗浄液を噴射して行う。
【0038】
上記軸管103より噴射される洗浄液は、高速回転するマットレスの対向面(軸管103に近い側の面)に当たり、汚れを落とす。その後、洗浄液は、遠心力の働きによりマットレス内部を通りぬけ、内部及び軸管103から遠い側の面の汚れを落とした後に回転フレーム102の外側に飛散する。收容器2は、上記回転フレーム102の外側に飛散した洗浄液を底面に集め、後部に設けるドレイン7より排水する。
【0039】
濯ぎは、制御スイッチ66aをもう一度(2回目)押下してポンプ62から濯ぎ液を吐出させて行う。また、脱水は、濯ぎの終了後に引き続き、回転フレームを高速回転することにより行う。
【0040】
乾燥は、上記脱水後、制御スイッチ66bを押下して駆動モータ64を一旦停止させ、收容器2の排気口3の蓋3aを開けた後、再び、制御スイッチ66bを押下して駆動モータ64を作動させて回転フレーム102を高速回転することにより行う。
【0041】
高速回転させることにより回転フレーム102がシロッコファンとして機能して吸気部4から外気を吸いこみ、軸管103側から回転フレーム102の外側に向けて排気するという空気の流れを生じる。回転フレーム102の外側に排出された空気は排気口3より外に出される。シロッコファンの原理を利用することにより、複数の大型の扇風機を用いることなく、各マットレスに均一に風を当てることができ、短時間で各マットレスの乾燥を完了することができる。
【0042】
また、回転フレーム102の回転に伴いマットレスも回転するため、遠心力の作用によりマットレスの外側表面に内部の水分が集まり、より迅速な乾燥を行うことができる。
【0043】
更には、回転フレーム102の内周に4枚のマットレスを略隙間無く置くことにより、マットレスの内部を通過する空気の量を増やすことができ、マットレス内部の水分を素早く気化して短い時間で乾燥を完了することができる。
【0044】
乾燥完了後、制御スイッチ66bを押下して駆動モータ64を停止させた後、フレーム引出口5の蓋5aを開け、引き出しフレーム150a〜150dを引き出し、マットレスの取り出しを行う。
【0045】
図5は、回転フレーム102を吸気部4の側から見た図である。図中、收容器2及び吸気部4の外形を点線で示す。実線で示す矢印は、回転フレーム102を白抜きの矢印で示す方向に高速回転させてシロッコファンとして機能させた場合において、吸気部4より吸い込まれる空気の流れを示す。回転フレーム102を高速回転させることにより、引き出しフレーム150a,150b,150c,150dに取り付けられた4枚のマットレス200a,200b,200c,200dは撓み、遠心力で回転フレーム102の側壁に押し付けられる。吸気部4より吸い込まれた空気は、回転フレーム102の内周面に略隙間無く置かれた4枚のマットレスの内部を通過して回転フレーム102の外側に排出される。
【0046】
図6は、吸気部4の構成を示す図である。吸気部4は、収納部2の外側に面する外枠4a、空気清浄フィルター4b、電熱線4c、及び、蓋4dとで構成される。空気清浄フィルター4bを設けることにより洗濯後のマットレスに粉塵等を含んだ汚れた空気が通過して表面が汚れるのを防止する。
【0047】
電熱線4cは、制御部6に備えられる制御スイッチ66cによりオン/オフされる。乾燥を行う際、制御スイッチ66cを押下して電熱線4cを加熱して外気を暖める。これにより、空気がマットレス内を通過する際に当該マットレスから奪う水分量を増やして、より迅速な乾燥を実現することができる。
【0048】
(3)回転フレームの第1の改良例
図7は、回転フレーム102の第1の改良例を示す図である。改良点を解りやすくするため、回転フレーム102の周囲全てに渡り等間隔に設ける多数の羽根104a,…を略記する。第1の改良例では、×状フレーム102a,102bに、回転フレーム102が回転することにより実線で示す矢印の向きに風を起こすファン110a〜110d,111a〜111dを追加したことを特徴とする。これにより、回転フレーム102の軸管103側より外周部へと通過する風の量を増してより効果的な乾燥を実現する。
【0049】
(4)回転フレームの第2の改良例
図8は、回転フレーム102の第2の改良例を示す図である。図8の(a)は、第2の改良例の回転フレーム102を制御部6側から見た一部を拡大した図であり、図8の(b)は、図8の(a)に示す図のb−b’断面図を示す。
【0050】
図8の(a)に示すように、第2改良例の回転フレーム102では、羽根104a,104b,104c,104d…の底面に凸状部材160a,161a,162a,163aを設けたことを特徴とする。上記凸状部材160a…は、図8の(b)に示すように、30cm程度の長さであり、20cm程度の間隔を空けて160b、160c…と並べて設けられる。なお、凸状部材160a,…の断面形状及びサイズは、マットレス200aと羽根104a,…の間に隙間を作ることができるものであれば、特に限定されない。
【0051】
各羽根の下に上記凸状部材160a,…を設けたことにより、回転フレーム102とマットレス200aの間に隙間が生じ、回転フレーム102がシロッコファンとして機能することにより生じる風以外に、直接マットレス200aの表面に当たる渦巻き風を生成することができる。これにより、遠心力でマットレス200aの表面に集まってきている水分をより迅速に気化して効率の良い乾燥を実行する。なお、当該回転フレーム102の第2の改良例は、上述した第1の改良例と共に実施しても良い。
【0052】
(5)回転フレームの第3の改良例
図9は、回転フレーム102の第3の改良例を示す図である。第3の改良例では、マットレスを固定するのに引き出しフレーム150a,150b,150c,150dを用いずに、4枚のマットレスを回転フレーム102側に押えつける固定バー170a,170b,171a,171b,172a,172b,173a,173bを設けたことを特徴とする。例えば、固定バー170aは、支点A1,A2,A3を軸とする支点超え機構を備え、×状フレーム側又はマットレス200aを回転フレーム102に抑えつける側に付勢される。
【0053】
これらの固定バー170a,170b,171a,171b,172a,172b,173a,173bを採用して引き出しフレーム150a〜150dを不要にすることで、4枚のマットレスを装着した時の回転フレーム102の総重量を低減することができる。これにより、駆動モータに要求される駆動力を低減し、かつ、運転時に台座101に与える応力を低減することができ、結果として消費エネルギー及び故障率の低減を図ることができる。ここで、回転フレーム102の内面に金網を設けておけば、当該回転フレーム102の高速回転時にマットレスが、外に放り出されるのを防止することができる。なお、第3の改良例は、第1及び第2の改良例と共に実施しても良い。
【0054】
(6)その他の被浸透物について
以上に説明したマットレスの洗濯・乾燥装置100では、被浸透物として、通常、ある程度の硬さのあるマットレスを用いたが、マットレス以外に布団や毛布等、マットレスよりも柔らかく、吸水性を有する大型の洗濯物を被浸透物として用いることも考えられる。この場合、上記マットレスと同程度の硬さ及びサイズのメッシュケースを用意し、当該ケースの中に洗濯物を並べ、上記マットレスの換わりに使用すれば良い。
【0055】
なお、マットレスの洗濯・乾燥装置100及び上記メッシュケースのサイズを小さくしたものを用意すれば、座布団や枕等のマットレスに比べて小型の洗濯物の乾燥を手軽に行うこともできる。
【0056】
(7)その他の実施形態
上述した実施の形態に係るマットレスの洗濯・乾燥装置100は、マットレスの乾燥機能の他に、洗濯、濯ぎ、脱水の機能を兼ね備えるため、回転フレーム102の内周面にマットレスを固定する構成を採用する。しかし、濯ぎ液等を含んだ被浸透物を乾燥させるということだけを考えた場合、マットレスを回転フレーム102に固定せず、回転フレーム102と軸管103の間に設ける別のフレームに固定することも考えられる。
【0057】
例えば、図3に示したように、3個の×状フレーム102a,102b,102cで軸管103に回転可能に支持されている回転フレーム102を、2個の×状フレーム102a,102cだけで支えるように設計変更し、更に、内部に回転フレーム102よりも小さな径のマットレス固定用の円柱状のフレームを設ける。
【0058】
上記構成を採用することで、回転フレーム102を回転させるのに必要な力を、濯ぎ水等を含んだマットレス自体を回転させる場合に比べて大幅に減らすことができる。これにより、駆動モータ64を低消費電力で小型のものに置きかえることができる。
【0059】
なお、上記小さな径のマットレス固定用の円柱状のフレームを、軸管103を軸に回転可能に取付けておき、着脱可能な固定具(例えば、マットレス固定用の円柱状のフレームと軸管103を固定するネジ)により回転を禁止する構成を採用しても良い。この場合、上記固定具(ネジ)を取り外して回転可能にすると共に、締結ベルトなどを利用してマットレス固定用の円柱状のフレームを回転フレーム102に固定すれば、上述したマットレスの洗濯・乾燥装置100と同様に、洗濯、濯ぎ、及び脱水を実行することもできる。
【0060】
他方、回転フレーム102よりも大きな径のマットレス固定用の円柱状のフレームを用意し、当該大きな径の円形フレームの内周面、即ち、回転フレーム102の外周部に略隙間無くマットレスを置き、回転フレーム102のみをシロッコファンとして高速で回転させることも考えられる。この場合においても、濯ぎ水等を含んだマットレス自体を回転させる場合に比べて、回転フレーム102を回転させるのに必要な力を大幅に減らすことができるため、駆動モータ64を低消費電力の小型のものに置き換えることができる。
【0061】
【発明の効果】
請求項1に記載の被浸透物の乾燥装置では、シロッコファンとして機能する回転フレーム(102)を回転することによって生じる風を、被浸透物に均一に当てることによって、迅速な乾燥を実現することができる。
【0062】
請求項2に記載の被浸透物の乾燥装置では、被浸透物の設置手段を回転フレーム本体の内周部分に設けることにより、回転フレームを回転させることにより被浸透物に遠心力を作用させることができ、これにより被浸透物の内部の水分を外側に集め、より迅速に気化させて乾燥させることができる。
【0063】
請求項3に記載の被浸透物の乾燥装置では、回転フレームの全体に渡り、被浸透物を隙間無く、又は略隙間無く取り付けることにより、被浸透物の内部を通りぬける量を増やすことができ、より迅速な乾燥を行うことができる。
【0064】
請求項4に記載の被浸透物の乾燥装置では、固定バーを用いることにより、被浸透物を簡単に回転フレームの内面に押えつけて取付けることができる。
【0065】
請求項5に記載の被浸透物の乾燥装置では、引出し型のフレームを用いることで、被浸透物の取付けを容易に行うことができる。
【0066】
請求項6に記載の被浸透物の乾燥装置では、収容部を備えることで、回転フレームを回転させることにより被浸透物に浸透していた液体が飛散するのを防止することができる。
【0067】
請求項7に記載の被浸透物の乾燥装置では、収容部が備える吸気部に空気清浄フィルターを備えることで、被浸透物が外気に含まれる粉塵により汚れるのを防止することができる。
【0068】
請求項8に記載の被浸透物の乾燥装置では、収容部が備える吸気部に加熱部を備えることにより、被浸透物に温風を当てることができ、より迅速な乾燥を行うことができる。
【0069】
請求項9に記載の被浸透物の乾燥装置では、回転フレームの軸中心に向けて空気を吸いこむためのファンを設けることにより、被浸透物に当たる風量を増やし、より迅速な乾燥を行うことができる。
【0070】
請求項10に記載の被浸透物の乾燥装置では、凸状部材の働きにより、回転フレームと被浸透物の間に隙間を設けることにより、回転フレームの働きにより生じる軸側より外周部に向けて流れる風の他に、被浸透物の表面に渦巻き風を当てることができ、より迅速な乾燥を行うことができる。
【0071】
請求項11に記載の被浸透物の乾燥装置では、設置手段として、回転フレーム(102)本体よりも内側に設けられている円柱状のフレームを採用するため、乾燥を行うのに回転フレーム(102)のみを回転すればよい。回転フレーム(102)と一緒に、濯ぎ水等を含んだマットレスを回転する場合に比べ、回転フレーム(102)のみを回転するのに要する力は大幅に少なく、低消費電力で小型の駆動手段(64)を用いることができる。
【0072】
請求項12に記載の被浸透物の乾燥装置は、設置手段として、回転フレーム(102)本体よりも外側に設けられている円柱状のフレームを採用するため、乾燥を行うのに回転フレーム(102)のみを回転すればよい。回転フレーム(102)と一緒に、濯ぎ水等を含んだマットレスを回転する場合に比べ、回転フレーム(102)のみを回転するのに要する力は大幅に少なく、低消費電力で小型の駆動手段(64)を用いることができる。
【0073】
請求項13に記載の被浸透物の乾燥装置は、介護用のベッドなどのマットレスを迅速に乾燥することができる。
【0074】
請求項14に記載の被浸透物の乾燥方法は、シロッコファンとして機能する回転フレーム(102)を回転することによって生じる風を、被浸透物に当てることによって、迅速な乾燥を実現することができる。
【0075】
請求項15に記載の被浸透物の乾燥方法は、回転フレーム(102)の内側又は外側に、被浸透物を隙間無く又は略隙間無く置くことによって、シロッコファンとして機能する回転フレーム(102)を回転させることによって生じる風の大半を被浸透物に当てることができ、一層迅速な乾燥を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の被浸透物の乾燥装置の実施の形態であるマットレスの洗濯・乾燥装置を収納及び搭載した搬送車を示す図である。
【図2】 (a)〜(c)は、実施の形態であるマットレスの洗濯・乾燥装置を収納及び搭載した搬送車の正面、側面、後面を示す図である。
【図3】 洗濯・乾燥装置の構成を示す図である。
【図4】 洗濯・乾燥装置の構成を示す図である。
【図5】 乾燥時における風の流れる向きを説明するための図である。
【図6】 吸気部の構成を示す図である。
【図7】 第1の改良例の回転フレームの構成を示す図である。
【図8】 (a)は、第2の改良例の回転フレームを制御部側より見た図であり、(b)は、(a)に示す図のb−b’断面図を示す。
【図9】 第3の改良例の回転フレームの構成を示す図である。
【図10】 従来の乾燥室の構成を示す図である。
【符号の説明】
3 排気口、3a 蓋、4 吸気部、4b 清浄フィルター、4c 電熱線、5 引き出しフレーム、5a 蓋、7 ドレイン、64 駆動モータ、65 ベルト、100 マットレスの洗濯・乾燥装置、101 台座、102 回転フレーム、103 軸管、104a,104b,104c 羽根、150a,150b,150c,150d 引き出しフレーム、151締結ワイヤ、160a,161a,161b,161c,161d,162a,163a 凸状部材、170a,170b,171a,171b,172a,172b,173a,173b 固定バー。
Claims (15)
- 被浸透物の乾燥装置であって、回転フレーム(102)と、設置手段(150、151、170)と、駆動手段(64、65)と、を含んでおり、
上記回転フレーム(102)が、略円柱状で、軸周りに回転することによってシロッコファンとして機能し、内部から外部に向かう風を生成する複数の羽根(104)を周囲に持つものであり、
上記設置手段(150、151、170)が、上記回転フレーム(102)本体、又は、回転フレーム(102)を軸周りに回転することによって形成される円柱状の回転体の側面近傍、であって回転フレーム(102)が回転することによって生じる風が通る位置に被浸透物を置くものであり、
上記駆動手段(64、65)が、上記回転フレーム(102)を回転させるものである、
ことを特徴とする被浸透物の乾燥装置。 - 請求項1に記載の被浸透物の乾燥装置において、
上記設置手段(150、151、170)を回転フレーム(102)本体の内周部分に備える被浸透物の乾燥装置。 - 請求項2に記載の被浸透物の乾燥装置において、
上記設置手段(150、170)は、回転フレーム(102)の全体に渡り、被浸透物を隙間無く、又は略隙間無く取り付ける被浸透物の乾燥装置。 - 請求項2又は請求項3に記載の被浸透物の乾燥装置において、
上記配置手段は、回転フレーム(102)の内周面に被浸透物を押えつける、支点越え機構を備えた固定バー(170)である被浸透物の乾燥装置。 - 請求項2又は請求項3に記載の被浸透物の乾燥装置において、
上記配置手段は、回転フレーム(102)の内側に収納及び固定可能な引き出し型のフレーム(150)と、当該フレームに被浸透物を固定する固定具(151)とでなる被浸透物の乾燥装置。 - 請求項1乃至請求項5の何れかに記載の被浸透物の乾燥装置において、
少なくとも上記回転フレーム及び配置手段を収容し、上記回転フレームの内側へ外気を供給するための吸気部(4)と、回転フレームの外側に排出された空気を外部に出す排気口(3)と、を有する收容器を備える被浸透物の乾燥装置。 - 請求項6に記載の被浸透物の乾燥装置において、
上記收容器の備える吸気部(4)は空気清浄フィルター(4b)を備え、当該空気清浄フィルターによって清浄した外気を回転フレーム(102)の内側へと供給する被浸透物の乾燥装置。 - 請求項6又は請求項7に記載の被浸透物の乾燥装置において、
上記收容器の備える吸気部(4)は加熱部(4c)を備え、当該加熱部によって加熱した外気を回転フレーム(102)の内側へと供給する被浸透物の乾燥装置。 - 請求項1乃至請求項8の何れかに記載の被浸透物の乾燥装置において、
上記回転フレームの内側に外気を送り込むためのファン(110、111)を備える被浸透物の乾燥装置。 - 請求項2乃至請求項9の何れかに記載の被浸透物の乾燥装置において、
上記回転フレーム(102)は、更に、配置手段によって回転フレーム(102)に固定した被浸透物と当該回転フレーム(102)の備える羽根(104)との間に隙間を形成するための複数の凸状部材(161)を備える被浸透物の乾燥装置。 - 請求項1に記載の被浸透物の乾燥装置において、
上記設置手段が、円柱状の別フレームを含んでおり、該別フレームが、上記円柱状の回転体の側面の内側に設けられており、上記回転フレーム(102)が回転することによって生じる風が通る位置に、被浸透物を置ことができるようになっている、
被浸透物の乾燥装置。 - 請求項1に記載の被浸透物の乾燥装置において、
上記設置手段が、円柱状の別フレームを含んでおり、該別フレームが、上記円柱状の回転体の側面の外側に設けられており、上記回転フレーム(102)が回転することによって生じる風が通る位置に、被浸透物を置くことができるようになっている、
被浸透物の乾燥装置。 - 請求項1乃至請求項12の何れかに記載の被浸透物の乾燥装置において、
被浸透物がマットレス(200a、200b、200c、200d)である被浸透物の乾燥装置。 - 請求項1乃至請求項13の何れかに記載の被浸透物の乾燥装置を用いて行う被浸透物の乾燥方法であって、
設置手段によって被浸透物を置く工程と、
駆動手段によって回転フレーム(102)を回転させる工程と、
を含み、上記回転フレーム(102)を回転させることによって生じる風を、被浸透物に当てることによって上記被浸透物を乾燥させることを特徴とする、被浸透物の乾燥方法。 - 請求項14に記載の被浸透物の乾燥方法において、
上記被浸透物を置く工程において、上記回転フレーム(102)の内側又は外側に、被浸透物を隙間無く又は略隙間無く置く、
ことを特徴とする被浸透物の乾燥方法。
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