JP5430348B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP5430348B2
JP5430348B2 JP2009249385A JP2009249385A JP5430348B2 JP 5430348 B2 JP5430348 B2 JP 5430348B2 JP 2009249385 A JP2009249385 A JP 2009249385A JP 2009249385 A JP2009249385 A JP 2009249385A JP 5430348 B2 JP5430348 B2 JP 5430348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
drum
laundry
air
washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009249385A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011092428A (ja
Inventor
宏和 大江
正史 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009249385A priority Critical patent/JP5430348B2/ja
Publication of JP2011092428A publication Critical patent/JP2011092428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5430348B2 publication Critical patent/JP5430348B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Description

本発明は、洗濯物を洗濯し、乾燥させる洗濯乾燥機に関する。
洗濯乾燥機は、洗濯物を収容する有底筒状のドラムと、その内部にドラムが配されている水槽とを備える(特許文献1参照)。ドラムの周壁には、複数個の貫通孔が形成されている。
特許文献1に記載されているドラム式洗濯乾燥機は、ドラムと水槽との間に、加熱器を備える。
低音の水で洗濯するより高温の水で洗濯する方が、洗濯物は効率よく洗浄される。そこで、特許文献1に記載のドラム式洗濯乾燥機は、ドラムに収容されている洗濯物を洗濯する場合、加熱器によって、水槽に貯留されている水を加熱する。ただし、この場合に水槽が貯水する水量は、ドラムの下部が水没する程度の水量である。加熱された水は、ドラムの貫通孔を通過して、ドラムの内部へ浸入する。ドラムの内部へ浸入した水は、洗濯物を洗う、又は濯ぐために用いられる。
また、ドラム式洗濯乾燥機は、ドラムに収容されている洗濯物を乾燥させる場合、洗濯物から蒸発した水分を吸収した空気をドラムの内部からドラムと水槽との間へ吸い出し、吸い出した空気を加熱器によって加熱し、加熱された空気をドラムの内部へ吹き入れることを繰り返す。
ところで、空気中へ放出された正イオン及び負イオン(以下、正負イオンという)は、空気中を浮遊している菌類(例えばカビ)及びウィルス(例えばインフルエンザウィルス)等を死滅又は不活性化させ、また、悪臭の原因となる物質(例えばアセトアルデヒドのような有機化合物。以下、臭い物質という)を分解することができる。
また、正負イオンは、湿度が高い空気中では活性化し易い。特に、正負イオンがクラスターイオンである場合、高湿度の空気中では、クラスターイオンの粒子は、大型化し易く、長時間崩壊せずに存在することができる。
そこで、特許文献1に記載のドラム式洗濯乾燥機は、正負イオンを発生させるイオン発生装置を備える。
このようなドラム式洗濯乾燥機は、正負イオンを含む空気を水槽内部へ送風すると共に、加熱器によって、水槽に貯留されている水を加熱する。ただし、この場合に水槽が貯水する水量は、ドラムが水没しない程度の水量である。このとき、正負イオンを含む空気、及び、加熱された水から発生した水蒸気は、夫々、ドラムと水槽との間からドラムの開口部又は貫通孔を通過してドラム内部へ進入する。ドラム内部へ進入した水蒸気は、ドラム内部の湿度を上昇させるため、正負イオンが活性化する。以上の結果、ドラムに収容されている洗濯物が、活性化した正負イオンによって消臭及び除菌される。
しかも、水溶性の臭い物質は、水蒸気に溶解する。また、水蒸気の温度は100℃程度であるため、高熱に弱い菌類及びウィルス等が蒸気消毒される。つまり、水蒸気自身も消臭効果及び除菌効果を有するため、正負イオンと水蒸気との併用によって、消臭効果及び除菌効果を大幅に向上させることができる。
更にまた、水蒸気で洗濯物を蒸らすことによって、洗濯物の皺を伸ばすことができるため、洗濯物を、ふんわりとした仕上がりにすることができる。
特開2009−66217号公報
しかしながら、特許文献1に記載のドラム式洗濯乾燥機において、イオン発生装置が発生させた正負イオンは、一旦、ドラムと水槽との間の空気へ放出される。このため、正負イオンの一部が、ドラムに収容されている洗濯物を消臭及び除菌する前に失われたり、ドラムの内部へ移動しなかったりする虞がある。この結果、消臭効率及び除菌効率が悪化する。
また、特許文献1に記載のドラム式洗濯乾燥機においては、水槽に貯留されている水を加熱する。ところが、水槽に貯水される水量は多いため、加熱を開始してから、水温が十分に上昇するまでに長時間を要する。更に、水槽に貯留されている多量の水を十分に加熱するためには、加熱力が強い加熱器を用いる必要がある。このような加熱器は、例えば消費電力が大きいため、ドラム式洗濯乾燥機のランニングコストが高くなりがちである。
また、ドラムの内部を十分な量の水蒸気で満たさなければ、洗濯物を十分に蒸らすことはできない。更にまた、水蒸気の量が少ない場合には、水蒸気に溶解する臭い物質の量も少ない。
ところが、ドラムの内部に十分な量の水蒸気を供給するためには、水槽内部全体に多量の水蒸気を供給しなければならない。更に、水槽内部の全体的な温度が低い場合には、水蒸気は容易に結露するため、ドラムの内部に十分な量の水蒸気を進入させることができない。従って、水の温度のみならず、水槽内部の温度をも適度に上昇させる必要がある。
更にまた、洗濯物自体の温度が低い間は、洗濯物に染み付いている臭い物質が気化し難い。
以上のことから、従来のドラム式洗濯乾燥機は、消臭及び除菌が完了するまでに長時間を要する。また、消臭及び除菌が完了するまでの間、加熱器は水を加熱し続けることによって、水蒸気を発生させ続け、水槽内部及び洗濯物夫々を適度な高温で維持する必要がある。即ち、ドラム式洗濯乾燥機のランニングコストが高くなりがちである。
ところで、特許文献1に記載されているドラム式洗濯乾燥機は、2台の送風機を備えている。一方は、ドラムの内部から空気を吸い出してドラムの内部へ吹き入れるための送風機であり、他方は、イオン発生器が発生させた正負イオンをドラム内部の空気へ放出するための送風機である。洗濯乾燥機の小型化及び製造コストの低減を図るためには、2台の送風機夫々の機能を1台の送風機で実現することが望ましい。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、ドラムの内部から吸い出した空気へイオンを放出し、イオンを含む空気と水蒸気とをドラムの内部へ直接的に吹き入れる構成とすることにより、製造コスト及びランニングコストの低減、並びに小型化を図りつつ、洗濯物の消臭及び除菌を短時間で効率よく行なうことができる洗濯乾燥機を提供することにある。
本発明に係る洗濯乾燥機は、洗濯物を収容するドラムと、該ドラムがその内部に配されている水槽と、前記ドラムの内部から空気を吸い出して前記ドラムの内部へ吹き入れるための送風機と、該送風機が配してあり、前記ドラムに対して空気を循環させるための循環路と、該循環路に配されているイオン発生器及び空気加熱部とを備え、前記ドラムに収容された洗濯物の洗濯及び乾燥を行なう洗濯乾燥機であって、前記イオン発生器が発生させたイオンは、前記送風機が送風することによって、前記循環路を循環する空気へ放出されるようにしてあり、供給された水を受ける受水部と、前記受水部へ連続的又は断続的に給水する給水部と、前記受水部に配され、該受水部が受けた水を加熱することによって水蒸気を発生させるための水加熱部と、前記受水部に連通しており、前記受水部で発生した水蒸気を、該水蒸気の蒸気圧を利用して前記ドラムの内部へ吹き入れるための蒸気供給路とを備えることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記ドラムは、有底筒状をなし、開口部が高く、底壁が低い傾斜姿勢で前記水槽の内部に配されており、前記水槽は有底筒状をなし、該水槽の底壁には排気口が形成されており、該排気口と前記循環路の上流側端部とが連結されており、前記循環路の一部は、前記水槽の上方に配されており、前記水蒸気及び前記送風機が送風した空気夫々は、前記ドラムの開口部の上部側から前記ドラムの内部へ吹き入れられるようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、洗濯乾燥機は、ドラム、水槽、送風機、循環路、イオン発生器、空気加熱部、受水部、給水部、水加熱部、及び蒸気供給路を備える。
給水部は、例えば水源から供給された水を、連続的又は断続的に受水部へ供給する。
受水部が受けた水は、受水部に配されている水加熱部によって加熱される。このため、受水部で水蒸気が発生する。
受水部は、例えばドラムを内蔵する必要がある水槽に比べて、形状及び体積等の制約が少ない。従って、受水部は、加熱力が弱い水加熱部を用いる場合でも、受水部が受けた水を、短時間で所要の水温に上昇させることが可能であるような形状及び体積等を有する。従って、給水部から受水部へは、必要最小限の水を供給すればよい。
また、給水部から受水部へは、連続的又は断続的に給水される。このため、受水部では、必要最小限の水蒸気が連続的又は断続的に発生する。更に、受水部が受けた水が全て蒸発したとしても、新たな水が供給される。従って、受水部が空焚きされることはない。
蒸気供給路は、受水部に連通しており、受水部で発生した水蒸気は、蒸気供給路を通して、ドラムの内部へ直接的に吹き入れられる。水蒸気をドラムの内部へ吹き入れるためには、水蒸気自身の蒸気圧が利用されるため、水蒸気をドラムの内部へ吹き入れるための送風機を備える必要はない。
水蒸気のドラムの内部への吹き入れは、例えば、洗濯物を洗濯する場合、又は洗濯物を消臭及び除菌する場合、或いは洗濯物を乾燥させた後の仕上げを行なう場合等に実行される。
ドラムに収容されている洗濯物を洗濯する場合、水槽は給水される。即ち、水槽が貯留している水は、ドラムに収容されている洗濯物を洗うか、又は濯ぐ場合に用いられる。水槽への給水前又は給水中等に、ドラムの内部への水蒸気の吹き入れを行なえば、ドラムの内部の温度、及び洗濯物の温度が短時間で上昇し、更には洗濯物の近傍の水の温度が短時間で上昇する。従って、水槽に貯留されている水を加熱する場合よりも短時間で、洗濯物が効率よく洗浄される。
ドラムに収容されている洗濯物を消臭及び除菌させる場合、循環路に備えられている送風機が送風した空気が循環路の内部で循環する。
送風機及びイオン発生器の両方が作動している場合、循環路に配されているイオン発生器が発生させたイオンは、循環路を循環する空気へ放出される。この結果、ドラムの内部から吸い出された空気へイオンが放出され、イオンを含む空気がドラムの内部へ吹き入れられることが繰り返される。このとき、消臭効果及び除菌効果を有するイオンによって、ドラムに収容されている洗濯物に対する消臭及び除菌が行なわれる。また、ドラムの内部及び循環路の内部等、イオンを含む空気が通過する部分の消臭及び除菌も行なわれる。
イオンを含む空気のドラム内部への吹き入れと同時的に、水蒸気の吹き入れを行なった場合、ドラムの内部の温度及び湿度、並びに洗濯物の温度が上昇する。このとき、ドラムの内部に存在するイオン及び水蒸気の両方が、ドラムに収容されている洗濯物を消臭及び除菌する。また、ドラムの内部及び循環路の内部等、イオンを含む空気及び/又は水蒸気が通過する部分の消臭及び除菌も行なわれる。
ドラムに収容されている洗濯物を乾燥させる場合、洗濯物を消臭及び除菌させる場合と同様に、送風機が送風した空気が循環路を循環する。空気加熱部は、循環路を循環する空気を加熱する。従って、送風機及び空気加熱部の両方が作動している場合には、加熱された空気が循環路を循環する。この結果、ドラムの内部から吸い出された空気が加熱され、加熱された空気がドラムの内部へ吹き入れられることが繰り返される。
このとき、ドラムの内部の温度、及び洗濯物の温度が短時間で上昇する。従って、洗濯物が短時間で効率よく乾燥する。
以上のように、本発明の洗濯乾燥機は、洗濯物を消臭及び除菌させる場合であっても、また、洗濯物を乾燥させる場合であっても、1台の送風機で送風する。
ところで、ドラムに収容されている洗濯物を乾燥させた後の仕上げを行なう場合、洗濯物を十分に乾燥させた後で水蒸気の吹き入れを行なえば、乾燥によって硬化している繊維に、僅かな湿り気を与えることができる。このとき、硬化している繊維が解されるため、洗濯物の皺が除去される。つまり、乾燥後の洗濯物の仕上がりが良好となる。特に、タオルのような厚物の洗濯物は、僅かな湿り気を与えられることによって起毛するため、肌触りが良くなる。
本発明にあっては、受水部で発生した水蒸気は、ドラムの開口部の上部側からドラムの内部へ吹き入れられる。このため、吹き入れられた水蒸気は、ドラムの底壁の下部側へ到達する。
また、循環路の上流側端部が、水槽の底壁に形成されている排気口に連結されている。また、循環路の一部は、水槽の上方に配されている。従って、ドラムの内部からドラムと水槽との間へ吸い出された空気は、更に、水槽の底壁に形成されている排気口を通して、循環路へ吸い出される。循環路へ吸い出された空気は、水槽の底壁近傍から水槽の上方へ移動する。
水槽の上方へ移動した空気は、ドラムの開口部の上部側からドラムの内部へ吹き入れられる。このため、送風機が送風した空気は、ドラムの底壁の下部側へ到達する。
ここで、ドラムは、開口部側から底壁側へ低くなるよう傾斜姿勢で配されている。このため、ドラムに収容されている洗濯物は、ドラムの底壁の下部側に位置している可能性が高い。
以上の結果、受水部で発生した水蒸気及び送風機が送風した空気は、ドラムに収容されている洗濯物に直接的に吹き付けられる。このとき、水蒸気の流れ又は空気の流れが、例えばドラムの周壁に阻害されることはない。また、ドラムの内部へ吹き入れられた空気が、例えばドラムの周壁に一旦反射してから洗濯物に吹き付けられることもない。従って、ドラムに収容されている洗濯物の加熱、乾燥、消臭、及び/又は除菌等を効率よく行なうことができる。
更に、水槽の底壁に形成されている排気口を通して循環路へ吸い出される空気は、洗濯物の加熱、乾燥、消臭、及び/又は除菌等を行なったあとの低温で高湿の空気、又はイオンをほとんど含んでいない空気である可能性が高い。つまり、高温で低湿の空気、又は多量のイオンを含んでいる空気が、循環路へ吸い出されてしまうことによって、洗濯物の加熱、乾燥、消臭、及び/又は除菌等の効率が低下してしまう不都合が抑制されている。
本発明の洗濯乾燥機による場合、イオン発生器が発生させたイオンを含む空気も、受水部で発生した水蒸気も、ドラムの内部へ直接的に吹き入れられる。このため、イオンを含む空気及び水蒸気夫々が水槽とドラムとの間からドラムの内部へ進入する場合と異なり、イオン及び水蒸気を効率よくドラムの内部へ送り込むことができる。
従って、洗濯物の周囲の空気に対し、十分な量のイオンを短時間で放出することができる。
また、短時間で、ドラムの内部を十分な量の水蒸気で満たすことができる。このため、洗濯物を十分に蒸らすことができ、また、水蒸気に溶解する臭い物質の量を増大させることができる。
更にまた、洗濯物自体の温度を短時間で上昇させることができる。このため、洗濯物に染み付いている臭い物質が気化し易い。
しかも、このために、水槽内部全体に多量の水蒸気を供給したり、水槽内部の全体的な温度を上昇させたりする必要はない。
以上のことから、本発明の洗濯乾燥機は、短時間で洗濯物を効率よく消臭及び除菌することができる。
また、水加熱部が加熱すべき水量は、水蒸気を発生させるために受水部に供給される必要最小限の水量である。このため、水槽に貯留された大量の水を加熱することによって水蒸気を発生させる従来の加熱器よりも加熱力が弱くてもよい。
更に、受水部で発生した水蒸気を用いて、ドラムの内部及び洗濯物の温度を上昇させればよく、洗濯に使用する大量の水全体の温度、又は、ドラムの内部及び洗濯物を含む水槽の内部の全体的な温度を上昇させる必要はない。
更にまた、空気加熱部は、水を加熱する必要はないため、洗濯時には水を加熱し、乾燥時には空気を加熱する従来の加熱器よりも加熱力が弱くてもよい。
以上のことから、本発明の洗濯乾燥機は、ランニングコストを低減することができる。
また、本発明の洗濯乾燥機は、水蒸気の吹き入れのための送風機を必要とせず、1台の送風機でドラムの内部から空気を吸い出してドラムの内部へ吹き入れ、更に、イオン発生器が発生させたイオンをドラム内部の空気へ放出する。この結果、洗濯乾燥機の小型化及び製造コストの低減を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機にて、正負イオンを含む空気がドラムの内部へ吹き入れられている状態を説明する模式的な縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機にて、水蒸気がドラムの内部へ吹き入れられている状態を説明する模式的な縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機の外観構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機が備える筐体の後壁を取り外した状態の内部構成を示す背面図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機が備える給水部及び蒸気発生部の要部構成を示す模式図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機1にて、正負イオンを含む空気がドラム22の内部へ吹き入れられている状態を説明する模式的な縦断面図であり、図中に示す矢符は、空気の送風方向を表わしている。図2は、洗濯乾燥機1にて、水蒸気がドラム22の内部へ吹き入れられている状態を説明する模式的な縦断面図である。図1及び図2は、洗濯乾燥機1の要部構成を模式的に示す縦断面図でもある。
図3は、洗濯乾燥機1の外観構成を示す斜視図であり、図4は、洗濯乾燥機1が備える筐体6の後壁6cを取り外した状態の内部構成を示す背面図である。
図5は、洗濯乾燥機1が備える給水部5及び蒸気発生部7の要部構成を示す模式図である。
洗濯乾燥機1は、いわゆる斜め型ドラム式洗濯乾燥機であり、洗濯工程と、乾燥工程と、図1及び図2に示す消臭除菌工程とを実行する。
洗濯工程においては、洗濯物L,L,…は、水道水と洗剤とで洗われ、水道水で濯がれる。このため、洗濯工程は、水洗に適した洗濯物L,L,…に対して実行される。洗濯に用いられる水道水を、以下では、洗濯用水ということもある。
消臭除菌工程は、水洗に適さないか、又は、水洗に適しているが、汚染の度合いが軽度な物(以下では、このような物も洗濯物L,L,…という)に対して実行される。
乾燥工程においては、水分を含んだ洗濯物L,L,…が乾燥される。このため、乾燥工程は、洗濯工程又は消臭除菌工程の実行終了後、自動的に実行される。
以下、洗濯乾燥機1の構成について詳述する。
図1〜図4に示すように、洗濯乾燥機1は筐体6を備え、筐体6には、制御部10、収容部2、循環路3、集塵フィルタ40、送風機41、イオン発生器42、加熱器43、給水部5、及び蒸気発生部7が内蔵されている。また、筐体6の天壁6aと前壁6bとの境界部分には、操作パネル11が配設されている。
制御部10は、洗濯乾燥機1の制御中枢であり、操作パネル11の近傍に配されている。
操作パネル11には、複数個の操作キーが並設されている。各操作キーは、使用者によって押圧される都度、制御部10へ操作信号を出力する。制御部10は、入力された操作信号に応じて、洗濯乾燥機1の各部を制御する。
筐体6の前壁6bには、洗濯物L,L,…を筐体6の内部へ投入し、また、筐体6の内部から洗濯物L,L,…を取り出すための投入口61が形成されており、投入口61は、外扉60によって開閉自在に閉塞される。洗濯工程、乾燥工程、及び消臭除菌工程夫々の実行中には、投入口61は外扉60によって閉塞されている。
図1、図2、及び図4に示すように、収容部2は、内扉20と、各有底筒状の水槽21及びドラム22と、ドラム回転機構23とを有する。
水槽21は、開口部21aを投入口61側に向け、底壁21bを筐体6の後壁6c側に向け、開口部21aが高く、底壁21bが低い傾斜姿勢で、筐体6の中央部に配されている。ドラム22は、開口部22aが開口部21aの近傍に位置し、底壁22bが底壁21bに対面し、開口部22aが高く、底壁22bが低い傾斜姿勢で、水槽21の内部に配されている。水槽21及びドラム22夫々の傾斜角度は、水平面に対して数°〜十数°程度である。
水槽21は、図示しないバネ及び支持脚によって、弾性的に筐体6に固定支持されている。水槽21の開口部21aは、内扉20によって開閉自在に閉塞される。洗濯工程、乾燥工程、及び消臭除菌工程夫々の実行中には、開口部21aは内扉20によって閉塞されている。
内扉20と外扉60とは同時的に開閉可能である。従って、例えば外扉60及び内扉20夫々が開いている状態で、使用者が外扉60を外側から押圧して外扉60を閉じると、内扉20と外扉60とは連動して、水槽21の開口部21aと筐体6の投入口61とを閉塞する。
水槽21の周壁の上部には、給水口210が設けられており、給水口210を通して、給水部5から水槽21の内部へ、洗濯用水が供給される。
水槽21の開口上縁部には、空気吹入口211及び蒸気吹入口213が周方向に並設されている。空気吹入口211及び蒸気吹入口213夫々は、ドラム22の内部に向けて開口している。
水槽21の底壁21bの下部には、排気口212が形成されている。排気口212は常に開放されており、排気口212を、空気及び/又は水道水等が自在に通過する。
水槽21の周壁最下部には、図示しない排水口が形成されている。
水槽21の排水口は、制御部10に制御されて開閉し、排水口が閉塞されている場合には、水槽21へ供給された水道水は、水槽21に貯留される。一方、水槽21の排水口が開放されている場合には、水槽21へ供給された水道水は、排水口を通して、下水道へ排出される。
水槽21の底壁21bの外面には、ドラム回転機構23の電動モータ部が配設されており、底壁21bの中心位置を、ドラム回転機構23の回転軸部が貫通している。ただし、水槽21内部の洗濯用水又は空気が、ドラム回転機構23の回転軸部によって貫通されている部分から、水槽21の外部へ漏出する虞はない。
ドラム22は、開放された投入口61と開放された水槽21の開口部21aとを通して投入された洗濯物L,L,…を収容する。
ドラム22の周壁には、洗濯用水及び空気夫々が容易に通過可能な複数個の貫通孔220,220,…が形成されている。各貫通孔220は常に開放されているため、貫通孔220,220,…を通したドラム22の内外への洗濯用水及び空気夫々の出入りは自在である。
ドラム22の底壁22bの中心位置には、ドラム回転機構23の回転軸部の先端部分が連結されている。このため、ドラム回転機構23が作動することによって、ドラム22は周方向に回転する。このとき、ドラム22に収容されている洗濯物L,L,…は、例えばドラム22の周壁の回転に伴って下側から上側へ移動し、自重によって上側から下側へ落下することを繰り返し、洗濯物L,L,…は攪拌される。
循環路3の内部では、収容部2の内部から空気を吸い出して収容部2の内部へ吹き入れるために、空気が循環する。このために、循環路3は、連結ダクト30、冷却ダクト31、連通ダクト32、及び通風ダクト33を、この順に上流側から下流側へ有する。ここで、循環路3における上流及び下流とは、送風機41が送風した空気(以下、循環空気という)の流れの上流及び下流のことである。
連結ダクト30は、水槽21の排気口212と、冷却ダクト31の上流側開口部とを連結している。この結果、水槽21と冷却ダクト31とが連通される。
冷却ダクト31は縦姿勢に配されている。冷却ダクト31の上流側開口部(即ち下側開口部)の下端は、水槽21の排気口212と同程度か少し上の高さに位置している。このため、冷却ダクト31内には残水しない。一方、冷却ダクト31の下流側開口部(即ち上側開口部)は、水槽21の底壁21bの最上端と同程度の高さに位置している。
冷却ダクト31へは、排気口212及び連結ダクト30を通して、水槽21内部の洗濯用水又は空気が流入する。特に、洗濯物L,L,…の洗濯中には、洗濯用水のみならず、洗剤の泡も流入する。しかしながら、水槽21の排気口212と冷却ダクト31の下流側開口部との高低差により、冷却ダクト31に流入した洗濯用水又は泡が冷却ダクト31を通過して、更に下流側へ無用に浸入する不都合が抑制されている。
このような冷却ダクト31は、水冷式の空気除湿機能を有する。
冷却ダクト31の中途には、給水口311が設けられており、給水口311を通して、給水部5から冷却ダクト31の内部へ、1分間に数百ccの水道水が供給される。
洗濯工程が実行されている場合、冷却ダクト31へ供給された水道水は、冷却ダクト31、連結ダクト30、及び排気口212を通過して、水槽21に貯留され、洗濯用水として利用される。
乾燥工程が実行されている場合、冷却ダクト31へ供給された水道水は、冷却用水として利用される。冷却用水は、冷却ダクト31の内部を上側から下側へ流れ落ちつつ、冷却ダクト31を通過する循環空気に接触する。冷却用水に接触した循環空気は、冷却されて過飽和状態となるため、循環空気中の水分が凝縮し結露して水に戻り、この結果、除湿される。そして、冷却ダクト31の下流側開口部に到達した冷却用水は、連結ダクト30及び排気口212を通過して、水槽21の排水口から機外へ排出される。
消臭除菌工程が実行されている場合も、冷却ダクト31へ供給された水道水は、冷却用水として機能する。
連通ダクト32は、冷却ダクト31の下流側開口部と、通風ダクト33の上流側開口部とを連結することによって、冷却ダクト31と通風ダクト33とを連通している。
通風ダクト33は、筐体6の天壁6a近傍に配管されている。換言すれば、循環路3の一部は、水槽21の上方に配されている。
通風ダクト33には、集塵フィルタ40、送風機41、イオン発生器42、及び加熱器43が、この順に上流側から下流側へ配されている。通風ダクト33の下流側開口部は、水槽21の空気吹入口211に連結されている。つまり、空気吹入口211を介して、通風ダクト33と水槽21とが連通している。
集塵フィルタ40は、自身を通過する循環空気を濾過する。この結果、集塵フィルタ40には、循環空気に含まれていた異物が付着する。この異物は、例えば洗濯物L,L,…洗濯物から生じた糸屑及び綿埃等である。
天壁6a及び通風ダクト33の天壁6a側の一部には、夫々、フィルタ40が挿通される挿通孔が形成されており、この挿通孔を通して、異物が付着した集塵フィルタ40が通風ダクト33から取り外され、その後、新品又は清掃後の集塵フィルタ40が通風ダクト33に取り付けられる。集塵フィルタ40が通風ダクト33に取り付けられた場合、挿通孔は集塵フィルタ40によって閉塞される。
集塵フィルタ40が通風ダクト33の最上流位置に配されている理由は、循環空気に含まれている異物が、送風機41、イオン発生器42、加熱器43、又は空気吹入口211に到達することを抑制するためである。
仮に、集塵フィルタ40が通風ダクト33の最上流位置に配されていない場合、送風機41に到達した異物は、送風機41に絡みついたり送風機41を詰まらせたりすることによって送風機41の送風能力を低下させる。イオン発生器42に到達した異物は、プラズマ放電によって加熱されて異臭又は火炎等を発生させるか、又はイオンの発生を阻害する。加熱器43に到達した異物は、加熱されて異臭又は火炎等を発生させる。空気吹入口211に到達した異物は、空気吹入口211を詰まらせることによって、ドラム22の内部への循環空気の吹き入れを阻害する。
送風機41は、通風ダクト33及び天壁6aの間に配されているファンモータと、通風ダクト33の内部に配されているファンとを備え、ファンモータに給電されることによってファンが回転する。このような送風機41は、通風ダクト33の内部にて、自身の上流側(集塵フィルタ40側)から空気を吸入し、自身の下流側(イオン発生器42側)へ排出することによって、空気を送風する。送風機41が送風することによって、空気は循環路3を循環する。
イオン発生器42は、通風ダクト33の内部に配されているイオン発生素子と、通風ダクト33及び天壁6aの間に配されている電源回路とを備え、電源回路がイオン発生素子に交流高電圧を印加することによって、イオン発生素子がプラズマ放電する。この結果、イオン発生素子がクラスター状の正負イオンを発生させる。発生した正負イオンは、通風ダクト33の内部の循環空気中へ放出される。イオン発生器42が発生させる正負イオンは、消臭効果及び除菌効果を有する。特に、正負イオンを含む空気の湿度が高い場合、クラスター状の正負イオンは、水分子と結合して粒子が大型化し易く、長時間崩壊せずに存在する。
加熱器43は、高温を発生させる電熱器(例えばシーズヒータ)を用いてなり、通風ダクト33の内部に配されている。電熱器に接触した循環空気は加熱され、この結果、循環空気の湿度は更に減少し、低湿状態となる。加熱器43は、本発明の実施の形態における空気加熱部として機能する。
加熱器43が通風ダクト33の最下流位置に配されている理由は、高温の循環空気が、集塵フィルタ40、送風機41、又はイオン発生器42を変形させたり故障させたりすることを抑制するためである。
図2、図4、及び図5に示すように、給水部5は、水源接続口51、給水弁52、第1給水管53、第2給水管54、貯水タンク55、定量ポンプ56、第3給水管57、第4給水管58、及び第5給水管59を備える。
筐体6は、天壁6aの後壁6c側が凹状をなし、天壁6aの凹状部分には、水源接続口51が設けられている。水源接続口51は、天壁6aを貫通する円筒状になしてある。水源接続口51の上流側端部は、図示しないホースを介して、水源としての上水道に接続されており、水源接続口51の下流側端部は、給水弁52に接続されている。ここで、給水部5における上流及び下流とは、上水道から供給された水道水の流れの上流及び下流のことである。
給水弁52は、複数の給水出口を有する多連形の電磁弁を用いてなる。
給水弁52の第1給水出口は、第1給水管53を介して、水槽21の給水口210に接続されている。給水弁52が第1給水出口に切り換えられた場合、水源接続口51へ供給された水道水は、給水弁52、第1給水管53、及び給水口210を経て、水槽21へ供給される。なお、第1給水管53の中途に洗剤ケースが配置されていてもよい。この場合、洗剤ケースに収容された洗剤は、給水時に水槽21へ供給される。
給水弁52の第2給水出口は、第1給水管53よりも小径の第2給水管54を介して、貯水タンク55の後述する入水口550に接続されている。給水弁52が第2給水出口に切り換えられた場合、水源接続口51へ供給された水道水は、給水弁52、第2給水管54、及び入水口550を経て、貯水タンク55へ供給される。本実施の形態では、1分間に350cc〜400cc程度の水道水が貯水タンク55へ供給される。
貯水タンク55は、内部に所定量の水を貯留可能な中空の容器を用いてなる。貯水タンク55の天壁には、入水口550が設けてあり、貯水タンク55の周壁の底壁近傍には、出水口551が設けてあり、貯水タンク55の周壁の天壁近傍には、オーバフロー口552が設けてある。
出水口551には、第4給水管58を介して、定量ポンプ56の後述する弾性チューブ560が接続されている。オーバフロー口552は、第3給水管57を介して、冷却ダクト31の給水口311に接続されている。
入水口550を通して供給された水道水は、貯水タンク55に貯留される。貯留された水道水は、水面の位置がオーバフロー口552の開口位置より低い場合には、出水口551のみから流出する。出水口551を通過した水道水は、第4給水管58を経て、弾性チューブ560の上流側端部へ供給される。
一方、水面の位置がオーバフロー口552の開口位置以上である場合、貯留された水道水は、出水口551から流出すると共に、オーバフロー口552及び給水口311を通して、冷却ダクト31へ供給される。この結果、貯水タンク55の水位は一定以下に保たれる。
定量ポンプ56は、一定量の(本実施の形態では、1分間に15cc〜20cc程度の)水道水を、貯水タンク55から蒸気発生部7の後述するハウジング70へ供給するためのものである。定量ポンプ56は、所謂チューブポンプを用いてなり、弾性チューブ560、押圧体561、ポンプモータ562、及び継手563を備える。
押圧体561は、円板と、円板の周方向を3等分する位置から径方向外向きに突出する3個の押圧片とを一体的に有する。なお、押圧片の個数は、3個に限定されるものではない。
押圧体561の円板部分の中心部は、ポンプモータ562の出力軸に固定されおり、押圧体561は、ポンプモータ562が作動することによって、周方向に回転する。
弾性チューブ560は、両端部が継手563に連結してあり、押圧体561を囲繞するような円形に湾曲した状態で、押圧体561の外側に配されている。弾性チューブ560の上流側端部は、継手563を用いて、第4給水管58の下流側端部に接続してあり、弾性チューブ560の下流側端部は、継手563を用いて、第5給水管59の上流側端部に接続してある。
第5給水管59の下流側端部は、ハウジング70の後述する流下口701に接続されている。
定量ポンプ56が作動している場合、押圧体561は回転する。このとき、押圧体561に設けられている3個の押圧片夫々の先端部分が、弾性チューブ560の対応部位を押し潰しながら、押圧体561の回転に応じて移動する。この結果、弾性チューブ560の上流側端部へ供給された水道水は、弾性チューブ560の下流側端部へ、一定量ずつ押し出され、更に、第5給水管59及び流下口701を通して、ハウジング70へ供給される。
定量ポンプ56が作動していない場合、押圧体561は回転しない。このため、定量ポンプ56よりも下流側へ給水されることはない。
以上の結果、給水部5は、上水道から供給された水道水を、ハウジング70へ断続的に供給する。ハウジング70へ給水される水量は、水槽21又は冷却ダクト31へ給水される水量に比べて少量である。
なお、定量ポンプ56は、チューブポンプに限定されず、他の形式のポンプを用いてなる構成でもよいが、チューブポンプは、弾性チューブ560と押圧体561とを主たる構成要素とする簡素な構造であるため、洗濯乾燥機1に好適である。
また、給水部5は、ハウジング70へ連続的に供給する構成でもよい。
図2及び図5に示すように、蒸気発生部7は、ハウジング70、電熱器71、熱板72、温度検出器73、過熱検出器74、及び蒸気供給路75を備える。
ハウジング70は、流下口701が設けられている天壁7aと、噴出口702が設けられている第1の底壁7bと、第1の底壁7bよりも低い位置に配されている第2の底壁7cとを有する箱状をなしている。噴出口702から漏出することなくハウジング70に貯水可能な最大水量は、約100ccである。
流下口701は、第2の底壁7cに向けて開口している。このため、定量ポンプ56からハウジング70へ供給された水道水は、流下口701を通って、第2の底壁7cへ滴下し、滴下した水道水をハウジング70が受ける。つまり、ハウジング70は、本発明の実施の形態における受水部として機能する。
天壁7a、第2の底壁7c、及び天壁7aと第2の底壁7cとに連続している側壁夫々の内面は、熱伝導率が高い熱板72によって被覆されており、第2の底壁7cを被覆している熱板72には、電熱器71が埋設されている。
図示しない電源回路から給電されることによって電熱器71が発熱した場合、熱板72が加熱される。このとき、熱板72に接触した水道水は、加熱されて気化する。この結果、ハウジング70で水蒸気が発生する。つまり、電熱器71及び電熱器71に加熱された熱板72は、本発明の実施の形態における水加熱部として機能する。
ハウジング70で発生した水蒸気は、自身の蒸気圧によって、流下口701又は噴出口702から噴出しようとするが、流下口701からは断続的に水道水が滴下するため、流下口701を通って水蒸気が給水部5へ逆流する虞はない。万が一、水蒸気が第5給水管59へ逆流したとしても、定量ポンプ56よりも上流側へ逆流することはない。何故ならば、押圧体561の各押圧片が弾性チューブ560を部分的に押し潰しているからである。
温度検出器73は、第2の底壁7cを被覆している熱板72の温度を検出し、検出結果を制御部10へ出力する。制御部10は、入力された検出結果が第1の所定温度(例えば160℃)以上になった場合、電熱器71に対する給電を一時的に停止させる。
過熱検出器74は、天壁7aを被覆している熱板72の温度を検出し、検出結果が第1の所定温度よりも高い第2の所定温度(例えば230℃)以上になった場合、電熱器71に対する給電を強制的に遮断する。
以上の結果、ハウジング70に対する給水不足、又は温度検出器73の故障等の不具合による蒸気発生部7の過熱を抑制することができる。
噴出口702は、蒸気供給路75の一端部に接続されており、蒸気供給路75の他端部は、水槽21の蒸気吹入口213に接続されている。
このため、ハウジング70で発生した水蒸気は、噴出口702から蒸気供給路75へ噴出し、蒸気供給路75を通過して、蒸気吹入口213からドラム22の内部へ吹き入れられる。水蒸気のドラム22の内部への吹き入れには、水蒸気自身の蒸気圧を利用するため、水蒸気の吹き入れ用の送風機を備える必要はない。
以上のように、定量ポンプ56が作動することによって、ハウジング70には少量の水道水が安定して供給され、供給された水道水は、熱板72と接触することによって逐次蒸発する。この結果、蒸気発生部7は、一定量(具体的には、分速10cc〜20cc)の水蒸気を安定して発生させることができる。従って、一定量の水蒸気が安定してドラム22の内部へ供給される。
ところで、第5給水管59及び蒸気供給路75は、流下口701及び噴出口702に直接的に接続されているため、流下口701及び噴出口702の近傍へ伝達する高熱に十分に耐えられる程度の耐熱性を有している必要がある。本実施の形態における第5給水管59及び蒸気供給路75夫々は、シリコンチューブを用いてなる。
次に、図1及び図2に示すような、循環空気及び水蒸気夫々のドラム22の内部への吹き入れについて説明する。
空気吹入口211へ送風された循環空気は、ドラム22の内部に向けて開口している空気吹入口211を通って、ドラム22の開口部22aの上部側からドラム22の内部へ吹き入れられる。
蒸気吹入口213へ噴出した水蒸気は、ドラム22の内部に向けて開口している蒸気吹入口213を通って、ドラム22の開口部22aの上部側からドラム22の内部へ吹き入れられる。
このとき、循環空気及び水蒸気夫々は、ドラム22の開口部22a側の周壁上部側から底壁22b側の周壁下部側へ傾斜するようにしてドラム22の内部へ吹き入れられる。
使用者がドラム22へ投入した洗濯物L,L,…、又は、ドラム22の回転に伴って攪拌された洗濯物L,L,…は、ドラム22の周壁下部に落下する可能性が高い。
従って、空気吹入口211からドラム22の内部へ吹き入れられた循環空気、及び蒸気吹入口213からドラム22の内部へ吹き入れられた水蒸気は、夫々ドラム22に収容されている洗濯物L,L,…に直接的に吹き付ける可能性が高い。
特に、攪拌されている洗濯物L,L,…に対しては、吹き入れられた循環空気及び水蒸気夫々が洗濯物L,L,…に全面的に吹き付ける可能性が高い。
また、循環空気及び水蒸気をドラム22の内部へ吹き入れることによって、ドラム22の内部が、短時間で、循環空気及び水蒸気で十分に満たされる。
仮に、循環空気及び水蒸気夫々を、水槽21とドラム22との間に吹き入れ、ドラム22の開口部22a及び貫通孔220を通してドラム22の内部に侵入させた場合、循環空気及び水蒸気夫々は、洗濯物L,L,…に接触する前に、水槽21又はドラム22に接触する可能性が高い。しかも、ドラム22の内部に循環空気及び水蒸気が充満するまでに長時間を要する。
また、仮に、循環空気及び水蒸気夫々が、ドラム22の開口部22a側の周壁下部側からドラム22の内部へ吹き入れられた場合には、循環空気及び水蒸気夫々は、洗濯物L,L,…に接触する前に、ドラム22に接触する可能性が高い。
従って、以上のような場合には、洗濯物L,L,…に接触する前に、循環空気及び水蒸気夫々の温度が低下したり、循環空気に含まれている正負イオンが失われたりする虞がある。
つまり、本発明の実施の形態のようにして循環空気及び水蒸気夫々をドラム22の内部に吹き入れる場合には、循環空気及び水蒸気夫々の温度が無用に低下すること、及び、循環空気に含まれている正負イオンが無用に失われることを抑制することができる。換言すれば、循環空気及び水蒸気夫々を、効率よく洗濯物L,L,…に吹き付けることができる。
ところで、一般的な洗濯物L,L,…(例えばシャツ又はタオル等)に対して循環空気又は水蒸気を吹き付ける場合には、ドラム回転機構23を作動させることが望ましい。何故ならば、攪拌されている洗濯物L,L,…同士は互いに密着し難く、また、夫々の位置及び向き等が経時的に変化するため、洗濯物L,L,…夫々の全体に対して十分且つ均等に、循環空気又は水蒸気を吹き付けることができるからである。
しかしながら、型崩れし易いか、又は硬質であるため攪拌に適さない洗濯物L,L,…(例えば帽子、縫包、又は鞄等)に対して循環空気又は水蒸気を吹き付ける場合には、ドラム回転機構23を作動させないことが望ましい。この場合、洗濯物L,L,…は、ドラム22の内部に着脱容易に装着される図示しない載置台に、互いに離隔して載置されることが望ましい。
ドラム回転機構23を作動させるか否か(即ちドラム22を回転させるか否か)は、操作パネル11を操作することによって、使用者が制御部10に指示すればよい。
次に、図1及び図2に示す消臭除菌工程における水蒸気の吹き入れについて説明する。消臭除菌工程の実行中には、常にドラム22の内部へ水蒸気が吹き入れられる。
使用者は、ドラム22に洗濯物L,L,…を投入した後、外扉60及び内扉20を閉めてから、操作パネル11を操作することによって、消臭除菌工程を実行させる。
消臭除菌工程の実行が開始されると、給水弁52が第2給水出口に切り換えられる。また、送風機41、イオン発生器42、及び定量ポンプ56が作動し、ドラム22を回転させる場合には、ドラム回転機構23が作動する。更に、定量ポンプ56からハウジング70へ給水された場合に、電熱器71が作動する。更にまた、水槽21の排水口が開放される。
このとき、イオン発生器42が発生させた正負イオンを含み、加熱器43に加熱されていない循環空気が、洗濯物L,L,…に吹き付けられると共に、水蒸気が洗濯物L,L,…に吹き付けられる。
洗濯物L,L,…に直接的に吹き付けられた高温の水蒸気は、洗濯物L,L,…の温度及びドラム22内部の温度を短時間で上昇させる。このため、洗濯物L,L,…に付着している臭い物質が効率よく気化する。また、大量の水蒸気に、水溶性の臭い物質が効率よく溶解する。更に、高熱に弱い菌類及びウィルス等が効率よく蒸気消毒される。更にまた、水蒸気で効率よく蒸らされた洗濯物L,L,…の皺が伸びる。
ドラム22の内部は、水蒸気によって湿度が上昇するため、水蒸気は結露し難く、また、正負イオンは活性化する。
しかも、洗濯物L,L,…の皺が伸びるため、循環空気は洗濯物L,L,…に満遍なく接触する。
このため、循環空気に含まれる正負イオンは、臭い物質を効率よく分解し、また、菌類及びウィルス等を効率よく死滅又は不活性化させる。
以上の結果、洗濯物L,L,…の消臭及び除菌は、短時間で完了する。
消臭除菌工程では、水槽21(延いてはドラム22)の内部へ給水されることはないため、洗濯物L,L,…が過剰に濡れることはない。しかしながら、水蒸気が吹き付けられた洗濯物L,L,…は湿気るため、消臭除菌工程の終了後には、短時間の乾燥工程又は送風工程が自動的に実行される。
次に、洗濯工程における水蒸気の吹き入れについて説明する(図2参照)。本実施の形態の洗濯工程では、洗濯物L,L,…を洗うため又は濯ぐために水槽21へ給水している最中に、ドラム22の内部へ水蒸気が吹き入れられる。
水槽21への給水時には、給水弁52が第1給水出口及び第2給水出口に切り換えられ、水槽21の排水口が閉塞される。また、定量ポンプ56が作動し、更に、定量ポンプ56からハウジング70へ給水された場合に、電熱器71が作動する。そして、水槽21への給水を終了する場合に、給水弁52の第1給水出口及び第2給水出口が閉塞され、定量ポンプ56及び電熱器71が作動停止する。
このとき、水蒸気が洗濯物L,L,…に吹き付けられる。洗濯物L,L,…に直接的に吹き付けられた高温の水蒸気は、洗濯物L,L,…、及び洗濯物L,L,…近傍の洗濯用水の温度を短時間で上昇させる。更に、ドラム22の内部は、水蒸気によって湿度が上昇する。
高温の洗濯用水には、低温の洗濯用水よりも、洗剤及び汚染物質が溶解し易い。このため、洗濯乾燥機1の洗浄力が向上する。
洗濯工程の終了後、乾燥工程が自動的に実行される。
なお、洗濯物L,L,…に対する水蒸気の吹き付けは、給水中ではなく、給水前に実行してもよい。また、給水終了後も水蒸気の吹き付けが継続されてもよい。
次に、乾燥工程における水蒸気の吹き入れについて説明する(図1参照)。本実施の形態の乾燥工程では、洗濯物L,L,…が十分に乾燥した後で、ドラム22の内部へ水蒸気が吹き入れられる。
乾燥工程が開始された場合、送風機41、イオン発生器42、及び加熱器43夫々が作動し、ドラム22を回転させる場合には、ドラム回転機構23が作動する。また、給水弁52が第2給水出口に切り換えられる。更に、水槽21の排水口は開放される。
このとき、イオン発生器42が発生させた正負イオンを含み、加熱器43に加熱された循環空気が、洗濯物L,L,…に吹き付けられる。
洗濯物L,L,…に直接的に吹き付けられた高温低湿の循環空気は、洗濯物L,L,…の温度及びドラム22内部の温度を短時間で上昇させる。このため、洗濯物L,L,…に含まれている水分は速やかに蒸発する。
蒸発した水分を吸湿した低温高湿の循環空気は、ドラム22の開口部22a、又は貫通孔220,220,…を通してドラム22と水槽21との間へ吸い出され、更に、排気口212を通して水槽21の外部へ、具体的には連結ダクト30へ吸い出される。
吸い出された循環空気は、循環路3を循環することによって、再び高温低湿の循環空気となって、ドラム22の内部へ吹き入れられる。
以上のようにして洗濯物L,L,…が十分に乾燥した後で、定量ポンプ56が更に作動し、定量ポンプ56からハウジング70へ給水された場合に、電熱器71が作動する。
このとき、水蒸気が洗濯物L,L,…に吹き付けられるため、洗濯物L,L,…が短時間で蒸らされ、洗濯物L,L,…を、ふんわりとした仕上がりにすることができる。
洗濯物L,L,…の乾き具合は、例えば、水槽21の内部に設置してある図示しない湿度検出器が検出した湿度に基づいて、制御部10が判定する。水槽21の内部の湿度が所定湿度以下に達した場合、洗濯物L,L,…は乾燥した、と看做せる。
乾燥工程の終了時に、給水弁52の第1給水出口及び第2給水出口が閉塞され、送風機41、イオン発生器42、加熱器43、ドラム回転機構23、定量ポンプ56、及び電熱器71が作動停止する。
乾燥工程の終了後、使用者は、外扉60及び内扉20を開けて、ドラム22の内部から、洗濯物L,L,…を取り出す。
以上のような洗濯乾燥機1は、洗濯物L,L,…の洗濯、乾燥、消臭、及び除菌のみならず、収容部2及び循環路3の内部の消臭及び除菌をも行なうことができる。このため、使用者は清潔な洗濯物L,L,…を得ることができる。しかも、洗濯乾燥機1の内部を清潔に保つことができる。
ここで、特許文献1に記載されているような従来のドラム式洗濯乾燥機と、本発明の実施の形態における洗濯乾燥機1とを比較する。
特許文献1に記載されているような従来のドラム式洗濯乾燥機では、水槽とドラムとの間に貯留した水道水を、水槽に配されている加熱器によって加熱する。このため、水蒸気が発生するまでの時間が長い上に、加熱器として、例えば1350Wの電熱器を用いる必要がある。
一方、本実施の形態においては、ハウジング70には少量ずつ給水され、また、ハウジング70に貯水可能な水量も少ないため、900Wの電熱器71を用いればよい。
また、従来のドラム式洗濯乾燥機では、乾燥工程において循環空気を加熱するために、水槽に配されている1350Wの電熱器を用いるが、本実施の形態においては、加熱器43として、1200Wの電熱器を用いればよい。つまり、水加熱部として機能する電熱器71と空気加熱部として機能する加熱器43とを別体のものとすることによって、必要最小限の電力で水蒸気を発生させ、また、循環空気を加熱することができる。
更に、従来のドラム式洗濯乾燥機では、ドラムと水槽との間で発生した水蒸気が、ドラムの開口又はドラムの周壁に形成されている貫通孔を通って、ドラムの内部に侵入するため、分速で数cc程度しかドラムの内部へ供給されない。しかも、発生した水蒸気が結露して水滴に戻らないように、水槽の内部全体の温度を上昇させる必要がある。また、水蒸気を得るために、加熱器を略水没させる水位まで水槽に給水する必要があるため、水蒸気とならない余計な水道水までもが加熱される。即ち、従来のドラム式洗濯乾燥機は、無駄な熱量を必要とする。
一方、本実施の形態においては、分速10cc〜20ccの水蒸気を、ドラム22の内部へ直接的に吹き入れるため、従来に比べて大量の水蒸気をドラム22の内部へ供給することができる。しかも、水蒸気の結露を抑制するためには、ドラム22の内部の温度を上昇させればよい。
以上の結果、洗濯乾燥機1のランニングコストを、従来のドラム式洗濯乾燥機のランニングコストに比べて低下させることができる。しかも、短時間で水蒸気が発生するため、洗濯工程、乾燥工程、及び消臭除菌工程夫々の所要時間を短縮することができる。
ところで、水洗に適さない洗濯物L,L,…、又は、汚染の度合いが軽度な洗濯物L,L,…等に対して、乾燥工程のみを実行することによっても、消臭及び除菌効果は期待できる。何故ならば、正負イオンによる消臭及び除菌効果に加えて、加熱器43によって加熱された循環空気が洗濯物L,L,…を加熱するため、洗濯物L,L,…に染み付いた臭い物質が洗濯物L,L,…から発散する効果が期待できるからである。しかしながら、この場合には、ドラム22の内部へ水蒸気が吹き入れられるわけでも、洗濯物L,L,…が濡れているわけでもないため、ドラム22の内部の湿度は低い。
一方、消臭除菌工程では、ドラム22の内部へ水蒸気を吹き入れ続けることによって、ドラム22の内部を高湿度の状態に保つことができる。このため、乾燥工程に比べて正負イオンが更に活性化する。しかも、正負イオンのそれに加えて、水蒸気の消臭及び除菌効果が発揮される。従って、消臭除菌工程の消臭及び除菌効果は、乾燥工程のそれに比べて高い。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。例えば、本発明の実施の形態は、斜め型ドラム式洗濯乾燥機に限定されず、縦型ドラム式であってもよく、横型ドラム式であってもよい。
また、本発明の効果がある限りにおいて、洗濯乾燥機1に、実施の形態に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
1 洗濯乾燥機
21 水槽
22 ドラム
3 循環路
41 送風機
42 イオン発生器
43 加熱器(空気加熱部)
5 給水部
70 ハウジング(受水部)
71 ヒータ線(水加熱部)
72 熱板(水加熱部)
75 蒸気供給路
L 洗濯物

Claims (2)

  1. 洗濯物を収容するドラムと、
    該ドラムがその内部に配されている水槽と、
    前記ドラムの内部から空気を吸い出して前記ドラムの内部へ吹き入れるための送風機と、
    該送風機が配してあり、前記ドラムに対して空気を循環させるための循環路と、
    該循環路に配されているイオン発生器及び空気加熱部と
    を備え、前記ドラムに収容された洗濯物の洗濯及び乾燥を行なう洗濯乾燥機であって、
    前記イオン発生器が発生させたイオンは、前記送風機が送風することによって、前記循環路を循環する空気へ放出されるようにしてあり、
    供給された水を受ける受水部と、
    前記受水部へ連続的又は断続的に給水する給水部と、
    前記受水部に配され、該受水部が受けた水を加熱することによって水蒸気を発生させるための水加熱部と、
    前記受水部に連通しており、前記受水部で発生した水蒸気を、該水蒸気の蒸気圧を利用して前記ドラムの内部へ吹き入れるための蒸気供給路と
    を備えることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記ドラムは、有底筒状をなし、開口部が高く、底壁が低い傾斜姿勢で前記水槽の内部に配されており、
    前記水槽は有底筒状をなし、該水槽の底壁には排気口が形成されており、該排気口と前記循環路の上流側端部とが連結されており、
    前記循環路の一部は、前記水槽の上方に配されており、
    前記水蒸気及び前記送風機が送風した空気夫々は、前記ドラムの開口部の上部側から前記ドラムの内部へ吹き入れられるようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
JP2009249385A 2009-10-29 2009-10-29 洗濯乾燥機 Active JP5430348B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009249385A JP5430348B2 (ja) 2009-10-29 2009-10-29 洗濯乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009249385A JP5430348B2 (ja) 2009-10-29 2009-10-29 洗濯乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011092428A JP2011092428A (ja) 2011-05-12
JP5430348B2 true JP5430348B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=44110073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009249385A Active JP5430348B2 (ja) 2009-10-29 2009-10-29 洗濯乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5430348B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5511738B2 (ja) * 2011-06-20 2014-06-04 リンナイ株式会社 イオン供給ユニット
EP2623663B1 (en) 2012-02-06 2018-04-04 LG Electronics Inc. Laundry machine with drying duct comprising a nozzle
JP2017086137A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 三菱電機株式会社 衣類メンテナンス装置
CN110318240A (zh) * 2018-03-30 2019-10-11 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 衣物处理设备及其除静电方法
CN111926545A (zh) * 2019-04-28 2020-11-13 博西华电器(江苏)有限公司 干衣机及其控制方法
CN111520985A (zh) * 2020-06-08 2020-08-11 木卫智能科技(深圳)有限公司 滚筒干燥机

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003144790A (ja) * 2001-11-16 2003-05-20 Sharp Corp 乾燥洗濯機
JP4987618B2 (ja) * 2007-08-10 2012-07-25 株式会社東芝 洗濯乾燥機
JP4388974B2 (ja) * 2007-09-13 2009-12-24 シャープ株式会社 ドラム式洗濯乾燥機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011092428A (ja) 2011-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI239365B (en) Washer-dryer
KR100662364B1 (ko) 세탁 및 건조 장치
EP1861540B1 (en) Laundry machine
JP5430348B2 (ja) 洗濯乾燥機
US20050262644A1 (en) Washing machine having deodorizing means and control method thereof
TWI383080B (zh) Laundry dryer
JP4698750B2 (ja) 洗濯機及び乾燥機
JP4731620B2 (ja) 乾燥機
US8225523B2 (en) Clothes treating apparatus and controlling method thereof
JP5044597B2 (ja) 洗濯乾燥機
US20170089002A1 (en) Household laundry-drying machine
JP5068295B2 (ja) 乾燥機
KR100594388B1 (ko) 세탁기의 향기부여방법
JP6640699B2 (ja) 洗濯乾燥機
EP2213779B1 (en) Clothes treating apparatus and controlling method thereof
KR101467775B1 (ko) 의류처리장치의 제어방법
JP5306148B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP5100731B2 (ja) 洗濯機
JP4804517B2 (ja) 洗濯機
KR101502005B1 (ko) 의류 처리 장치 및 그 운전 방법
JP2014004055A (ja) 衣類処理装置
JP2012245518A (ja) 静電霧化装置
KR100819590B1 (ko) 냄새를 제거하는 방법
WO2024078536A1 (zh) 臭氧处理装置
EP4212662A1 (en) Washer-dryer comprising a fluff filter in the tub and process for operating the washer-dryer

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5430348

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150