JP3914321B2 - クローラ式走行装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックホー等の旋回作業車を走行させるためのクローラ式走行装置であって、走行時の安定性を向上させるように構成したクローラ式走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、バックホー等の旋回作業車を走行させるための走行装置として、クローラ式走行装置が用いられており、該クローラ式走行装置に装着されるクローラは、クローラ式走行装置の駆動スプロケット、アイドラ、下部ローラ、及び、上部ローラに巻回されている。そして、クローラには、一般的にゴムクローラ又は鉄クローラが用いられており、同一のクローラ式走行装置に両クローラを履き替えて使用する場合もある。
【0003】
このようなクローラ式走行装置においては、クローラ式走行装置の走行安定性を向上させるための手段として、駆動スプロケットの中心部直下からアイドラの中心部直下までの間でクローラが接地するように構成し、クローラの接地長(クローラが路面に接している部分の長さ)をできるだけ長くする方法がある。
【0004】
このように構成するために、例えば、図13に示す、クローラ式走行装置90にゴムクローラ91を装着した例の如く、該クローラ式走行装置90は、アイドラ94の踏面高さと下部ローラ95の踏面高さとが同一になるように構成して、該ゴムクローラ91の接地端部98が、アイドラ94の中心部であるアイドラ軸97の直下となるようにしている。しかし、図14に示すように、ゴムクローラ91がアイドラ軸97の直下で路面と接するように構成したクローラ式走行装置90へ、鉄クローラ92を装着すると、鉄クローラ92の接地端部98で、該鉄クローラ92の履板99が路面へ食い込んで路面を傷付けたり、走行中に振動が発生したりするという問題が発生する。
【0005】
逆に、鉄クローラ92による路面損傷や振動発生を防止するため、鉄クローラ92が適正な状態でアイドラ軸97の直下において路面と接するように、アイドラ94の支持高さを上昇させると、ゴムクローラ91へ履き替えた場合に、接地端部98がアイドラ94の中心部直下から駆動スプロケット側へ移動してゴムクローラ91の接地長が短くなってしまう。これにより、走行時や掘削時の安定性が悪くなるので、機体の揺れが大きくなって乗り心地が悪化するという問題が発生する。
【0006】
そこで、クローラ式走行装置にゴムクローラを装着した場合、及び、鉄クローラを装着した場合の両方の場合において、クローラの接地端部がアイドラ軸の直下となるとともに、該接地端部で適正な状態で路面と接するように、以下の如く構成していた。即ち、まず、クローラ式走行装置を、ゴムクローラを装着した場合にアイドラの踏面高さと下部ローラの踏面高さとが同一になるように構成し、鉄クローラを装着する場合には、アイドラをゴムクローラ装着時よりも小径のものに取り替えて、鉄クローラ装着時にもアイドラの踏面高さと下部ローラの踏面高さとが同一になるように構成し、ゴムクローラ装着時及び鉄クローラ装着時のいずれの場合においても、アイドラ軸の直下においてクローラが適正な状態で接地するようにしていた。
【0007】
また、クローラ式走行装置に装着するクローラの内周面には、突起部が周方向に複数形成されており、例えば、図15に示すゴムクローラ91の如く、クローラ本体91aの内周面に突起部91b・91b・・・及び突起部91c・91c・・・を履帯幅方向に二列形成し、二列の突起部91b・91c間の履帯幅方向における中心線Bをクローラ履帯幅の中心線Aから偏心させて配置したものがある。このようなゴムクローラ91においては、図16に示すように、ゴムクローラ91の弛み等を防止するための上部ローラ96が前記突起部91b・91cに当接して支持しているが、機体の走行時に、突起部91b(91c)と突起部91b(91c)との間隙に上部ローラ96が入り込んで騒音や振動が発生しないように、突起部91bと突起部91cとを周方向にずらして千鳥状に配置している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のクローラ式走行装置90のように、例えば、ゴムクローラ91と鉄クローラ92とを履き替える際に、お互いに径が違うアイドラをそれぞれ用意して取り替えるように構成していたのでは、ゴムクローラ91用のアイドラと鉄クローラ92用のアイドラとの二種類のアイドラが必要となって、クローラ履き替え時の作業が煩雑になったり、使用しない方のアイドラを保管する手間を要したり、コスト高になったりしていた。
【0009】
また、突起部91bと突起部91cとを千鳥状に配置したゴムクローラ91においては、該突起部91b・91cが履帯幅の中心線Aから偏心して配置されているために、突起部91b・91c間の中心線Bから履帯幅方向に寸法が大きい側のクローラ本体91aが、下方に落ち込んで該ゴムクローラ91がねじれ、これにより、機体の走行時に突起部91b(91c)と突起部91b(91c)との間隙に上部ローラ96が入り込んで騒音や振動が発生することがあった。本発明はこれらの不具合を解消せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。
【0011】
請求項1においては、ゴムクローラ(11)のクローラ本体(11a)の内周に形成する突起部(11b・11c)を履帯幅中心から偏心させて配置したゴムクローラ(11)を装着するクローラ式走行装置において、該突起部(11b・11c)に当接する上部ローラ(16)の一端部に、前記突起部(11b・11c)の中心から履帯幅方向端部までの、幅が広い側のクローラ本体(11a)に当接する、円板状部材であるつば部(16b)を形成したものである。
【0012】
請求項2においては、請求項1記載のクローラ式走行装置において、該円板状部材であるつば部(16b)を、該上部ローラ(16)の本体(16a)よりも大径とし、該クローラ本体(11a)の内側部分に位置させて、内周のローラ踏面(11d)に当接させ、該ローラ踏面(11d)には、該クローラ本体(11a)の下部の内周に配置した、下部ローラ(15)の側輪部(15b)も当接すべく構成したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は本発明のクローラ式走行装置を搭載した旋回作業車を示す側面図、図2は同じくクローラ走行装置を示す側面図、図3はクローラ式走行装置にゴムクローラを装着した場合のアイドラの踏面高さ及びクローラ式走行装置に鉄クローラを装着した場合のアイドラの踏面高さを示す図、図4はクローラ式走行装置にゴムクローラを装着した場合に間座によりアイドラの支持高さを調節した状態を示す図、図5はクローラ式走行装置に鉄クローラを装着した場合に間座によりアイドラの支持高さを調節した状態を示す図、図6は間座のアイドラホークガイドへの取り付け状態を示す斜視図、図7はクローラ式走行装置にゴムクローラを装着した場合にアイドラホークによりアイドラの支持高さを調節した状態を示す図、図8はクローラ式走行装置に鉄クローラを装着した場合にアイドラホークによりアイドラの支持高さを調節した状態を示す図、図9は上部ローラ及び下部ローラのゴムクローラへの当接状態を示す図、図10はゴムクローラの内周面を示す平面図、図11は上部ローラに当接して支持されるゴムクローラを示す側面図、図12は円板状部材を形成した上部ローラを示す斜視図、図13は従来のクローラ式走行装置にゴムクローラを装着した場合のアイドラ部を示す側面図、図14は従来のクローラ式走行装置に鉄クローラを装着した場合のアイドラ部を示す側面図、図15は同じくクローラ式走行装置に装着していたゴムクローラの内周面を示す平面図、図16は同じく上部ローラに支持されるゴムクローラを示す側面図である。
【0014】
まず、本発明のクローラ式走行装置を搭載した旋回作業車の構成について説明する。図1において、旋回作業車は、クローラ式走行装置1をトラックフレーム2で支持し、該トラックフレーム2の中央部に旋回台軸受7を配置し、該旋回台軸受7により旋回体8を左右旋回可能に軸受支持している。該トラックフレーム2の前後一端部において、排土板10を上下回動可能に配設している。
【0015】
旋回体10の上方にはエンジンを被覆するボンネット9と運転席21が配設され、該ボンネット9と運転席21の上方にはキャノピー22が設けられている。旋回体8の前部には、メインブーム6の基部が上下回動可能、かつ、左右旋回可能に枢支されている。該メインブーム6の先端部はバケットアーム5を枢支し、該バケットアーム5の先端部はバケット4を枢支している。また、前記メインブーム6はメインブームシリンダ23により回動され、バケットアーム5はバケットアームシリンダ25により回動され、バケット4はバケットアーム24により回動される。
【0016】
前記トラックフレーム2の前端部両側には、駆動スプロケット13・13が回転可能に取り付けられ、エンジンにより駆動されるように構成している。また、駆動スプロケット13・13より後方においては、トラックフレーム2両側にクローラフレーム3・3が固設され、該クローラフレーム3には、アイドラ14、下部ローラ15・15・・・、及び、上部ローラ16が回転自在に支持されている。該駆動スプロケット13、アイドラ14、下部ローラ15・15・・・、及び、上部ローラ16には、例えば、ゴムクローラ11が巻回されている。該ゴムクローラ11は、接地長Xが、駆動スプロケット13の中心部直下から、アイドラ14の中心部直下までの範囲となるように構成し、該接地長Xを長く確保するとともに、ゴムクローラ11を適正な状態で接地させて走行時の安定性を高めている。
【0017】
そして、左右に配設された駆動スプロケット13・13、アイドラ14・14、下部ローラ15・15・・・、上部ローラ16・16、ゴムクローラ11、及び、クローラフレーム3等により、全体的にクローラ式走行装置1を構成している。また、該クローラ式走行装置1は、装着したゴムクローラ11を、後述する鉄クローラ12へ履き替えることを可能としている。
【0018】
次に、図2において、鉄クローラ12・12を装着したクローラ式走行装置1について説明する。クローラ式走行装置1は、前述のように、エンジンにより駆動される駆動スプロケット13や、クローラフレーム3に回転自在に支持されるアイドラ14、下部ローラ15・15・・・、及び、上部ローラ16等を有しており、鉄クローラ12が、これらの駆動スプロケット13、アイドラ14、及び、上下部ローラ15・16に巻回されている。該上部ローラ16は本体16aとつば部16bとで構成され、巻回された鉄クローラ12が捩じれたり、外れたりすることを防止している。
【0019】
前記アイドラ14は、アイドラ軸17を介してアイドラホーク31に回転自在に軸支され、該アイドラホーク31は、上下部アイドラホークガイド33a・33bを介してクローラフレーム3に前後方向へ移動自在に支持されている。そして、アイドラホーク31は付勢部材32により外側方向に付勢されて、鉄クローラ12を常に緊張するように構成している。このように、鉄クローラ12・12を装着したクローラ式走行装置1においても、該鉄クローラ12の接地長Xが、駆動スプロケット13の中心部直下からアイドラ14の中心部直下までの範囲となるように構成し、該接地長Xを長く確保するとともに、鉄クローラ12を適正な状態で接地させて走行時の安定性を高めている。
【0020】
前述の如く、本発明のクローラ式走行装置1では、ゴムクローラ11を装着した場合、及び、鉄クローラ12を装着した場合の両方の場合で、該クローラ11・12の接地長Xが駆動スプロケット13の中心部直下からアイドラ14の中心部直下までの範囲となるように構成するとともに、クローラ11・12を適正な状態で接地させている。このように構成するため、図3に示すように、ゴムクローラ11を装着した場合のアイドラ14の踏面高さH1を、該ゴムクローラ11がアイドラ14の中心部直下において適正な状態で接地する高さに調節し、鉄クローラ12を装着した場合のアイドラ14の踏面高さH2を、該鉄クローラ12がアイドラ14の中心部直下において適正な状態で接地する高さに調節している。尚、本実施例の場合、鉄クローラ12を装着した場合のアイドラ14の踏面高さH2が、ゴムクローラ11を装着した場合のアイドラ14の踏面高さH1よりも高くなるように構成している。そして、本クローラ式走行装置1においては、アイドラ14の支持高さ、具体的には、アイドラ14の中心部に位置して該アイドラ14を軸支しているアイドラ軸17の支持高さを上下方向に調節することで、該アイドラ14の踏み面高さを変更するように構成している。
【0021】
次に、アイドラ14の支持高さの調節機構について説明する。図4においては、クローラ式走行装置1にゴムクローラ11を装着した場合のアイドラ14の支持状態を示している。該アイドラ14はアイドラ軸17に回転自在に軸支されており、該アイドラ軸17の両端部は、アイドラホーク31の上下方向における中心部で回転自在に軸支されている。該アイドラホーク31の上方及び下方には、前記クローラフレーム3に固設された上部アイドラホークガイド33a・33a,及び、下部アイドラホークガイド33b・33bがそれぞれ配置され、該上下部アイドラホークガイド33a
・33bにより、アイドラホーク31を上下方向から支持するように構成している。
【0022】
アイドラホーク31の上方に配置された上部アイドラホークガイド33aと、アイドラホーク31の下方に配置された下部アイドラホークガイド33bとの間隔W1は、アイドラホーク31の上下方向の幅寸法W2よりも大きく構成されている。そして、上部アイドラホークガイド33aと、アイドラホーク31上面との間の間隙には、ほぼ間隔W1と幅寸法W2との差分の厚みを有した介装部材である間座35・35が介装されている。該間座35は、図6に示すように、ボルト36・36等の締結具により、アイドラホークガイド33へ取付固定されている。
【0023】
即ち、アイドラホーク31の下面は下部アイドラホークガイド33b・33bによって直接支持され、アイドラホーク31の上面は、間座35・35を介して、上部アイドラホークガイド33a・33aに支持されているのである。そして、この場合のアイドラ14の踏面高さは、踏面高さH1となるように調節されて、ゴムクローラ11がアイドラ14の中心部直下において適正な状態で接地するように構成している。尚、前記間隔W1と幅寸法W2との差は、踏面高さH1と踏面高さH2との差と等しくなるように構成している。
【0024】
一方、クローラ式走行装置1に鉄クローラ12を装着した場合は、図5に示すように、アイドラホーク31の上面が、上部アイドラホークガイド33a・33aによって直接支持され、アイドラホーク31の下面は、間座35・35を介して、下部アイドラホークガイド33b・33bに支持されている。下部アイドラホークガイド33b・33bと、アイドラホーク31下面との間の間隙に、前記間座35・35が介装されているのである。
【0025】
下部アイドラホークガイド33b・33bと、アイドラホーク31との間に間座35・35を介装することにより、ゴムクローラ11装着時に比べてアイドラホーク31の上下位置が間座35の厚み分だけ上昇し、アイドラ14の支持高さが間隔W1と幅寸法W2との差分だけ上昇することとなる。これにより、アイドラ14の踏面高さが踏面高さH1と踏面高さH2との差分だけ上昇して、鉄クローラ12装着時におけるアイドラ14の踏面高さを踏面高さH2とすることができる。従って、鉄クローラ12装着時においても、該鉄クローラ12がアイドラ14の中心部直下において適正な状態で接地することができる。
【0026】
尚、クローラ式走行装置1に装着されたゴムクローラ11を鉄クローラ12に履き替える際には、次のような手順で作業を行う。まず、駆動スプロケット13及びアイドラ14等に巻回されたゴムクローラ11を取り外し、一体的に構成され、上下部アイドラホークガイド33a・33bにより支持されたアイドラ14、アイドラ軸17、及び、アイドラホーク31を、クローラフレーム3から、前方に抜き出す。そして、上部アイドラホークガイド33a・33aに取付られた間座35・35を、下部アイドラホークガイド33b・33bへ付け替える。その後、アイドラ14、アイドラ軸17、及び、アイドラホーク31を、再度クローラフレーム3へ挿入して、鉄クローラ12を巻回する。このような簡単な作業で、ゴムクローラ11と鉄クローラ12とを履き替えることができるのである。
【0027】
このように、クローラ式走行装置1にゴムクローラ11を装着した場合と、鉄クローラ12を装着した場合とで間座35・35の介装位置を変更し、アイドラ14の支持高さを調節するように構成することで、クローラ式走行装置1にゴムクローラ11及び鉄クローラ12のいずれを装着しても、該クローラ11・12を、駆動スプロケット13の中心部直下からアイドラ14の中心部直下までの範囲において適正な状態で接地させることができるのである。
【0028】
以上の如く、アイドラホーク31と上部アイドラホークガイド33a・33aとの間、又は、アイドラホーク31と下部アイドラホークガイド33a・33aとの間に、間座35・35を介装することにより、アイドラの支持高さを調節可能に構成したので、クローラ式走行装置1にゴムクローラ11及び鉄クローラ12のいずれを装着しても、該クローラ11・12が適正な状態で接地しながら、接地長Xを長く確保することができ、路面を傷つけることなく機体の振動や揺れを抑えることができる。これにより、機体走行時の安定性が向上し、乗り心地を高めることができる。また、ゴムクローラ11装着時と鉄クローラ12装着時とで同一のアイドラ14を使用することができるので、クローラを履き替える際の作業が簡便になるとともに、クローラ式走行装置1のコストダウンを図ることができる。
【0029】
アイドラ14の支持高さの調節機構は次のようにも構成することができ、該調節機構の別実施例を図6、図7により説明する。まず、図6においては、クローラ式走行装置1にゴムクローラ11を装着した場合のアイドラ14の支持状態を示している。該アイドラ14はアイドラ軸17に回転自在に軸支されており、該アイドラ軸17の両端部はアイドラホーク41に回転自在に軸支されている。該アイドラホーク41の上方及び下方には、クローラフレーム3に固設された上部アイドラホークガイド33a・33a,及び、下部アイドラホークガイド33b・33bがそれぞれ配置され、該上下部アイドラホークガイド33a・33bにより、該アイドラホーク41を上下方向から支持するように構成している。
【0030】
アイドラ軸17を軸支する前記アイドラホーク41は、アイドラ軸17の上方に長辺側支持部41aを配置し、アイドラ軸17の下方に短辺側支持部41bを配置している。長辺側支持部41aはアイドラ軸17の中心から該長辺側支持部41aの端部までの寸法が寸法C2となるように、短辺側支持部41bはアイドラ軸17の中心から該短辺側支持部41bの端部までの寸法が寸法C1となるように構成され、該寸法C1は寸法C2よりも小さく構成されている。
【0031】
即ち、ゴムクローラ11を装着した図7の状態においては、アイドラ軸17は、アイドラホーク41の上下幅(上部アイドラホークガイド33aと下部アイドラホークガイド33bとの間隔)W1の中心から下方に偏心して支持されているのである。そして、この時のアイドラ14の踏面高さは、踏面高さH1となるように調節されて、ゴムクローラ11がアイドラ14の中心部直下において適正な状態で接地するように構成している。
【0032】
一方、クローラ式走行装置1に鉄クローラ12を装着した場合は、図8に示すように、アイドラホーク41がゴムクローラ11装着時とは上下方向を反対にして上下アイドラホークガイド33a・33bに支持されるように構成しており、アイドラ軸17の下方に長辺側支持部41aが配置され、アイドラ軸17の上方に短辺側支持部41bが配置されている。即ち、鉄クローラ12を装着した場合においては、アイドラ軸17はアイドラホーク41の上下幅(上部アイドラホークガイド33aと下部アイドラホークガイド33bとの間隔)W1の中心から上方に偏心して支持され、アイドラ14の上下方向の支持位置が、図7に示すゴムクローラ11装着時に比べて、寸法C1と寸法C2との差分だけ上昇することとなる。
【0033】
そして、寸法C1と寸法C2との差は、踏面高さH1と踏面高さH2との差と等しくなるように構成しているので、ゴムクローラ11装着時に踏面高さH1となるように構成されていたアイドラ14の踏面高さは、踏面高さH1と踏面高さH2との差分だけ上昇して、結果的に踏面高さH2となる。従って、鉄クローラ12装着時においても、該鉄クローラ12がアイドラ14の中心部直下において適正な状態で接地することができるのである。
【0034】
このように、ゴムクローラ11装着時と鉄クローラ12装着時とでは、アイドラホーク41の上下方向を反転させてアイドラ14を支持するように構成しているが、クローラ式走行装置1に装着されたゴムクローラ11を鉄クローラ12に履き替える際には、次のような手順で作業を行うようにしている。まず、駆動スプロケット13及びアイドラ14等に巻回されたゴムクローラ11を取り外し、一体的に構成され、上下部アイドラホークガイド33a・33bにより支持されたアイドラ14、アイドラ軸17、及び、アイドラホーク41を、クローラフレーム3から、前方に抜き出す。そして、一体的に構成されたアイドラ14、アイドラ軸17、及び、アイドラホーク41の上下方向を反転させ、その後、これらを再度クローラフレーム3へ挿入して、鉄クローラ12を巻回する。このような簡単な作業で、ゴムクローラ11と鉄クローラ12とを履き替えることができるように構成している。
【0035】
以上の如く、アイドラホーク41の上下幅W1中心から上下方向に偏心させるとともに、クローラ式走行装置1にゴムクローラ11を装着した場合と、鉄クローラ12を装着した場合とでアイドラ14の支持位置を、該アイドラホーク41の上下位置を反転するように構成することで、クローラ式走行装置1にゴムクローラ11及び鉄クローラ12のいずれを装着しても、該クローラ11・12を、駆動スプロケット13の中心部直下からアイドラ14の中心部直下までの範囲において適正な状態で接地させることができるのである。
【0036】
従って、クローラ式走行装置1にゴムクローラ11及び鉄クローラ12のいずれを装着しても、該クローラ11・12が適正な状態で接地しながら、接地長Xを長く確保することができ、路面を傷つけることなく機体の振動や揺れを抑えることができる。これにより、機体走行時の安定性が向上し、乗り心地を高めることができる。また、ゴムクローラ11装着時と鉄クローラ12装着時とで同一のアイドラ14を使用することができるので、クローラを履き替える際の作業が簡便になるとともに、クローラ式走行装置1のコストダウンを図ることができる。
【0037】
次に、クローラ式走行装置1の上部ローラ16について、図9乃至図12により説明する。クローラ式走行装置1に配設された上部ローラ16及び下部ローラ15・15・・・は前記クローラフレーム3に固設され、駆動スプロケット13及びアイドラ14とともに、例えば、ゴムクローラ11が巻回されている。該ゴムクローラ11のクローラ本体11aの内周面には、周方向へ列状に複数形成された突起部16b・16b・・・、及び、突起部16c・16c・・・が、履帯幅方向二列に並設されている。該突起部16b・16b・・・及び突起部16c・16c・・・は、ゴムクローラ11の履帯幅方向の中心部よりも外側部分にずらして配置されており、突起部16bと突起部16cとの間の履帯幅方向の中心Pは、ゴムクローラ11の履帯幅中心Oよりも機体外側に偏心している。即ち、ゴムクローラ11において、該中心Pから機体内側方向の端部までの寸法L2が、中心Pから機体外側方向の端部までの寸法L1よりも大きく構成されている。
【0038】
下部ローラ15・15・・・は、ゴムクローラ11の接地部において該ゴムクローラ11と当接しており、下部ローラ15の中央部15aがゴムクローラ11の突起部11b・11cと、下部ローラ15の側輪部15bがゴムクローラ11のローラ踏面11dと当接している。これにより、巻回されたゴムクローラ11が外れること等を防止している。また、上部ローラ16は、該上部ローラ16の上方を通過するゴムクローラ11に当接しており、上部ローラ16の本体16aがゴムクローラ11の突起部11b・11cと、上部ローラ16のつば部16bがゴムクローラ11の内側のローラ踏面11dと当接している。これにより、巻回されたゴムクローラ11が大きく撓んだり、捩じれたり、外れたりすること等を防止している。
【0039】
上部ローラ16と当接する突起部11b・11cはゴムクローラ11の周方向に断続的に形成されているので、突起部11bと突起部11cとが側面視において同位相に形成されていると、突起部11b(11c)と突起部11b(11c)との間の間隙部分が上部ローラ16上を通過する際に、ゴムクローラ11が下方に落ち込んで騒音や振動を発生するため、図10、図11に示すように、突起部11bと突起部11cとは、側面視における位相をずらして所謂千鳥状に配置されている。これにより、上部ローラ16上を突起部11b(11c)と突起部11b(11c)との間の間隙部分が通過する際には、突起部11c(11b)が上部ローラ16に当接してゴムクローラ11が下方に落ち込むことを防止し、騒音や振動が発生しないようにしている。
【0040】
しかし、ゴムクローラ11の突起部11b・11cは履帯幅方向の中心部よりも外側部分に配置されているので、クローラ本体11aの突起部11b・11cよりも内側に位置する部分の重量が、外側に位置する部分のクローラ本体11aの重量よりも大きくなっている。従って、ゴムクローラ11の突起部11b・11cのみが上部ローラ16により支持されているのでは、クローラ本体11aの突起部11b・11cよりも内側に位置する部分が下方に捩じれて、ゴムクローラ11の突起部11bと突起部11bとの間の間隙部分、及び、突起部11cと突起部11cとの間の間隙部分が、同時に上部ローラ16上を通過することとなって、該ゴムクローラ11が下方に落ち込み騒音や振動が発生してしまう。
【0041】
そこで、本クローラ式走行装置1においては、図12に示すように、上部ローラ16の本体16aの一端部(本実施例においては内側端部)に円板状部材であるつば部16bを形成し、該つば部16bを該本体16aよりも大径としてゴムクローラ11の内側部分に位置するローラ踏面11dに当接するように構成している。このように、つば部16bがローラ踏面11dに当接するよう構成することで、クローラ本体11aの突起部11b・11cよりも内側に位置する部分の重量を該つば部16bにより支持することができて、該クローラ本体11aの内側部分が下方に捩じれることを防止することができ、騒音や振動の発生を抑えることができる。これにより、機体走行時の安定性が向上し、乗り心地を高めることができるのである。
【0042】
尚、ゴムクローラ11の突起部11b・11cが機体内側寄りに形成されている場合には、上部ローラ16のつば部16bは本体16aの外側端部に形成すればよい。また、クローラ式走行装置1に装着するクローラが鉄クローラ12である場合にも、上部ローラ16は、前述の如くゴムクローラ11が装着されている場合と同様に構成すればよい。
【0043】
即ち、アイドラを軸支するアイドラホークを、アイドラホークガイドにより支持し、該アイドラホークとアイドラホーク上方に位置するアイドラホークガイドとの間、又は、該アイドラホークとアイドラホーク下方に位置するアイドラホークガイドとの間に介装部材を介装することにより、アイドラの支持高さを調節可能に構成したので、クローラ式走行装置にゴムクローラ及び鉄クローラのいずれを装着しても、簡単な作業で、該ゴムクローラ及び鉄クローラが適正な状態で接地しながら、接地長を長く確保することができ、路面を傷つけることなく機体の振動や揺れを抑えることができた。これにより、機体走行時の安定性が向上し、乗り心地を高めることができた。 また、ゴムクローラ装着時と鉄クローラ装着時とで同一のアイドラを使用することができるので、クローラを履き替える際の作業が簡便になるとともに、クローラ式走行装置のコストダウンを図ることができた。
【0044】
更に、アイドラを軸支するアイドラホークを、アイドラホークガイドにより支持し、該アイドラホークによるアイドラの支持位置を、アイドラホークの上下幅中心から上下方向に偏心させるとともに、該アイドラホークの上下位置を反転可能とすることにより、アイドラの支持高さを調節可能に構成したので、クローラ式走行装置にゴムクローラ及び鉄クローラのいずれを装着しても、簡単な作業で、該クローラが適正な状態で接地しながら、接地長を長く確保することができ、路面を傷つけることなく機体の振動や揺れを抑えることができた。これにより、機体走行時の安定性が向上し、乗り心地を高めることができた。また、ゴムクローラ装着時と鉄クローラ装着時とで同一のアイドラを使用することができるので、クローラを履き替える際の作業が簡便になるとともに、クローラ式走行装置のコストダウンを図ることができた。
【0045】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
請求項1の如く、ゴムクローラ(11)のクローラ本体(11a)の内周に形成する突起部(11b・11c)を履帯幅中心から偏心させて配置したゴムクローラ(11)を装着するクローラ式走行装置において、該突起部(11b・11c)に当接する上部ローラ(16)の一端部に、前記突起部(11b・11c)の中心から履帯幅方向端部までの、幅が広い側のクローラ本体(11a)に当接する、円板状部材であるつば部(16b)を形成したので、突起部中心よりも履帯幅方向端部までの幅が広い側のクローラ本体の重量を該円板状部材により支持することができて、該クローラが捩じれることを防止することができ、騒音や振動の発生を抑えることができた。
これにより、機体走行時の安定性が向上し、乗り心地を高めることができた。
【0046】
請求項2の如く、該円板状部材であるつば部(16b)を、該上部ローラ(16)の本体(16a)よりも大径とし、該クローラ本体(11a)の内側部分に位置させて、内周のローラ踏面(11d)に当接させ、該ローラ踏面(11d)には、該クローラ本体(11a)の下部の内周に配置した、下部ローラ(15)の側輪部(15b)も当接すべく構成したので、つば部16bがローラ踏面11dに当接するよう構成することで、突起部(11b・11c)よりも内側に位置する部分の重量を、該つば部16bにより支持することができて、該クローラ本体11aの内側部分が、下方に捩じれることを防止することができ、騒音や振動の発生を抑えることができるようになったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のクローラ式走行装置を搭載した旋回作業車を示す側面図である。
【図2】 同じくクローラ走行装置を示す側面図である。
【図3】 クローラ式走行装置にゴムクローラを装着した場合のアイドラの踏面高さ及びクローラ式走行装置に鉄クローラを装着した場合のアイドラの踏面高さを示す図である。
【図4】 クローラ式走行装置にゴムクローラを装着した場合に間座によりアイドラの支持高さを調節した状態を示す図である。
【図5】 クローラ式走行装置に鉄クローラを装着した場合に間座によりアイドラの支持高さを調節した状態を示す図である。
【図6】 間座のアイドラホークガイドへの取り付け状態を示す斜視図である。
【図7】 クローラ式走行装置にゴムクローラを装着した場合にアイドラホークによりアイドラの支持高さを調節した状態を示す図である。
【図8】 クローラ式走行装置に鉄クローラを装着した場合にアイドラホークによりアイドラの支持高さを調節した状態を示す図である。
【図9】 上部ローラ及び下部ローラのゴムクローラへの当接状態を示す図である。
【図10】 ゴムクローラの内周面を示す平面図である。
【図11】 上部ローラに当接して支持されるゴムクローラを示す側面図である。
【図12】 円板状部材を形成した上部ローラを示す斜視図である。
【図13】 従来のクローラ式走行装置にゴムクローラを装着した場合のアイドラ部を示す側面図である。
【図14】 従来のクローラ式走行装置に鉄クローラを装着した場合のアイドラ部を示す側面図である。
【図15】 同じくクローラ式走行装置に装着していたゴムクローラの内周面を示す平面図である。
【図16】 同じく上部ローラに支持されるゴムクローラを示す側面図である。
【符号の説明】
H1・H2 踏面高さ
O (ゴムクローラの履帯幅方向の)中心
P (突起部突起部との間の履帯幅方向の)中心
X 接地長
1 クローラ式走行装置
3 クローラフレーム
11 ゴムクローラ
11a クローラ本体
11b・11c 突起部
11d 踏面
12 鉄クローラ
14 アイドラ
15 下部ローラ
16 上部ローラ
16a 本体
16b つば部(円板状部材)
17 アイドラ軸
31・41 アイドラホーク
33a 上部アイドラホークガイド
33b 下部アイドラホークガイド
35 間座

Claims (2)

  1. ゴムクローラ(11)のクローラ本体(11a)の内周に形成する突起部(11b・11c)を履帯幅中心から偏心させて配置したゴムクローラ(11)を装着するクローラ式走行装置において、該突起部(11b・11c)に当接する上部ローラ(16)の一端部に、前記突起部(11b・11c)の中心から履帯幅方向端部までの、幅が広い側のクローラ本体(11a)に当接する、円板状部材であるつば部(16b)を形成したことを特徴とするクローラ式走行装置。
  2. 請求項1記載のクローラ式走行装置において、該円板状部材であるつば部(16b)を、該上部ローラ(16)の本体(16a)よりも大径とし、該クローラ本体(11a)の内側部分に位置させて、内周のローラ踏面(11d)に当接させ、該ローラ踏面(11d)には、該クローラ本体(11a)の下部の内周に配置した、下部ローラ(15)の側輪部(15b)も当接すべく構成したことを特徴とするクローラ式走行装置。
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