JP3718016B2 - 履帯式走行装置 - Google Patents

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  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン等の装軌式車両に好適に用いられる履帯式走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械は、通常、荒地、泥濘地等の建設現場を走行するため、履帯式走行装置が装備されている。
【0003】
このような履帯式走行装置は、一般に、センタフレームの左右両側にサイドフレームを有し、このサイドフレームの前後方向の一側がスプロケット側ブラケットとなると共に他側がアイドラ側ブラケットとなったトラックフレームと、トラックフレームのスプロケット側ブラケットに設けられたスプロケットおよびアイドラ側ブラケットに設けられたアイドラと、スプロケットとアイドラとの間に巻装された履帯とから構成されている。そして、スプロケットが回転駆動されることにより、このスプロケットと噛合する履帯がスプロケット、アイドラおよび各ローラの間で周回して下部走行体が走行する。
【0004】
ところで、履帯式走行装置を備えた下部走行体の走行時には、履帯がスプロケットとアイドラとの間で周回するときに騒音が発生することが知られている。そして、この騒音は間欠打撃音と連続打撃音とに大別できる。ここで、間欠打撃音は、履帯が周回するとき上ローラとスプロケットとの間で生じる波打ち振動が原因となって履帯がスプロケットとアイドラを間欠的に叩くことによって発生するものである。また、連続打撃音は、履帯を構成する多数個のリンクが多角形状を描くようにスプロケットに巻込まれるときに、履帯とスプロケットとが連続的に噛合することによって発生するものである。
【0005】
ここで、例えば実開昭55−127678号公報、実開昭63−182981号公報、実開平6−6182号公報等には、上ローラとスプロケットとの間に位置して履帯の下側を支持する転輪体を設けた履帯式走行装置が開示されている。この履帯式走行装置によれば、転輪体によって履帯の下側を支持することにより、上ローラとスプロケットとの間で履帯が波打ち振動を生じるのを抑え、当該波打ち振動に伴う間欠打撃音を低減することができる。
【0006】
しかし、上述した従来技術による履帯式走行装置では、履帯の波打ち振動に伴う間欠打撃音は低減できるものの、履帯を構成する各リンクがスプロケットに対して多角形状に巻込まれることによって発生する連続打撃音を適正に低減することができないという問題がある。
【0007】
ここで、スプロケットに履帯が巻込まれるときに連続打撃音が発生する理由について、図11を参照して以下に説明する。
【0008】
図11において、1はスプロケット、2はスプロケット1とアイドラ(図示せず)との間に巻装された履帯を示し、この履帯2は複数のリンク3をピン4を介して順次回動可能にピン結合することにより構成され、ピン4の外周側にはブシュ5が嵌合している。そして、スプロケット1が矢印A方向に回転するとき、履帯2のブシュ5がスプロケット1に噛合することにより、リンク3が時点T1〜T5の間に除々にスプロケット1に巻込まれていく状態を示している。
【0009】
この場合、スプロケット1に対してリンク3が多角形状を描くように巻込まれることにより、ブシュ5は湾曲線Bで示すような軌道を描いて矢示方向に移動する。このとき、時点T2,T4におけるブシュ5の中心を結ぶ直線は、スプロケット1のピッチ円Pに対して接線Cとなる。これに対し、時点T1,T3,T5におけるブシュ5の中心を結ぶ直線C′は当該接線Cよりも変位量Dだけ下方に変位した位置にある。
【0010】
この結果、時点T3においてブシュ5がスプロケット1に噛合するときに、このブシュ5は時点T2から時点T3の間に変位量Dだけ上下動してスプロケット1と激しく衝突する。かくして、リンク3がスプロケット1に巻込まれるときに、この現象を繰返すことにより、連続打撃音が発生すると考えられる。
【0011】
これに対し、履帯を構成するリンクが多角形状にスプロケットに巻込まれることによって生じる連続打撃音を低減するために、例えば実開平4−100973号公報、実開昭50−133635号公報等が知られている。そして、これら各公報には、上ローラとスプロケットとの間に位置して履帯を下側から支持する履帯受け部材を設けた履帯式走行装置が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の実開平4−100973号による履帯受け部材は、上ローラとスプロケットとの間に位置してトラックフレーム上に設けたトラックフレームボスと、このトラックフレームボス上に立設した支持金具と、この支持金具の軸芯に回転可能に設けられた転輪体とからなっている。このため、転輪体を保持するための履帯受け部材の部品点数が多く、履帯式走行装置全体の製造コストが増大してしまう上に、転輪体が摩耗したとき、この転輪体の交換を行うための作業が煩雑であるという問題がある。
【0013】
一方、上述の実開昭50−133635号公報による履帯受け部材は、トラックフレーム上に立設された支持材と、この支持材上に固着されてスプロケット側に伸長する長大な受板と、この受板上に緩衝材を介して取付けられた長大な滑板とからなっている。このため、部品点数が多くなり、かつ形状が大型化してしまうため履帯式走行装置全体の製造コストが増大してしまうという問題がある。
【0014】
また、履帯受け部材を構成する滑板が、スプロケットと履帯との噛合部の位置から比較的離間した位置に配設されているため、履帯がスプロケットに巻込まれるときに当該スプロケットに噛合して発生する連続打撃音を十分に低減することができないという問題がある。
【0015】
ここで、上記実開昭50−133635号公報のように、履帯受け部材を構成する滑板をスプロケットから離間した位置に配設した場合に、履帯とスプロケットとが噛合するときの連続打撃音が大きくなる理由について、図12を参照して以下に述べる。
【0016】
図12において、6はスプロケット、7は上ローラ、8は履帯をそれぞれ模式的に示している。そして、スプロケット6と上ローラ7との間で履帯受け部材の配設位置を変化させた場合に、履帯8とスプロケット6との噛合位置が変位する状態を示している。
【0017】
この場合、スプロケット6の回転中心Eから距離F1だけ離間した配設位置G1に履帯受け部材を設けた場合には、履帯8とスプロケット6とは噛合位置H1,H1′で噛合するが、このときの噛合位置H1はスプロケット6と上ローラ7とを結ぶ接線Jから変位量K1だけ下方に変位する。また、回転中心Eから距離F2だけ離間した配設位置G2に履帯受け部材を設けた場合には、履帯8とスプロケット6とは噛合位置H2,H2′で噛合し、このときの噛合位置H2は前記接線Jよりも変位量K2だけ下方に変位する。さらに、回転中心Eから距離F3だけ離間した配設位置G3に履帯受け部材を設けた場合には、履帯8とスプロケット6とは噛合位置H3,H3′で噛合し、このときの噛合位置H3は前記接線Jよりも変位量K3だけ下方に変位する。
【0018】
このように、接線Jに対する履帯8とスプロケット6との噛合位置Hの変位量Kは、履帯受け部材の配設位置Gがスプロケット6から離間する程大きくなる。そして、変位量Kが大きくなるほどスプロケット6が履帯8と噛合してこの履帯8を上方に跳ね上げるのに必要なエネルギが増大する結果、履帯8とスプロケット6とが噛合したときの連続打撃音が増大することになる。
【0019】
従って、履帯受け部材をできるだけスプロケットに近接した位置に配設することにより、履帯8がスプロケット6に対して接線方向に巻込まれるように構成するのが望ましい。しかし、上述した従来技術による履帯受け部材は、比較的スプロケットから離間した位置に配設されているため、履帯がスプロケットに噛合するときに生じる連続打撃音を十分に低減することができないという問題がある。
【0020】
本発明は、上述の如き従来技術の問題に鑑みなされたもので、履帯がスプロケットに対して多角形状に巻込まれることによって生じる連続打撃音を確実に低減することができ、かつ、構成の簡素化を図ることができるようにした履帯式走行装置を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、センタフレームの左右両側にサイドフレームを有し、このサイドフレームの前後方向の一側がスプロケット側ブラケットとなり、他側がアイドラ側ブラケットとなったトラックフレームと、前記トラックフレームのスプロケット側ブラケットに設けられたスプロケットおよびアイドラ側ブラケットに設けられたアイドラと、前記スプロケットとアイドラとの間に巻装された履帯とからなる履帯式走行装置に適用される。
【0022】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記スプロケット側ブラケットの上面には、前記スプロケットの近傍に位置して前記履帯が摺接する履帯摺接面をもったブロック体からなる履帯受けブロックを設け、前記履帯受けブロックは、前記スプロケット側ブラケットに固着されたベースブロックと、このベースブロックに締結部材を用いて着脱可能に取付けられ前記履帯に摺接するスキッドブロックとから構成し、このスキッドブロックは上面が前記履帯摺接面として形成された単一の剛体により形成したことにある。
【0023】
このように構成したことにより、スプロケットとアイドラとの間で周回駆動される履帯は、スプロケット側ブラケットの上面に設けられた履帯受けブロックの履帯摺接面に摺接しつつスプロケットに巻込まれる。このとき、履帯受けブロックが履帯をスプロケットに対してほぼ接線方向に巻込むように案内することにより、履帯がスプロケットに多角形状に巻込まれるときの上下動を抑えることができ、履帯とスプロケットとが噛合するときに生じる連続打撃音を低減できる。
また、履帯受けブロックの構成を簡素化することができ、例えば摩耗したスキッドブロックを交換するときの作業を簡単に行うことができる。しかも、スキッドブロックを単一の剛体によって形成することにより履帯受けブロックを小型化することができ、この履帯受けブロックをスプロケットに近い位置に配設することができる。
【0024】
また、請求項2の発明は、センタフレームの左右両側にサイドフレームを有し、このサイドフレームの前後方向の一側がスプロケット側ブラケットとなり、他側がアイドラ側ブラケットとなったトラックフレームと、前記トラックフレームのスプロケット側ブラケットに設けられたスプロケットおよびアイドラ側ブラケットに設けられたアイドラと、前記スプロケットとアイドラとの間に巻装された履帯とからなる履帯式走行装置において、前記スプロケット側ブラケットの上面には、前記スプロケットの近傍に位置して前記履帯が摺接する履帯摺接面をもったブロック体からなる履帯受けブロックを設け、前記履帯受けブロックの履帯摺接面は、前記履帯が前記スプロケットに対して接線方向に巻込まれるように当該接線に対してほぼ平行に形成したことにある。
【0025】
このように構成したことにより、スプロケットに巻込まれる履帯を履帯受けブロックの履帯摺接面に摺接させることができ、履帯をスプロケットに対して常時接線方向に巻込むように案内することができる。
【0026】
さらに、請求項3の発明は、前記スプロケット側ブラケットは、前記スプロケットを駆動するための駆動装置を取付ける取付板と、この取付板を補強するために取付板の周囲を囲んで設けた補強板とから構成し、前記履帯受けブロックは前記補強板の上面に固着して設ける構成としたことにある。
【0027】
このように構成したことにより、履帯受けブロックをスプロケットの近傍に配設することができ、スプロケットに巻込まれる直前まで履帯を履帯受けブロックの履帯摺接面に摺接させて接線方向に案内することができる。
【0030】
さらに、請求項の発明は、前記履帯が前記スプロケットに巻込まれるときの進入方向に対して直交し前記スプロケットの回転中心を通る直線と、前記履帯受けブロックのスプロケット側端部との離間寸法を、前記履帯を構成するリンク間のピッチ寸法に対して0.25〜1倍の範囲に設定したことにある。
【0031】
このように構成したことにより、履帯受けブロックをスプロケットに極めて接近した位置に設け、履帯をスプロケットに対して接線方向で巻込まれるように案内することができ、履帯がスプロケットに多角形状に巻込まれるときに生じる上下動を履帯受けブロックによって確実に抑えることができる。
【0032】
また、請求項の発明は、センタフレームの左右両側にサイドフレームを有し、このサイドフレームの前後方向の一側がスプロケット側ブラケットとなり、他側がアイドラ側ブラケットとなったトラックフレームと、前記トラックフレームのスプロケット側ブラケットに設けられたスプロケットおよびアイドラ側ブラケットに設けられたアイドラと、前記スプロケットとアイドラとの間に巻装された履帯とからなる履帯式走行装置において、前記スプロケット側ブラケットの上面には、前記スプロケットの近傍に位置して履帯受けブロックを設け、この履帯受けブロックは前記履帯を構成するリンクの上下方向の動きを受けると共に、このリンクを滑らかに案内する履帯摺接面をもったブロック体により構成したことにある。
【0033】
このように構成したことにより、履帯を構成するリンクの上下方向の動きを履帯受けブロックの履帯摺接面によって受けることができ、このリンクをスプロケットに向けて滑らかに案内することができる。これにより、履帯がスプロケットに多角形状に巻込まれるときの上下動を抑えることができ、履帯とスプロケットとが噛合するときに生じる連続打撃音を低減できる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図1ないし図10に示す図面に基づいて詳細に説明する。
【0035】
図1において、11は油圧ショベルの下部走行体、12は下部走行体11を構成するトラックフレームをそれぞれ示し、このトラックフレーム12は、センタフレーム13と、センタフレーム13の左右両側に配設され、前後方向に伸長した一対のサイドフレーム14(一方のみ図示)とからなっている。
【0036】
そして、サイドフレーム14の前後方向の一側にはスプロケット側ブラケット15が設けられ、他側にはアイドラ側ブラケット16が設けられている。
【0037】
ここで、スプロケット側ブラケット15は図2ないし図4に示すように、サイドフレーム14の一側端部に固定された接続用端板17に溶接等によって固着されている。
【0038】
そして、スプロケット側ブラケット15は、後述する走行モータ23を取付けるための大径穴18Aを有し、この大径穴18Aの周囲に複数のねじ穴18Bが設けられた厚肉の取付板18と、この取付板18の上側外周を覆う上部補強板19と、下側外周を覆う下部補強板20と、取付板18の側面に固着された半円弧状の後部補強板21とから構成されている。
【0039】
22はスプロケット側ブラケット15に取付けられた駆動装置を示し、この駆動装置22は走行モータ23と、この走行モータ23の回転を減速する減速機24と、この減速機24の出力側に取付けられたスプロケット25とからなっている。そして、走行モータ23の出力を減速機24で減速してスプロケット25を回転駆動することにより、後述するアイドラ26との間に巻装された履帯29が周回駆動する。
【0040】
26はアイドラ側ブラケット16に取付けられたアイドラで、このアイドラ26はサイドフレーム14内に設けられた履帯張り調整装置(図示せず)によってスプロケット20から離間する方向に常時付勢され、スプロケット20との間に巻装された履帯29に適度な張りを付与している。
【0041】
27,27はサイドフレーム14の上面側に回転可能に設けられた2個の上ローラで、各上ローラ27は、履帯29を下側から支持しつつ履帯29がサイドフレーム14に接触するのを防止している。28,28,…はサイドフレーム14の下面側に列設された複数の下ローラで、該各下ローラ28は、スプロケット25およびアイドラ26と共に履帯29上でサイドフレーム14を支持するものである。
【0042】
29はスプロケット25、アイドラ26、各上ローラ27および各下ローラ28に巻装された履帯を示す。この履帯29は、図5および図6に示すように、複数のリンク30をピン31によって順次連結することによって無端状に形成され、ピン31の外周側にはスプロケット25に噛合する円筒状のブシュ32を嵌合し、かつ各リンク30にそれぞれ板状のシュー33を固定することによって構成されている。
【0043】
34はスプロケット25の近傍に位置してスプロケット側ブラケット15の上面に設けられた履帯受けブロックを示し、この履帯受けブロック34は後述するベースブロック35、スキッドブロック36等からなっている。
【0044】
35はスプロケット側ブラケット15を構成する上部補強板19の上面に溶接等によって固着されたベースブロックで、このベースブロック35は直方体状に形成された鋼製のブロック体からなり、その長手方向に3個の透孔35Aが穿設されている。
【0045】
36はベースブロック35に固定されたスキッドブロックで、このスキッドブロック36は、ほぼ台形状に形成された鋼製のブロック体からなり、その長手方向にはベースブロック35の各透孔35Aと等しいピッチをもって3個のねじ穴36Aが螺設されている。そして、ベースブロック35の各透孔35Aに挿通した締結部材としての取付ボルト37を、スキッドブロック36の各ねじ穴36Aに螺入することにより、ベースブロック35にスキッドブロック36が締結される構成となっている。
【0046】
ここで、スキッドブロック36の上面には、履帯29を構成する各リンク30の下面が摺接することにより、各リンク30の上下方向の動きを受ける履帯摺接面36Bが形成されている。この履帯摺接面36Bは、図7に示すように、履帯29がスプロケット25に対して接線方向に巻込まれるとき、スプロケット25のピッチ円Pに対する接線Lとほぼ平行となるように形成されている。
【0047】
また、スキッドブロック36の前後方向の両端部は曲面状に面取りされ、履帯29の各リンク30がスキッドブロック36に摺接するときに各リンク30間の継ぎ目が引っ掛かるのを防止している。
【0048】
かくして、履帯29を構成する各リンク30の下面がスキッドブロック36の履帯摺接面36Bに常時摺接することにより、履帯29をスプロケット25に対して接線方向に巻込む状態を保つことができ、履帯29がスプロケット25に噛合するときに生じる連続打撃音を低減できる構成となっている。
【0049】
また、図7に示すように、履帯29が前記接線Lに沿ってスプロケット25に巻込まれるときの進入方向の延長線をM、この進入方向の延長線Mと直交しスプロケット25の回転中心を通る直線をN、この直線Nとスキッドブロック36のうちスプロケット25側に位置する端部(スプロケット側端部)36Cとの離間寸法をQ、履帯29を構成する各リンク30間のピッチ寸法をRとすると、前記離間寸法Qは、各リンク30間のピッチ寸法Rの0.5倍(Q=0.5R)となるように設定されている。なお、前記進入方向の延長線Mは、履帯29の各リンク30がスプロケット25に巻込まれる直前までは、スプロケット25のピッチ円Pに対する接線Lに一致している。
【0050】
これにより、履帯29がスプロケット25に巻込まれる直前まで、この履帯29の下面をスキッドブロック36の履帯摺接面36Bに摺接させることができ、スプロケット25に対して接線方向に巻込まれるように履帯29を案内することができる。
【0051】
本実施例は上述の如き構成を有するもので、履帯29は、スプロケット25、アイドラ26、上ローラ27および下ローラ28に巻装され、アイドラ26とサイドフレーム14との間に設けられた履帯張り調整装置(図示せず)によって適度な張りを付与される。この状態でスプロケット25を回転駆動すると、このスプロケット25が履帯29を構成する各ブシュ32に順次噛合することにより、履帯29が周回駆動して下部走行体11が走行(後進)する。
【0052】
このとき、スプロケット側ブラケット15の上部補強板19上に設けられたスキッドブロック36は、履帯摺接面36Bを各リンク30の下面に常時摺接させることにより、各リンク30の上下方向への動きを受ける。これにより、図8に示すように、各リンク30が時点T1〜T5の間に除々にスプロケット25に巻込まれていくとき、ブシュ32は矢印Sで示すような滑らかな軌道を描き、各ブシュ32の中心を結ぶ線がスプロケット25のピッチ円Pに対して接線Lの状態を保つようになる。
【0053】
かくして、スキッドブロック36が履帯29の各リンク30をスプロケット25に対してほぼ接線方向に巻込むように案内することにより、履帯29がスプロケット25に多角形状に巻込まれるときの上下動を抑えることができ、履帯29の各ブシュ32がスプロケット25に噛合することにより生じる連続打撃音を効果的に低減することができる。
【0054】
しかも、履帯受けブロック34を、スプロケット側ブラケット15の上部補強板19上に固着したベースブロック35と、このベースブロック35に取付ボルト37によって締結された単一のブロック体からなるスキッドブロック36とから構成したから、例えば従来技術の如き転輪体を用いる場合に比較して構成を大幅に簡素化することができる。これにより、部品点数の削減によるコスト低減が実現できるのみならず、例えば長期に亘る使用によってスキッドブロック36が摩耗した場合に、このスキッドブロック36を交換する作業を容易に行うことができる。
【0055】
また、単一のブロック体からなるスキッドブロック36を用いることにより、例えば転輪体等を用いる場合に比較して、履帯受けブロック34全体を小型化することができる。このため、スキッドブロック36をスプロケット25に極めて近い位置に配設し、スプロケット25に巻込まれる直前まで履帯29の各リンク30をスキッドブロック36の履帯摺接面36Bに摺接させることができる。この結果、履帯29がスプロケット25に対して確実に接線方向に巻込まれ、履帯29の各ブシュ32がスプロケット25に噛合することにより生じる連続打撃音を一層効果的に低減することができる。
【0056】
次に、図9は本発明の変形例を示し、この変形例ではスキッドブロック36′のスプロケット側端部36C′と前記直線Nとの離間寸法Qを、履帯29を構成する各リンク30間のピッチ寸法Rの1倍(Q=R)となるように設定している。
【0057】
このように構成された本変形例においても、履帯29が周回駆動するときにスキッドブロック36′は、履帯摺接面36B′を各リンク30の下面に常時摺接させて履帯29を下側から支える。これにより、図9に示すように、各リンク30が時点T1〜T5の間に除々にスプロケット25に巻込まれていくとき、ブシュ32は矢印Sで示すような滑らかな軌道を描き、各ブシュ32の中心を結ぶ線がスプロケット25のピッチ円Pに対して接線Lの状態を保つようになる。
【0058】
かくして、履帯受けブロック34が履帯29をスプロケット25に対してほぼ接線方向に巻込むように案内することにより、履帯29がスプロケット25に多角形状に巻込まれるときの上下動を抑えることができ、履帯29の各ブシュ32がスプロケット25に噛合することによる連続打撃音を低減できる。
【0059】
ここで、比較例として図10に示すように、履帯摺接面41Aの前後方向の長さ寸法を大きくしたスキッドブロック41を用いることにより、このスキッドブロック41のスプロケット側端部41Bと前記直線Nとの離間寸法Qを0(Q=0)とすることも可能である。しかし、この場合には、履帯29がスプロケット25に巻込まれた後に浮上がり現象を生じる不具合があり、以下、この浮上がり現象について図10を参照して説明する。
【0060】
図10において、スキッドブロック41はスプロケット側端部41Bと前記直線Nとの離間寸法Qが0(Q=0)となる位置に配設されている。
【0061】
ここで、リンク30はスキッドブロック41の履帯摺接面41Aに摺接しつつ、時点T1〜T5の間に除々にスプロケット25に巻込まれていくが、時点T4においてリンク30の下面がスキッドブロック41のスプロケット側端部41Bに点接触し、このスプロケット側端部41Bを支点としてふらつきを生じる。このため、続く時点T5においては、ブシュ32がスプロケット25の歯面から浮上がる現象(浮上がり現象)が発生する。その結果、リンク30がスプロケット25に巻込まれていくときに、ブシュ32は、湾曲線S′で示すような軌道を描くようになる。かくして、履帯29がスプロケット25に巻込まれるときに、ブシュ32が上下動しつつスプロケット25に噛合して連続打撃音を発生してしまう。
【0062】
また、リンク30の下面側がスキッドブロック41のスプロケット側端部41Bに点接触することにより、スキッドブロック41の摩耗を早めるという不具合も生じる。
【0063】
そこで、スキッドブロック36の前後方向の配設位置を変化させ、このスキッドブロック36のスプロケット側端部36Cと前記直線Nとの離間寸法Qを調整した。これによると、離間寸法Qは、履帯29を構成する各リンク30間のピッチ寸法Rの0.25倍(Q=0.25R)に設定した場合には、スプロケット25の歯面からのブシュ32の浮上がり現象が実用上問題とならない程度にまで減少することが確認できた。
【0064】
以上の結果から、スキッドブロック36のスプロケット側端部36Cと、履帯29がスプロケット25に巻込まれるときの進入方向と直交する直線Nとの離間寸法Qを、履帯29を構成する各リンク30のピッチ寸法Rの0.25〜1倍(Q=0.25R〜1.0R)の範囲内に設定すれば、履帯29がスプロケット25に巻込まれるときにスプロケット25とブシュ32とが噛合することによる連続打撃音を大幅に低減することができ、かつ、履帯29がスプロケット25に巻込まれた後に浮上がり現象を生じるのを防止できる。
【0065】
上述した如く本発明によれば、スプロケット側ブラケット15の上部補強板19上に履帯受けブロック34を設け、この履帯受けブロック34を構成するスキッドブロック36に設けた履帯摺接面36Bを、履帯29を構成する各リンク30の下面に常時摺接させることにより、履帯29をスプロケット25に対して接線方向に巻込むことができる。これにより、履帯29が多角形状にスプロケット25に巻込まれるときの上下動を抑えることができ、スプロケット25と履帯29のブシュ32とが噛合することにより生じる連続打撃音を効果的に低減できる。
【0066】
この場合、履帯受けブロック34を、スプロケット側ブラケット15の上部補強板19上に固着したベースブロック35と、このベースブロック35に取付ボルト37を介して着脱可能に固定されたスキッドブロック36とから構成したから、例えば転輪体等によって履帯を案内する構成に比較して、履帯受けブロック34の構成を簡素化することができる。
【0067】
これにより、履帯受けブロック34の部品点数を削減でき、履帯式走行装置全体のコストを低減することができる。また、履帯受けブロック34が摩耗した場合に、単一のブロック体からなるスキッドブロック36のみを交換することにより、この交換作業を容易に行うことができる。
【0068】
さらに、スキッドブロック36のスプロケット側端部36Cと、履帯29がスプロケット25に巻込まれるときの進入方向に直交しスプロケット25の回転中心を通る直線Nとの離間寸法Qを、履帯29を構成する各リンク30間のピッチ寸法Rの0.25〜1倍の範囲内に設定することにより、スキッドブロック36をスプロケット25に極めて近い位置に配設することができる。これにより、スプロケット25に巻込まれる直前まで履帯29の各リンク30をスキッドブロック36の履帯摺接面36Bに摺接させることができる。この結果、本実施例では、履帯29の各ブシュ32がスプロケット25に噛合するときの連続打撃音を一層効果的に低減することができ、かつ、履帯29がスプロケット25に巻込まれた後の浮上がり現象をも防止することができる。
【0069】
なお、上述の実施形態では、油圧ショベルの下部走行体に用いた履帯式走行装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン等の他の装軌式車両の下部走行体にも適用することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1の発明によれば、スプロケット側ブラケットの上面に、履帯が摺接する履帯摺接面をもったブロック体からなる履帯受けブロックを設け、この履帯受けブロックをスプロケット側ブラケットに固着されたベースブロックと、このベースブロックに着脱可能に取付けた単一の剛体からなるスキッドブロックとから構成したから、周回駆動される履帯が履帯受けブロックの履帯摺接面に摺接しつつスプロケットに巻込まれるとき、この履帯をスプロケットに対してほぼ接線方向に巻込むように案内することができる。これにより、履帯がスプロケットに多角形状に巻込まれるときの上下動を抑えることができ、履帯とスプロケットとが噛合するときに生じる連続打撃音を低減できる。
【0071】
しかも、履帯受けブロックを履帯摺接面を有するブロック体から構成することにより、例えば転輪体を用いる場合に比較して構成の簡素化を図ることができ、履帯式走行装置全体のコストを低減することができる上に、履帯受けブロックの取付時や交換時の作業性を向上することができる。
さらに、履帯受けブロックをスプロケット側ブラケットに固着されたベースブロックと、このベースブロックに着脱可能に取付けた単一の剛体からなるスキッドブロックとから構成したから、例えば転輪体等を用いる場合に比較して履帯受けブロック全体を小型化することができる。このため、履帯受けブロックをスプロケットに極めて近い位置に配設することができ、履帯をスプロケットに巻込まれる直前までスキッドブロックによって接線方向に案内することができる。また、摩耗したスキッドブロックを交換する作業を容易に行うことができる。
【0072】
また、請求項2の発明によれば、スプロケット側ブラケットの上面に、履帯が摺接する履帯摺接面をもったブロック体からなる履帯受けブロックを設け、この履帯受けブロックの履帯摺接面を、履帯がスプロケットに対して接線方向に巻込まれるように当該接線に対してほぼ平行に形成したから、履帯受けブロックの履帯摺接面に摺接しつつスプロケットに巻込まれる履帯を、スプロケットに対して常時接線方向に巻込むように案内することができる。
【0073】
そして、請求項3の発明によれば、スプロケット側ブラケットをスプロケットの駆動装置を取付ける取付板と、この取付板を補強する補強板とから構成し、この補強板の上面に履帯受けブロックを固着して設ける構成としたから、履帯受けブロックをスプロケットの近傍に配設することができる。これにより、スプロケットに巻込まれる直前まで履帯を履帯受けブロックの履帯摺接面に摺接させて接線方向に案内することができ、履帯がスプロケットに巻込まれるときに生じる連続打撃音を一層効果的に低減できる。
【0075】
さらに、請求項の発明によれば、履帯受けブロックのスプロケット側端部と、履帯がスプロケットに巻込まれるときの進入方向に直交しスプロケットの回転中心を通る直線との離間寸法を、履帯を構成する各リンクのピッチ寸法の0.25〜1倍の範囲内に設定したから、履帯受けブロックをスプロケットに極めて接近した位置に設けることができる。これにより、スプロケットに巻込まれる直前まで履帯をスプロケットに対して接線方向で巻込まれるように案内でき、履帯がスプロケットに巻込まれるときの打撃音を確実に低減することができ、かつ、履帯がスプロケットに巻込まれた後の浮上がり現象をも効果的に防止できる。
【0076】
また、請求項の発明によれば、スプロケット側ブラケットの上面にスプロケットの近傍に位置して履帯受けブロックを設け、この履帯受けブロックの履帯摺接面によって、履帯を構成するリンクの上下方向の動きを受けると共に、このリンクをスプロケットに向けて滑らかに案内する構成としたから、各リンクがスプロケットに対して接線方向に巻込まれる状態を保つことができる。これにより、履帯がスプロケットに多角形状に巻込まれるときの上下動を抑えることができ、履帯とスプロケットとが噛合するときに生じる連続打撃音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による履帯式走行装置が適用された下部走行体を示す外観図である。
【図2】図1中のスプロケット側ブラケット、履帯受けブロック等を拡大して示す分解斜視図である。
【図3】図1中のスプロケット側ブラケット、履帯受けブロック等を駆動装置を二点鎖線として示す部分拡大図である。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向からみた平面図である。
【図5】図1中のスプロケット側ブラケット、駆動装置、履帯受けブロック等を拡大して示す部分拡大図である。
【図6】図5中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。
【図7】図5中の履帯受けブロック等を拡大して示す要部拡大図である。
【図8】図7中のリンクがスプロケットに巻込まれていく状態を経時的に示す説明図である。
【図9】本発明の変形例を示す図8と同様の説明図である。
【図10】本発明の比較例として、スキッドブロックのスプロケット側端部を、スプロケットに対する履帯の進入方向と直交する直線の位置とした場合に生じる履帯の浮上がり現象を示す説明図である。
【図11】従来技術による履帯式走行装置においてリンクがスプロケットに巻込まれていく状態を経時的に示す説明図である。
【図12】従来技術による履帯式走行装置において、履帯受け部材の配設位置と履帯がスプロケットに噛合する位置との関係を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
12 トラックフレーム
13 センタフレーム
14 サイドフレーム
15 スプロケット側ブラケット
18 取付板
19 上部補強板
22 駆動装置
25 スプロケット
26 アイドラ
29 履帯
30 リンク
34 履帯受けブロック
35 ベースブロック
36 スキッドブロック
36B 履帯摺接面
36C スプロケット側端部
37 取付ボルト(締結部材)

Claims (5)

  1. センタフレームの左右両側にサイドフレームを有し、このサイドフレームの前後方向の一側がスプロケット側ブラケットとなり、他側がアイドラ側ブラケットとなったトラックフレームと、前記トラックフレームのスプロケット側ブラケットに設けられたスプロケットおよびアイドラ側ブラケットに設けられたアイドラと、前記スプロケットとアイドラとの間に巻装された履帯とからなる履帯式走行装置において、
    前記スプロケット側ブラケットの上面には、前記スプロケットの近傍に位置して前記履帯が摺接する履帯摺接面をもったブロック体からなる履帯受けブロックを設け
    前記履帯受けブロックは、前記スプロケット側ブラケットに固着されたベースブロックと、このベースブロックに締結部材を用いて着脱可能に取付けられ前記履帯に摺接するスキッドブロックとから構成し、このスキッドブロックは上面が前記履帯摺接面として形成された単一の剛体により形成したことを特徴とする履帯式走行装置。
  2. センタフレームの左右両側にサイドフレームを有し、このサイドフレームの前後方向の一側がスプロケット側ブラケットとなり、他側がアイドラ側ブラケットとなったトラックフレームと、前記トラックフレームのスプロケット側ブラケットに設けられたスプロケットおよびアイドラ側ブラケットに設けられたアイドラと、前記スプロケットとアイドラとの間に巻装された履帯とからなる履帯式走行装置において、
    前記スプロケット側ブラケットの上面には、前記スプロケットの近傍に位置して前記履帯が摺接する履帯摺接面をもったブロック体からなる履帯受けブロックを設け、
    前記履帯受けブロックの履帯摺接面は、前記履帯が前記スプロケットに対して接線方向に巻込まれるように当該接線に対してほぼ平行に形成したことを特徴とする履帯式走行装置。
  3. 前記スプロケット側ブラケットは、前記スプロケットを駆動するための駆動装置を取付ける取付板と、この取付板を補強するために取付板の周囲を囲んで設けた補強板とから構成し、前記履帯受けブロックは前記補強板の上面に固着して設ける構成としてなる請求項1または2に記載の履帯式走行装置。
  4. 前記履帯が前記スプロケットに巻込まれるときの進入方向に対して直交し前記スプロケットの回転中心を通る直線と、前記履帯受けブロックのスプロケット側端部との離間寸法を、前記履帯を構成するリンクのピッチ寸法に対して0.25〜1倍の範囲内に設定してなる請求項1または2に記載の履帯式走行装置。
  5. センタフレームの左右両側にサイドフレームを有し、このサイドフレームの前後方向の一側がスプロケット側ブラケットとなり、他側がアイドラ側ブラケットとなったトラックフレームと、前記トラックフレームのスプロケット側ブラケットに設けられたスプロケットおよびアイドラ側ブラケットに設けられたアイドラと、前記スプロケットとアイドラとの間に巻装された履帯とからなる履帯式走行装置において、
    前記スプロケット側ブラケットの上面には、前記スプロケットの近傍に位置して履帯受けブロックを設け、この履帯受けブロックは前記履帯を構成するリンクの上下方向の動きを受けると共に、このリンクを滑らかに案内する履帯摺接面をもったブロック体により構成したことを特徴とする履帯式走行装置。
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