JP3913870B2 - 光学シート、光学シート積層体、面光源装置、及び、透過型表示装置 - Google Patents

光学シート、光学シート積層体、面光源装置、及び、透過型表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、透過型の液晶表示装置、広告板等の透光性表示体を背面から照明する際に用いるバックライト面光源に用いて好適なプリズムシート又は光拡散シートからなる光学シート、光学シート積層体及びこの光学シート又は光学シート積層体を用いた面光源装置、透過型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の液晶表示装置においては、低消費電力化、薄型及び軽量化の必要に応じて、該液晶表示装置を背面から照明するための面光源装置も当然薄型軽量化が要求されると共に、低消費電力化のために光源からの光を有効に利用して、光源での低消費電力化が図られている。
【0003】
このような要請に基づいて、例えば特開昭60−70601号公報、特開平2−84618号公報、実開平3−69184号公報、特開平7−191319号公報等に開示されるように、面光源からの光を特定の方向(多くの場合、出光面の法線方向)に集光するようにしたものがある。
【0004】
透過型液晶表示装置等に用いる面光源装置としては、エッジライト型及び直下型がある。
【0005】
エッジライト型面光源装置は、特開平3−5725号公報に開示されるように、通常、透明なアクリル樹脂等の板状の導光体の一側端面から光源光を入射し、該導光体の一方の表面である出光面からの光を導き、ここから、液晶パネル等の背面に光を出射するようにしている。
【0006】
この場合、光利用効率を向上させるために、前記導光体の出光面と反対側の面に光反射板あるいは光反射膜を設け、又、出射光を均一化させるために、例えば、実開平5−73602号公報等に開示されるように、導光体の出光面側に光拡散作用のある拡散シートを設けることが多い。
【0007】
又、直下型の面光源装置は、例えば実開平2−33001号公報等に開示されるように、通常、光源光を反射板によって液晶パネル等の背面に反射し、その出光面側に拡散シートを配置して、光源形状が人間の目により識別できないように出光を拡散させている。
【0008】
更に、前記のようなエッジライト型あるいは直下型の面光源装置においては、前述の如く、面光源からの光を特定の方向に集中して出光させるために、透光性基材の表面側に単位プリズムを複数配列したプリズムシート(プリズムフィルム)を配置したものがある。
【0009】
このプリズムシートの使用形態は、単位プリズム又はレンズが形成された側(プリズム面)の、光源側に対するセット方向、複数のプリズムシートの組合せ等を種々提案されている。
【0010】
いずれにしても、上記のようなプリズムシートは、プリズム面と反対側の面(裏面)が平滑面とされている場合が多い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなプリズムシートは、導光体、拡散シート、他のプリズムシート等を組合せた場合、面光源からの光による明暗の繰り返し模様が観察されて、これが、例えば液晶表示装置に用いた場合に、各画素から形成される画像を乱してしまうという問題点があった。
【0012】
これに対して、例えば特開平7−151909号公報に開示されるように、上記明暗の繰り返し模様は、例えば2枚のプリズムシートを用いた場合、一方のプリズムシートのプリズム面と他方のプリズムシートの平滑面との間に、外部光源により発生する干渉縞であるとして、これを解消する方法が提案されている。
【0013】
しかしながら、本発明者が確認したところ、外部光源からの光が侵入しないようにした暗室でも、面光源装置に明暗の繰り返し模様が観察された。
【0014】
即ち、本発明者は、外部光源光によらず、面光源光によって干渉縞が発生し、且つ、この干渉縞が、プリズムシートの平滑面と導光板平滑面、拡散板平滑面又は他のプリズムシートの平滑面との間で発生することを確認した。
【0015】
これに対して、上記特開平7−151909号公報に開示されるように、プリズムシートの平滑面に特定条件を満たす微小凹凸を形成する方法も考えられるが、この場合、面光源からの光を特定の方向、例えば出光面の法線方向に集光して輝度を向上させるというプリズムシート本来の機能が低下してしまうという問題点がある。
【0016】
これに対して、本発明者等は、特願平9−104554号により、出光面側の輝度低下を伴うことなく、干渉縞の発生を抑制できるようにしたプリズムシート、面光源装置及び透過型表示装置を提案した。
【0017】
即ち、透光性基材の表面に単位プリズムを複数配列し、裏面を透光性材料からなるコーティング層により覆ったプリズムシートの、前記コーティング層の透光性基材と反対側の表面に、該表面からの突出高さが1〜7μmである多数の微小丘状突起を設けることにより、干渉縞の発生を抑制するものである。
【0018】
この発明によれば、プリズムシートの出光面側の輝度低下を抑制しつつ、干渉縞の発生を抑制できるものの、微小丘状突起が接触した他のプリズムシートにおけるプリズム、導光板表面等を傷付けてしまい、この疵によって全体としての均一な面状発光状態が得られなくなってしまうという問題点があった。
【0019】
特に、微小丘状突起によって、他のプリズムシートのプリズム部が損傷される場合、該プリズム部の頂角が80〜100°であって尖っているために、取り扱い時に、微小丘状突起からの力が先端に集中的に作用して傷付き易いという問題点があった。
【0020】
更に、光放出側については、従来の上記のようなプリズムシートは、光放出面であるプリズム面側に光拡散シートを積層して、プリズムシートの欠点(傷、汚れ、等)を隠すようにすると共に、指向性のある出光特性を若干穏やかにしたものが多かった。
【0021】
上記のような光拡散シートを積層されたプリズムシートは、光拡散シートと接触したプリズム(又はレンズ)部分が、光拡散シート表面の凹凸で傷つけられてしまい、この疵によって全体としての均一な面状発光状態が得られなくなってしまうという問題点があった。
【0022】
これに対して、前述のプリズムシートにおける入光面と同様に、光拡散シートのプリズムシート側を平滑面とすることも考えられるが、例えば特開平7−333409号公報、前述の特開平7−151909号公報、等に開示されるように、前記光拡散シートの平滑面と、導光板平滑面、プリズムシートの平滑面、との間で干渉縞やモアレ模様が発生するという問題点があり実用化には至っていない。
【0023】
この発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、出光面側の輝度低下及び干渉縞の発生を抑制すると共に、接触する他のプリズムシート等を損傷しないようにした光学シート、光学シート積層体、これらを利用した面光源装置及び透過型表示装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
この発明は、プリズム面を有する光学シートの、プリズム面と反対側の面を導光板平滑面等と隣接して配置したときに発生する干渉縞が、内部光源(面光源)からの光によるものであり、且つ、この干渉縞を抑制すべく、光学シートの裏面に微小丘状突起を形成した際、大きく突出した微小丘状突起の先端によって他の光学シートのプリズム部等が損傷され易いという知見に基づくものであり、請求項1記載のように、透光性基材の表面に透光性基材の表面に単位プリズム又は単位レンズを複数配列し、裏面を透光性材料からなるコーティング層により覆った光学シートにおいて、前記コーティング層を、粒径分布の半値幅が1μm以下の球状ビーズを含んで構成することにより、上記目的を達成するものである。
【0025】
又、他の発明は、プリズムシートに光拡散シートを積層した場合、光拡散シート表面の凹凸の凸部でその部分と接触したプリズム(又はレンズ)部が、傷をつけられてしまうという知見に基づくものであり、請求項1記載のように、透光性基材の表面に光拡散層を有し、裏面を透光性材料からなるコーティング層に覆った光学シートにおいて、前記コーティング層を、粒径分布の半値幅が1μm以下の球状ビーズを含んで構成することにより、上記目的を達成するものである。
【0026】
請求項3のように、前記光拡散層を透光性球状ビーズを含んで構成され、この光拡散層内の透光性球状ビーズの平均粒径を、前記コーティング層に含まれる球状ビーズの平均粒径よりも大きくするようにしてもよい。
【0027】
請求項4のように、前記コーティング層に含まれる球状ビーズを粒径が1〜10μmの透光性ビーズから構成するようにしてもよい。
【0028】
本発明は、請求項5のように、請求項1又は4の単位プリズム又は単位レンズを含む光学シートを複数積層してなり、積層された光学シートにおける前記コーティング層が、隣接して積層された光学シートにおける単位プリズム又は単位レンズに接触されていることを特徴とする光学シート積層体により上記目的を達成するものである。
【0029】
本発明は、請求項6のように、請求項2乃至4のいずれか光拡散層を含む光学シートと、透光性基材の表面に単位プリズム又は単位レンズを複数配列したプリズムシートを複数積層してなり、積層された光学シートにおける前記コーティング層が、隣接して積層されたプリズムシートにおける単位プリズム又は単位レンズに接触されていることを特徴とするする光学シート積層体により上記目的を達成するものである。
【0030】
又、面光源装置に係る発明は、請求項7のように、透光性材料からなる板状体であって、少なくとも前記一側端面から導入された光を一方の面である光放出面から出射するようにされた導光体と、この導光体の少なくとも一側面から内部に光を入射させる光源と、前記導光体における前記光放出面側に設けられ、該光放出面から出射される光が前記コーティング層側から入射される、請求項1乃至6のいずれかの光学シートと、を有してなる面光源装置により、上記目的を達成するものである。
【0031】
又、面光源装置の他の発明は、請求項8のように、光拡散シートと、この光拡散シートに光を照射する光源と、この光源の前記光拡散シートと反対側に配置され、光源からの光を前記光拡散シート方向へ反射する反射器と、前記光拡散シートから出射される光が前記コーティング層から入射されるように配置された請求項1乃至4のいずれかの光学シートと、を有してなる面光源装置により、上記目的を達成するものである。
【0032】
更に、本発明は、光拡散シートと、この光拡散シートに光を照射する光源と、この光源の前記光拡散シートと反対側に配置され、光源からの光を前記光拡散シート方向へ反射する反射器と、前記光拡散シートから出射される光が前記コーティング層から入射されるように配置された請求項6の光学シート積層体と、を有してなる面光源装置により、上記目的を達成するものである。
【0033】
又、本発明は、請求項10のように、平面状の透光性表示体と、この透光性表示体の背面に配置され、出射光より該透光性表示体を背面から照射する、請求項7、8又は9の面光源装置と、を備えた透過型表示体により、上記目的を達成するものである。
【0034】
本発明によれば、プリズムを含む光学シートにおけるプリズム面と反対側の裏面、又は、表面に光拡散層を有する光学シートにおける裏面を覆うコーティング層に、球状ビーズを含ませているので、該裏面とこれと隣接する導光板の平滑面、拡散板平滑面、他のプリズムシート等の平滑面等との間にわずかな隙間を形成し球状ビーズでの光拡散作用によって前記裏面と導光板平滑面等との距離が直進光と反射光との間で干渉を生じないようにし、干渉縞又はニュートンリングの発生を防止する。又、コーティング層に含まれる球状ビーズは、その粒径分布の半値幅が1μm以下であるので、光学シートの裏面からの突出量のばらつきが少なく、他のプリズムシート等の光学シートに対して均一に接触するので、大きく突出した球状ビーズによって生じる集中荷重により他の光学シートのプリズム等が損傷されることが防止される。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態の例を図面を参照して詳細に説明する。
【0036】
図1及び図2に示されるように、本発明に係る光学シート10は、透明基材シート12の一方の面(図1、図2において上面)に三角柱形状の単位プリズム14を、その稜線14Aが平行になるように隣接して一次元方向に多数配列してプリズム面16を形成し、このプリズム面16と反対側の裏面側にはコーティング層18が設けられ、更に、このコーティング層18には、透光性材料からなる粒径が1〜10μmであって、粒径分布の半値幅が1μm以下の球状ビーズが含まれている。
【0037】
又、前記コーティング層18の表面において、球状ビーズ20はランダムな2次元分布状態で配置されている。
【0038】
上記光学シート10を、そのコーティング層18側を、他の透光性材料22の平滑面22A、例えば導光板の平滑面、拡散シートの平滑面あるいは他のプリズムシートの平滑面と接触して配置すると、従来においては、前述の如く、該導光板等の方向からの面光源光により干渉縞が発生したが、この本発明の光学シート10においては、図2に示されるように、コーティング層18の表面から突出している球状ビーズ20において、導光体等の透光性材料22における平滑面22Aに接触するので、該平滑面22Aとコーティング層18の表面との間には必ず1〜10μm程度の隙間24が発生する。
【0039】
このため、透光性材料22の平滑面22Aと反対側(図2において下側)から光が入射してきても、球状ビーズの光拡散作用とあいまって、干渉縞が発生することがない。
【0040】
又、前述のように、球状ビーズ20は、その粒径分布の半値幅が1μm以下とされているので、球状ビーズ20の、コーティング層18表面からの突出高さのばらつきが1μm以下となる。従って、該球状ビーズ20が他のプリズムシートにおけるプリズム部先端や、他の透光性材料における平滑面に接触しても、その接触状態が均一であるので、大きく突出した球状ビーズとの接触による集中荷重の発生がなく、プリズムシートのプリズム部等の損傷が防止される。
【0041】
ここで、前記球状ビーズ20の、コーティング層18表面からの突出高さを1μm以上としたのは、この高さを1μm未満にすると、前記隙間24の距離が面光源光(可視光)の波長に接近して色がついてしまうという問題点があり、更に1μm未満とすると、球状ビーズ20の材料としての透光性ビーズ(例えばアクリルビーズ)の量産が困難であり、且つ、この球状ビーズをコーティング層18を構成するバインダー(後述)に分散することが困難になるという問題点を避けるためである。更に、透光性材料からの光がエバネッセント波として直接コーティング層18に入り込んでしまい、面内で均一な輝度を保てなくなる問題点を避けるためでもある。
【0042】
又、球状ビーズ20の粒径を10μm以下としたのは、隙間24が10μmよりも大きくなると、面光源からの光を特定の方向、例えばプリズム面16側の出光面の法線方向に集光する作用が大きく低下してしまうことを避けるためである。
【0043】
なお、球状ビーズ20をコーティング層18に設ける場合、該球状ビーズ20を構成する透光性ビーズ等をバインダーに混合して光学シート10の裏面に塗布することになり(後述参照)、この場合、球状ビーズ20の突出高さにばらつきが出るが、この突出高さはJISB0601での10点平均粗さRzを言う。
【0044】
前述のように、前記球状ビーズ20は、コーティング層18の表面において2次元的にランダム分布され、周期的に配列されていない。
【0045】
仮に、球状ビーズ20が、コーティング層18において周期的に配列されていて、その周期が単位プリズム14の配列周期と重なるとモアレ縞が発生してしまう。
【0046】
又、例えばカラー液晶表示装置のバックライトの出光面側に、上記のような光学シートを設けた場合、球状ビーズ20が周期的に配列されていると、同様に、液晶表示装置の画素の配列周期と重なり合うことによってモアレ縞が発生する恐れがある。
【0047】
この発明に係る光学シート10においては、球状ビーズ20が2次元的にランダム配置されているので、上記のようなモアレ縞の発生が防止される。
【0048】
前記光学シート10を構成する透明基材シート12、単位プリズム14、球状ビーズ20を形成する透明な材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂等の熱可塑性樹脂、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート等のオリゴマー及び/又はアクリレート系のモノマー等からなる電離放射線硬化性樹脂を、紫外線又は電子線等の電磁放射線で硬化させた樹脂等で透明性のよいものが用いられる。このような樹脂の場合、その屈折率が通常1.4〜1.6程度のものを用いる。又、樹脂以外でも、透明であればガラス、セラミクス等でもよい。
【0049】
上記のような球状ビーズ20を含むコーティング層18は、球状ビーズ20を透光性バインダーに分散させた塗料を、吹付け塗装、ロールコート等で塗工して、コーティング層18を形成すると共に、そのコーティング層18の塗膜表面に球状ビーズ20の一部又は全部を突出させる。
【0050】
この場合、球状ビーズ20を透光性バインダーに分散させた塗料を塗布することによって形成されたコーティング層18は、図3(A)に示されるように、透光性バインター中に沈んだ状態となっているが、塗膜が乾燥収縮することによって、コーティング層18の表面に球状ビーズ20の一部が突出する。
【0051】
ここで、球状ビーズ20の材料として、直径が1〜10μmのポリメタクリル酸メチル(アクリル)系ビーズ、ポリメタクリル酸ブチル系ビーズ、ポリカーボネイト系ビーズ、ポリウレタン系ビーズ、炭酸カルシウム系ビーズ、シリカ系ビーズ等が用いられる。又、球状ビーズ20としての直径とは、1μm以上の粒子の直径の平均値を言う。
【0052】
前記コーティング層18を形成するバインダー樹脂としては、アクリル、ポリスチレン、ポリエステル、ビニル重合体等の透明な材料が用いられるが、球状ビーズ20を形成する材料の屈折率と、バインダー樹脂の屈折率との比が0.9〜1.1の範囲となることが好ましく、更に、透光性微粒子の濃度はバインダー樹脂分の2〜15%が好ましい。
【0053】
上記屈折率の比0.9〜1.1の範囲は、この屈折率の比が上記範囲外となると、コーティング層18の表面から入射した面光源光を特定の方向、例えば出光面の法線方向に集光して輝度を向上させるという、プリズム面を有する光学シート本来の作用が著しく低下してしまうことから決定される。
【0054】
更に、前記コーティング層18の厚さは、球状ビーズ20の突出高さを除き、1〜20μmの範囲にすることが望ましい。
【0055】
これは、コーティング層18の厚さが1μm未満になると、球状ビーズ20を透明基材シート12の裏面に固定することが不可能となり、20μm以上になると光透過率が低下し、前述のような、プリズム面を有する光学シートの本来の輝度向上作用が著しく低下してしまうからである。
【0056】
上記光学シート10の製造方法として、単層構成の光学シート(コーティング前の中間シート)は、例えば特開昭56−157310号公報に開示されているような熱可塑性樹脂の熱プレス法や、射出成形法、紫外線や熱による硬化性樹脂の注型成形等により製造することができる。
【0057】
又、上記のような中間シートの他の製造方法としては、例えば特開平5−1699015号公報に開示されているような、所望のレンズ配列の形状に対して逆形状の凹部(正確には凹凸形状)を有するロール凹版に電離放射線硬化性樹脂液を充填し、これに透光性基材シート12を重ねて、そのまま紫外線や電子線等の電離放射線を透明基材シート側から照射して、電離放射線硬化性樹脂液を硬化させ、その後、透明基材シートを硬化した樹脂と共にロール凹版から剥離することにより、硬化した電離放射線硬化性樹脂液が、所望の形状のレンズ配列となって透明基材シート上に形成するものがある。なお、前記光学シート10の総厚は、通常20〜1000μm程度とする。
【0058】
上記光学シート10において、プリズム面16は複数の三角柱形状の単位プリズム14を平行に配列して構成されたものであるが、本発明はこれに限定されるものでなく、図4(A)に示される半円柱形状の単位プリズム15Aを設けた光学シート10A、図4(B)に示される断面がサインカーブ状の単位プリズム15Bを設けた光学シート10B、図4(C)に示される、断面において上半部(山部)がサインカーブ状、下半部(谷部)がV字形状の単位プリズム15Eを設けた光学シート10E、図5(A)に示される断面が台形状の単位プリズム15Cを設けた光学シート10Cのように、柱状の単位プリズムを、その軸線が1次元方向に平行となるように隣接して配列したものであってもよい。
【0059】
又、単位プリズムの断面は、半円形あるいはサインカーブ状に限定されるものでなく、カーオイド、ランキンの卵形、サイクロイド、リンボリュート直線、三角形以外の多角形としてもよい。
【0060】
更に、図5(B)に示されるように、例えば半球状の各々が独立して突起した単位プリズム15Dを2次元方向に配列してなる、いわゆるハエの目レンズ等を備えた光学シート10Dとしてもよい。単位プリズムは角錐状でもよい。
【0061】
又、本発明の光学シートは図6又は7に示されるように複数枚重ねた積層体として用いて、出射光の指向性を高めるようにしてもよい。
【0062】
図6の光学シート積層体26は、2枚の光学シート10を積層したものであり、上側の光学シート10におけるコーティング層18は下面となり、下側の光学シート10における上面であるプリズム面16と接触するように配置されている。即ち、下側の光学シート10における単位プリズム14の稜線14Aが上側のコーティング層18に接触している。
【0063】
なお、上下の光学シート10は、各々の単位プリズム14の稜線14Aが平面視で直交するように配置されている。
【0064】
図7の積層体28は、2枚の光学シート10の表裏を、図6の場合と逆転して、プリズム面16が共に受光側となるように配置したものである。
【0065】
以下本発明の実施の形態の第2例を図面を参照して詳細に説明する。この第2例において、前記図1、2の光学シートにおけると同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0066】
図8及び図9に示されるように、本発明の実施の形態の第2例に係る光学シート70は、透明基材シート12の一方の面(図8、図9において上面)に光拡散層72を、この光拡散層72と反対側の裏面側にはコーティング層18が設けられ、更に、このコーティング層18には、透光性材料からなる粒径が1〜10μmであって、粒径分布の半値幅が1μm以下の球状ビーズが含まれている。
【0067】
又、前記コーティング層18の表面において、球状ビーズ20はランダムな2次元分布状態で配置されている。
【0068】
上記光学シート70を、そのコーティング層18側を、他の透光性材料、例えば図10に示されるように、三角柱形状の単位プリズム74を有するプリズムシート76のプリズム面と接触して配置すると、従来においては、前述の如く、光拡散シートと接触したプリズム(又はレンズ)部分が、光拡散シート表面の凹凸で傷をつけられてしまい、この疵によって全体としての均一な面状発光状態が得られなくなってしまうという問題点があったが、又、前述のように、球状ビーズ20は、その粒径分布の半値幅が1μm以下とされているので、球状ビーズ20の、コーティング層18表面からの突出高さのばらつきが1μm以下となる。従って、該球状ビーズ20が他のプリズムシートにおけるプリズム部先端や、他の透光性材料における平滑面に接触しても、その接触状態が均一であるので、大きく突出した球状ビーズとの接触による集中荷重の発生がなく、プリズムシートのプリズム部等の損傷が防止される。
【0069】
前記光学シート70における光拡散層72は、光を拡散させる作用があればよく、例えば透光性材料からなる、粒径が1〜30μmである透光性球状ビーズを含ませるコーティング層から構成する。
【0070】
この場合、光拡散シートとして、シートの法線方向に対する輝度向上効果をより増大させるためには、光拡散層72内の透光性球状ビーズの平均粒径が、前記コーティング層18内の透光性球状ビーズ20の平均粒径よりも大きくする必要がある。
【0071】
ここで、前記光拡散層72内の透光性球状ビーズの粒度分布の半値幅は、特に限定されないが、この光拡散層72と接触する他の光学材料が傷付き易いものであるときは、前記コーティング層18内の透光性球状ビーズ20の粒度分布の半値幅と同様に1μm以下にすることが好ましい。
【0072】
前記透明基材シート12、コーティング層18、球状ビーズ20の材質、特性等は、前記実施の形態の第1例におけると同一であるので、説明を省略する。
【0073】
この前記光学シート70は、図10に示されるように、三角柱形状の単位プリズム74を有するプリズムシート76と積層されるものであるが、本発明はこれに限定されるものでなく、他の形状のプリズムシート、例えば図4〜図5に示されるような単位プリズムを備えたプリズムシートであってもよい。
【0074】
又、前記プリズムシートは、図6、図7に示されるように、複数枚重ねた積層体として、出射光の指向性を高めるようにしてもよい。この場合、上下のプリズムシートにおいて、各々の単位プリズムの稜線が平面視で直交するように配置するとよい。
【0075】
又、この光学シート70は、プリズムシートに積層して用いる場合のみならず、他の、表面が傷付き易い光学材料に積層して用いる場合にも、当然適用されるものである。
【0076】
次に、図11を参照して、本発明の実施の形態の例に係る面光源装置30について説明する。
【0077】
この面光源装置30は、前記図1に示される光学シート10を光放出面側に設けたものであり、透光性材料からなる板状体であって、図11において左側の側端面32Aから導入された光を、上側の光放出面32Bから出射するようにされた導光体32と、この導光体32の前記側端面32Aに沿って、これと平行に配置され、該側端面32Aから前記導光体32内に光を入射させる線状の光源34と、前記導光体32における、光放出面32Bと反対側の面、左側の側端面32A以外の側端面を覆うようにして配置され、これらの面から出射する光を反射して、導光体32内に戻すための光反射板36とを備えて構成されている。
【0078】
前記光学シート10のコーティング層18は、前記導光体32の光放出面32Bに接触した状態で配置されている。なお、通常、前記導光体32は、光放出面32Bを窓とした収納筐体(図示省略)内に収納されている。
【0079】
前記導光体32は、その材料として、前記光学シート10の材料と同様の透光性材料から選択されるが、通常は、アクリル又はポリカーボネート樹脂が用いられる。又、導光体32の厚さは、通常1〜10mm程度であり、前記線状光源34側の側端面32Aの位置で最も厚く、ここから反対方向に徐々に薄くなるテーパ形状とされている。
【0080】
この導光体32は、光を広い面(光放出面32B)から出射させるために、その内部又は表面に光散乱機能が付加されている。前記線状の光源34は、蛍光灯が、光放出面32Bにおける均一の輝度を得る上で好ましい。
【0081】
又、この面光源装置30において、導光体32内に光を入射させる光源としては、線状光源に限定されるものでなく、白熱電球、LED(発光ダイオード)等の点光源をライン状に配置してもよい。又、小形の平面蛍光ランプを側端面32Aに沿って複数個配置するようにしてもよい。
【0082】
図11に示される面光源装置30においては、導光体32の光放出面32Bに、光学シート10がそのコーティング層18から突出した球状ビーズ20を介して接触するので、前述の如く、コーティング層18表面と光放出面32Bとの間の位置で干渉縞が発生することが防止される。従って、透過型液晶表示装置等の面光源として、良好な発光面を形成することができる。又、球状ビーズ20が導光体32の光放出面32Bを損傷することが非常に少ない。
【0083】
なお、例えば導光体32を、その厚さが均一な板状として、前記側端面32Aと反対側の側端面側にも線状光源を設け、ここからも光を導くようにしてもよい。このようにすると、プリズム面16が更に高輝度となると共に、該プリズム面16における輝度分布の均一性を向上させることができる。
【0084】
次に、図12を参照して、直下型の面光源装置40について説明する。
【0085】
この面光源装置40は、前記図1に示される光学シート10の裏面側のコーティング層18に沿って、光拡散シート42を配置すると共に、光源34からの光を、凹面上の光反射板44により反射させ、及び直接に、前記光拡散シート42から光学シート10に光を放出するようにされたものである。
【0086】
この面光源装置40においても、前述の面光源装置30と同様に、光学シート10のコーティング層18表面と光拡散シート42との距離が、球状ビーズ20によって1〜10μmに規制されるので、両者間での干渉縞が発生することがない。又、球状ビーズ20が光拡散シート42を損傷することが非常に少ない。
【0087】
前記光反射板36、44は、薄い金属板にアルミニウム等を蒸着したもの、あるいは白色の発泡PET(ポリエチレンテレフタレート)等が用いられる。
【0088】
又、直接型の面光源装置40における光反射板44の形状は、線状の光源34からの光を平行光線として均一に反射できるものであればよく、凹円弧状、放物面柱状、双曲線柱状、楕円柱状等の形状が選択される。
【0089】
上記面光源装置30は、導光体32の光放出面32Bに、光学シート10のコーティング層18が直接配置されているが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば図13に示される面光源装置30Aのように、光学シート10と光放出面32Bとの間に光拡散シート46を配置するようにしてもよい。
【0090】
又、上記光学シート10は、いずれもコーティング層18が光入射側に向けて配置されているが、これは、例えば図14、図15に示される面光源装置30B、40Aのように、単位プリズム14側を導光体32の光放出面32B又は光反射板44側に向けて配置するようにしてもよい。
【0091】
又、上記面光源装置30、30A、30B、40、40Aは、いずれも1枚の光学シート10を用いるものであるが、本発明はこれに限定されるものでなく、図16〜図19に示されるように、2枚あるいは3枚以上の光学シートを重ねて用いるようにしてもよい。このように、複数枚の光学シートを重ねて用いた場合でも、前述の如く、球状ビーズ20の、光学シート裏面からの突出高さのばらつきが小さいので、集中荷重によって他の光学シートの単位プリズムを損傷したりすることがない。
【0092】
図16の面光源装置50Aは、前記図11に示される面光源装置30における、導光体32の光放出面32Bと光学シート10との間に、該第2の光学シート52を配置したものである。
【0093】
この第2の光学シート52は、基本的には、前記光学シート10と同一構成であるが、コーティング層側に球状ビーズが設けられることがなく、従来と同様の平滑面とされている。
【0094】
又、この第2の光学シート52における単位プリズム54の稜線54Aは、前記光学シート10における単位プリズム14の稜線14Aと直交する方向に配置されている。
【0095】
この面光源装置50Aの場合、第2の光学シート52のプリズム面と反対側の平滑面位置で、導光体32の光放出面32Bとの間で干渉縞が発生するが、これは、その上側を光学シート10で覆うことによって、外側からは干渉縞を観測することができなかった。
【0096】
図17に示される面光源装置50Bは、図16構成を直下型としたものであり、同図16及び図12におけると同一部分に同一符号を付することにより、説明を省略するものとする。
【0097】
又、上記のようなプリズムシートを2枚重ねとした面光源装置50A、50Bは、第2のプリズムシート52がいずれも光出射面側に単位プリズム54を向けて配置されているが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば図18、図19に示される面光源装置50C、50Dのように、第2の光学シート52の単位プリズム54を導光体32あるいは光拡散シート46側に向けて配置するようにしてもよい。
【0098】
これら図18、図19においては、前記図16、図17と同一部分には同一符号を付することにより、説明を省略するものとする。
【0099】
次に、図20に示される、本発明の実施の形態の例に係る液晶表示装置60について説明する。
【0100】
この液晶表示装置60は、前記図11、図13、図14、図16又は図18に示されるような面光源装置50の出光面側に、液晶パネル62を配置したものである。
【0101】
この液晶表示装置は、透過型であり、液晶画面を形成する各画素を前記面光源装置50からの出射光によって裏側から照明される。
【0102】
この液晶表示装置60においては、前述の如く、面光源装置50からの照明光中に干渉縞がないので、良好な画像を形成することができる。又、光学シート10のコーティング層18表面と、これと対向する導光体32、光拡散シート、他の光学シートの平滑面との距離が前述の如く10μm以下であるので、光学シート10の例えば法線方向への集光性能が低下されることがなく、良好な輝度を得ることができる。
【0103】
次に、図21を参照して、本発明の実施の形態の例に係る面光源装置80について説明する。
【0104】
この面光源装置80は、前記図8に示される光学シート70を、そのコーティング層18側をプリズムシート76のプリズム面と接触させた状態で、光放出面側に設けたものであり、図11の面光源装置30と同様の透光性材料からなる板状体であって、図21において左側の側端面32Aから導入された光を、上側の光放出面32Bから出射するようにされた導光体32と、この導光体32の前記側端面32Aに沿って、これと平行に配置され、該側端面32Aから前記導光体32内に光を入射させる線状の光源34と、前記導光体32における、光放出面32Bと反対側の面、左側の側端面32A以外の側端面を覆うようにして配置され、これらの面から出射する光を反射して、導光体32内に戻すための光反射板36とを備えて構成されている。なお、通常、前記導光体32は、光放出面32Bを窓とした収納筐体(図示省略)内に収納されている。
【0105】
この面光源装置80においては、前述のように、コーティング層18の球状ビーズ20が、その粒径分布の半値幅が1μm以下とされているので、球状ビーズ20の、コーティング層18表面からの突出高さのばらつきが1μm以下となる。従って、該球状ビーズ20がプリズムシート76におけるプリズム部先端に接触しても、その接触状態が均一であるので、大きく突出した球状ビーズとの接触による集中荷重の発生がなく、プリズムシート76のプリズム部の損傷が防止される。
【0106】
又、図21において、プリズムシート76がない状態、即ち、前記光学シート70のコーティング層18が、前記導光体32の光放出面32Bに接触した状態で配置されている場合も同様に導光体32の損傷が防止される。
【0107】
前記導光体32の材料、形状、光散乱機能、光源に付いては前記図11の場合と同様である。
【0108】
次に、図22を参照して、直下型の面光源装置82について説明する。
【0109】
この面光源装置82は、前記図8に示される光学シート70の裏面側のコーティング層18に沿って、プリズムシート76を配置すると共に、光源34からの光を、凹面上の光反射板44により反射させ、及び直接に、他の光拡散シート42からプリズムシート76に光を放出するようにされたものである。
【0110】
この面光源装置82においても、光学シート70のコーティング層18の、球状ビーズ20によってプリズム面が損傷されることが非常に少ない。
【0111】
又、上記プリズムシート76は、いずれもプリズム面が光出射側に向けて配置されているが、これは、例えば図23、図24に示される面光源装置80A、82Aのように、単位プリズム74側を導光体32の光放出面32B又は光反射板44側に向けて配置するようにしてもよい。
【0112】
又、上記面光源装置80、80A、82、82Aは、いずれも1枚のプリズムシートを用いるものであるが、本発明はこれに限定されるものでなく、図25〜図28に示されるように、2枚あるいは3枚以上のプリズムシートを重ねて用いるようにしてもよい。このように、複数枚のプリズムシートを重ねて用いた場合でも、前述の如く、球状ビーズ20の、プリズムシート裏面からの突出高さのばらつきが小さいので、集中荷重によって他のプリズムシートの単位プリズムを損傷したりすることがない。
【0113】
図25の面光源装置84Aは、前記図21に示される面光源装置80における、導光体32の光放出面32Bと光学シート70との間に、該第2の光学シート86を配置したものである。
【0114】
この第2の光学シート86は、基本的には、前記光学シート70と同一構成であるが、図4、図5に示されるような各種単位プリズムの構成でもよい。
【0115】
又、この第2の光学シート86における単位プリズム88の稜線88Aは、前記光学シート70における単位プリズム74の稜線74Aと直交する方向に配置されている。
【0116】
図26に示される面光源装置84Bは、図25の構成を直下型としたものであり、同図25及び図22におけると同一部分に同一符号を付することにより、説明を省略するものとする。
【0117】
又、上記のような光学シートを2枚重ねとした面光源装置84A、84Bは、第2の光学シート86がいずれも光出射面側に単位プリズム88を向けて配置されているが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば図27、図28に示される面光源装置84C、84Dのように、第2の光学シート86の単位プリズム88を導光体32あるいは光拡散シート側に向けて配置するようにしてもよい。
【0118】
これら図27、図28においては、前記図25、図26と同一部分には同一符号を付することにより、説明を省略するものとする。
【0119】
次に、図29に示される、本発明の実施の形態の例に係る液晶表示装置90について説明する。
【0120】
この液晶表示装置90は、前記図21、図23、図25又は図27に示されるような面光源装置84の出光面側に、液晶パネル92を配置したものである。
【0121】
この液晶表示装置は、透過型であり、液晶画面を形成する各画素を前記面光源装置84からの出射光によって裏側から照明される。
【0122】
この液晶表示装置90においては、前述の如く、面光源装置84からの照明光中に干渉縞がないので、良好な画像を形成することができる。
【0123】
【実施例】
次に、本発明の実施例について説明する。
【0124】
光学シート10は、透明な2軸延伸PETフィルム(膜厚125μm)上に、透明な接着層を約1μmになるように塗布し、この上に単位プリズムのパターンを形成させるエポキシアクリレートのプレポリマーを主成分とする紫外線硬化樹脂を塗布して、樹脂塗膜を硬化(固化)後に型を離形することにより、ピッチ30μmで、単位プリズム形状断面が頂角85°の二等辺三角形で、稜線14Aが互いに平行になるように、隣接して配列されたものを用いる。この、単位プリズム14が形成された透明基材シート12の、プリズム面16と反対側面(裏面)に、次のような要領で球状ビーズ20を配設した。
【0125】
球状ビーズ20の材料としての透光性ビーズは、平均粒径5μmの架橋アクリル樹脂(n=1.49)、バインダーとしてはポリエステル樹脂(n=1.55)からなる塗料を塗布する。
【0126】
具体的には、上記透光性ビースを上記バインダー樹脂分の8%入れたインキを、MET:トルエン=1:1の溶剤で希釈し、その粘度をザーンカップ粘度計#3で27秒とした。
【0127】
このインキを、単位プリズム14が形成された透明基材シート12の裏面にスリットリバースコーティング法により塗布し、その後溶剤を乾燥させて塗膜を固化させた。
【0128】
この乾燥した塗膜には、JISB0601での10点平均粗さRz=3μmの球状ビーズ20が、平均間隔d=30μmで2次元的にランダムな配列で形成されていた。
【0129】
このようにして形成された光学シート10を暗室で、例えば導光体32の光放出面に接触させた状態で、暗室内で観察したところ、干渉縞を観察することがなかった。
【0130】
透光性ビーズの平均粒径を種々に変更して、上記と同様な光学シート10を形成して、これを、前記図11〜図19に示されるような面光源装置に組み込んで暗室で観察したところ、次の表1のようになった。
【0131】
【表1】
Figure 0003913870
【0132】
その結果、表1における比較例1及び2の場合にのみ干渉縞を観察した。
【0133】
又、表1の実施例1の光学シート1枚と、表面側が頂角90°の2等辺三角形柱状の単位プリズムで裏面平滑の光学シートとを、図16のように組み込んだところ、表2のような結果になった。
【0134】
【表2】
Figure 0003913870
【0135】
又、図30に示されるように、本発明の粒径分布の球状ビーズ20をコーティングした光学シートと、これと粒径分布のばらつきが大きい球状ビーズ20Aをコーティングした光学シートを、該球状ビーズ20側を、例えばプリズム面に接触させ、10gの分胴を乗せて引きずった実験結果では、粒径分布のばらつきが大きい程、発生した傷も多かった。特に粒径分布の半値幅が1μm以下のとき、プリズム面の傷が非常に少なかった。
【0136】
光拡散シートである光学シート70の光拡散層72は、球状ビーズの材料としての透光性ビーズを、平均粒径5μmの架橋アクリル樹脂(n=1.49)、バインダーとしてはポリエステル樹脂(n=1.55)からなる塗料を塗布して形成した。
【0137】
この透明基材シート12の光拡散層72と反対側面(裏面)に、次のような要領で球状ビーズ20を含むコーティング層18を、前述の実施例と同様に配設した。
【0138】
このようにして形成された光学シート70を暗室で、例えば導光体32の光放出面に接触させた状態で、暗室内で観察したところ、干渉縞を観察することがなかった。
【0139】
プリズムシート76は、透明な2軸延伸PETフィルム(膜厚125μm)上に、透明な接着層を約1μmになるように塗布し、この上に単位プリズムのパターンを形成させるエポキシアクリレートのプレポリマーを主成分とする紫外線硬化樹脂を塗布して、樹脂塗膜を硬化(固化)後に型を離形することにより、ピッチ30μmで、単位プリズム形状断面が頂角85°の二等辺三角形で、稜線14Aが互いに平行になるように、隣接して配列されたものを用いる。
【0140】
透光性ビーズの平均粒径を種々に変更して、上記と同様な光拡散シートである光学シートを形成して、これを、前記図21〜図28に示されるような面光源装置に組み込んで暗室で観察したところ、前記表1と同じ結果になった。
【0141】
又、表1の実施例1に相当する光拡散シートであるの光学シート1枚と、表面側が頂角90°の2等辺三角形柱状の単位プリズムのプリズムシートとを、図21のように組み込んだところ、光学シートの傷等の欠陥が隠され、且つ、光の出光分布がより滑らかになった。
【0142】
又、図30に示されるように、本発明の粒径分布の球状ビーズ20をコーティングした光拡散シートである光学シートと、これと粒径分布のばらつきが大きい球状ビーズ20Aをコーティングした光学シートを、該球状ビーズ20側を、例えばプリズム面に接触させ、10gの分胴を乗せて引きずった実験結果では、粒径分布のばらつきが大きい程、発生した傷も多かった。特に粒径分布の半値幅が1μm以下のとき、プリズム面の傷が非常に少なかった。特に、光学シートのプリズム頂角が100°以下で尖っている場合は、前述したビーズの粒径のばらつきによる影響が大きかった。
【0143】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成したので、光学シートに発生する、外部光によらない干渉縞を解消することができると共に、この光学シートを用いた面光源装置及び透過型表示体において、干渉縞が観察されない良質な画像を得ることができると共に、光学シートによって、接触する光学部材の板傷を大幅に低減できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係るプリズム面を有する光学シートの一部を拡大して示す斜視図
【図2】同光学シートの一部を更に拡大して示す断面図
【図3】同光学シートにおいてコーティング層形成過程を示す断面図
【図4】光学シートの実施の形態の第2例及び第3例を示す斜視図
【図5】同実施の形態の第4例及び第5例を示す斜視図
【図6】光学シート積層体の実施の形態の第1例を示す斜視図
【図7】同実施の形態の第2例を示す斜視図
【図8】本発明の実施の形態の例に係る光拡散シートとしての光学シートの一部を拡大して示す断面図
【図9】同光学シートにおいてコーティング層形成過程を示す断面図
【図10】同光学シートを用いた光学シート積層体の実施の形態の第1例を示す斜視図
【図11】本発明の実施の形態の例に係るプリズム面を有する光学シートを用いた面光源装置の要部を示す斜視図
【図12】面光源装置の実施の形態の第2例を示す斜視図
【図13】同面光源装置の実施の形態の第3例を示す略示断面図
【図14】同実施の形態の第4例を示す略示断面図
【図15】同実施の形態の第5例を示す略示断面図
【図16】同実施の形態の第6例の要部を示す斜視図
【図17】同実施の形態の第7例の要部を示す斜視図
【図18】同実施の形態の第8例の要部を示す斜視図
【図19】同実施の形態の第9例の要部を示す斜視図
【図20】本発明の実施の形態の例に係る液晶表示装置を示す略示側面図
【図21】本発明の光拡散シートである光学シートを用いた実施の形態の例に係る面光源装置の要部を示す斜視図
【図22】面光源装置の実施の形態の第2例を示す斜視図
【図23】同面光源装置の実施の形態の第3例を示す略示断面図
【図24】同実施の形態の第4例を示す略示断面図
【図25】同実施の形態の第5例の要部を示す斜視図
【図26】同実施の形態の第6例の要部を示す斜視図
【図27】同実施の形態の第7例の要部を示す斜視図
【図28】同実施の形態の第8例の要部を示す斜視図
【図29】本発明の実施の形態の例に係る液晶表示装置を示す略示側面図
【図30】本発明の球状ビーズをコーティングした光学シートと、粒径分布のばらつきが大きい球状ビーズをコーティングした光学シートとを比較して示す拡大断面図
【符号の説明】
10、10A、10B、10C、10D、70…光学シート
12…透明基材シート
14、15A、15B、15C、15D…単位プリズム
14A、54A、74A…綾線
16…プリズム面
18…コーティング層
20…球状ビーズ
22…透光性材料
22A…平滑面
24…隙間
26、28…光学シート積層体
30、30A、30B、40、40A、
50、50A、50B、50C、50D、80、80A、82、
82A、84A、84B、84C…面光源装置
32…導光体
32A…側端面
32B…光放出面
34…線状光源
36、44…光反射板
42、46…光拡散シート
52…第2の光学シート
54、74…単位プリズム
60、90…液晶表示装置
72…光拡散層
76…プリズムシート
86…第2の光学シート

Claims (10)

  1. 透光性基材の表面に単位プリズム又は単位レンズを複数配列し、裏面を透光性材料からなるコーティング層により覆った光学シートにおいて、前記コーティング層を、粒径分布の半値幅が1μm以下の球状ビーズを含んで構成したことを特徴とする光学シート。
  2. 透光性基材の表面に光拡散層を有し、裏面を透光性材料からなるコーティング層により覆った光学シートにおいて、前記コーティング層を、粒径分布の半値幅が1μm以下の球状ビーズを含んで構成したことを特徴とする光学シート。
  3. 請求項2において、前記光拡散層は透光性球状ビーズを含んで構成され、この光拡散層内の透光性球状ビーズの平均粒径を、前記コーティング層に含まれる球状ビーズの平均粒径よりも大きくしたことを特徴とする光学シート。
  4. 請求項1、2又は3において、前記コーティング層に含まれる球状ビーズを、粒径が1〜10μmの透光性ビーズから構成したことを特徴とする光学シート。
  5. 請求項1又は4の単位プリズム又は単位レンズを含む光学シートを複数積層してなり、積層された光学シートにおける前記コーティング層が、隣接して積層された光学シートにおける単位プリズム又は単位レンズに接触されていることを特徴とする光学シート積層体。
  6. 請求項2乃至4のいずれかの光拡散層を含む光学シートと、透光性基材の表面に単位プリズム又は単位レンズを複数配列したプリズムシートを複数積層してなり、積層された光学シートにおける前記コーティング層が、隣接して積層されたプリズムシートにおける単位プリズム又は単位レンズに接触されていることを特徴とする光学シート積層体。
  7. 透光性材料からなる板状体であって、少なくとも一側端面から導入された光を一方の面である光放出面から出射するようにされた導光体と、この導光体の少なくとも前記一側端面から内部に光を入射させる光源と、前記導光体における前記光放出面側に設けられ、該光放出面から出射される光が前記コーティング層側から入射される、請求項1乃至6のいずれかの光学シートと、を有してなる面光源装置。
  8. 光拡散シートと、この光拡散シートに光を照射する光源と、この光源の前記光拡散シートと反対側に配置され、光源からの光を前記光拡散シート方向へ反射する反射器と、前記光拡散シートから出射される光が前記コーティング層から入射されるように配置された請求項1乃至4のいずれかの光学シートと、を有してなる面光源装置。
  9. 光拡散シートと、この光拡散シートに光を照射する光源と、この光源の前記光拡散シートと反対側に配置され、光源からの光を前記光拡散シート方向へ反射する反射器と、前記光拡散シートから出射される光が前記コーティング層から入射されるように配置された請求項5又は6の光学シート積層体と、を有してなる面光源装置。
  10. 平面状の透光性表示体と、この透光性表示体の背面に配置され、出射光により該透光性表示体を背面から照射するようにされた、請求項7、8又は9の面光源装置と、を備えてなる透過型表示装置。
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