JP3912970B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直径が異なる大小2種類のディスクのいずれか一方を挿入した場合に、挿入されたディスクを所定位置にセンタリングした後にチャッキングする位置決め機構を備えたディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的にCDプレーヤには、直径12cmと直径8cmの大小2種類のディスクが使用されるが、1台のCDプレーヤでこれら2種類のディスクを共に使用できるようにするためには、挿入されたディスクを所定のクランプ位置にセンタリングした後にチャッキングしてプレイ動作させる必要がある。その際、直径12cmの大径ディスクと直径8cmの小径ディスクとではクランプ中心からディスク外周縁までの距離が相違するため、ディスクの外周縁を係合ピンに当接させてセンタリングする方式を採用した場合、大径ディスク用の係合ピンと小径ディスク用の係合ピンとを半径を異にする同心円上に配置し、挿入されたディスクの大きさに応じて小径ディスク用の係合ピンをディスク挿入経路内に選択的に出没させる切換え機構が必要となる。
【0003】
このような切換え機構はできるだけ構成を簡略化することが望ましく、例えば特許第2887186号公報に開示されたディスクプレーヤでは、スレッドモータと光ピックアップとの間に動力伝達手段を介設し、通常の再生動作ではスレッドモータの駆動力を動力伝達手段を介して光ピックアップに伝達し、光ピックアップの移動限界位置でスレッドモータがさらに回転すると、動力伝達手段がロック部材を回転させてストッパ部材をロック位置に維持し、ストッパ部材に設けられた小径ディスク用の係合ピンをディスク挿入経路内に選択的にロックさせるようになっている。すなわち、上記動力伝達手段は引張りばねを介して一体的に連結したラック部材と固定部材等で構成されており、スレッドモータ側のギヤにラック部材を常時噛合させ、光ピックアップ側に固定部材を固定させているため、通常の再生動作では、スレッドモータの駆動力によってラック部材と固定部材が一体的に移動し、光ピックアップがディスクの半径方向へ移送される。一方、光ピックアップの移動限界位置でスレッドモータがさらに回転すると、光ピックアップと固定部材に対してラック部材が引張りばねに抗して移動するため、ラック部材によってロック部材を回動させることができる。
【0004】
このように構成されたディスクプレーヤにおいては、ストッパ部材の係合ピンは大径ディスクの挿入時にディスク挿入経路から退避しており、大径ディスクはストッパ部材の係合ピンに当接することなく所定のクランプ位置にセンタリングされる。一方、小径ディスクの挿入時にストッパ部材は回動操作されて係合ピンをディスク挿入経路内に突出させると共に、スレッドモータの駆動力によって動力伝達手段がロック部材を回動させるため、ストッパ部材と係合ピンはロック位置に維持され、小径ディスクはその外周縁が係合ピンに当接することで所定のクランプ位置にセンタリングされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述したような切換え機構を有する従来のディスクプレーヤにおいては、光ピックアップの移送用モータであるスレッドモータの駆動力を利用して動力伝達手段を動作させることにより、小径ディスク用の係合ピンをディスク挿入経路内に選択的にロックさせることができるため、専用のロック機構を用いた場合に比べると構成を簡略化することができる。しかしながら、動力伝達手段はストッパ部材をロック位置に維持するロック部材を回動させるだけであり、この動力伝達手段とは別系統の駆動源によってストッパ部材を回動操作する必要があるため、さらなる構成の簡略化という点で改善の余地があり、ロック部材とストッパ部材の動作タイミングを取りにくいという難点もあった。
【0006】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、直径が異なる大小2種類のディスクを記録および/または再生可能なディスクプレーヤにおいて、小径ディスクの位置決め用係合ピンを極めて簡単な構成で動作させることのできるディスクプレーヤを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、スレッドモータと光ピックアップとの間に介設した動力伝達手段によって昇降レバーを昇降動作させ、この昇降レバーに設けた小径ディスク用の係合ピンをディスク挿入経路に対して出入させることとする。このように構成すると、光ピックアップが移動限界に達した後のスレッドモータのオーバーストローク力を利用して昇降レバーが昇降動作されるため、小径ディスク用の係合ピンを極めて簡単な構成でディスク挿入経路に対して出入させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のディスクプレーヤでは、少なくともターンテーブルとスレッドモータおよび光ピックアップが搭載されたドライブシャーシを備え、装置内に挿入された小径または大径のディスクを所定位置に位置決めした後、該ディスクを前記ターンテーブル上に搭載するディスクプレーヤにおいて、前記ドライブシャーシに小径ディスクの外周縁と当接可能な係合ピンを有する昇降レバーを昇降可能に支持すると共に、前記スレッドモータの回転力を前記光ピックアップと前記昇降レバーとに選択的に伝達可能な動力伝達手段を設け、前記スレッドモータの回転力を前記動力伝達手段を介して前記光ピックアップに伝達することにより、該光ピックアップが前記ディスクの径方向に沿って往復移動するようになし、前記スレッドモータを前記光ピックアップの移動限界位置でさらに回転することにより、該スレッドモータの回転力を前記動力伝達手段を介して前記昇降レバーに伝達し、該昇降レバーの上昇に伴って前記係合ピンを小径ディスクの挿入経路内に突出させ、挿入されたディスクが大径ディスクと判断された時には、前記昇降レバーを下降させて前記係合ピンを大径ディスクの挿入経路から退避させるように構成してあり、挿入されたディスクの先端部に当接して回転するとともにトリガピンを有する第1トリガレバーと、この第1トリガレバーと重ねて配設され、前記第1トリガレバーの側端あるいは前記トリガピンと当接する係合突起を有し、該当接により回転する第2トリガレバーと、この第2トリガレバーの回転によって始動するローディング機構とを備え、挿入されたディスクが小径ディスクと判断された時には、前記第2トリガレバーを前記昇降レバーに連動して上昇させて前記第1トリガレバーの側端と前記第2トリガレバーの係合突起とを係合状態として、前記第1トリガレバーと前記第2トリガレバーとを一体的に回転させ、一方、挿入されたディスクが大径ディスクと判断された時には、前記第2トリガレバーを前記昇降レバーに連動して下降させて前記第1トリガレバーと離反した状態とすることにより、前記第1トリガレバーが所定角度回転した後、前記第1トリガレバーのトリガピンが前記第2トリガレバーの係合突起と当接して共回りさせるようにした。
【0009】
このように構成すると、通常の再生動作では、スレッドモータの回転力が動力伝達手段を介して光ピックアップに伝達され、光ピックアップの移動限界位置でスレッドモータがさらに回転すると、スレッドモータの回転力が動力伝達手段を介して昇降レバーに伝達されるため、該昇降レバーの上昇に伴って係合ピンが小径ディスクの挿入経路内に突出する。したがって、スレッドモータのオーバーストローク力を利用して昇降レバーが動作されるため、小径ディスク用の係合ピンを極めて簡単な構成でディスク挿入経路に対して出入させることができる。
また、挿入されたディスクの先端部に当接して回転するとともにトリガピンを有する第1トリガレバーと、この第1トリガレバーと重ねて配設され、前記第1トリガレバーの側端あるいは前記トリガピンと当接する係合突起を有し、該当接により回転する第2トリガレバーと、この第2トリガレバーの回転によって始動するローディング機構とを備え、挿入されたディスクが小径ディスクと判断された時には、前記第2トリガレバーを前記昇降レバーに連動して上昇させて前記第1トリガレバーの側端と前記第2トリガレバーの係合突起とを係合状態として、前記第1トリガレバーと前記第2トリガレバーとを一体的に回転させ、一方、挿入されたディスクが大径ディスクと判断された時には、前記第2トリガレバーを前記昇降レバーに連動して下降させて前記第1トリガレバーと離反した状態とすることにより、前記第1トリガレバーが所定角度回転した後、前記第1トリガレバーのトリガピンが前記第2トリガレバーの係合突起と当接して共回りさせるように構成すると、昇降レバーの昇降動作をディスクエンドのトリガ切換えにも利用することができ、全体構成をより簡略化することができる。この場合において、ドライブシャーシにクランパを有するアームクランプを回転可能に支持し、このアームクランプに第1および第2トリガレバーを回転中心を同じにして軸支することが好ましい。
【0010】
上記の構成において、前述したラック部材と固定部材等で構成される既知の動力伝達手段を用いることも可能であるが、この動力伝達手段として光ピックアップに噛合するスクリューシャフトを用い、光ピックアップの移動限界位置でスレッドモータをさらに回転すると、スクリューシャフトが光ピックアップに対して移動するように構成することが、構成を簡略化する上でより好ましい。この場合において、スクリューシャフトで昇降レバーを直接動作させることも可能であるが、ドライブシャーシにスクリューシャフトの一端部と対向する中継部材を移動可能に支持し、この中継部材と昇降レバーとをカム部を介して連結すると、昇降レバーの昇降動作を円滑に行なうことができる。
【0012】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、図1は実施例に係る車載用ディスクプレーヤの全体構成を示す斜視図、図2は該ディスクプレーヤに備えられるドライブユニットの斜視図、図3は動力伝達手段の説明図、図4は該動力伝達手段のカム部の説明図、図5は小径ディスク挿入時の要部斜視図、図6は大径ディスク挿入時の要部斜視図である。なお、実施例に係るディスクプレーヤは直径12cmと直径8cmの大小2種類のディスクを共に使用可能であり、以下、直径12cmディスクを大径ディスク、直径8cmのディスクを小径ディスクと称する。
【0013】
図1と図2に示すように、前面に挿入口1aを有する枠体1の内部にドライブユニット2が配置されており、ドライブユニット2は図示せぬ複数のダンパを介して枠体1に防振支持されている。このドライブユニット2はメインシャーシ3とドライブシャーシ4およびアームクランプ5等で構成されており、ドライブシャーシ4とアームクランプ5の後端側はそれぞれメインシャーシ3に回動可能に支持されている。このメインシャーシ3上にモータ6と減速ギヤ列7が搭載されており、モータ6の回転力は減速ギヤ列7を介してメインシャーシ3の先端側に軸支された駆動ローラ8に伝達される。また、メインシャーシ3上に欠歯ギヤ9がスライド可能に支持されており、この欠歯ギヤ9は減速ギヤ列7から離反する方向へ付勢されている。欠歯ギヤ9にはピン9aが植設されており、後述するように、このピン9aの押圧により欠歯ギヤ9が減速ギヤ列7に飛び込むと、モータ6の駆動力が駆動ローラ8を下降させたり、ドライブユニット2が枠体1に対してロック状態であったものを解除するロック解除機構に伝達されるようになっている。
【0014】
前記ドライブシャーシ4上にターンテーブル10と光ピックアップ11およびスレッドモータ12等が搭載されており、ターンテーブル10は図示せぬスピンドルモータによって回転駆動される。光ピックアップ11は動力伝達手段としてのスクリューシャフト13に噛合しており、後述するように、スレッドモータ12を駆動源としてスクリューシャフト13が回転することにより、光ピックアップ11はスクリューシャフト13に沿ってディスクの半径方向へ移送される。また、ドライブシャーシ4は周囲に立壁4aを有し、この立壁4aの内側に平面視コ字状の昇降レバー14が載置されている。昇降レバー14の先端側には小径ディスクをセンタリングするための一対の係合ピン14aが植設されており、昇降レバー14の後端側はドライブシャーシ4に回動可能に支持されている。さらに、ドライブシャーシ4上にはスライダ15が載置されており、これら昇降レバー14とスライダ15はスレッドモータ12を駆動源として動作されるようになっている。
【0015】
すなわち、図3に示すように、スクリューシャフト13の両端部は一対の軸受16によって回転かつ軸線方向へ移動可能に支承されており、スレッドモータ12を駆動源として回転する減速ギヤ列17はスクリューシャフト13に固着したギヤ18と常時噛合している。また、スクリューシャフト13の一端はスライダ15の折曲部15aに当接しており、引張りばね19によってスライダ15とスクリューシャフト13は矢印A方向へ付勢されている。このスライダ15の側部には図4に示すようなカム面15bが形成されており、昇降レバー14に形成された突出片14bがこのカム面15bと圧接するように付勢されている。
【0016】
このような動力伝達手段(スクリューシャフト13)を備えると、スレッドモータ12の回転力が減速ギヤ列17とギヤ18を介してスクリューシャフト13に伝達されるため、通常の再生動作では、回転するスクリューシャフト13に沿って光ピックアップ11がディスクの半径方向へ移送される。この場合、図4の(イ)で示すように、昇降レバー14の突出片14bはスライダ15のカム面15bの下段と係合しているため、昇降レバー14は下降位置へ回動されてドライブシャーシ4の立壁4a内に収納される。これに対し、光ピックアップ11が移動限界位置(例えば昇降レバー14の後端に当接する位置)まで移送され、当該位置でスレッドモータ12を駆動源としてスクリューシャフト13が回転を続行すると、固定状態の光ピックアップ11をメネジ部としてスクリューシャフト13が軸受16の軸線方向へ移動し、スクリューシャフト13の一端がスライダ15の折曲部15aを矢印B方向へ押圧する。その結果、スライダ15がドライブシャーシ4上を前進し、図4の(ロ)で示すように、昇降レバー14の突出片14bがスライダ15のカム面15bの上段へと移行するため、昇降レバー14はドライブシャーシ4の上昇位置へと回動される。
【0017】
図1に戻り、前記アームクランプ5の先端側にクランパ20が回転自在に支持されており、大径ディスクおよび小径ディスクはターンテーブル10とクランパ20との間にチャッキングされた状態でプレイ動作される。このアームクランプ5には大径ディスクをセンタリングするための一対の係合ピン5aが垂設されると共に、第1トリガレバー21と第2トリガレバー22が共通の軸23に回転可能に支持されている。これら両トリガレバー21,22は軸23に沿って互いに離反する方向へ弾性付勢されており、第2トリガレバー22はその弾性力を受けて昇降レバー14に圧接されている。第1トリガレバー21は大径ディスクおよび小径ディスクの外周縁に当接して回転動作され、この第1トリガレバー21の回転が第2トリガレバー22を介して欠歯ギヤ9のピン9aに伝達されることにより、前述したように欠歯ギヤ9が減速ギヤ列7に飛び込むようになっている。ここで、第1トリガレバー21の下面にトリガピン21aが垂設されると共に、第2トリガレバー22の上面に係合突起22aが形成されており、両トリガレバー21,22が近接状態にあるときのみ、係合突起22aが第1トリガレバー21の側端面と対向するようになっている。したがって、下降位置にある昇降レバー14に伴って第2トリガレバー22が第1トリガレバー21から離反している場合、第2トリガレバー22は第1トリガレバー21が回転しても直ちに回転せず、第1トリガレバー21のトリガピン21aが係合突起22aに当接した時点で回転を開始する。一方、昇降レバー14の上昇動作に伴って第2トリガレバー22が第1トリガレバー21に接近している場合、第1トリガレバー21の側端面が係合突起22aに対向しているため、第2トリガレバー22は第1トリガレバー21と一体的に回転する。
【0018】
次に、上記の如く構成された車載用ディスクプレーヤの動作を説明すると、このディスクプレーヤは、大径および小径ディスクのいずれもが装填されていないイジェクト状態において、昇降レバー14は前述したようにスレッドモータ12を駆動源として上昇位置へ回動されている。すなわち、光ピックアップ11が最外周へ移送されて昇降レバー14の後端に当接し、この移動限界位置でスレッドモータ12を駆動源としてスクリューシャフト13が回転を続行することにより、スクリューシャフト13が軸受16の軸線方向へ移動してスライダ15を前進させ、それに伴って昇降レバー14がドライブシャーシ4の上昇位置へ回動されている。したがって、図5に示すように、昇降レバー14の上昇に伴って一対の係合ピン14aがディスク挿入経路内に突出すると共に、第2トリガレバー22が第1トリガレバー21に接近している。
【0019】
かかるイジェクト状態から直径8cmの小径ディスクをプレイ動作する場合、挿入口1aから小径ディスクをディスクプレーヤ内に挿入すると、この小径ディスクは駆動ローラ8の回転によって自動搬送され、その先端が第1トリガレバー21に突き当たってこれを押圧する。この場合、昇降レバー14の上昇に伴って第2トリガレバー22が第1トリガレバー21に接近しているため、第1トリガレバー21と第2トリガレバー22は係合突起22aを介して一体的に回転し、第2トリガレバー22がピン9aを押圧することにより、欠歯ギヤ9が減速ギヤ列7に飛び込んでモータ6の駆動力をロック解除機構に伝達する。このロック解除機構により、ドライブユニット2の枠体1に対するロック解除動作や、アームクランプ5を回動させるチャッキング動作等が行われるが、この時点で小径ディスクはその外周縁2個所が両係合ピン14aに当接して位置決めされているため、クランプ中心に正確にセンタリングされた状態でターンテーブル10とクランパ20との間にチャッキングされる。この状態でターンテーブル10によって小径ディスクを回転駆動すると共に、スレッドモータ12の逆転によって光ピックアップ11を移動限界位置から内周側へ移動させた後、スレッドモータ12を駆動源として光ピックアップ11をスクリューシャフト13に沿って小径ディスクの半径方向へ移送することにより、小径ディスクの再生動作が行われる。
【0020】
一方、直径12cmの大径ディスクをプレイ動作する場合、大径ディスクを挿入口1aからディスクプレーヤ内に挿入すると、まず、スレッドモータ12が逆転してスライダ15を後退させ、それに伴って昇降レバー14を下降位置へ回動させた後にスレッドモータ12は停止する。その結果、図6に示すように、昇降レバー14の両係合ピン14aはディスク挿入経路の下方へ退避し、第2トリガレバー22は第1トリガレバー21から離反した状態となる。そして、駆動ローラ8の回転によって大径ディスクを自動搬送し、その先端が第1トリガレバー21を押圧すると、この第1トリガレバー21は第2トリガレバー22の上方を所定角度だけ回転した後、トリガピン21aが係合突起22aに当接して第2トリガレバー22を共回りさせる。すなわち、クランプ中心からディスク外周縁までの距離が長い大径ディスクの場合、第2トリガレバー22は第1トリガレバー21が回転しても直ちに回転せず、大径ディスクが第1トリガレバー21の回転開始後もさらに所定量だけ搬送されてから、第2トリガレバー22が回転を開始してピン9aを押圧し、欠歯ギヤ9を減速ギヤ列7に飛び込ませてモータ6の駆動力をロック解除機構に伝達する。この時点で大径ディスクはその外周縁2個所が両係合ピン5aに当接して位置決めされているため、クランプ中心に正確にセンタリングされた状態でターンテーブル10とクランパ20との間にチャッキングされる。以下、前述した小径ディスクの場合と同様にして、大径ディスクの再生動作が行われる。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0022】
直径が異なる大小2種類のディスクを記録および/または再生可能なディスクプレーヤにおいて、スレッドモータと光ピックアップとの間に介設した動力伝達手段によって昇降レバーを昇降動作させ、この昇降レバーに設けた小径ディスク用の係合ピンをディスク挿入経路に対して出入させるように構成すると、光ピックアップが移動限界に達した後のスレッドモータのオーバーストローク力を利用して昇降レバーが昇降動作されるため、小径ディスク用の係合ピンを極めて簡単な構成でディスク挿入経路に対して出入させることができる。また、挿入されたディスクが小径ディスクと判断された時には、第2トリガレバーを昇降レバーに連動して上昇させて第1トリガレバーの側端と第2トリガレバーの係合突起とを係合状態として、第1トリガレバーと第2トリガレバーとを一体的に回転させ、一方、挿入されたディスクが大径ディスクと判断された時には、第2トリガレバーを昇降レバーに連動して下降させて第1トリガレバーと離反した状態とすることにより、第1トリガレバーが所定角度回転した後、第1トリガレバーのトリガピンが第2トリガレバーの係合突起と当接して共回りさせるようにしたので、昇降レバーの昇降動作をディスクエンドのトリガ切換えにも利用することができ、全体構成をより簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る車載用ディスクプレーヤの全体構成を示す斜視図である。
【図2】該ディスクプレーヤに備えられるドライブユニットの斜視図である。
【図3】動力伝達手段の説明図である。
【図4】該動力伝達手段のカム部の説明図である。
【図5】小径ディスク挿入時の要部斜視図である。
【図6】大径ディスク挿入時の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 枠体
1a 挿入口
2 ドライブユニット
3 メインシャーシ
4 ドライブシャーシ
5 アームクランプ
5a 係合ピン
6 モータ
7 減速ギヤ列
9 欠歯ギヤ
10 ターンテーブル
11 光ピックアップ
12 スレッドモータ
13 スクリューシャフト
14 昇降レバー
14a 係合ピン
14b 突出片
15 スライダ
15b カム面
16 軸受
17 減速ギヤ列
18 ギヤ
19 引張りばね
20 クランパ
21 第1トリガレバー
21a トリガピン
22 第2トリガレバー
22a 係合突起

Claims (4)

  1. 少なくともターンテーブルとスレッドモータおよび光ピックアップが搭載されたドライブシャーシを備え、装置内に挿入された小径または大径のディスクを所定位置に位置決めした後、該ディスクを前記ターンテーブル上に搭載するディスクプレーヤにおいて、
    前記ドライブシャーシに小径ディスクの外周縁と当接可能な係合ピンを有する昇降レバーを昇降可能に支持すると共に、前記スレッドモータの回転力を前記光ピックアップと前記昇降レバーとに選択的に伝達可能な動力伝達手段を設け、前記スレッドモータの回転力を前記動力伝達手段を介して前記光ピックアップに伝達することにより、該光ピックアップが前記ディスクの径方向に沿って往復移動するようになし、
    前記スレッドモータを前記光ピックアップの移動限界位置でさらに回転することにより、該スレッドモータの回転力を前記動力伝達手段を介して前記昇降レバーに伝達し、該昇降レバーの上昇に伴って前記係合ピンを小径ディスクの挿入経路内に突出させ、挿入されたディスクが大径ディスクと判断された時には、前記昇降レバーを下降させて前記係合ピンを大径ディスクの挿入経路から退避させるように構成してあり、
    挿入されたディスクの先端部に当接して回転するとともにトリガピンを有する第1トリガレバーと、この第1トリガレバーと重ねて配設され、前記第1トリガレバーの側端あるいは前記トリガピンと当接する係合突起を有し、該当接により回転する第2トリガレバーと、この第2トリガレバーの回転によって始動するローディング機構とを備え、
    挿入されたディスクが小径ディスクと判断された時には、前記第2トリガレバーを前記昇降レバーに連動して上昇させて前記第1トリガレバーの側端と前記第2トリガレバーの係合突起とを係合状態として、前記第1トリガレバーと前記第2トリガレバーとを一体的に回転させ、一方、挿入されたディスクが大径ディスクと判断された時には、前記第2トリガレバーを前記昇降レバーに連動して下降させて前記第1トリガレバーと離反した状態とすることにより、前記第1トリガレバーが所定角度回転した後、前記第1トリガレバーのトリガピンが前記第2トリガレバーの係合突起と当接して共回りさせるようにしたことを特徴とするディスクプレーヤ。
  2. 請求項1の記載において、前記動力伝達手段が前記光ピックアップに噛合するスクリューシャフトを有し、前記スレッドモータを前記光ピックアップの移動限界位置でさらに回転することにより、前記スクリューシャフトが前記光ピックアップに対して移動するように構成したことを特徴とするディスクプレーヤ。
  3. 請求項2の記載において、前記ドライブシャーシに前記スクリューシャフトの一端部と対向する中継部材を移動可能に支持し、この中継部材と前記昇降レバーとをカム部を介して連結したことを特徴とするディスクプレーヤ。
  4. 請求項1の記載において、前記ドライブシャーシにクランパを有するアームクランプを回転可能に支持し、このアームクランプに前記第1および第2トリガレバーを回転中心を同じにして軸支したことを特徴とするディスクプレーヤ。
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