JP3912809B2 - 射出溶着用材料 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、エアーインテークマニホールド、ソレノイドバルブやアンチロックブレーキ用のセンサーとして適した、耐塩化カルシウム性に優れた射出溶着用材料に関するものである。
【０００２】
すなわち、射出溶着用材料は、エアーインテークマニホールドやシステム配管などの中空部品を射出成形工程のみで製造するために、２分割で成形した後、別のキャビティー内で接合する際に利用される。また、電気電子部品を水、熱および種々のガスなどの環境から保護するために、ソレノイドバルブやアンチロックブレーキ用のセンサーを封止する際に利用されている。
【０００３】
【従来の技術およびその問題点】
ポリアミド樹脂は、機械的特性および耐熱性、耐薬品性に優れたエンジニアリングプラスチックとして広い用途分野で使用されている。また、ポリアミド樹脂に無機充填材を配合することによりさらに強度が向上するため、無機充填材で強化した状態でも広く使用されている。
【０００４】
しかしながら、ポリアミド６、ポリアミド１２を単独に用いた場合、溶着性にはすぐれているが、耐熱性に劣り、高温で使用することができなかった。また、ポリアミド６６を単独に用いた場合、耐熱性にはすぐれているが、溶着性に難点があった。特に封止成形に利用した場合、内部のコイルボビンと外部の樹脂との接着不良を起こし、要求される絶縁性が得られないという問題があった。
【０００５】
また、得られた部品がアンダーフード部品として使用される場合、路面凍結防止剤として使用される塩化カルシウムや塩化亜鉛などの金属ハロゲン化物に侵されて、短期間でクラックが発生して物性が保てないなどの問題があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、射出溶着性と耐熱性、耐塩化カルシウム性との調和のとれた射出溶着材料を開発することを目的に鋭意研究した結果、本発明に到達した。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、（Ａ）（Ａ１）ポリアミド６成分２〜２５重量％とポリアミド６６成分９８〜７５重量％とからなるポリアミド共重合体９０〜７０重量部および（Ａ２）ポリアミド１２樹脂１０〜３０重量部からなるポリアミド樹脂混合物１００重量部、および前記ポリアミド樹脂混合物に対して（Ｂ）無機充填材を５〜１５０重量部の割合で配合することを特徴とする射出溶着用材料に関する。
【０００８】
本発明において、ポリアミド６とはポリカプラミド、ポリアミド６６とはヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の重縮合体、ポリアミド１２とはポリドデカンアミドである。
【０００９】
本発明のポリアミド共重合体を構成するポリアミド６成分とポリアミド６６成分との割合は、ポリアミド６成分／ポリアミド６６成分＝２〜２５重量％／９８〜７５重量％であるのが好ましい。
【００１０】
ポリアミド６成分の割合が２重量％未満では溶着性が低下し、また、２５重量％を超えると耐熱性が低下するので好ましくない。
【００１１】
本発明のポリアミド樹脂混合物を構成するポリアミド１２樹脂の割合は、ポリアミド樹脂混合物１００重量部に対して１０〜３０重量部、好ましくは１５〜２５重量部である。
【００１２】
ポリアミド１２樹脂の割合が１０重量部未満では耐塩化カルシウム性の改良という点では十分ではなく、また、３０重量部を超えると耐熱性が低下するので好ましくない。
【００１３】
本発明に使用する無機充填材として、具体例としては、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム（ワラストナイト）、タルク、カオリン、マイカ、酸化チタン、アルミナ、シリカ、フェライト、炭酸などの粉末や、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、ホウ素繊維、チタン酸カリウム繊維、セラミック繊維などの繊維を挙げることができる。無機フィラーは、単独でまたは２種以上を組合わせて用いてもよい。
【００１４】
無機充填材は、ポリアミド樹脂混合物１００重量部に対して５〜１５０重量部、好ましくは２５〜５５重量部の範囲で添加される。５重量部未満では機械的強度の向上という点で効果は現れず、１５０重量部を超えて添加すると成形品の表面性が悪化するので好ましくない。
【００１５】
本発明の射出溶着用材料は、前記ポリアミド共重合体とポリアミド１２樹脂、無機充填材とを溶融混練することによって容易に調製することができる。
【００１６】
この発明の射出溶着用材料は、要求される特性に応じて他の添加剤、例えば耐熱剤，紫外線吸収剤を含む耐候剤，難燃剤，帯電防止剤，滑剤，可塑剤，核剤，発泡剤，着色剤，安定剤，カップリング剤などを含有することができる。
【００１７】
【評価法】
ポリアミド６／６６共重合体とポリアミド１２樹脂、無機充填材を溶融混練し、以下の方法で評価を行った。
【００１８】
テストピースの形状は図１に示した通りで、全体としてはＡＳＴＭ Ｄ６３８の１号片形状である。部品１と部品２の境界面が、射出溶着時に溶融接着されることにより、一つのテストピースが得られる。
【００１９】
テストピースは図２の作成手順に従って作成した。先ず、ＡＳＴＭ Ｄ６３８の１号片をつくる金型に図１の部品２の形状の金属片をインサートして（図２（１））、部品１の成形を行った（図２（２）、（３））。部品１を十分に冷却した後金型内にインサートして（図２（４））、部品２の部分を成形することにより（図２（５））、接合したテストピースを得た（図２（６））。このテストピースの引張り強度をＡＳＴＭ Ｄ６３８に準じて、境界面から剥離するか境界面以外の部分で破壊する（基材破壊）までの最大引張り強度を測定し、射出溶着強度として評価を行った。
【００２０】
射出溶着用材料の耐熱性は、ＡＳＴＭ Ｄ６４８に準じて測定した荷重たわみ温度で評価した。
【００２１】
射出溶着用材料の耐塩化カルシウム性は、図３の示す片持ち曲げ方式にて評価した。まず、テストピース（１２７×１２．７×３．２ｍｍ）は大気中（２３℃６５％ＲＨ）での平衡水分に調湿した。次に、０、７５、１１０ｋｇｆ／ｃｍ2 の３点の応力条件において、塩化カルシウム飽和水溶液を浸したガーゼを最大応力部に貼り付けた。その後、治具ごと１００℃のオーブン中に１時間放置した。取出した後目視にてテストピース表面のクラックを確認した。それを１０サイクル繰り返した。
【００２２】
実施例１
ポリアミド６成分の含有量が１５重量％のポリアミド６／６６共重合体８０重量部、ポリアミド１２樹脂２０重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００２３】
実施例２
ポリアミド６成分の含有量が２５重量％のポリアミド６／６６共重合体８０重量部、ポリアミド１２樹脂２０重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００２４】
比較例１
ポリアミド６樹脂１００重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００２５】
比較例２
ポリアミド６６樹脂１００重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００２６】
実施例３
ポリアミド６成分の含有量が１５重量％のポリアミド６／６６共重合体９０重量部、ポリアミド１２樹脂１０重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００２７】
実施例４
ポリアミド６成分の含有量が１５重量％のポリアミド６／６６共重合体７０重量部、ポリアミド１２樹脂３０重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００２８】
比較例３
ポリアミド６成分の含有量が１５重量％のポリアミド６／６６共重合体９５重量部、ポリアミド１２樹脂５重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００２９】
比較例４
ポリアミド６成分の含有量が１５重量％のポリアミド６／６６共重合体６０重量部、ポリアミド１２樹脂４０重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００３０】
実施例５
ポリアミド６成分の含有量が１５重量％のポリアミド６／６６共重合体８０重量部、ポリアミド１２樹脂２０重量部、カオリン４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００３１】
比較例５
ポリアミド６成分の含有量が１５重量％のポリアミド６／６６共重合体１００重量部、カオリン４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００３２】
比較例６
ポリアミド６６樹脂８０重量部、ポリアミド１２樹脂２０重量部、カオリン４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００３３】
【表１】
【００３４】
【発明の効果】
本発明において、ポリアミド６成分２〜２５重量％とポリアミド６６成分９８〜７５重量％とからなるポリアミド６／６６共重合体にポリアミド１２樹脂、無機充填材を配合することにより、耐塩化カルシウム性に優れ、射出溶着や封止成形に適した射出溶着用材料が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】射出溶着性評価用テストピースの形状を表すものである。
【図２】射出溶着性評価用テストピースの作成手順を表すものである。
【図３】耐塩化カルシウム性測定用治具の形状および測定方法を表すものである。
【産業上の利用分野】
本発明は、エアーインテークマニホールド、ソレノイドバルブやアンチロックブレーキ用のセンサーとして適した、耐塩化カルシウム性に優れた射出溶着用材料に関するものである。
【０００２】
すなわち、射出溶着用材料は、エアーインテークマニホールドやシステム配管などの中空部品を射出成形工程のみで製造するために、２分割で成形した後、別のキャビティー内で接合する際に利用される。また、電気電子部品を水、熱および種々のガスなどの環境から保護するために、ソレノイドバルブやアンチロックブレーキ用のセンサーを封止する際に利用されている。
【０００３】
【従来の技術およびその問題点】
ポリアミド樹脂は、機械的特性および耐熱性、耐薬品性に優れたエンジニアリングプラスチックとして広い用途分野で使用されている。また、ポリアミド樹脂に無機充填材を配合することによりさらに強度が向上するため、無機充填材で強化した状態でも広く使用されている。
【０００４】
しかしながら、ポリアミド６、ポリアミド１２を単独に用いた場合、溶着性にはすぐれているが、耐熱性に劣り、高温で使用することができなかった。また、ポリアミド６６を単独に用いた場合、耐熱性にはすぐれているが、溶着性に難点があった。特に封止成形に利用した場合、内部のコイルボビンと外部の樹脂との接着不良を起こし、要求される絶縁性が得られないという問題があった。
【０００５】
また、得られた部品がアンダーフード部品として使用される場合、路面凍結防止剤として使用される塩化カルシウムや塩化亜鉛などの金属ハロゲン化物に侵されて、短期間でクラックが発生して物性が保てないなどの問題があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、射出溶着性と耐熱性、耐塩化カルシウム性との調和のとれた射出溶着材料を開発することを目的に鋭意研究した結果、本発明に到達した。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、（Ａ）（Ａ１）ポリアミド６成分２〜２５重量％とポリアミド６６成分９８〜７５重量％とからなるポリアミド共重合体９０〜７０重量部および（Ａ２）ポリアミド１２樹脂１０〜３０重量部からなるポリアミド樹脂混合物１００重量部、および前記ポリアミド樹脂混合物に対して（Ｂ）無機充填材を５〜１５０重量部の割合で配合することを特徴とする射出溶着用材料に関する。
【０００８】
本発明において、ポリアミド６とはポリカプラミド、ポリアミド６６とはヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の重縮合体、ポリアミド１２とはポリドデカンアミドである。
【０００９】
本発明のポリアミド共重合体を構成するポリアミド６成分とポリアミド６６成分との割合は、ポリアミド６成分／ポリアミド６６成分＝２〜２５重量％／９８〜７５重量％であるのが好ましい。
【００１０】
ポリアミド６成分の割合が２重量％未満では溶着性が低下し、また、２５重量％を超えると耐熱性が低下するので好ましくない。
【００１１】
本発明のポリアミド樹脂混合物を構成するポリアミド１２樹脂の割合は、ポリアミド樹脂混合物１００重量部に対して１０〜３０重量部、好ましくは１５〜２５重量部である。
【００１２】
ポリアミド１２樹脂の割合が１０重量部未満では耐塩化カルシウム性の改良という点では十分ではなく、また、３０重量部を超えると耐熱性が低下するので好ましくない。
【００１３】
本発明に使用する無機充填材として、具体例としては、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム（ワラストナイト）、タルク、カオリン、マイカ、酸化チタン、アルミナ、シリカ、フェライト、炭酸などの粉末や、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、ホウ素繊維、チタン酸カリウム繊維、セラミック繊維などの繊維を挙げることができる。無機フィラーは、単独でまたは２種以上を組合わせて用いてもよい。
【００１４】
無機充填材は、ポリアミド樹脂混合物１００重量部に対して５〜１５０重量部、好ましくは２５〜５５重量部の範囲で添加される。５重量部未満では機械的強度の向上という点で効果は現れず、１５０重量部を超えて添加すると成形品の表面性が悪化するので好ましくない。
【００１５】
本発明の射出溶着用材料は、前記ポリアミド共重合体とポリアミド１２樹脂、無機充填材とを溶融混練することによって容易に調製することができる。
【００１６】
この発明の射出溶着用材料は、要求される特性に応じて他の添加剤、例えば耐熱剤，紫外線吸収剤を含む耐候剤，難燃剤，帯電防止剤，滑剤，可塑剤，核剤，発泡剤，着色剤，安定剤，カップリング剤などを含有することができる。
【００１７】
【評価法】
ポリアミド６／６６共重合体とポリアミド１２樹脂、無機充填材を溶融混練し、以下の方法で評価を行った。
【００１８】
テストピースの形状は図１に示した通りで、全体としてはＡＳＴＭ Ｄ６３８の１号片形状である。部品１と部品２の境界面が、射出溶着時に溶融接着されることにより、一つのテストピースが得られる。
【００１９】
テストピースは図２の作成手順に従って作成した。先ず、ＡＳＴＭ Ｄ６３８の１号片をつくる金型に図１の部品２の形状の金属片をインサートして（図２（１））、部品１の成形を行った（図２（２）、（３））。部品１を十分に冷却した後金型内にインサートして（図２（４））、部品２の部分を成形することにより（図２（５））、接合したテストピースを得た（図２（６））。このテストピースの引張り強度をＡＳＴＭ Ｄ６３８に準じて、境界面から剥離するか境界面以外の部分で破壊する（基材破壊）までの最大引張り強度を測定し、射出溶着強度として評価を行った。
【００２０】
射出溶着用材料の耐熱性は、ＡＳＴＭ Ｄ６４８に準じて測定した荷重たわみ温度で評価した。
【００２１】
射出溶着用材料の耐塩化カルシウム性は、図３の示す片持ち曲げ方式にて評価した。まず、テストピース（１２７×１２．７×３．２ｍｍ）は大気中（２３℃６５％ＲＨ）での平衡水分に調湿した。次に、０、７５、１１０ｋｇｆ／ｃｍ2 の３点の応力条件において、塩化カルシウム飽和水溶液を浸したガーゼを最大応力部に貼り付けた。その後、治具ごと１００℃のオーブン中に１時間放置した。取出した後目視にてテストピース表面のクラックを確認した。それを１０サイクル繰り返した。
【００２２】
実施例１
ポリアミド６成分の含有量が１５重量％のポリアミド６／６６共重合体８０重量部、ポリアミド１２樹脂２０重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００２３】
実施例２
ポリアミド６成分の含有量が２５重量％のポリアミド６／６６共重合体８０重量部、ポリアミド１２樹脂２０重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００２４】
比較例１
ポリアミド６樹脂１００重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００２５】
比較例２
ポリアミド６６樹脂１００重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００２６】
実施例３
ポリアミド６成分の含有量が１５重量％のポリアミド６／６６共重合体９０重量部、ポリアミド１２樹脂１０重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００２７】
実施例４
ポリアミド６成分の含有量が１５重量％のポリアミド６／６６共重合体７０重量部、ポリアミド１２樹脂３０重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００２８】
比較例３
ポリアミド６成分の含有量が１５重量％のポリアミド６／６６共重合体９５重量部、ポリアミド１２樹脂５重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００２９】
比較例４
ポリアミド６成分の含有量が１５重量％のポリアミド６／６６共重合体６０重量部、ポリアミド１２樹脂４０重量部、ガラス繊維４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００３０】
実施例５
ポリアミド６成分の含有量が１５重量％のポリアミド６／６６共重合体８０重量部、ポリアミド１２樹脂２０重量部、カオリン４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００３１】
比較例５
ポリアミド６成分の含有量が１５重量％のポリアミド６／６６共重合体１００重量部、カオリン４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００３２】
比較例６
ポリアミド６６樹脂８０重量部、ポリアミド１２樹脂２０重量部、カオリン４０重量部を溶融混練して、射出溶着用材料を得た。この材料の評価結果を表１に示す。
【００３３】
【表１】
【発明の効果】
本発明において、ポリアミド６成分２〜２５重量％とポリアミド６６成分９８〜７５重量％とからなるポリアミド６／６６共重合体にポリアミド１２樹脂、無機充填材を配合することにより、耐塩化カルシウム性に優れ、射出溶着や封止成形に適した射出溶着用材料が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】射出溶着性評価用テストピースの形状を表すものである。
【図２】射出溶着性評価用テストピースの作成手順を表すものである。
【図３】耐塩化カルシウム性測定用治具の形状および測定方法を表すものである。
Claims (1)
- （Ａ）（Ａ１）ポリアミド６成分２〜２５重量％とポリアミド６６成分９８〜７５重量％とからなるポリアミド共重合体９０〜７０重量部および（Ａ２）ポリアミド１２樹脂１０〜３０重量部からなるポリアミド樹脂混合物１００重量部、および前記ポリアミド樹脂混合物に対して（Ｂ）無機充填材を５〜１５０重量部の割合で配合することを特徴とする射出溶着用材料。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21775895A JP3912809B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 射出溶着用材料 |
| EP96302210A EP0735098B1 (en) | 1995-03-31 | 1996-03-29 | Use of polyamide resin compositions as injection welding material |
| US08/625,453 US5795931A (en) | 1995-03-31 | 1996-03-29 | Injection welding material |
| DE69622073T DE69622073T2 (de) | 1995-03-31 | 1996-03-29 | Verwendung von Polyamidharzzusammensetzungen als Material zum Spritzgiessschweissen |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP21775895A JP3912809B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 射出溶着用材料 |
Publications (2)
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|---|---|
| JPH0957789A JPH0957789A (ja) | 1997-03-04 |
| JP3912809B2 true JP3912809B2 (ja) | 2007-05-09 |
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ID=16709288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21775895A Expired - Fee Related JP3912809B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-08-25 | 射出溶着用材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3912809B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP3596211B2 (ja) * | 1997-02-13 | 2004-12-02 | 東レ株式会社 | 溶着成形用樹脂組成物 |
| JP3671612B2 (ja) * | 1997-04-09 | 2005-07-13 | 東レ株式会社 | 振動溶着用樹脂組成物 |
| JPH11116799A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-27 | E I Du Pont De Nemours & Co | 溶着用ポリアミド組成物 |
| DE10064334A1 (de) * | 2000-12-21 | 2002-06-27 | Degussa | Polyamid-Mehrschichtverbund |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1995
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