JP3909259B2

JP3909259B2 - Throw-away insert for inner diameter processing

Info

Publication number: JP3909259B2
Application number: JP2002092560A
Authority: JP
Inventors: 祐一津田; 義秀小島; 克巳徳田; 平川崎
Original assignee: Kyocera Corp
Current assignee: Kyocera Corp
Priority date: 2002-03-28
Filing date: 2002-03-28
Publication date: 2007-04-25
Anticipated expiration: 2022-03-28
Also published as: JP2003291009A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＯＡ機器用部品、電子部品、小径ベアリング等の精密小型製品に対して高精度に極小内径の加工が可能な内径加工用スローアウェイチップに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、極小径の内径加工が可能な内径加工用スローアウェイチップとして、図５に示すように、工具ホルダ２１の先端部に多角形形状のスローアウェイチップ２２を装着したものが用いられており、また、特開平１１−３２０２１７号において、図６に示すような工具ホルダへの取付部（クランプ用部位）の側面に先端に切刃稜を具備する小径棒状部を形成したスローアウェイチップが提案され、極小径の内径加工が可能となると記載されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平１１−３２０２１７号に記載された内径加工用スローアウェイチップでは、加工時の寸法精度および研削面の面粗度が不十分である場合があり、これを解消するために切刃稜部に円弧状ノーズ切刃稜部分を形し、該円弧状ノーズ切刃稜部分を研磨加工によって切刃稜を所定形状に加工する方法が考えられるが、円弧状ノーズ切刃稜部分のみを研磨加工すると加工時の位置ずれによって研磨される領域がばらつき、切刃稜の形状が図７に示すようにノーズ部から横逃げ面の間に不連続なエッジ２０ができてしまい、被削材の加工面粗さが悪くなる恐れがあるという問題があった。
【０００４】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、高精度な加工および平滑な被削材の加工面を達成しうる内径加工用スローアウェイチップを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題について検討した結果、工具本体への取付部から先端に切刃稜を具備する小径棒状部を突出させた内径加工用スローアウェイチップの切刃稜を前逃げ面から円弧状ノーズ切刃稜部分を経由して横逃げ面に段差が残存するように研磨加工することにより、研削に関与する円弧状ノーズ切刃稜部分から段差部までの横逃げ面にわたる領域を所望する形状に確実にでき、バラツキのない確実な加工が可能となることから、高精度で被削材の加工面粗度が高い加工が可能となることを知見した。
【０００６】
すなわち、本発明の内径加工用スローアウェイチップは、工具ホルダーへの取付部と、この取付部に連続する先端側に切刃稜を備えた小径棒状部とからなる内径加工用スローアウェイチップであって、前記切刃稜のノーズに円弧状部を形成するとともに、前記切刃稜に連続する横逃げ面に段差部を形成し、前記円弧状部に沿った逃げ面から前記横逃げ面の段差部にわたる面領域が研磨加工された面でなるとともに、前記横逃げ面において、前記段差部が研磨加工有無の境界となっていることを特徴とする。
【０００７】
また、本発明の内径加工用スローアウェイチップにおいて、前記切刃稜に沿った前逃げ面から前記横逃げ面の段差部にいたる研磨面を備え、この研磨面の表面粗さ（Ｒｙ）が２μｍ以下であること、前記円弧状部を２分割する外挿線Ｌ₁と前記段差部と前記円弧状部の先端とを結ぶ直線Ｌ₂とのなす角が３５°〜５５°であること、並びに、前記段差部の突出高さｈが０．１〜０．５ｍｍであることが望ましい。
【０００８】
【発明の実施の形態】
本発明の内径加工用スローアウェイチップ（以下、単にチップと略す。）について、その一実施例であるチップ１を工具ホルダ２に装着した内径加工用切削工具（以下、単に工具と略す。）Ａを基に説明する。
【０００９】
図１によれば、チップ１は、工具ホルダー２のチップホルダ３内にチップ１の平板状基部８（工具ホルダーへの取付部）が配設され、ネジ部材６にて固着されている。
【００１０】
また、図１によれば、チップ１は、主面が概略多角形（図１では長方形の一端にテーパーを設けた五角形）の平板状基部８と、平板状基部８から突出する小径棒状部１０と、小径棒状部１０の先端に配設される切刃稜１１とを具備している。また、切刃稜１１のノーズには円弧状部１４が形成されている。
【００１１】
本発明によれば、上記チップ１は、切刃稜１１についての要部拡大図である図２に示すように、切刃稜１１の前逃げ面１３から（円弧状部１４に沿った逃げ面を経由して）横逃げ面１５の途中までにわたって段差部１６が残存するように研磨加工が施され、横逃げ面１５に研磨加工有無の境界による段差部１６が形成されており、これによって、切刃稜１１における円弧状部１４に沿った逃げ面から横逃げ面にわたる切削に関与する領域を所定形状に確実に仕上げることができる。その結果、被削材に対して高精度な加工が可能となるとともに、被削材加工面の面粗度をばらつきなく確実に平滑なものとすることができる。
【００１２】
ここで、段差部１６が切削中に被削材と接触することなく、切削に関与する横逃げ面を確実に平滑な形状として安定した切削加工を行うことができるとともに、研磨加工に要する費用および時間を節約し、かつ切刃稜１１の強度を維持するために、前記円弧状部１４を２分割する外挿線Ｌ₁と段差部１６と円弧状ノーズ切刃稜部分１４の先端とを結ぶ直線Ｌ₂とのなす角θが１５°〜８０°、特に３０°〜６０°、さらに４５°〜５５°であることが望ましく、段差部１６の高さｈと円弧状ノーズ切刃稜部分１４の曲率半径Ｒの比が０．１〜０．５、特に０．１〜０．２であることが望ましい。なお、本発明において円弧状ノーズ切刃稜部分１４の先端とは、前記円弧状部１４とこれを２分割する外挿線Ｌ₁との交点を意味する。
【００１３】
なお、前記円弧状部１４を２分割する外挿線Ｌ₁は、円弧状部１４の両端側の２つの直線状切刃稜の二等分線である。
【００１４】
さらに、前記研磨加工に際しては、被削材加工面の面粗度を向上させるために、研磨加工を施した面の表面粗さ（Ｒｙ）が２μｍ以下、特に１μｍ以下の表面粗さであることが望ましい。
【００１５】
また、本発明によれば、図３の側面図に示すように、切刃稜１１に連続するすくい面１１ａを下に凸状の湾曲面としブレーカとして機能させることもでき、これによって、切削時に発生する切屑を良好に加工穴外に排出することができる。
【００１６】
なお、図３における小径棒状部１０のＡ−Ａ断面の形状は、図４に示すように、加工済みの被削材と接触することなく極小径の内径加工が容易にでき、切り屑の排出性を高め、小径棒状部１０の機械的強度を維持する点で、（ａ）円、（ｂ）楕円、（ｃ）所望によりコーナーＲを有する多角形、（ｄ）側面領域がカットされた円形、またはそれらを部分的に組み合わせた形状が好適に使用できる。また、小径棒状部１０の突き出し長さｗ₂は平板状基部８の長手方向の長さｗ₁に対する比ｗ₂／ｗ₁が０．１５〜１．８であることが望ましい。
【００１７】
さらに、その小径棒状部６の先端部分は、製造が容易な点および小径棒状部１０のつけ根部分の強度を向上する点で厚みを減じることもでき、平板状基部８の厚みｔ₁に対する小径棒状部６の厚みｔ₂は、小径の穴加工ができるとともに小径棒状部６の剛性、強度を高めて小径棒状部６のたわみや破損を防止できる点で、厚み比（ｔ₂／ｔ₁）が０．１〜１、特に０．１５〜０．５であることが望ましい。
【００１８】
また、平板状基部８には厚さ方向に貫通するクランプねじ用の貫通孔１８が配設されており、貫通孔１８および工具ホルダー２のチップポケット３内に形成されるネジ孔（図示せず）内にネジ部材６をネジ止めすることによってチップ１をホルダ２に装着することができる。なお、貫通孔１８のすくい面側の周縁にはテーパーを形成することが望ましい。
【００１９】
さらに、平板状基部８の裏面（着座面）にはチップ１の反りによる拘束力低下を防止するために３つの突起（図示せず）を設けることも可能である。
【００２０】
さらにまた、チップ１をクランプする形態としては、上記クランプネジによるねじ止め以外にも、ホルダーシャンク４へクランプ駒を装着してクランプオン方式とする方法であってもよく、この場合にはチップ本体８には貫通孔１８に代えて凹状のクランプ駒の受け部（図示せず）を設けるか、またはチップ本体８の主面が平坦面であってもよい。
【００２１】
また、上述したチップ１を保持するホルダ２は、例えば、図１に示されるような断面が角形をなす柱状のホルダーシャンク４の先端にチップポケット３が形成された形状からなり、工具ホルダー２のホルダーシャンク４が刃物台（図示せず）の所定位置に固定される。
【００２２】
そして、上記構成からなる本発明の内径加工用スローアウェイチップは、高精度で平滑な加工面の内径加工が可能であることから、特に加工径が８ｍｍ以下、さらに４ｍｍ以下の極小径の内径加工が可能であることから、例えば、パソコン等のＯＡ機器や電子部品、精密部品の加工に適し、精度よく加工することが可能となる。
【００２３】
以上、本発明の実施形態を図に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の目的を逸脱しない限り任意の形態とすることができることは言うまでもない。
【００２４】
例えば、本実施形態では平板状基部２の周面から小径棒状部１０を一体的に突出させたものであって、工具ホルダー２への固定部としての平板状基部２を設けたチップを説明するが、本発明はこれに限定されず、例えば、工具ホルダーへの固定部として円柱状の取付部を設け、この取付部を工具取付穴を設けた工具ホルダーの該工具取付穴に挿入固定するタイプの内径加工用スローアウェイチップであっても良い。
【００２５】
【発明の効果】
以上詳述したとおり、本発明の内径加工用スローアウェイチップによれば、工具ホルダーへの取付部と、この取付部に連続する先端側に切刃稜を備えた小径棒状部からなる内径加工用スローアウェイチップであって、前記切刃稜のノーズに円弧状部を形成するとともに、この切刃稜に連続する横逃げ面に段差部を形成し、前記円弧状部に沿った逃げ面から前記横逃げ面の段差部にわたる面領域が研磨加工された面でなるとともに、前記横逃げ面において、前記段差部が研磨加工有無の境界となっていることにより、円弧状ノーズ切刃稜部分から横逃げ面にわたる領域を所望する形状に確実にでき、バラツキのない確実な加工が可能となることから、高精度で被削材の仕上げ面粗度が高い加工が可能となる。
【００２６】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の内径加工用スローアウェイチップをチップホルダに装着した内径加工用切削工具の一例を示す正面図である。
【図２】図１の内径加工用の切刃稜部分についての要部拡大図である。
【図３】図１の内径加工用スローアウェイチップの側面図である。
【図４】図３の内径加工用スローアウェイチップにおける小径棒状部Ａ−Ａ断面の形状を説明するための図である。
【図５】従来の内径加工用スローアウェイチップの一例を備えた内径加工用切削工具を示す正面図である。
【図６】従来の内径加工用スローアウェイチップの他の一例を備えた内径加工用切削工具を示す正面図である。
【図７】図６の内径加工用スローアウェイチップの切刃稜部分の要部拡大図である。
【符号の説明】
Ａ内径加工用切削工具（工具）
１スローアウェイチップ（チップ）
２工具ホルダー
３チップポケット
４ホルダーシャンク
６ネジ部材
８チップ本体
ｗ₁ 長手方向の長さ
ｔ₁ 厚み
１０小径棒状部
ｗ₂ 突き出し長さ
ｔ₂ 小径棒状部の先端部分の厚み
１１切刃稜
Ｌ₁ 円弧状ノーズ切刃稜部分を２分割する外挿線
Ｌ₂ 段差部と円弧状ノーズ切刃稜部分の先端とを結ぶ直線
θ 直線Ｌ１と直線Ｌ２とのなす角
ｈ段差部の突出高さ
１３前逃げ面
１４円弧状部（ノーズ）
Ｒ曲率半径１５横逃げ面
１６段差部
１８貫通孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a throw-away tip for inner diameter processing capable of processing an extremely small inner diameter with high precision for precision small products such as OA equipment parts, electronic parts, and small diameter bearings.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIG. 5, as the throw-away tip for inner diameter processing capable of machining an extremely small inner diameter, a tool holder 21 having a polygonal throw-away tip 22 attached to the tip portion is used. Japanese Patent Laid-Open No. 11-320217 proposes a throw-away tip in which a small-diameter rod-like portion having a cutting edge ridge is formed on the side surface of a tool holder attachment portion (clamping portion) as shown in FIG. It is described that it is possible to process an inner diameter with a very small diameter.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the throw-away tip for inner diameter processing described in JP-A-11-320217, the dimensional accuracy at the time of processing and the surface roughness of the grinding surface may be insufficient. It is conceivable to form an arcuate nose cutting edge ridge in the part and process the cutting edge ridge into a predetermined shape by polishing the arcuate nose cutting edge ridge, but only the arcuate nose cutting edge ridge is polished. When processed, the region to be polished varies due to misalignment at the time of processing, and the edge of the cutting edge has a discontinuous edge 20 between the nose portion and the side clearance surface as shown in FIG. There was a problem that the roughness of the processed surface might be deteriorated.
[0004]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to provide a throw-away tip for inner diameter processing that can achieve high-precision processing and a smooth processing surface of a work material.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of studying the above problems, the present inventors have determined that the cutting edge of the throw-away tip for inner diameter processing, in which a small-diameter rod-shaped portion having a cutting edge at the tip from the attachment portion to the tool body, protrudes from the front clearance surface. By grinding so that a step remains on the side clearance surface via the arcuate nose cutting edge ridge part, a region extending from the arcuate nose cutting edge ridge part involved in grinding to the stepping part is desired. It has been found that it is possible to perform processing with high accuracy and high surface roughness of the work material because it is possible to ensure the shape to be formed and to perform reliable processing without variation.
[0006]
That is, the inner diameter machining throw-away tip of the present invention is an inner diameter machining throw-away tip comprising an attachment portion to the tool holder and a small-diameter rod-like portion having a cutting edge on the tip side continuous with the attachment portion. Forming a circular arc portion at the nose of the cutting edge and forming a step portion on a lateral flank surface continuous with the cutting edge ridge, and a step of the lateral flank surface from the flank surface along the circular arc portion. A surface region extending over a portion is a polished surface, and the stepped portion is a boundary for presence or absence of polishing processing in the lateral relief surface.
[0007]
The throw-away tip for inner diameter processing according to the present invention includes a polishing surface extending from a front clearance surface along the cutting edge ridge to a step portion of the lateral clearance surface, and the surface roughness (Ry) of the polishing surface is 2 μm. The angle between the extrapolation line L ₁ that divides the arc-shaped portion into two, and the straight line L ₂ that connects the stepped portion and the tip of the arc-shaped portion is 35 ° to 55 °, and The protruding height h of the stepped portion is preferably 0.1 to 0.5 mm.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An internal diameter machining cutting tool (hereinafter simply abbreviated as a tool) A having a tip 1 as an embodiment mounted on a tool holder 2 for a throwaway tip for internal diameter machining (hereinafter simply abbreviated as a chip) of the present invention. This will be explained based on the above.
[0009]
According to FIG. 1, the tip 1 is provided with a flat base 8 (attachment portion to the tool holder) of the tip 1 in the tip holder 3 of the tool holder 2, and is fixed by a screw member 6.
[0010]
Further, according to FIG. 1, the chip 1 has a flat base 8 whose main surface is substantially polygonal (a pentagon having a taper at one end of a rectangle in FIG. 1), and a small-diameter bar 10 protruding from the flat base 8. And a cutting edge ridge 11 disposed at the tip of the small-diameter bar-shaped portion 10. An arcuate portion 14 is formed on the nose of the cutting edge ridge 11.
[0011]
According to the present invention, as shown in FIG. 2, which is an enlarged view of the main part of the cutting edge ridge 11, the tip 1 is separated from the front flank 13 of the cutting edge ridge 11 (the flank face along the arcuate portion 14. Polishing process is performed so that the stepped portion 16 remains partway through the lateral flank 15, and the stepped portion 16 is formed on the lateral flank 15 by the boundary of whether or not polishing is performed. A region involved in cutting from the flank face along the arcuate portion 14 to the side flank face on the cutting edge ridge 11 can be reliably finished into a predetermined shape. As a result, high-accuracy machining can be performed on the work material, and the surface roughness of the work material processed surface can be surely smooth without variation.
[0012]
Here, the stepped portion 16 does not come into contact with the work material during cutting, and the side relief surface involved in the cutting can be surely made into a smooth shape and stable cutting can be performed, and the cost required for polishing and In order to save time and maintain the strength of the cutting edge ridge 11, the extrapolation line L ₁ that divides the arcuate part 14 into two parts, the step part 16, and the tip of the arcuate nose cutting edge part 14 are connected. The angle θ formed with the straight line L ₂ is preferably 15 ° to 80 °, particularly 30 ° to 60 °, more preferably 45 ° to 55 °, and the height h of the step portion 16 and the arcuate nose cutting edge ridge portion 14 are preferred. The ratio of the radius of curvature R is preferably 0.1 to 0.5, particularly preferably 0.1 to 0.2. In the present invention, the tip of the arcuate nose cutting edge ridge portion 14 means the intersection of the arcuate portion 14 and the extrapolation line L ₁ that divides it.
[0013]
The extrapolation line L ₁ that divides the arcuate part 14 into two is a bisector of two linear cutting edge ridges on both ends of the arcuate part 14.
[0014]
Further, in the polishing process, the surface roughness (Ry) of the polished surface is 2 μm or less, particularly 1 μm or less in order to improve the surface roughness of the work surface. Is desirable.
[0015]
Further, according to the present invention, as shown in the side view of FIG. 3, the rake surface 11a continuous to the cutting edge ridge 11 can be made to function as a breaker with a convexly curved surface downward, thereby enabling cutting. The generated chips can be discharged out of the machining hole satisfactorily.
[0016]
In addition, as shown in FIG. 4, the shape of the AA cross section of the small-diameter rod-shaped portion 10 in FIG. 3 makes it possible to easily process an inner diameter with a very small diameter without coming into contact with the processed workpiece, and to discharge chips. (A) a circle, (b) an ellipse, (c) a polygon having a corner R if desired, and (d) a circle whose side region is cut. , Or a shape obtained by partially combining them can be suitably used. Further, it is desirable that the protruding length w ₂ of the small-diameter bar-shaped portion 10 is such that the ratio w ₂ / w ₁ to the length w ₁ in the longitudinal direction of the plate-like base 8 is 0.15 to 1.8.
[0017]
Further, the tip portion of the small-diameter rod portion 6, can also reduce the thickness in terms of improving the strength of the base of the production easiness and the small diameter rod portion 10, the small diameter rod-shaped with respect to the thickness t ₁ of the substrate sheet 8 The thickness t ₂ of the portion 6 is such that the thickness ratio (t ₂ / t ₁ ) is such that a small-diameter hole 6 can be drilled and the rigidity and strength of the small-diameter rod-like portion 6 can be increased to prevent deflection and breakage of the small-diameter rod-like portion 6. It is desirable to be 0.1 to 1, particularly 0.15 to 0.5.
[0018]
The flat base 8 is provided with a through hole 18 for a clamp screw that penetrates in the thickness direction, and a screw hole (not shown) formed in the through hole 18 and the chip pocket 3 of the tool holder 2. The chip 1 can be mounted on the holder 2 by screwing the screw member 6 in the bracket. In addition, it is desirable to form a taper at the periphery of the through hole 18 on the rake face side.
[0019]
Further, three protrusions (not shown) can be provided on the back surface (sitting surface) of the flat base portion 8 in order to prevent a reduction in binding force due to warping of the chip 1.
[0020]
Furthermore, as a form for clamping the chip 1, besides the screwing by the clamp screw, a method of mounting a clamp piece on the holder shank 4 and adopting a clamp-on method may be used. In this case, the chip body 8 may be provided with a receiving portion (not shown) of a concave clamp piece in place of the through hole 18, or the main surface of the chip body 8 may be a flat surface.
[0021]
The above-mentioned holder 2 for holding the chip 1 has a shape in which a chip pocket 3 is formed at the tip of a columnar holder shank 4 having a square cross section as shown in FIG. The holder shank 4 is fixed at a predetermined position on the tool post (not shown).
[0022]
Further, the throw-away tip for inner diameter machining of the present invention having the above-described configuration is capable of machining the inner diameter of a smooth and machined surface with high accuracy, so that the machining diameter is particularly small diameter of 8 mm or less, and further 4 mm or less. Therefore, for example, it is suitable for processing OA equipment such as a personal computer, electronic parts, and precision parts, and can be processed with high accuracy.
[0023]
As mentioned above, although embodiment of this invention was described based on drawing, this invention is not limited to the said embodiment, It cannot be overemphasized that it can be set as arbitrary forms unless it deviates from the objective of invention.
[0024]
For example, in the present embodiment, a chip in which the small-diameter bar-like portion 10 is integrally projected from the peripheral surface of the flat-plate base 2 and provided with the flat-plate base 2 as a fixing portion to the tool holder 2 will be described. However, the present invention is not limited to this, for example, a type in which a columnar mounting portion is provided as a fixing portion to the tool holder, and this mounting portion is inserted and fixed into the tool mounting hole of the tool holder provided with the tool mounting hole. It may be a throw-away tip for inner diameter machining.
[0025]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the throw-away tip for inner diameter machining of the present invention, for inner diameter machining comprising an attachment portion to the tool holder and a small-diameter rod-like portion having a cutting edge ridge on the tip side continuous to the attachment portion. It is a throw-away tip, and an arcuate part is formed on the nose of the cutting edge, and a step part is formed on a lateral flank that continues to the cutting edge, and the flank along the arcuate part The surface area over the stepped portion of the side clearance surface is a polished surface, and the stepped portion is a boundary of presence / absence of polishing processing on the side clearance surface. Since the region over the flank can be surely formed into a desired shape and reliable machining without variation is possible, machining with high accuracy and high finished surface roughness of the work material can be performed.
[0026]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an example of a cutting tool for inner diameter processing in which a throwaway tip for inner diameter processing of the present invention is mounted on a chip holder.
2 is an enlarged view of a main part of a cutting edge ridge portion for inner diameter processing in FIG. 1; FIG.
3 is a side view of the inner diameter machining throw-away tip of FIG. 1. FIG.
4 is a view for explaining the shape of a cross section of a small-diameter bar-shaped portion AA in the throw-away tip for inner diameter processing of FIG.
FIG. 5 is a front view showing a cutting tool for inner diameter processing provided with an example of a conventional throw-away tip for inner diameter processing.
FIG. 6 is a front view showing a cutting tool for inner diameter processing provided with another example of a conventional throw-away tip for inner diameter processing.
7 is an enlarged view of a main part of a cutting edge ridge portion of the throw-away tip for inner diameter processing in FIG. 6;
[Explanation of symbols]
A Cutting tool for inner diameter machining (tool)
1 Throw away tip (chip)
2 Tool holder 3 Chip pocket 4 Holder shank 6 Screw member 8 Chip body w ₁ Longitudinal length t ₁ Thickness 10 Small-diameter bar-shaped part w ₂ Projection length t ₂ Small-diameter bar-shaped tip part thickness 11 Cutting edge R ₁ arcuate nose cutting edge extrapolation line L ₂ step portion and the arc-shaped nose cutting edge portion of the line connecting the tip straight θ straight line L1 and the angle h stepped portion projecting height of the straight line L2 13 to the edge portion 2 divided Front flank 14 Arc-shaped part (nose)
R Curvature radius 15 Lateral flank 16 Stepped portion 18 Through hole

Claims

工具ホルダーへの取付部と、この取付部に連続する先端側に切刃稜を備えた小径棒状部とからなる内径加工用スローアウェイチップであって、前記切刃稜のノーズに円弧状部を形成するとともに、前記切刃稜に連続する横逃げ面に段差部を形成し、前記円弧状部に沿った逃げ面から前記横逃げ面の段差部にわたる面領域が研磨加工された面でなるとともに、前記横逃げ面において、前記段差部が研磨加工有無の境界となっていることを特徴とする内径加工用スローアウェイチップ。 A throw-away tip for inner diameter processing comprising an attachment portion to a tool holder and a small-diameter rod-like portion provided with a cutting edge on the tip side continuous with the attachment portion, and an arcuate portion is formed on the nose of the cutting edge And forming a stepped portion on a lateral flank surface continuous with the cutting edge, and a surface region extending from the flank surface along the arcuate portion to the stepped portion of the lateral flank surface is a polished surface. A throw-away tip for inner diameter processing, wherein the stepped portion is a boundary of presence or absence of polishing processing on the lateral clearance surface.

前記切刃稜に沿った前逃げ面から前記横逃げ面から前記前逃げ面の段差部にいたる研磨面を備え、この研磨面の表面粗さ（Ｒｙ）が２μｍ以下であることを特徴とする請求項１記載の内径加工用スローアウェイチップ。 A polishing surface from the front clearance surface along the cutting edge ridge to the step portion of the front clearance surface from the lateral clearance surface is provided, and the surface roughness (Ry) of the polishing surface is 2 μm or less. The throw-away tip for inner diameter processing according to claim 1.

前記円弧状部を２分割する外挿線Ｌ１と前記段差部と前記円弧状部の先端とを結ぶ直線Ｌ２とのなす角が３５°〜５５°であることを特徴とする請求項１または２記載の内径加工用スローアウェイチップ。 The angle formed by an extrapolation line L1 that divides the arc-shaped portion into two and a straight line L2 that connects the stepped portion and the tip of the arc-shaped portion is 35 ° to 55 °. The throw-away tip for inner diameter processing described.

前記段差部の突出高さｈが０．１〜０．５ｍｍであることを特徴とする請求項１乃至３いずれか記載の内径加工用スローアウェイチップ。 The throw-away tip for inner diameter processing according to any one of claims 1 to 3, wherein a protruding height h of the stepped portion is 0.1 to 0.5 mm.