JP3906967B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、横断面形状が波状又はジグザグ状である複数の主サイプを形成したブロックを複数有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤに関し、特にスタッドレスタイヤとして有用である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、スタッドレスタイヤのアイス性能を向上させる目的で、タイヤパターンの各部(センター部、メディエイト部、ショルダー部)に複数のサイプを配置したものが知られている。かかるサイプの形状としては、横断面形状が平面又は波型のサイプが一般的である。このようなサイプをブロックに形成することにより、エッジ効果、除水効果、及び凝着効果が向上するため、サイプの本数は近年増加する傾向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、サイプの本数を増やしてサイプ密度を高めていくと、エッジ数は増えるものの、ブロック全体の剛性が低下してサイプが過度に倒れ込むことにより、逆にエッジ効果が小さくなったり、接地面積が小さくなり、アイス性能も低下するという問題が生じる。
【0004】
一方、従来のサイプに加えて、それより短いサイプを形成した空気入りタイヤとして、一端がサイプに開口し、かつこのサイプと交わる向きにのびる長さが1〜3mmの補助サイプを形成したものが特開平9−328004号公報に開示されている。しかし、この補助サイプでは、一端がサイプに開口するため、ブロックの剛性を低下させ易いので、サイプの倒れ込みを抑制しながら、サイプ密度を高めることができない。
【0005】
そこで、本発明の目的は、ブロックの倒れ込みを抑制しつつ、サイプ密度を高めることで、エッジ効果の向上により良好なアイス性能を発現できる空気入りタイヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。
即ち、本発明の空気入りタイヤは、横断面形状が波状又はジグザグ状である複数の主サイプを形成したブロックを複数有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、隣り合う主サイプ間の略中央にその主サイプから独立した補助サイプを配置し、かつその補助サイプの両端間距離を隣接する主サイプの両端間距離の5〜30%としてあることを特徴とする。
【0007】
上記において、前記補助サイプに隣接する主サイプと、その主サイプに隣り合う別の主サイプとの間には、それらの略中央であって少なくとも前記補助サイプの両端間距離だけ主サイプに沿ってシフトした位置に別の前記補助サイプを配置してあることが好ましい。
【0008】
また、前記補助サイプが、少なくともその両端間距離だけ間隔を開けて複数配置され、それらに隣接する主サイプと、その主サイプに隣り合う別の主サイプとの間には、それらの略中央であって少なくとも前記補助サイプの両端間距離だけ主サイプに沿ってシフトした位置に別の前記補助サイプを複数配置してあることが好ましい。
【0009】
更に、前記補助サイプが、隣接する何れかの主サイプに沿った形状であることが好ましい。
【0010】
[作用効果]
本発明によると、隣り合う主サイプ間の略中央にその主サイプから独立した補助サイプを配置してあるため、一端が主サイプに開口する従来の補助サイプに比べて、ブロックの剛性低下を少なくしながら、サイプ密度を高めることができる。そして、補助サイプの両端間距離が主サイプの5〜30%であるため、その両端外側のブロック部分(厚ブロック部)により、補助サイプに隣接するブロック(薄ブロック部)の倒れ込みを抑制して、ブロック全体の剛性低下を小さくする事ができる。その結果、ブロックの倒れ込みを抑制しつつ、サイプ密度を高めることで、前後方向および横方向にエッジ成分が増加し、また、接地面積も大きくなり、これにより良好なアイス性能を発現できる。
【0011】
また、前記補助サイプに隣接する主サイプと、それに隣り合う別の主サイプとの間には、それらの略中央であって少なくとも前記補助サイプの両端間距離だけ主サイプに沿ってシフトした位置に別の前記補助サイプを配置してある場合、補助サイプに隣接するブロック部分(薄ブロック部)に更に隣接するブロック部分(厚ブロック部)には、シフトした位置に補助サイプが設けられているので、補助サイプのない厚ブロック部によって薄ブロック部の倒れ込みを抑制することができる。これによって、ブロック全体の剛性低下をより確実に抑えることができる。
【0012】
前記補助サイプが、少なくともその両端間距離だけ間隔を開けて複数配置され、それらに隣接する主サイプと、それに隣り合う別の主サイプとの間には、それらの略中央であって少なくとも前記補助サイプの両端間距離だけ主サイプに沿ってシフトした位置に別の前記補助サイプを複数配置してある場合、各列の複数の補助サイプによりサイプ密度をより高めながら、各列がシフトして配置されているため、上記と同様に、補助サイプのない厚ブロック部によって薄ブロック部の倒れ込みを抑制することができる。これによって、サイプ密度をより高めながら、ブロック全体の剛性低下をより確実に抑えることができる。
【0013】
更に、前記補助サイプが、隣接する何れかの主サイプに沿った形状である場合、補助サイプと主サイプとの距離を一定以上に保つことができるため、両者が局部的に接近したブロック部分で破損等を生じにくくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明の空気入りタイヤは、図1に示すように、複数の主サイプ10を形成したブロック1を複数有するトレッドパターンTを備える。本実施形態では、周方向溝2と横溝3により区分されたブロック1が形成され、タイヤ幅方向に5列のブロック1が配列されている例を示す。
【0015】
各々のブロック1には、タイヤ幅方向に向けて複数本の主サイプ10が形成されており、各々の主サイプ10の両端は、ブロック1に隣接する溝に開口しているが、それに限定されるものではなく、ブロック1の側壁から露出せずにブロック1の側壁の内側に留めたり、片側のみを留めたりと、パターン構成によって適宜使い分けることができる。
【0016】
主サイプ10の横断面形状は、波状又はジグザグ状であるが、正弦波に近いものに限られず、直線と曲線とを交互に組み合わせた波線や矩形波に近いもの等、何れの形状でもよい。また、主サイプ10は部分的に横断面形状が直線となる直線部10aを有していてもよい。直線部10aを設ける場合、非直線部10bの端部に設けるのが好ましい。端部を直線状にすることによって、端部が溝に対し鋭角に開口して、鋭角部分が破損し易くなるのを防止できる。
【0017】
主サイプ10の横断面形状の凹凸の周期(例えば凸−凸頂部間の距離)は、いわゆる波型サイプの特性を好適に発現する上で1.5〜5mmが好ましく、振幅(両側頂部の高さの和)は1.5〜5mmが好ましい。
【0018】
本発明では、図1〜図2に示すように、隣り合う主サイプ10間の略中央にその主サイプ10から独立した補助サイプ11を配置してある。本実施形態では、補助サイプ11が隣接する何れかの主サイプ10に沿った形状で逆W字型に形成されている例を示す。
【0019】
本発明における補助サイプ11は、その両端間距離W1を隣接する主サイプの両端間距離W2の5〜30%としてあり、好ましくは両端間距離W2の10〜20%である。5%未満では、補助サイプ11によるエッジが生じにくくなり、30%を超えると、補助サイプ11に隣接する薄ブロック部1aの倒れ込みが生じ易くなり、ブロック1全体の剛性が低下する。
【0020】
本実施形態では、補助サイプ11に隣接する主サイプ10とそれに隣り合う別の主サイプ10との間に、別の補助サイプ11を配置する際に、シフト幅W3だけ主サイプに沿ってシフトした位置に補助サイプ11を配置する例を示す。本発明におけるシフト幅W3は、補助サイプ11の両端間距離W1以上であることが好ましい。
【0021】
また、補助サイプ11は、間隔を開けて複数配置されることが好ましく、補助サイプ間隔W4は、両端間距離W1以上であることが好ましい。その場合、補助サイプ間隔W4の中央の位置に、隣接する主サイプ10と、それに隣り合う別の主サイプ10との間に、別の補助サイプ11の中央が位置するように別の補助サイプ11を配置するのが好ましい。その場合、薄ブロック部1aに隣接する厚ブロック部1bには、補助サイプ11が設けられていないので、厚ブロック部1bによって薄ブロック部1aの倒れ込みを抑制することができる。
【0022】
図2の例では、合計7本の主サイプ10の間に、補助サイプ11の列を上記のようにシフト幅W3だけ左右交互にシフトさせながら、2+1+2+1+2+1本の合計9本の補助サイプ11を形成している。
【0023】
主サイプ10の溝幅は、0.2〜0.7mmが好ましいが、補助サイプ11の溝幅は、0.2〜0.5mmが好ましい。0.2mmより小さいと、エッジ効果が得にくくなり、0.5mmより大きいと、ブロック1の倒れ込みを抑制しにくく、接地面積が小さくなる傾向がある。
【0024】
また、主サイプ10と補助サイプ11の溝深さは、主溝深さの30〜80%が好ましい。主サイプ10と補助サイプ11は、ブロック表面に対して垂直になるように形成されるのが一般的であるが、ブロック表面の法線に対してサイプが若干(例えば15°以下)傾斜していてもよい。
【0025】
本発明では、ブロック1の倒れ込みを抑制しながら、補助サイプ11の本数を増やしてサイプ密度を高めることで、エッジ数を増やしてエッジ効果を更に高めることができる。このような観点から本発明では、サイプ密度0.1〜0.3mm/mm2 が好ましく、0.18〜0.28mm/mm2 がより好ましい。
【0026】
なお、図2に示すブロック1の補助サイプ11のように、補助サイプ11の形状がタイヤの周方向に対称でないものを形成する場合、ブロック毎にブロック1の方向をタイヤの周方向に逆転させて、パターンの方向性を小さくしてもよい。また、同一のブロック内で一部の補助サイプ11の方向をタイヤの周方向に逆転させて、パターンの方向性を小さくしてもよい。
【0027】
本発明の空気入りタイヤは、上記の如きトレッドパターンTを備える以外は、通常の空気入りタイヤと同等であり、従来公知の材料、形状、構造、製法などが何れも本発明に採用できる。
【0028】
本発明の空気入りタイヤは、前述の如き作用効果を奏し、アイス性能に優れるため、特にスタッドレスタイヤとして有用である。
【0029】
[他の実施形態]
以下、本発明の他の実施の形態について説明する。
【0030】
(1)前述の実施形態では、補助サイプが隣接する何れかの主サイプに沿った逆W字型の形状で、図2に示すように配置されている例を示したが、本発明における補助サイプの形状は、主サイプに開口しない形状であれば何れでもよく、またその配置は、ランダムな配置を含めて何れでもよい。但し、図3(a)〜(c)に示すように、一定の規則性を有する配置が好ましい。
【0031】
図3(a)に示すものは、補助サイプ11が隣接する何れかの主サイプ10に略沿った逆V字型の形状で、図2に示すものと同様な規則性によって配置したものである。つまり、補助サイプ11が、少なくともその両端間距離だけ間隔W4を開けて複数配置されている。そして、それらの補助サイプ11に隣接する主サイプ10と、それに隣り合う別の主サイプ10との間には、それらの略中央であって少なくとも補助サイプ11の両端間距離W1だけ主サイプ10に沿ってシフトした位置に別の補助サイプ11を複数配置してある。
【0032】
図3(b)に示すものは、補助サイプ11が隣接する何れかの主サイプ10に略沿った逆S字型の形状で、図2に示すものとは異なる規則性によって配置したものである。即ち、補助サイプ11が、その両端間距離W1の2倍の間隔W4を開けて複数配置され、それらの補助サイプ11に隣接する主サイプ10と、それに隣り合う別の主サイプ10との間には、それらの略中央であって補助サイプ11の両端間距離W1だけ主サイプ10に沿ってシフトした位置に別の補助サイプ11を複数配置してある。そして、複数の補助サイプ11からなる列が、3列毎に同じ位置に配置されるように、各列の配置を繰り返している。
【0033】
図3(c)に示すものは、補助サイプ11が隣接する何れかの主サイプ10に略沿った円弧状の形状で、図2に示すものとは異なる規則性によって配置したものである。即ち、補助サイプ11が、その両端間距離W1以上の間隔W4を開けて複数配置され、複数の補助サイプ11は、その形状がタイヤ周方向に対して交互に逆向きになっている。
【0034】
また、それらの補助サイプ11に隣接する主サイプ10と、それに隣り合う別の主サイプ10との間には、補助サイプ11を設けず、厚ブロック部1bのみとしてある。その厚ブロック部1bに更に隣接するブロック部分には、上記と同様に補助サイプ11が、その両端間距離W1以上の間隔W4を開けて複数配置されている。
【0035】
(2)前述の実施形態では、図1に示すようなブロックパターンの例を示したが、この形状のブロックに限らず、平行四辺形、V字型、5角形、又は曲線基調のブロックでもよい。また、中央付近や端部近傍まで溝の入ったブロックや一部の陸部が周方向に連続するものでもよい。本発明における好ましい他のパターンの例を示すと、次のようになる。
【0036】
この例では、図4に示すように、周方向溝2と横溝3,5と斜溝4とにより区分されたブロック1が形成され、タイヤ幅方向に6列のブロック1が配列されている。また、ブロック1は、タイヤ幅方向の位置によって異なる形状をしているが、いずれの形状においてもその周縁がジグザク形状となっている。
【0037】
このようなトレッドパターンTにおいて、図3(a)に示すような形状及び配置にて補助サイプ11が形成されている。その際、ブロック1Dとブロック1Eでは、補助サイプ11の向きがタイヤ周方向に逆転しており、これを周方向に繰り返すことによってパターンの方向性を小さくしている。また、ブロック1の各々の列内では補助サイプ11の向きを同じにしておき、各列ごとに補助サイプ11の向きを変えてもよい。また、全てのブロック1について、補助サイプ11の向きを同じにしてもよい。
【0038】
(3)前述の実施形態では、図1に示すように、タイヤ幅方向に向けて複数列のサイプが形成された例を示したが、サイプの形成方向(中央線の方向)は、タイヤ幅方向と平行に限られるものではない。但し、中央線の方向とタイヤ幅方向とがなす角度は0〜45°が好ましい。
【0039】
【実施例】
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、タイヤの各性能評価は、次のようにして行った。また、サイプ密度の調整は、サイプの間隔を変えることにより行った。
【0040】
(1)アイス制動性能
タイヤを実車(国産2000ccクラスのFFセダン)に装着し、1名乗車の荷重条件にて、凍結した路面を走行させ、速度40km/hで制動力をかけてフルロックした際の制動距離を指数で評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
【0041】
(2)アイス旋回性能
タイヤを上記と同じ実車に装着し、1名乗車の荷重条件で同じ路面をレムニスケート曲線(8の字曲線:R=25m円)にて走行し、そのラップタイムを指数で評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
【0042】
実施例1
図1に示すようなトレッドパターンにおいて、図3(a)の形状のサイプを下記のサイズにて形成してサイズ185/70R14のラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。サイプ深さを7mm、溝幅を0.3mm、振幅1.5mm、周期4.0mm、サイプ密度0.26mm/mm2 とした。
【0043】
実施例2
図1に示すようなトレッドパターンにおいて、図2の形状のサイプを下記のサイズにて形成してサイズ185/70R14のラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。サイプ深さを7mm、溝幅を0.3mm、振幅1.5mm、周期4.0mm、サイプ密度0.28mm/mm2 とした。
【0044】
比較例1(従来品)
実施例1において、図5(a)に示すような主サイプ10のみでサイプ密度0.20mm/mm2 でサイプを形成したこと(従来の波型サイプ)以外は、実施例1と同様にして、サイズ185/70R14のラジアルタイヤを製造し、上記の各性能評価を行った。その結果を表1に示す。
【0045】
比較例2
実施例1において、図5(b)に示すような主サイプ10と補助サイプ11とでサイプ密度0.30mm/mm2 でサイプを形成したこと以外は、実施例1と同様にして、サイズ185/70R14のラジアルタイヤを製造し、上記の各性能評価を行った。その結果を表1に示す。
【0046】
【表1】
Figure 0003906967
表1の結果が示すように、実施例ではブロックの倒れ込みの抑制効果により、アイス制動性能とアイス旋回性能が従来品より良好となった。これに対して、補助サイプの両端間距離が大きすぎる比較例2では、ブロックの倒れ込みの抑制効果が不十分となり、アイス性能の改善効果が小さかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一例のトレッド面を示す平面図
【図2】本発明におけるブロックの一例を示す要部拡大図
【図3】本発明におけるブロックの他の例を示す要部拡大図
【図4】本発明の空気入りタイヤの他の例のトレッド面を示す平面図
【図5】比較例で採用したブロックの例を示す要部拡大図
【符号の説明】
1 ブロック
10 主サイプ
11 補助サイプ
T トレッドパターン
W1 補助サイプの両端間距離
W2 主サイプの両端間距離

Claims (4)

  1. 横断面形状が波状又はジグザグ状である複数の主サイプを形成したブロックを複数有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、
    隣り合う主サイプ間の略中央にその主サイプから独立した補助サイプを配置し、かつその補助サイプの両端間距離を隣接する主サイプの両端間距離の5〜30%としてあることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記補助サイプに隣接する主サイプと、その主サイプに隣り合う別の主サイプとの間には、それらの略中央であって少なくとも前記補助サイプの両端間距離だけ主サイプに沿ってシフトした位置に別の前記補助サイプを配置してある請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記補助サイプが、少なくともその両端間距離だけ間隔を開けて複数配置され、それらに隣接する主サイプと、その主サイプに隣り合う別の主サイプとの間には、それらの略中央であって少なくとも前記補助サイプの両端間距離だけ主サイプに沿ってシフトした位置に別の前記補助サイプを複数配置してある請求項1記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記補助サイプが、隣接する何れかの主サイプに沿った形状である請求項1〜3いずれかに記載の空気入りタイヤ。
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