JP3906701B2

JP3906701B2 - Head protection airbag device

Info

Publication number: JP3906701B2
Application number: JP2002033496A
Authority: JP
Inventors: 英之加藤; 秀敏原田; 光由大野
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 2002-02-12
Filing date: 2002-02-12
Publication date: 2007-04-18
Anticipated expiration: 2022-02-12
Also published as: JP2003231452A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に装備される頭部保護エアバッグ装置に係り、特に、折り畳まれた状態でルーフサイドレールに沿って収納されるエアバッグ本体が、中間非膨張部を挟んで前後に前席用膨張部と後席用膨張部を有するとともに、これら両膨張部の上端部を連通させる連通路を前記中間非膨張部の上方に有してなり、インフレータから前記連通路を通して前記前席用膨張部と前記後席用膨張部に供給されるガスにより下方に向けてカーテン状に膨張展開することによって、乗員の頭部を保護するようにした頭部保護エアバッグ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種の頭部保護エアバッグ装置は、例えば、特開２０００−６７４９号公報に示されていて、同公報の頭部保護エアバッグ装置では、折り畳まれた状態でルーフサイドレールに沿って収納されるエアバッグ本体が、前席用膨張部と後席用膨張部を有するとともに、これら両膨張部の上端部を連通させる連通路を有し、前席用膨張部と後席用膨張部との間の中間部に略矩形の切欠を有するエアバッグ袋体と、このエアバッグ袋体の前記切欠に対応して固定されて中間非膨張部を形成する薄布とで構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグ本体の前席用膨張部と後席用膨張部が膨張展開時に膨らむことによって、前席用膨張部と後席用膨張部の車両前後方向の長さがそれぞれ縮む。このため、前席用膨張部と後席用膨張部が中間非膨張部を介して引き合って、前席用膨張部と後席用膨張部の少なくとも一方が所期の位置から前後方向に移動して所期の保護エリアを確保できなくなるおそれがある。なお、エアバッグ本体の前席用膨張部と後席用膨張部を大きくして、所期の保護エリアを確保することも可能であるが、この場合には、所期の膨張展開性能を確保するために、インフレータも大型化する必要があって、これに伴う種々な問題も生じることとなる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した課題に対処すべく、上記した形式の頭部保護エアバッグ装置において、前記中間非膨張部の基布に、前記前席用膨張部と前記後席用膨張部の膨張展開に伴って前記中間非膨張部の車両前後方向の長さを長くするための車両上下方向に延びる長孔またはスリット（以下、「伸長可能部」と称呼することもある。）を設けたこと（請求項１に係る発明）に特徴がある。
【０００５】
この場合において、前記長孔またはスリットの少なくとも一つは前記エアバッグ本体の下端にまで延びて開かれていること（請求項２に係る発明）が望ましい。
【０００８】
【発明の作用・効果】
本発明による頭部保護エアバッグ装置（請求項１に係る発明）においては、中間非膨張部の基布に前席用膨張部と後席用膨張部の膨張展開に伴って中間非膨張部の車両前後方向の長さを長くするための車両上下方向に延びる長孔またはスリット（前記伸長可能部）を設けた。このため、エアバッグ本体の前席用膨張部と後席用膨張部が膨張展開時に膨らむことによって、前席用膨張部と後席用膨張部の車両前後方向の長さがそれぞれ縮んでも、中間非膨張部の車両前後方向の長さが長くなることで、前席用膨張部と後席用膨張部の所期位置からの車両前後方向の移動が抑制される。したがって、前席用膨張部と後席用膨張部を大型化することなく、所期の保護エリアを確保することが可能である。また、前記伸長可能部が車両上下方向に延びる長孔またはスリットを設けることによって構成されているため、エアバッグ本体の基布を有効に活用して前記伸長可能部を簡便に生産することが可能である。
【０００９】
加えて、前記伸長可能部がエアバッグ本体の中間非膨張部すなわち一般的にエリアの広い領域に設けられているため、伸長可能部による伸長作用を十分に得ることが可能であり、前席用膨張部と後席用膨張部の所期位置からの車両前後方向の移動を十分に抑制することが可能である。また、前記伸長可能部が前席用膨張部と後席用膨張部間の中間非膨張部に設けられているため、伸長可能部による伸長作用を前席用膨張部と後席用膨張部にバランスよく与えることが可能である。
【００１２】
また、本発明による頭部保護エアバッグ装置（請求項２に係る発明）においては、前記長孔またはスリットの少なくとも一つがエアバッグ本体の下端にまで延びて開かれているため、エアバッグ本体の膨張展開時に前後方向に最も移動しやすいエアバッグ本体の下端における伸長可能部による伸長作用を十分に得ることが可能である。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図１〜図４は本発明を乗用車系車両用の頭部保護エアバッグ装置に実施した一実施形態を示していて、この実施形態の頭部保護エアバッグ装置は、車室内の側部にてカーテン状に膨張展開して前席乗員の頭部と後席乗員の頭部（共に図示省略）を保護するエアバッグ１０と、このエアバッグ１０にディフューザ２１を通してガスを供給するインフレータ２２を備えている。エアバッグ１０は、膨張部と非膨張部を有するエアバッグ本体１１と、このエアバッグ本体１１の前端部に組付けられて膨張部を有しないテンションクロス１２によって構成されている。
【００１７】
エアバッグ本体１１は、織目方向が前後上下となるように袋織によって形成されていて、表面に気密保持用のコーティングを施されており、長手方向（前後方向）の中間部に設けたガス導入部１１ａと、これの下方にて前後方向に延びるガス連通路１１ｂと、このガス連通路１１ｂを通して上端部が連通する前席用膨張部１１ｃおよび後席用膨張部１１ｄを有するとともに、中間非膨張部１１ｅ、前端非膨張部１１ｆおよび複数個の取付片部１１ｇを有している。なお、各取付片部１１ｇには、ルーフサイドレール３１への取付孔１１ｇ１が設けられている。
【００１８】
前席用膨張部１１ｃは、前席（Ｂピラー３３に対応して配設されている座席）に着座する乗員の頭部を保護するもので、上下方向に延びる複数個の膨張室（図１および図２に示したセル参照）を有している。一方、後席用膨張部１１ｄは、後席に着座する乗員の頭部を保護するもので、上下方向に延びる複数個の膨張室（図１および図２に示したセル参照）を有している。
【００１９】
中間非膨張部１１ｅは、前席用膨張部１１ｃと後席用膨張部１１ｄ間に形成されて前後方向にて挟まれており、その上方をガス連通路１１ｂが通っている。また、中間非膨張部１１ｅには、車両上下方向に延びる３個の長孔１１ｅ１，１１ｅ２，１１ｅ３が設けられていて、中央の長孔１１ｅ２はエアバッグ本体１１の下端にまで延びて開かれている。これにより、中間非膨張部１１ｅの長孔形成部位は、前席用膨張部１１ｃと後席用膨張部１１ｄの膨張展開に伴って車両前後方向に伸長可能な伸長可能部Ｓ１とされている。
【００２０】
テンションクロス１２は、エアバッグ本体１１の構成布より薄くて安いノンコート織布（膨張部を有しない基布）によって三角形状（形状は適宜変更可能）に形成されたものであり、後端部１２ａにてエアバッグ本体１１の前端非膨張部１１ｆに縫合されていて、前端部１２ｂに設けた取付孔１２ｂ１にてＡピラー３２に組付けられる（図１参照）ようになっている。
【００２１】
上記したエアバッグ１０において、エアバッグ本体１１は、図３および図４に示したように、上下方向にて蛇腹状に折り畳んだ状態で、ルーフサイドレール３１とルーフヘッドライニング４１の側方周縁部との間に形成された空間にて、ルーフサイドレール３１に沿って収納されるようになっている。また、テンションクロス１２は、図３に示したように、蛇腹状に折り畳んだ状態で、Ａピラー３２とこれに組付けられて覆うＡピラーガーニッシュ４２との間に形成された空間にて、Ａピラー３２に沿って収納されるようになっている。なお、蛇腹状に折り畳んだ状態のエアバッグ本体１１とテンションクロス１２は、エアバッグ１０の膨張展開により破断するソック１４（図４参照）によって保持されている。
【００２２】
ディフューザ２１は、図１および図３にて示したように、先端が閉塞した略円筒形状で略直線状に形成されていて、インフレータ２２のガス噴射口２２ａに設けた雄ねじ部２２ｂに、基端（後端）に設けた雌ねじ部（ナット部）２１ａにて、気密的かつ同軸的に連結固定されており、先端部２１ｂの下側周壁には長手方向に沿って点在する前後一対のガス供給孔２１ｂ１，２１ｂ２を有している。
【００２３】
また、ディフューザ２１は、前後一対のガス供給孔２１ｂ１，２１ｂ２の開口が下方となるようにして、その先端部２１ｂをエアバッグ本体１１のガス導入部１１ａ内に挿入されていて、エアバッグ本体１１におけるガス導入部１１ａの開口端部に締付バンド２３を用いて気密的に組付けられている。
【００２４】
インフレータ２２は、車両の側突時またはロールオーバー時等（この状態は図示省略のセンサによって検出される）に動作してガスをエアバッグ本体１１に向けて噴出供給するものであり、ブラケットとボルト(共に図示省略)を用いてルーフサイドレール３１に組付けられるようになっている。また、インフレータ２２は、車両の前後方向中央部においてエアバッグ本体１１の上方にてルーフサイドレール３１に沿って前後方向に配置されていて、ルーフヘッドライニング４１によって覆われるようになっている。
【００２５】
上記のように構成したこの実施形態のエアバッグ装置においては、通常時、エアバッグ本体１１とテンションクロス１２が上下方向にて多重に折り畳まれて破断可能なソック１４（図４参照）にコンパクトに収容された状態で、図３に示したように、Ａピラー３２とルーフサイドレール３１に沿って収納されていて、Ａピラーガーニッシュ４２とルーフヘッドライニング４１により覆われている。
【００２６】
また、車両の側突時やロールオーバー時等の異常時において、該当するセンサ（図示省略）が検知する加速度が設定値以上でインフレータ２２が動作すると、折り畳まれて収納されているエアバッグ１０におけるエアバッグ本体１１のガス連通路１１ｂに、インフレータ２２からディフューザ２１のガス供給孔２１ｂ１，２１ｂ２を通してガスが供給され、このガスがガス連通路１１ｂの前方部位と後方部位に向けて分散供給される。このため、供給ガスによってエアバッグ本体１１の前後両膨張部１１ｂ，１１ｃが膨張展開するのに伴って、図１に示したように、エアバッグ１０全体が展開して車室内の側部にてカーテン状に膨張展開し、前席乗員の頭部と後席乗員の頭部を保護する。
【００２７】
ところで、この実施形態においては、エアバッグ本体１１の中間非膨張部１１ｅに前席用膨張部１１ｃと後席用膨張部１１ｄの膨張展開に伴って車両前後方向に伸長可能な伸長可能部Ｓ１を設けた。このため、エアバッグ本体１１の前席用膨張部１１ｃと後席用膨張部１１ｄが膨張展開時に膨らむことによって、前席用膨張部１１ｃと後席用膨張部１１ｄの車両前後方向および車両上下方向の長さがそれぞれ縮んでも、エアバッグ本体１１の伸長可能部Ｓ１が図１に示したように伸長することで、特に後席用膨張部１１ｄの所期位置からの車両前方向への移動が抑制される。
【００２８】
したがって、後席用膨張部１１ｄを大型化することなく、所期の保護エリアを確保することが可能である。なお、エアバッグ本体１１に伸長可能部Ｓ１を設けない場合には、図１２に示したように、エアバッグ本体１１の前席用膨張部１１ｃと後席用膨張部１１ｄが膨張展開時に膨らむことによって、前席用膨張部１１ｃと後席用膨張部１１ｄの車両前後方向および車両上下方向の長さがそれぞれ縮まり、これに伴ってエアバッグ本体１１の特に後席用膨張部１１ｄが所期位置から車両前方向へ大きく移動し、所期の保護エリアを確保することができなくなるおそれがある。
【００２９】
また、この実施形態においては、伸長可能部Ｓ１がエアバッグ本体１１の中間非膨張部１１ｅすなわち一般的にエリアの広い領域に設けられているため、伸長可能部Ｓ１による伸長作用を十分に得ることが可能であり、前席用膨張部１１ｃと後席用膨張部１１ｄの所期位置からの車両前後方向の移動を十分に抑制することが可能である。また、伸長可能部Ｓ１が前席用膨張部１１ｃと後席用膨張部１１ｄ間の中間非膨張部１１ｅに設けられているため、伸長可能部Ｓ１による伸長作用を前席用膨張部１１ｃと後席用膨張部１１ｄにバランスよく与えることが可能である。
【００３０】
また、この実施形態においては、伸長可能部Ｓ１がエアバッグ本体１１の基布に車両上下方向に延びる複数の長孔１１ｅ１，１１ｅ２，１１ｅ３を設けることによって構成されているため、エアバッグ本体１１の基布を有効に活用して伸長可能部Ｓ１を簡便に生産することが可能である。また、長孔１１ｅ２がエアバッグ本体１１の下端にまで延びて開かれているため、エアバッグ本体１１の膨張展開時に前後方向に最も移動しやすいエアバッグ本体１１の下端における伸長可能部Ｓ１による伸長作用を十分に得ることが可能である。
【００３１】
上記実施形態においては、エアバッグ本体１１の中間非膨張部１１ｅに長孔１１ｅ１，１１ｅ２，１１ｅ３を設けることにより伸長可能部Ｓ１を構成して実施したが、図５に示したように、長孔１１ｅ１，１１ｅ２，１１ｅ３に代えてスリット１１ｅ１１，１１ｅ１２，１１ｅ１３を設けることにより伸長可能部Ｓ２を構成して実施することも可能である。なお、図５の実施形態では、各スリット１１ｅ１１，１１ｅ１２，１１ｅ１３の閉端部に小孔が設けられていて、同部位での基布の破れが抑制されている。
【００３２】
また、上記実施形態においては、エアバッグ本体１１の中間非膨張部１１ｅに長孔１１ｅ１，１１ｅ２，１１ｅ３を設けることにより伸長可能部Ｓ１を構成して実施したが、図６、図７または図８に示したように、エアバッグ本体１１の前方に一体的に形成したテンションベルト部（上記実施形態のテンションクロス１２に相当するもの）１１ｈに、長孔１１ｈ１，１１ｈ２，１１ｈ３を設けることにより伸長可能部Ｓ３を構成して実施することも可能である。これらの実施形態では、前席用膨張部１１ｃと後席用膨張部１１ｄの相対的な位置関係を維持した状態にて伸長可能部Ｓ３による伸長作用を得ることが可能である。
【００３３】
なお、図７に示した実施形態においては、エアバッグ本体１１の中間非膨張部１１ｅに伸長可能部Ｓ１が設けられている。また、図８に示した実施形態においては、エアバッグ本体１１の後方に一体的に形成したテンションベルト部１１ｉに、長孔１１ｉ１（エアバッグ本体１１の下端にまで延びて開かれている）を設けることにより伸長可能部Ｓ４が設けられている。
【００３４】
また、上記実施形態においては、前後二列シートの車両用頭部保護エアバッグ装置に採用されるエアバッグ本体１１に本発明を実施したが、図９に示したように、前後三列シート（後席が前後二列であるシート）の車両用頭部保護エアバッグ装置に採用されるエアバッグ本体１１１にも本発明は同様に実施することが可能である。
【００３５】
図９に示した実施形態においては、エアバッグ本体１１１の前方の中間非膨張部１１１ｅ（前席用膨張部１１１ｃと前方の後席用膨張部１１１ｄ１間の非膨張部）に長孔１１１ｅ１を設けることにより伸長可能部Ｓ１１が構成され、エアバッグ本体１１１の後方の中間非膨張部１１１ｊ（前方の後席用膨張部１１１ｄ１と後方の後席用膨張部１１１ｄ２間の非膨張部）に長孔１１１ｊ１，１１１ｊ２，１１１ｊ３を設けることにより伸長可能部Ｓ１２が構成されている。なお、エアバッグ本体１１１の他の構成は、前方にテンションベルト部１１１ｈを有することを除いて、図２に示したエアバッグ本体１１の構成と実質的に同じであるため、１００番台の類似符号を付して説明は省略する。
【００３６】
また、上記実施形態においては、エアバッグ本体１１の中間非膨張部１１ｅに上下方向に延びる３個の長孔１１ｅ１，１１ｅ２，１１ｅ３を設けることにより伸長可能部Ｓ１を構成して実施したが、図１０に示したように、エアバッグ本体１１の中間非膨張部１１ｅに上下方向に延びる１６個の長孔１１ｅ１〜１１ｅ１６と前後方向に延びる１個の長孔１１ｅ１７を設けることにより伸長可能部Ｓ１を構成して実施することも可能である。
【００３７】
また、上記実施形態においては、エアバッグ本体１１の中間非膨張部１１ｅに上下方向に延びる３個の長孔１１ｅ１，１１ｅ２，１１ｅ３を設けることにより伸長可能部Ｓ１を構成して実施したが、図１１に示したように、エアバッグ本体１１を袋織りする際に、中間非膨張部１１ｅを上底に比して下底が長い台形形状に形成し、前席用膨張部１１ｃを前上がり形状に形成し、後席用膨張部１１ｄを後上がり形状に形成して、エアバッグ本体１１が折り畳まれた状態にて前後両端部を下方に折り曲げられて、図３に示したように、ルーフサイドレール３１に沿って収納された状態では、中間非膨張部１１ｅの基布が車両前後方向に弛みを有して伸長可能な伸長可能部Ｓ１となり、その弛み代がエアバッグ本体１１の上方から下方に行くにつれて大きくなるようにして実施することも可能である。
【００３８】
図１１に示した実施形態においては、エアバッグ本体１１がルーフサイドレール３１に沿って収納された状態（エアバッグ本体１１の非膨張展開状態）にて車両前後方向に弛みを有する中間非膨張部１１ｅの基布で伸長可能部Ｓ１を構成したため、エアバッグ本体１１における中間非膨張部１１ｅの基布形状を変更することで伸長可能部Ｓ１を簡便に生産することが可能である。また、中間非膨張部１１ｅの基布の弛み代がエアバッグ本体１１の上方から下方に行くにつれて大きくなるため、エアバッグ本体１１の膨張展開時に前後方向に最も移動しやすいエアバッグ本体１１の下端における伸長作用を十分に得ることが可能である。
【００３９】
また、上記実施形態においては、エアバッグ本体１１が平面的に袋織りされた後に所定形状に裁断されることを経て作られているが、平織りした二枚の基布を縫製または接着（熱溶着）した後に所定形状に裁断すること（または所定形状に裁断した後に縫製または接着すること）を経てエアバッグ本体が作られるようにして実施することも可能である。
【００４０】
また、上記実施形態においては、エアバッグ本体１１に形成されるガス導入部１１ａがエアバッグ本体１１の中間部に設けられる頭部保護エアバッグ装置に本発明を実施したが、エアバッグ本体に形成されるガス導入部がエアバッグ本体の後端部または前端部に設けられる頭部保護エアバッグ装置にも本発明は同様に実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による頭部保護エアバッグ装置の一実施形態を概略的に示すエアバッグの膨張展開時における側面図である。
【図２】図１に示したエアバッグ単体の非膨張展開時における側面図である。
【図３】図１に示したエアバッグが収納されている状態の側面図である。
【図４】図３の４−４線に沿った拡大断面図である。
【図５】エアバッグ本体の第１変形実施形態を示す図２相当の側面図である。
【図６】エアバッグ本体の第２変形実施形態を示す図２相当の側面図である。
【図７】エアバッグ本体の第３変形実施形態を示す図２相当の側面図である。
【図８】エアバッグ本体の第４変形実施形態を示す図２相当の側面図である。
【図９】エアバッグ本体の第５変形実施形態を示す図２相当の側面図である。
【図１０】エアバッグ本体の第６変形実施形態を示す図２相当の側面図である。
【図１１】エアバッグ本体の第７変形実施形態を示す図２相当の側面図である。
【図１２】本発明を実施していない実施形態の図１相当の側面図である。
【符号の説明】
１０…エアバッグ、１１…エアバッグ本体、１１ａ…ガス導入部、１１ｂ…ガス連通路、１１ｃ…前席用膨張部、１１ｄ…後席用膨張部、１１ｅ…中間非膨張部、１１ｅ１，１１ｅ２，１１ｅ３…長孔、１１ｆ…前端非膨張部、１１ｇ…取付片部、１２…テンションクロス、２１…ディフューザ、２２…インフレータ、３１…ルーフサイドレール、３２…Ａピラー、３３…Ｂピラー、４１…ルーフヘッドライニング、４２…Ａピラーガーニッシュ、Ｓ１…伸長可能部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a head protection airbag device mounted on a vehicle, and in particular, an airbag body that is stored along a roof side rail in a folded state is front and rear seats with an intermediate non-inflatable portion interposed therebetween. The inflatable portion for the rear seat and the inflatable portion for the rear seat, and a communication passage for communicating the upper end portions of the two inflatable portions are provided above the intermediate non-inflatable portion. The present invention relates to a head protecting airbag device that protects the head of an occupant by inflating and deploying in a curtain shape downward with a gas supplied to a rear portion and the rear seat inflating portion.
[0002]
[Prior art]
This type of head protection airbag device is disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-6749. In the head protection airbag device of the same publication, the head protection airbag device is stored along the roof side rail in a folded state. The airbag main body has a front seat inflatable portion and a rear seat inflatable portion, and has a communication passage that communicates the upper end portions of both the inflatable portions with the front seat inflatable portion and the rear seat inflatable portion. An airbag bag body having a substantially rectangular cutout at an intermediate portion therebetween, and a thin cloth that is fixed corresponding to the cutout of the airbag bag body to form an intermediate non-inflatable portion.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional head protection airbag device described above, the front seat inflating portion and the rear seat inflating portion of the airbag main body are inflated when the front seat inflating portion and the rear seat inflating portion are inflated. The length of each shrinks. For this reason, the front seat inflating portion and the rear seat inflating portion are attracted via the intermediate non-inflating portion, and at least one of the front seat inflating portion and the rear seat inflating portion moves in the front-rear direction from the intended position. Therefore, there is a risk that the intended protected area cannot be secured. In addition, it is possible to secure the desired protection area by enlarging the inflatable part for the front seat and the inflatable part for the rear seat of the airbag body. Therefore, it is necessary to increase the size of the inflator, which causes various problems.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to cope with the above-described problems, the present invention provides a head protection airbag device of the above- described type, in which the front seat inflatable portion and the rear seat inflatable portion are inflated and deployed on the base fabric of the intermediate non-inflatable portion. Along with this , a long hole or slit (hereinafter also referred to as “extendable part”) extending in the vehicle vertical direction for increasing the length of the intermediate non-expandable part in the vehicle front-rear direction is provided (hereinafter also referred to as “extendable part”). The invention according to claim 1 is characterized .
[0005]
In the case of this, the length that at least one hole or slit is open extends to the lower end of the airbag body (the invention according to claim 2) is desirable.
[0008]
[Operation and effect of the invention]
In the head protection airbag device according to the present invention (the invention according to claim 1), the intermediate non-inflatable part is attached to the base cloth of the intermediate non-inflatable part as the front seat inflating part and the rear seat inflating part are expanded . A long hole or slit (the extendable portion) extending in the vehicle up-down direction for increasing the length in the vehicle front-rear direction is provided. Thus, by inflating portion for a rear seat and the front seat inflating portion of the airbag body is inflated during inflation and deployment, even shrunk each vehicle longitudinal length of the front seat inflating portion and the rear seat inflating portion, the intermediate By increasing the length of the non-inflatable portion in the vehicle front-rear direction, movement of the front seat inflatable portion and the rear seat inflatable portion from the intended positions is suppressed. Therefore, it is possible to secure an intended protection area without increasing the size of the front seat inflating portion and the rear seat inflating portion. In addition, since the extendable portion is configured by providing a long hole or slit extending in the vehicle vertical direction, it is possible to easily produce the extendable portion by effectively utilizing the base fabric of the airbag body. It is.
[0009]
In addition, since the pre-Symbol extendable portion is provided in an intermediate non-inflatable portion or broad area of general area of the airbag body, it is possible to obtain a sufficient elongation action by extendable portions, the front seat It is possible to sufficiently suppress the movement in the vehicle front-rear direction from the intended position of the inflating part for the rear seat and the inflating part for the rear seat. Further, since the extendable part is provided in the intermediate non-inflatable part between the front seat inflating part and the rear seat inflating part, the extension action by the extendable part is applied to the front seat inflating part and the rear seat inflating part. It is possible to give a good balance.
[0012]
In the head protection airbag device according to the present invention (the invention according to claim 2 ), since at least one of the long hole or the slit extends to the lower end of the airbag body, It is possible to sufficiently obtain the extending action by the extendable portion at the lower end of the airbag main body that is most easily moved in the front-rear direction during inflation and deployment.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. 1 to 4 show an embodiment in which the present invention is implemented in a head protection airbag device for a passenger vehicle system vehicle. The head protection airbag device of this embodiment is provided at a side portion in a vehicle interior. An airbag 10 that inflates and deploys in a curtain shape to protect the head of the front seat occupant and the head of the rear seat occupant (both not shown), and an inflator 22 that supplies gas to the airbag 10 through the diffuser 21 are provided. Yes. The airbag 10 includes an airbag main body 11 having an inflating portion and a non-inflating portion, and a tension cloth 12 assembled to the front end portion of the airbag main body 11 and having no inflating portion.
[0017]
The air bag body 11 is formed by bag weaving so that the weave direction is front and rear and up and down, and the surface is coated with an airtight holding, and the gas introduction provided in the middle part in the longitudinal direction (front and rear direction) A portion 11a, a gas communication passage 11b extending in the front-rear direction below the portion 11a, a front seat expansion portion 11c and a rear seat expansion portion 11d whose upper ends communicate with each other through the gas communication passage 11b, and intermediate non-expansion It has a portion 11e, a front end non-expandable portion 11f, and a plurality of attachment piece portions 11g. Each attachment piece 11g is provided with an attachment hole 11g1 to the roof side rail 31.
[0018]
The front seat expansion portion 11c protects the head of an occupant seated in the front seat (the seat disposed corresponding to the B pillar 33), and includes a plurality of expansion chambers (FIG. 1) extending in the vertical direction. And the cell shown in FIG. On the other hand, the rear seat inflating portion 11d protects the head of the occupant seated in the rear seat, and has a plurality of expansion chambers (see the cells shown in FIGS. 1 and 2) extending in the vertical direction. Yes.
[0019]
The intermediate non-inflatable portion 11e is formed between the front seat inflatable portion 11c and the rear seat inflatable portion 11d and is sandwiched in the front-rear direction, and the gas communication passage 11b passes therethrough. The intermediate non-inflatable portion 11e is provided with three long holes 11e1, 11e2, and 11e3 extending in the vehicle vertical direction. The central long hole 11e2 extends to the lower end of the airbag body 11 and is opened. Yes. Thus, the elongated hole forming portion of the intermediate non-inflatable portion 11e is an expandable portion S1 that can be extended in the vehicle front-rear direction in accordance with the expansion and deployment of the front seat expansion portion 11c and the rear seat expansion portion 11d.
[0020]
The tension cloth 12 is formed in a triangular shape (the shape can be changed as appropriate) by a non-coated woven fabric (a base fabric having no inflatable portion) that is thinner and cheaper than the constituent fabric of the airbag body 11, and has a rear end portion 12a. Is sewn to the front end non-inflatable portion 11f of the airbag main body 11, and is assembled to the A pillar 32 through a mounting hole 12b1 provided in the front end portion 12b (see FIG. 1).
[0021]
In the airbag 10 described above, as shown in FIGS. 3 and 4, the airbag body 11 is folded in a bellows shape in the vertical direction, and the side peripheral edge portions of the roof side rail 31 and the roof head lining 41. Is housed along the roof side rail 31 in a space formed between the two. Further, as shown in FIG. 3, the tension cloth 12 is folded in a bellows shape in a space formed between the A pillar 32 and the A pillar garnish 42 that is assembled and covered with the A pillar 32. It is accommodated along the pillar 32. The airbag body 11 and the tension cloth 12 that are folded in a bellows shape are held by a sock 14 (see FIG. 4) that is broken by the inflation and deployment of the airbag 10.
[0022]
As shown in FIGS. 1 and 3, the diffuser 21 is formed in a substantially cylindrical shape with a closed tip and is substantially linear, and is connected to the male screw portion 22 b provided in the gas injection port 22 a of the inflator 22 at the base end. A pair of front and rear gases that are hermetically and coaxially connected and fixed by a female thread portion (nut portion) 21a provided at the (rear end) and scattered along the longitudinal direction on the lower peripheral wall of the front end portion 21b. Supply holes 21b1 and 21b2 are provided.
[0023]
Further, the diffuser 21 has its front end portion 21b inserted into the gas introduction portion 11a of the airbag main body 11 so that the openings of the pair of front and rear gas supply holes 21b1 and 21b2 are located downward. The gas introduction portion 11a is airtightly assembled to the opening end portion of the gas introduction portion 11a using a fastening band 23.
[0024]
The inflator 22 is operated when a vehicle crashes or rolls over (this state is detected by a sensor not shown in the figure) and jets and supplies gas toward the airbag body 11. (Both not shown) can be assembled to the roof side rail 31. The inflator 22 is disposed in the front-rear direction along the roof side rail 31 above the airbag body 11 at the center in the front-rear direction of the vehicle, and is covered with a roof head lining 41.
[0025]
In the airbag apparatus according to this embodiment configured as described above, the airbag body 11 and the tension cloth 12 are normally folded in a multiple manner in the vertical direction so that the sock 14 (see FIG. 4) can be broken compactly. In the accommodated state, as shown in FIG. 3, it is accommodated along the A pillar 32 and the roof side rail 31, and is covered with the A pillar garnish 42 and the roof head lining 41.
[0026]
Further, when the inflator 22 operates when the acceleration detected by a corresponding sensor (not shown) exceeds a set value in the event of an abnormality such as a side collision of a vehicle or a rollover, the airbag 10 is folded and stored. Gas is supplied from the inflator 22 to the gas communication passage 11b of the airbag body 11 through the gas supply holes 21b1 and 21b2 of the diffuser 21, and this gas is distributed and supplied toward the front portion and the rear portion of the gas communication passage 11b. For this reason, as shown in FIG. 1, as the front and rear inflating portions 11b and 11c of the air bag body 11 are inflated and deployed by the supply gas, the entire air bag 10 is deployed at the side of the vehicle interior. It expands and deploys in the form of a curtain, protecting the head of the front passenger and the head of the rear passenger.
[0027]
Incidentally, in this embodiment, the intermediate non-inflatable portion 11e of the airbag body 11 is provided with an extendable portion S1 that can be extended in the vehicle front-rear direction in accordance with the inflating and deploying of the front seat inflating portion 11c and the rear seat inflating portion 11d. Provided. For this reason, the front seat inflating portion 11c and the rear seat inflating portion 11d of the airbag body 11 are inflated at the time of inflating and deploying, so that the front seat inflating portion 11c and the rear seat inflating portion 11d are in the vehicle longitudinal direction and the vehicle vertical direction. Even if the length of each of the airbags 11 is reduced, the extendable portion S1 of the airbag main body 11 is extended as shown in FIG. It is suppressed.
[0028]
Therefore, it is possible to secure a desired protection area without increasing the size of the rear seat expansion portion 11d. When the extendable portion S1 is not provided in the airbag body 11, as shown in FIG. 12, the front seat inflating portion 11c and the rear seat inflating portion 11d of the airbag body 11 are inflated when inflated and deployed. As a result, the lengths of the front seat inflating portion 11c and the rear seat inflating portion 11d in the vehicle front-rear direction and the vehicle up-down direction are reduced, respectively. There is a risk that the vehicle will move forward from the vehicle to the front and the desired protection area cannot be secured.
[0029]
Moreover, in this embodiment, since the extendable part S1 is provided in the intermediate non-inflatable part 11e of the airbag body 11, that is, generally in a wide area, it is possible to sufficiently obtain the extension action by the extendable part S1. It is possible to sufficiently suppress the movement of the front seat inflating portion 11c and the rear seat inflating portion 11d from the intended positions in the vehicle front-rear direction. In addition, since the extendable part S1 is provided in the intermediate non-inflatable part 11e between the front seat inflating part 11c and the rear seat inflating part 11d, the extension action by the extendable part S1 can be performed with the front seat inflating part 11c. It is possible to give to the seat inflating part 11d in a well-balanced manner.
[0030]
Moreover, in this embodiment, since the extendable part S1 is configured by providing a plurality of elongated holes 11e1, 11e2, 11e3 extending in the vehicle vertical direction on the base fabric of the airbag body 11, the airbag body 11 It is possible to easily produce the stretchable part S1 by effectively utilizing the base fabric. Further, since the long hole 11e2 extends to the lower end of the airbag body 11, the elongated hole 11e2 extends by the extendable portion S1 at the lower end of the airbag body 11 that is most movable in the front-rear direction when the airbag body 11 is inflated and deployed. It is possible to obtain a sufficient effect.
[0031]
In the above embodiment, the elongated non-inflatable portion 11e of the airbag body 11 is provided with the elongated holes 11e1, 11e2, and 11e3 to configure the extendable portion S1, but as shown in FIG. Instead of 11e1, 11e2, 11e3, it is also possible to configure and implement the extendable part S2 by providing slits 11e11, 11e12, 11e13. In the embodiment of FIG. 5, small holes are provided in the closed end portions of the slits 11e11, 11e12, 11e13, and the base fabric is prevented from being broken at the same portion.
[0032]
In the above embodiment, the elongated non-inflatable portion 11e of the airbag body 11 is provided with the elongated holes 11e1, 11e2, and 11e3 to configure the extendable portion S1. However, FIG. 6, FIG. 7, or FIG. As shown in Fig. 5, the tension belt portion 11h (corresponding to the tension cloth 12 of the above embodiment) 11h formed integrally in front of the airbag body 11 can be extended by providing the long holes 11h1, 11h2, 11h3. It is also possible to configure and implement part S3. In these embodiments, it is possible to obtain the extending action by the extendable portion S3 while maintaining the relative positional relationship between the front seat inflating portion 11c and the rear seat inflating portion 11d.
[0033]
In the embodiment shown in FIG. 7, the expandable portion S <b> 1 is provided in the intermediate non-inflatable portion 11 e of the airbag body 11. Further, in the embodiment shown in FIG. 8, a long hole 11i1 (extending to the lower end of the airbag main body 11 is opened) is formed in the tension belt portion 11i integrally formed at the rear of the airbag main body 11. By providing, an extendable part S4 is provided.
[0034]
Moreover, in the said embodiment, although this invention was implemented to the airbag main body 11 employ | adopted for the vehicle head protection airbag apparatus of the front and rear two rows seat, as shown in FIG. The present invention can be similarly applied to the airbag main body 111 employed in the vehicle head protection airbag device in which the rear seats are two rows in the front-rear direction.
[0035]
In the embodiment shown in FIG. 9, a long hole 111e1 is provided in an intermediate non-inflatable portion 111e in front of the airbag body 111 (non-inflatable portion between the front seat inflatable portion 111c and the front rear seat inflatable portion 111d1). Thus, the extendable portion S11 is configured, and a long hole 111j1 is formed in the intermediate non-inflatable portion 111j at the rear of the airbag body 111 (the non-inflatable portion between the front rear seat inflatable portion 111d1 and the rear rear seat inflatable portion 111d2). , 111j2 and 111j3 are provided as an extendable part S12. The other configuration of the airbag body 111 is substantially the same as the configuration of the airbag body 11 shown in FIG. 2 except that the tension belt portion 111h is provided on the front side. The description is omitted.
[0036]
Moreover, in the said embodiment, although the elongate part S1 was comprised and provided by providing the three long holes 11e1, 11e2, and 11e3 extended to an up-down direction in the intermediate | middle non-inflatable part 11e of the airbag main body 11, although it implemented, As shown in FIG. 10, the expandable portion S1 is formed by providing 16 long holes 11e1 to 11e16 extending in the vertical direction and one long hole 11e17 extending in the front-rear direction in the intermediate non-inflatable portion 11e of the airbag body 11. It is also possible to configure and implement.
[0037]
Moreover, in the said embodiment, although the elongate part S1 was comprised and provided by providing the three long holes 11e1, 11e2, and 11e3 extended to an up-down direction in the intermediate | middle non-inflatable part 11e of the airbag main body 11, although it implemented, 11, when the airbag body 11 is woven, the intermediate non-inflatable portion 11e is formed in a trapezoidal shape with a lower bottom compared to the upper bottom, and the front seat inflatable portion 11c has a front-up shape. The rear seat inflating portion 11d is formed in a rear-upward shape, and both the front and rear ends are folded downward in a state where the airbag body 11 is folded, as shown in FIG. In the state of being stored along the rail 31, the base fabric of the intermediate non-inflatable portion 11 e becomes a stretchable portion S 1 that has a slack in the vehicle front-rear direction and can be extended, and the slack allowance is downward from above the airbag body 11. As you go to It is also possible to carry out by increasing so as to.
[0038]
In the embodiment shown in FIG. 11, an intermediate non-inflatable portion having a slack in the vehicle front-rear direction when the airbag body 11 is housed along the roof side rail 31 (the airbag body 11 is in a non-inflated and deployed state). Since the extensible part S1 is configured with the base fabric 11e, the extensible part S1 can be easily produced by changing the base fabric shape of the intermediate non-inflatable part 11e in the airbag body 11. Further, since the slack margin of the base fabric of the intermediate non-inflatable portion 11e increases from the upper side of the airbag body 11 to the lower side, the lower end of the airbag body 11 that is most easily moved in the front-rear direction when the airbag body 11 is inflated and deployed. It is possible to obtain a sufficient elongation effect in.
[0039]
Further, in the above embodiment, the airbag body 11 is made through a bag weaving in a plane and then cut into a predetermined shape. However, two plain woven base fabrics are sewn or bonded (thermal welding). ) And then cutting into a predetermined shape (or sewing or adhering after cutting into a predetermined shape) so that the airbag body is made.
[0040]
Moreover, in the said embodiment, although the gas introduction part 11a formed in the airbag main body 11 implemented this invention in the head protection airbag apparatus provided in the intermediate part of the airbag main body 11, it forms in an airbag main body. The present invention can be similarly applied to a head protection airbag device in which the gas introduction portion to be provided is provided at the rear end portion or the front end portion of the airbag body.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of an airbag inflating and deploying schematically showing an embodiment of a head protecting airbag device according to the present invention.
2 is a side view of the airbag shown in FIG. 1 when it is not inflated and deployed. FIG.
FIG. 3 is a side view showing a state in which the airbag shown in FIG. 1 is stored.
4 is an enlarged cross-sectional view taken along line 4-4 of FIG.
FIG. 5 is a side view corresponding to FIG. 2 showing a first modified embodiment of the airbag body.
FIG. 6 is a side view corresponding to FIG. 2 showing a second modified embodiment of the airbag body.
FIG. 7 is a side view corresponding to FIG. 2 and showing a third modified embodiment of the airbag body.
FIG. 8 is a side view corresponding to FIG. 2, showing a fourth modified embodiment of the airbag body.
FIG. 9 is a side view corresponding to FIG. 2 and showing a fifth modified embodiment of the airbag body.
FIG. 10 is a side view corresponding to FIG. 2 and showing a sixth modified embodiment of the airbag body.
FIG. 11 is a side view corresponding to FIG. 2 showing a seventh modified embodiment of the airbag body.
FIG. 12 is a side view corresponding to FIG. 1 of an embodiment not carrying out the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Air bag, 11 ... Air bag main body, 11a ... Gas introduction part, 11b ... Gas communication path, 11c ... Front seat inflating part, 11d ... Rear seat inflating part, 11e ... Middle non-inflating part, 11e1, 11e2, 11e3 ... long hole, 11f ... front end non-inflatable part, 11g ... mounting piece part, 12 ... tension cross, 21 ... diffuser, 22 ... inflator, 31 ... roof side rail, 32 ... A pillar, 33 ... B pillar, 41 ... roof Head lining, 42 ... A pillar garnish, S1 ... extensible part.

Claims

折り畳まれた状態でルーフサイドレールに沿って収納されるエアバッグ本体が、中間非膨張部を挟んで前後に前席用膨張部と後席用膨張部を有するとともに、これら両膨張部の上端部を連通させる連通路を前記中間非膨張部の上方に有してなり、インフレータから前記連通路を通して前記前席用膨張部と前記後席用膨張部に供給されるガスにより下方に向けてカーテン状に膨張展開することによって、乗員の頭部を保護するようにした頭部保護エアバッグ装置において、
前記中間非膨張部の基布に、前記前席用膨張部と前記後席用膨張部の膨張展開に伴って前記中間非膨張部の車両前後方向の長さを長くするための車両上下方向に延びる長孔またはスリットを設けたことを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。The airbag body housed along the roof side rail in a folded state has a front seat inflatable portion and a rear seat inflatable portion on both sides of the intermediate non-inflatable portion, and upper end portions of both the inflatable portions. A communication path that communicates with the front non-expanding section through the communication path from the inflator to the front seat expansion section and the rear seat expansion section in the form of a curtain. In the head protection airbag device adapted to protect the occupant's head by inflating and deploying to
In the vehicle up-down direction for increasing the length of the intermediate non-inflatable portion in the vehicle front-rear direction with the expansion of the front seat inflatable portion and the rear seat inflatable portion on the base cloth of the intermediate non-inflatable portion A head protecting airbag device, characterized in that an elongated hole or slit is provided .

請求項１に記載の頭部保護エアバッグ装置において、前記長孔またはスリットの少なくとも一つは前記エアバッグ本体の下端にまで延びて開かれていることを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。2. The head protection airbag device according to claim 1 , wherein at least one of the long hole or the slit extends to a lower end of the airbag body.