JP3905858B2 - 交点検測部材および法面補強工法 - Google Patents

交点検測部材および法面補強工法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、交点検測部材および法面補強工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特許第2855263号公報
【特許文献2】
特開2001−172981号公報
道路や造成地などの法面を補強する工法の一つに、法面に金網などの網状体を敷設した後、この網状体上に鉄筋および法枠形成用枠体を格子状に敷設し、この格子状鉄筋および法枠形成用枠体にモルタルまたはコンクリートを吹き付けてモルタルまたはコンクリートよりなる表面が例えばカマボコ形状に湾曲した格子状法枠を形成する法枠工法(前記特許文献1参照)がある。この法枠工法は、モルタルまたはコンクリートの吹き付けムラがなくなり、鉄筋のまわりに所定の被り厚を有する規格通りの寸法および強度を有するモルタルまたはコンクリートよりなる格子状法枠を容易に法面に形成することができる等の数々の利点を持っている。
【0003】
そして、本出願人は、法面をより強固に補強するため、法面にロックボルト等のアンカーを打設してアンカーの軸力を法枠に伝達し、法面表層土の崩壊を防止する、いわゆる、鉄筋挿入工を上記の法枠工法に併用した法面補強工法を提案している(前記特許文献2参照)。これは、図14に示すように、法面79に法枠形成用枠体80と鉄筋81,81とを格子状に配置して格子状枠Fを形成するとともに、その格子状枠Fの交叉する交叉部82に、型枠83と、モルタルまたはコンクリートの吹き付け時に前記交叉部82上に上面が平らな部分を形成するための交叉部枠体84とを設け、続いて、前記型枠83および交叉部枠体84を含む前記格子状枠Fにモルタルまたはコンクリートを吹き付けて前記交叉部82以外は表面が湾曲し、かつ、前記交叉部82は平坦な天端面85を持つモルタルまたはコンクリートよりなる格子状法枠Gを形成し、その後、前記型枠83によって形成されたアンカー打設位置Pに通じる穴86を介してアンカー87をその上部87aが前記穴86から突出した状態で法面79に打設し、続いて、前記アンカー87の前記上部87aに支圧板88を挿入して支圧板88を天端面85上に載置し、前記上部87aに形成されているネジにナット90を締め付けて支圧板88を固定し、法面79を補強するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、モルタルまたはコンクリートの吹き付け後に法面79にアンカー87を打設するので、縦断面積の小さい格子状法枠Gでは吊り下げ式削孔機89が格子状法枠Gに接触したりすることによる格子状法枠Gの破損の影響は大きく格子状法枠Gの品質の低下につながるおそれがある。
【0005】
また、アンカー87の打設方向によっては、支圧板88の設置面である天端面85がアンカー87の軸線と直交しないこともあり、この場合、アンカー87に挿入された状態での支圧板88および天端面85間に隙間が生じることから、アンカー87の軸力を格子状法枠Gに確実に伝達するには前記隙間を埋める必要(間詰めが必要)がある。
【0006】
また、前記交叉部枠体84は、法枠形成用枠体80と同様に、防錆加工を施した適宜太さの番線よりなり、構造が複雑であり、材料単価が高い。
【0007】
更に、アンカー87打設後にアンカー87を法面79に定着させるために、グラウトポンプ等を用いてセメントミルクを前記穴86に流し込むことから、このセメントミルクと、吹き付け材料(モルタルまたはコンクリート)と、品質管理をしない間詰めの練りモルタルとの3種の異質な材料を使用するので、縦断面積の小さい格子状法枠Gでは間詰めの練りモルタルの品質も無視できないことになる等の問題があり、手間がかかる。
【0008】
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、格子状法枠の品質を維持できるとともに、支圧板設置面とアンカー軸線が常に直交してアンカーの軸力を格子状法枠に確実に伝達できるコスト安な交点検測部材および法面補強工法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、交点部にアンカーを併用するモルタルまたはコンクリートよりなる格子状法枠を形成する際に、法枠交点部の吹付け目安となる交点検測部材であって、支圧板を設置するための法枠頂部の整形範囲を示す検測体と、前記整形範囲の中央に位置するよう前記検測体と一体化され、アンカーに取付可能な取付体を有することを特徴とする交点検測部材を提供する。
【0010】
本願の請求項1に係る発明の交点検測部材をアンカーに取付ることにより、法枠交点部の吹付け目安となるためモルタルまたはコンクリートの吹付けが容易となり、また支圧板設置位置の面出しが行えるとともに、支圧板とアンカーの軸線とを必ず直交させることができる。
【0011】
また、本願の請求項2に係る発明は、取付体が筒状であり、その長さが吹付け高さと同じであることを特徴とする、請求項1に記載の交点検測部材を提供する(図6参照)。
【0012】
本願の請求項2に係る発明の交点検測部材によって、検測体の高さ位置が容易に決定する。
【0013】
また、本願の請求項3に係る発明は、取付体から下方に向けて、吹付け高さを示すスペーサ部材を設けてあることを特徴とする、請求項1に記載の交点検測部材を提供する(図7参照)。
【0014】
本願の請求項3に係る発明の交点検測部材によって、検測体の高さ位置が容易に決定する。
【0015】
更に、本願の請求項4に係る発明は、モルタルまたはコンクリートよりなる格子状法枠を形成する前に、法面に打設されたアンカーの上部に、請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材を取付けることを特徴とする法面補強工法を提供する。
【0016】
本願の請求項4に係る発明の法面補強工法では、請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材をアンカーの上部に取付けることにより、法枠交点部の吹付け目安となるためモルタルまたはコンクリートの吹付けが容易となり、また支圧板設置位置の面出しが行えるとともに、支圧板とアンカーの軸線とを必ず直交させることができる。
【0017】
また、本願の請求項5に係る発明は、モルタルまたはコンクリートよりなる格子状法枠を形成する前に、法面にアンカーを打設、該アンカーの上部に請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材を取付けることを特徴とする法面補強工法を提供する。
【0018】
本願の請求項5に係る発明の法面補強工法では、請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材をアンカーの上部に取付けることにより、法枠交点部の吹付け目安となるためモルタルまたはコンクリートの吹付けが容易となり、また支圧板設置位置の面出しが行えるとともに、支圧板とアンカーの軸線とを必ず直交させることができる。
【0019】
また、本願の請求項6に係る発明は、鉄筋を所定の高さに位置決めしながら格子状に配筋した後、モルタルまたはコンクリートを吹き付けることによって格子状法枠を形成する前に、前記鉄筋の交点部に近接するようにアンカーを打設、該アンカーの上部に請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材を取付けることを特徴とする法面補強工法を提供する。
【0020】
本願の請求項6に係る発明の法面補強工法では、鉄筋の交点部にアンカーが近接することにより、後に形成される法枠とアンカーを一体化させることができる。
【0021】
また、本願の請求項7に係る発明は、格子状に配筋された鉄筋と、鉄筋の交点部に近接するように打設されたアンカーと、該アンカーの上部に取付けられた請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材上から、モルタルまたはコンクリートを吹き付けて格子状の法枠を形成するとともに、前記交点検測部材を目安にして支圧板を設置するための法枠頂部を形成することを特徴とする法面補強工法を提供する。
【0022】
本願の請求項7に係る発明の法面補強工法では、請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材を目安にして支圧板を設置するための法枠頂部を形成することにより、支圧板設置位置の面出しが容易に行える。
【0023】
また、本願の請求項8に係る発明は、格子状に配筋された鉄筋と、鉄筋の交点部に近接するように打設されたアンカーと、該アンカーの上部に取付けられた請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材上から、モルタルまたはコンクリートが吹き付けられて形成された格子状の法枠の、前記交点検測部材を目安にして形成された支圧板を設置するための法枠頂部に、支圧板を取付けることを特徴とする法面補強工法を提供する。
【0024】
本願の請求項8に係る発明では、支圧板とアンカーの軸線が直交し、アンカーの軸力を有効に法枠に伝達可能な法面補強工法にできる。
【0025】
また、本願の請求項9に係る発明は、格子状に配筋された鉄筋と、鉄筋の交点部に近接するように打設されたアンカーと、該アンカーの上部に取付けられた請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材上から、モルタルまたはコンクリートが吹き付けられて形成された格子状の法枠内に、植生基盤を形成することを特徴とする法面補強工法を提供する。
【0026】
本願の請求項9に係る発明では、格子状の法枠内に植生基盤を形成することにより、緑化が図られ、景観的に優れた法面補強工法にできる。
【0027】
また、本願の請求項10に係る発明は、最初に法面に網体を敷設することを特徴とする請求項4〜9のいずれかに記載の法面補強工法を提供する。
【0028】
本願の請求項10に係る発明では、網体と法枠を一体化した法面補強工法にできる。
【0029】
また、本願の請求項11に係る発明は、法面に網体を敷設、鉄筋を所定の高さに位置決めしながら格子状に配筋前記鉄筋の交点部に近接するようにアンカーを打設、該アンカーの上部に請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材を取付、該交点検測部材上から、モルタルまたはコンクリートを吹き付けて格子状の法枠を形成するとともに、前記交点検測部材を目安にして支圧板を設置するための法枠頂部を形成、前記法枠頂部に支圧板を取付しかる後、格子状の法枠内に植生基盤を形成することを特徴とする法面補強工法を提供する。
【0030】
本願の請求項11に係る発明では、上記した全ての作用効果を奏する法面補強工法にできる。そして、この構成によれば、法枠が網状体と一体化して、さらに高い法面保護強度を得ることができる。即ち、法枠の形成に先立って金網等の網状体を設置すると、法面を被覆する網状体と、モルタル又はコンクリートの吹付けにより形成された法枠とが一体になる作用を得ることができ、法面の保護効果が一層高まることになる。また、格子状の法枠内に存在する網状体により、植生基盤の流亡が防止されることになる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。なお、それによってこの発明は限定されるものではない。
【0032】
図1〜図4は、格子状に配筋される鉄筋の交点部(交叉部)にアンカーを併用するモルタルまたはコンクリートよりなる格子状法枠を形成する際に、取付体が筒状である交点検測部材を用いたこの発明の第1の実施形態を示す。
【0033】
1は、法枠形成用枠体で、モルタルまたはコンクリートよりなる格子状法枠Fを形成する際の吹付け幅および吹付け高さの目安となる。法枠形成用枠体1は、所定の高さと幅とを有し、かつ、一対の脚部2,3を有する半円形状または弓状で中央部に上鉄筋4を安定して保持する安定保持部5を設けた複数の第1部材6と、これら第1部材6の脚部2,3どうしを適宜の間隔をおいて連結する第2部材7,7と、第1部材6の高さ方向中間部において前記第2部材7,7を結ぶ方向に横設されて複数本の下鉄筋8を保持する鉄筋保持部材9とからなる。
【0034】
すなわち、これら上鉄筋4、下鉄筋8を法枠形成用枠体1により法面Nからの所定の高さに位置決めしながら法面N上に上鉄筋4、下鉄筋8が格子状に配筋される。
【0035】
そして、前記枠体1と上下の前記鉄筋4、8とを法面Nに格子状に配置して格子状枠Fが形成され、この格子状枠Fのうち前記鉄筋4,8の交叉する法面N上の交叉部(交点部)Mの中央にアンカー打設用の穴10が形成されている。
【0036】
すなわち、交叉部Mでは前記鉄筋4,8が交叉している。この交叉部Mは、前記鉄筋4,8が交叉することによって形成される複数の鉄筋交点部P1 〜P9 (図3参照)を含む。そして、これら鉄筋交点部P1 〜P9 のうち、交叉部Mの中央に位置する鉄筋交点部P5 の最接近位置に前記アンカー打設用の穴10が形成されている。
なお、この発明では、交叉部Mにある鉄筋交点部の数がいくつであれ、鉄筋交点部の少なくとも1つは交叉部Mの中央に位置するよう鉄筋を格子状に配置するのが好ましく、更に、交叉部Mの中央に位置する鉄筋交点部に近接するようにアンカーを打設するのが好ましい。
【0037】
11は、アンカー打設用の穴10に設置されるアンカー(例えば、ロックボルト、ロックボルトの一類型である自穿孔アンカー、鉄筋挿入工に用いられる鉄筋)で、この実施形態では前記ロックボルトを採用している。アンカー11は、上部13にナット12に螺合する雄ネジRを有する。
【0038】
すなわち、前記アンカー打設用の穴10にアンカー11を下部側から挿入することで法面N上の鉄筋交点部P5 に近接するようにアンカー11が打設される。
【0039】
前記穴10は、法面Nを吊り下げ式削孔機14によって掘削することで、アンカー上部13の少なくとも雄ネジRが法面Nから突出する深さに形成されている。
【0040】
15は、交叉部(交点部)Mにアンカー11を併用するモルタルまたはコンクリートAよりなる格子状法枠Gを形成する際に、格子状に配筋される鉄筋の交点部P1 〜P9 をモルタルまたはコンクリートAで覆って形成される法枠交点部G”の吹付け目安となる交点検測部材であって、支圧板20を設置するための支圧板設置面である法枠頂部22の整形範囲Sを示す検測体16と、前記整形範囲Sの中央に位置するよう前記検測体16と一体化され、アンカー11の上部13に取付可能な取付体17を有する。
【0041】
この実施形態では、前記取付体17として、図4にも示すように小径の筒状体を採用している。
【0042】
検測体16は、複数本の同一形状のピン部分16a,16a,16a,16aから構成されており、この実施形態では、4本のピン部分16aよりなり、平面視十字型に配置されている。すなわち、4本のピン部分16aが取付体17の外周面から径方向外側に向かって突出配置されており、かつ、2本のピン部分16a,16a同士がそれぞれ一直線上に位置している。Lは一方の直線、M’は他方の直線である。直線L,M’の交差角度は90°である。
【0043】
前記取付体17は、軸線に沿う高さ方向の長さは短く設定されており、また、内周面にアンカー11の雄ネジRに螺合する雌ねじ18を有する。上述したように、前記整形範囲Sは、4本のピン部分16aよりなる検測体16によって平面視が例えば正方形や菱形や長方形などの矩形形状に形成され、かつ、この矩形の対角線上に直線L,M’が一致している。すなわち、前記整形範囲Sは、取付体17を中心部に持ち、直線L,M’によって形成される平面において、直線L,Mを対角線とする矩形形状の内側の領域である。
【0044】
そして、検測体16は、アンカー上部13の雄ネジRに取付体17の雌ねじ18を螺合させることにより所定の高さの位置に配置され、交点検測部材15上から、モルタルまたはコンクリートAを吹き付けて、格子状の法枠Gを形成するとともに、前記交点検測部材15を目安にして支圧板20を設置するための法枠頂部22が形成されることになる。格子状の法枠Gは、交叉部Mに位置する法枠交点部G”およびこれ以外の位置に形成される法枠交点部G’より構成される。
【0045】
すなわち、前記支圧板20は、前記交点検測部材15を目安にして形成される法枠頂部22に配置されるもので、整形範囲S以下の面積を有する平面視矩形の形状をなす。前記支圧板20は、この実施形態では鉄板よりなる。支圧板20は、アンカー11に挿通可能な孔21を中央に有する。
【0046】
前記法枠頂部22には支圧板20が設置される。法枠頂部22は、アンカー上部13の所定の高さの位置に取り付けられた交点検測部材15の検測体16の高さより若干高い位置までピン部分16a,16a,16a,16aおよび取付体17を覆うようモルタルまたはコンクリートAを吹き付けた後、検測体16を基準に形成されるものである。この場合、法枠頂部22は、モルタルまたはコンクリート硬化前に整形して形成され、整形後法枠頂部22に支圧板20を取付ける。
【0047】
すなわち、交点検測部材15上から、モルタルまたはコンクリートAが吹き付けられて形成された法枠(法枠交点部)G”の法枠頂部22に支圧板20を取付ける前に、かつ、モルタルまたはコンクリート硬化前に法枠頂部22は整形される。
【0048】
更に、この実施形態では、アンカー11の上部13に取付けられた交点検測部材15上から、モルタルまたはコンクリートAが吹き付けられて形成された、法枠交点部G”および法枠交点部G’よりなる格子状の法枠G内に、植生基盤70が形成される。
【0049】
植生基盤70を形成するにあたっては、植物種子を混合した植生基材を吹き付けてもよく、植物種子が保持された植生シートを張設する方法や、植物種子を人為的には使用せず、施工地域の表土(施工地域に存在する植生の種子や根を含む法面周辺の土)を吹付け等の手段によって層状に敷き詰める方法等を選択してもよい。植生基材や表土によって植生基盤を形成しても、植生基材や表土の流亡が格子状の法枠によって効果的に防止されることになる。そして、植生基材に混合した植物種子や植生シートに保持させた植物種子が発芽・生育することで、早期に法面の緑化が達成されることになり、植物種子を使用しない場合には、植物種子を使用する場合と比べると早期の緑化は望めないが、表土の埋土種子が発芽・生育したり、周辺から飛来した種子が格子状の法枠内に保持され、発芽・生育することにより、最終的には、周辺の景観に調和した法面緑化が達成されることになる。
【0050】
而して、予め整形された法面Nに目合いが例えば5〜6cm程度の菱形金網などの網状体30を敷設し、アンカーピン(図示せず)を適宜の間隔で法面Nに打ち込んで網状体30を法面Nに固定する。そして、この網状体30の上に、法枠形成用枠体1と鉄筋4,8と格子状に配置して格子状枠Fを形成する。
【0051】
続いて、格子状枠Fの交叉する法面N上の交叉部(交点部)Mにアンカー設置用の穴10を、アンカー上部13が法面から突出する深さに形成し、この穴10にアンカー11を下部側から挿入することで法面N上にアンカー11を打設し、打設後にアンカー11を法面Nに定着させるためにグラウトポンプ等を用いてセメントミルクを前記穴10に流し込む。
【0052】
続いて、支圧板20を設置するための法枠頂部22の整形範囲Sを示す検測体16の付いた取付体17をアンカー上部13の所定高さの位置に取り付ける。
【0053】
すなわち、交点検測部材15をアンカー11の上部13に取付けることにより、法枠交点部G”の吹付け目安となるためモルタルまたはコンクリートAの吹付けが容易となり、また支圧板設置位置の面出しが行えるとともに、支圧板20とアンカー11の軸線とを常に直交させることができる。
【0054】
また、鉄筋4,8を所定の高さに位置決めしながら格子状に配筋し、鉄筋4,8の交点部P1 〜P9 のうち、交叉部(交点部)Mの中央に位置する鉄筋交点部P5 に近接するようにアンカー11を打設し、該アンカー11の上部13に交点検測部材15を取付けるようにしたので、鉄筋4,8の交点部P5 にアンカー11が近接することにより、後に形成される法枠(法枠交点部)G”とアンカー11を一体化させることができる。
【0055】
続いて、交点検測部材15およびアンカー11を含む前記格子状枠FにモルタルまたはコンクリートAを吹き付けて、交叉部M以外は表面がカマボコ形状に湾曲した法枠(法枠交点部)G’を形成するとともに、交叉部Mにおいては、検測体16の高さ位置より若干高い位置までモルタルまたはコンクリートAを吹き付けて、モルタルまたはコンクリート硬化前に支圧板設置位置をコテ等の工具により整形し、上面に平坦な法枠頂部22を有する法枠(法枠交点部)G”を形成することができる。
【0056】
このように、交点検測部材15を目安にして支圧板20を設置するための法枠頂部22を形成するので、支圧板設置位置の面出しが容易に行える。
【0057】
続いて、支圧板20を、法枠頂部22から突出しているアンカー上部13に挿通させて支圧板20を法枠頂部22上に載置し、雄ネジRにナット12を締め付けて支圧板20を固定し、法面補強を強固にする。
【0058】
この場合、アンカー11に取り付けた検測体16で支圧板設置位置の面出しを行うので、支圧板20とアンカー11の軸線とが必ず直交することになり、アンカー11の軸力を有効に法枠頂部22を有する前記法枠(法枠交点部)G”に伝達でき、法面Nをより強固に補強することができる。
【0059】
続いて、へッドキャップ40をナット12直上の雄ネジR部分に取り付けてナット12とアンカー上部13の接続部分が錆びたりするのを防止する。
【0060】
最後に、格子状の法枠G内に植生基盤70を形成する。これにより、法面Nの緑化が図られ、景観的に優れた法面補強工法にできる。
【0061】
このように、法面Nに網体30を敷設、鉄筋4,8を所定の高さに位置決めしながら格子状に配筋前記鉄筋交点部P5 に近接するようにアンカー11を打設、該アンカー11の上部13に交点検測部材15を取付、該交点検測部材15上から、モルタルまたはコンクリートAを吹き付けて交叉部Mに形成された法枠交点部G”を含む格子状の法枠Gを形成するとともに、前記交点検測部材15を目安にして支圧板20を設置するための法枠頂部22を形成、法枠交点部G”の前記法枠頂部22に支圧板20を取付しかる後、格子状の法枠G内に植生基盤70を形成するので、格子状法枠Gの品質を維持できるとともに、法枠頂部22とアンカー軸線が常に直交してアンカー11の軸力を法枠交点部G”に確実に伝達できるコスト安な法面補強工法を提供することができる。
【0062】
図5は、交点検測部材15の取付体17’を半割り形状にして、これをアンカー上部13の所定位置に取り付け可能に構成したこの発明の第2の実施形態を示す。なお、図5において、図1〜図4で用いた符号と同一のものは同一または相当物である。
【0063】
この実施形態でも、交点検測部材15をアンカーに取付ることにより、法枠交点部の吹付け目安となるためモルタルまたはコンクリートの吹付けが容易となり、また支圧板設置位置の面出しが行えるとともに、支圧板とアンカーの軸線とを必ず直交させることができる。
【0064】
図6は、取付体17から下方に向けて、吹付け高さを示すスペーサ部材41を設けた交点検測部材15を用いたこの発明の第3の実施形態を示す。なお、図6において、図1〜図5で用いた符号と同一のものは同一または相当物である。
【0065】
この実施形態でも、交点検測部材15は、支圧板を設置するための法枠頂部の整形範囲を示す検測体16と、前記整形範囲の中央に位置するよう前記検測体16と一体化され、アンカーに取付可能な取付体17を有する。
更に、交点検測部材15は、取付体17から下方に向けて垂直に設けられた吹付け高さを示す線材としてのスペーサ部材41を有する。スペーサ部材41の長さは吹付け高さと同じに設定されている。そして、前記スペーサ部材41の下端41aが法面に当接するよう前記アンカー上部に取付体17を取り付けた後モルタルまたはコンクリートAを吹き付ける。
【0066】
この実施形態では、吹付け高さと同じ長さに設定されており、取付体17から下方に向けて垂直に設けたスペーサ部材41を有する交点検測部材15を用いるので、スペーサ部材41の下端41aが法面に当接するまでアンカー上部に前記筒状体17を挿入するだけで、検測体16の高さ位置を容易に決定できる。
【0067】
図7は、取付体17”が筒状であり、取付体17”の軸線に沿った長さが吹付け高さと同じである交点検測部材15を用いたこの発明の第4の実施形態を示す。なお、図7において、図1〜図6で用いた符号と同一のものは同一または相当物である。
【0068】
この実施形態でも、交点検測部材15は、支圧板を設置するための法枠頂部の整形範囲を示す検測体16と、前記整形範囲の中央に位置するよう前記検測体16と一体化され、アンカーに取付可能な取付体17”を有する。
更に、取付体17”は、前記取付体17,17’の高さよりも遙に高い高さを有し、検測体16を上端43aに有する。
そして、取付体17”の下端17a”が法面Nに当接するまで、法面Nから突出している前記アンカー上部に前記筒状体17”を挿入した後モルタルまたはコンクリートを吹き付けるよう構成される。
【0069】
この実施形態では、軸線に沿った長さが吹付け高さと同じである筒状の取付体17”を用いたので、取付体17”の下端17a”が法面Nに当接するまで前記アンカー上部に前記筒状体17”を挿入するだけで検測体16の高さ位置を容易に決定できる。
【0070】
図8は、取付体17を中心部に持ち、直線L,M’によって形成される平面において、直線L,M’を対角線とせずに対向する辺の中央に直線LおよびM’がそれぞれ位置するように整形範囲Sを設定したこの発明の第5の実施形態を示す。なお、図8において、図1〜図7で用いた符号と同一のものは同一または相当物である。
【0071】
図9は、交点検測部材15を、平面視H型の検測体16と、検測体16と一体化され、法面から突出している前記アンカー上部に取り付けられる取付体17とから構成し、更に、検測体16を平面視T型の一対のピン部分16a”から構成したこの発明の第6の実施形態を示す。なお、図9において、図1〜図8で用いた符号と同一のものは同一または相当物である。
【0072】
図10は、図4に示した検測体16に直線L,M’を対角線とする矩形形状になるよう外辺に4本のピン部分16b,16b,16b,16bを加えて補強してなる検測体16’を用いたこの発明の第7の実施形態を示す。なお、図10において、図1〜図9で用いた符号と同一のものは同一または相当物である。
【0073】
図11は、ピン部分16a,16b,16cを格子状に配置して外形が平面視矩形形状になるよう交点検測部材15を構成したこの発明の第8の実施形態を示す。なお、図11において、図1〜図10で用いた符号と同一のものは同一または相当物である。
【0074】
図12は、ピン部分16d,16eを第8の実施形態のものより多数格子状に配置して外形が平面視矩形形状で、矩形の多数の格子55が形成されたネット体に交点検測部材15を構成したこの発明の第9の実施形態を示す。なお、図12において、図1〜図11で用いた符号と同一のものは同一または相当物である。
【0075】
図13は、ピン部分16d,16eを第8の実施形態のものより多数格子状に配置して外形が平面視矩形形状で、六角形の多数の格子56が形成されたネット体に交点検測部材15を構成したこの発明の第10の実施形態を示す。なお、図13において、図1〜図12で用いた符号と同一のものは同一または相当物である。
【0076】
このように、上記第3の実施形態〜第10の実施形態でも、交点部Mにアンカー13を併用するモルタルまたはコンクリートAよりなる格子状法枠Gを形成する際に、法枠交点部G”の吹付け目安となる交点検測部材であって、支圧板20を設置するための法枠頂部22の整形範囲Sを示す検測体16と、前記整形範囲Sの中央に位置するよう前記検測体16と一体化され、アンカー13に取付可能な取付体17,17’,17”を有する交点検測部材15を用いたので、該交点検測部材15をアンカー13に取付ることにより、法枠交点部G”の吹付け目安となるためモルタルまたはコンクリートAの吹付けが容易となり、また支圧板設置位置の面出しが行えるとともに、支圧板20とアンカー11の軸線とを必ず直交させることができる。
【0077】
なお、上記各実施形態では、半円形状または弓状の法枠形成用枠体1を用いたものを示したが、これに限らず、例えば三角形等種々の形状の法枠形成用枠体(例えば特許第2627264号公報参照)を用いることができる。
【0078】
【発明の効果】
この発明では、格子状法枠の品質を維持できるとともに、支圧板を設置するための法枠頂部とアンカー軸線が常に直交してアンカーの軸力を法枠交点部に確実に伝達できるコスト安な交点検測部材および法面補強工法を提供することができる。
【0079】
すなわち、モルタルまたはコンクリートの吹付け前にアンカーを打設するので、吊り下げ式削孔機が格子状法枠に接触したりして格子状法枠の品質の低下につながるおそれを解消できる。
【0080】
また、格子状枠の交叉する法面上の交叉部に位置する交点検測部材は、従来の交叉部枠体に比して簡易な構成を有するものであり、その分前記交叉部枠体に比して安価である。
【0081】
更に、アンカーに取り付けた検測体で支圧板設置位置の面出しを行うので、支圧板とアンカーの軸線とが必ず直交することになり、アンカーの軸力を有効に前記法枠に伝達でき、法面をより強固に補強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態の手順を示す全体斜視図である。
【図2】 上記第1の実施形態における要部構成説明図である。
【図3】 上記第1の実施形態における法面上の交叉部を示す図である。
【図4】 上記第1の実施形態で用いた交点検測部材およびアンカーを示す斜視図である。
【図5】 この発明の第2の実施形態で用いた交点検測部材を示す斜視図である。
【図6】 この発明の第3の実施形態で用いた交点検測部材を示す斜視図である。
【図7】 この発明の第4の実施形態で用いた交点検測部材を示す斜視図である。
【図8】 この発明の第5の実施形態で用いた交点検測部材を示す斜視図である。
【図9】 この発明の第6の実施形態で用いた交点検測部材を示す斜視図である。
【図10】 この発明の第7の実施形態で用いた交点検測部材を示す斜視図である。
【図11】 この発明の第8の実施形態で用いた交点検測部材を示す斜視図である。
【図12】 この発明の第9の実施形態で用いた交点検測部材を示す斜視図である。
【図13】 この発明の第10の実施形態で用いた交点検測部材を示す斜視図である。
【図14】 従来例の手順を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
11…アンカー、13…アンカー上部、15…交点検測部材、20…支圧板、22…法枠頂部、G”…法枠交点部、N…法面、F…格子状枠、A…モルタルまたはコンクリート、M…交点部。

Claims (11)

  1. 交点部にアンカーを併用するモルタルまたはコンクリートよりなる格子状法枠を形成する際に、法枠交点部の吹付け目安となる交点検測部材であって、支圧板を設置するための法枠頂部の整形範囲を示す検測体と、前記整形範囲の中央に位置するよう前記検測体と一体化され、アンカーに取付可能な取付体を有することを特徴とする交点検測部材。
  2. 取付体が筒状であり、その長さが吹付け高さと同じであることを特徴とする、請求項1に記載の交点検測部材。
  3. 取付体から下方に向けて、吹付け高さを示すスペーサ部材を設けてあることを特徴とする、請求項1に記載の交点検測部材。
  4. モルタルまたはコンクリートよりなる格子状法枠を形成する前に、法面に打設されたアンカーの上部に、請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材を取付けることを特徴とする法面補強工法。
  5. モルタルまたはコンクリートよりなる格子状法枠を形成する前に、法面にアンカーを打設、該アンカーの上部に請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材を取付けることを特徴とする法面補強工法。
  6. 鉄筋を所定の高さに位置決めしながら格子状に配筋した後、モルタルまたはコンクリートを吹き付けることによって格子状法枠を形成する前に、前記鉄筋の交点部に近接するようにアンカーを打設、該アンカーの上部に請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材を取付けることを特徴とする法面補強工法。
  7. 格子状に配筋された鉄筋と、鉄筋の交点部に近接するように打設されたアンカーと、該アンカーの上部に取付けられた請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材上から、モルタルまたはコンクリートを吹き付けて格子状の法枠を形成するとともに、前記交点検測部材を目安にして支圧板を設置するための法枠頂部を形成することを特徴とする法面補強工法。
  8. 格子状に配筋された鉄筋と、鉄筋の交点部に近接するように打設されたアンカーと、該アンカーの上部に取付けられた請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材上から、モルタルまたはコンクリートが吹き付けられて形成された格子状の法枠の、前記交点検測部材を目安にして形成された支圧板を設置するための法枠頂部に、支圧板を取付けることを特徴とする法面補強工法。
  9. 格子状に配筋された鉄筋と、鉄筋の交点部に近接するように打設されたアンカーと、該アンカーの上部に取付けられた請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材上から、モルタルまたはコンクリートが吹き付けられて形成された格子状の法枠内に、植生基盤を形成することを特徴とする法面補強工法。
  10. 最初に法面に網体を敷設することを特徴とする請求項4〜9のいずれかに記載の法面補強工法。
  11. 法面に網体を敷設、鉄筋を所定の高さに位置決めしながら格子状に配筋前記鉄筋の交点部に近接するようにアンカーを打設、該アンカーの上部に請求項1〜3のいずれかに記載の交点検測部材を取付、該交点検測部材上から、モルタルまたはコンクリートを吹き付けて格子状の法枠を形成するとともに、前記交点検測部材を目安にして支圧板を設置するための法枠頂部を形成、前記法枠頂部に支圧板を取付しかる後、格子状の法枠内に植生基盤を形成することを特徴とする法面補強工法。
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