JP3904276B2 - 可変減衰ダンパのアクチュエータ制御方法 - Google Patents

可変減衰ダンパのアクチュエータ制御方法 Download PDF

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステップモータを用いたアクチュエータにより弁体を駆動してダンパ装置の流路面積を変化させることにより減衰力を変化可能にした可変減衰ダンパのアクチュエータ制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のサスペンションに用いられるダンパ装置において減衰力を可変にして、乗り心地や操安性を向上するようにした減衰力可変ダンパがある。このような減衰力可変ダンパにおいて、シリンダ内に同軸的に変位可能に受容されたピストンに粘性流体通過用流路を設け、その流路断面積を変化可能に設けた弁体をアクチュエータにより駆動して、減衰力を任意に変え得るようにしたものがある。
【0003】
そのような減衰力を変更可能にした可変減衰ダンパにあっては、弁体の負荷変動(流体力など)によるステップモータの脱調対策のため、弁体を各減衰特性設定位置にて固定する必要がある。従来の可変減衰ダンパのアクチュエータにステップモータを用いたものにあっては、たとえば上記設定位置にステップモータを位置させる信号と共に、その位置に保持するための駆動電圧をかけ続けるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、弁体を各設定位置に保持するためにステップモータに駆動電圧をかけ続けることから、保持状態においても常時駆動電圧がステップモータに供給されており、それによりモータ及び駆動回路の発熱や負荷が増大し、それによる種々の不都合が生じるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決して、弁体を減衰特性設定位置に保持する際の弁体駆動用ステップモータ及び駆動回路の発熱や負荷を軽減することを実現するために、本発明に於いては、ステップモータを用いたアクチュエータにより弁体を駆動してダンパ装置の流路面積を変化させることにより減衰力を変化可能にした可変減衰ダンパのアクチュエータ制御方法であって、前記弁体に作用するトルク変動に関する情報としてのダンパのピストン速度を検出するピストン速度検出手段を有し、前記ステップモータを、前記減衰力を変える際に前記弁体を任意の減衰特性設定位置まで駆動電圧で駆動する駆動モードと、前記ダンパのピストン速度の情報のみに基づき、前記ダンパのピストン速度がしきい値を越えたと判断された場合に、前記弁体を前記減衰特性設定位置に保持するために前記駆動モードにおける駆動量より小さい駆動量となる駆動電圧を前記ステップモータにかける保持モードとにより制御するものとした。
【0006】
保持モードにより弁体を減衰特性設定位置に保持して、弁体を駆動するステップモータの脱調を防止するべく、弁体を設定位置に保持する必要があるか否かをダンパのピストン速度やばね上加速度としきい値とを比較することにより判別して、必要がある場合には保持するための駆動電圧をステップモータにかけることにより、ステップモータ及び駆動回路の発熱や負荷の増大を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面に示された具体例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0008】
図1は、本発明が適用された減衰力可変ダンパを装着した車両の要部概略レイアウト図である。図に示されるように、前後の各車輪には、図示されないばねと共に減衰力可変ダンパDMPが取り付けられている。各減衰力可変ダンパDMPには減衰力を変えるためのステップモータ8がそれぞれ設けられており、制御ユニットECUからの減衰力切り換え信号がモータドライバDRVを介して各ステップモータ8に出力され、その信号に応じて減衰力が変化するようになっている。
【0009】
また、各減衰力可変ダンパDMPの車体側(ばね上側)取り付け近傍には加速度センサGSがそれぞれ配設されている。なお、各減衰力可変ダンパDMPにとってばね上となる車体側の3カ所に加速度センサGSを取り付けて、各減衰力可変ダンパDMPの取り付け部の4点の加速度を計算により求めるようにしても良い。
【0010】
図2に、本発明が適用された減衰力可変ダンパの要部破断全体図を示す。本ダンパの構成は、同一出願人による特願平8−330546号の明細書に記載されている構成と同様であり、有底筒状のケーシング1内にダンパのシリンダ2が同軸的に受容されて固定されており、そのシリンダ2内には軸線方向に往復動自在にピストン部材3が設けられている。そのピストン部材3に同軸的に結合されたピストンロッド4が、シリンダ2から図における上方に延出している。
【0011】
ピストンロッド4の延出部分の図における上側部分には車両ボディ側に結合される皿状のブラケット5が同心的に固設されており、ケーシング1の軸線方向中間部の外周面には断面J字状の環状ブラケット6が固着されている。それら両ブラケット5・6間に圧縮コイルばね7が同軸的に介装されている。
【0012】
そして、上記ブラケット5の図における上側に取り付けられた支持ブラケット9に、ピストンロッド4の延出方向のロッド端に対向して前記したステップモータ8が固定されている。このステップモータ8の図示されない駆動軸には、ピストンロッド4内に同軸的に設けられた貫通孔内に受容された図示されないコントロールロッドの一端部が結合されている。
【0013】
シリンダ2室内はピストン部材3により軸線方向について2つの油室(オイルダンパの場合)2a・2bに分けられており、外力に応じて変位するピストン部材3内を一方の油室から他方の油室にオイルが流れることにより、減衰力を発生させるようになっている。
【0014】
次に、本発明に基づくビストン部材3の構造を図3の要部拡大断面図を参照して以下に示す。シリンダ2内に没入しているピストンロッド4の軸線方向端部にはロッドエンド10のナット形状の拡径部がねじ結合されており、そのロッドエンド10の小径円筒部に円筒形状のピストン部材3が嵌合している。ロッドエンド10の小径円筒部の先端部には止めナット11がねじ止めされており、ピストン部材3の軸線方向両端にそれぞれ配設されたカラー12を介して、ロッドエンド10の拡径部と止めナット11とにより軸線方向に挟持されてピストン部材3が固定されて、ロッドエンド10とピストン部材3とが互いに一体的に組み付けられている。
【0015】
ピストン部材3は、その軸線方向中間部の外径をシリンダ2の内径と略同一にされており、その外周面に嵌着された低摩擦材を介して、シリンダ2の内周面にに対して液密状態でかつ軸線方向に滑動自在に設けられている。ピストン部材3には、その外周面の軸線方向中間部にて開口して、ダンパの伸び縮み時のオイルの流れによりオイルを取り入れ易くするべく、互いに相反する向きに軸線に対して斜めに掘り下げられたダンパ伸び側流路13とダンパ縮み側流路14とが形成されている。
【0016】
ダンパ伸び時には、ダンパ伸び側流路13内に図の矢印Aの向きにオイルが流入し、ダンパ縮み時には、ダンパ縮み側流路14内に図の矢印Bの向きにオイルが流入するようになっている。各流路13・14は、ピストン部材3内で、入口側の共通流路を介して、それぞれ比較的小断面積の減衰力上限設定用流路13a・14aと、比較的大断面積の減衰力立ち上がり設定用流路13b・14bとに分岐している。減衰力上限設定用流路13a・14aは、軸線に対して比較的小さい傾斜角度で連通するように設けられており、それぞれピストン部材3の軸線方向端面の内周側近傍にて開口している。そして、各流出口には弾性体からなるメインバルブ15・16がそれぞれ設けられている。
【0017】
減衰力立ち上がり設定用流路13b・14bは、軸線に対して減衰力上限設定用流路13a・14aよりは大きい傾斜角度で連通するように設けられており、それぞれピストン部材3の内周面の軸線方向中央部に向かっている。ピストン部材3の内周面には、軸線方向中央側と軸線方向端側とに各一対の周方向溝が設けられており、各周方向溝の軸線方向中央側のそれぞれに各減衰力上限設定用流路13a・14aが連通している。
【0018】
ところで、ロッドエンド10の小径円筒部内には、前記したコントロールロッド17に同軸的に延長するように結合された円柱状弁体18が回動自在に受容されている。その弁体18には、その軸線方向に直列に配設されて互いに区分けされた2つの径方向貫通孔18a・18bが設けられている。それら各径方向貫通孔18a・18bは、ロッドエンド10の小径円筒状をなすスリーブ部に4つの周方向溝毎に対応する4箇所にそれぞれ直径方向に連通する各一対ずつの開口窓10a・10b及び10c・10dのコントロールロッド17側と先端側との2つずつに別々に連通するように分けられている。
【0019】
これら各径方向貫通孔18a・18bは、図4に示されるようにそれぞれ細長い長方形断面形状に形成された開口形状にて径方向に貫通しているが、それぞれの軸線方向長さは、上記したように各一対ずつの開口窓10a・10b及び10c・10dに対応して、弁体18の流路として可能な限度一杯に設定されている。その一方の径方向貫通孔18aが、減衰力立ち上がり設定用流路13bに連通し得る伸び専用流路として形成されており、他方の径方向貫通孔18bが、減衰力立ち上がり設定用流路14bに連通し得る縮み専用流路として形成されている。
【0020】
ピストン部材3内に形成された周方向溝の各軸線方向端側と連通する流路が、メインバルブ15・16に連通する流路13c・14cと、ピストン部材3の軸線方向端面の外周側近傍にてそれぞれ開口する流路13d・14dとに分岐して設けられている。各減衰力上限設定用流路13a・14aは、ピストン部材3の軸線方向両端面の各半径方向内側部分にそれぞれ開口しており、各開口を各メインバルブ15・16が開閉するように設けられている。そして、ピストン部材3の軸線方向両端面の半径方向外側部分が、メインバルブ15・16を設けられた半径方向内側部分に対して一段高くされた段差をもって形成されており、その半径方向外側部分に、流路13d・14dが開口し、各開口を選択的に開閉する弾性体からなる各サブバルブ19・20が設けられている。
【0021】
このようにして構成されたダンパにあっては、前記したように制御ユニットECUからの減衰特性切り換え信号の出力に応じて、ステップモータ8を所定角度回転させて弁体18を軸線回りに同一角度に回転させている。その弁体18の回転方向の位置変化により、ロッドエンド10のスリーブ部に設けた各開口窓10a・10b及び10c・10dとの連通路の断面積が変わるため、減衰力を任意に変更することができる。
【0022】
次に、上記ステップモータ8の駆動制御回路の要部を図5を参照して以下に示す。本駆動制御回路は、モータ駆動回路21と、ステップモータ8に対してブリッジ回路に構成された4つのパワー素子FET1〜FET4と、互いに並列に接続された駆動電圧源Vd及び保持電圧源Vhと、電圧切替回路22と、電圧切替スイッチング用に設けられた一対のパワー素子FET5・FET6とにより構成されている。
【0023】
なお、上記駆動電圧源Vdの電圧はステップモータ8を駆動するための定格駆動電圧に設定され、保持電圧源Vhの電圧はその駆動電圧よりも低い所定の電圧に設定されている。また、ステップモータ8を正転側に駆動する場合には電源側の一方のパワー素子FET1と接地側の一方のパワー素子FET4とをオン状態にし、それぞれの各他方のパワー素子FET2・FET3をオフ状態にする。逆転側に駆動する場合にはそれらのオン/オフ状態を逆にする。
【0024】
上記したように構成されたモータ駆動回路21に対する制御を図6を併せて参照して以下に示す。まず、第1ステップST1でステップモータ8を駆動するか否かの判断を行う。この判断は、別の制御フローにおける減衰特性の変更を行うか否かの判別信号による。たとえば高低2段階の減衰特性を変更可能にした可変減衰ダンパでは、低減衰特性と高減衰特性との間で設定を変更する場合である。
【0025】
減衰特性の変更が生じた場合には、第1ステップST1から第2ステップST2に進み、その第2ステップST2では、たとえば低減衰特性から高減衰特性に切り換える場合を正転とすると、逆の場合には逆転になるため、その正逆転の判別を行い、いずれか一方を選択する。
【0026】
次の第3ステップST3では、弁体18を任意の減衰特性設定位置(予め設定した所定角度)まで回動させるべく、ステップモータ8を駆動するのに必要な駆動電圧を供給する制御を行う(図7の領域D参照)。たとえば正転側に駆動する場合には、電圧切替回路22により一方のパワー素子FET5のみをオン状態にすると共に、モータ駆動回路21により一方の組み合わせの両パワー素子FET1・FET4をオン状態にする。
【0027】
第3ステップST3で所定角度駆動分だけの駆動制御を行ったら第4ステップST4に進む。その第4ステップST4では、変更された減衰特性設定位置に弁体18を保持するための保持電圧を出力する制御を行う。この場合には、電圧切替回路22により他方のパワー素子FET6のみをオン状態にするように切り換えると共に、モータ駆動回路21により他方の組み合わせの両パワー素子FET2・FET3をオン状態にする。
【0028】
上記保持電圧Vhは、駆動モード時よりも小さな駆動量として前記したように駆動電圧Vdよりも低い電圧であり、具体的には弁体18に作用する流体の圧力変化などによるトルク変動に抗してステップモータ8(弁体18)を現位置に保持するのに必要な程度の電圧値である。そして、第1ステップST1に戻るが、新たな減衰特性の変更信号が入力されるまで、第1ステップST1から第4ステップST4にジャンプするため、保持電圧Vhを出力し続け(図7の領域H1参照)、ステップモータ8の脱調を防止することができる。
【0029】
本具体例では、減衰特性の設定を変更したら、その設定位置に弁体18を止めておくために、上記保持電圧Vhをかけ続けているが、その電圧値は駆動電圧Vdよりは低いため、駆動電圧Vdをかけ続ける場合のようにモータ及び駆動回路の発熱や負荷が増大するということがない。
【0030】
また、本発明による実施の形態について以下に示す。なお、この実施の形態における駆動制御回路にあっては、前記図5の回路図において電圧切替回路22と一対のパワー素子FET5・FET6及び保持電圧電源Vhを設けない構成である。
【0031】
この制御にあっては、図8のフロー図に示されるように、前記実施の形態と同様にまず第1ステップST1でステップモータ8を駆動するか否かの判断を行い、減衰特性の変更が生じた場合には第2ステップST2で正逆転の判別を行っていずれか一方を選択し、第3ステップST3でステップモータ8を所定角度回動させるべく駆動電圧Vdを供給する制御を行う(図9の領域D参照)。
【0032】
第3ステップST3で所定角度駆動分だけの駆動制御を行ったら第4ステップST4に進むが、その第4ステップST4では、車両の本制御に必要な状態の検出を行う。その項目としては、弁体18に対するトルク変動に関する情報であり、たとえばダンパのピストン速度やモータトルクやばね上加速度である。これらは、加速度センサGSや図示されない適当なセンサなどにより検出可能である。
【0033】
そして、次の第5ステップST5で、弁体18の保持が必要か否かを判別する。この弁体18の保持とは、前記実施の形態で述べたように、弁体18に作用する流体の圧力変化などによるトルク変動に抗してステップモータ8(弁体18)を所定の位置に保持することである。すなわち、弁体18を設定位置から動かしてしまうようなトルク変動の要因となる車両の挙動を、上記各センサなどで検出した値を予め設定したしきい値などと比較して判断する。
【0034】
第5ステップST5で弁体18を設定位置から動かしてしまうような挙動が生じたと判断したら、弁体18を設定位置に保持する必要があり、その場合には第6ステップST6に進む。その第6ステップST6では、弁体18を設定位置に保持するのに必要な駆動量として、駆動モード時よりも短時間(図9の領域H2)だけステップモータ8に駆動電圧Vdと同一レベルの電圧をかけて脱調を防止する。
【0035】
第6ステップST6の次には第1ステップST1に戻るが、第5ステップST5で車両の挙動によるトルク変動が小さいと判別された場合にも第1ステップST1に戻る。そして上記フローを繰り返すが、本実施の形態では、必要に応じてステップモータ8に短時間の間だけ電圧をかけるため、前記実施の形態と同様に駆動電圧Vdをかけ続ける場合のようにモータ及び駆動回路の発熱や負荷が増大するということがない。
【0036】
【発明の効果】
このように本発明によれば、ステップモータを用いて弁体を駆動するダンパ装置において、弁体に作用するトルク変動により減衰特性の設定位置から弁体が動いてしまうことを防止することを、必要に応じてステップモータに電圧をかけるため、モータ及び駆動回路の発熱を抑制しかつ負担を減少しつつステップモータの脱調防止を行うことができ、省電力化を促進し、部品の耐久性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された減衰力可変ダンパを装着した車両の要部概略レイアウト図。
【図2】 本発明が適用された自動車用ダンパの要部破断全体図。
【図3】 ダンパのピストン部材部分を示す要部拡大断面図。
【図4】 弁体を示す要部破断斜視図。
【図5】 駆動制御回路の要部を示す図。
【図6】 参考としての制御フロー図。
【図7】 参考としての動作要領を示す図。
【図8】 本発明に基づく実施の形態の制御フロー図。
【図9】 本発明に基づく実施の形態の動作要領を示す図。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 シリンダ、2a・2b 油室
3 ピストン部材
4 ピストンロッド
5 ブラケット
6 環状ブラケット
7 圧縮コイルばね
8 アクチュエータ
9 支持ブラケット
10 ロッドエンド、10a・10b・10c・10d 開口窓
11 止めナット
12 カラー
13 ダンパ伸び側流路
14 ダンパ縮み側流路
13a・14a 減衰力上限設定用流路
13b・14b 減衰力立ち上がり設定用流路
13c・13d・14c・14d 流路
15・16 メインバルブ
17 コントロールロッド
18 弁体、18a・18b 径方向貫通孔
19・20 サブバルブ
21 駆動回路
22 電圧切替回路

Claims (2)

  1. ステップモータを用いたアクチュエータにより弁体を駆動してダンパ装置の流路面積を変化させることにより減衰力を変化可能にした可変減衰ダンパのアクチュエータ制御方法であって、
    前記弁体に作用するトルク変動に関する情報としてのダンパのピストン速度を検出するピストン速度検出手段を有し、
    前記ステップモータを、前記減衰力を変える際に前記弁体を任意の減衰特性設定位置まで駆動電圧で駆動する駆動モードと、
    前記ダンパのピストン速度の情報のみに基づき、前記ダンパのピストン速度がしきい値を越えたと判断された場合に、前記弁体を前記減衰特性設定位置に保持するために前記駆動モードにおける駆動量より小さい駆動量となる駆動電圧を前記ステップモータにかける保持モードとにより制御することを特徴とする可変減衰ダンパのアクチュエータ制御方法。
  2. ステップモータを用いたアクチュエータにより弁体を駆動してダンパ装置の流路面積を変化させることにより減衰力を変化可能にした可変減衰ダンパのアクチュエータ制御方法であって、
    前記弁体に作用するトルク変動に関する情報としてのダンパのばね上加速度を検出するばね上加速度検出手段を有し、
    前記ステップモータを、前記減衰力を変える際に前記弁体を任意の減衰特性設定位置まで駆動電圧で駆動する駆動モードと、
    前記ダンパのばね上加速度の情報のみに基づき、前記ダンパのばね上加速度がしきい値を越えたと判断された場合に前記弁体を前記減衰特性設定位置に保持するために前記駆動モードにおける駆動量より小さい駆動量となる駆動電圧を前記ステップモータにかける保持モードとにより制御することを特徴とする可変減衰ダンパのアクチュエータ制御方法。
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